JPH06208281A - 帯電装置 - Google Patents

帯電装置

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JPH06208281A
JPH06208281A JP5003780A JP378093A JPH06208281A JP H06208281 A JPH06208281 A JP H06208281A JP 5003780 A JP5003780 A JP 5003780A JP 378093 A JP378093 A JP 378093A JP H06208281 A JPH06208281 A JP H06208281A
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JP
Japan
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roller
charging
auxiliary roller
auxiliary
photoconductor
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Application number
JP5003780A
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English (en)
Inventor
Seiichi Suzuki
誠一 鈴木
Jiyunichi Nawama
潤一 縄間
Yoshio Umeda
善雄 梅田
Akiyuki Naka
昭行 仲
Toshiki Yamamura
敏記 山村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 帯電ローラの表面に凹凸や抵抗値むらがあっ
ても均一帯電できる。 【構成】 帯電ローラの回転中心から感光体に下ろした
垂線をはさんで感光体移動上流側と下流側にそれぞれ1
個ずつ補助ローラを備え、補助ローラは帯電ローラと感
光体の両者に接触し、かつ帯電ローラと補助ローラの接
触部の摩擦抵抗は、帯電ローラと感光体の摩擦抵抗より
も大きくすることにより、帯電領域で帯電ローラと感光
体の移動方向が逆にする。 【効果】 帯電領域で帯電ローラと感光体が逆回転する
ので平均化効果で均一帯電可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真の感光体を所望
の電位に帯電する帯電装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真装置の低オゾン化が求め
られている。オゾンは空気中の放電で生じ、電子写真装
置では帯電および転写で主に生じている。従来より多く
用いられていたワイヤ電極を用いた帯電では多量のオゾ
ンが発生するため、それに代わる帯電方式としてローラ
状の帯電部材を感光体に接触させて帯電する装置が実用
化さている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら接触式の
ローラ帯電に直流電圧を印加する方法では、ローラ表面
の凹凸や抵抗の局所的なむらが帯電むらとなり、画像の
解像度が下がったり、非画像部に不要なトナーが飛び散
るいわゆるカブリが生じて、画像品位を低下させてい
た。ローラ表面を研磨して凹凸を少なくすれば帯電むら
も減少するが、表面研磨は工程的に時間がかかり、価格
も上昇する。また均一な抵抗値を有する表面層を形成す
るのも難しい。
【0004】本発明は上記問題点に鑑み、ローラ表面の
粗さや抵抗むらに関係なく均一な帯電ができる帯電装置
を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の帯電装置は、106〜1011Ω cm の表面
抵抗を有するローラ状の帯電部材(以下、帯電ローラと
呼ぶこともある)と、帯電ローラの回転中心から感光体
表面に下ろした垂線をはさんで感光体移動の上流側およ
び下流側にそれぞれ1つずつ回転自在な補助ローラを備
え、上流側の補助ローラを補助ローラA、下流側の補助
ローラを補助ローラBと名付けるとき、補助ローラAま
たは補助ローラBのうち少なくともどちらか一方は感光
体と帯電ローラの両方に接触し、帯電ローラは感光体と
接触していないかまたは接触してもその摩擦抵抗が補助
ローラAと帯電ローラの間の摩擦抵抗ならびに補助ロー
ラBと帯電ローラの間の摩擦抵抗の総和よりも小さくな
るように、帯電ローラと補助ローラAおよび補助ローラ
Bの位置が保持される構成を備えたものである。
【0006】
【作用】本発明は上記した構成によって、感光体の移動
とは逆方向に帯電ローラが回転するので、帯電時の平均
化作用により帯電ローラ表面の凹凸や抵抗むらによる帯
電むらが生じにくく、均一な帯電が可能となる。また、
帯電の生じる箇所(いわゆる帯電NIP)が補助ローラに
よって囲われているので、帯電時に生じるオゾンの外部
への漏れ量は少ない。
【0007】
【実施例】以下本発明の一実施例の帯電装置について、
図面を参照しながら説明する。
【0008】(第1の実施例)図1は本発明の第1の実
施例における帯電装置の断面図である。図1において、
