JPH08202128A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH08202128A
JPH08202128A JP3140195A JP3140195A JPH08202128A JP H08202128 A JPH08202128 A JP H08202128A JP 3140195 A JP3140195 A JP 3140195A JP 3140195 A JP3140195 A JP 3140195A JP H08202128 A JPH08202128 A JP H08202128A
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JP
Japan
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developer
bias voltage
toner
carrying member
developing
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Application number
JP3140195A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Matsushiro
博之 松代
Katsuhiro Aoki
勝弘 青木
Noriyuki Kimura
則幸 木村
Yuichi Ueno
祐一 上野
Takatsugu Fujishiro
宇貢 藤城
Chiyako Kobayashi
千矢子 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08202128A publication Critical patent/JPH08202128A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 供給部材による現像剤担持体への現像剤の供
給性を向上させつつ、像担持体の地肌部での現像剤の付
着量を低減させることができる現像装置を提供する。 【構成】 該現像バイアス電圧VB[V]と、該供給バイア
ス電圧VSP[V]と、該現像剤量規制バイアス電圧Vb1[V]
を、同極性とし、かつ、正規現像の場合には、|Vb1
+100≦|Vsp|+100≦|VB|≦|Vsp|+300≦|Vb1
|+500を、反転現像の場合には、|Vb1|-500≦|Vsp
|-300≦|VB|≦|Vsp|-100≦|Vb1|-100を満足
するように設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンター等の画像形成装置に用いられる現像装置
係り、詳しくは現像剤を担持する現像剤担持体と、該現
像剤担持体上に該現像剤を供給する現像剤供給部材と、
該現像剤担持体上に担持された該現像剤の厚みを規制す
る現像剤量規制部材とを備えた現像装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
複写機、ファクシミリ、プリンター等の画像形成装置に
用いられる現像装置として、トナー粒子又は補助剤など
の添加剤を外添されたトナー粒子からなる一成分現像
剤、すなわちキャリア粒子を含まない現像剤を、例えば
ローラ状の現像剤担持体として現像ローラ上に供給し、
該現像ローラ上に所定の層厚のトナー層を形成する乾式
一成分現像法を用いた現像装置が知られている(例え
ば、特開昭62−95558号公報、63−58362
号公報、特開平1−102587号公報及び特開平5−
224517号公報参照)。
【0003】上記特開昭62−95558号公報の現像
装置は、現像ローラと、該現像ローラに当接して独立に
回転する導電性の現像剤供給部材としてのトナー補給ロ
ーラと、現像ローラとトナー補給ローラとの間にバイア
ス電圧を印加するバイアス電圧印加手段とを備え、現像
