JP2509285Y2 - 内径クランプ装置 - Google Patents
内径クランプ装置Info
- Publication number
- JP2509285Y2 JP2509285Y2 JP5594091U JP5594091U JP2509285Y2 JP 2509285 Y2 JP2509285 Y2 JP 2509285Y2 JP 5594091 U JP5594091 U JP 5594091U JP 5594091 U JP5594091 U JP 5594091U JP 2509285 Y2 JP2509285 Y2 JP 2509285Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cones
- clamp
- clamp pieces
- connecting shaft
- inner diameter
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ワークを内径側から
クランプ保持するための内径クランプ装置に関し、特に
薄肉チューブ材(ショックアブソーバの外筒等)の外周
面に刻印加工を行う場合等に好適な内径クランプ装置に
関するものである。
クランプ保持するための内径クランプ装置に関し、特に
薄肉チューブ材(ショックアブソーバの外筒等)の外周
面に刻印加工を行う場合等に好適な内径クランプ装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、内径クランプ装置には、図5に示
すように、同一軸上で離間又は接近可能に連結された一
対のコーン1A、1Bと、これらのコーン1A、1Bの
周りに当該コーン1A、1B間に跨がって遊嵌された円
筒状のコレット18とからなり、前記コレット18の周
壁部に周方向に間隔をおき互い違いに一方端から他方端
の付近まで延在する複数本のスリットが形成され、コレ
ット体18の両端部内面に、前記コーン1A、1Bの外
周部に形成された内側に傾斜するテーパ面4を圧接させ
てコレット18の両端部を拡径可能とした内径クランプ
装置が知られている。
すように、同一軸上で離間又は接近可能に連結された一
対のコーン1A、1Bと、これらのコーン1A、1Bの
周りに当該コーン1A、1B間に跨がって遊嵌された円
筒状のコレット18とからなり、前記コレット18の周
壁部に周方向に間隔をおき互い違いに一方端から他方端
の付近まで延在する複数本のスリットが形成され、コレ
ット体18の両端部内面に、前記コーン1A、1Bの外
周部に形成された内側に傾斜するテーパ面4を圧接させ
てコレット18の両端部を拡径可能とした内径クランプ
装置が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この内
径クランプ装置では、コレット18の拡縮率が小さく、
金属の弾性限界によりその拡縮範囲にも限界がある。あ
る程度の拡縮率を確保するためにはコレット18の中央
部の肉厚を薄くする必要があるが、コレット中央部を薄
肉にすると、コレット18を大きく拡径できる反面、図
5に示すようにコレット18は中央部が窄んで全体が鼓
状に変形する。このように鼓状に変形したコレット18
でワークWをクランプ保持してワーク外周面に刻印加工
を行った場合、ワークWのコレット中央部に相当する部
分は支持されていないため加工圧力でワークWに簡単に
塑性変形(潰れ)が起きて逃げてしまうから、ワーク表
面に鮮明な刻印文字等を得ることは難しい。また、コレ
ット18の拡縮率が小さいため、ワークWへの挿入時の
クリアランスが小さくて使用し難く、使用できるワーク
Wの径範囲も狭いという不都合があった。
径クランプ装置では、コレット18の拡縮率が小さく、
金属の弾性限界によりその拡縮範囲にも限界がある。あ
る程度の拡縮率を確保するためにはコレット18の中央
部の肉厚を薄くする必要があるが、コレット中央部を薄
肉にすると、コレット18を大きく拡径できる反面、図
5に示すようにコレット18は中央部が窄んで全体が鼓
状に変形する。このように鼓状に変形したコレット18
でワークWをクランプ保持してワーク外周面に刻印加工
を行った場合、ワークWのコレット中央部に相当する部
分は支持されていないため加工圧力でワークWに簡単に
塑性変形(潰れ)が起きて逃げてしまうから、ワーク表
面に鮮明な刻印文字等を得ることは難しい。また、コレ
ット18の拡縮率が小さいため、ワークWへの挿入時の