1は帯電ローラ、4は感光体、帯電ローラ1の回転中心
から感光体4の表面に下ろした垂線をはさんで感光体移
動の上流側および下流側にそれぞれ補助ローラを備え、
2は上流側の補助ローラで補助ローラA、3は下流側の
補助ローラで補助ローラB、5は直流電源である。
【0009】図1において感光体4は矢印方向に回転し
ている。帯電ローラ1と補助ローラAおよびBは回転軸
を中心に回転できるように支持されている。補助ローラ
AおよびBは感光体4と帯電ローラ1に接触している。
帯電ローラ1は補助ローラA、Bと接触しているが、感
光体4とは微小の空隙をあけ離れている。この空隙は10
〜200μmが望ましい。帯電はこの空隙範囲内で生じる。
この構成により、補助ローラAおよびBは感光体4との
接触面で感光体4と同じ方向に回転するが、帯電ローラ
1は感光体4との近接点で感光体4とは逆方向に移動し
ている。帯電ローラ1の表面抵抗は106〜1011Ω c
m、また補助ローラAおよびBの表面抵抗も106〜10
11Ω cmの範囲が望ましい。それよりも小さい抵抗で
は、帯電ローラ1と感光体4、帯電ローラ1と補助ロー
ラAまたはB、あるいは補助ローラAまたはBと感光体
4間で火花放電を生じやすくなり、またそれ以上の抵抗
では、電荷の移動が阻害され、安定した帯電ができな
い。
【0010】感光体4を所望の電位V0に帯電するため
帯電ローラ1には直流電圧Vinを印加するが、Vinの値
は補助ローラに印加する電圧によって次のように変わ
る。ここに、帯電ローラ1と感光体4間の帯電開始電圧
をVTH、補助ローラAと帯電ローラ1間の帯電開始電圧
をV1A、補助ローラBと帯電ローラ1間の帯電開始電圧
をV1B、補助ローラAと感光体4間の帯電開始電圧をV
2A、補助ローラBと感光体4間の帯電開始電圧をV2B、
とおくと、 (1) 補助ローラAおよびBが電気的にフロート状態
の場合が図1である。この場合、帯電ローラ1には次の
式で決まる電圧Vinを印加する。
【0011】Vin=V0+VTH (2) 図8に補助ローラAおよび補助ローラBが接地
されているの場合を示す。図8で記号1〜5は図1と同
じである。この場合、帯電ローラ1には次の式で決まる
電圧Vinを印加する。
【0012】Vin=V0+VTH ただし|Vin|<|V1A|かつ|Vin|<|V1B|かつ
|V0|<|V2B|となるようにする。
【0013】もし|Vin|≧|V1A|の場合は、帯電ロ
ーラ1と補助ローラAの間に余分な放電が生じ、また|
Vin|≧|V1B|の場合は、帯電ローラ1と補助ローラ
Bの間に余分な放電が生じ、また|V0|≧|V2B| の
場合は、感光体4と補助ローラBの間に余分な放電が生
じ、所望の感光体電位が得られないことがある。
【0014】(3) もし(2)の条件では所望のV0
が得られない場合は、補助ローラAに電圧VA、補助ロ
ーラBに電圧VBを印加する。図9に補助ローラAおよ
びBに電圧を印加する場合を示す。図9で記号1〜5は
図1と同じ、6と7は直流電源である。ただしVAは、
Vin−V1A<VA<Vin+V1A、かつVBは、V0−V1B
<VB<V0+V1Bなる範囲である。この時帯電ローラ1
に印加する電圧はVin=V0+VTHである。
【0015】これらの範囲外の電圧VAを補助ローラA
に印加すると、補助ローラAと帯電ローラ1の間で余分
な放電が生じ、感光体4への安定した帯電が阻害され
る。同様に上記範囲外の電圧VBを補助ローラBに印加
すると、補助ローラBと帯電ローラ1の間で余分な放電
が生じ、安定した感光体4の帯電ができない。。
【0016】(4) さらに補助ローラAで、一旦感光
体4を所望の電位V0以上に帯電した後、帯電ローラ1
で除電することで感光体4の電位を所望のV0にする印
加方法も有効である。補助ローラAに VA>V0+V2A なる範囲の電圧を印加し、帯電ローラ1には Vin=V0−VTH を印加する。この印加方法の利点は、帯電前の感光体4
に余分な電荷が残留していても、感光体4を一旦過剰に
帯電したのちに均一に除電することで残留電荷の影響を
受けずに所望の電位に揃えることができる点である。一
次帯電は、感光体4の電位をV0以上にできるならば帯
電むらのある粗い帯電でも構わない。帯電の均一さは帯
電ローラ1の除電の均一さによって決まるからである。
本方法では、帯電ローラ1と感光体4の最近接の周速が
互いに逆方向になる機構なので、帯電ローラ1表面の凹
凸や抵抗むらが平均化され均一な除電が行なわれ、電位
むらなく所望のV0が得られる。
【0017】この場合、帯電ローラ1と補助ローラAの
長手方向の長さは、 補助ローラA<帯電ローラ1 が望ましい。理由は後述する。
【0018】(5) また帯電ローラ1で、一旦感光体
4を所望の電位V0以上に帯電した後、補助ローラBで
除電することで感光体4電位をV0にする印加方法もあ
る。帯電ローラ1に Vin>V0+VTH なる範囲の電圧を印加し、補助ローラBには VB=V0−V2B を印加する。
【0019】(4)および(5)では帯電ローラ1と補
助ローラA、Bの長さ関係を特定することが望ましい。
すなわち、帯電ローラ1と補助ローラAおよびBの長手
方向の長さ関係は、印加電圧の絶対値の小さいものほど
長く、かつ絶対値の大きい部材の長手方向を完全に包含
