JPH062132Y2 - 管状試験片用つかみ具 - Google Patents

管状試験片用つかみ具

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JPH062132Y2
JPH062132Y2 JP1985150172U JP15017285U JPH062132Y2 JP H062132 Y2 JPH062132 Y2 JP H062132Y2 JP 1985150172 U JP1985150172 U JP 1985150172U JP 15017285 U JP15017285 U JP 15017285U JP H062132 Y2 JPH062132 Y2 JP H062132Y2
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JP
Japan
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tooth
peripheral surface
diameter
test piece
teeth
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JP1985150172U
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JPS6257147U (ja
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進 高野
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Shimadzu Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、管状の試験片をつかむために使用される試
験片用つかみ具に関する。
[従来の技術] パイプ等の引張試験に使用される試験片用つかみ具とし
て、第8図、第9図に示すようなつかみ具がある。この
つかみ具1′は、くさび式のチャック歯50と中子51を本
体に保持してなるもので、試験片であるパイプに中子を
挿入し、パイプの外側をくさび式のチャック歯でつかん
でいた。試験片が厚肉または極厚肉のパイプである場合
は、中子は必ずしも必要ではないが、薄肉のパイプの場
合は、中子を挿入しておかなければ試験片が変形して充
分な把持力を加えることができないので、中子が必要で
あった。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、上記従来のつかみ具は、試験片であるパ
イプの内径が異なるごとに中子を換える必要があり、多
数くの中子が必要であるとともに、その管理や取換え作
業が煩雑であるという問題点があった。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、上記問題点を解決するため次のような構成を
採用した。
すなわち、本考案にかかる管状試験片用つかみ具は、環
状体を円弧状に複数に分割した形状の歯体の組合せから
なり、内周面が凹状歯面として形成された外歯と、環状
体を円弧状に複数に分割した形状の歯体の組合せからな
り、外周面が前記外歯の歯面よりも小径の凸状歯面とし
て形成され、かつ、内周面、が軸方向に沿って先端側の
内径が大きく後端側の内径が小さいテーパ面として形成
された内歯と、材料試験機本体に固定され、前記外歯と
内歯を保持するとともに材料試験機の荷重を試験片に伝
えるホルダと、先端側の外径が大きく後端側の外径が小
さいテーパ状の外周面をそなえ、前記内歯の内部に挿入
されて該内歯の内周面に密着するテーパスリーブと、該
テーパスリーブを支持する連結ロッドと、該連結ロッド
を後方に牽引することによってテーパスリーブで内歯を
拡径方向に押圧付勢する付勢手段とをそなえている。
[作用] 管状の試験片を外歯と内歯の間に挿入し、付勢手段によ
ってテーパスリーブを後方へ牽引すると、内歯が拡径方
向に付勢され、外歯との間で試験片を強固に挟持する。
[実施例] 第1図は本考案の1実施例をあらわすもので。このつか
み具1は、ホルダ2の内側に外歯3と内歯4を保持して
なる。外歯3は、環状体を2分割した円弧状の断面形状
を有する歯体6,6の組合せからなり、その内周面が凹
面状の歯面3aとして形成されている。外歯3の外周面3b
は、先端側(試験片の中央側)の外径が小さく、後側の
外径が大きい円錐状テーパ面として形成されている。な
お、外歯3の内面部には、該外歯3を拡径方向に付勢す
る押圧リング5嵌合用の環状溝3cが形成されている。
ホルダ2は、環状の前部材2aと、その後端面を覆蓋する
後部材2bからなり、前部材2aの内周部には、前記外歯3
の外周テーパ面3bが密着するテーパ面7が形成されてい
る。ホルダ2の後部材は、中央部に後方に突出するねじ
ボス部9が一体に形成されており、芯部には前後に貫通
する通孔10が穿設されている。後部材2bのフランジ部に
は外歯押え用のボルト12が螺着される傾斜ねじ穴13が穿
設されている。
内歯4は、環状体を2分割した円弧状の断面形状を有す
る歯体14,14の組合せからなり、その外周面に凸面状の
歯面4aが形成されている。内歯4の内周面4bは、先端側
の内径が大きく、後端側の内径が小さい筒状テーパ面と
して形成されている。内歯4の外周面部には、該内歯4
を保持し、縮径方向に付勢するバネ16を内蔵する環状溝
4cが形成されている。内歯4の後端面は、ホルダの後部