クリアランスが小さくて使用し難く、使用できるワーク
Wの径範囲も狭いという不都合があった。
【0004】そこで、この考案は前記課題を解決するた
めになしたもので、拡縮率を大きくできると共に、ワー
ククランプ保持範囲の全体にわたってほぼ均一なクラン
プ力を得て確実に刻印加工等を行うことができる内径ク
ランプ装置を提供することを目的とする。
めになしたもので、拡縮率を大きくできると共に、ワー
ククランプ保持範囲の全体にわたってほぼ均一なクラン
プ力を得て確実に刻印加工等を行うことができる内径ク
ランプ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案の内径クランプ
装置は、1つの連結軸上で離間又は接近可能に連結され
た一対のコーンと、これらのコーンの周りに間隔をおき
複数本、当該コーン間に跨がって配置された断面円弧状
のクランプピースと、これらのクランプピースの外面に
形成した環状溝に係合されて当該クランプピースを結束
する環状の弾性部材と、前記コーン間の連結軸に配置さ
れ、前記各クランプピースを連結軸の半径方向に移動可
能に案内して当該クランプピースの間隔を保持する間隔
保持部材とからなり、前記コーンのテーパ面にそれぞれ
当接可能に前記クランプピースの端部内面に肉厚を中央
部側に向かって厚くするような勾配面を形成したもので
ある。
装置は、1つの連結軸上で離間又は接近可能に連結され
た一対のコーンと、これらのコーンの周りに間隔をおき
複数本、当該コーン間に跨がって配置された断面円弧状
のクランプピースと、これらのクランプピースの外面に
形成した環状溝に係合されて当該クランプピースを結束
する環状の弾性部材と、前記コーン間の連結軸に配置さ
れ、前記各クランプピースを連結軸の半径方向に移動可
能に案内して当該クランプピースの間隔を保持する間隔
保持部材とからなり、前記コーンのテーパ面にそれぞれ
当接可能に前記クランプピースの端部内面に肉厚を中央
部側に向かって厚くするような勾配面を形成したもので
ある。
【0006】
【作用】各クランプピースは環状弾性部材により結束さ
れ、かつ端部内面の勾配面をコーンのテーパ面に押し付
け保持されると共に、間隔保持部材により周方向に等間
隔に保持されているため、これらクランプピースを確実
に拡縮でき、その拡縮率は大きい。また、前記勾配面の
設け方から各クランプピースの径方向での曲げ剛性は大
きくなっており、しかも各クランプピースは間隔保持部
材により周方向に等間隔に保持されているため、ワーク
のクランプ保持範囲の全体にわたってほぼ均一なクラン
プ力が得られる。
れ、かつ端部内面の勾配面をコーンのテーパ面に押し付
け保持されると共に、間隔保持部材により周方向に等間
隔に保持されているため、これらクランプピースを確実
に拡縮でき、その拡縮率は大きい。また、前記勾配面の
設け方から各クランプピースの径方向での曲げ剛性は大
きくなっており、しかも各クランプピースは間隔保持部
材により周方向に等間隔に保持されているため、ワーク
のクランプ保持範囲の全体にわたってほぼ均一なクラン
プ力が得られる。
【0007】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図1〜図4によ
り説明する。
り説明する。
【0008】図1は装置全体の縦断面図、図2はクラン
プピースを示す正面図、図3は図2のIII −III 線に沿
う横断面図、図4はクランプピースの拡縮案内となる間
隔保持部材を示す正面図である。
プピースを示す正面図、図3は図2のIII −III 線に沿
う横断面図、図4はクランプピースの拡縮案内となる間
隔保持部材を示す正面図である。
【0009】図中1A、1Bはアーバー本体を構成する
一対のコーンで、対向してドローバー6に同心に配置さ
れている。
一対のコーンで、対向してドローバー6に同心に配置さ
れている。
【0010】コーン1Aの対向側端中心部には連結軸2
が突設され、コーン1Bの対向側端部中心部には嵌合孔
3が穿設され、これらの連結軸2と嵌合孔3が移動可能
に嵌合することでコーン1A、1Bは同一軸上で離間又
は接近可能に連結されている。これらのコーン1A、1
Bの外周部には内側に傾斜するテーパ面4が形成されて
いる。
が突設され、コーン1Bの対向側端部中心部には嵌合孔
3が穿設され、これらの連結軸2と嵌合孔3が移動可能
に嵌合することでコーン1A、1Bは同一軸上で離間又
は接近可能に連結されている。これらのコーン1A、1