しておくことが望ましい。ローラ状の部材を帯電に使う
とき、その両端での帯電電位の絶対値が中央部よりも大
きくなりやすいことが知られている。長手方向にみて印
加電圧の絶対値が高い部材が低い部材に完全に含まれる
構成により、感光体4の帯電が徐々に行なわれ、感光体
4の中央部と両端部での帯電電圧の差が生じにくい。
【0020】また一旦過剰に電位を感光体4にのせた
後、除電する印加方法においても除電部分が過剰帯電部
分を包含しているので、除電後に感光体4の両端の電位
が大きいということはない。したがって、印加方法が上
述の(4)の場合、帯電ローラ1と補助ローラA、Bの
長手方向の長さは、 補助ローラA<帯電ローラ1<補助ローラB が望ましい。図2に本発明の帯電装置の斜視図を示す。
図2で10は支持側板で、帯電ローラ1、補助ローラA
および補助ローラB、感光体4の各回転中心軸を軸受け
11を介して支えている。感光体4表面上の2本の点線
内が作画領域である。作画領域が帯電ローラ1の長手方
向より短いことは当然だが、さらに補助ローラAまたは
Bの少なくともどちらか一方に電位を印加する場合は電
位を印加した補助ローラAまたは補助ローラB(両方に
印加した場合は両方とも)より短くなければならない。
帯電ローラ1、補助ローラA、B、感光体4の各回転中
心軸を図に描くとやや煩雑なので、図3に中心軸を省略
して示す。矢印は回転方向を示している。このような長
さ関係の特定は、補助ローラAまたはBに電圧を印加し
ない場合には必ずしも必要ではない。
【0021】以上のように、106〜1011Ω cm の表
面抵抗を有するローラ状の帯電部材と、帯電ローラ1の
回転中心から感光体4表面に下ろした垂線をはさんで感
光体移動の上流側および下流側にそれぞれ1つずつ回転
可能な補助ローラを備え、上流側の補助ローラを補助ロ
ーラA、下流側の補助ローラを補助ローラBと名付ける
とき、補助ローラAまたは補助ローラBのうち少なくと
もどちらか一方は感光体4と帯電ローラ1の両方に接触
し、帯電ローラ1は感光体4と10〜200μmの空隙で離間
するように帯電ローラ1と補助ローラAと補助ローラB
および感光体4の位置が保持される構成により、感光体
4と帯電ローラ1は帯電領域において逆方向に移動し、
帯電むらの原因である帯電ローラ1表面の凹凸や抵抗値
むらがあっても、感光体4の表面と対向する帯電ローラ
1表面は順次移動して平均化効果が働くので均一帯電が
可能となる。
【0022】(第2の実施例)以下本発明の第2の実施
例について図面を参照しながら説明する。図4は本発明
の第2の実施例における帯電装置の断面図と側面図であ
る。図4において記号1から4は図1と同じ、10は支
持側板、11は軸受け、12はバネ、13はバネ受け、
14はスライドガイド穴である。
【0023】放電開始電圧が放電体と被放電体との空隙
距離で決まることはよく知られている。空隙距離は10〜
200μmが望ましいが、ひとたび設定した空隙距離を一定
に保つことが安定した帯電には必要である。帯電ローラ
1と感光体4のそれぞれの中心軸の距離を固定しても良
いが、環境の温度・湿度の変化で帯電ローラ1の直径が
変化することがある。この対策として帯電ローラ1を補
助ローラAと補助ローラBに一定の圧力で押し当て空隙
距離を一定にするのが第2の実施例である。すなわち、
帯電ローラ1の中心軸は、バネ受け11を介してスライ
ドガイド14内を上下移動可能である。感光体4と補助
ローラAと補助ローラBの間隔は支持側板10で固定さ
れ、帯電ローラ1と感光体4の中心軸が互いに引きつけ
合うようにバネ12の両端がバネ受け13を介して、帯
電ローラ1の中心軸および感光体4の中心軸に取り付け
られている。バネ受け13は中心軸が回転してもバネの
両端を少ない摩擦抵抗で保持できるように、例えばボー
ルベアリングが内蔵されていると良い。この構成によ
り、帯電ローラ1と感光体4の空隙距離は補助ローラA
と補助ローラBの間隔によって決まり、帯電ローラ1の
直径の変化には影響されにくい。
【0024】以上のように、補助ローラAとBの回転中
心軸は固定され、帯電ローラ1は感光体4方向に押し当
てられるようにバネなどの弾性体を帯電ローラの回転中
心軸に備え、106〜1011Ω cm の表面抵抗を有する
帯電ローラ1の回転中心から感光体4表面に下ろした垂
線をはさんで感光体移動の上流側および下流側にそれぞ
れ1つずつ106〜1011Ω cm の表面抵抗を有する補
助ローラA(上流側)と補助ローラB(下流側)を備
え、補助ローラAおよび補助ローラBは感光体と帯電ロ
ーラの両方に接触し、帯電ローラは感光体と最近接部の
空隙が10〜200μmに保持する構成によって、帯電ローラ
の直径が、経時的に変化したりまたは環境変化に応じて
変化しても空隙距離は一定のまま保持されるので、帯電
量は一定に保たれ、同時に感光体4と帯電ローラ1は帯
電領域において逆方向に移動し、帯電むらの原因である
帯電ローラ1表面の凹凸や抵抗値むらがあっても、感光
体4の表面と対向する帯電ローラ1表面は順次移動して
平均化効果が働くので均一帯電が可能となる。
【0025】(第3の実施例)以下本発明の第3の実施
例について図面を参照しながら説明する。
【0026】図7は本発明の第3の実施例における帯電
装置の断面図と側面図である。図7において記号1〜4
