JPH0621525A - 電歪効果素子 - Google Patents
電歪効果素子Info
- Publication number
- JPH0621525A JPH0621525A JP4176321A JP17632192A JPH0621525A JP H0621525 A JPH0621525 A JP H0621525A JP 4176321 A JP4176321 A JP 4176321A JP 17632192 A JP17632192 A JP 17632192A JP H0621525 A JPH0621525 A JP H0621525A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- electrostrictive effect
- effect element
- internal electrode
- pair
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
【目的】捺印が困難な小型素子でも捺印することなしに
品質情報（例えば製造年月等）を知ることができる電歪
効果素子を提供することにある。 【構成】圧電セラミック部材２と内部電極導体層３を交
互に積層した積層焼結体の一対の側面に内部電極導体層
３の端部を一層おきに被覆するガラス絶縁層４を形成す
る。この時、一部分のみガラス絶縁層が複数個片側に連
続する箇所４ａ，４ｂ，４ｃを設ける。その後ガラス絶
縁層を下地として外部電極５ａ，５ｂを形成する。ここ
で前記ガラス絶縁層の連続部分４ａ，４ｂ，４ｃを素子
の製造時期に対応する位置に設定することにより、ガラ
ス絶縁部の製造で素子の製造時期を表わすことが可能と
なる。
品質情報（例えば製造年月等）を知ることができる電歪
効果素子を提供することにある。 【構成】圧電セラミック部材２と内部電極導体層３を交
互に積層した積層焼結体の一対の側面に内部電極導体層
３の端部を一層おきに被覆するガラス絶縁層４を形成す
る。この時、一部分のみガラス絶縁層が複数個片側に連
続する箇所４ａ，４ｂ，４ｃを設ける。その後ガラス絶
縁層を下地として外部電極５ａ，５ｂを形成する。ここ
で前記ガラス絶縁層の連続部分４ａ，４ｂ，４ｃを素子
の製造時期に対応する位置に設定することにより、ガラ
ス絶縁部の製造で素子の製造時期を表わすことが可能と
なる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はアクチュエータとして使
用される電歪効果素子に関する。
用される電歪効果素子に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、アクチュエータ用電子部品とし
て、（１）高速応答性に優れている、（２）発生応力が
高い（３）微小変位の制御が可能、という点から積層型
の電歪効果素子がさかんに用いられるようになってき
た。
て、（１）高速応答性に優れている、（２）発生応力が
高い（３）微小変位の制御が可能、という点から積層型
の電歪効果素子がさかんに用いられるようになってき
た。
【０００３】この従来の電歪効果素子は図３に示すよう
に圧電セラミック部材２と内部電極導体層３を交互に積
層し焼結して得られる積層焼結体と、前記積層焼結体の
対向する一対の側面に露出した内部電極導体層端部を片
面ずつ一層おきに交互に被覆するガラス絶縁層４と、前
記ガラス絶縁層４を下地として内部電極導体層３を一層
おきに接続して２つのくし歯形電極を構成せしめる一対
の外部電極５ａ，５ｂを有している。
に圧電セラミック部材２と内部電極導体層３を交互に積
層し焼結して得られる積層焼結体と、前記積層焼結体の
対向する一対の側面に露出した内部電極導体層端部を片
面ずつ一層おきに交互に被覆するガラス絶縁層４と、前
記ガラス絶縁層４を下地として内部電極導体層３を一層
おきに接続して２つのくし歯形電極を構成せしめる一対
の外部電極５ａ，５ｂを有している。
【０００４】通常、この電歪効果素子は内部電極間隔が
約１００μｍで積層数が１３０層程度であり、両外部電
極にＤＣ１５０Ｖを印加した場合、約２０μｍの静的変
位を発生する。
約１００μｍで積層数が１３０層程度であり、両外部電
極にＤＣ１５０Ｖを印加した場合、約２０μｍの静的変
位を発生する。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】この従来の電歪効果素
子は非常に小型であるために、素子表面にロット番号等