材2bとの間に介装したバネ18によって前向きに押圧され
ている。このバネ18は、前記周方向のバネ16の力とバラ
ンスしており、任意の軸方向位置で内歯4を止めること
ができるようになっている。
環状の内歯4の内部には、テーパスリーブ17が挿入され
る。テーパスリーブ17の外周面17aは、先端側の外径が
大きく、後端側の外径が小さい円錐状のテーパ面として
形成され、その芯部には通孔19が穿設されている。この
通孔19には連結ロッド20が挿通されスナップリング21と
ナット22とで固定されている。連結ロッド20の中間部に
は回り止め用のピン24が半径方向に突設され、このピン
24が、後部材2bの通孔10に部分的に形成した長穴部10a
に摺動自在に嵌合している。
ホルダ2のねじボス部9には、材料試験機に取り付ける
ためのピンジョイント30が螺着されている。ピンジョイ
ント30の芯部には、前に開口する中空部31が形成されて
おり、この部分に内歯拡径用の付勢手段33が設けられて
いる。ピンジョイント30の胴部には、前記中空部31を通
って反対側に抜ける長穴32が形成されている。付勢手段
33は、ピンジョイントの中空部31に摺動自在に嵌合する
スライド軸35をそなえ、該スライド軸の先端部に設けた
長穴36に前記連結ロッド20の後端部が挿入され、ピン37
で枢着されている。スライド軸35の中間部には、前後方
向に長い断面を有する長穴40が形成されており、この長
穴とピンジョイント30の側壁部に設けられた長穴32に1
本のコッタ42が挿通されている。コッタ42は楔状に形成
されており、このコッタの挿入深さを増すほどスライド
軸35が後方に移動させられるようになっている。このた
め、コッタ42を挿入するにつれて、連結ロッド20が後方
に引かれ、テーパスリーブ17を介して内歯4が拡径方向
に付勢される。
このつかみ具1で管状の試験片Sをつかむときは、充分
に縮径した内歯4に沿って試験片を挿入し、両長穴32,
40に挿入したコッタ42を打ち込めばよい。すると、内歯
4が拡径し、外歯3との間で試験片の肉厚部をしっかり
と挟持する。また、外歯3は、押えボルト12をねじ込む
ことにより、試験片の外周面に接触させることができ
る。
なお、以上の実施例では、内歯4を拡径方向に付勢する
付勢手段として、コッタとスライド軸を設けたが、これ
らの代りに、例えばエアシリンダ等の適当なアクチュエ
ータを設けておき、これによってテーパスリーブを後方
に牽引するようにしてもよい。また、外歯を押さえる押
えボルト12の代りに、例えばエアで伸縮するベローズを
設けておき、このベローズで外歯を押圧するようにして
もよい。
[考案の効果] 以上に説明した如く、本考案にかかる試験片用つかみ具
は、径が拡縮する内歯と外歯とで管状の試験片の肉厚部
を挟持するものであるから、特別の中子を必要とせず、
薄肉のパイプ材でもうまくつかむことができるととも
に、内径の異なる種々の試験片を効果的につかむことが
できるようになった。特に本願考案では、試験片を予め
つかみ具に装着した後に試験片に負荷が加えられるの
で、試験片の装着が容易になるとともに、試験開始時に
試験片に不必要な予荷重が加わらず、正確な試験ができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例をあらわす断面図、第2図は
A−A断面図、第3図はB矢視図、第4図はC−C断面
図、第5図および第6図はバネと押圧リングの外観図、
第7図は外歯と内歯の説明図、第8図、第9図は従来例
の断面図および正面図である。 1…つかみ具、2…ホルダ、3…外歯、4…内歯、17…
テーパスリーブ、20…連結ロッド、30…ピンジョイン
ト、33…付勢手段、35…スライド軸、42…コッタ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】環状体を円弧状に複数に分割した形状の歯
    体の組合せからなり内周面が凹状歯面として形成された
    外歯と、環状体を円弧状に複数に分割した形状の歯体の
    組合せからなり外周面が前記外歯の歯面よりも小径の凸
    状歯面として形成され、かつ、内周面が軸方向に沿って
    先端側の内径が大きく後端側の内径が小さいテーパ面と
    して形成された内歯と、材料試験機本体に固定され前記
    外歯と内歯を保持するとともに材料試験機の荷重を試験
    片に伝えるホルダと、先端側の外径が大きく後端側の外
    径が小さいテーパ状の外周面をそなえ前記内歯の内部に
    挿入されて該内歯の内周面に密着するテーパスリーブ
    と、該テーパスリーブを支持する連結ロッドと、該連結
    ロッドを後方に牽引することによってテーパスリーブで
    内歯を拡径方向に押圧付勢する付勢手段とをそなえてな
    る管状試験片用つかみ具。
JP1985150172U 1985-09-30 1985-09-30 管状試験片用つかみ具 Expired - Lifetime JPH062132Y2 (ja)

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JPS6257147U JPS6257147U (ja) 1987-04-09
JPH062132Y2 true JPH062132Y2 (ja) 1994-01-19

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