および10、11は図4と同じ、21は空気ろ過フィル
タ、22はフィルタホルダーである。図7は空気ろ過フ
ィルタを取り付けた例で、オゾンが帯電装置の外部へ漏
れるのを抑えるのが目的である。
【0027】オゾンは人体に有害であることが知られ、
発生量の規制も強まっている。従来のローラ方式の帯電
では帯電面が開放された空気に直接暴露されていたた
め、帯電時に生じるオゾンが拡散され帯電装置外に漏れ
ていた。本発明によれば2本の補助ローラに閉ざされた
空間内で帯電が生じるため、発生したオゾンは外部に漏
れにくい。更に、外部の空気との通路であるローラ両側
の開口面にオゾン吸着剤やオゾン分解剤を含んだ空気ろ
過フィルタを取り付けるとオゾン低減の効果は上がる。
空気ろ過フィルタ周辺にファンを付けて換気を促進する
とよい。ファンは吸気よりも排気の方が、装置機内の気
流の乱れが少なく望ましい。
【0028】以上のように、補助ローラAと感光体で囲
われた空間の少なくともどちらか一方の側面にオゾン吸
着剤またはオゾン分解剤を含んだ空気ろ過フィルタ21
を具備し、106〜1011Ω cm の表面抵抗を有する帯
電ローラ1の回転中心から感光体4表面に下ろした垂線
をはさんで感光体移動の上流側および下流側にそれぞれ
1つずつ補助ローラを備え、上流側の補助ローラを補助
ローラA、下流側の補助ローラを補助ローラBと名付け
るとき、補助ローラAまたは補助ローラBのうち少なく
ともどちらか一方は感光体4と帯電ローラ1の両方に接
触し、帯電ローラ1は感光体4と10〜200μmの空隙で離
間するように帯電ローラ1と補助ローラAと補助ローラ
Bおよび感光体4の位置が保持される構成により、感光
体4と帯電ローラ1は帯電領域において逆方向に移動
し、帯電むらの原因である帯電ローラ1表面の凹凸や抵
抗値むらがあっても、感光体4の表面と対向する帯電ロ
ーラ1表面は順次移動して平均化効果が働くので均一帯
電が可能となり、同時に発生したオゾンは補助ローラA
とBで囲まれた空間内より外に出ることはなく、唯一の
空気の出入り口である空気ろ過フィルタ21ではオゾン
は吸収または分解されるので帯電装置より外へオゾンが
漏れることはない。
【0029】(第4の実施例)以下本発明の第4の実施
例について図面を参照しながら説明する。
【0030】図5は本発明の第4の実施例における帯電
装置の断面図および側面図を示す。図5において記号1
〜14は図4と同じである。図5は帯電ローラ1の回転
中心から感光体4表面に下ろした垂線をはさんで感光体
4移動の上流側に補助ローラAを一個取り付けた場合
で、スライドガイド穴14により帯電ローラ1の移動範
囲を線上に限定し、帯電ローラ1と補助ローラAの接触
摩擦抵抗が帯電ローラ1と感光体4の接触摩擦抵抗より
も大きくなるように補助ローラAの設置位置を決定す
る。電圧の印加方法は、図5のように感光体4の移動上
流側に補助ローラAがある場合は第1の実施例で述べた
(1)、(2)、(3)、(4)のいずれかの方法を補
助ローラBを除き補助ローラAについてのみ適応した方
法がよい。以下に(1’)、(2’)、(3’)、
(4’)として示す。
【0031】すなわち、感光体4を所望の電位V0に帯
電するため帯電ローラ1には直流電圧Vinを印加する
が、Vinの値は補助ローラに印加する電圧によって次の
ように変わる。ここに、帯電ローラ1と感光体4間の帯
電開始電圧をVTH、補助ローラAと帯電ローラ1間の帯
電開始電圧をV1A、補助ローラAと感光体4間の帯電開
始電圧をV2Aとおくと、 (1’)補助ローラAが電気的にフロート状態の場合、
帯電ローラ1には次の式で決まる電圧Vinを印加する。
【0032】Vin=V0+VTH (2’)補助ローラAが接地されているの場合、帯電ロ
ーラ1には次の式で決まる電圧Vinを印加する。
【0033】Vin=V0+VTH ただし|Vin|<|V1A|となるようにする。もし|V
in|≧|V1A|の場合は、帯電ローラ1と補助ローラA
の間に余分な放電が生じ安定した帯電が得られないこと
がある。
【0034】(3’)もし(2’)の条件では所望のV
0が得られない場合は、補助ローラAに電圧VAを印加す
る。ただしVAは、Vin−V1A<VA<Vin+V1A なる
範囲である。これらの範囲外の電圧を補助ローラAに印
加すると、補助ローラAと帯電ローラ1の間で余分な放
電が生じ、感光体4への安定した帯電が阻害される。こ
の時帯電ローラ1に印加する電圧はVin=V0+VTHで
ある。
【0035】(4’) さらに補助ローラAで、一旦感
光体4を所望の電位V0以上に帯電した後、帯電ローラ
1で除電することで感光体4の電位を所望のV0にする
印加方法も有効である。補助ローラAに VA>V0+V2A なる範囲の電圧を印加し、帯電ローラ1には Vin=V0−VTH を印加する。この印加方法の利点は、帯電前の感光体4
に余分な電荷が残留していても、感光体4を一旦過剰に
帯電したのちに均一に除電することで残留電荷の影響を
受けずに所望の電位に揃えることができる点である。一
次帯電は、感光体4の電位をV0以上にできるならば帯
電むらのある粗い帯電でも構わない。帯電の均一さは帯
電ローラ1の除電の均一さによって決まるからである。
本方法では、帯電ローラ1と感光体4の最近接の周速が