Bの外周部には内側に傾斜するテーパ面4が形成されて
いる。
【0011】コーン1Aは外筒先端のキャップ5に装着
され、またコーン1Bは前記外筒、キャップ5及びコー
ン1Aを貫通したドローバー6の先端部に螺着されたロ
ックナット19により、ドローバー6に装着されてい
る。また、コーン1Aに設けた連結軸2の先端とコーン
1Bに設けた嵌合孔3の閉塞端との間には前記ドローバ
ー6に巻回した戻しスプリング7が介装されている。
され、またコーン1Bは前記外筒、キャップ5及びコー
ン1Aを貫通したドローバー6の先端部に螺着されたロ
ックナット19により、ドローバー6に装着されてい
る。また、コーン1Aに設けた連結軸2の先端とコーン
1Bに設けた嵌合孔3の閉塞端との間には前記ドローバ
ー6に巻回した戻しスプリング7が介装されている。
【0012】8は断面円弧状に形成された複数本のクラ
ンプピース(実施例では4本)で、前記コーン1A、1
Bの周方向に間隔をおき当該コーン1A、1B間に跨が
って配置されている。
ンプピース(実施例では4本)で、前記コーン1A、1
Bの周方向に間隔をおき当該コーン1A、1B間に跨が
って配置されている。
【0013】これらのクランプピース8の両端部内面に
はそれぞれ肉厚を中央部側に向かって厚くするような勾
配面9が形成され、当該クランプピース8の中央部には
肉厚方向のガイド孔10が穿設されている。また、各ク
ランプピース8の外面には周方向に連続する係合溝11
が形成され、これらの係合溝11から構成される環状溝
12には環状の弾性部材13(実施例では弾性バンドで
あるがOリング等でも良い)が係合されている。
はそれぞれ肉厚を中央部側に向かって厚くするような勾
配面9が形成され、当該クランプピース8の中央部には
肉厚方向のガイド孔10が穿設されている。また、各ク
ランプピース8の外面には周方向に連続する係合溝11
が形成され、これらの係合溝11から構成される環状溝
12には環状の弾性部材13(実施例では弾性バンドで
あるがOリング等でも良い)が係合されている。
【0014】前記各クランプピース8は環状弾性部材1
3により結束されて両端部内面の勾配面9にてコーン1
A、1Bの外周部(テーパ面4)に当接保持されてい
る。
3により結束されて両端部内面の勾配面9にてコーン1
A、1Bの外周部(テーパ面4)に当接保持されてい
る。
【0015】14は間隔保持部材で、摺動リング15の
外周面に等間隔でクランプピース8と同本数のガイドピ
ン16を連結軸2の半径方向に植設している。
外周面に等間隔でクランプピース8と同本数のガイドピ
ン16を連結軸2の半径方向に植設している。
【0016】摺動リング15は前記コーン1A、1B間
の連結軸2に軸方向に移動可能に嵌合して当該コーン1
A、1B間に組み込まれている。また、ガイドピン16
はそれぞれ対応するクランプピース8の中央部に形成さ
れたガイド孔10に嵌合して当該クランプピース8を連
結軸2の半径方向に移動可能に案内すると共に、クラン
プピース8の周方向間隔を保持している。尚、この実施
例では、ドローバー6によりコーン1Aに対してコーン
1Bが進退されるために摺動リング15をコーン1A、
1B間の連結軸2に軸方向に移動可能に嵌合させたが、
コーン1A、1Bが所定位置を挾んで同量ずつ離間又は
接近する場合には摺動リング15を当該位置に固定して
も良い。また、クランプピース8側にガイド孔10、摺
動リング15側にガイド16を設けたが、逆にクランプ
ピース8側にガイドピン16、摺動リング15側にガイ
ド孔10を設けても良いことは言うまでもない。
の連結軸2に軸方向に移動可能に嵌合して当該コーン1
A、1B間に組み込まれている。また、ガイドピン16
はそれぞれ対応するクランプピース8の中央部に形成さ
れたガイド孔10に嵌合して当該クランプピース8を連
結軸2の半径方向に移動可能に案内すると共に、クラン
プピース8の周方向間隔を保持している。尚、この実施
例では、ドローバー6によりコーン1Aに対してコーン
1Bが進退されるために摺動リング15をコーン1A、
1B間の連結軸2に軸方向に移動可能に嵌合させたが、
コーン1A、1Bが所定位置を挾んで同量ずつ離間又は
接近する場合には摺動リング15を当該位置に固定して
も良い。また、クランプピース8側にガイド孔10、摺
動リング15側にガイド16を設けたが、逆にクランプ
ピース8側にガイドピン16、摺動リング15側にガイ
ド孔10を設けても良いことは言うまでもない。
