JPH06215661A - 開閉器 - Google Patents

開閉器

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JPH06215661A
JPH06215661A JP2319193A JP2319193A JPH06215661A JP H06215661 A JPH06215661 A JP H06215661A JP 2319193 A JP2319193 A JP 2319193A JP 2319193 A JP2319193 A JP 2319193A JP H06215661 A JPH06215661 A JP H06215661A
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JP
Japan
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fixed contact
contact
fixed
arc
movable
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Pending
Application number
JP2319193A
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English (en)
Inventor
Sadajiro Mori
貞次郎 森
Tatsuya Hayashi
龍也 林
Yasushi Mizuno
裕史 水野
Naoki Ito
直樹 伊藤
Masahiro Ichihara
正博 市原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2319193A priority Critical patent/JPH06215661A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遮断性能を改善し、固定接点の消耗を低減
し、小形化を実現する。 【構成】 固定接触子8に形成されたコの字状の切り欠
き部8Dによって隔成された中央片8Bを、固定接点8
Aの上記固定接触子8に対する接合面を基準として、可
動接触子6側へ突出させ、上記切り欠き部8Dの側部に
隔成された側片8Eを、少なくとも一部が上記接合面を
基準として、上記可動接触子6側とは反対の方向に突出
するように形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電磁接触器と配線用
遮断器などの電流を遮断する開閉器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図20は例えば実開昭59−86615
号公報に示された従来の電磁接触器を示す部分断面図で
あり、図において、1は樹脂で形成された取り付け台、
2はこの取り付け台1上にけい素鋼板で積層された固定
鉄心、3は固定鉄心2に対向して設置され、けい素鋼板
で積層された可動鉄心、4は可動鉄心3と固定鉄心2と
を引き外しばね(図示せず)に抗して吸着させる駆動力
を付与する操作コイルである。
【0003】また、5は樹脂で成形さた角窓を有するク
ロスバーで、その下端に可動鉄心3を保持している。6
は上記クロスバー5の角窓に挿入されて押しばね7によ
り押圧保持されている可動接触子、6Aは可動接触子6
に接合された可動接点、8は可動接触子6に対向して設
けられ、電流を導通させる固定接触子、8Aはこの固定
接触子8に設けられた固定接点、8Cは同じくこの固定
接触子8の端子部である。
【0004】さらに、9は電磁接触器本体を外部回路と
接続するための端子ねじ、10は固定接触子8を取り付
けるベース、11はアークボックスである。
【0005】図21および図22は上記固定接触子8の
形状を拡大して示す図であり、これによれば、固定接触
子8にはコの字状の切り欠き部8Dが設けられ、この切
り欠き部8Dの両側に側片8Eが設けられており、この
切り欠き部8Dの固定接点8A側で、側片8Eに電気的
につながるアーク走行用の中央片8Bが切り起こして設
けられている。
【0006】次に動作について説明する。まず、この操
作コイル4を消磁すると、図示されていない引き外しば
ねにより可動鉄心3が固定鉄心2より開離し、可動接点