互いに逆方向になる機構なので、帯電ローラ1表面の凹
凸や抵抗むらが平均化され均一な除電が行なわれ、電位
むらなく所望のV0が得られる。
【0036】この場合、帯電ローラ1と補助ローラAの
長手方向の長さは、 補助ローラA<帯電ローラ1 が望ましい。すなわち、帯電ローラ1と補助ローラAの
長手方向の長さ関係は、印加電圧の絶対値の小さいもの
ほど長く、かつ絶対値の大きい部材の長手方向を完全に
包含しておくことが望ましい。ローラ状の部材を帯電に
使うとき、その両端での帯電電位の絶対値が中央部より
も大きくなりやすいことが知られている。長手方向にみ
て印加電圧の絶対値が高い部材が低い部材に完全に含ま
れる構成により、感光体4の帯電が徐々に行なわれ、感
光体4の中央部と両端部での帯電電圧の差が生じにく
い。
【0037】また一旦過剰に電位を感光体4にのせた
後、除電する印加方法においても除電部分が過剰帯電部
分を包含しているので、除電後に感光体4の両端の電位
が大きいということはない。したがって、印加方法が上
述の(4’)の場合、帯電ローラ1と補助ローラAの長
手方向の長さは、 補助ローラA<帯電ローラ1 が望ましい。このような長さ関係の特定は、補助ローラ
Aに電圧を印加しない場合には必ずしも必要ではない。
【0038】以上のように、106〜1011Ω cmの表面
抵抗を有する帯電ローラ1と感光体4の最近接部からみ
て感光体移動の上流側に106〜1011Ω cm の表面抵
抗を有する回転可能な補助ローラAを備え、補助ローラ
Aの回転中心軸は固定され、帯電ローラ1は感光体4方
向にむかう直線上を動くようにスライド・ガイド14を
介して支持側板14と連結され、かつ帯電ローラ1の中
心軸が感光体4方向に押し当てられるような位置にバネ
12を帯電ローラ1の回転中心軸に備え、補助ローラA
は感光体4と帯電ローラ1の両方に接触し、帯電ローラ
1は感光体4と最近接部の空隙が10〜200μmに保持する
構成によって、帯電ローラ1の直径が、経時的に変化し
たりまたは環境変化に応じて変化しても空隙距離は一定
のまま保持されるので、帯電量は一定に保たれ、同時に
感光体4と帯電ローラ1は帯電領域において逆方向に移
動し、帯電むらの原因である帯電ローラ1表面の凹凸や
抵抗値むらがあっても、感光体4の表面と対向する帯電
ローラ1表面は順次移動して平均化効果が働くので均一
帯電が可能となる。
【0039】(第5の実施例)以下本発明の第5の実施
例について図面を参照しながら説明する。
【0040】図6は本発明の第5の実施例における帯電
装置の断面図および側面図で、帯電ローラ1の回転中心
から感光体4表面に下ろした垂線をはさんで感光体4移
動の下流側に補助ローラBを1個取り付けた場合であ
る。記号の1〜14は図4と同じである。図6で、スラ
イドガイド穴14により帯電ローラ1の移動範囲を線上
に限定し、帯電ローラ1と補助ローラBの接触摩擦抵抗
が帯電ローラ1と感光体4の接触摩擦抵抗よりも大きく
なるように補助ローラBの設置位置を決定する。電圧の
印加方法は、第1の実施例で述べた(1)、(2)、
(3)、(5)のいずれかの方法を補助ローラAを除き
補助ローラBにのみ適応した方法がよい。以下に
(1”)、(2”)、(3”)、(5”)として示す。
すなわち、感光体4を所望の電位V0に帯電するため帯
電ローラ1には直流電圧Vinを印加するが、Vinの値は
補助ローラに印加する電圧によって次のように変わる。
ここに、帯電ローラ1と感光体4間の帯電開始電圧をV
TH、補助ローラBと帯電ローラ1間の帯電開始電圧をV
1B、補助ローラBと感光体4間の帯電開始電圧をV2B、
とおくと、 (1”) 補助ローラBが電気的にフロート状態の場
合、帯電ローラ1には次の式で決まる電圧Vinを印加す
る。
【0041】Vin=V0+VTH (2”) 補助ローラBが接地されているの場合、帯電
ローラ1には次の式で決まる電圧Vinを印加する。
【0042】Vin=V0+VTH ただし|Vin|<|V1B|かつ|V0|<|V2B|とな
るようにする。
【0043】もし|Vin|≧|V1B|の場合は、帯電ロ
ーラ1と補助ローラBの間に余分な放電が生じ、また|
V0|≧|V2B| の場合は、感光体4と補助ローラBの
間に余分な放電が生じ、所望の感光体電位が得られない
ことがある。
【0044】(3”) もし(2”)の条件では所望の
V0が得られない場合は、補助ローラBに電圧VBを印加
する。ただしVBは、V0−V1B<VB<V0+V1Bなる範
囲である。この時帯電ローラ1に印加する電圧はVin=
V0+VTHである。
【0045】これらの範囲外の電圧VBを補助ローラB
に印加すると、補助ローラBと帯電ローラ1の間で余分
な放電が生じ、安定した感光体4の帯電ができない。。
【0046】(5”) また帯電ローラ1で、一旦感光
体4を所望の電位V0以上に帯電した後、補助ローラB
で除電することで感光体4電位をV0にする印加方法も
ある。補助ローラBと感光体4の間の帯電開始電圧をV
4とするとき、帯電ローラ1に Vin>V0+VTH なる範囲の電圧を印加し、補助ローラBには VB=V0−V2B を印加する。
【0047】(3”)および(5”)では帯電ローラ1
と補助ローラA、Bの長さ関係を特定することが望まし
