JPH0620970U - 合成樹脂製管の継ぎ手作業に用いるクランプ - Google Patents
合成樹脂製管の継ぎ手作業に用いるクランプInfo
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- JPH0620970U JPH0620970U JP3767692U JP3767692U JPH0620970U JP H0620970 U JPH0620970 U JP H0620970U JP 3767692 U JP3767692 U JP 3767692U JP 3767692 U JP3767692 U JP 3767692U JP H0620970 U JPH0620970 U JP H0620970U
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Abstract
(57)【要約】
[目的] 複数本の合成樹脂製管を継手部材を介し、か
つ、溶融あるいは接着手段を用いて接続する継手作業
に、接続状態が固結して完了するまで係合しておく治具
において、管径に準じて、それぞれ専用の治具のクラン
プを用いていたものを、一種のクランプですべての管径
に対応でき、かつ、エルボ継手、チーズ継手にも対応で
きるクランプを提供することを目的とするものである。 [構成] 上部あるいは側部に被連結管Bの端部方を固
着できる締め具1を設けたクランプ台2の2台のそれぞ
れに、前記被連結管Bを装着しようとする方向と平行状
態となるような軸線に、連絡規制軸3の一端部を固着す
るとともに、この双方の連絡規制軸3を設けたクランプ
台2の植設面に、対向設置するクランプ台2の連絡規制
軸3が互いに嵌合挿入し、かつ、摺動貫通できる軸孔4
を反対面に開口できるように貫通し、更に、前記軸孔4
に挿入する連絡規制軸3を固着できるようにクランプ台
2の一面に開口し、かつ、前記軸孔4まで連通する雌ネ
ジ孔5を設け、この雌ネジ孔5に締め付けボルト6を螺
合してなるものである。
つ、溶融あるいは接着手段を用いて接続する継手作業
に、接続状態が固結して完了するまで係合しておく治具
において、管径に準じて、それぞれ専用の治具のクラン
プを用いていたものを、一種のクランプですべての管径
に対応でき、かつ、エルボ継手、チーズ継手にも対応で
きるクランプを提供することを目的とするものである。 [構成] 上部あるいは側部に被連結管Bの端部方を固
着できる締め具1を設けたクランプ台2の2台のそれぞ
れに、前記被連結管Bを装着しようとする方向と平行状
態となるような軸線に、連絡規制軸3の一端部を固着す
るとともに、この双方の連絡規制軸3を設けたクランプ
台2の植設面に、対向設置するクランプ台2の連絡規制
軸3が互いに嵌合挿入し、かつ、摺動貫通できる軸孔4
を反対面に開口できるように貫通し、更に、前記軸孔4
に挿入する連絡規制軸3を固着できるようにクランプ台
2の一面に開口し、かつ、前記軸孔4まで連通する雌ネ
ジ孔5を設け、この雌ネジ孔5に締め付けボルト6を螺
合してなるものである。
Description
【0001】
この考案は、合成樹脂製管の継ぎ手作業に用いる固定治具のクランプに関する ものである。
【0002】
時代の進歩により、鋼管が合成樹脂に代替されつつあり、これらその素材の変 遷に従い、管継ぎ手方法も根本的に変化して来ている。
【0003】 鋼管の場合は、周知の如く、被接続管端外周に設けた雄ネジとジョイント材の 雌ネジとを螺合式をもって行われる継ぎ手手段が専らであったが、合成樹脂管の 場合は、合成樹脂特性である熱溶融可能の利点を利用し、連結箇所を溶融手段に より完全密着する方法が採用されるようになってきた。
【0004】 しかしながら、前記溶融による連結手段は、溶融開始前より完全密着後の形態 を保持しなければならず、かつ、溶融作業中ならびに該溶融による合体、更にそ の溶融現象が終了し、冷却して完全合体が完了するまで、該連結箇所を不動にし 、該不動状態を維持する必要がある。
【0005】 これら合成樹脂を素材とする管体の連結作業に、接合した管を完全連結完了ま で、該形態を維持する治具として用いるクランプの名を冠したクランプ固定工法 という手段が既に開発されている。
【0006】
