JPH06215051A - Cad装置 - Google Patents

Cad装置

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JPH06215051A
JPH06215051A JP5005670A JP567093A JPH06215051A JP H06215051 A JPH06215051 A JP H06215051A JP 5005670 A JP5005670 A JP 5005670A JP 567093 A JP567093 A JP 567093A JP H06215051 A JPH06215051 A JP H06215051A
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JP5005670A
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Hirotaka Kuroda
宏隆 黒田
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ユーザがディスプレイの表示画面上に表示さ
れるコマンド,領域,グリッド,ウインドウ等の構成要
素の意味や使用方法等を容易に知ることができるように
する。 【構成】 ヘルプ認識テーブル更新部10によってヘル
プ認識テーブルに表示画面上の全ての構成要素に対応す
るヘルプ情報の格納位置のデータを登録し、表示画面上
のいずれかの構成要素が指定された時、データ取得部1
1がヘルプ認識テーブルを参照して指定された構成要素
に該当するデータを取得し、ヘルプ情報表示部12がそ
のデータを基にして指定された構成要素に対応するヘル
プ情報を呼び出してディスプレイの表示画面上に表示す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、グラフィカルなユー
ザインタフェースを有して回路図等の情報を作成するC
AD装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、図形,文字等の情報を編集するた
めの各種の操作を指示するコマンドを用いて、ディスプ
レイの表示画面上に設定された作業領域に回路図等の図
面情報を作成するコンピュータ支援設計装置(「CAD
装置」と称する)が多用されている。
【0003】従来、コマンドの機能を示す複数のキーワ
ードによってそのコマンドの使用方法を説明するコマン
ドHELP情報を検索できるようにした方式(例えば、
特開平2−115917号公報参照)があった。このよ
うな方式によれば、ユーザが各種のコマンドに対するH
ELP情報を容易に検索することができるようになり、
そのHELP情報によってユーザに対して各種のコマン
ドの意味や使用方法等を効果的に伝えることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の方式ではユーザが各種のコマンドに対するヘル
プ情報を容易に検索できるようになるが、各種のコマン
ドの意味や使用方法等のみしか伝えることができないの
で、例えば、ディスプレイの表示画面上にそのコマンド
によって入力された図形,文字等の情報や、表示画面上
に固定表示される各種の領域や、情報編集時の補助線と
なるグリッドや、各種の編集作業中にポップアップ表示
されるウインドウ等のあらゆる構成要素がそれぞれ何を
するためのものか何をすることができるものかなどを知
ることができなかった。
【0005】したがって、ユーザは情報を編集している
ときなどに表示画面上に表示されているコマンド以外の
構成要素の意味や使用方法等が判らなかった場合には、
その都度操作手引書(マニュアル)を参照して内容を確
認しなければならなくなり、情報の作成作業を能率良く
行なえないという問題があった。とくに、初心者にとっ
ては利用し難くなってしまう。
【0006】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、ユーザがディスプレイの表示画面上に表示され
るコマンド,領域,グリッド,ウインドウ等の構成要素
の意味や使用方法等を容易に知ることができるようにす
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明によるCAD装
