JPH06209048A - 薄膜絶縁膜の形成方法 - Google Patents

薄膜絶縁膜の形成方法

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JPH06209048A
JPH06209048A JP328493A JP328493A JPH06209048A JP H06209048 A JPH06209048 A JP H06209048A JP 328493 A JP328493 A JP 328493A JP 328493 A JP328493 A JP 328493A JP H06209048 A JPH06209048 A JP H06209048A
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JP
Japan
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ozone
film
silicon oxide
forming
insulating film
Prior art date
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Pending
Application number
JP328493A
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English (en)
Inventor
Takashi Yano
尚 矢野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テトラエチルオルソシリケートをオゾンを用
い熱分解して形成する酸化珪素膜を下地材料の影響の受
けずに形成し、製造コストを低減する。 【構成】 表面にボロンリン珪酸ガラス膜2を形成した
シリコン基板1に第1アルミ配線3を形成した後、まず
第1の絶縁膜として、テトラエチルオルソシリケートと
トリメチルホスフェートをオゾンで熱分解することによ
り、オゾンTEOSリン珪酸ガラス膜4を約100nm形
成する。つぎに、第2の絶縁膜として、同じ反応室でテ
トラエチルオルソシリケートをオゾンで熱分解すること
により、オゾンTEOS酸化珪素膜5を約650nm形成
する。バイアホールを形成後、第2アルミ配線6を形成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はテトラエチルオルソシ
リケートをオゾンを用いて熱分解し酸化珪素膜を形成す
る薄膜絶縁膜の形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、テトラエチルオルソシリケートを
オゾンを用いて熱分解し形成するオゾンTEOS酸化珪
素膜は優れたカバレイジを有するため、層間絶縁膜の平
坦化方法として注目されている。以下図面を参照しなが
ら、従来の薄膜絶縁膜の形成方法の一例について説明す
る。
【0003】図3は従来の薄膜絶縁膜の形成方法を示す
工程順断面図である。図3において、1はシリコン基
板、2はボロンリン珪酸ガラス膜、3は第1アルミ配
線、5はオゾンTEOS酸化珪素膜、6は第2アルミ配
線、7はプラズマ酸化珪素膜である。図3(a) に示すよ
うに、表面にボロンリン珪酸ガラス膜2を形成したシリ
コン基板1に第1アルミ配線3を形成した後、まず第1
の絶縁膜として、シランと亜酸化窒素をプラズマ下で反
応させ、約100nmのプラズマ酸化珪素膜7を形成する
(図3(b) )。
【0004】つぎに、第2の絶縁膜として、別の装置で
テトラエチルオルソシリケートをオゾンで熱分解するこ
とによりオゾンTEOS酸化珪素膜5を約650nm形成
する(図3(c) )。その後、バイアホール(図示せず)
を開孔後、第2アルミ配線6を形成する(図3(d) )。
【0005】この従来例のようにオゾンTEOS酸化珪
素膜5を層間絶縁膜として用いる場合、オゾンTEOS
酸化珪素膜5は表面反応が強く、膜の成長速度や膜質が
下地材料の影響を受けてしまうため、第1アルミ配線3
上に直接形成することができず、プラズマ酸化珪素膜7
等のシランを用いた酸化膜を下層膜として別の装置で形
成していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の方法では、オゾンTEOS酸化珪素膜5を形成する装
置以外にプラズマ酸化珪素膜7を形成する別の装置を必
要とするため、設備費用が多くかかることや、また二つ