ローラとトナー補給ローラとの間に、用いるトナーの帯
電極性に応じて正又は負のバイアスを印加して所望の電
位差を発生させることにより、トナー補給ローラによる
現像ローラへのトナー補給性を向上させるものである。
【0004】ところが上記構成においては、現像ローラ
が、トナー補給性が向上したトナー補給ローラにより多
量のトナーを補給されることに起因して、像担持体は、
被記録材上に転写されないトナーがその地肌部に多量に
付着することがあるという問題点がある。
【0005】また、上記特開昭63−58362号公報
の現像装置は、トナーを、現像時に正又は負に摩擦帯電
して表面に担持する現像剤担持体としてのトナー担持体
と、該トナー担持体表面に対して、トナーを介して接触
する状態と離間する状態とを選択的に取り得るように支
持され、トナーを介して該表面と接触したときに該トナ
ーを摩擦帯電するトナー層厚規制部材と、該トナー層厚
規制部材にバイアス電圧を印加するバイアス電圧印加手
段とを備え、トナー層厚規制部材の表面を、現像剤担持
体上に担持されたトナーの帯電極性と同じ極性に該トナ
ーを摩擦帯電させる材質で構成し、かつ、該トナー層厚
規制部材に、摩擦帯電したトナーの極性と同極性のバイ
アス電圧を印加するものである。
【0006】この現像装置によれば、上記トナー層厚規
制部材がトナーを介してトナー担持体表面に接触してト
ナーを摩擦帯電する際、上記トナー層厚規制部材が、ト
ナー担持体表面との摩擦によって例えば正の極性に帯電
したトナーが上記トナー層厚規制部材との接触によって
も正の極性に摩擦帯電するような材質で構成された表面
部分を、トナーと接触させ、かつ、該トナー層厚規制部
材にトナーと同極性の正の極性のバイアス電圧を印加す
ることによって、トナー担持体表面との摩擦によって負
の極性に帯電してしまっているトナーを正の極性に帯電
させなおすことができる。
【0007】また、上記特開平1−102587号公報
の現像装置は、トナー担持体上のトナーを介して該トナ
ー担持体と当接し、該トナー担持体との当接面領域と、
当接面領域に引き続いてトナー担持体表面移動方向下流
側に向かって該トナー担持体表面から徐々に離間する領
域を有する導電性部材とを備え、該導電性部材と該トナ
ー担持体との間に振動電圧を印加することによって、ト
ナー担持体上のトナー層を荷電ムラなく均一に荷電する
ものである。
【0008】また、上記特開平5−224517号公報
の現像装置は、トナーを担持して搬送するトナー担持搬
送部材、すなわちトナー担持体と、該トナー担持体上に
向けてトナーを圧接して、該トナー担持体上のトナーの
層厚を規制するトナー規制部材と、該トナー規制部材と
該トナー担持体との間に周期的に変化する電界を形成す
る手段とを設け、該手段を用いて、該トナー規制部材の
該圧接部分よりも該トナー担持体表面の移動方向上流側
の部分と、該部分に対向する該トナー担持体部分の間に
周期的に変化する電界を形成することにより、該トナー
担持体上の未帯電トナーが該トナー規制部材の該圧接部
分を通過することを阻止して、画像上の地汚れの発生を
抑制するものである。
【0009】ところが、上述した特開昭63−5836
2号公報、特開平1−102587号公報及び特開平5
−224517号公報それぞれの現像装置においては、
全ベタのような多くのトナーを必要とする画像を現像す
る際に、トナー担持体上へのトナーの供給が不足して、
トナー担持体上で適正なトナー層が形成されなくなると
いう不具合が観測されることがある。また、現像剤担持
体と現像剤量規制部材との当接部に異物や現像剤の凝集
物が挾まるとことに起因して、現像剤担持体上の現像剤
層の厚さが不均一になり、画像上に白スジが発生するこ
とがあるという問題点もある。
【0010】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、第一の目的とするところは、現像剤供給部材に
よる現像剤担持体への現像剤の供給性を向上させつつ、