互いに、連結しようとする合成樹脂製管体の端部をつき合わせ、そのつき合わ せ部の外周に密嵌合した継手管体の継手部材との3者を溶融あるいは接着する技 術において、継手管の接続位置を跨いで、双方の管端部分に固定できるクランプ 部材によって固結による連結完了まで不動状態を維持する工具がある。
【0007】 これら連結作業において、L字型接続、即ち、エルボ継手、T字形継手も同様 に適正構造のクランプ部材を用いるものである。
【0008】
前記した管継手工具として用いられたクランプ部材は、完全連結を期待するこ とを前提とするものであるから、それぞれ管径に準じた専用のクランプ部材を用 いることを基本としている。
【0009】 これら管継手作業は、概ね現場作業が大半であるため、作業種に見合った専用 クランプ部材の個々を選択して持参する必要があり、従って、準備する工具の種 類と、その個数は膨大な数となり、設計図と対応する事前準備作業に費やす労力 と時間とを必須のものとした。
【0010】 この考案は、これら、事前準備に要する非作業性を解消するために開発したも ので、管体敷設に伴う管継手補助工具の各種別の用意を排除し、如何なる管径、 如何なる接続形態にも使用できる唯一形態の補助工具で、万能の期待を奏するこ とができるようにしたことを目的としたものである。
【0011】
この考案は、上記の目的を達成させるための手段として、第1の考案は、上部 あるいは側部に被連結管の端部方を固着できる締め具を設けたクランプ台の2台 のそれぞれに、前記被連結管を装着しようとする方向と平行状態となるような軸 線に、連絡規制軸の一端部を固着するとともに、この双方の連絡規制軸を設けた クランプ台の植設面に、対向設置するクランプ台の連絡規制軸が互いに嵌合挿入 し、かつ、摺動貫通できる軸孔を反対面に開口できるように貫通し、更に、前記 軸孔に挿入する連絡規制軸を固着できるようにクランプ台の一面に開口し、かつ 、前記軸孔まで連通する雌ネジ孔を設け、この雌ネジ孔に締め付けボルトを螺合 してなるものである。
【0012】 第2の考案は、2台のクランプを、面一箇所に平行設置し、かつ、各々のクラ ンプ台の側面より水平方向に突出する連絡規制軸の先端方向を相対向させた状態 を設定条件とし、双方の連絡規制軸先端の延長線のそれぞれが貫通できる位置に 軸孔を平行して貫通した連結部材を形成し、該連結部材の外面より前記軸孔まで 連通する雌ネジ孔を設け、この雌ネジ孔に締め付けボルトを螺合した連結部材を 2台のクランプ台の中間に設置し、それぞれの連絡規制軸を異方向より係合し、 かつ、これを固着できるようにしてなるものである。
【0013】 第3の考案は、2台のクランプ台における被連結管の係合部をV字形の開谷状 に凹設してなるものである。
【0014】 第4の考案は、裏面を、クランプ台の一面に凹設したV字形の開谷状の係合部 と密係合できる突出裏面を形成し、表面はクランプ台に凹設した前記係合部と同 形の補助係合部を凹設し、該補助係合部における最深部と、前記突出裏面の最突 出部間の距離を任意設定した規格寸法にして構成した補助駒を用いることができ るようにしてなるものである。
【0015】 第5の考案は、クランプ台の一面に凹設した係合部の表面と、補助駒の裏面に 、該係合部と補助駒とを合致係合させた際に嵌合し、かつ、不動を維持できる雌 雄係合関係を形成する凹凸部を設けてなるものである。
【0016】 第6の考案は、それぞれのクランプ台の一面に設けた係合部の両外側位置より 被連結管の外周に当接して固定する平紐状の締め帯を締め具として設けてなるも のである。
【0017】 第7の考案は、連結部材において、異方向から連絡規制軸を挿入できる軸孔の 軸心に対し、平面視直交する方向に、他のクランプ台に設けた連絡規制軸が嵌合 挿入して貫通できるクロス用軸孔を、前記軸孔に対し段違いに穿設し、該クロス 用軸孔まで連通する雌ネジ孔を連結部材の表面に開口して設け、この雌ネジ孔に 締め付けボルトを螺合した連結部材を3台のクランプ台の間で、連絡規制軸が平 面視T字状となる接点位置に設置し、また、2台のクランプ台を対面位置以外の 箇所に設置して連絡規制軸がL字状を形成できるように、それぞれの連絡規制軸 を異方向より係合し、かつ、これを固着できるようにしてなるものである。
【0018】
合成樹脂製管体の継手作業に用いる本考案のクランプは、基本的に2台のクラ ンプ台をを一対として、これを相対向させて用いるもので、管体の径ならびに継 手形態に応じて補助手段である連結部材ならびに補助駒を用いる場合もある。