い。すなわち、帯電ローラ1と補助ローラAおよびBの
長手方向の長さ関係は、印加電圧の絶対値の小さいもの
ほど長く、かつ絶対値の大きい部材の長手方向を完全に
包含しておくことが望ましい。ローラ状の部材を帯電に
使うとき、その両端での帯電電位の絶対値が中央部より
も大きくなりやすいことが知られている。長手方向にみ
て印加電圧の絶対値が高い部材が低い部材に完全に含ま
れる構成により、感光体4の帯電が徐々に行なわれ、感
光体4の中央部と両端部での帯電電圧の差が生じにく
い。
【0048】また一旦過剰に電位を感光体4にのせた
後、除電する印加方法においても除電部分が過剰帯電部
分を包含しているので、除電後に感光体4の両端の電位
が大きいということはない。したがって、印加方法が上
述の(3”)、(5”)の場合、帯電ローラ1と補助ロ
ーラBの長手方向の長さは、 帯電ローラ1<補助ローラB が望ましい。
【0049】以上のように、106〜1011Ω cm の表
面抵抗を有する帯電ローラ1と感光体4の最近接部から
みて感光体移動の下流側に106〜1011Ω cm の表面
抵抗を有する回転可能な補助ローラBを備え、補助ロー
ラBの回転中心軸は固定され、帯電ローラ1の中心軸は
感光体4方向にむかう直線上を動くようにスライド・ガ
イド14を介して支持側板14と連結され、かつ帯電ロ
ーラ1の中心軸が感光体4方向に押し当てられるような
位置にバネ12を帯電ローラ1の回転中心軸に備え、補
助ローラBは感光体4と帯電ローラ1の両方に接触し、
帯電ローラ1は感光体4と最近接部の空隙が10〜200μm
に保持する構成によって、帯電ローラ1の直径が、経時
的に変化したりまたは環境変化に応じて変化しても空隙
距離は一定のまま保持されるので、帯電量は一定に保た
れ、同時に感光体4と帯電ローラ1は帯電領域において
逆方向に移動し、帯電むらの原因である帯電ローラ1表
面の凹凸や抵抗値むらがあっても、感光体4の表面と対
向する帯電ローラ1表面は順次移動して平均化効果が働
くので均一帯電が可能となる。
【0050】なお、第1および第2および第3の実施例
において帯電ローラと感光体には10〜200μmの空隙が望
ましいとしたが、帯電ローラと感光体が接触していて
も、帯電ローラと補助ローラAの接触部の摩擦抵抗f2
A、補助ローラAと感光体の摩擦抵抗f3A、帯電ローラ
と補助ローラBの接触部の摩擦抵抗f2B、補助ローラB
と感光体の摩擦抵抗f3Bとすると、 f2A=f3A かつ f2B=f3B を満足しつつ、 f1<f2A+f2B=f3A+f3B を満足するならば、帯電領域において帯電ローラと感光
体は逆方向に移動するので、帯電ローラと感光体が接触
していても構わない。
【0051】また第4および第5の実施例で、帯電ロー
ラと感光体には10〜200μmの空隙が望ましいとしたが、
帯電ローラと感光体が接触していても、帯電ローラと感
光体の接触部の摩擦抵抗f1と帯電ローラと補助ローラ
の接触部の摩擦抵抗f2、補助ローラと感光体の摩擦抵
抗f3を比較したとき、f1<f2=f3を満たすならば、
帯電領域において帯電ローラと感光体は逆方向に移動す
るので、帯電ローラと感光体が接触していても構わな
い。
【0052】また第2の実施例において、バネの代わり
にスポンジやゴムなど他の弾性体を用いてもよい。また
帯電ローラの中心軸に圧力をかけるのではなく、帯電ロ
ーラ表面全体をスポンジや弾性ブレードで押し当てる構
成にしても同じ効果が得られる。また図4ではバネの引
きつける力を利用しているが、帯電ローラ1と感光体4
が引きつけ合う力を発生するならばバネやスポンジやゴ
ムなどの弾性体の一端を帯電を帯電ローラ1の中心軸
に、他端を帯電ローラ1の中心軸からみて感光体4の中
心軸の反対側に取り付け、弾性体の押し出す力で両者を
引きつけ合うようにしても良い。
【0053】また第3の実施例におけるオゾン吸着剤と
しては、二酸化マンガン(MnO2)、二酸化鉛(Pb
2)、酸化銅(CuO)、微紛白金などが有効であ
る。
【0054】
【発明の効果】以上のように本発明は、106〜1011
Ω cm の表面抵抗を有するローラ状の帯電部材と、帯
電ローラの回転中心から感光体表面に下ろした垂線をは
さんで感光体移動の上流側および下流側にそれぞれ1つ
ずつ106〜1011Ω cm の表面抵抗を有する補助ロー
ラを備え、上流側の補助ローラを補助ローラA、下流側
の補助ローラを補助ローラBと名付けるとき、補助ロー
ラAまたは補助ローラBのうち少なくともどちらか一方
は感光体と帯電ローラの両方に接触し、帯電ローラは感
光体と接触していないかまたは接触してもその摩擦抵抗
が補助ローラAと帯電ローラの間の摩擦抵抗ならびに補
助ローラBと帯電ローラの間の摩擦抵抗の総和よりも小
さくなるように、帯電ローラと補助ローラAおよび補助
ローラBの位置が保持されていることにより、帯電ロー
ラの表面の凹凸や抵抗値むらに影響されずに感光体を均
一に帯電することができる。また帯電ローラと感光体が
非接触または弱い接触なので、長期使用でも帯電ローラ
に傷がつきにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における帯電装置の断面
【図2】同実施例における動作説明のための帯電装置の
斜視図
【図3】同実施例における動作説明のための帯電装置の