像担持体の地肌部での現像剤の付着量を低減させること
ができる現像装置を提供することである。また、第二の
目的とするところは、現像剤担持体と、現像剤量規制部
材との当接部近傍に挾まった異物や現像剤の凝集物を、
該当接部近傍から除去することができる現像装置を提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記第一の目的を達成す
るために、請求項1の発明は、現像剤を担持する現像剤
担持体と、該現像剤担持体に現像バイアス電圧VBを印
加する現像バイアス電圧印加手段と、該現像剤担持体と
の電位差により、該現像剤担持体上に該現像剤を供給す
る現像剤供給部材と、該現像剤供給部材に供給バイアス
電圧VSPを印加する供給バイアス電圧印加手段と、該現
像剤担持体上に担持された該現像剤の量を規制する現像
剤量規制部材と、該現像剤量規制部材にバイアス電圧V
b1を印加するバイアス電圧印加手段とを備え、該現像剤
担持体上に担持された該現像剤を用いて像担持体上に形
成された潜像を現像する現像装置であって、該現像バイ
アス電圧VB[V]と、該供給バイアス電圧VSP[V]と、該
バイアス電圧Vb1[V]とが、同極性であり、かつ、次の
関係を満足するように設定されていることを特徴とする
現像装置。すなわち、現像装置が正規現像を行うもので
ある場合には、 |Vb1|+100≦|Vsp|+100≦|VB|≦|Vsp|+300
≦|Vb1|+500 という関係。また、現像装置が反転現像を行うものであ
る場合には、 |Vb1|-500≦|Vsp|-300≦|VB|≦|Vsp|-100
≦|Vb1|-100 という関係。
【0012】請求項2の発明は、請求項1の現像装置に
おいて、上記現像バイアス電圧VB及び上記供給バイア
ス電圧として直流電圧を用い、かつ、上記バイアス電圧
b1として直流に交流を重畳した電圧を用いたことを特
徴とするものである。
【0013】請求項3の発明は、現像剤を担持する現像
剤担持体と、該現像剤担持体に現像バイアス電圧VB
印加する現像バイアス電圧印加手段と、該現像剤担持体
との電位差により、該現像剤担持体上に該現像剤を供給
する現像剤供給部材と、該現像剤供給部材に供給バイア
ス電圧VSPを印加する供給バイアス電圧印加手段と、該
現像剤担持体上に担持された該現像剤の量を規制する現
像剤量規制部材と、該現像剤量規制部材にバイアス電圧
b1を印加するバイアス電圧印加手段とを備え、該現像
剤担持体上に担持された該現像剤を用いて像担持体上に
形成された潜像を現像する現像装置であって、該現像装
置近傍の環境変化を検出する環境変化検出手段と、該環
境変化検出手段の検出値に基づいて該バイアス電圧の設
定値を補正する制御手段とを設けたことを特徴とするも
のである。
【0014】請求項4の発明は、現像剤を担持する現像
剤担持体と、該現像剤担持体に現像バイアス電圧VB
印加する現像バイアス電圧印加手段と、該現像剤担持体
との電位差により、該現像剤担持体上に該現像剤を供給
する現像剤供給部材と、該現像剤供給部材に供給バイア
ス電圧VSPを印加する供給バイアス電圧印加手段と、該
現像剤担持体上に担持された該現像剤の量を規制する現
像剤量規制部材と、該現像剤量規制部材にバイアス電圧
b1を印加するバイアス電圧印加手段とを備え、該現像
剤担持体上に担持された該現像剤を用いて像担持体上に
形成された潜像を現像する現像装置であって、該現像剤
担持体上、現像後の該像担持体上又は現像された該像担
持体上の顕像が転移した被記録材上の現像剤の付着量を
検出する現像剤付着量検出手段と、該現像剤付着量検出
手段の検出値に基づいて該バイアス電圧の設定値を補正
する制御手段とを設けたことを特徴とするものである。
【0015】上記第二の目的を達成するために、請求項
5の発明は、現像剤を担持する現像剤担持体と、該現像
剤担持体に現像バイアス電圧VBを印加する現像バイア
ス電圧印加手段と、該現像剤担持体との電位差により、