置は、上記の目的を達成するため、ディスプレイの表示
画面上に図形,文字等の情報を編集する領域を表示する
手段と、表示画面上に編集時の各種コマンド、編集の補
助となるグリッド、各種作業のためのウインドウ、及び
編集された情報等の構成要素を表示する手段を備えてい
る。
【0008】さらに、表示画面に表示される全ての構成
要素に対するヘルプ情報を格納するヘルプ情報格納手段
と、表示画面に表示されているいずれかの構成要素が指
定された時、その指定された構成要素に対応するヘルプ
情報格納手段のヘルプ情報を表示する手段を設けたもの
である。
【0009】また、上記指定された構成要素をその他の
構成要素と区別可能に異ならせて表示させる手段を設け
たり、上記ヘルプ情報に対するさらなるヘルプ情報を表
示する手段を設けたりするとよい。
【0010】
【作用】この発明によるCAD装置は、ディスプレイの
表示画面上に表示されているいずれかの構成要素が指定
された時、その指定された構成要素に対応するヘルプ情
報を表示するので、ユーザの要求に対して、ディスプレ
イの表示画面上の指定された構成要素(各種コマンド,
グリッド,ウインドウ,及び編集された情報等)の意味
や使用方法等のヘルプ情報を伝えることができる。
【0011】また、指定された構成要素をその他の構成
要素と区別可能に異ならせて表示させるようにすれば、
例えば、表示色を変えたり点滅表示させたり反転表示さ
せたりすれば、ユーザに対して表示画面上に表示したヘ
ルプ情報がいずれの構成要素に対して表示したものであ
るかを見分け易くさせることができる。
【0012】さらに、表示画面上の構成要素に対して表
示したヘルプ情報に対するさらなるヘルプ情報を表示す
るようにすれば、ユーザの要求に応じて最初のヘルプ情
報では伝え切れないヘルプ情報、例えば、ヘルプ情報中
の図形,文字等の情報の意味を示すヘルプ情報を伝える
ことができる。
【0013】
【実施例】以下この発明の実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。図2はこの発明の一実施例であるCAD
装置の外観図である。このCAD装置は、入力装置であ
るキーボード1及びマウス2と、光ディスク装置,ハー
ドディスク装置,又はフロッピディスク装置等のメモリ
である記憶装置3と、CRT,LCD等の表示装置であ
るディスプレイ4と、このCAD装置の本体である制御
処理装置5とからなる。
【0014】キーボード1及びマウス2はユーザが図
形,文字等の情報を編集する際の操作指示や、ディスプ
レイ4の表示画面上のコマンド,グリッド,ウインド
ウ,及び作成された図形及び文字等の構成要素に対する
ヘルプ情報を要求する指示等を入力するためのものであ
る。
【0015】記憶装置3は編集された図面情報やディス
プレイ4の表示画面上に表示されるコマンド,グリッ
ド,ウインドウ,及び編集された図形や文字等の全ての
構成要素に対するヘルプ情報等の各種情報を読み出し可
能に記憶する。ディスプレイ4は表示画面上に図形,文
字等の情報を編集するための作業画面やコマンド,グリ
ッド,ウインドウ等の構成要素、全ての構成要素に対す
るヘルプ情報やさらなるヘルプ情報、及び各種メッセー
ジ等を表示する。
【0016】制御処理装置5はCPU,ROM,及びR
AM等からなるマイクロコンピュータを内蔵し、ディス
プレイ4の表示画面上に表示される全ての構成要素に対
するヘルプ情報を参照するためのヘルプ認識テーブルも
備え、このCAD装置全体の制御を司る。
【0017】さらに、図形,文字等の情報の編集や、そ
の編集のための領域である作業画面や、その作業画面に
対して各種コマンド,グリッド,ウインドウ,編集され
た図形,文字等の情報等の構成要素を表示する処理、表
示画面上の全ての構成要素に対するヘルプ情報を表示す
る処理、ヘルプ情報に対応する構成要素の表示を異なら
せる処理、ヘルプ情報に対するさらなるヘルプ情報を表
示する処理等の各種の処理を行なう。
【0018】つまり、上記の処理制御装置5は、ディス
プレイ4の表示画面上に図形,文字等の情報を編集する
領域を表示する手段と、表示画面上に編集時の各種コマ
ンド、編集の補助となるグリッド、各種作業のためのウ
インドウ、及び編集された情報等の構成要素を表示する