6Aが固定接点8Aから離れ、可動接点6Aと固定接点
8Aの間にアーク12が発生する。このアーク12は電
流零点において消弧され電流が遮断される。
【0007】ところで、図20に示された電磁接触器で
は、図21,図22に示されているように固定接触子8
の接点接合部近傍に切り欠き部8Dが設けられており、
この切り欠き部8Dの接点側から中央片8Bが切り起こ
して設けられているので、固定接触子8を流れる電流I
は、切り欠き部8Dの両側に電流I1AとI1Bに分か
れて流れ、アーク12に流入する。
【0008】これらの電流が作る磁場により電磁力がア
ーク12に作用し、このアーク12に作用する力を図2
1に矢印で示してある。これには固定接触子8を流れる
電流I1AとI1Bが作る磁場による力が、それぞれ力
F1AとF1Bで示すようにアーク12に作用し、力F
1AとF1Bの合力がF1で示してある。
【0009】また、可動接触子6を流れる電流が作る磁
場による力はF2で示されており、この図において、I
=2×I1A=2×I1Bであるから、大まかにF2=
2×F1A=2×F1Bの関係が成り立ち、F2>F1
となる。
【0010】従って、アーク12は固定接触子8に中央
片8Bの方向に駆動され、固定接点8A上のアーク12
の足は、図23に示すように中央片8B上に転移する。
アーク12がこの中央片8Bに転移すると、アーク12
は図22に示すように中央片8Bを流れる電流によって
駆動され、消弧される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の開閉器は以上の
ように構成されているので、固定接触子8の側片8Eが
接点接合面と同位置にあるため、固定接触子8の側片8
Eに流れる電流が作る磁場による逆駆動力F1が強くな
り、従って、固定接点8A上のアーク12の足が中央片
8Bに転移しにくくなり、その結果、固定接点8Aのア
ーク熱による固定接点8Aの消耗が大きくなり、またア
ーク時間が長くなるなどの問題点があった。
【0012】また、従来の開閉器では固定接触子8の側
片8Eが接点接合面と同位置にあるので、アーク12の
足が中央片8Bに転移した後、固定接触子8の側片8E
に流れる電流が作る磁場による逆駆動力が大きいため、
アーク時間が一層長くなるという問題点があった。
【0013】さらに、従来の開閉器では上記のようにア
ーク時間が長く、その結果、アークエネルギーが大きく
なるので、大電流の遮断ができず、さらにアークボック
ス11の熱損傷を低減するため、大きなアークボックス
11が必要になるなどの問題点があった。
【0014】請求項1の発明は、アークに作用する駆動
力を強化して、接点消耗の低減とアーク時間の短縮を実
現できる開閉器を得ることを目的とする。
【0015】請求項2の発明は上記のような問題点を解
消するためになされたもので、外形寸法が小さく、接点
消耗が少なく、アーク時間を短く抑えることができると
ともに、しかも小形でも大電流の遮断を実現できる開閉
器を得ることを目的とする。
【0016】請求項3の発明は、アークに対する駆動力
の増加により、アークの足の転移を早め、固定接点の消
耗をさらに低減できる開閉器を得ることを目的とする。
【0017】請求項4の発明は、アークを固定接触子の
中央片に転移し易くし、かつ固定接点の消耗をさらに一
層低減できる開閉器を得ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る開
閉器は、固定接触子に形成されたコの字状の切り欠き部
によって囲まれるように隔成された中央片を設け、上記
切り欠き部の側部に隔成された側片を、少なくとも一部
が固定接点の上記固定接触子に対する接合面を基準とし
て、上記可動接触子側とは反対の方向に突出するように
形成したものである。
【0019】請求項2の発明に係る開閉器は、固定接触
子に形成されたコの字状の切り欠き部によって隔成され
た中央片を、固定接点の上記固定接触子に対する接合面
を基準として、可動接触子側へ突出させ、上記切り欠き
部の側部に隔成された側片を、少なくとも一部が上記接
合面を基準として、上記可動接触子側とは反対の方向に
突出するように形成したものである。
【0020】請求項3の発明に係る開閉器は、固定接点
が接合され、かつ切り欠き部によって囲まれるように隔
成された中央片を、上記固定接点の接合面を基準とし