該現像剤担持体上に該現像剤を供給する現像剤供給部材
と、該現像剤供給部材に供給バイアス電圧VSPを印加す
る供給バイアス電圧印加手段と、該現像剤担持体上に担
持された該現像剤の量を規制する現像剤量規制部材と、
該現像剤量規制部材にバイアス電圧Vb1を印加するバイ
アス電圧印加手段とを備え、該現像剤担持体上に担持さ
れた該現像剤を用いて像担持体上に形成された潜像を現
像する現像装置であって、該バイアス電圧Vb1の交流成
分の電圧値及び周波数の設定値を変更するバイアス電圧
変更手段を設けたことを特徴とするものである。
【0016】請求項6の発明は、請求項5の現像装置に
おいて、上記現像バイアス電圧の設定値を変更する現像
バイアス電圧変更手段を設けたことを特徴とするもので
ある。
【0017】
【作用】本発明に係る現像装置においては、現像バイア
ス電圧印加手段で現像剤担持体に現像バイアス電圧VB
を印加するとともに、供給バイアス電圧印加手段で現像
剤供給部材に供給バイアス電圧Vspを印加し、該現像剤
担持体の電位と該現像剤供給部材の電位との電位差によ
り、現像剤担持体と現像剤供給部材との間に電界を発生
させ、現像剤供給部材上の帯電した現像剤を該電界によ
り現像剤担持体側に移行させ、現像剤担持体上に現像剤
を供給する。また、バイアス電圧Vb1を印加した現像剤
量規制部材によって、現像剤担持体上に担持された現像
剤の付着量を規制する。
【0018】請求項1及び2の発明においては、上記現
像バイアス電圧VB、上記供給バイアス電圧Vsp及び上
記バイアス電圧Vb1を、同極性とし、かつ、現像装置が
正規現像を行うものである場合には、|Vb1|+100≦|
sp|+100≦|VB|≦|Vsp|+300≦|Vb1|+500
を、現像装置が反転現像を行うものである場合には、|
b1|-500≦|Vsp|-300≦|VB|≦|Vsp|-100≦
|Vb1|-100を満足するように設定して、上記現像剤担
持体上に担持された上記現像剤を用いて上記像担持体上
に形成された潜像を現像する。
【0019】特に請求項2の発明においては、上記現像
バイアス電圧VB及び上記供給バイアス電圧として直流
電圧を用い、かつ、上記バイアス電圧Vb1として直流に
交流を重畳した電圧を用いて、上記現像剤担持体上に担
持された上記現像剤を用いて上記像担持体上に形成され
た潜像を現像する。
【0020】請求項3の発明においては、環境変化検出
手段による現像装置近傍の環境変化の検出値に基づい
て、上記現像バイアス電圧VBと上記バイアス電圧Vb1
との電圧差の設定値を補正している。例えば、現像装置
近傍の温度、湿度等が変動して現像剤担持体上の現像剤
付着量が低下する場合には、上記現像バイアス電圧VB
と上記バイアス電圧Vb1との電圧差の設定値を補正して
現像剤担持体上の現像剤付着量を増加させる。また、例
えば、現像装置近傍の温度、湿度等が変動して現像剤担
持体の現像剤付着量が上昇する場合には、上記現像バイ
アス電圧VBと上記バイアス電圧Vb1との電圧差の設定
値を補正して現像剤担持体上の現像剤付着量を減少させ
る。
【0021】請求項4の発明においては、現像剤付着量
検出手段による、現像剤担持体上、現像後の像担持体上
又は現像された該像担持体上の顕像が転移した被記録材
上の現像剤の付着量の検出値に基づいて、上記現像バイ
アス電圧VBと上記バイアス電圧Vb1との電圧差の設定
値を補正している。例えば現像剤量規制部材の摩耗や現
像剤の特性の経時変動などの要因により、現像剤担持体
上の現像剤付着量が低下する場合には、上記現像バイア
ス電圧VBと上記バイアス電圧Vb1との電圧差の設定値
を補正して現像剤担持体上の現像剤付着量を増加させ
る。また、例えば、現像剤量規制部材の摩耗や現像剤の
特性の経時変動などの要因により、現像剤担持体の現像
剤付着量が上昇する場合には、上記現像バイアス電圧V
Bと上記バイアス電圧Vb1との電圧差の設定値を補正し
て現像剤担持体上の現像剤付着量を減少させる。
【0022】請求項5及び6の発明においては、バイア