【0019】 このクランプ台は、小径管から大径管まで対応できるようにしてあり、小径か ら中径までの管径の場合には、2個一対のクランプ台で目的作業を行う。
【0020】 即ち、連結しようとする被連結管の管端外周に、予め継手部材の管材を、その 長さのほぼ中央部まで嵌合挿入し、他方の被連結管の管端を前記継手部材の残余 部に挿入する。
【0021】 これとはべつに、前記一対のクランプ台を一側に設けた連絡規制軸の突出面を 相対向させ、該連絡規制軸の先端を互いに相手側の軸孔に差し違い形態をもって 組み合わせて一個体を形成する。
【0022】 これら一対のクランプ台の内面間の間隙距離を前記継手部材の長さと同等もし くは、それよりも僅かに大なる距離を予め設定し、しかる後に各クランプ台に螺 合した締め付けボルトを締め付けて相手側の連絡規制軸との係合位置を不動のも のとなるように固定する。
【0023】 このように一対のクランプ台が一個体に固定されたならば、前述の、予め継手 部材を介して一体化された被連結管のそれぞれの端部を継手部材を除いて外した 管端部を、クランプ台の一面に設けられた係合部に固定するものである。
【0024】 因みに、前記継手部材を介して仮接合された被連結管の連結作業形態の一例に ついて説明すれば、継手部材には正・負の両電極を係合できるようにしてあり、 これに通電すれば、継手部材の内周において、電気抵抗による発熱作用で、継手 部材の内周が加熱、かつ、溶融し、次いで、該内周に接合する被連結管の外周を も加熱溶融させ、両者の溶融度合が、融合し、かつ、合体に適する状態になった 時点で通電を断つもので、これらの手段は従前からの連結方法の一つと同一であ る。
【0025】 継手部材の長さは、被連結管の径にほぼ比例して大径に移行する毎に長くなり 、従って、一対のクランプ台の相対向面間距離も増大しなければならなくなり、 その寸法が連絡規制軸の長さより大である場合には、連結部材を用いる。
【0026】 この連結部材には、前記のように連絡規制軸の先端が相対向するクランプ台に 長さが不足して届かない大間隙の場合と、後述するT字形分岐(チーズ継手使用 )ならびにL字形の屈曲(エルボ使用)の場合とがある。
【0027】 被連結管を一直線状に連結する場合には、双方のクランプ台に取り付けた連絡 規制軸の先端を互いに相反する方向より連結部材の軸孔に差し違い形態をもって 挿入し、かつ、各クランプ台間の間隙を任意設定距離に調整した後、該連結部材 の外側より締め付けボルトを締め付けて嵌合挿入された各連絡規制軸を固定する ことにより、2つのクランプ台が一個体に形成され、このクランプ台の双方に、 中間に継手部材を介装した被連結管の端部方を係合部によって固定するものであ る。
【0028】 また、この連結部材は、被連結管を分岐するT字状接合部のチーズ継手の結合 時にも用いられるようにしてある。
【0029】 即ち、連結部材には、前記被連結管の直状連結時に用いる各連絡規制軸挿入用 の軸孔が平行状態をもって貫通してあり、この軸孔に対して直交する方向にクロ ス用軸孔が段違いをもって貫通穿設してあるので、該連結部材の設置位置が被連 結管における分岐点位置として使用することができる。
【0030】 更に、エルボ継手をもって被連結管を直角に屈曲連結させる場合には、直交す る方向にクロス用軸孔を有する連結部材を用いて、クランプ台より突出する連絡 規制軸が連結部材を接点として90度の内角を形成できるようにしてある。
【0031】 前記した各々のクランプ台の一面に設ける被連結管の管端方を固定する係合部 は、如何なる管径の被連結管であっても係合できるように略V字形の開谷状をも って形成され、該係合部には被連結管の外周が2線接触により支持されるように 構成してある。
【0032】 そして、凹設した係合部の両外側位置に係止した平紐状の締め帯を締め具とし て設けられ、これら締め帯に取り付けられた締め美錠によって締め付けるか、場 合によっては、これら締め帯を結んで被連結管を固定するものである。
【0033】 前記のクランプ台における略V字形の開谷状に凹設した係合部に対して、上面 を係合部の凹設形状と同一にし、かつ、裏面の主形状を前記係合部の凹設形状に 密嵌合できる突出裏面を形成し、かつ、クランプ台側の係合部と突出裏面とに嵌 合固定用の凹凸部をもって積み重ねを可能にした補助駒を用いることができるよ うにしてある。