手段としての機能を果たす。
【0019】さらに、表示画面に表示されているいずれ
かの構成要素が指定された時、その指定された構成要素
に対応するヘルプ情報格納手段のヘルプ情報を表示する
手段と、指定された構成要素をその他の構成要素と区別
可能に異ならせて表示させる手段と、ヘルプ情報に対す
るさらなるヘルプ情報を表示する手段としての機能を果
たす。また、上記記憶装置3は、表示画面に表示される
全ての構成要素に対するヘルプ情報を格納するヘルプ情
報格納手段としての機能を果たす。
【0020】そして、このCAD装置では次に示すこと
ができる。 (1)ユーザが要求した時に、ディスプレイの表示画面
上の絵面、つまり、構成要素の全てについてその意味や
使用方法等を伝達するためのヘルプ情報を表示する。
【0021】(2)ユーザがヘルプ情報を要求した構成
要素の表示色を変えたり点滅させたり反転させたりして
他の構成要素と区別可能に異ならせて表示し、ヘルプ情
報を表示した構成要素を目立たせる。 (3)ユーザが要求した時に、表示されているヘルプ情
報に対するさらなる意味や使用方法等を伝達するための
ヘルプ情報を表示する。
【0022】図3は図2に示したディスプレイ4の表示
画面上の画面レイアウトの一例を示す図である。この画
面20上には外枠21,編集エリア22,メッセージ表
示エリア23,コマンド群エリア24,コマンドエリア
25,変動図形26,変動文字27等の各種構成要素が
表示されている。
【0023】その外枠21,編集エリア22,メッセー
ジ表示エリア23,コマンド群エリア24,及びコマン
ドエリア25は情報編集時に表示される編集領域として
の作業画面に固定表示される構成要素であり、変動図形
26及び変動文字27はその作業画面に対してユーザが
任意に入力して変動表示される構成要素である。
【0024】図1は図2に示した制御処理装置5のヘル
プ情報表示のための機能構成を示すブロック図である。
ヘルプ認識テーブル更新部10はディスプレイの表示画
面上に表示された全ての構成要素に対応するヘルプ情報
と、そのヘルプ情報のさらなるヘルプ情報を探すための
データを格納したヘルプ認識テーブルのデータ内容を更
新する。
【0025】例えば、図3に示した画面20の外枠2
1,編集エリア22,メッセージ表示エリア23,コマ
ンド群エリア24,コマンドエリア25,変動図形2
6,変動文字27の座標位置を示すデータをヘルプ認識
テーブルに登録したり、または、ヘルプ認識テーブルの
データ内容を書き換えたりする。
【0026】その外枠21,編集エリア22,メッセー
ジ表示エリア23,コマンド群エリア24,及びコマン
ドエリア25の構成要素については表示画面上で固定さ
れた表示位置を持つ領域なので、これらの表示位置を示
す座標データはこのCAD装置のプログラムが起動した
後にすぐにヘルプ認識テーブルに登録される。
【0027】また、変動図形26と変動文字27の構成
要素は、ユーザがコマンドを操作することによって新た
に作成されたり移動されたり削除されたりするものであ
る。そのため、その表示位置は変動するものなので、ユ
ーザの操作によって、例えばファイルからそのデータを
メモリに読み込んだ時にその表示位置の座標データをヘ
ルプ認識テーブルに登録する。
【0028】データ取得部11はユーザによって表示画
面上のいずれかの構成要素又はヘルプ情報が指定された
ときに、その指定された構成要素又はヘルプ情報の表示
位置の座標データに基づいて対応するヘルプ認識テーブ
ルのデータを探し出して決定し、その決定されたデータ
をヘルプ情報表示部12へ送る。
【0029】ヘルプ情報表示部12はデータ取得部11
から受け取ったデータに基づいてヘルプ情報又はさらな
るヘルプ情報を読み出してディスプレイ4の表示画面上
に表示する。また、そのヘルプ情報に対応する構成要素
の表示色を変えたり点滅させたり反転させたりして、他
の構成要素と区別可能に異ならせて表示する。
【0030】図4はヘルプ認識テーブルのフォーマット
の一例を示す図である。このヘルプ認識テーブル30
は、欄31〜34の4つの欄に分かれている。欄31は
構成要素の占める範囲を示す座標値又は構成要素の占め
る範囲を示す座標値を指すポインタを格納するエリアで
あり、表示画面上に表示される構成要素の表示位置の座