て、可動接触子側へ突出させ、上記切り欠き部の側部に
隔成された側片を、少なくとも一部が上記接合面を基準
として、上記可動接触子側とは反対の方向に突出するよ
うに形成したものである。
【0021】請求項4の発明に係る開閉器は、固定接点
が接合され、かつ上記切り欠き部によって囲まれるよう
に隔成された中央片を、固定接触子の端子部側におい
て、上記固定接点の接合面を基準として可動接触子側へ
突出させ、上記切り欠き部の側部に隔成された側片を、
少なくとも一部が上記接合面を基準として、上記可動接
触子側とは反対の方向に突出するように形成したもので
ある。
【0022】
【作用】請求項1の発明における開閉器は、アークに作
用する駆動力を強化して、接点消耗を低減するととも
に、アーク時間を短縮するようにする。
【0023】請求項2の発明における開閉器は、可動接
触子側とは反対側に突出している側片に流れる電流が作
る磁場による力の合力を固定接点部において小さくし、
従って可動接触子の可動接点との間に作られるアークの
足を迅速に中央片上に転移させ、固定接点の消耗を低減
する。
【0024】請求項3の発明における開閉器は、固定接
点が中央片に設けられるため、側片に流れる電流が固定
接点よりさらに奥深い部分に流れた後、アーク部分に流
れ込み、従って上記電流が作る磁場による力がアークに
作用し、アークの足をさらに迅速に中央片上に転移さ
せ、固定接点の消耗の低減をより効果的に行えるように
する。
【0025】請求項4の発明における開閉器は、中央片
を途中で可動接点側に突出させることで、アークの足の
中央片への転移を容易化し、固定接点の消耗をさらに一
段と効果的に抑えるようにする。
【0026】
【実施例】
実施例1.以下、請求項1の発明の一実施例を図につい
て説明する。図1において、1は樹脂で形成された取り
付け台、2はこの取り付け台1上にけい素鋼板で積層さ
れた固定鉄心、3は固定鉄心2に対向して設置されけい
素鋼板で積層された可動鉄心、4は可動鉄心3と固定鉄
心2とを引き外しばね(図示せず)に抗して吸着させる
駆動力を付与する操作コイルである。
【0027】また、5は樹脂で成形され角窓を有するク
ロスバーで、その下端には可動鉄心3を保持している。
6は上記クロスバー5の角窓に挿入されて押しばね7に
より押圧保持されている可動接触子、6Aは可動接触子
6に接合された可動接点、8は可動接触子6に対向して
設けられ、電流を導通させる固定接触子、8Aはこの固
定接触子8に設けられた固定接点、8Cは同じくこの固
定接触子8の端子部である。
【0028】さらに、9は電磁接触器本体を外部回路と
接続するための端子ねじ、10は固定接触子8を取り付
けるベース、11はアークボックスである。
【0029】図2および図3はこの実施例の要部を示
し、同図において、固定接触子8は固定接点8Aの接合
部近傍に対して、コの字状の切り欠き部8Dが設けられ
た端子部8C側が低いレベルに形成され、切り欠き部8
Dによって中央片8Bが形成されると共に、この中央片
8Bの両側に側片8Eが設けられ、側片8Eは固定接点
8Aの固定接触子8に対する接合面を基準として反可動
接点側に押し出されている。
【0030】次に動作について説明する。まず、操作コ
イル4を消磁すると図示されていない引き外しばねによ
り可動鉄心3が固定鉄心2より開離し、可動接点6Aが
固定接点8Aから離れ、可動接点6Aと固定接点8Aの
間にアーク12が発生する。このアーク12は電流零点
において消弧され電流が遮断される。
【00031】ところで図1に示された電磁接触器で
は、図2に示されているように固定接触子8の接点接合
部近傍に切り欠き部8Dが設けられており、固定接触子
8を流れる電流Iは切り欠き部8Dの両側に電流I1A
とI1Bに分かれて流れ、アーク12に流入する。
【0032】これらの電流が作る磁場により電磁力がア
ーク12に作用し、このアーク12に作用する力を図2
に矢印で示す。固定接触子8を流れる電流I1AとI1
Bが作る磁場による力がそれぞれF1AとF1Bで示し
てあり、力F1AとF1Bの合力がF1で示されてい
る。また、可動接触子6を流れる電流が作る磁場による
力はF2で示してある。
【0033】また、図21および図22に示された従来
例のところで説明したように、F2>F1であるので、
アーク12は固定接触子8のアークランナである中央片