【0017】以上のように構成された内径クランプ装置
を使用する場合、ドローバー6に引張力を加えて戻しス
プリング7の力に打ち勝ちコーン1Aに対してコーン1
Bを前進させると、コーン1A、1Bの外周部に内側に
傾斜させて設けたテーパ面4間が挾まるから、各クラン
プピース8は環状弾性部材13の力に打ち勝ちコーン1
A、1Bのテーパ面4に沿い摺動しながら連結軸2の半
径方向に押し出され、これらのクランプピース8により
ワークWは内径側からクランプ保持される。
を使用する場合、ドローバー6に引張力を加えて戻しス
プリング7の力に打ち勝ちコーン1Aに対してコーン1
Bを前進させると、コーン1A、1Bの外周部に内側に
傾斜させて設けたテーパ面4間が挾まるから、各クラン
プピース8は環状弾性部材13の力に打ち勝ちコーン1
A、1Bのテーパ面4に沿い摺動しながら連結軸2の半
径方向に押し出され、これらのクランプピース8により
ワークWは内径側からクランプ保持される。
【0018】間隔保持部材14も摺動リング15及びガ
イドピン16とガイド孔10を介しクランプピース8と
協動して連結軸2上をコーン1A側に僅かに移動され
る。この間隔保持部材14のガイドピン16により前記
各クランプピース8の半径方向押出しは周方向に等間隔
に保持され、かつ案内される。
イドピン16とガイド孔10を介しクランプピース8と
協動して連結軸2上をコーン1A側に僅かに移動され
る。この間隔保持部材14のガイドピン16により前記
各クランプピース8の半径方向押出しは周方向に等間隔
に保持され、かつ案内される。
【0019】反対に、ドローバー6に加えた引張力をな
くすと、戻しスプリング7の力によりコーン1Aからコ
ーン1Bが元の位置まで後退して両コーン1A、1Bが
開くと共に、環状弾性部材13の力により各クランプピ
ース8はコーン1A、1Bのテーパ面4に沿い摺動しな
がら元の位置まで連結軸2の半径方向に押し込まれる。
くすと、戻しスプリング7の力によりコーン1Aからコ
ーン1Bが元の位置まで後退して両コーン1A、1Bが
開くと共に、環状弾性部材13の力により各クランプピ
ース8はコーン1A、1Bのテーパ面4に沿い摺動しな
がら元の位置まで連結軸2の半径方向に押し込まれる。
【0020】ところで、各クランプピース8は環状弾性
部材13により結束され、かつ勾配面9をコーン1A、
1Bのテーパ面4に押し付け保持されると共に、間隔保
持部材14のガイドピン16により周方向に等間隔に保
持されているため、これらクランプピース8を確実に拡
縮でき、その拡縮率は大きい。また、勾配面9の設け方
からクランプピース8の半径方向での曲げ弾性は大きく
なっており、しかもクランプピース8は間隔保持部材1
4により周方向に等間隔に保持されているため、ワーク
Wのクランプ支持範囲の全体にわたってほぼ均一なクラ
ンプ力が得られる。
部材13により結束され、かつ勾配面9をコーン1A、
1Bのテーパ面4に押し付け保持されると共に、間隔保
持部材14のガイドピン16により周方向に等間隔に保
持されているため、これらクランプピース8を確実に拡
縮でき、その拡縮率は大きい。また、勾配面9の設け方
からクランプピース8の半径方向での曲げ弾性は大きく
なっており、しかもクランプピース8は間隔保持部材1
4により周方向に等間隔に保持されているため、ワーク
Wのクランプ支持範囲の全体にわたってほぼ均一なクラ
ンプ力が得られる。
【0021】
【考案の効果】以上の通り、この考案は、周方向に配置
した複数本のクランプピースを環状弾性部材により結束
し、当該クランプピースの両端部内面に設けた勾配面を
一対のコーンのテーパ面に押し付け保持すると共に、間
隔保持部材により各クランプピースを周方向に等間隔に
保持したことから、これらクランプピースを確実に拡縮
でき、その拡縮率は大きくなる。このため、ワークへの
挿入時のクリアランスを大きくでき、使用し易くなると
共に、広い径範囲のワークに対して使用可能となる。ま
た、クランプピースの肉厚を中央部側に向かって厚くす
るような勾配面の設け方でクランプピースにおける連結
軸の半径方向での曲げ剛性を大きくしており、しかも前
述したように間隔保持部材により各クランプピースを周
方向に等間隔に保持したから、ワークのクランプ保持範
囲の全体にわたってほぼ均一なクランプ力を得ることが
できる。このため、ワーク表面に対する刻印加工等にこ
れが実効あるように十分使用できる。更に、従来のコレ
ットのような金属疲労がなく耐久性が向上する上、材料