の製造時期を示す捺印を行うことが困難であり、また、
たとえ捺印が行なえる場合でも捺印に非常にコストがか
かるという問題があった。
子は非常に小型であるために、素子表面にロット番号等
の製造時期を示す捺印を行うことが困難であり、また、
たとえ捺印が行なえる場合でも捺印に非常にコストがか
かるという問題があった。
【０００６】このため、小型で低価格を要求される用途
には捺印をしないのが通常であり、従って、市場で不具
合が発生した場合などは特別な管理をしない限り、製造
時期が不明となり製造工程の品質情報との関連づけがで
きなかった。
には捺印をしないのが通常であり、従って、市場で不具
合が発生した場合などは特別な管理をしない限り、製造
時期が不明となり製造工程の品質情報との関連づけがで
きなかった。
【０００７】本発明の目的は、捺印が困難な小型素子で
も捺印することなしに品質情報を知ることが出来る電歪
効果素子を提供することにある。
も捺印することなしに品質情報を知ることが出来る電歪
効果素子を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明の電歪効果素子
は、圧電セラミック部材と内部電極導体層とを交互に積
層した積層焼結体と、前記積層焼結体の対向する一対の
側面に露出した内部電極導体層端部を片面ずつ一層おき
に交互に被覆するガラス絶縁層と、前記ガラス絶縁層を
下地として内部電極導体層を一層おきに接続して２つの
くし歯形電極を構成せしめる一対の外部電極とを有する
電歪効果素子において、前記ガラス絶縁層のうちの一部
が選択された位置において、複数層片面に連続して形成
されていることを特徴として構成されている。つまり、
片面に連続的に形成されているガラス絶縁層の位置を素
子の製造時期に対応させることにより、ロット番号の捺
印がなくても製造時期が特定できるという作用を有する
は、圧電セラミック部材と内部電極導体層とを交互に積
層した積層焼結体と、前記積層焼結体の対向する一対の
側面に露出した内部電極導体層端部を片面ずつ一層おき
に交互に被覆するガラス絶縁層と、前記ガラス絶縁層を
下地として内部電極導体層を一層おきに接続して２つの
くし歯形電極を構成せしめる一対の外部電極とを有する
電歪効果素子において、前記ガラス絶縁層のうちの一部
が選択された位置において、複数層片面に連続して形成
されていることを特徴として構成されている。つまり、
片面に連続的に形成されているガラス絶縁層の位置を素
子の製造時期に対応させることにより、ロット番号の捺
印がなくても製造時期が特定できるという作用を有する
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図１は本発明の一実施例の電歪効果素子の断面図で
ある。
る。図１は本発明の一実施例の電歪効果素子の断面図で
ある。
【０００９】圧電セラミック部材２と内部電極導体層３
とを交互に積層し焼結して得られる積層焼結体の一対の
側面に、内部電極導体層３の端部を一層おきに交互に被
覆するようにガラスペーストを印刷し焼成する。この
時、素子の製造時期に対応する位置にガラスの連続部分
４ａ，４ｂ，４ｃ（本実施例では３層連続）を設けるこ
とにより製造時期を表わすことができる。例えばガラス
の連続部分のはじまりが端から１層目の場合１月製造，
２層目の場合２月製造，…，１２層目の場合１２月製造
というように対応させることにより製造月を表わすこと
ができるのである。その後、ガラス絶縁層を形成した一
対の側面に外部電極５ａ，５ｂを形成することにより本
発明の電歪効果素子１が得られる。
とを交互に積層し焼結して得られる積層焼結体の一対の
側面に、内部電極導体層３の端部を一層おきに交互に被
覆するようにガラスペーストを印刷し焼成する。この
時、素子の製造時期に対応する位置にガラスの連続部分
４ａ，４ｂ，４ｃ（本実施例では３層連続）を設けるこ
とにより製造時期を表わすことができる。例えばガラス
の連続部分のはじまりが端から１層目の場合１月製造，
２層目の場合２月製造，…，１２層目の場合１２月製造
というように対応させることにより製造月を表わすこと
ができるのである。その後、ガラス絶縁層を形成した一
対の側面に外部電極５ａ，５ｂを形成することにより本
発明の電歪効果素子１が得られる。
【００１０】図２は本発明の他の実施例の電歪効果素子
の断面図である。本発明例では一個の素子の中にガラス
の連続部分が３層（４ａ，４ｂ，４ｃ）の部分と２層
（４ｄ，４ｅ）の部分とを有している。この場合、３層