8Bの方向に駆動され、固定接点8A上のアーク12の
足は図3に示すように中央片8B上に転移する。アーク
が中央片8Bに転移すると、アーク12は中央片8Bを
流れる電流によって駆動され消弧される。
【0034】ところで、この実施例では固定接触子8の
側片8Eが可動接触子6側とは反対方向に押し出されて
いる。従って、力F1AとF1Bが小さくなるので、ア
ークが顕著に磁気駆動される。その結果、固定接点8A
上のアーク12の足が短時間で中央片8Bに転移され、
固定接点8Aの消耗が低減されると共に、アーク時間が
短縮される。
【0035】実施例2.なお、図3では、中央片8Bを
全長に亘って平らに形成したものを示したが、図4に示
すように、固定接点8Aの固定接触子8に対する接合面
を基準として、上記可動接触子6側へ突出させるように
してもよく、上記実施例と同様に、アーク12に作用す
る駆動力が強化され、接点消耗が低減されるとともに、
アーク時間が短縮されるほか、アークエネルギーを抑え
て、小形でも大電流の遮断を実現できることになる。
【0036】実施例3.また、上記の実施例では、中央
片8Bを固定接触子8の側片8Eに平行に設けたものを
示したが、図5および図6に示すように、斜めに設けて
もよい。この場合、アーク長の伸張を抑制できる。従っ
て、アーク12が中央片8B上を走行しやすくできると
いう特徴を付与できるので、遮断性能が高められる。
【0037】実施例4.また、図5および図6の実施例
では、中央片8Bを斜めに設けたものを示したが、図7
および図8に示すように、固定接点8Aの接合面に垂直
状に設け、さらにその先方で斜めに設けてもよい。この
場合、図5および図6の実施例と比べ、固定接点8A上
のアーク12の足が中央片8Bに転移しやすくなるの
で、固定接点8Aの消耗が少ないという特徴を付与する
ことができる。さらに、アーク12の伸張が抑制される
ので、アーク12が走行しやすくなる。従って、遮断性
能が高められる。
【0038】実施例5.図9および図10は請求項3の
発明の一実施例を示す。この実施例にかかる開閉器は、
固定接点8Aを有する固定接触子8と、その固定接点8
Aに接離する可動接点6Aを有する可動接触子6とを備
えている。
【0039】また、固定接触子8には固定接点8Aの側
面まで延びるコの字状の切り欠き部8Dが設けられるこ
とによって、この切り欠き部8Dで囲まれた中央片8B
と、この中央片8Bの両側であって、固定接点8Aの接
合面より下部に折り曲げられて、水平に延びる側片8E
とが形成され、中央片8Bは上記側片8Eと電気的につ
ながっている。
【0040】つまり、固定接点8Aは上記中央片8Bの
一部に接合され、上記側片8Eの少なくとも一部分は上
記接合面を基準として、可動接点側とは反対側に押し出
されたものである。
【0041】この実施例では、固定接点8Aの側面まで
切り欠き中空部8Dが設けられているので、固定接触子
8を流れる電流Iは切り欠き部8Dの両側に電流I1A
とI1Bに分かれて流れ、アーク12に流入する。
【0042】このため、電流成分P1A〜P2Aおよび
P1B〜P2Bが作る磁場によりアーク12が受ける力
はF1となり、電流成分P1Aからアーク12までの電
流成分が作る磁場によりアーク12が受ける力はF1
A、および電流成分P1Bからアーク12までの電流成
分が作る磁場によりアーク12が受ける力F1Bの合力
がF11となる。
【0043】また、可動接触子6を流れる電流が作る磁
場によりアーク12が受ける力をF2で示している。こ
の実施例では、図1〜図8に示された実施例と比べ、F
11で示された力がアーク12に付加されるので、アー
ク12はより強力に駆動される。その結果、固定接点8
A上のアーク12の足が短時間で中央片8Bに転移され
るので、固定接点8Aの消耗が低減され、アーク時間が
短縮される。
【0044】実施例6.図11および図12は請求項3
の他の実施例を示す。これは固定接触子8の側片8E
を、固定接点8Aの位置を基準として端子部8Cの反対
側で可動接点側とは反対方向に押し出したものである。
この場合、アーク12に流れ込む電流が矢印で示すよう
に、固定接点8Aより左側の奥深いところまで流れ込ん
だ後、アーク12に流れ込むので、図9に示す実施例と
比べ力F11が大きくなる。その結果、固定接点8A上