の装置を使用するために絶縁膜形成に時間がかかること
等から、製造コストが増大するいう問題点を有してい
た。
【0007】この発明の目的は、テトラエチルオルソシ
リケートをオゾンを用い熱分解して形成する酸化珪素膜
を下地材料の影響の受けずに形成し、製造コストを低減
できる薄膜絶縁膜の製造方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の薄膜絶縁膜の
形成方法は、表面に導電層を形成した半導体基板上にテ
トラエチルオルソシリケート[Si(OC2H5)4]とオゾン
[O3]とトリメチルホスフェート[PO(OCH3)3 ]とを用
いてリン珪酸ガラス膜を形成する工程と、リン珪酸ガラ
ス膜上にテトラエチルオルソシリケートとオゾンを用い
て酸化珪素膜を形成する工程とを含んでいる。
【0009】
【作用】この発明によれば、テトラエチルオルソシリケ
ートとオゾンとトリメチルホスフェートとを用いて形成
したリン珪酸ガラス膜の上に、テトラエチルオルソシリ
ケートとオゾンを用いて酸化珪素膜を形成することによ
り、リン珪酸ガラス膜が酸化珪素膜の成長時の下地材料
の影響を除外する役割を果たすため、酸化珪素膜を下地
の材料に影響されることなく形成できる。そして、リン
珪酸ガラス膜と酸化珪素膜は同一装置内で連続的に形成
できるため、従来のようにプラズマ酸化珪素膜等の形成
装置が不要となるとともに、絶縁膜形成に要する時間も
短縮でき、製造コストを低減することができる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の一実施例の薄膜絶縁膜の形
成方法について、図1と図2を参照しながら説明する。
図1はこの発明の一実施例の薄膜絶縁膜の形成方法を示
す工程順断面図である。図1において、1はシリコン基
板(半導体基板)、2はボロンリン珪酸ガラス膜、3は
第1アルミ配線(導電層)、4はオゾンTEOSリン珪
酸ガラス膜、5はオゾンTEOS酸化珪素膜、6は第2
アルミ配線である。
【0011】図1(a) に示すように、表面にボロンリン
珪酸ガラス膜2を形成したシリコン基板1に第1アルミ
配線3を形成した後、まず第1の絶縁膜として、テトラ
エチルオルソシリケート[Si(OC2H5)4]とトリメチルホ
スフェート[PO(OCH3)3 ]をオゾン[O3]で熱分解する
ことにより、オゾンTEOSリン珪酸ガラス膜4を約1
00nm形成する(図1(b) )。
【0012】つぎに、第2の絶縁膜として、同じ反応室
でテトラエチルオルソシリケートをオゾンで熱分解する
ことにより、オゾンTEOS酸化珪素膜5を約650nm
形成する(図1(c) )。その後、バイアホール(図示せ
ず)を形成後、第2アルミ配線6を形成する(図1(d)
)。
【0013】図2はこの実施例における薄膜絶縁膜を連
続形成する場合のプロセスガスタイムチャートを示すも
のである。まず過程1では、表面にボロンリン珪酸ガラ
ス膜2および第1アルミ配線3を形成したシリコン基板
1を400℃に加熱された反応室に導入した後、窒素と
4.6mol%のオゾンを含有する酸素によりパージを10
秒間行なう。窒素の流量は18l/min 、オゾンを含む酸
素の流量は7.5l/min である。
【0014】つぎに過程2で、テトラエチルオルソシリ
ケートとトリメチルホスフェートがONし、テトラエチ
ルオルソシリケート,4.6mol%のオゾンを含有する酸
素,トリメチルホスフェートおよび窒素を60秒間導入
する。テトラエチルオルソシリケートの流量は77cc/m
in、トリメチルホスフェートの流量は7.0cc/minで、
窒素の流量とオゾンを含む酸素の流量は前と同様であ
る。この過程2で図1(b) に示す第1の絶縁膜であるオ
ゾンTEOSリン珪酸ガラス膜4が約4.0Wt%のP濃
度で約100nm形成される。テトラエチルオルソシリケ
ートとオゾンとトリメチルホスフェートにより形成され
たオゾンTEOSリン珪酸ガラス膜4は、通常のシラン
を用いたリン珪酸ガラス膜と同様に気相反応が強いた
め、下地のボロンリン珪酸ガラス膜2や第1アルミ配線
3の影響を受けずに膜を形成することができる。
【0015】過程3で、テトラエチルオルソシリケート
とトリメチルホスフェートをOFFし、窒素と4.6mo
l%のオゾンを含有する酸素だけによるパージを10秒間
行う。窒素の流量とオゾンを含む酸素の流量は前と同様
である。過程4で、テトラエチルオルソシリケートがO
Nし、テトラエチルオルソシリケート,4.6mol%のオ
ゾンを含有する酸素および窒素を283秒間導入する。
