JP3401322B2 - 絶縁膜を有する半導体装置の製造方法 - Google Patents

絶縁膜を有する半導体装置の製造方法

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JP3401322B2
JP3401322B2 JP11479994A JP11479994A JP3401322B2 JP 3401322 B2 JP3401322 B2 JP 3401322B2 JP 11479994 A JP11479994 A JP 11479994A JP 11479994 A JP11479994 A JP 11479994A JP 3401322 B2 JP3401322 B2 JP 3401322B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、絶縁膜の製造に関し、
特に絶縁膜を有する半導体装置の製造方法と製造装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路装置に対する高集積度、
高速動作の要求はますます高まっている。高集積度を満
たす多くの半導体素子を集積化し、かつ高速動作させる
には、狭いチップ面積内に多くの半導体素子を配置する
ことが必要であり、多層配線で素子間を接続することも
必要となる。配線層数も増加する。また、各配線の幅を
狭くすることが望まれ、同一抵抗値の配線を幅の狭い配
線で作ろうとすると配線の高さは高くなる。
【0003】このような多層配線を形成したチップ表面
は、激しい凹凸を示すようになる。表面の凹凸が激しく
なると、その上に形成する配線層等のステップカバレー
ジが悪くなるのみでなく、ホトリソグラフィ精度も低下
する。従って、多層配線を作成する場合、配線層を形成
する前の、層間絶縁膜等の下地の表面を平坦化する技術
が重要度を増している。
【0004】絶縁層の平坦化技術としては、ホスホシリ
ケートガラス(PSG)、ボロンシリケートガラス(B
SG)、ボロンホスホシリケートガラス(BPSG)
等、不純物を添加して軟化点を下げたガラスのリフロー
が知られている。しかし、これらのリフローも比較的高
い温度を必要とし、Al等の耐熱性の低い配線層や高精
度の不純物プロフィールを有する半導体チップに適用す
るには制限がある。
【0005】より低温度で平坦化を実現する技術が求め
られている。テトラエチルオルソシリケート(TEO
S)とオゾンとを反応させてシリコン酸化膜を堆積する
技術は、比較的低温で行なうことができ、下地表面の段
差を低減する自己平坦化機能を有する。但し、オゾン−
TEOS酸化膜は比較的間隔の狭い凸部間の領域は効率
的に埋め戻すことができるが、凸部間の間隔が広くなる
と平坦化の性能は低下する。
【0006】液相のシリコン化合物をスピン塗布した
後、アニールして酸化シリコン膜を得るスピンオングラ
ス(SOG)は、常温でスピンオンができ、液相である
ため平坦化機能に優れている。但し、基板を大気に露出
すること等により、得られる酸化膜中に水分等酸化シリ
コン以外の成分を吸着や残留によって含み易い。これら
不要成分を低減するにはアニール温度を上げる必要があ
る。また、スピン塗布はスピンコータを用いたプロセス
であり、ドライプロセスとの整合性は良くない。
【0007】これら自己平坦化機能を有する酸化膜の絶
縁特性は、通常の化学気相堆積(CVD)で形成した酸
化シリコン膜の絶縁特性より一般的に悪い。但し、通常
のCVDで形成した酸化シリコン膜は、下地上に下地の
形状に従ってコンフォーマルに堆積し、段差を低減する
ことは困難である。
【0008】そこで、配線パターンによって段差の生じ
た基板表面を、一旦通常のCVD酸化膜でコンフォーマ
ルに覆い、さらにその上にSOG等の自己平坦化機能を
有する酸化膜を形成することも行なわれている。本明細
書では通常のCVD絶縁膜のように、側面上にも形成さ
れるが、平坦化機能のない、又は極めて乏しい絶縁膜を
コンフォーマル絶縁膜と呼ぶ。
【0009】一旦、CVD酸化膜上に自己平坦化機能を
有する酸化膜を形成して表面を平坦化した後、自己平坦
化機能を有する酸化膜をエッチバック等で少なくとも部
分的に除去し、品質の劣る酸化膜の量を減少させること
も行なわれている。さらに、エッチバックした表面にC
VD酸化膜を堆積してSOG酸化膜等の品質の劣る酸化
膜を封じ込めることも行なわれている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】オゾン−TEOS酸化
膜で段差基板表面を平坦化する方法は、配線パターン等
に起因する凸部間の間隔が広い場合、十分な平坦化を実
現することが困難である。
【0011】SOG酸化膜を用いて平坦化を行ない、良
好な品質の酸化膜を得ようとする場合は、SOG酸化膜
を塗布、アニール、エッチバックしてさらにその上にC
VD酸化膜を形成することが望まれるが、複数のプロセ
スを組み合わせると、ターンアラウンドタイム(TA
T)が長くなり、コスト面で不利となる。
【0012】また、スピンコータとCVD装置の2種類
の装置を必要とし、かつこの2種類の装置は整合性が低
いため、単一構成に合体化することが困難である。ま
た、SOG酸化膜は、アウトガスを防止することが困難
である。アウトガスは後の工程における電気的コンタク
トや選択成長の妨げとなる。
【0013】本発明の目的は、ドライプロセスのみで幅
広の段差部を含めて平坦化することの可能な絶縁膜を有
する半導体装置の製造方法を提供することである。本発
明の他の目的は、幅広の段差部を含めて平坦化すること
の可能な絶縁膜を作成することができる半導体装置の製
造装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の一観点によれ
ば、表面に凹凸のある構造を有する半導体基板を準備す
る工程と、前記半導体基板の温度を100℃以下に保持
する工程と、シラザン結合を有する有機シリコンと酸化
剤を用いてプラズマを発生させ、プラズマ化学気相堆積
(CVD)によって前記半導体基板上に下地の凹凸を反
映しない絶縁膜を堆積する工程とを含む絶縁膜を有する
半導体装置の製造方法が提供される。
【0015】本発明の他の観点によれば、(SiR3
2 NRまたは(SiR2 NR)3 または(SiR2
R)4 、但し、RはCn 2n+1(n=0,1,2,3,
…n)で表される任意の原子団、で表される有機シリコ
ンと酸素とを含む混合ガスをプラズマ反応させ、プラズ
マ化学気相堆積法を使用して、温度を100℃以下に保
持した基板上へ絶縁膜を堆積する絶縁膜の製造方法が提
供される。
【0016】
【作用】シラザン結合を有する有機シリコンと酸化剤を
用いてプラズマを発生させ、絶縁膜を成膜すると、幅広
の段差部を含めて凹凸を低減化することが可能であるこ
とが実験的に発見された。下地に凹凸があっても、下地
の凹凸を反映しない絶縁膜を形成できる。
【0017】
【実施例】図1A、1Bを参照して本発明の実施例によ
る絶縁膜の作成方法を説明する。図1Aに示すように、
拡散層等の素子領域を形成したシリコン基板1の表面上
に、BPSG膜2をCVDにより厚さ約0.5〜1μm
堆積する。BPSG膜2の上に、スパッタリングを用い
てアルミニウム合金層を厚さ約1μm堆積する。アルミ
ニウム合金膜上にレジスト層を塗布し、露光、現像して
レジストパターンを作成する。レジストパターンをエッ
チングマスクとし、アルミニウム合金膜をパターニング
し、アルミニウム合金配線3を形成する。アルミニウム
合金配線3を形成すると、シリコン基板表面は段差を有
することになる。
【0018】このようなシリコン基板を、図1Bに示す
ような平行平板型プラズマCVD装置に搬入し、段差を
平坦化するシリコン系絶縁膜を形成する。図1Bにおい
て、気密チャンバ11は、内部に平行平板電極14、1
5を有し、バルブ12を介して真空排気装置13に接続
されている。上側平板電極14は、内部にガス流路18
が形成されており、下面に多くの開口を有するガス出口
板19が設けられている。上部のガス導入口20から反
応ガスを導入すると、ガス出口板19から下側平板電極
15に向かってガスを供給することができる。
【0019】下側平板電極15は、温度調整手段を有す
る。たとえば、内部にガス流路17が形成され、Ar等
の温度調節したガスを流すことにより、所望の温度に温
度調整することができる。また、ヒータを有することに
より温度調節が可能となる。下側平板電極15上にシリ
コン基板16を載置する。下側平板電極15は接地さ
れ、上側平板電極14はRF電源21に接続される。
【0020】上側平板電極14のガス導入口20には、
ガス流路22、25が接続されている。ガス流路22は
2 またはNO、N2 O等の酸化剤が供給される。ガス
流路25には、容器23内に収容された有機シリコン中
をバブリングしたHeガスが供給される。容器23は、
温度調節器24によって一定温度に保持される。
【0021】有機シリコンとしては、(SiR2 NR)
3 、(但し、RはCn 2n+1(n=0,1,2,3,…
で表される任意の原子団)の1種であり、図2Aの構造
式で表される構造を有するヘキサメチルシクロトリシラ
ザン(HMCTSZ)Si36 213 を用いた。容
器23の温度は、たとえば35℃に保持される。HMC
TSZは常温で液相であり、バブリングに適した蒸気圧
を有する。
【0022】シリコン基板16の温度は約100℃以
下、たとえば約50℃に保持する。なお、HMCTSZ
の堆積においては、温度が高くなると堆積膜の粘度が上
がる傾向がある。堆積膜の流動性を増し、平坦化機能を
高めるためには基板温度は低い方が好ましい。
【0023】O2 とHeの流量比が約1:10〜20に
なるように設定し、O2 とHe希釈のHMCTSZをチ
ャンバ11内に導入する。RF電源21から周波数1
3.56MHzの高周波電力を電力密度が約0.4W/
cm2 となるように平行平板電極14、15に印加す
る。RF電力により、O2 とHe希釈のHMCTSZの
プラズマを発生し、有機シリコンの酸化膜をシリコン基
板16上に堆積させる。たとえば、厚さ約0.7μmの
有機シリコン酸化膜を堆積する。
【0024】HMCTSZを用いた有機シリコン酸化膜
は、自己平坦化機能に優れ、約100μm幅程度までの
段差を平坦に埋めることができた。上述の実施例におい
ては、配線パターン3の間隔が約100μm以下であれ
ば、段差を有効に平坦化することができる。
【0025】なお、HMCTSZを酸化すると、シラザ
ン結合が離れ、NHの代わりにOが結合し、ポリジメチ
ルシロキサンが形成されるのであろうと考えられる。ポ
リジメチルシロキサンは重合度に依存して変化する粘度
(流動性)を有することが知られている。このようなシ
ラザン結合を有する有機シリコンとして、図2Cに示す
構造を有し、(SiR2 NR)3 で表される他の有機シ
リコンを用いることもできると考えられる。さらに、
(SiR2 NR)3 に代え、図2Bの構造を有し、(S
iR3 2 NRで表されるヘキサメチルジシラザン等の
有機シリコンや、図2Dの構造を有し、(SiR2
R)4 で表されるオクタメチルシクロテトラシラザン等
の有機シリコンを用いることもできると考えられる。
【0026】なお、図2A〜2Dにおいて、Rはフェニ
ル基、ビニル基、Cn 2n+1(n=0,1,2,3…)
である。特に、Rは耐熱性が良好なメチル基、フェニル
基または水素基であることが好ましい。
【0027】さらに、シラザン結合を有する有機シリコ
ンを広く用いることが可能であろう。所望の重合度を実
現するには、環状のシラザンを用いることが好ましいで
あろう。
【0028】酸化剤としてO2 を用いる場合を説明した
が、O2 に代え、一酸化窒素、一酸化二窒素等の他の酸
化剤を用いてもよいと考えられる。さらに、酸化剤に加
え、アンモニア(NH3 )やNF3 等を添加することも
できる。これらの添加剤を混入すると反応条件が変化す
る。NF3 を添加した場合、条件を調整してほぼ同様の
平坦性が得られた。シラザン結合を有する有機シリコン
と、酸化剤を含む混合ガスをプラズマ化し、酸化シリコ
ン絶縁膜を形成することにより、幅広の段差部も含めて
平坦化を行なうことができるであろう。平坦化により多
層配線のカバレージ不良を良好に防止することができ
る。
【0029】図3A〜3Dは、本発明の他の実施例によ
る半導体装置の製造方法を示す。図3Aにおいて、シリ
コン基板30の活性領域31を囲むように、フィールド
酸化膜32をLOCOS(local oxidation of silico
n)によって作成する。フィールド酸化膜32形成後、
酸化マスクとして用いた窒化膜およびその下の酸化膜を
除去し、薄いゲート酸化膜を熱酸化等によって形成す
る。
【0030】その後、多結晶シリコン層を表面上に堆積
し、ホトリソグラフィを用いてパターニングすることに
より、ゲート電極33およびゲート配線33aを作成す
る。イオン注入を行なって、MOSFETのソース/ド
レイン領域や抵抗領域等を形成する。これら素子構造を
形成した後、ゲート電極33、ゲート配線33aを覆う
ように、ボロンホスホシリケートガラス(BPSG)膜
34を厚さ約500nm形成する。このBPSG膜34
は、たとえばソースガスとしてSiH4 、O2、B2
6 、PH3 を希釈用ガスN2 と共に用い、常圧で約38
0℃のCVDによって形成する。BPSG膜34をリフ
ローして平坦化する。BPSG膜34は、ゲート配線と
その上の配線との間の層間絶縁膜として機能する。
【0031】BPSG膜34の上に、Si1%を含むA
l合金をスパッタし、厚さ約700nmのAl合金層を
形成し、ホトリソグラフィによってパターニングするこ
とにより、Al配線35を形成する。このAl配線を下
層配線と呼ぶ。Al配線をパターニングした結果、表面
上には厚さ約700nmの凹凸が発生する。
【0032】下層配線層を覆って、SiH4 とN2 Oを
ソースガスとし、300℃程度のプラズマCVDを行な
うことにより、酸化シリコン膜36を厚さ約500nm
堆積する。この酸化シリコン膜は、下地表面上にその形
状に従ってコンフォーマルに形成される。但し、側面上
の膜厚は平坦面上の膜厚より小さい。Al配線3間の凹
所が1以下のアスペクト比を有すれば、隣接する側面上
の酸化シリコン膜が接することがない。従って、下に空
洞を形成することなく良好な酸化シリコン膜を形成でき
る。
【0033】図3Bに示すように、ヘキサメチルシクロ
トリシラザン(HMCTSZ)とO 2 を用いたプラズマ
CVDにより、有機シリコンの酸化膜である絶縁膜37
を厚さ約500nm形成する。但し、厚さは場所によっ
て変化するので、厳密なものではない。少なくとも凹所
を埋めてさらに表面を覆うようにする。
【0034】このプラズマCVDは、約100℃以下の
基板温度、たとえば約50℃の基板温度、13.56M
HzのRF周波数、RF電力約0.4W/cm2 、HM
CTSZのバブリングをHeで行ない、O2 /He流量
比約0.1とする条件で行なう。
【0035】このような条件で形成したHMCTSZの
酸化膜は、図に示すようにほぼ平坦な表面を有する。下
地凸部の間隔が約100μm程度までは、平坦な表面を
得ることが可能である。
【0036】下地凸部の間隔が約100μm程度存在す
る場合、SOGによる平坦化を行なうと、段差が約1μ
mの場合、SOG表面には約100nm程度の段差が生
じることを避けがたかった。従って、HMCTSZを用
いたプラズマ酸化膜は、優れた自己平坦化機能を有する
ことが判る。
【0037】HMCTSZから作成した有機シリコン酸
化膜は、原料、製法による影響を受け継いでおり、たと
えばシラン系材料を用い、CVDによって作成した酸化
シリコン膜とは異なる性能を示すことがある。従って、
HMCTSZで形成した酸化膜の量をなるべく減少させ
たり、CVD酸化膜によって覆うことが望まれることも
ある。
【0038】図3Cに示すように、シリコン基板を反応
性イオンエッチング(RIE)装置内に搬入し、RIE
により約700nmのエッチバックを行なう。このエッ
チバックにより下地凸部上の絶縁膜37は除去され、さ
らに凸部上の酸化シリコン膜36が約200nm厚エッ
チされ、下地凹部上のみにわずかに絶縁膜37aが残
る。図3Bの段階で、表面がほぼ完全に平坦化されてい
るため、エッチバックされた後の表面もほぼ平坦とな
る。
【0039】なお、エッチバックのエッチング条件は、
エッチャントガスとしてCF4 、CHF3 を流量比CF
4 /CHF3 =1、RF電力約350W、圧力約150
mTorrで行なう。この条件の時、エッチングは異方
性であり、CVD酸化膜36と、HMCTSZ酸化膜3
7とのエッチングレート比は約1である。
【0040】図3Dに示すように、エッチバックした表
面上に、図3Aで作成したCVD酸化膜36と同様の工
程により、酸化シリコン膜38を堆積する。このように
して、CVD酸化膜の有する段差をシラザン結合を有す
る有機シリコンの酸化膜で効率的に平坦化し、さらに平
坦化された表面を覆って平坦なキャップ層を形成するこ
とができる。
【0041】なお、HMCTSZを用いた絶縁膜は、堆
積時の基板温度が高くなると粘度が上がる。たとえば、
約150℃以上の基板温度では、粘度が高くなり過ぎ
(流動性が低くなり過ぎ)、良好な平坦化を行なうこと
は困難である。従って、約150℃以下、好ましいは約
100℃以下の基板温度で平坦化絶縁膜を堆積する。ま
た、基板温度は、用いるシラザン化合物の融点以上とす
ることが好ましい。
【0042】図4は、図3A〜3Dに示す製造方法を実
施するのに適した製造装置の構成を概略的に示す。ウエ
ハ駆動機構Rを収容するロードロック室41に、ゲート
バルブGVを介して3つの処理室42、43、44が接
続され、さらにゲートバルブGV1を介して予備室40
が接続されている。以上説明した各室は、独立に真空排
気することができる。
【0043】シリコンウエハは、ウエハカセットを導入
する予備室40からロードロック室41に搬入され、処