のアーク12の足が短時間で中央片8Bに転移されるの
で、固定接点8Aの消耗が低減され、アーク時間が短縮
される。
【0045】実施例7.図13および図14は請求項4
の発明の一実施例を示す。この実施例では、図11およ
び図12に示すような固定接触子8の中央片8Bが途中
で可動接点側の高いレベルに押し出されて(突出して)
いる。従って、固定接点8A上のアーク12の足が固定
接触子8の中央片8Bに転移しやすくなるので、固定接
点8Aの消耗を一層低減することができる。
【0046】実施例8.図15および図16は請求項4
の発明の他の実施例を示す。この実施例では、固定接触
子8の中央片8Bが斜めに形成されているので、アーク
長の伸張を抑制できる。従って、アーク12が中央片8
B上を走行しやすくできるという特徴を付与できるの
で、遮断性能が高められる。
【0047】実施例9.図17および図18は請求項4
の発明の別の実施例を示す。この実施例では、中央片8
Bが固定接点8Aの接合面に垂直状に設けられ、その途
中からその先方で斜めに設けられている。この場合、図
15および図16に示す実施例と比べ、固定接点8A上
のアーク12の足が中央片8Bに転移しやすくなるの
で、固定接点8Aの消耗を抑えることができ、さらにア
ーク12の伸張が抑制されるので、アーク12が走行し
やすくなり、従って、遮断性能が高められる。
【0048】実施例10.なお、上記実施例では電磁接
触器に適用したものを示したが、例えば、配線用遮断器
のような他の開閉器にも適用できる。一例として、図4
に示す発明を配線用遮断器に適用した場合を図19に示
す。同図において、13は消弧グリッド、14は可動接
触子6の回転軸で、図示しない手動操作機構により、可
動接触子6はこの回転軸13を中心として回動する。接
点6A,8A間のアーク12は、図2および図3の場合
と同様、磁気駆動され、消弧グリッド13によって冷却
され、消弧される。
【0049】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、固定接触子に形成されたコの字状の切り欠き部によ
って囲まれるように隔成された中央片を設け、上記切り
欠き部の側部に隔成された側片を、少なくとも一部が上
記接点の上記固定接触子に対する接合面を基準として、
上記可動接触子側とは反対の方向に突出するように構成
したので、アークに作用する駆動力が強化されるので、
接点消耗の軽減されると共に、アーク時間が短縮され
る。
【0050】また、請求項2の発明によれば、固定接触
子に形成されたコの字状の切り欠き部によって隔成され
た中央片を、固定接点の上記固定接触子に対する接合面
を基準として、可動接触子側へ突出させ、上記切り欠き
部の側部に隔成された側片を、少なくとも一部が上記接
合面を基準として、上記可動接触子側とは反対の方向に
突出するように構成したので、アークの足を迅速に中央
片上に転移させることができ、アーク時間の短縮および
接点消耗の軽減が図れるものが得られる効果がある。
【0051】請求項3の発明によれば、固定接点が接合
され、かつ切り欠き部によって隔成された中央片を、上
記固定接点の接合面を基準として可動接触子側へ突出さ
せ、上記切り欠き部の側部に隔成された側片を、少なく
とも一部が上記接合面を基準として、上記可動接触子側
とは反対の方向に突出するように構成したので、アーク
の足をさらに迅速に中央片上に転移させることができ、
固定接点の消耗をより十分に軽減できるものが得られる
効果がある。
【0052】さらに、請求項4の発明によれば、固定接
点が接合され、かつ上記切り欠き部によって隔成された
中央片を、固定接触子の端子部側において、上記固定接
点の接合面を基準として可動接触子側へ突出させ、上記
切り欠き部の側部に隔成された側片を、少なくとも一部
が上記接合面を基準として、上記可動接触子側とは反対
の方向に突出するように構成したので、アークの足の中
央片への転移および固定接点の消耗の低減をさらに一段
と向上できるものが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の一実施例による開閉器を示す
部分断面側面図である。
【図2】図1における固定接触子を示す拡大平面図であ
る。
【図3】図2における固定接触子を示す正面図である。
【図4】図3における固定接触子の他の変形例を示す正
面図である。