標データ、あるいはその表示位置の座標データのメモリ
上の格納位置を示すポインタを格納する。
【0031】例えば、図3に示した画面20上の外枠2
1,編集エリア22,メッセージ表示エリア23,コマ
ンド群エリア24,及びコマンドエリア25はの表示画
面上における表示位置を示す座標データがメモリに格納
されており、プログラムが起動したときにはこのメモリ
の座標データに基づいて21〜25の矩形領域を表示
し、その座標データを欄31にコピーする。
【0032】または、外枠21,編集エリア22,メッ
セージ表示エリア23,コマンド群エリア24,及びコ
マンドエリア25の構成要素の矩形領域の座標データを
格納しているメモリ上の位置を示すポインタを欄31に
コピーするようにしてもよい。この座標データを格納す
るかポインタを格納するかはCAD装置のプログラムに
合わせて決定すればよい。
【0033】次に、欄32は実行データフラグを格納す
るエリアであり、ヘルプ情報を表示する対象であるか否
かを識別するためのフラグを格納する。例えば、図3に
示した画面20上の変動図形26と変動文字27の構成
要素は削除コマンドによって削除することができる図及
び文字であり、削除された構成要素については表示画面
に表示されないので、そのヘルプ情報の表示対象外であ
ることを示すフラグを格納する。
【0034】次に、欄33は優先順位を格納するエリア
であり、例えば、図3に示した画面20上のコマンド群
エリア24とコマンドエリア25の関係は、コマンドエ
リア25がコマンド群エリア24内に含まれている。こ
のような場合、ユーザがコマンドエリア25のヘルプ情
報を要求するためにそのエリア内を指定しても、その指
定されたエリアが外枠21,コマンド群エリア24,コ
マンドエリア25のいずれであるかを識別することが困
難になる。
【0035】そこで、この欄33に各構成要素毎に割り
振ったヘルプ情報を表示する優先順位を格納し、ヘルプ
情報の要求がなされた構成要素が複数重複した場合に
は、その優先順位に基づいてヘルプ情報を表示する。
【0036】また、優先順位が同じ構成要素について
は、その各構成要素の示す領域の面積をそれぞれ求め、
その面積の小さい方のヘルプ情報を優先的に表示するよ
うにしてもよい。例えば、外枠21,コマンド群エリア
24,コマンドエリア25についてはコマンドエリア2
5の占める面積が最も小さいので、そのコマンドエリア
25のヘルプ情報を表示する。
【0037】次に、欄34にはヘルプ情報を指すポイン
タ又はファイル名を格納する。この欄に格納するデータ
は指定された構成要素に対応するヘルプ情報の格納位置
が認識できるならばポインタであろうとヘルプ情報を個
別の構成要素毎にファイル化したそのファイル名であろ
うといずれでもよい。
【0038】したがって、このヘルプ認識テーブルに
は、プログラム起動時に表示画面上に固定表示される外
枠21,編集エリア22,メッセージ表示エリア23,
コマンド群エリア24,及びコマンドエリア25等の構
成要素の表示位置を示す座標データと各構成要素に対応
するヘルプ情報の格納位置を示すデータと各構成要素間
のヘルプ情報表示の際の優先順位のデータとを対応させ
て登録する。
【0039】そして、変動図形26や変動文字27が入
力されたときにその表示位置を示す座標データとヘルプ
情報の格納位置を示すデータとヘルプ情報表示の際の優
先順位とを登録する。また、変動図形26や変動文字2
7が削除されたときにはヘルプ情報表示の対象外である
ことを示すために実行データフラグをOFFにする。
【0040】図5及び図6は図1に示したデータ取得部
11の処理を示すフローチャートである。まず、図5の
ステップ1でイベントを待ち、コマンド入力としてのイ
ベントがあればステップ2でヘルプ情報の要求か否かを
判断して、ヘルプ情報の要求でなければステップ9でそ
のイベントに対応する他のコマンドを実行して最初の処
理に戻る。
【0041】一方、ステップ2でヘルプ情報の要求な
ら、ステップ3でマウスカーソルによって指定された表
示画面上の表示位置であるカーソル座標(Xp,Yp)
を取得し、ステップ4でヘルプ認識テーブルを参照し
て、ヘルプ認識テーブルに登録されている構成要素の領
域内にカーソル座標(Xp,Yp)を含むものがあるか
どうかを探し、ステップ5でカーソル座標(Xp,Y