【0034】 この補助駒は、前記突出裏面の最下端部と略V字形の開谷部の最深部との距離 を所望設定寸法とした複数種を構成し、必要に対応し得るように、係合部への着 脱自在となるように形成されている。
【0035】 この必要事項とは、異径管の継手作業時に、いずれか一方のクランプ台に設定 規準の補助駒を選出して、これを係合部に嵌着することによって異径被連結管の 軸心を一つにして固定状態を維持することができる。
【0036】 また、前記した連絡規制軸は、対向クランプ台あるいは連結部材に対して差し 違い形態をもって装着するものであるから、同一構成のクランプ台を用いた際に は、その係合部において段差が生ずることとなり、この段差を修正するためにも 補助駒を用いることができる。
【0037】 また更に、クランプ台における連絡規制軸による前記段差を基本的に排除する 目的と、クランプ台自体の軽量化ならびにデザイン効果も含めて、該クランプ台 には多数の軸孔が、すべて平行状態をもって穿設してあり、任意設定する軸孔を 用いて挿抜自在な連絡規制軸を装着し、かつ、固定することができるようにして ある。
【0038】 これらは、事前に、相手側クランプ台に挿入する連絡規制軸に段差を設けて装 着することによって、クランプ台底面を水平同位の位置に設置ができ、被連結管 の接続固定維持作業により正確度を高めて用いることができるようにしたもので ある。
【0039】
次に、この考案の実施例を図とともに説明すれば、上部あるいは側部に被連結 管Bの端部方を固着できる締め具1を設けたクランプ台2の2台のそれぞれに、 前記被連結管Bを装着しようとする方向と平行状態となるような軸線に、連絡規 制軸3の一端部を固着するとともに、この双方の連絡規制軸3を設けたクランプ 台2の植設面に、対向設置するクランプ台2の連絡規制軸3が互いに嵌合挿入し 、かつ、摺動貫通できる軸孔4を反対面に開口できるように貫通し、更に、前記 軸孔4に挿入する連絡規制軸3を固着できるようにクランプ台2の一面に開口し 、かつ、前記軸孔4まで連通する雌ネジ孔5を設け、この雌ネジ孔5に締め付け ボルト6を螺合してなるものである。
【0040】 2台のクランプ2を、面一箇所に平行設置し、かつ、各々のクランプ台2の側 面より水平方向に突出する連絡規制軸4の先端方向を相対向させた状態を設定条 件とし、双方の連絡規制軸4先端の延長線のそれぞれが貫通できる位置に軸孔7 1を平行して貫通した連結部材7を形成し、該連結部材7の外面より前記軸孔7 1まで連通する雌ネジ孔72を設け、この雌ネジ孔72に締め付けボルト73を 螺合した連結部材7を2台のクランプ台2の中間に設置し、それぞれの連絡規制 軸3を異方向より係合し、かつ、これを固着できるようにしてなるものである。
【0041】 2台のクランプ台2における被連結管Bの係合部8をV字形の開谷状に凹設し てなるものである。
【0042】 裏面を、クランプ台2の一面に凹設したV字形の開谷状の係合部8と密係合で きる突出裏面91を形成し、表面はクランプ台2に凹設した前記係合部8と同形 の補助係合部81を凹設し、該補助係合部81における最深部と、前記突出裏面 91の最突出部間の距離を任意設定した規格寸法にして構成した補助駒9を用い ることができるようにしてなるものである。
【0043】 クランプ台2の一面に凹設した係合部8の表面と、補助駒9の裏面に、該係合 部8と補助駒9とを合致係合させた際に嵌合し、かつ、不動を維持できる雌雄係 合関係を形成する凹凸部92を設けてなるものである。
【0044】 それぞれのクランプ台2の一面に設けた係合部8の両外側位置より被連結管B の外周に当接して固定する平紐状の締め帯11を締め具1として設けてなるもの である。
【0045】 なお、符号12は、締め帯11に装着した締め美錠を示すものである。
【0046】 連結部材7において、異方向から連絡規制軸7を挿入できる軸孔4の軸心に対 し、平面視直交する方向に、他のクランプ台2に設けた連絡規制軸3が嵌合挿入 して貫通できるクロス用軸孔74を、前記軸孔4に対し段違いに穿設し、連結部 材7の表面よりクロス用軸孔74まで連通する雌ネジ孔72を設け、この雌ネジ 孔72に締め付けボルト73を螺合した連結部材7を3台のクランプ台2の間で 、連絡規制軸3が平面視T字状となる接点位置に設置し、また、2台のクランプ 台を対面位置以外の箇所に設置して連絡規制軸3がL字状を形成できるように、 それぞれの連絡規制軸3を異方向より係合し、かつ、これを固着できるようにし てなるなるものである。