テトラエチルオルソシリケートの流量は77cc/minで窒
素の流量とオゾンを含む酸素の流量は前と同様である。
この過程4で図1(c) に示す第2の絶縁膜であるオゾン
TEOS酸化珪素膜5が約1380Å/minの速度で約6
500Å形成される。テトラエチルオルソシリケートと
オゾンにより形成されたオゾンTEOS酸化珪素膜5は
気相反応が弱く、表面反応が強い。このため、ボロンリ
ン珪酸ガラス膜やアルミ配線上に直接形成すると膜の成
長速度や膜質が下地材料の影響を受けてしまうが、この
実施例では、過程2で第1の絶縁膜としてオゾンTEO
Sリン珪酸ガラス膜4を形成しているため、下地の影響
を受けずにオゾンTEOS酸化珪素膜5を形成すること
ができる。
【0016】最後に過程5では、テトラエチルオルソシ
リケートをOFFし、窒素と4.6mol%のオゾンを含有
する酸素だけによるパージを10秒間行う。窒素の流量
とオゾンを含む酸素の流量は前と同様である。その後、
基板を反応室より取り出し、1サイクルが終了する。以
上のようにこの実施例によれば、オゾンTEOSリン珪
酸ガラス膜4の上にオゾンTEOS酸化珪素膜5を形成
することにより、オゾンTEOS酸化珪素膜5を下地の
材料に影響されることなく形成できる。そして、同一の
装置内で連続的に形成できるため、従来のようにプラズ
マ酸化珪素膜等の形成装置が不要となるとともに、絶縁
膜形成に要する時間も短縮でき、製造コストを低減する
ことができる。
【0017】なおこの実施例では、オゾンTEOSリン
珪酸ガラス膜4とオゾンTEOS酸化珪素膜5を同一の
反応室で形成する方法について述べたが、それぞれを同
一の装置内の別々の反応室で連続に処理することも可能
である。
【0018】
【発明の効果】以上のようにこの発明の薄膜絶縁膜の製
造方法は、テトラエチルオルソシリケートとオゾンとト
リメチルホスフェートとを用いて形成したリン珪酸ガラ
ス膜の上に、テトラエチルオルソシリケートとオゾンを
用いて酸化珪素膜を形成することにより、リン珪酸ガラ
ス膜が酸化珪素膜の成長時の下地材料の影響を除外する
役割を果たすため、酸化珪素膜を下地の材料に影響され
ることなく形成できる。そして、リン珪酸ガラス膜と酸
化珪素膜は同一装置内で連続的に形成できるため、従来
のようにプラズマ酸化珪素膜等の形成装置が不要となる
とともに、絶縁膜形成に要する時間も短縮でき、製造コ
ストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の薄膜絶縁膜の形成方法を
示す工程順断面図である。
【図2】同実施例の説明のためのプロセスガスタイムチ
ャートである。
【図3】従来の薄膜絶縁膜の形成方法を示す工程順断面
図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 ボロンリン珪酸ガラス膜 3 第1アルミ配線 4 オゾンTEOSリン珪酸ガラス膜 5 オゾンTEOS酸化珪素膜 6 第2アルミ配線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に導電層を形成した半導体基板上に
    テトラエチルオルソシリケート[Si(OC2H5)4]とオゾン
    [O3]とトリメチルホスフェート[PO(OCH3) 3 ]とを用
    いてリン珪酸ガラス膜を形成する工程と、前記リン珪酸
    ガラス膜上にテトラエチルオルソシリケートとオゾンを
    用いて酸化珪素膜を形成する工程とを含む薄膜絶縁膜の
    形成方法。
JP328493A 1993-01-12 1993-01-12 薄膜絶縁膜の形成方法 Pending JPH06209048A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110246934A (zh) * 2019-04-28 2019-09-17 华灿光电(苏州)有限公司 发光二极管芯片的制作方法及发光二极管芯片

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110246934A (zh) * 2019-04-28 2019-09-17 华灿光电(苏州)有限公司 发光二极管芯片的制作方法及发光二极管芯片
CN110246934B (zh) * 2019-04-28 2020-04-07 华灿光电(苏州)有限公司 发光二极管芯片的制作方法及发光二极管芯片

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