JP3501978B2 - 現像装置 - Google Patents
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Description
を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成
装置に用いられる現像装置に関し、特に非磁性一成分ト
ナーを用いた現像装置に関するものである。
た現像装置は、構造が簡単であり、安価な装置とするこ
とが可能であり、しかも小型化を図ることができるとい
う利点を有しており、しかも、コスト保守の面でも利点
を有している。特に、磁性トナーを用いない非磁性一成
分トナーを用いた現像装置は、磁石ローラを用いないこ
とから、小型で安価であり、鮮明な画像が得られるとい
う利点を有している。
として、従来、導電性または半導電性のゴムからなるロ
ーラやベルトが一般に用いられている。しかしながら、
このようなトナー担持体を用いた場合、現像工程での現
像γ特性(現像電位の変化に対する現像トナー量の変
化)が非常に急峻なものとなる。そのため、孤立した細
線やドットの形成には有利であるが、ソリッド(黒べ
た)部での良好な階調再現性を得ることが難しい。
を急峻にし、かつ、ソリッド部での現像γ特性を緩やか
にする手法として、導電性基材上に誘電体層を設けたト
ナー担持体を用いる手法(特公平7−31452号公報
や特公平7−31453号公報に開示)が考えられてい
る。また、基材上の誘電体層表面に微小なフローティン
グ電極を設けたトナー担持体を用いる手法(特開昭58
−72968号公報に開示)が考えられている。
を設けることによって、あるいは、誘電体層表面に微小
電極を設けることによって、ソリッド部では現像剤担持
体の対向電極が導電性基材となるため、誘電体層配置に
よりトナー層にかかる電界成分が小さくなり現像電位差
の変化に対して緩やかな現像γ特性となるが、孤立細線
やドットでは静電潜像のエッジ電界強調効果が生じて十
分な現像トナー量が得られるため急峻な現像γ特性を維
持できるというものである。
層を配置した場合、誘電体層が、トナー層規制部材や潜
像担持体、トナーとの接触により帯電してしまい、連続
使用や環境変動によりその帯電状態が変動し、現像工程
にて安定した現像電位が得られないという問題がしばし
ば発生することが分かった。この問題は、特に誘電体層
が厚い場合に顕著である。
ると、上述したような孤立細線やドットでの急峻な現像
γ特性と、ソリッド部での緩やかな現像γ特性とを両立
するという効果が十分に得られない。
ナー担持体を用いて、やむを得ず誘電体層が帯電してし
まった場合に、帯電した誘電体層を強制的に除電するた
めの方法が、特開昭59−171号公報等に開示されて
いる。
厚みが適切な値に設定されていない。例えば、特開昭5
9−171号公報では、誘電体層の厚みを400〜10
00μm、トナーの平均粒径を約9μmとしており、誘
電体層の厚みがトナーの平均粒径の数十倍以上と厚い。
そのため、前述したような安定した現像電位が得られな
いという問題が発生する。
たものであり、その目的は、誘電体層を有するトナー担
持体を備える現像装置において、誘電体層を配置するこ
とによる良好な細線再現性(細線の鮮鋭性)とソリッド
部での良好な階調再現性との両立を十分に達成しなが
ら、誘電体層の帯電による現像電位の不安定化を抑制す
ることができる現像装置を提供することにある。
記の課題を解決するために、像担持体の表面に保持され
た静電潜像をトナーで現像するための現像装置であっ
て、トナーをその表面に保持しながら像担持体上に搬送
して現像を行うためのトナー担持体と、トナー担持体上
のトナーを接触帯電させるとともに、所望の厚みの層と
なるようにトナーの厚みを規制するトナー層厚規制部材
とを備え、上記トナー担持体が、弾性を有し、体積抵抗
率が10 4 〜10 6 Ω・cmの導電性基材と、導電性基材
を覆うように設けられ、体積抵抗率が10 10 〜10 15 Ω
・cmの誘電体層とを備え、誘電体層の厚みをA、トナ
ーの体積平均粒径をRとしたとき、 2×R≦A≦10×R を満たすように誘電体層の厚みが設定されていることを
特徴としている。
ーの体積平均粒径の2〜10倍に設定することで、誘電
体層の厚みを最適な値に設定することができ、誘電体層
を配置することによる孤立細線やドットでの急峻な現像
γ特性とソリッド部での緩やかな現像γ特性および最大
濃度との両立を十分に達成しながら、誘電体層の帯電に
よる現像電位の不安定化を抑制することができる。
るために、好ましくは、現像後のトナー担持体表面に接
触してトナー担持体の除電を行う除電部材をさらに備え
ている。
まった場合でも、誘電体層を除電することができ、安定
した現像電位をトナー担持体に付与することができる。
るために、好ましくは、上記除電部材が、トナー担持体
表面と接触する導電性繊維の集合体を含んでいる。
性繊維の集合体を備えた除電部材として用いることによ
り、トナー層厚のばらつき等があっても除電部材と誘電
体層との接触状態を良好に保つことができるので、除電
部材による誘電体層の除電を効果的に行うことができ
る。それゆえ、誘電体層が帯電してしまった場合でも、
誘電体層を十分に除電することができ、さらに安定した
現像電位をトナー担持体に付与することができる。
るために、好ましくは、少なくとも交流成分を含む電圧
を除電部材に印加する電圧印加手段をさらに備えてい
る。
記載されているように除電ブラシで誘電体層を除電した
としても、除電ブラシに印加する電圧を適切に設定しな
ければ、除電効果が有効に作用せず、除電部材による摩
擦帯電等により誘電体層の電位の不安定さをかえって増
してしまう。
除電部材に印加することにより、除電部材とトナー担持
体との接触界面抵抗を低下させることができ、電荷注入
による除電効率を向上させることができる。それゆえ、
誘電体層が帯電してしまった場合でも、誘電体層を十分
に除電することができ、より一層安定した現像電位をト
ナー担持体に付与することができる。
るために、好ましくは、除電部材に電圧を印加する電圧
印加手段をさらに備え、上記除電部材に印加される電圧
は、除電部材に印加される電圧をVe、所望のトナー担
持体の表面電位をVd、トナー担持体と除電部材との間
の放電開始電圧をVthとしたとき、 Ve=Vd+Vth を満たすように設定されている。
ることにより、除電部材と誘電体層との間での放電現象
を用いて誘電体層を効果的に除電することができるとと
もに、除電後のトナー担持体表面を所望の現像電位にす
ることができる。それゆえ、所望の現像電位をより安定
に維持することができる。
るために、好ましくは、直流電圧に交流電圧が重畳され
てなる重畳電圧を除電部材に印加する電圧印加手段をさ
らに備え、上記直流電圧および交流電圧は、直流電圧を
Vddc、交流電圧のピーク間電圧をVpp、所望のト
ナー担持体の表面電位をVd、トナー担持体と除電部材
との間の放電開始電圧をVthとしたとき、Vddc+
(1/2)VppとVdとの差、および、Vddc−
(1/2)VppとVdとの差の少なくとも一方がVt
h以上となるように設定されている。
圧を上記の設定とすることにより、除電部材と誘電体層
との間での放電現象を用いて誘電体層を効果的に除電す
ることができるとともに、直流電圧を所望の現像電位
(所望のトナー担持体の電位)に等しい値あるいはそれ
に近い値にすることで、除電後のトナー担持体表面の電
位と直流電圧との差を小さくすることが可能となり、除
電後の誘電体層を所望の現像電位に近づけることができ
る。これにより、経時変化や環境変動等による電荷注入
の影響を受けず、所望の現像電位を安定に維持すること
ができる。
一形態について図1および図2に基づいて説明すれば、
以下の通りである。
うに、感光体ドラム(像担持体)30の表面に保持され
た静電潜像をトナーで現像するための現像装置であっ
て、供給されたトナー7(以下、トナーと略記する)を
その表面に保持しながら感光体ドラム30上に搬送して
現像を行うための現像ローラ(トナー担持体)2と、現
像ローラ2上のトナーを接触帯電させるとともに、所望
の厚みの層となるようにトナーの厚みを規制するトナー
層厚規制部材4とを備えている。
高抵抗トナーと言われる、ペレットにした状態での抵抗
率が約1010Ω・cm程度の非磁性一成分トナーを用い
ている。なお、本発明は、高抵抗トナーに対して特に効
果的であるが、他のトナーに対しても有効である。トナ
ーとしては、次の方法で製造したものが好ましい。すな
わち、まず、バインダ樹脂(ベース樹脂)としてのポリ
エステル樹脂またはスチレン−アクリル共重合体(スチ
レン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体)80〜9
0重量部と、着色剤としてのカーボンブラック4〜10
重量部を溶融混練し、必要に応じて、さらに帯電制御剤
(CCA)5重量部以下や加硫制御剤の微少量を適量配
合して、ペレットを得る。次いで、得られたペレットを
粉砕し、所望の体積平均粒径の粒子が得られるように分
級にて体積平均粒径を調整した後、シリカなどの外添剤
を0.2〜2重量部程度混合する。現像ローラ2には、
電源9から導電性シャフト21(後述する)を介して現
像バイアス電圧E1が印加されている。
ー層Tとしてその表面に保持するとともに、感光体ドラ
ム30に対してトナー層Tを介して接触しながら感光体
ドラム30と異なる周速で回転することにより、トナー
を感光体ドラム30上に搬送するものである。
ンレス鋼等の金属や導電性樹脂などからなる導電性シャ
フト(芯金)21上に、弾性を有する導電性基材22を
巻きつけ、その上に誘電体層23を形成したものであ
る。導電性基材22の電気抵抗は、抵抗調整材料によっ
て調整することができる。なお、本発明において、トナ
ー担持体は、弾性を有する導電性基材上に誘電体層を設
けたものであれば、図2に示す形状の現像ローラ2に限
定されるものではなく、例えば、導電性ゴムシート上に
誘電体層を形成した無端状のベルトを用いてもよい。
106 Ω・cm程度の導電性の弾性部材からなることが
好ましい。導電性基材22を構成する材料としては、エ
チレン・プロピレン・ジエン共重合体(EPDM)、ウ
レタンゴム、シリコーンゴム、ニトリルブタジエンゴ
ム、ブタジエンゴム等の弾性材料に、電気的抵抗調整材
料として導電性微粒子および/またはカーボンを分散混
合した分散型抵抗調整樹脂;少なくとも1種のイオン性
導電材料(例えば、過塩素酸ナトリウム、過塩素酸カル
シウム、塩化ナトリウム等の無機イオン性導電物質な
ど)を弾性材料に分散させた電気的抵抗調整樹脂などが
挙げられる。これら樹脂は、発泡剤を用いた発泡・混合
を行うことにより発泡樹脂としてもよく、その場合に
は、発泡剤として、ポリジアルキルシロキサンやポリシ
ロキサン−ポリアルキレンオキシドブロック共重合体な
どのようなシリコーン系界面活性剤を用いることが好ま
しい。
ナーを現像ローラ2に供給するとともに、トナータンク
6内のトナーの撹拌および現像後のトナーの除去を行う
トナー補給ローラ3が圧接されている。トナー補給ロー
ラ3は、現像ローラ2との対向部で現像ローラ2と逆方
向に回転するようになっている。トナー補給ローラ3
は、現像ローラ2を構成する導電性ゴムと同様な導電性
の弾性材料からなり、現像ローラ2と同様に、抵抗調整
材料によって電気抵抗を調整することが可能である。ト
ナー補給ローラ3を構成する弾性材料は、現像ローラ2
を構成する弾性材料よりも弾性が大きくなるように、現
像ローラ2を構成する弾性材料よりも多くの発泡剤を使
用して発泡させた素材であることが好ましい。
ある電源10からバイアス電圧E2が印加されている。
このバイアス電圧E2は、電気的にトナーを現像ローラ
2に向かって押す方向のバイアス電圧であり、例えば、
負極性トナーであればより負極側に大きなバイアス電圧
である。
回転方向上流側に自由端を有する片持ち板ばね構造を有
し、先端あるいは先端近傍の腹部が現像ローラ2に圧接
されている。トナー層厚規制部材4は、ステンレス鋼や
導電性樹脂などからなる導電性の板状弾性材で形成され
ている。そして、トナー層厚規制部材4は、現像ローラ
2への圧接の圧力や配置位置を調整することで、現像ロ
ーラ2に供給されたトナーを、所定の帯電電荷量を有す
る所定の厚みのトナー層Tに規制できるようになってい
る。また、トナー層規制部材4には、電源11からバイ
アス電圧E3が印加されている。
現像装置1の下部には、トナーの漏れを防止するシール
に対して現像ローラ2を除電する除電機能を持たせたシ
ート状の除電部材5が設置されている。除電部材5は、
少なくとも1つの面を導電性材料で形成し、電源(電圧
印加手段)12によって現像ローラ2への供給電圧に対
して同電位もしくは誘電体層の帯電電位を減じる方向の
極性の電圧E4を導電性材料に印加し、導電性材料を現
像ローラ2に当接させることで、除電機能を持たせたも
のである。上記除電部材5としては、ポリエチレンテレ
フタレートなどからなる樹脂フィルム上にアルミニウム
蒸着フィルムを設けたものが好適である。
削減するために、除電部材にシールとしての機能も持た
せている。しかしながら、除電部材とシールとを独立し
て設けることも可能である。また、場合によっては、除
電部材を省くことも可能である。
脂からなるドラム状の導電性基体上に下地層(アンダー
レイヤー)が形成され、下地層上にキャリア発生層(C
GL;Carrier Generation Layer) が形成され、さら
に、キャリア発生層上の最外層として、主成分であるバ
インダ樹脂としてポリカーボネイトを用いたキャリア輸
送層(CTL;Carrier Transport Layer)が形成された
ものである。また、上記各層は、塗布されることによっ
て形成され、薄膜状となっている。
電潜像を保持することができるものであればよく、上記
構成の感光体ドラム30に限定されるものではない。し
たがって、シート状感光体などの他の形状を有する像担
持体を用いてもよく、また、上記各層に加えて保護層を
設けた感光体などの他の層構成を有する像担持体を用い
てもよい。さらに、キャリア輸送層のバインダ樹脂とし
て、他の樹脂、例えば、ポリエステルやメタクリル樹脂
などを用いてもよい。
の搬送および画像形成の動作について説明する。
られたトナーは、アジテータ8またはスクリューによっ
てトナー補給ローラ3近傍へ搬送される。次に、トナー
補給ローラ3近傍へ搬送されたトナーは、トナー補給ロ
ーラ3によって摩擦接触帯電(予備帯電)され、トナー
補給ローラ3と現像ローラ2との間のバイアス電圧によ
って現像ローラ2の表面に塗布される。現像ローラ2に
供給されたトナーは、現像ローラ2の回転動作によって
トナー層厚規制部材4の位置に搬送される。現像ローラ
2に供給されたトナーは、トナー層厚規制部材4によっ
て所定の帯電電荷量と所定の厚み(すなわち、所定のト
ナー付着量)となるように規制されて、現像領域(感光
体ドラム30との対向部)に搬送され、後述する現像工
程に使用される。
上の未現像トナーは、現像ローラ2の回転によって現像
領域から現像装置1内に戻っていく。その後、未現像ト
ナーは、トナー補給ローラ3手前に設置された現像ロー
ラ2上の除電部材5によって帯電電荷が除去され、次
に、トナー補給ローラ3との接触部の入口で、トナー補
給ローラ3による圧接で剥離され、トナータンク6に回
収されて再利用される。
工程の前に、次のようにして静電潜像が形成されてい
る。すなわち、まず、感光体ドラム30の表面は、図示
しない帯電器(コロナ帯電器または接触ローラ帯電装
置)によって予め所望の電位まで均一に帯電される。そ
の後、均一に帯電された感光体ドラム30表面の帯電電
位(電荷)は、別途設けられた図示しない露光装置(図
示しない)によって所望のパターンに露光される。これ
により、感光体ドラム30の露光された位置で、キャリ
ア発生層からキャリアが発生して帯電電位をキャンセル
する。これにより、感光体ドラム30の表面には、静電
ポテンシャルのパターン、すなわち、静電潜像が形成さ
れる。なお、露光には、アナログ機ではランプ光を用い
る一方、デジタル機では一般にレーザ光を用いる。
電潜像は、感光体ドラム30の回転により現像ローラ2
との対向領域(現像領域)に搬送され、現像工程が施さ
れる。現像工程では、トナーを用いて静電潜像が接触反
転現像される。すなわち、静電潜像が形成された感光体
ドラム30が現像領域で現像ローラ2によって圧接され
ることで、前述のようにして予め所定の帯電電荷量およ
び厚みに制御されたトナーが、静電潜像に従って感光体
ドラム30に移動する。これにより、静電潜像が顕像化
(現像)されてトナー像が形成される。
されたトナー像は、感光体ドラム30の回転により、図
示しない転写装置の設置されている転写領域に搬送され
る。また、これと同期して、図示しない給紙装置によっ
て供給された紙等の記録媒体が転写領域に搬送される。
これにより、記録媒体が感光体ドラム30上のトナー像
と同期して接触する。そして、転写装置によって感光体
ドラム30のトナーを記録媒体に移動する側の極性の方
向の電圧が転写領域に印加されることにより、感光体ド
ラム30のトナー像が記録媒体上に移動、すなわち、転
写される。なお、転写装置としては、高圧電源を具備し
たチャージャ型や接触ローラ型のものがあり、いずれの
型のものを用いてもよい。
は、一般には、図示しない熱定着装置によって記録媒体
上に溶融・定着されて、図示しない排紙装置によって排
紙される。
ム30上に残留した未転写トナーは、図示しないクリー
ナによって感光体ドラム30上から除去される。また、
未転写トナーが除去された感光体ドラム30表面は、残
留電荷をイレース(除去)する光除電ランプや接触除電
手段によって電位のリフレッシュが行われて、始めの帯
電器による帯電に再利用される。
設定された誘電体層23について説明する。
015Ω・cm、比誘電率が3〜10程度であることが好
ましい。また、誘電体層23を形成する誘電体として
は、エチレン−四フッ化エチレン共重合体(ETF
E)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリテトラ
フルオロエチレン(PTFE)等のフッ素系樹脂が好適
であり、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)が特に好適
である。
23の厚みをA、トナーの体積平均粒径をRとしたと
き、次式 2×R≦A≦10×R …(1) を満たすように設定されている。これにより、細線再現
性とソリッド部の階調再現性とを両立できるとともに、
誘電体層23の帯電による現像電位の変化を抑制し、画
像の均一性を向上することができる。
たすように調整するには、上記誘電体を複数回スプレー
コートすることによって誘電体層23を形成するとよ
い。
について図3ないし図4に基づいて説明すれば、以下の
通りである。なお、説明の便宜上、前記実施の形態1に
て示した各部材と同一の機能を有する部材には、同一の
符号を付記し、その説明を省略する。
現像ローラ2の誘電体層23の帯電による現像電位の変
動はあまり生じなかったが、まれに上記実施の形態1の
ようなシート状の除電部材5は、シート状の除電部材5
のうねりや、介在するトナー層Tの厚みのばらつきによ
って現像ローラ2の誘電体層23と除電部材5との接触
状態を現像ローラ2全域に渡って良好に保つこと難しい
場合がある。
層23の除電が効果的に行われず、安定した現像電位の
付与が困難になる。除電部材5の現像ローラ2に対する
接触圧を大きくすれば、接触状態を向上させることはで
きるが、この場合、現像ローラ2への傷つけや除電部材
5へのトナー固着等が発生しやすくなるため、あまり良
い手法ではない。
は、図3に示すように、実施の形態1の現像装置1にお
いて、除電部材5に代えて導電性繊維の集合体からなる
導電性ブラシ16を備える除電部材15を配置し、シー
ルをシール18として独立させている。導電性繊維の集
合体は、レーヨンやポリエステル繊維などの絶縁性繊維
からなる帯状基布の表面に植毛されることで固定されて
いる。導電性繊維としては、レーヨンにカーボンを分散
したもの(ユニチカ株式会社製、商品名「REC」)、
導電糸にナイロン皮膜を形成したもの(カネボウ株式会
社製、商品名「ベルトロン」)等が挙げられる。また、
この導電性ブラシ16は、図4に示すように、金属や導
電性樹脂からなる板状の導電性基材17の上に電気的に
導通が得られるように設置している。さらに、導電性基
材17には、所望の現像ローラ2の表面電位(現像電
位)に等しい電圧を印加している。
5を用いたことにより、シート状の除電部材5を用いた
実施の形態1に比べ、トナー層Tが介在した状態であっ
ても、比較的小さな接触圧であっても良好な接触状態を
保つことができる。すなわち、トナーの隙間を導電性繊
維が通り現像ローラ2と接触し、接触部近傍にて除電効
果が得られる。さらに、繊維状であるため、その柔軟性
によって繊維先端部が比較的自由に動く。それゆえ、現
像ローラ2表面を均一に除電することができる。よっ
て、トナー固着や現像ローラ2への傷つけもなく、現像
ローラ2全域にわたって均一な除電効果が得られ、安定
した現像電位付与が可能となる。
について説明すれば、以下の通りである。なお、説明の
便宜上、前記実施の形態1・2にて示した各部材と同一
の機能を有する部材については、その説明を省略する。
材(トナー層厚規制部材4、トナー補給ローラ3、感光
体ドラム30等)の組み合わせによっては、誘電体層2
3の帯電が大きくなる場合が生じる。このような場合、
本願発明者等の検討によれば、上記実施の形態1・2の
ように除電部材5・15に所望の現像電位と同電位の直
流電圧を印加しただけでは、十分な除電効果が得られな
いことが判明した。
わち、除電部材5・15と誘電体層23との間の電位差
が比較的小さい条件では、除電部材5・15からの電荷
注入現象を利用して除電効果を得ることになる。この電
荷注入による除電効果は、接触界面抵抗が高いほど低下
する。そして、この場合、現像ローラ2の誘電体層23
が非常に高抵抗であり、除電部材5・15と誘電体層2
3との間の接触界面抵抗が大きいので、電荷注入による
除電効果が低く、除電効率が悪い。
形態1・2において、除電部材5・15に対して直流電
圧ではなく交流成分を含む電圧を印加する。
ス)は、1/Cω(ω=2πfであり、fは交流電圧の
周波数,Cは接触界面の容量を示す)に相当する分だけ
低下する。この結果、電荷注入による除電効果を向上で
き、誘電体層23を効率的に除電できる。つまり、交流
電圧を利用することにより誘電体層23の電荷を低減で
きることとなる。したがって、現像電位をさらに所望の
電位に近づけることができる。
について説明すれば、以下の通りである。なお、説明の
便宜上、前記実施の形態1・2にて示した各部材と同一
の機能を有する部材については、その説明を省略する。
材(トナー層厚規制部材4、トナー補給ローラ3、感光
体ドラム30等)の組み合わせによっては、誘電体層2
3の帯電が大きくなる場合が生じる。このような場合、
本願発明者等の検討によれば、上記実施の形態1・2の
ように除電部材5・15に所望の現像電位と同電位の直
流電圧を印加しただけでは、十分な除電効果が得られな
いことが判明した。
わち、除電部材5・15と誘電体層23との間の電位差
が比較的小さい条件では、除電部材5・15からの電荷
注入現象を利用して除電効果を得ることになる。この電
荷注入による除電効果は、接触界面抵抗が高いほど低下
する。そして、この場合、現像ローラ2の誘電体層23
が非常に高抵抗であり、除電部材5・15と誘電体層2
3との間の接触界面抵抗が大きいので、電荷注入による
除電効果が低く、除電効率が悪い。
る作用として、放電現象、具体的には、微小空隙でのパ
ッシェン放電を利用した。
1・2において、除電部材5・15に印加される電圧値
をVe、所望の現像ローラ2の表面電位をVd、現像ロ
ーラ2および除電部材5・15を取り囲む雰囲気中での
両者間の放電開始電圧をVthとしたとき、 Ve=Vd+Vth となるように電圧の設定を行った。これにより、良好な
除電効果が得られた。
ようにして測定される値である。すなわち、まず、現像
ローラ2を回転させながら現像ローラ2と除電部材5・
15とを接触させ、この状態で現像ローラ2と除電部材
5・15との間に電圧を印加し、印加電圧を変化させて
現像ローラ2上の表面電位の変化を測定する。印加電圧
と現像ローラ2の表面電位との関係を図5に示す。ここ
では、厚みが20μm、比誘電率が3程度の誘電体層2
3を用い、ブラシ状の除電部材15を用いた場合を例と
して示している。
率(傾き)が非連続的に変化するときの印加電圧の値を
放電開始電圧Vthとする。すなわち、図5において、
ある電圧を境に2つの直線関係が認められるが、印加電
圧の低い領域(傾きが小さい領域)では電荷注入による
誘電体層23の帯電が起こっており、印加電圧の高い領
域(傾きが大きい領域)ではパッシェン放電による誘電
体層23の帯電が起こっていると考えられる。したがっ
て、この2つの直線の交点での電圧値が、パッシェン放
電が初めて起こる印加電圧と考えられる。そこで、この
2つの直線の交点での電圧値を放電開始電圧Vthとす
る。
電圧Vth(以下、正の放電開始電圧Vth+ と記す)
である。図示していないが、印加電圧を負極性側に変化
させたときの放電開始電圧Vth(以下、負の放電開始
電圧Vth- と記す)は、本実施の形態では上記の放電
開始電圧Vth+ と正負が異なるが、その大きさは正の
放電開始電圧Vth+ とほぼ等しいものであった。した
がって、誘電体層23の帯電電位Vcが正の場合には、 Ve=Vd+Vth- 誘電体層23の帯電電位Vcが負の場合には、 Ve=Vd+Vth+ を満たすようにVeが設定されている。
像電位Vdが負、誘電体層23の帯電電位Vcが負の状
態で、除電部材15に電圧Ve=Vd+Vth+ を印加
した場合について、図6を用いて考察する。
に、現像ローラ2の表面電位はVd+Vcである。した
がって、現像ローラ2と除電部材15との電位差(現像
ローラ2の表面電位と除電部材15への印加電圧との
差)はVe−(Vd+Vc)=Vth+ −Vcとなり、
正の放電開始電圧Vth+ より大きくなるので、パッシ
ェン放電が起こる。この放電は、現像ローラ2と除電部
材15との電位差が正の放電開始電圧Vth+ 以下にな
るまで続く。すなわち、放電が終了した時点での現像ロ
ーラ2の表面電位は、Ve=Vd+Vth- となる。そ
れゆえ、パッシェン放電により、現像ローラ2の電位を
所望の現像ローラ2の電位Vdになるまで速やかに除電
することができる。それゆえ、所望の現像電位をより安
定に維持することができる。
が負極性である場合について説明したが、誘電体層23
が正極性に帯電した場合についても、同様の効果が得ら
れる。所望の現像ローラ2の表面電位Vdが負、誘電体
層23の帯電電位Vcが正の状態で、除電部材15に電
圧Ve=Vd+Vth- を印加した場合について、効果
を考える。
表面電位はVd+Vcである。したがって、現像ローラ
2と除電部材15との電位差は(Vd+Vc)−Ve=
−Vth- +Vcとなり、その絶対値は負の放電開始電
圧Vth- より大きくなるので、パッシェン放電が起こ
る。この放電は、現像ローラ2と除電部材15との電位
差が負の放電開始電圧Vth- 以下になるまで続く。す
なわち、放電が終了した時点での現像ローラ2の表面電
位は、Ve−Vth- =Vdとなる。それゆえ、パッシ
ェン放電により、現像ローラ2の電位を所望の現像ロー
ラ2の電位Vdになるまで速やかに除電することができ
る。それゆえ、所望の現像電位をより安定に維持するこ
とができる。
について説明すれば、以下の通りである。なお、説明の
便宜上、前記実施の形態1・2にて示した各部材と同一
の機能を有する部材については、その説明を省略する。
材5・15と現像ローラ2との間の電位差が放電開始電
圧Vthになったところで、除電部材5・15と現像ロ
ーラ2との間の電荷のやり取りはほとんどなくなり、現
像ローラ2の表面電位が所望の現像ローラ2の表面電位
Vdになると述べた。
直流電圧を除電部材5・15に印加した際に生じる誘電
体層23の電位上昇分、すなわち、電荷注入による現像
ローラ2表面の電位の変化量(電荷注入量)は、図7に
示すように、高湿環境になるなどの環境変動や、誘電体
層23の経時変化の要因で増大することがある。したが
って、このように環境変動や誘電体層23の経時変化に
より電荷注入量が増大した場合、放電が終了しても、放
電開始電圧Vthの電位差での電荷注入現象により、図
8に示すように、現像ローラ2上の電位が除電部材5・
15への印加電圧の直流成分(Ve)に近づいていくこ
とがある。そのため、実施の形態4のように除電部材5
・15への印加電圧の直流成分の電圧値Veと現像ロー
ラ2表面の電位との差が大きい場合には、誘電体層23
の経時変化や環境変動によって、電荷注入による電位変
動が大きくなりやすい。
態1および実施の形態2において、直流電圧に交流電圧
を重畳した重畳電圧を除電部材5・15に印加し、直流
電圧をVddc、交流電圧のピーク間電圧をVpp、所
望の現像ローラ2の表面電位をVd、現像ローラ2およ
び除電部材5・15を取り囲む雰囲気中での両者間の放
電開始電圧をVthとしたとき、ピーク電圧Vddc+
(1/2)VppおよびVddc−(1/2)Vppの
少なくとも一方とVdとの差がVth以上になるように
している。また、除電部材5・15への印加電圧の直流
成分の電圧値Vddcは、所望の現像ローラ2の表面電
位Vdとの差が、直流電圧のみを印加した場合に比べて
小さくなるように設定している。
圧の直流成分の電圧値Vddcと現像ローラ2表面の電
位との差が小さくなり、誘電体層23の経時変化や環境
変動による電位変動を抑制することができる。
像ローラ2の表面電位Vdが負、誘電体層23の帯電電
位Vcが負の場合について図9を用いて考察する。初期
状態では、図9に示すように、現像ローラ2の表面電位
はVd+Vcである。
dc+Vpp/2)−Vd>Vthとなるように電圧を
印加し、除電部材5・15と現像ローラ2との電位差が
放電開始電圧Vthより大きくなるように設定する。
することにより、除電部材5・15への印加電圧が正極
性側に大きくなり現像ローラ2の表面電位と除電部材5
・15との電位差が放電開始電圧Vth以上になったと
ころで放電が開始され、現像ローラ2の表面電位がVd
dc+Vpp/2−Vthになるまで放電による除電が
行われる。その後、除電部材5・15への印加電圧値が
正極性側のピークを過ぎると、現像ローラ2の表面電位
と除電部材5・15との電位差が減少して放電開始電圧
Vthを下回るようになるので、放電が停止する。その
後は、交流成分の電圧により、現像ローラ2の表面と除
電部材5・15との間で電荷注入による電荷のやり取り
が行われ、現像ローラ2の表面の電位が細かな増減を繰
り返しながら均一化されて、所望の現像ローラ2の表面
電位Vdと除電部材5・15への印加電圧の直流成分の
電圧値Vddcとの間の値に近づいていく。
面電位と除電部材5・15への直流成分の電圧値との差
はごく僅かとなるので、誘電体層23の経時変化や湿度
などの環境の影響による電荷注入量の変化が起こったと
しても、そのことによる現像ローラ2の表面電位への影
響は僅かである。それゆえ、誘電体層23の経時変化や
湿度などの環境の影響による現像ローラ2の表面電位の
変動を抑制することができ、安定した現像電位を現像ロ
ーラ2に付与することができる。
実施の形態1で説明した現像装置1について、具体例に
基づいてさらに詳細に説明する。本実施例および比較例
における機器構成および諸条件を以下に記す。
リエステル樹脂80〜90重量部にカーボンブラック4
〜10重量部、帯電制御剤(CCA)5重量部等を添加
した負帯電の非磁性1成分トナーを用いた。
あり、図1に示す矢印の方向に周速Vb=130mm/
sで回転している。また、現像ローラ2は、ニップ幅W
が2mmとなるように感光体ドラム30に対してトナー
層を介して圧接されている。電源9から現像ローラ2へ
印加する現像バイアス電圧E1は、−300Vに設定し
た。
径10mmであり、ステンレス鋼等の金属からなってい
る。導電性基材22としては、ウレタンゴムにカーボン
を分散させた体積抵抗率が104 〜106 Ω・cm程度
の弾性部材を用いている。誘電体層23としては、ポリ
フッ化ビニリデン(PVDF)を導電性基材層102上
に複数回スプレーコートし、所望の層厚、好ましくは1
〜150μmに形成したものを用いた。
5 Ω・cm、セル密度約3〜4個/mmの導電性ウレタ
ンフォームからなる直径20mmのローラであり、食い
込み量0.5〜1mmで現像ローラ2に接触しながら、
図1に示す矢印方向に周速Vc=160mm/sで回転
している。また、トナー補給ローラ3には、ステンレス
鋼や導電性樹脂などの導電性シャフトを介して電源10
から供給バイアス電圧E2=−400Vを印加した。
は、ポリウレタン100重量部に対して5重量部以上1
5重量部以下(場合によっては70重量部程度)のカー
ボンブラックを混合し、泡立て機で撹拌泡立てした後、
加熱ブローして芯金の金属軸の回りに成形しスポンジ化
した導電性スポンジを使用した。また、カーボンブラッ
クとしては、窒素吸着比表面積20m2 /g以上130
m2 /g以下でDBP吸油量60ml/100g以上1
20ml/g以下のカーボンブラック、例えば、ISA
F(準耐摩耗性)、HAF(高耐摩耗性)、GPF(汎
用性)、SRF(中補強性)などを使用した。また、ポ
リウレタンとしては、軟質ポリウレタンフォームやポリ
ウレタンエラストマーが適当である。また、導電性スポ
ンジの電気抵抗は、105 Ω・cm以下であることが好
ましい。本実施例では、導電性スポンジとして、肉厚6
mmのときに、セル密度約3〜4個/mm、スポンジ密
度0.1g/cm3 、硬度68度(アスカーF)である
スポンジ(市販品であるブリジストン株式会社製の「E
PTウレタン導電性スポンジ」)を用いた。
ラ3は共に、射出・加熱成形後、外径の研磨を砥石で行
って所望の表面性および外径寸法となるように仕上げた
ものを用いている。
ステンレス鋼からなる板バネである。また、電源11か
らトナー層規制部材4に印加するバイアス電圧E3は、
−350Vに設定した。
リエチレンテレフタレート(PET)フィルム上に、ア
ルミニウム蒸着フィルムを設けたものを用い、アルミニ
ウム蒸着フィルムの蒸着面が現像ローラ2に当接するよ
うにした。また、電源12よりアルミニウム蒸着フィル
ムの蒸着面に供給する電圧E4は、−300Vに設定し
た。
れ、表面電位が−700Vに帯電された直径55mmの
負帯電感光体ドラムであり、図1に示す矢印の方向に周
速Vp=100mm/sで回転している。
ーラ2上に形成されるトナー層の厚みがトナーの粒径の
2倍程度となるようにトナー層の厚みを調整した。
うに、体積平均粒径(以下、単に粒径と記す)が4μm
のトナーと粒径が10μmのトナーとの2種類のトナー
を用い、粒径4μmのトナーを用いた例については現像
ローラ2の誘電体層23の厚みを2μm、4μm、8μ
m、20μm、40μm、および80μmに変化させ、
粒径10μmのトナーを用いた例については現像ローラ
2の誘電体層23の厚みを5μm、10μm、20μ
m、50μm、100μm、および200μmに変化さ
せた。
表1には、細線再現性とソリッド部の階調再現性との両
立が良好に行えるか否かを評価した結果を○(良好)お
よび×(不良)で示している。
よびドットでの現像特性とソリッドパターン(ソリッド
部)での現像特性とを測定した。なお、ソリッド部の画
像濃度については、X−rite(エックス・ライト)
310(X−rite社製)で測定した。一方、細線・
ドットの画像濃度については、画像処理装置(キーエン
ス社製「VH−7000」)を用いて画像データを取り
込み、パーソナルコンピュータで処理を行うことにより
求めた。
合(実施例1〜3および比較例1〜3)の結果を示す。
なお、図10は、ソリッド部の最大濃度の値に、細線・
ドットの濃度の最大値を一致させ、相対値として示した
ものである。
場合にも孤立細線およびドットの現像γ特性は大きく変
化せず、細線やドットの鮮鋭性が良好であった。これに
対し、ソリッド部での現像γ特性は、図10の実線から
分かるように、誘電体層23の厚みに依って大きく変化
した。
粒径の2倍未満(比較例1・2)では、ソリッド部の現
像γ特性は、孤立細線やドットパターンと同程度とな
り、階調性に劣っていた。
粒径の2倍以上の条件(実施例1〜3および比較例3)
ではソリッド部の現像γ特性が緩やかな変化を示し、良
好な階調性が得られた。
を大きくしすぎる(比較例3)と、ソリッド部での現像
γ特性が緩やかになり過ぎ、カブリが大きくならない現
像電位(この場合は−450V以下)で、最大濃度が得
られなくなるという問題が発生した。この問題は、誘電
体層23の厚みをトナーの粒径の10倍より厚くしたと
きに生じることが分かった。また、誘電体層23の厚み
をトナーの粒径の10倍より厚くすると、誘電体層23
の帯電による現像電位の変化が現れ、画像の均一性も悪
化した。
(実施例4〜6および比較例4〜6)にも、粒径4μm
のトナーを用いた場合(実施例1〜3および比較例1〜
3)と同様の結果が得られた。
誘電体層23の厚みがトナーの粒径の2倍未満である場
合(比較例1・2・4・5)や誘電体層23の厚みがト
ナーの粒径の10倍を超える場合(比較例3・6)で
は、表1に示すように、細線再現性(細線の鮮鋭性)と
ソリッド部の階調再現性とを両立できない。また、誘電
体層23の厚みがトナーの粒径の10倍を超える場合
(比較例3・6)には、画像の均一性も悪化する。これ
に対し、本発明では、実施例1〜6のように、誘電体層
23の厚みがトナーの粒径の2倍以上10倍以下にする
ことにより、細線再現性とソリッド部の階調再現性とを
両立できるとともに、誘電体層23の帯電による現像電
位の変化を抑制し、画像の均一性を向上することができ
る。
層23の厚みによってエッジ強調電界が作用する領域の
幅が変化し細線再現性が変化すること、および、トナー
の粒径が小さいほど誘電体層23の厚みが薄くとも誘電
体層23の効果が現れるためではないかと考えられる。
ナーの粒径をRとしたときに、A/Rが2〜10の範囲
内となるように、すなわち、2×R≦A≦10×Rを満
たすように誘電体層の厚みを設定することにより、細線
再現性とソリッド部の階調再現性とを両立できるととも
に、画像の均一性を向上できることが分かった。
た現像装置31について、具体例でその効果を確認した
結果を以下に説明する。なお、本実施例における機器構
成および諸条件は、除電部材5に代えて除電部材15お
よびシール18を用いた点を除いて実施例1〜6と同じ
である。
シ16を構成する導電性繊維として、レーヨンにカーボ
ンを分散させたもの(ユニチカ株式会社製、商品名「R
EC」)を用いた。導電性繊維の太さは、20〜30μ
m程度、導電性繊維の植毛密度は10万本/inch2
程度、導電性繊維の繊維長は約5mmとした。導電性繊
維の抵抗率は、0.5〜1mm程度の食い込み量となる
ように金属電極を導電性ブラシ16に圧接して金属電極
に10〜1000V程度の電圧を印加したときの導電性
ブラシ16の抵抗値が103 〜108 Ω程度となるよう
に設定した。また、除電部材15の導電性基材17に
は、所望の現像電位と同じ電圧、すなわち−300Vを
印加した。
への傷つけもなく、現像ローラ2全域にわたって均一な
除電効果が得られ、安定した現像電位付与が可能となる
ことが確認された。
た現像装置について、具体例でその効果を確認した結果
を以下に説明する。なお、本実施例における機器構成お
よび諸条件は、除電部材5に代えて除電部材15および
シール18を用いた点を除いて実施例1と同じである。
電部材5・15に対して、直流電圧成分として所望の現
像電位を印加し、交流電圧成分としてピーク間電圧Vp
p=400V、周波数1kHzの電圧を印加したとこ
ろ、直流電圧成分のみを印加した場合(実施例1〜6お
よび実施例7)と比較して、現像電位をさらに所望の電
位に近づけることができることが認められた。
m、比誘電率が3程度の誘電体層23を用い、除電部材
15に印加する電圧を実施の形態3に示すように設定し
た以外は実施例7と同様の現像装置を用いて、実施の形
態4の効果を確認した。
させていった時の放電開始電圧Vth+ は、図5に示す
ように、470V程度であった。なお、図示していない
が、印加電圧を負極性側に変化させたときの放電開始電
圧Vthは、逆極性でその値はほぼ同等であった。
23の帯電電位Vcが−200Vであった。また、所望
の現像電位Vdを−300Vとした。そして、本実施例
では、除電部材15にVe=Vd+Vth+ =−300
+470=+170Vの印加電圧を与えた。
除電部材15との電位差は670Vとなり正極性側の放
電開始電圧より大きくなったので、パッシェン放電が起
こった。この放電は、現像ローラ2と除電部材15との
電位差が正極性側の放電開始電圧Vth+ (=470
V)以下になるまで続いた。すなわち、放電が終了した
時点での現像ローラ2の表面電位は、(除電部材15へ
の印加電圧)−(正極性側の放電開始電圧)=170−
470=−300となり、所望の現像ローラ2の電位が
得られた。
ーラ2の電位を所望の現像ローラ2の電位Vdになるま
で速やかに除電することができ、所望の現像電位をより
安定に維持することができることが分かった。
3の極性を負極性から正極性に変更する以外は実施例9
と同様の現像装置を用いて、実施の形態4の効果を確認
した。
に、所望の現像電位Vdが−300V、負極性側の放電
開始電圧Vth- が−470Vであり、初期の誘電体層
23の帯電電位Vcが+200Vである。それゆえ、初
期状態の現像ローラ2の表面電位は−100Vである。
そして、本実施例では、除電部材15にVe=Vd+V
th- =−300−470=−770Vの印加電圧を与
えた。
除電部材15との電位差は、−670Vとなり負極性側
の放電開始電圧より大きくなったので、パッシェン放電
が起こった。この放電は、現像ローラ2と除電部材15
との電位差が負極性側の放電開始電圧Vth- (=−4
70V)より小さくなるまで続いた。すなわち、放電が
終了した時点での現像ローラ2の表面電位は、(除電部
材15への印加電圧)−(負極性側の放電開始電圧)=
−770+470=−300となり、所望の現像ローラ
2の電位が得られた。
ーラ2の電位を所望の現像ローラ2の電位Vdになるま
で速やかに除電することができ、所望の現像電位をより
安定に維持することができることが分かった。
・15に印加する電圧を後述する重畳電圧に変更する以
外は実施例9と同様の現像装置を用いて、実施の形態5
の効果を確認した。
所望の現像電位Vdが−300V、誘電体層23の帯電
電位Vcが−200Vの場合について図9を用いて考察
する。初期状態では、図9に示すように、現像ローラ2
の表面電位はVd+Vc=−500Vである。また、除
電部材5・15の正の放電開始電圧Vth+ は、実施例
9・10と同様に、470Vである。
電圧Vddc=−250Vに、ピーク間電圧Vppが9
00Vの交流電圧を重畳した電圧を印加した。これによ
り、ピーク電圧Vddc+(1/2)Vpp(=−25
0V+(1/2)900V=+200V)とVd(=−
300V)との差は、+200V−(−300V)=5
00Vとなるので、正の放電開始電圧Vth+ より大き
い状態が存在する。
正極性側に大きくなり現像ローラ2の表面電位と除電部
材5・15との電位差が正の放電開始電圧Vth+ 以上
になったところで放電が開始され、除電部材5・15へ
の印加電圧値が正極性側のピークを過ぎたところで放電
が停止した。その後、交流成分の電圧により、現像ロー
ラ2の表面の電位が細かな増減を繰り返しながら現像ロ
ーラ2の表面電位Vdが均一化されていった。
電圧Vppの1/2の値を加えた電圧値の一方と、所望
の現像電位Vdとの差が放電開始電圧Vth以上となる
ように除電部材5・15に直流電圧と交流電圧の重畳電
圧を印加することで、現像ローラ2の表面電位と除電部
材5・15への直流成分の電圧値との差は、直流電圧の
みを印加した場合に比べてごく僅かになった。それゆ
え、誘電体層23の経時変化や湿度などの環境の影響に
よる現像ローラ2の表面電位の変動はほとんど起こら
ず、安定した現像電位付与が可能になることが分かっ
た。
担持体の表面に保持された静電潜像をトナーで現像する
ための現像装置であって、トナーをその表面に保持しな
がら像担持体上に搬送して現像を行うためのトナー担持
体と、トナー担持体上のトナーを接触帯電させるととも
に、所望の厚みの層となるようにトナーの厚みを規制す
るトナー層厚規制部材とを備え、上記トナー担持体が、
弾性を有し、体積抵抗率が10 4 〜10 6 Ω・cmの導電
性基材と、導電性基材を覆うように設けられ、体積抵抗
率が10 10 〜10 15 Ω・cmの誘電体層とを備え、誘電
体層の厚みをA、トナーの体積平均粒径をRとしたと
き、 2×R≦A≦10×R を満たすように誘電体層の厚みが設定されていることを
特徴としている。
る孤立細線やドットでの急峻な現像γ特性とソリッド部
での緩やかな現像γ特性および最大濃度との両立を十分
に達成しながら、誘電体層の帯電による現像電位の不安
定化を抑制することができる。それゆえ、上記構成は、
誘電体層を配置することによる良好な細線再現性とソリ
ッド部での良好な階調再現性との両立を十分に達成しな
がら、誘電体層の帯電による現像電位の不安定化を抑制
することができる現像装置を提供することができるとい
う効果を奏する。
しくは、現像後のトナー担持体表面に接触してトナー担
持体の除電を行う除電部材をさらに備えている構成であ
る。
てしまった場合でも、誘電体層を除電することができ、
安定した現像電位をトナー担持体に付与することができ
るという効果を奏する。
しくは、上記除電部材が、トナー担持体表面と接触する
導電性繊維の集合体を含んでいる構成である。
っても除電部材と誘電体層との接触状態を良好に保つこ
とができる。それゆえ、上記構成は、誘電体層が帯電し
てしまった場合でも、誘電体層を十分に除電することが
でき、さらに安定した現像電位をトナー担持体に付与す
ることができるという効果を奏する。
しくは、少なくとも交流成分を含む電圧を除電部材に印
加する電圧印加手段をさらに備えている構成である。
接触界面抵抗を低下させることができるので、電荷注入
による除電効率を向上させることができる。それゆえ、
上記構成は、誘電体層が帯電してしまった場合でも、誘
電体層を十分に除電することができ、より一層安定した
現像電位をトナー担持体に付与することができるという
効果を奏する。
しくは、除電部材に電圧を印加する電圧印加手段をさら
に備え、上記除電部材に印加される電圧は、除電部材に
印加される電圧をVe、所望のトナー担持体の表面電位
をVd、トナー担持体と除電部材との間の放電開始電圧
をVthとしたとき、 Ve=Vd+Vth を満たすように設定されている構成である。
の放電現象を用いて誘電体層を効果的に除電することが
できるとともに、除電後のトナー担持体表面を所望の現
像電位にすることができる。それゆえ、上記構成は、所
望の現像電位をより安定に維持することができるという
効果を奏する。
しくは、直流電圧に交流電圧が重畳されてなる重畳電圧
を除電部材に印加する電圧印加手段をさらに備え、上記
直流電圧および交流電圧は、直流電圧をVddc、交流
電圧のピーク間電圧をVpp、所望のトナー担持体の表
面電位をVd、トナー担持体と除電部材との間の放電開
始電圧をVthとしたとき、Vddc+(1/2)Vp
pとVdとの差、および、Vddc−(1/2)Vpp
とVdとの差の少なくとも一方がVth以上となるよう
に設定されている構成である。
の放電現象を用いて誘電体層を効果的に除電することが
できるとともに、除電後のトナー担持体表面の電位と直
流電圧との差を小さくすることが可能となり、除電後の
誘電体層を所望の現像電位に近づけることができる。そ
れゆえ、上記構成は、経時変化や環境変動等による電荷
注入の影響を受けず、所望の現像電位を安定に維持する
ことができるという効果を奏する。
示す断面図である。
示す断面図である。
示す断面図である。
略を示す斜視図である。
よび放電現象を説明するためのグラフであり、除電部材
への印加電圧の変化による現像ローラの表面電位の変化
を表すグラフである。
ラフであり、除電部材への印加電圧および現像ローラの
表面電位の時間的な変化を表すグラフである。
を説明するためのグラフであり、除電部材への印加電圧
の変化による現像ローラの表面電位の変化を表すグラフ
である。
時変化による除電効果の変動を説明するためのグラフで
あり、除電部材への印加電圧および現像ローラの表面電
位の時間的な変化を表すグラフである。
効果を説明するためのグラフであり、除電部材への印加
電圧および現像ローラの表面電位の時間的な変化を表す
グラフである。
ける孤立細線・ドットの現像γ特性(細線再現性)とソ
リッド部の現像γ特性(階調性)を測定した結果を表す
グラフである。
Claims (6)
- 【請求項1】像担持体の表面に保持された静電潜像をト
ナーで現像するための現像装置であって、 トナーをその表面に保持しながら像担持体上に搬送して
現像を行うためのトナー担持体と、 トナー担持体上のトナーを接触帯電させるとともに、所
望の厚みの層となるようにトナーの厚みを規制するトナ
ー層厚規制部材とを備え、 上記トナー担持体が、弾性を有し、体積抵抗率が10 4
〜10 6 Ω・cmの導電性基材と、導電性基材を覆うよ
うに設けられ、体積抵抗率が10 10 〜10 15 Ω・cmの
誘電体層とを備え、 誘電体層の厚みをA、トナーの体積平均粒径をRとした
とき、 2×R≦A≦10×R を満たすように誘電体層の厚みが設定されていることを
特徴とする現像装置。 - 【請求項2】現像後のトナー担持体表面に接触してトナ
ー担持体の除電を行う除電部材をさらに備えることを特
徴とする請求項1記載の現像装置。 - 【請求項3】上記除電部材が、トナー担持体表面と接触
する導電性繊維の集合体を含むことを特徴とする請求項
2記載の現像装置。 - 【請求項4】少なくとも交流成分を含む電圧を除電部材
に印加する電圧印加手段をさらに備えることを特徴とす
る請求項2または3記載の現像装置。 - 【請求項5】除電部材に電圧を印加する電圧印加手段を
さらに備え、 上記除電部材に印加される電圧は、除電部材に印加され
る電圧をVe、所望のトナー担持体の表面電位をVd、
トナー担持体と除電部材との間の放電開始電圧をVth
としたとき、 Ve=Vd+Vth を満たすように設定されていることを特徴とする請求項
2または3記載の現像装置。 - 【請求項6】直流電圧に交流電圧が重畳されてなる重畳
電圧を除電部材に印加する電圧印加手段をさらに備え、 上記直流電圧および交流電圧は、直流電圧をVddc、
交流電圧のピーク間電圧をVpp、所望のトナー担持体
の表面電位をVd、トナー担持体と除電部材との間の放
電開始電圧をVthとしたとき、Vddc+(1/2)
VppとVdとの差、および、Vddc−(1/2)V
ppとVdとの差の少なくとも一方がVth以上となる
ように設定されていることを特徴とする請求項2または
3記載の現像装置。
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JP17386999A JP3501978B2 (ja) | 1999-06-21 | 1999-06-21 | 現像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2001005282A JP2001005282A (ja) | 2001-01-12 |
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JP4992221B2 (ja) * | 2005-10-18 | 2012-08-08 | 富士ゼロックス株式会社 | 現像装置及びこれを用いた画像形成装置 |
-
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- 1999-06-21 JP JP17386999A patent/JP3501978B2/ja not_active Expired - Fee Related
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