ス電圧変更手段によって、上記バイアス電圧Vb1の交流
成分の電圧値及び周波数の設定値を変更する。例えば現
像剤担持体と現像剤量規制部材との当接部に異物や現像
剤の凝集物が挾まることに起因して、形成された画像上
に白スジなどが発生した場合に、上記バイアス電圧Vb1
の交流成分の電圧値及び周波数を大きな値に変更する。
これにより、現像剤量規制部材と現像剤担持体との間で
電界の振幅が変更前よりも大きくなり、現像剤担持体と
現像剤量規制部材との当接部に挾まった異物や現像剤の
凝集物が振動して現像剤量規制部材と現像剤担持体との
間を通過して、上記当接部から除去される。
【0023】特に請求項6の発明においては、現像バイ
アス電圧変更手段によって、上記現像バイアス電圧VB
の電圧値を変更する。例えば、像担持体上に形成された
潜像の現像を促進する値に変更することによって、現像
剤担持体と現像剤量規制部材との当接部を通過した異物
や現像剤の凝集物が、該現像剤担持体と像担持体とが対
向した領域で像担持体上に転移する。 (以下、余白)
【0024】
【実施例】以下、本発明を画像形成装置である電子写真
複写機(以下、複写機という)に採用される現像装置に
適用した一実施例について説明する。以下の説明におい
ては、現像剤として例えば非磁性1成分トナー(以下、
トナーという)を用いるものとする。図1は本実施例に
係る現像装置の概略構成を示す断面図である。図2は本
実施例に係る現像装置の外観についての概略構成図であ
る。本実施例に係る現像装置は、現像器20と、現像剤
供給路としてのトナー供給路12及び余剰現像剤搬送路
としての余剰トナー搬送路13により現像器20の長手
方向一端部に接続され、現像器20と内部が連通される
現像剤収容部としてのトナーホッパ11と、トナーホッ
パ11上部に接続されるトナータンク(図示せず)とを
有している。
【0025】そして、現像器20のケーシング26に
は、像担持体としてのベルト状の感光体(以下、感光体
ベルトという)2に対向する部分に開口部26aが形成
されている。ここで、感光体はベルト状に限られるもの
ではない。また、ケーシング26内には、該開口部26
aにおいて感光体ベルト2と対向するように配設された
現像剤担持体としての現像ローラ21と、該現像ローラ
21の下方に、その表面が該現像ローラ21と摺擦する
ように配設された現像剤供給部材としての供給ローラ2
2と、該現像ローラ21上のトナーの量を所定量に規制
するための現像剤規制部材としての薄層ブレード23な
どが設けられている。
【0026】現像ローラ21は、感光体ベルト2に対し
て所定の周速比をもって、図1中矢印cで示すように感
光体ベルト2との対向領域、すなわち現像領域Gにおい
て感光体ベルト2表面の移動方向と同方向に回転するよ
うに構成されている。また、現像ローラ21には、バイ
アス電源21aにより、負の極性に摩擦帯電したトナー
が現像ローラ21側から感光体ベルト2側に向かう静電
気力を受けるような電界を、感光体ベルト2との間に形
成するような現像バイアス電圧VBを印加する。
【0027】供給ローラ22は、発泡ポリウレタンなど
の弾性体から構成されており、現像ローラ21に対して
所定の周速比をもって、図1中矢印bで示すように現像
ローラ21との摺擦部Aにおいて現像ローラ21表面の
移動方向と同方向に回転するように構成されている。な
お、摺擦部Aが供給ローラ22の現像ローラ21へのト
ナー供給位置である。また、供給ローラ22には、バイ
アス電源22aにより、負の極性に摩擦帯電したトナー
が供給ローラ22側から現像ローラ21側に向かう静電
気力を受けるような電界を、現像ローラ21との間に形
成するような供給バイアス電圧VSPを印加する。
【0028】薄層ブレード23は、現像ローラ21表面
の移動方向において摺擦部Aより下流側で、かつ、開口
部26a近傍で、その端部を現像ローラ21に接触させ
るようにして設けられており、例えば厚さ0.1mmのステ