斜視図
【図4】本発明の第2の実施例における帯電装置の断面
図と側面図
【図5】本発明の第4の実施例における帯電装置の断面
図と側面図
【図6】本発明の第4の実施例における帯電装置の断面
図と側面図
【図7】本発明の第3の実施例における帯電装置の断面
図と側面図
【図8】本発明の第1の実施例における帯電装置の断面
【図9】本発明の第1の実施例における帯電装置の断面
【符号の説明】
1 帯電ローラ 2 補助ローラA 3 補助ローラB 4 感光体 10 支持側板 12 バネ 14 スライドガイド穴 21 空気ろ過フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 仲 昭行 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 山村 敏記 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】106〜1011Ω cm の表面抵抗を有する
    ローラ状の帯電部材(以下、帯電ローラと呼ぶこともあ
    る)と、帯電ローラの回転中心から感光体表面に下ろし
    た垂線をはさんで感光体移動の上流側および下流側にそ
    れぞれ1つずつ106〜1011Ω cm の表面抵抗を有す
    る回転自在な補助ローラを備え、上流側の補助ローラを
    補助ローラA、下流側の補助ローラを補助ローラBと名
    付けるとき、補助ローラAまたは補助ローラBのうち少
    なくともどちらか一方は感光体と帯電ローラの両方に接
    触し、帯電ローラは感光体と接触していないかまたは接
    触しても帯電ローラと感光体の接触部の摩擦抵抗をf
    1、帯電ローラと補助ローラAの接触部の摩擦抵抗をf2
    A、補助ローラAと感光体の摩擦抵抗をf3A、帯電ロー
    ラと補助ローラBの接触部の摩擦抵抗をf2B、補助ロー
    ラBと感光体の摩擦抵抗をf3Bとすると、 f2A=f3A かつ f2B=f3B を満足しつつ、 f1<f2A+f2B=f3A+f3B を満足するように接触するように帯電ローラと補助ロー
    ラAと補助ローラBおよび感光体の位置が保持されてい
    ることを特徴とする帯電装置。
  2. 【請求項2】補助ローラAと補助ローラBは電気的にフ
    ロートしていることを特徴とする請求項1記載の帯電装
    置。
  3. 【請求項3】補助ローラAと補助ローラBは接地されて
    いることを特徴とする請求項1記載の帯電装置。
  4. 【請求項4】帯電ローラと補助ローラAの間の帯電開始
    電圧をV1、帯電ローラへの直流印加電圧をVinとする
    とき、補助ローラAに印加する電圧VAは、Vin−V1<
    VA<Vin+V1であることを特徴とする請求項1記載の
    帯電装置。
  5. 【請求項5】帯電ローラと補助ローラBの間の帯電開始
    電圧をV2、帯電ローラへの直流印加電圧をVinとする
    とき、補助ローラBに印加する電圧VBは、Vin−V1<
    VB<Vin+V1であることを特徴とする請求項1記載の
    帯電装置。
  6. 【請求項6】帯電ローラと補助ローラAの間の帯電開始
    電圧をV1、帯電ローラと補助ローラBの間の帯電開始
    電圧をV2、帯電ローラへの直流印加電圧をVinとする
    とき、補助ローラAに印加する電圧VAは、Vin−V1<
    VA<Vin+V1、かつ補助ローラBに印加する電圧VB
    は、Vin−V2<VB<Vin+V2であることを特徴とす
    る請求項1記載の帯電装置。
  7. 【請求項7】補助ローラAと感光体の間の帯電開始電圧
    をV3、帯電ローラと感光体の間の帯電開始電圧をVT
    H、帯電ローラに印加する電圧をVinとするとき補助ロ
    ーラAに印加する電圧VAは、VA≧Vin+VTH+V3で
    あることを特徴とする請求項1記載の帯電装置。
  8. 【請求項8】補助ローラBと感光体の間の帯電開始電圧
    をV4、帯電ローラと感光体の間の帯電開始電圧をVT
    H、帯電ローラに印加する電圧をVinとするとき補助ロ
    ーラBに印加する電圧VBは、VB≦Vin−VTH−V4で
    あることを特徴とする請求項1記載の帯電装置。
  9. 【請求項9】補助ローラAと補助ローラBと感光体と帯
    電ローラで囲われた空間の左右両端の少なくとも少なく
    ともどちらか一方の開口部にオゾン吸着剤またはオゾン
    分解剤を含んだ空気ろ過フィルタを具備することを特徴
    とする請求項1記載の帯電装置。
  10. 【請求項10】補助ローラAと補助ローラBの距離は一
    定に保持し、帯電ローラと感光体とが互いに引き合う方
    向の圧力成分を生じさせるようにバネ、ゴム、スポンジ
    などの弾性体を帯電ローラと感光体の表面全体または表
    面の一部または回転中心軸に備えたことを特徴とする請
    求項1記載の帯電装置。
  11. 【請求項11】106〜1011Ω cmの表面抵抗を有する
    ローラ状の帯電部材(以下、帯電ローラと呼ぶこともあ
    る)と、帯電ローラの回転中心から感光体表面に下ろし