の靭性が必要でなくなって多種の材料を使用できるか
ら、その製作コストの低減が図れる。
した複数本のクランプピースを環状弾性部材により結束
し、当該クランプピースの両端部内面に設けた勾配面を
一対のコーンのテーパ面に押し付け保持すると共に、間
隔保持部材により各クランプピースを周方向に等間隔に
保持したことから、これらクランプピースを確実に拡縮
でき、その拡縮率は大きくなる。このため、ワークへの
挿入時のクリアランスを大きくでき、使用し易くなると
共に、広い径範囲のワークに対して使用可能となる。ま
た、クランプピースの肉厚を中央部側に向かって厚くす
るような勾配面の設け方でクランプピースにおける連結
軸の半径方向での曲げ剛性を大きくしており、しかも前
述したように間隔保持部材により各クランプピースを周
方向に等間隔に保持したから、ワークのクランプ保持範
囲の全体にわたってほぼ均一なクランプ力を得ることが
できる。このため、ワーク表面に対する刻印加工等にこ
れが実効あるように十分使用できる。更に、従来のコレ
ットのような金属疲労がなく耐久性が向上する上、材料
の靭性が必要でなくなって多種の材料を使用できるか
ら、その製作コストの低減が図れる。
【図1】この考案の一実施例の装置全体を示す縦断面図
である。
である。
【図2】クランプピースを示す正面図である。
【図3】図2のIII −III 線に沿う横断面図である。
【図4】クランプピースの拡縮案内となる間隔保持部材
を示す正面図である。
を示す正面図である。
【図5】従来例を示す形状を示す縦断面図である。
1A コーン 1B コーン 2 連結軸 4 テーパ面 8 クランプピース 9 勾配面 10 ガイド孔 11 係合溝 12 環状溝 13 環状の弾性部材 14 間隔保持部材
Claims (1)
- 【請求項1】 ドローバー上で離間又は接近可能に連結
された一対のコーンと、これらのコーンの周りに間隔を
おき複数本、当該コーン間に跨がって配置された断面弧
状のクランプピースと、これらのクランプピースの外面
に形成した環状溝に係合されて当該クランプピースを結
束する環状の弾性部材と、前記コーン間の連結軸に配置
され、前記各クランプピースを連結軸の半径方向に移動
可能に案内して当該クランプピースの間隔を保持する間
隔保持部材とからなり、前記コーンのテーパ面にそれぞ
れ当接可能に前記クランプピースの端部内面に肉厚を中
央部側に向かって厚くするような勾配面を形成したこと
を特徴とする内径クランプ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5594091U JP2509285Y2 (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | 内径クランプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5594091U JP2509285Y2 (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | 内径クランプ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH051006U JPH051006U (ja) | 1993-01-08 |
JP2509285Y2 true JP2509285Y2 (ja) | 1996-08-28 |
Family
ID=13013077
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5594091U Expired - Fee Related JP2509285Y2 (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | 内径クランプ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2509285Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-06-24 JP JP5594091U patent/JP2509285Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH051006U (ja) | 1993-01-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |