JPH10189578A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

Info

Publication number
JPH10189578A
JPH10189578A JP34028396A JP34028396A JPH10189578A JP H10189578 A JPH10189578 A JP H10189578A JP 34028396 A JP34028396 A JP 34028396A JP 34028396 A JP34028396 A JP 34028396A JP H10189578 A JPH10189578 A JP H10189578A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
insulating film
plasma
plasma treatment
wiring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34028396A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Kubo
誠 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP34028396A priority Critical patent/JPH10189578A/ja
Publication of JPH10189578A publication Critical patent/JPH10189578A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Formation Of Insulating Films (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】上記の様に、従来の層間絶縁膜による平坦化に
際して、ベース絶縁膜(第一の層間絶縁膜)が上層の平
坦化膜(第二の層間絶縁膜)に対するリフロー性(濡れ
性)として満足すべき特性を有していない為、上層の平
坦化膜の平坦度及び表面モフォロジーが悪化するという
問題点が、また水分に対するブロック性に関し満足すべ
き特性を有していない為、下層配線の抵抗変化やコロー
ジョン発生或いは素子のホットキャリア信頼性の問題が
あった。本発明ではこれらの問題を改善する新規なベー
ス膜形成方法を提供するものである。 【解決手段】半導体基板上に形成された素子や配線を被
膜する平坦化膜の下層であるベース絶縁膜(第一の層間
絶縁膜)の成膜後にN2 Oガスによるプラズマ処理を施
し、引き続いてO2 ガスによるプラズマ処理を施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に関し、特に多層配線構造における層間絶縁膜の形
成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路において、集積度を上げ
る為の手段として微細化とともに配線材料を多層にわた
って形成するいわゆる多層配線化が進んで来ている。こ
の様な多層配線構造を有する集積回路の製造工程は近
年、複雑化・長工程化してきており、製品の歩留り低下
や製造コスト増加等の問題の大きな要因として問題視さ
れている。特に多層配線形成工程が集積回路の製造価格
に占有する割合は大きく、コストダウンを図る上で多層
配線工程のコスト低減化の要求が高まって来ている。従
来の多層配線形成工程に於いては、下層配線材料を堆積
後リソグラフィ及びエッチングにより下層配線パターン
形成後に層間絶縁膜を被膜する。この段階では、上記層
間絶縁膜の表面には下層配線層のパターン等に起因した
段差が存在し、この状態でプロセスが進行すると、上層
配線のパターン形成時にリソグラフィの焦点深度余裕が
無い等の原因で、段差下でレジストが太りエッチング後
に上層配線のショートが発生したり、或いは段差上でレ
ジストが細りエッチング後に上層配線の断線不良をもた
らす等の問題があった。そこで最近では通常、上層配線
を堆積する前にその下地となる第一の層間絶縁膜の表面
をレジストエッチバック法やCMP(Chemical Mechani
cal Polishing)法等で平坦化して段差を緩和した後、第
二の層間絶縁膜を形成している。しかし、この方法によ
ると、1回目の成膜,平坦化,2回目の成膜と工程数が
多く、上記の様な多層配線工程の工程削減の要求には十
分応える事が出来なかった。
【0003】ところで、層間絶縁膜の平坦化技術の一つ
としてAPL(Advansed PLanarizing interlayer-diel
ectric)プロセスが報告されている(文献;Matsuura e
t al.,IEEE Tech.Dig.,P117,1994)。図8に従来のAP
Lプロセスの工程の一例を示す。図中、801は半導体
基板、802は下層配線、803はベース絶縁膜(第一
の層間絶縁膜)、804はN2 Oプラズマ処理若しくは
2 プラズマ処理、805はリフローSiO2 膜(第二
の層間絶縁膜)、806はキャップ絶縁膜(第三の層間
絶縁膜)、807は上層配線を示す。図8(a)はリソ
グラフィ及びエッチングにより半導体基板801上に下
層配線802を形成したものである。次に、図8(b)
に示す様に下層配線802上に通常のプラズマCVD法
によりベース膜(第一の層間絶縁膜)803を形成す
る。次に図8(c)に示す様に、ベース膜803表面に
対してN2 Oプラズマ処理若しくはO2 プラズマ処理8
04を施す。しかる後に、図8(d)に示す様にSiH
4 ガスと、酸化剤としてH22 (過酸化水素水)を低
温(例えば0℃), 真空中で反応させることにより、下
層配線上に平坦化膜として自己流動性(リフロー性)の
SiO2 膜(以下リフローSiO2 膜という)を形成す
る。次に図8(e)の様にプラズマCVD法によりキャ
ップ絶縁膜(第三の層間絶縁膜)806を形成した後に
ファーネスアニールを行う。その後、スパッタにより上
層配線材料を被膜し、リソグラフィ及びエッチングによ
り上層配線807を形成する。ここに述べたAPLプロ
セスは、自己流動性の酸化膜のリフロー性により平坦化
を試みるものである。この方法は、下層配線の配線相互
間の絶縁膜の埋め込みと絶縁膜表面の平坦化を同時に達
成でき、1回の成膜には平坦化工程が含まれる為、多層
配線の工程削減ひいてはコスト削減の要求に十分応える
ことが出来る。
【0004】ところが、従来のAPLプロセス技術にお
いては、以下に述べる様な問題点を有していた。このA
PLプロセス技術では、リフローSiO2 膜中の水分を
上記のファーネスアニールで膜外へ脱離させる事が必須
である。水分脱離が不十分な場合は、残存水分が、下層
配線に対しては配線抵抗の変化やコロージョン発生等の
影響を、また素子自体に対してはホットキャリア信頼性
耐性劣化等の悪影響を及ぼすことが知られている。次
に、膜外への脱離方向を下方・上方にわけて考察する。
下方に水分が拡散した場合は下層配線や素子に重大な影
響を及ぼすが、その反面上方には何も構造体が存在して
いない為、膜中水分が全て上方に拡散した場合はデバイ
スに対する悪影響は何ら考えなくて良い。従って、上に
示した様なAPL膜構造に鑑みると、リフローSiO2
膜の直下にあるベース膜こそが水分下方拡散に対するブ
ロックの役割を担っており、このブロック性の良否が極
めて重要な問題となる。この様な水分のブロック性を考
慮して、ベース膜としてはプラズマCVDで成膜される
プラズマSiON膜またはプラズマSiN膜の適用が検
討されている。しかしながら、これらの従来のベース膜
には以下の様な問題がある。まずプラズマSiON膜に
関しては、肝心の水分ブロック性が満足するレベルに達
しているとは言えない。具体的には下層配線の抵抗変化
やコロージョン発生或いは素子のホットキャリア信頼性
劣化に代表される悪影響が顕在化している。そもそもプ
ラズマSiON膜は、膜密度等の物性面に鑑みると水分
拡散ブロック能力に対して過大な期待は持てず、膜自身
の水分ブロッキング能力レベルの向上が必要である。一
方プラズマSiN膜では、逆に膜密度等の物性面に鑑み
ると水分拡散ブロック能力は絶縁膜の中では優秀であ
り、実際にAPLプロセスにおけるベース膜に用いた場
合でもデバイスの悪影響を軽減するという見地からは良
好な結果が得られている。しかし、以下の様な問題点も
同時に有している。その一つとして、プラズマSiNは
NH3 ガスを用いて成膜されていることに起因して膜中
や膜表面には[−NH2 ][−NH]基が多数存在して
いることである。これらの[−NH2 ][−NH]基は
直上の平坦化膜のリフロー性を損なうことが知られてお
り、実際にベース膜にプラズマSiN膜を採用した場合
にはリフローSiO2 膜の平坦度及び表面モフォロジー
が悪化する。ここで、表面モフォロジーとは被膜後の表
面の微小な起伏の事を言う。この様に平坦度が悪化する
と、図8(e)におけるリフローSiO2 膜805の被
膜後の起伏の影響で、上層配線807のリソグラフィ及
びエッチング後には段差上(L1,L2,L3)におけ
る上層配線が細り、逆に段差下における上層配線が太
る。図9に上記にて説明した図8(e)の上面図を示
す。この様に上層配線907が、段差上部であるL1,
L2,L3部では細くなり、段差下部では上層配線90
7が太くなっているのが分かる。この現象は上層配線9
07の抵抗変化に悪影響を与える事は言うまでもない
が、極端な場合には図9に示した様にショート不良を引
き起こす。
【0005】次に、平坦度及び表面モフォロジーを劣化
させる他の作用について説明する。プラズマSiON膜
及びプラズマSiN膜は成膜される時プラズマチャンバ
ー内の側壁部にも膜が付着する。この膜は一定膜厚にな
るとCF4 ガスとO2 ガスを用いて除去するといった、
いわゆるドライクリーニングが行われる。しかし、プラ
ズマSiN膜は膜の緻密度が高い為、プラズマSiON
膜と比べてドライクリーニング時の膜の除去性が悪く、
成膜を繰り返す毎に膜の除去がより困難になる為、除去
不可能な膜が積層される。そして、その積層膜の堆積度
に比例してリフローSiO2 膜のリフロー性が著しく悪
化するといった現象が最近明らかになった。この悪影響
は、プラズマSiN膜だけでなく同一チャンバーで成膜
されるプラズマSiON膜にも及び、プラズマSiN膜
よりも平坦性に優れたプラズマSiON膜適用時にも同
様にAPLリフローSiO2 膜の表面モフォロジーを悪
化させることも明らかになった。これは、成膜が平坦化
工程を含むことにより工程削減が達成出来るという点に
その価値を見出しているAPLプロセスにとって問題で
ある。このことからも、上記ベース膜のリフロー性を向
上する必要があった。 上記の様に、従来APLのベー
ス膜として用いられていた膜には各々上記の様な問題点
が顕在化していた。つまり、プラズマSiON膜につい
ての主たる問題は水分に対するブロック性が劣るという
性質から下層配線抵抗の変化やコロージョン発生或いは
素子のホットキャリア信頼性の劣化といった、またプラ
ズマSiN膜についての主たる問題は[−NH2 ][−
NH]がリフロー性を損なう事から平坦度及び表面モフ
ォロジーが悪化するという点が顕在化しており、各々改
善の余地を抱えていた。
【0006】尚、プラズマSiON膜及びプラズマSi
N膜を例に主な問題点を記述したが、上記問題点はこれ
らに限らず、絶縁膜を多層の層間絶縁膜のベース膜つま
り平坦化層の下層膜として適用する場合に常に発生する
問題である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の様に、従来の層
間絶縁膜による平坦化において、ベース絶縁膜(第一の
層間絶縁膜)が上層の平坦化膜(第二の層間絶縁膜)に
対するリフロー性(濡れ性)及び水分に対するブロック
性に関し満足すべき特性を有していない為、前者に対し
ては上層の平坦化膜の平坦度及び表面モフォロジーが悪
化するという問題点が、また後者に対しては下層配線の
抵抗変化やコロージョン発生或いは素子のホットキャリ
ア信頼性の問題があった。本発明ではこれらの問題を改
善する新規なベース膜形成方法を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題を解決
すべくなされたもので、半導体基板上に形成された素子
や配線を被膜する平坦化膜の下層であるベース絶縁膜
(第一の層間絶縁膜)の成膜後にN2 Oガスによるプラ
ズマ処理を施し、引き続いてO2 ガスによるプラズマ処
理を施すものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至6を参照して、本
発明に係る半導体装置の製造方法の実施例を詳細に説明
する。 〈発明の実施の形態1〉図1は、本発明に係る半導体装
置の製造方法における工程の一例を示したものである。
図中、101は半導体基板、102は下層配線、103
はベース絶縁膜(第一の層間絶縁膜)、104AはN2
Oプラズマ処理、104BはO2 プラズマ処理、105
はリフローSiO2 膜(第二の層間絶縁膜)、106は
キャップ絶縁膜(第三の層間絶縁膜)、107は上層配
線を示す。図1(a)はリソグラフィ及びエッチングに
より半導体基板101上に下層配線102を形成したも
のである。この状態の基板に対し、図1(b)に示す様
に下層配線102上に通常のプラズマCVD法によりベ
ース膜(第一の層間絶縁膜)103として150nm厚
のプラズマSiNを形成する。次に図1(c)に示す様
に、ベース膜103表面に対してN2 Oプラズマ処理1
04Aを施す。次に図1(d)に示す様に、O2 プラズ
マ処理104Bを施す。しかる後に、図1(e)に示す
様に下層配線上に800nmのリフローSiO2 105
を形成するものである。次に図1(f)の様にプラズマ
CVD法によりキャップ絶縁膜(第三の層間絶縁膜)1
06として300nmのプラズマSiOを形成した後に
ファーネスアニールを行う。その後、スパッタにより上
層配線材料を被膜し、リソグラフィ及びエッチングによ
り上層配線107を形成する。
【0010】以下、上記各処理に関し、処理装置に関す
る条件の記述とともに説明する。図3は、本発明に係る
半導体装置の製造方法における製造装置の一例を示した
もので、(a)は装置構成の概略図で、(b)はプラズ
マ反応室、(c)は減圧の熱CVD(Chemical Vapor D
eposition ;化学気相成長法)処理室である。図中、3
01は半導体基板、302はプラズマ反応室、303は
ウエハ搬送ロボットアーム、304はサセプタ、305
はガス導入口、306はロードロック室、307は減圧
熱CVD処理室、308はH22 導入口、309は排
出口、310は上部電極(シャワーヘッド)、311は
下部電極、312はRF源を示す。まず、上記図1
(a)の状態の半導体基板301は、図3(b)の真空
に排気されたプラズマ反応室302内にウエハ搬送ロボ
ットアーム303により搬送され、300℃に設定され
たサセプタ304上に設置される。そして図1(b)に
示したベース膜(第一の層間絶縁膜)103としてプラ
ズマSiNを、ガス導入口305よりガス(流量は各々
SiH4 150cc,N2 O 3500cc,NH3
50cc,N2 1500cc)を導入し、圧力665P
a,RFパワー100Wの条件で放電させる事により成
膜する。続いて半導体基板301を同一サセプタ304
上に常温で保持したままガス種を切り替える。まずN2
O 2500cc, 圧力665Pa,RFパワー500
W(パワー密度0.241W/cm2 )の条件で15秒
間のN2 Oプラズマ処理を施す。次にガス種を再度切り
替え、O21000cc, 圧力665Pa,RFパワー
100W(パワー密度0.241W/cm2 )の条件で
15秒間のO2 プラズマ処理を施す。次に、背圧の真空
度を保持したまま、半導体基板301をプラズマ反応室
302外に搬出してロードロック室306内に移送す
る。続いて半導体基板301を図3(c)の減圧熱CV
D処理室307内に搬入して0℃に保持されたサセプタ
304上に設置する。次にN2 雰囲気下でサセプタ30
4上で半導体基板301を保持する事により、先のプラ
ズマSiN膜の成膜〜O2 プラズマ処理の余熱が放出さ
れる。この処理により、半導体基板表面温度は次のリフ
ロー工程において安定したリフロー特性が得られる温度
領域まで降下する。次に実際のAPL成膜ガス系である
SiH4 +N2 ガスをガス導入口305より、またH2
2 をH22 導入口308より導入してSiH4 流量
安定化段階に移行する。この時の条件は、SiH4
0cc,H22 0.65g/min,N2 500c
c, 温度0℃,圧力665Pa,時間10秒である。こ
れに続いてSiH4 のみ120ccに増量してリフロー
SiO2 の成膜が開始され、800nm成膜終了後に、
すべての導入ガスは排出口309より排出されて減圧熱
CVD処理室304は背圧の真空度と同じにされる。次
に半導体基板301は減圧熱CVD処理室307から搬
出されてロードロック室306を経由して再度プラズマ
反応室302へ搬入され、プラズマCVD法でキャップ
絶縁膜であるプラズマSiO膜(図1の106)を成膜
する。この時の温度及び圧力条件は前記ベース絶縁膜で
あるプラズマSiN膜の成膜時と同じ300℃,圧力6
65Paであり、他の条件はSiH4 100cc,N2
O2000cc,N2 1000cc,RFパワー500
Wである。次に、別置きのの炉アニール装置で最終の熱
処理を450℃,30分行う。
【0011】以上、ベース絶縁膜(第一の層間絶縁膜)
としてプラズマSiN膜を使用した場合のプロセスにつ
いて説明したが、他の膜を使用した場合の成膜処理条件
を以下に示す。まず酸化窒化シリコン膜の場合は、Si
4 150cc,N2 O 3500cc,N2 1500
cc,圧力1100Pa,RFパワー100Wである。
アモルファスSiの場合は、SiH4 150cc,N2
500cc,H2 3000cc,圧力1100Pa,R
Fパワー100Wである。アモルファスカーボン水素の
場合は、CH4 40cc,CF4 100cc,C26
100cc,C48 100cc,圧力50Pa,RF
パワー1.5kWである。アモルファスカーボンフッ素
の場合は、C26 100cc,CH4 100cc,H
2 100cc,圧力50Pa,RFパワー1.5kWで
ある。 〈発明の実施の形態2〉次に、本発明に係る半導体装置
の製造方法の別の実施例を詳細に説明する。上記発明の
実施の形態1と異なる点は、ベース絶縁膜としてプラズ
マSiNを形成してN2 Oプラズマ処理及びO2 プラズ
マ処理を施した後、半導体基板101を一度大気に開放
する事である。つまり、図1(d)においてO2 プラズ
マ処理を施した後、ロードロック室306の真空を大気
圧状態にし、半導体基板301を大気に開放する。続い
て半導体基板301を図3(c)の減圧熱CVD処理室
307内に搬入して0℃に保持されたサセプタ304上
に設置する。次にN2 雰囲気下でサセプタ304上で半
導体基板301を保持する事により、先のプラズマSi
N膜の成膜〜O2 プラズマ処理の余熱が放出される。こ
の処理により、半導体基板表面温度は次のリフロー工程
において安定したリフロー特性が得られる温度領域まで
降下する。以降、上記〈発明の実施の形態1〉と同様、
リフローSiO2 膜,キャップ絶縁膜の成膜後、最終の
熱処理を行うものである。
【0012】以下に、上記2つの〈発明の実施の形態〉
に関する作用効果について説明する。 まず、上記N2
プラズマ及びO2 プラズマによる各処理を15秒とした
理由を説明する。リフローSiO2 膜の平坦性は、リフ
ローSiO2 膜の反応中間生成物であるSi( OH) 4
に対する下地ベース絶縁膜表面の濡れ性(wettability)
に支配されていると理解されている。即ち親水性基とし
て代表的なSi( OH) 4 に対して良好な濡れ性を確保
する為には、下地ベース絶縁膜表面がやはり親水性を呈
する事が好ましい。図4にプラズマ処理時間と接触角の
関係を示す。これは、親水性評価として、純水をベース
絶縁膜表面に滴下した際の液滴の接触角評価を実施した
結果であり、一般的に接触角が小さい程良好な親水性を
呈していると言えるが、図4から明らかな様に、N2
O,O2 ともにプラズマ処理時間が25秒以下の条件範
囲にて低い接触角を呈する事が分かる。
【0013】次に、上記リフローSiO2 膜の成膜時の
温度条件を0℃とした理由を説明する。上記と同じ理由
で、リフローSiO2 膜の平坦性を良くするには、リフ
ローSiO2 膜の反応中間生成物であるSi( OH) 4
に対する下地ベース絶縁膜表面の濡れ性を高める必要が
ある。図5は、リフローSiO2 膜の成膜時の温度と接
触角の関係を示したものである。上記例では成膜時の温
度を0℃としたが、図より、フロー限界点を許容限界と
すると、成膜時に必要とされる温度は−10℃以上10
℃以下であることが分かる。
【0014】次に、N2 Oプラズマ処理及びO2 プラズ
マ処理の作用効果について説明する。上記の様に、本発
明ではベース絶縁膜であるプラズマSiON膜やプラズ
マSiN膜に対して主として次の様な特性を示す。ま
ず、プラズマSiON膜に対してはN2 Oプラズマ処理
中に発生したN2 O,NO,Nイオンの内、主に質量数
の大きなN2 Oイオンによりベース絶縁膜であるプラズ
マSiON膜表面にイオン衝撃効果が起こる。このイオ
ン衝撃効果により膜表面が緻密化(densify)されること
により表面に硬化層が形成され、結果的にプラズマSi
ONベース絶縁膜の水分ブロック能力の向上効果をもた
らす。さらに上記イオン種の内で、質量数の小さいN
は、他のイオン種に比べると相対的に高い運動エネルギ
ーを受け取ることになるので、N自身が優先的にベース
絶縁膜プラズマSiON膜の極表面層に注入される。こ
の極表面層においてNを組成として含んだSiON膜化
が起こっている事も、上記ブロック能力向上に貢献して
いると考えられる。この事は、一般的に水分ブロック性
はプラズマSiO膜よりもプラズマSiON膜が優れて
いる事により解釈が得られる。次にベース絶縁膜として
プラズマSiN膜を適用した場合、SiON膜とは異な
り水分ブロック性としては十分な能力を有している。こ
の事は、TDS(Thermal Desorption Spectroscopy)分
析により得られるファーネスアニール後の膜中水分がプ
ラズマSiONの約3%であり、ブロック能力が2倍近
い値を示していることで実証されている。しかし、その
反面成膜ガス種に起因して膜表面に[ −NH2 ][−N
H] 基等が存在し、これらの基により直上のリフローS
iO2 膜の平坦性及び表面モフォロジーが妨げられる問
題点がある。これらの基はプラズマSiN膜の場合は成
膜時に排除することは非常に困難である為、成膜後に何
等かの解決策を施す必要がある。本発明においては、上
記の様に、N2 Oプラズマ処理に引き続いてO2 プラズ
マ処理を連続で施すものであり、プラズマ電力密度
(0.241〜2.410[W/cm2 ])及びガス圧
力(13.3〜665[Pa])の条件を同時に満たす
範囲内で実施するものである。N2 プラズマ処理やO2
プラズマ処理時に発生したOイオンやラジカルは[ −N
2 ][−NH] 基にアタックして酸化効果をもたらす事
はFT−IR分析で裏付けられており、この効果によっ
て上記連続処理後には直後のAPL成膜時の平坦性悪化
が抑制される。分析結果によると、N2 O単独処理プラ
ズマ或いはO2 単独処理プラズマの場合でも酸化効果は
あるが、実際のリフローSiO2膜の平坦性は確保され
ない事が確認されている。唯一N2 Oプラズマ処理に引
き続いてO2 プラズマ処理を上記プラズマ電力密度
(0.241〜2.410[W/cm2 ])及びガス圧
力(13.3〜665[Pa])の条件範囲で連続処理
した場合に、リフローSiO2 膜での平坦性が確保され
る事が確認された。この現象については以下の様な事が
言える。つまり、プラズマSiON膜やプラズマSiN
膜では膜中にもN分子が存在するが膜表面にも存在して
いる。この表面に対しN2 Oガスでプラズマ表面処理を
施すことで、質量数の大きなN2 Oイオンが膜表面のN
分子と共有され、N2 Oプラズマ表面処理後では、逆に
O分子が膜表面に存在する様になるが、膜表面には未だ
N分子が存在する為完全なO分子ではない。次にO2
ラズマ表面処理を施す事によって、膜表面が初めて完全
なOの高分子となる。このプラズマ表面処理後の状態で
リフローSiO2 膜を形成する際に、SiH4 ガスとH
22 が反応してSi( OH) 4 が形成されると、膜の
表面がOの高分子である為、始めにこれと共有される。
そして、その効果によりSi( OH) 4 がよりよく流動
される為、リフローSiO2 膜の平坦性及び表面モフォ
ロジーが格段に良くなる。この効果は、N2 O或いはO
2 のプラズマ単独処理の場合や上記とは逆のO2 プラズ
マ処理に引き続いてN2 Oプラズマ処理を施す場合には
得られない。
【0015】上記の様に、本発明によればベース絶縁膜
上の絶縁膜の平坦性を向上する事が可能であり、その結
果上層配線におけるショート不良率を低減する事が可能
となる。図2に、上記にて説明した図1(f)の上面図
を示す。この様に、図9の従来例の場合に上層配線90
7が、段差上部であるL1,L2,L3部では細く段差
下部では太くなり、極端な場合にショート不良を引き起
こしていたものが、図2に示す様に上層配線207の幅
の段差上下部における変化が極端に少なくなっているの
が分かる。上層配線におけるショート不良率には、リフ
ローSiO2 膜の平坦性が反映される。即ちリフローS
iO2 膜の平坦性が良好な場合にはショート不良率は極
めて低い値を示し、逆にリフローSiO2 膜の平坦性
が悪化した場合にはショート不良率は増大する。図6に
2層配線構造における上層配線のショート不良率の電気
的特性評価結果をAl配線のテストパターンの例により
示す。上層配線におけるショート不良率には、リフロー
SiO2 膜の平坦性が反映される事を利用して上記条件
下、つまりプラズマSiN膜を150nm成膜し、引き
続き同一サセプタ上に常温で保持したままプラズマ処理
を施した後、リフローSiO2 膜を800nm成膜し、
さらにキャップ絶縁膜膜としてプラズマSiON膜を3
00nm成膜してから、別置きの炉アニール装置で最終
の熱処理を450℃,30分行ったもので実験したもの
である。この際、N2 Oプラズマ処理とO2 プラズマ処
理について、図示した様に各々実施したものと実施しな
いものを作成した。図6からN2 Oプラズマ処理または
2 プラズマ処理のどちらかを行ったものに比べ、N2
Oプラズマ処理に引き続きO2 プラズマ処理を連続処理
したものは、Al配線ショート率が1/4〜1/5に低
減していることが分かる。また、上記発明の実施の形態
2の場合の様に、プラズマ連続処理後に大気に放置され
たものは、さらに低減している。これは、大気に放置す
ることでベース絶縁膜表面の親水性化がさらに進むこと
で濡れ性が向上し、良好な平坦度が得られた為と考えら
れる。
【0016】また、本発明によればベース絶縁膜上の絶
縁膜の表面モフォロジー(被膜後の表面の微小な起伏)
を良好にする事が出来る。これは表面段差計にて表面の
起伏を測定した結果が、図6の「O2 プラズマ処理あ
り」つまり従来例における条件で2.3μmであったも
のが「N2 O+O2 プラズマ処理」つまり本発明におけ
る条件で0.03μmと格段に表面モフォロジーが良く
なる事で実証されている。 また図7に、水分に対する
ブロック性効果の評価に関する結果として、NMOSト
ランジスタにおけるホットキャリア信頼性評価の一例を
示す。ゲートを60nmで加工し、ドレイン電圧を7V
印加したときのゲート電圧が5Vの状態で10000秒
間ストレスを測定した。O2 プラズマ処理のみ或いはN
2 Oプラズマ処理のみの条件に対し、N2 O+O2 プラ
ズマ処理を施したものは、ホットキャリア信頼性が向上
している事が分かる。
【0017】以上、ベース絶縁膜(第一の層間絶縁膜)
の水分に対するブロック性に関する向上の作用について
はプラズマSiON膜を、また上層膜に対するリフロー
性(濡れ性)に関する作用についてはプラズマSiN膜
を例に説明したが、上記プラズマSiON膜,プラズマ
SiN膜,アモルファスカーボン水素膜,アモルファス
カーボンフッ素膜,アモルファスSi膜等の絶縁膜につ
いて、各々この水分に対するブロック性及びリフロー性
(濡れ性)の両者の向上が得られる。また、平坦化膜と
してリフローSiO2 を例に問題点及び発明の実施の形
態を記述したが、本発明においては、平坦化層に例えば
TEOS(テトラエチルオルソシリケート)膜,TEO
S−O3 (テトラエチルオルソシリケート・オゾン)
膜,SOG(Spin On Glass )膜,BPSG(Boron Ph
osho Silicate Glass )膜,SiO2 膜等、一般の絶縁
膜であればすべて適用可能である。尚、本発明では多層
層間絶縁膜の積層数は2層以上であれば何層であっても
構わないし、また上記ベース絶縁膜がその何層目に位置
するかも問題ではなく、平坦化膜の下層としてベース絶
縁膜があれば上記効果が得られる事は明らかである。
【0018】
【発明の効果】上述した様に、本発明によれば、多層の
層間絶縁膜においてベース絶縁膜(第一の層間絶縁膜)
上に被膜する絶縁膜の濡れ性が向上する事により、平坦
化工程を追加なくても良好な平坦性が確保され、上層配
線の抵抗変化やショート不良がなく且つ良好な表面モフ
ォロジーを有する半導体装置を提供する事が可能となる
とともに、水分に対するブロック性が向上する事によ
り、下層配線の抵抗変化やコロージョン発生或いは素子
のホットキャリア信頼性の劣化を回避する事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体装置の製造方法における工
程の一例を断面により示したものである。
【図2】図1(f)の上面図であって、本発明に係る半
導体装置の製造方法における加工後の上層配線を示した
ものである。
【図3】本発明に係る半導体装置の製造方法における製
造装置の一例を示したものであり、(a)は装置構成の
概略図、(b)はプラズマ反応室[図3(a)の302
部の断面図]、(c)は減圧の熱CVD装置[図3
(a)の307部の断面図]である。
【図4】表面プラズマ処理の時間設定について説明する
為のグラフであってプラズマ処理時間と接触角の関係を
示したものである。
【図5】リフローSiO2 膜の成膜時の温度設定に関す
るグラフで基板温度と接触角の関係を示したものであ
る。
【図6】本発明の効果を説明する為のグラフで、図1
(本発明の実施の形態1,2)及び図7(従来例)の条
件下におけるAl配線ショート率を比較したものであ
る。
【図7】NMOSトランジスタにおけるホットキャリア
信頼性評価の一例である。
【図8】従来の半導体装置の製造方法における工程の一
例を断面により示したものである。
【図9】図8(e)の上面図であって従来の半導体装置
の製造方法における上層配線を示したものである。
【符号の説明】
101 301 801 :半導体基板 102 802 :下層配線 103 803 :ベース絶縁膜(第一の層
間絶縁膜) 104A :N2 Oプラズマ処理 104B :O2 プラズマ処理 804 :N2 Oプラズマ処理若しくはO2 プラズマ
処理 105 805 :平坦化膜(第二の層間絶
縁膜) 106 806 :キャップ絶縁膜(第三の
層間絶縁膜) 107 807 207 907 :上層配線 302 :プラズマ反応室 303 :ウエハ搬送ロボットアーム 304 :サセプタ 305 :ガス導入口 306 :ロードロック室 307 :減圧熱CVD処理室 308 :H22 導入口 309 :排出口 310 :上部電極(シャワーヘッド) 311 :下部電極 312 :RF源 313 :チラー

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板上に、第一の絶縁膜を堆積する
    工程と、この第一の絶縁膜表面をN2 Oガスによりプラ
    ズマ処理を施す工程と、これに引き続きO2 ガスにより
    プラズマ処理を施す工程と、これらのプラズマ処理後に
    第二の絶縁膜を堆積する工程を含むことを特徴とする半
    導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】前記第一の絶縁膜は酸化窒化シリコン膜で
    あることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造
    方法。
  3. 【請求項3】前記第一の絶縁膜は窒化シリコン膜である
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方
    法。
  4. 【請求項4】前記第一の絶縁膜はアモルファスカーボン
    水素膜であることを特徴とする請求項1記載の半導体装
    置の製造方法。
  5. 【請求項5】前記第一の絶縁膜はアモルファスカーボン
    フッ素膜であることを特徴とする請求項1記載の半導体
    装置の製造方法。
  6. 【請求項6】前記第一の絶縁膜はアモルファスシリコン
    膜であることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の
    製造方法。
  7. 【請求項7】前記第一の絶縁膜は表面が親水性であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】前記N2 Oガスによるプラズマ処理及びO
    2 ガスによるプラズマ処理時間は各々25秒以下である
    ことを特徴とする請求項2乃至3記載の半導体装置の製
    造方法。
  9. 【請求項9】前記第二の絶縁膜はSiH4 ガスとH2
    2 とN2 ガスとを主たる反応材料として堆積されること
    を特徴とする請求項1乃至8記載の半導体装置の製造方
    法。
  10. 【請求項10】前記第二絶縁膜は基板温度が−10℃以
    上10℃以下の範囲内で堆積されることを特徴とする請
    求項9記載の半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】前記プラズマ処理を施す工程と前記第二
    の絶縁膜を堆積する工程の間に前記半導体基板を大気に
    放置する工程を含むことを特徴とする請求項1乃至10
    記載の半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】第一の絶縁膜を堆積する工程の前に、前
    記半導体基板上に絶縁膜を被膜しその上に配線を形成す
    る工程を少なくとも1工程以上含む事を特徴とする請求
    項1乃至11記載の半導体装置の製造方法。
JP34028396A 1996-12-20 1996-12-20 半導体装置の製造方法 Pending JPH10189578A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34028396A JPH10189578A (ja) 1996-12-20 1996-12-20 半導体装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34028396A JPH10189578A (ja) 1996-12-20 1996-12-20 半導体装置の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10189578A true JPH10189578A (ja) 1998-07-21

Family

ID=18335465

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34028396A Pending JPH10189578A (ja) 1996-12-20 1996-12-20 半導体装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10189578A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000068261A (ja) * 1998-08-19 2000-03-03 Toshiba Corp 半導体装置の製造方法
US6149730A (en) * 1997-10-08 2000-11-21 Nec Corporation Apparatus for forming films of a semiconductor device, a method of manufacturing a semiconductor device, and a method of forming thin films of a semiconductor
US6911686B1 (en) 1999-06-17 2005-06-28 Fujitsu Limited Semiconductor memory device having planarized upper surface and a SiON moisture barrier
JP2018503259A (ja) * 2015-01-07 2018-02-01 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッドApplied Materials,Incorporated 高品質fcvd膜バックグラウンド用の先進的処理フロー

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6149730A (en) * 1997-10-08 2000-11-21 Nec Corporation Apparatus for forming films of a semiconductor device, a method of manufacturing a semiconductor device, and a method of forming thin films of a semiconductor
JP2000068261A (ja) * 1998-08-19 2000-03-03 Toshiba Corp 半導体装置の製造方法
US6911686B1 (en) 1999-06-17 2005-06-28 Fujitsu Limited Semiconductor memory device having planarized upper surface and a SiON moisture barrier
US7074625B2 (en) 1999-06-17 2006-07-11 Fujitsu Limited Semiconductor device and method of manufacturing the same
JP2018503259A (ja) * 2015-01-07 2018-02-01 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッドApplied Materials,Incorporated 高品質fcvd膜バックグラウンド用の先進的処理フロー
JP2021044555A (ja) * 2015-01-07 2021-03-18 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッドApplied Materials,Incorporated 高品質fcvd膜バックグラウンド用の先進的処理フロー

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6432845B1 (en) Semiconductor device and method for manufacturing the same
US7071107B2 (en) Method for manufacturing a semiconductor device
US6635586B2 (en) Method of forming a spin-on-glass insulation layer
US6194304B1 (en) Semiconductor device and method of fabricating the same
US6284644B1 (en) IMD scheme by post-plasma treatment of FSG and TEOS oxide capping layer
US5750403A (en) Method of forming multi-layer wiring utilizing hydrogen silsesquioxane resin
US6372672B1 (en) Method of forming a silicon nitride layer in a semiconductor device
JPH08148559A (ja) 絶縁膜を有する半導体装置の製造方法
US5861345A (en) In-situ pre-PECVD oxide deposition process for treating SOG
JP3967567B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
US6350685B1 (en) Method for manufacturing semiconductor devices
US7053005B2 (en) Method of forming a silicon oxide layer in a semiconductor manufacturing process
US6271119B1 (en) Method for making semiconductor device
JPH11145134A (ja) 半導体装置およびその製造方法
US6245659B1 (en) Semiconductor device and method for manufacturing the same
US20230187276A1 (en) Method of dielectric material fill and treatment
JPH09116009A (ja) 接続孔の形成方法
JP2758847B2 (ja) スピンオングラス膜の形成方法
JP2000223573A (ja) 平坦なレベル間誘電体層を有する集積回路素子
US5821162A (en) Method of forming multi-layer wiring utilizing SOG
KR100248572B1 (ko) 반도체장치 및 그제조방법
US5904558A (en) Fabrication process of semiconductor device
JPH10189578A (ja) 半導体装置の製造方法
US6287948B1 (en) Semiconductor device and method for making pattern data
KR100611115B1 (ko) 스핀온글래스 조성물 및 이를 이용한 실리콘 산화막형성방법