理室42〜44のいずれにも搬入することができる。処
理室42は、たとえばプラズマCVD用の処理室であ
り、所望温度に加熱したサセプタ状に半導体ウエハを載
置し、プラズマCVD膜を堆積することができる。な
お、図4には図示しないが、図1B同様にRF電力源や
ガス供給源が備えられている。
【0044】処理室43は、シラザン結合を有する有機
シリコンと酸化剤を用いて絶縁膜を形成するためのチャ
ンバである。その構成は図1Bに示すものと同等であ
る。処理室44は、エッチバック用のチャンバであり、
RIEを行なうことができるように平行平板電極が備え
られている。下側電極にRF電源が接続されている場合
を示すが、上側電極または両電極にRF電源を接続して
もよい。各処理室には、図1Bに示すようなガス供給源
が備えられている。
【0045】図4に示すような装置を用いると、ウエハ
を大気に露出することなく、図3Aの酸化シリコン膜堆
積から、図3Dの酸化シリコン膜堆積までの工程を順次
行なうことができる。
【0046】次に、前述の実施例同様に図3A〜3Dを
参照し、他の実施例を説明する。Alの下層配線35形
成までの工程は前述の実施例と同様である。下層配線3
5形成後、ソースガスとしてSiH4 、N2 Oを用い、
酸化剤N2 Oを不足気味に供給することにより、プラズ
マCVDにより窒化酸化膜36を形成する。なお、必要
に応じNH3 を添加する。このようにして、屈折率約
1.75の酸化窒化膜を厚さ約500nm堆積する。
【0047】その後、図3Bに示した工程と同様の工程
により、HMCTSZを用いた絶縁膜37を厚さ約50
0nm堆積する。その後、図3Cに示す工程により、約
700nmのエッチバックを行なう。この時のエッチン
グ条件は、エッチャントガスとしてCF4 +O2 を用
い、CF4 /O2 の流量比=10、RF電力1kW、圧
力1.0Torrとする。
【0048】この条件下でCVD窒化酸化膜36と絶縁
膜37のエッチングレート比は約1である。このエッチ
ングは、等方性エッチングであるが、表面が平坦化され
ているため、平坦な表面を維持したままエッチングが進
む。エッチバック後、図3Dに示す工程により、絶縁膜
表面を覆うCVD酸化膜38を形成してもよい。
【0049】なお、図3A〜3Dを参照して説明した実
施例において、HMCTSZの他、シラザン結合を有す
る他の有機シリコンを用いてもよい。たとえば、図2B
に示す構造式を有する有機シリコンを用いることができ
る。この例としては、RがCH3 であるヘキサメチルジ
シラザンがある。また、図2Cに示す構造式を有する有
機シリコンを用いることもできる。RをCH3 とした時
には、実施例のHMCTSZとなる。
【0050】また、図2Dに示すような構造式を有する
有機シリコンを用いることもできる。この例としては、
RがCH3 であるオクタメチルシクロテトラシラザンが
ある。なお、前述のように環状構造を有するシラザンを
用いることがより好ましいであろう。
【0051】また、酸化剤としてはO2 以外に、N
2 O、NO等を用いてもよい。これらの酸化剤に加え、
さらにNF3 やNH3 を添加してもよい。以上説明した
構成によれば、層間絶縁膜を全てCVDによって形成で
きるため、プロセスの整合性がよく、かつ設計変更に容
易に対応することができる。ASICのような多品種少
量生産に特に適している。
【0052】次に、図5A〜5Cを参照して本発明の他
の実施例による半導体装置の製造方法を説明する。図5
Aに示すように、シリコン基板50の表面部分51に、
トランジスタ、抵抗等の素子を形成し、その上に形成す
る配線層との間の層間絶縁膜としてBPSG膜52を厚
さ500nm程度前述同様の工程によって形成する。
【0053】BPSG膜52の上に、Si1%を含むA
l合金層を厚さ約700nmスパッタリングし、さらに
その上にTiN層を厚さ約100nmスパッタリングす
る。TiN層の上にレジスト層を塗布し、パターニング
してエッチングマスクを形成する。このマスクを用いて
エッチングすることにより、Al合金層53、TiN層
54からなる下層配線層を形成する。
【0054】次に、図5Bに示すように、前述同様のシ
ラン系材料を用いたプラズマCVDにより、シリコン酸
化膜55を厚さ約500nm堆積する。TEOSと酸素
を用いたCVDを用いてもよい。
【0055】次に、平行平板型プラズマCVD装置を用
い、ソースガスとしてヘキサメチルシクロトリシラザン
(HMCTSZ)を用い、酸化剤としてO2 を用いて、
絶縁膜56を凸部上で厚さ約200nmになるように形