p)が範囲内か否かを判断し、範囲外のデータならステ
ップ4の処理に戻ってヘルプ認識テーブルの次の構成要
素を調べる。
【0042】また、範囲内のデータならステップ6でそ
のデータがディスプレイの表示画面に表示されているか
否かを判断して、未表示ならステップ4に戻って次の構
成要素を調べ、表示されているなら、ステップ7でヘル
プ認識テーブル内の該当するデータを記憶する。そし
て、ステップ8でヘルプ認識テーブル内のデータを全て
探し終えたか否かを判断し、まだデータが残っていれば
ステップ4に戻り、残っていなければ図6に示すステッ
プ10の処理に進む。
【0043】図6のステップ10で該当するデータが有
るか否かを判断し、該当するデータがなければステップ
15でエラー処理を行なって図5の最初の処理に戻る。
一方、ステップ10で該当するデータが有れば、ステッ
プ11でその該当するデータのヘルプ情報表示の際の優
先順位の一番高いデータを選択し、ステップ12でその
選択されたデータが複数ある場合は各データの座標デー
タを基にして各構成要素の占める領域の面積が最小であ
るデータを選ぶ。
【0044】その後、ステップ13でその選ばれたデー
タをヘルプ情報表示部へ送って表示画面上に表示させ
る。その際、そのヘルプ情報に対応する構成要素の表示
色を異ならせたり点滅させたりして他の構成要素と区別
可能にする。そして、ステップ14で表示したヘルプ情
報のデータをヘルプ認識テーブルに登録して図5の最初
の処理に戻る。
【0045】次に、イベントを待ち、イベントがあれば
ヘルプ情報の要求か否かを判断して、ヘルプ情報要求な
ら、マウスカーソルによって指定された表示画面上の座
標位置であるカーソル座標(Xp,Yp)を取得する。
ここでは、既に表示されているヘルプ情報が指定された
ものとする。
【0046】その後、ヘルプ認識テーブルを参照して、
領域内にカーソル座標(Xp,Yp)を含む構成要素の
データを探し、カーソル座標(Xp,Yp)が範囲内か
否かを判断し、範囲内のデータならそのデータがディス
プレイの表示画面に表示されているか否かを判断する。
【0047】そして、表示されているなら、ヘルプ認識
テーブル内の該当するデータを記憶し、該当するデータ
の優先順位の一番高いデータを選択し、その選ばれたデ
ータをヘルプ情報表示部へ送って表示画面上に表示させ
る。
【0048】すなわち、ヘルプ情報を表示することによ
って表示画面上にさらに図形,文字等の情報が加えられ
る。そこで、ヘルプ情報として表示した図形,文字の情
報や矩形領域をヘルプ認識テーブルに登録し、その情報
に対するヘルプ情報を呼び出せるようにして、ヘルプ情
報に対するさらなるヘルプ情報を表示する。
【0049】次に、表示例及び操作例について説明す
る。例えば、図3に示した画面20の編集エリア22内
に表示されている変動文字27のヘルプ情報を知りたい
場合、マウスカーソルを変動文字27内に合わせて右マ
ウスボタンをクリックすると、図7に示すような変動文
字27に対するヘルプ情報28がポップアップ表示され
る。その際、その変動文字27の表示されている部分が
反転表示されて、ヘルプ情報28が変動文字27に対す
るものであることを示す。
【0050】さらに、そのヘルプ情報28内の構成要素
29にマウスカーソルを合わせて右マウスボタンをクリ
ックすると、図8に示すようなヘルプ情報28に対する
さらなるヘルプ情報28′が表示される。その際、構成
要素29が反転表示され、ヘルプ情報28′が構成要素
29に対するものであることを示す。また、グリッドや
ウインドウや領域等が指定されればそれらのヘルプ情報
が表示される。
【0051】なお、ヘルプ情報の要求をヘルプ情報要求
のためのコマンドを選択することによって指定するよう
にしてもよい。また、ヘルプ情報を表示させるために指
定された構成要素は反転表示のみならず、その表示色を
かえたり点滅表示させたりしてもよい。
【0052】このようにして、CAD装置のディスプレ
イの表示画面上に表示される全ての構成要素に対するヘ
ルプ情報をユーザの要求にしたがって表示することがで
きるので、ユーザは使用方法等がわからないときに新た
めて操作手順所を参照する手間が省ける。したがって、
初心者の場合、逐次操作方法等を確認しながら図形,文
字等の情報の編集を能率良く行なうことができる。
【0053】また、ヘルプ情報を要求した構成要素の絵
面の表示色を変えたり点滅表示させたりして他の構成要
素と区別可能に表示するので、表示されたヘルプ情報が
どの構成要素に対するものであるかを素早く確認するこ
とができる。
【0054】さらに、ユーザの要求に応じてヘルプ情報
に対するさらなるヘルプ情報を表示するので、通常のヘ
ルプ情報のみでは判り難い語句や図形等の情報の内容を
ヘルプメッセージによって素早く知ることができる。ま
た、ヘルプ情報を簡潔に表わしてそのヘルプ情報中の語
句等の意味はさらなるヘルプ情報によって表示するよう
にすれば、CAD装置の操作に熟練したユーザに対して
は冗長なオペレーションを回避させることができる。
【0055】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
るCAD装置によれば、ユーザの要求に応じて図形,文
字等の情報を編集する表示画面上の全ての構成要素の意
味や使用方法等を示すヘルプ情報を表示するので、ユー
ザは情報作成中に構成要素の使用方法等が判らなかった
場合にはその都度マニュアルを参照しなくても済み、情
報作成作業を能率良く行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2に示す制御処理装置のヘルプ情報表示のた
めの機能構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の一実施例であるCAD装置の外観図
である。
【図3】図2に示すディスプレイの表示画面の画面レイ
アウトの一例を示す図である。
【図4】ヘルプ認識テーブルのフォーマットの一例を示
す図である。
【図5】図1に示すデータ取得部の処理を示すフローチ
ャートである。
【図6】図5の続きの処理を示すフローチャートであ
る。
【図7】図3に示す表示画面上の構成要素に対するヘル
プ情報を表示したときの画面を示す図である。
【図8】図7に示す表示画面上のヘルプ情報に対するさ
らなるヘルプ情報を表示したときの画面を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 キーボード 2 マウス 3 記憶装置 4 ディスプレイ 5 制御処理装置 10 ヘルプ認識テー
ブル更新部 11 データ取得部 12 ヘルプ情報表示
部 20 画面 21 外枠 22 編集エリア 23 メッセージ表示
エリア 24 コマンド群エリア 25 コマンドエリア 26 変動図形 27 変動文字 28 ヘルプ情報 28′ さらなるヘル
プ情報 29 構成要素 30 ヘルプ認識テー
ブル 31〜34 欄

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスプレイの表示画面上に図形,文字
    等の情報を編集する領域を表示する手段と、前記表示画
    面上に前記編集時の各種コマンド、編集の補助となるグ
    リッド、各種作業のためのウインドウ、及び編集された
    情報等の構成要素を表示する手段とを備えたCAD装置
    において、 前記表示画面に表示される全ての構成要素に対するヘル
    プ情報を格納するヘルプ情報格納手段と、前記表示画面
    に表示されているいずれかの構成要素が指定された時、
    該指定された構成要素に対応する前記ヘルプ情報格納手
    段のヘルプ情報を表示する手段とを設けたことを特徴と
    するCAD装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のCAD装置において、前
    記指定された構成要素をその他の構成要素と区別可能に
    異ならせて表示させる手段を設けたことを特徴とするC
    AD装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のCAD装置にお
    いて、前記ヘルプ情報に対するさらなるヘルプ情報を表
    示する手段を設けたことを特徴とするCAD装置。
JP5005670A 1993-01-18 1993-01-18 Cad装置 Pending JPH06215051A (ja)

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