    た垂線をはさんで感光体移動の上流側に106〜1011
    Ω cmの表面抵抗を有する回転自在な補助ローラを備
    え、補助ローラは感光体と帯電ローラの両方に接触し、
    帯電ローラは感光体と接触していないかまたは接触して
    も帯電ローラと感光体の接触部の摩擦抵抗をf1、帯電
    ローラと補助ローラの接触部の摩擦抵抗をf2、補助ロ
    ーラと感光体の摩擦抵抗をf3とすると、 f2=f3 を満足しつつ f1<f2 を満足するように、帯電ローラと補助ローラと感光体の
    位置が保持されていることを特徴とする帯電装置。
  12. 【請求項12】106〜1011Ω cmの表面抵抗を有する
    ローラ状の帯電部材(以下、帯電ローラと呼ぶこともあ
    る)と、帯電ローラの回転中心から感光体表面に下ろし
    た垂線をはさんで感光体移動の下流側に106〜1011
    Ω cmの表面抵抗を有する回転自在な補助ローラを備
    え、補助ローラは感光体と帯電ローラの両方に接触し、
    帯電ローラは感光体と接触していないかまたは接触して
    も帯電ローラと感光体の接触部の摩擦抵抗をf1、帯電
    ローラと補助ローラの接触部の摩擦抵抗をf2、補助ロ
    ーラと感光体の摩擦抵抗をf3とすると、 f2=f3 を満足しつつ f1<f2 を満足するようにその摩擦抵抗が補助ローラと帯電ロー
    ラの間の摩擦抵抗よりも小さくなるように、帯電ローラ
    と補助ローラと感光体の位置が保持されていることを特
    徴とする帯電装置。
  13. 【請求項13】補助ローラは電気的にフロートしている
    ことを特徴とする請求項11および請求項12記載の帯
    電装置。
  14. 【請求項14】補助ローラは接地されていることを特徴
    とする請求項11および請求項12記載の帯電装置。
  15. 【請求項15】帯電ローラと補助ローラの間の帯電開始
    電圧をV5、帯電ローラへの直流印加電圧をVinとする
    とき、補助ローラに印加する電圧VAは、Vin−V5<V
    A<Vin+V5であることを特徴とする請求項11および
    請求項12記載の帯電装置。
  16. 【請求項16】補助ローラと感光体の間の帯電開始電圧
    をV5、帯電ローラと感光体の間の帯電開始電圧をVT
    H、帯電ローラに印加する電圧をVinとするとき補助ロ
    ーラに印加する電圧VAは、VA≧Vin+VTH+V5であ
    ることを特徴とする請求項11記載の帯電装置。
  17. 【請求項17】補助ローラと感光体の間の帯電開始電圧
    をV6、帯電ローラと感光体の間の帯電開始電圧をVT
    H、帯電ローラに印加する電圧をVinとするとき補助ロ
    ーラに印加する電圧VBは、VB≦Vin−VTH−V6であ
    ることを特徴とする請求項12記載の帯電装置。
  18. 【請求項18】補助ローラと感光体で囲われた空間の両
    端の開口面の少なくともどちらか一方の開口面にオゾン
    吸着剤またはオゾン分解剤を含んだ空気ろ過フィルタを
    具備することを特徴とする請求項11および請求項12
    記載の帯電装置。
  19. 【請求項19】感光体の回転中心へ向かう線上を帯電ロ
    ーラの中心軸が上下移動可能となるようにスライド・ガ
    イドを帯電ローラの中心軸に取り付け、帯電ローラと感
    光体が互いに引き合う方向に圧力成分を生じるようにバ
    ネ、ゴム、スポンジなどの弾性体を帯電ローラの回転中
    心軸に備えたことを特徴とする請求項11および請求項
    12記載の帯電装置。
  20. 【請求項20】帯電ローラと補助ローラAおよび補助ロ
    ーラBのうち印加する電圧の絶対値が大きいものほどロ
    ーラの長手方向の長さが短いことを特徴とする請求項1
    記載の帯電装置。
  21. 【請求項21】帯電ローラと補助ローラのうち印加する
    電圧の絶対値が大きいものほどローラの長手方向の長さ
    が短いことを特徴とする請求項11および請求項12お
    よび請求項16および請求項17記載の帯電装置。
JP5003780A 1993-01-13 1993-01-13 帯電装置 Pending JPH06208281A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007041144A (ja) * 2005-08-01 2007-02-15 Ricoh Printing Systems Ltd 画像形成装置
US8285177B2 (en) 2010-03-10 2012-10-09 Fuji Xerox Co., Ltd. Charging device and image forming apparatus

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JP2007041144A (ja) * 2005-08-01 2007-02-15 Ricoh Printing Systems Ltd 画像形成装置
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