成する。この時の膜堆積条件は、基板温度100℃以
下、たとえば50℃、RF周波数13.56MHz、R
F電力密度0.4W/cm2 、HMCRSZはHeバブ
リング、HeとO2 の流量比はO2 /He=0.1とす
る。このような条件によれば、自己平坦化機能の優れた
絶縁膜56を得ることができる。
【0056】図5Cに示すように、レジストマスクを用
いたホトリソグラフィにより、コンタクトホール58を
絶縁膜56、シリコン酸化膜55を貫通して形成する。
このコンタクトホール58内に露出したTiN層54表
面上にW層を選択的に厚さ約500nm成長する。
【0057】この選択成長の条件は、基板温度約300
℃、成長圧力0.1Torr、使用ガスWF6 、SiH
4 、H2 、流量比WF6 /SiH4 /H2 =5/2/8
0である。選択Wは、コンタクトホール内に露出した金
属層表面上にのみ成長し、絶縁膜上には成長しない。な
お、Wの選択成長を、Al、Cu等の他の金属の選択成
長に置き換えることも可能である。
【0058】なお、HMCTSZを用いた絶縁膜の代わ
りに、市販の無機SOGを厚さ約80nm塗布し、45
0℃、N2 雰囲気中で約30分間キュアリングし、コン
タクトホールを形成して同様の選択Wの成長を行なう
と、絶縁膜上にはアウトガスに起因すると考えられる無
数のパーティクル状の異常W成長が生じてしまう。すな
わち、SOG酸化膜と比較し、HMCTSZを用いた絶
縁膜はアウトガスが少ないことがわかる。
【0059】なお、図5A〜5Cの実施例においては、
CVD酸化膜を堆積した後、シラザン結合を有する有機
シリコンの絶縁膜を形成したが、配線層上に直接シラザ
ン結合を有する有機シリコンの絶縁膜を形成することも
できる。
【0060】図6は、本発明の他の実施例による半導体
装置の製造方法を説明するための断面図である。シリコ
ン基板50上にBPSG膜52、下層配線層53、54
を形成し、パターニングする点までは図5A〜5Cに示
す実施例と同様である。
【0061】下層配線層53、54を形成した後、直接
HMCTSZを用いた絶縁膜57を前述の実施例同様の
工程により厚さ約800nm堆積する。この絶縁膜57
の表面は平坦になる。その後、図5A〜5Cに示す実施
例と同様、コンタクトホール58を形成し、コンタクト
ホール内にWの選択成長を行なってWプラグ59を形成
する。なお、プラグの選択成長はWに限らない。W、A
l、Cu等の金属の選択成長から任意のものを採用する
ことが可能である。
【0062】図5A〜5C、図6の実施例においても、
前述の実施例同様、他のシラザン結合を有する有機シリ
コンや他の酸化剤を用いてもよい。特に、Rとして耐熱
性の良いメチル基、フェニル基を有するものや水素基を
有する図2A、2C、2Dに示すような環状シラザン化
合物を用いることが好ましい。
【0063】以上実施例に沿って本発明を説明したが、
本発明はこれらに制限されるものではない。絶縁膜を作
成する原料として、ヘキサメチルシクロトリシラザン
(HMCTSZ)を用いる場合を主として説明したが、
シリコン原料としてはシラザン結合を有する有機シリコ
ンを用いることができる。たとえば、図2A〜2Dに示
すような構造を有する有機シリコンを用いることができ
る。特に、環状構造を有するシラザンを用いることが好
ましい。
【0064】酸化剤としては、O2 、N2 O、NOを用
いることができるが、これに制限されるものではない。
酸化剤と共にNF3 、NH3 を用いることもできる。そ
の他、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは
当業者に自明であろう。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、シラザン結合を有
する有機シリコンと酸化剤を用いた絶縁膜を形成するこ
とにより、段差基板表面に下地の凹凸を反映しない絶縁
膜表面を形成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による半導体装置の製造方法を
説明するための断面図およびブロック図である。
【図2】本発明の実施例に用いる有機シリコンの構造を
示す概略図である。
【図3】本発明の実施例による半導体装置の製造方法を
説明するための概略断面図である。
【図4】本発明の実施例に用いる半導体装置の製造装置
を示す概略ブロック図である。
【図5】本発明の実施例による半導体装置の製造方法を
説明するための断面図である。
【図6】本発明の実施例による半導体装置の製造方法を
説明するための断面図である。
【符号の説明】
1、30、50 シリコン基板 2、34、52 BPSG膜 35、53、54 下層配線 36、55 CVD(窒化)酸化膜 37、56、57 有機シリコンと酸化剤を用いた絶縁
膜 22 酸化剤配管 25 有機シリコン配管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−359515(JP,A) 特開 平5−263255(JP,A) 特開 平2−281627(JP,A) 特開 平3−82769(JP,A) 国際公開92/012535(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/312 H01L 21/314 H01L 21/316 H01L 21/318 C23C 16/50

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に凹凸のある構造を有する半導体基
    板を準備する工程と、 前記半導体基板の温度を100℃以下に保持する工程
    と、 シラザン結合を有する有機シリコンと酸化剤を用いてプ
    ラズマを発生させ、プラズマ化学気相堆積(CVD)に
    よって前記半導体基板上に下地の凹凸を反映しない絶縁
    膜を堆積する工程とを含む絶縁膜を有する半導体装置の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 前記有機シリコンは、環状のシラザン結
    合を有する請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記有機シリコンは、(SiR3 2
    R、(SiR2 NR)3 、(SiR2 NR)4 、但し、
    Rはフェニル基、ビニル基、Cn 2n+1(nは0または
    正の整数)の少なくとも1種である請求項1記載の半導
    体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記酸化剤は、O2 、N2 O、NOの少
    なくとも1種である請求項1〜3のいずれかに記載の半
    導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記堆積工程において、さらにNH3
    たはNF3 を添加してプラズマを発生させる請求項1〜
    4のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記半導体基板を準備する工程が、半導
    体基板上に配線パターンを形成する工程を含む請求項1
    〜5のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記半導体基板を準備する工程が、さら
    にCVDによって配線パターン上に下地の凹凸を反映す
    るコンフォーマル絶縁膜を形成する工程を含む請求項6
    記載の半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 さらに、少なくとも下地の凸部上の前記
    下地の凹凸を反映しない絶縁膜をエッチバックする工程
    を含む請求項1〜7のいずれかに記載の半導体装置の製
    造方法。
  9. 【請求項9】 さらに、前記下地の凹凸を反映しない絶
    縁膜を貫通して、前記配線パターンを露出するコンタク
    トホールを形成する工程と、 前記コンタクトホール内に露出された配線パターン上に
    金属を選択成長する工程とを含む請求項6または7記載
    の半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 (SiR3 2 NRまたは(SiR2
    NR)3 または(SiR2 NR)4 、但し、RはCn
    2n+1(n=0,1,2,3,…n)で表される任意の原
    子団、で表される有機シリコンと酸素とを含む混合ガス
    をプラズマ反応させ、プラズマ化学気相堆積法を使用し
    て、温度を100℃以下に保持した基板上へ絶縁膜を堆
    積する絶縁膜の製造方法。
  11. 【請求項11】 さらに、アンモニアを添加して前記混
    合ガスを形成する請求項10記載の絶縁膜の製造方法。
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