【図5】図1における固定接触子の他の実施例を示す拡
大平面図である。
【図6】図5における固定接触子を示す正面図である。
【図7】図1における固定接触子のさらに他の実施例を
示す拡大平面図である。
【図8】図7における固定接触子を示す正面図である。
【図9】請求項3の発明の一実施例による開閉器の固定
接触子を示す拡大平面図である。
【図10】図9における固定接触子を示す正面図であ
る。
【図11】図9における固定接触子の他の実施例を示す
拡大平面図である。
【図12】図11における固定接触子を示す正面図であ
る。
【図13】請求項4の発明の一実施例による開閉器の固
定接触子を示す拡大平面図である。
【図14】図13における固定接触子を示す正面図であ
る。
【図15】図13における固定接触子の他の実施例を示
す拡大平面図である。
【図16】図15における固定接触子を示す正面図であ
る。
【図17】図15における固定接触子のさらに他の実施
例を示す拡大平面図である。
【図18】図17における固定接触子を示す正面図であ
る。
【図19】配線用遮断器に応用した固定接触子を示す正
面図である。
【図20】従来の開閉器を示す部分断面側面図である。
【図21】図20における固定接触子を示す拡大平面図
である。
【図22】図21における固定接触子を示す正面図であ
る。
【図23】従来の固定接触子の動作を説明する正面図で
ある。
【符号の説明】
6 可動接触子 6A 可動接点 8 固定接触子 8A 固定接点 8B 中央片 8C 端子部 8D 切り欠き部 8E 側片
フロントページの続き (72)発明者 伊藤 直樹 名古屋市東区矢田南五丁目1番14号 三菱 電機株式会社名古屋製作所内 (72)発明者 市原 正博 名古屋市東区矢田南五丁目1番14号 三菱 電機株式会社名古屋製作所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定接点が接合された固定接触子と、該
    固定接触子に対向配置され、上記固定接点に接離可能な
    可動接点が接合された可動接触子と、上記固定接触子に
    形成されたコの字状の切り欠き部と、該切り欠き部によ
    って隔成された中央片と、上記切り欠き部の側部に隔成
    されて、少なくとも一部が上記固定接点の上記固定接触
    子に対する接合面を基準として、上記可動接触子側とは
    反対の方向に突出する側片とを備えた開閉器。
  2. 【請求項2】 固定接点が接合された固定接触子と、該
    固定接触子に対向配置され、上記固定接点に接離可能な
    可動接点が接合された可動接触子と、上記固定接触子に
    形成されたコの字状の切り欠き部と、該切り欠き部によ
    って隔成され、上記固定接点の上記固定接触子に対する
    接合面を基準として、上記可動接触子側へ突出する中央
    片と、上記切り欠き部の側部に隔成されて、少なくとも
    一部が上記接合面を基準として、上記可動接触子側とは
    反対の方向に突出する側片とを備えた開閉器。
  3. 【請求項3】 固定接触子に設けられた固定接点に対し
    接離可能な可動接点が接合された可動接触子と、上記固
    定接触子に形成されたコの字状の切り欠き部と、上記固
    定接点が接合され、かつ上記切り欠き部によって隔成さ
    れて、上記固定接点の接合面を基準として上記可動接触
    子側へ突出する中央片と、上記切り欠き部の側部に隔成
    されて、少なくとも一部が上記接合面を基準として、上
    記可動接触子側とは反対の方向に突出する側片とを備え
    た開閉器。
  4. 【請求項4】 固定接触子に設けられた固定接点に対し
    接離可能な可動接点が接合された可動接触子と、上記固
    定接触子に形成されたコの字状の切り欠き部と、上記固
    定接点が接合され、かつ上記切り欠き部によって隔成さ
    れて、上記固定接触子の端子部側において、上記固定接
    点の接合面を基準として上記可動接触子側へ突出する中
    央片と、上記切り欠き部の側部に隔成されて、少なくと
    も一部が上記接合面を基準として、上記可動接触子側と
    は反対の方向に突出する側片とを備えた開閉器。
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