連続の部分を製造年（西暦下１桁），２層連続の部分を
製造月に対応させることにより一個の素子の中で製造年
と月を表示することができる。
の断面図である。本発明例では一個の素子の中にガラス
の連続部分が３層（４ａ，４ｂ，４ｃ）の部分と２層
（４ｄ，４ｅ）の部分とを有している。この場合、３層
連続の部分を製造年（西暦下１桁），２層連続の部分を
製造月に対応させることにより一個の素子の中で製造年
と月を表示することができる。
【００１１】例えば図２の場合、３層連続の部分は端よ
り５層目から始まっており’８５年製造，また，２層連
続の部分は他の端より８層目から始まっており８月製造
ということになり’８５年８月に製造されたものである
ことが推定できるのである。
り５層目から始まっており’８５年製造，また，２層連
続の部分は他の端より８層目から始まっており８月製造
ということになり’８５年８月に製造されたものである
ことが推定できるのである。
【００１２】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、圧電セラ
ミック部材と内部電極導体層とを交互に積層した積層焼
結体の一対の側面で内部電極導体層端部を一層おきに被
覆するガラス絶縁層の一部を一層おきでなく連続的に形
成することにより品質情報（例えば製造時期等）を表示
することができるという効果を有する。
ミック部材と内部電極導体層とを交互に積層した積層焼
結体の一対の側面で内部電極導体層端部を一層おきに被
覆するガラス絶縁層の一部を一層おきでなく連続的に形
成することにより品質情報（例えば製造時期等）を表示
することができるという効果を有する。
【００１３】尚、本発明では製造時期の表示に関して例
を述べたが、製造時期のみでなく、他の表示（例えば工
法変更の表示）として用いることもできる。
を述べたが、製造時期のみでなく、他の表示（例えば工
法変更の表示）として用いることもできる。
【図１】本発明の一実施例の断面図である。
【図２】本発明の他の実施例の断面図である。
【図３】従来の電歪効果素子の一例の断面図である。
１ 電歪効果素子 ２ 圧電セラミック部材 ３ 内部電極導体 ４ ガラス絶縁層 ４ａ，４ｂ，４ｃ，４ｄ，４ｅ ガラス絶縁層（連続
部分） ５ａ，５ｂ 外部電極
部分） ５ａ，５ｂ 外部電極
Claims (1)
- 【請求項１】 圧電セラミック部材と内部電極導体層と
を交互に積層した積層焼結体と、前記積層焼結体の対向
する一対の側面に露出した内部電極導体層端部を片面ず
つ一層おきに交互に被覆するガラス絶縁層と、前記ガラ
ス絶縁層を下地として内部電極導体層を一層おきに接続
して２つのくし歯形電極を構成せしめる一対の外部電極
とを有する電歪効果素子において、前記ガラス絶縁層が
選択された位置において複数個片面に連続して形成され
ていることを特徴とする電歪効果素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4176321A JPH0621525A (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | 電歪効果素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4176321A JPH0621525A (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | 電歪効果素子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0621525A true JPH0621525A (ja) | 1994-01-28 |
Family
ID=16011544
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4176321A Withdrawn JPH0621525A (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | 電歪効果素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0621525A (ja) |
-
1992
- 1992-07-03 JP JP4176321A patent/JPH0621525A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991005 |