【0047】 クランプ台2に穿設する軸孔4は、相対向するクランプ台2より突出した連絡 規制軸3の挿入嵌合用は無論のこと、自己の連絡規制軸3の装着用ともなるよう に形成するとともに、特に金属あるいは合成樹脂、または窯業製の固体からなる クランプ台2の重量の軽量化を含むデザイン上の効果も兼ねて、実際上の使用個 数よりも多い余分な軸孔4の複数を総て平行して穿設し、これら対向クランプ台 2より突出する連絡規制軸3と差し違い関係を成立させるために、いずれの軸孔 4に対しても連絡規制軸3を挿入嵌合することができ、かつ、これを締め付けボ ルト6あるいは、その他の楔作用する止め具等をもって固着できるようにし、ま た、対向側の連絡規制軸3をいずれかの軸孔4においても受入れることができる ようにしたものである。
【0048】 また更に、連結部材7においても、そこに穿設される軸孔71は、前記クラン プ台2に穿設される軸孔4に、でき得る限り、対応できるようクロス用軸孔74 とともに、複数を穿設して用意しておくものである。
【0049】 なお、1個のクランプ台2に使用する連絡規制軸3の装着本数は1本から設定 する複数本を用いることは任意である。
【0050】 また、補助駒9においても、被連結管Bの管径は、規格製品であるので、これ らの規格に準じて要部寸法差の各々を用意することによって、特に異径管の継手 作業に対応することができる。
【0051】
この考案は以上のように構成したので、管体の敷設作業に伴う、特に合成樹脂 製管の継ぎ手作業に、溶融あるいは接着手段をもって行う際に、完全結合が完了 するまで、該連結箇所の固定を維持するクランプにおいて、従前の、管径に準じ た専用クランプの個々に取って代わって、本考案のクランプ装置は、管径に関係 無く如何なる管径であっても、また、異径管の接続作業の場合であっても、更に 分岐箇所のチーズ継手、屈曲箇所のエルボ継手であっても一種のクランプで総て の管継手固定状態を維持することができる効果大なることを特徴とするものであ る。
【0052】
【図1】 クランプの正面図、
【図2】 連結部材を介装したクランプの平面図、
【図3】 連結部材を介装したクランプの正面図、
【図4】 チーズ継手用に組み立てたクランプの平面
図、
図、
【図5】 エルボ継手用に組み立てたクランプの平面
図、
図、
【図6】 クランプと補助駒との関係を説明するための
側面図、
側面図、
【図7】 管体を固定した場合を示すクランプの側面
図、
図、
【図8】 クランプの使用実施例を説明するための正面
略図、
略図、
【図9】 クランプの使用実施例を説明するための正面
略図、
略図、
【0053】
1 締め具 11 締め帯 12 締め美錠 2 クランプ台 3 連絡規制軸 4 軸孔 5 雌ネジ孔 6 締め付けボルト 7 連結部材 71 軸孔 72 雌ネジ孔 73 締め付けボルト 74 クロス用軸孔 8 係合部 81 補助係合部 9 補助駒 91 突出裏面 92 凹凸部 A 継手部材 B 被連結管
Claims (7)
- 【請求項1】 上部あるいは側部に被連結管Bの端部方
を固着できる締め具1を設けたクランプ台2の2台のそ
れぞれに、前記被連結管Bを装着しようとする方向と平
行状態となるような軸線に、連絡規制軸3の一端部を固
着するとともに、この双方の連絡規制軸3を設けたクラ
ンプ台2の植設面に、対向設置するクランプ台2の連絡
規制軸3が互いに嵌合挿入し、かつ、摺動貫通できる軸
孔4を反対面に開口できるように貫通し、更に、前記軸
孔4に挿入する連絡規制軸3を固着できるようにクラン
プ台2の一面に開口し、かつ、前記軸孔4まで連通する
雌ネジ孔5を設け、この雌ネジ孔5に締め付けボルト6
を螺合してなることを特徴とする合成樹脂製管の継ぎ手
作業に用いるクランプ。 - 【請求項2】 2台のクランプ2を、面一箇所に平行設
置し、かつ、各々のクランプ台2の側面より水平方向に
突出する連絡規制軸4の先端方向を相対向させた状態を
設定条件とし、双方の連絡規制軸4先端の延長線のそれ
ぞれが貫通できる位置に軸孔71を平行して貫通した連
結部材7を形成し、該連結部材7の外面より前記軸孔7
1まで連通する雌ネジ孔72を設け、この雌ネジ孔72
に締め付けボルト73を螺合した連結部材7を2台のク
ランプ台2の中間に設置し、それぞれの連絡規制軸3を
異方向より係合し、かつ、これを固着できるようにして
なることを特徴とする請求項1記載の合成樹脂製管の継
ぎ手作業に用いるクランプ。 - 【請求項3】 2台のクランプ台2における被連結管B
の係合部8をV字形の開谷状に凹設してなることを特徴
とする請求項1記載の合成樹脂製管の継ぎ手作業に用い
るクランプ。 - 【請求項4】 裏面を、クランプ台2の一面に凹設した
V字形の開谷状の係合部8と密係合できる突出裏面91
を形成し、表面はクランプ台2に凹設した前記係合部8
と同形の補助係合部81を凹設し、該補助係合部81に
おける最深部と、前記突出裏面91の最突出部間の距離
を任意設定した規格寸法にして構成した補助駒9を用い
ることができるようにしてなることを特徴とする請求項
1および請求項3記載の合成樹脂製管の継ぎ手作業に用
いるクランプ。 - 【請求項5】 クランプ台2の一面に凹設した係合部8
の表面と、補助駒9の裏面に、該係合部8と補助駒9と
を合致係合させた際に嵌合し、かつ、不動を維持できる
雌雄係合関係を形成する凹凸部92を設けてなることを
特徴とする請求項1、請求項3および請求項4記載の合
成樹脂製管の継ぎ手作業に用いるクランプ。 - 【請求項6】 それぞれのクランプ台2の一面に設けた
係合部8の両外側位置より被連結管Bの外周に当接して
固定する平紐状の締め帯11を締め具1として設けてな
ることを特徴とする請求項1記載の合成樹脂製管の継ぎ
手作業に用いるクランプ。 - 【請求項7】 連結部材7において、異方向から連絡規
制軸7を挿入できる軸孔4の軸心に対し、平面視直交す
る方向に、他のクランプ台2に設けた連絡規制軸3が嵌
合挿入して貫通できるクロス用軸孔41を、前記軸孔4
に対し段違いに穿設し、該クロス用軸孔41まで連通す
る雌ネジ孔72を連結部材7の表面に開口して設け、こ
の雌ネジ孔72に締め付けボルト73を螺合した連結部
材7を3台のクランプ台2の間で、連絡規制軸3が平面
視T字状となる接点位置に設置し、また、2台のクラン
プ台を対面位置以外の箇所に設置して連絡規制軸3がL
字状を形成できるように、それぞれの連絡規制軸3を異
方向より係合し、かつ、これを固着できるようにしてな
ることを特徴とする請求項1および請求項2記載の合成
樹脂製管の継ぎ手作業に用いるクランプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992037676U JPH0754713Y2 (ja) | 1992-05-08 | 1992-05-08 | 合成樹脂製管の継ぎ手作業に用いるクランプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992037676U JPH0754713Y2 (ja) | 1992-05-08 | 1992-05-08 | 合成樹脂製管の継ぎ手作業に用いるクランプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0620970U true JPH0620970U (ja) | 1994-03-18 |
JPH0754713Y2 JPH0754713Y2 (ja) | 1995-12-18 |
Family
ID=12504226
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992037676U Expired - Lifetime JPH0754713Y2 (ja) | 1992-05-08 | 1992-05-08 | 合成樹脂製管の継ぎ手作業に用いるクランプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0754713Y2 (ja) |
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1992
- 1992-05-08 JP JP1992037676U patent/JPH0754713Y2/ja not_active Expired - Lifetime
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