ンレス板などの導電性の弾性体から構成されている。ま
た、薄層ブレード23には、バイアス電源23aによ
り、上記現像ローラ21に印加する現像バイアス電圧と
同極性のバイアス電圧Vb1を印加する。
【0029】さらに、ケーシング26内には、現像ロー
ラ21表面の移動方向において開口部26aより下流側
で、かつ、摺擦部Aより上流側の位置と、供給ローラ2
2の下方の位置とには現像剤供給搬送手段としての供給
トナー搬送スクリュウ24及び余剰現像剤回収搬送手段
としての余剰トナー搬送スクリュウ25がそれぞれ設け
られている。供給トナー搬送スクリュウ24及び余剰ト
ナー搬送スクリュウ25それぞれは図示を省略した軸の
周囲にスクリュウ部材が設けられており、現像器20の
トナーホッパ11が接続されていない一端から上記トナ
ー供給路12又は余剰トナー搬送路13を通ってトナー
ホッパ11の端部にわたって現像ローラ21及び供給ロ
ーラ22と平行になるように配設されている。また、供
給トナー搬送スクリュウ24は図1中矢印dで示す方向
に、余剰トナー搬送スクリュウ25は同図中矢印e示す
方向にそれぞれ他方に対して所定の周速比をもって、連
動して回動するように構成されている。
【0030】ここで、上記供給ローラ22は現像ローラ
21のみならずケーシング26にも接するように配設さ
れている。これにより、現像ローラ21、供給ローラ2
2及びケーシング26で供給トナー搬送スクリュウ24
を取り巻くトナー供給搬送スペース27と余剰トナー搬
送スクリュウ25を取り巻くトナー回収搬送スペース2
8とが形成される。ここで、トナー供給搬送スペース2
7は上記トナー供給路12と連通し、トナー回収搬送ス
ペース28は上記余剰トナー搬送路13と連通してい
る。また、現像器20内の図1において紙面奥側(図2
においては右側)端部には、トナー供給搬送スペース2
7を搬送されたトナーが落下してトナー回収搬送スペー
ス28に至る連絡路(図示せず)が形成されている。そ
して、上記トナー供給路12、トナー供給搬送スペース
27、図示を省略した連絡路、トナー回収搬送スペース
28及び余剰トナー搬送路13により、現像装置におけ
るトナー搬送路が形成される。
【0031】以上の構成において、供給トナー搬送スク
リュウ24が上記矢印dの方向に回転すると、トナーホ
ッパ11のトナーは、供給トナー搬送スクリュウ24に
よりトナー供給路12内を搬送され、現像器20のトナ
ー搬送スペース27内を図1において紙面手前側から奥
側へ(図2において左から右へ)搬送され、供給ローラ
22の軸方向全域にわたって供給される。供給ローラ2
2に供給されたトナーは供給ローラ22が上記矢印b方
向に回転することにより、摺擦部Aにおいて供給ローラ
22表面及び現像ローラ21表面で摺擦されて帯電され
ながら現像ローラ21に供給され、現像ローラ21表面
に担持される。そして、現像ローラ21に担持されたト
ナーは、薄層ブレード23により均一、かつ、所定の厚
みのトナー薄層にされる。そして現像領域Gに搬送さ
れ、この現像領域Gで現像ローラ21表面上から感光体
ベルト2表面に転移して、該ベルト2表面に形成された
静電潜像を接触あるいは非接触現像にて可視像化する。
【0032】また、上記供給トナー搬送スクリュウ24
により搬送されたトナーのうち現像に使用されなかった
トナー、すなわち供給ローラ22に供給されなかったト
ナーは、供給トナー搬送スクリュウ24により現像装置
のトナーホッパ11が接続された端部とは反対側の端部
に搬送され、該反対側の端部に形成された図示を省略し
た連絡路において現像器20下部に落下する。そして、
このトナーは、該下部に設けられた余剰トナー搬送スク
リュウ25が上記矢印e方向に回転することにより、ト
ナー回収搬送スペース28内を図1において紙面奥側か
ら手前側へ(図2において右から左へ)搬送され、余剰
トナー搬送路13を通って現像器20からトナーホッパ
11へ回収される。
【0033】ここで、現像ローラ21に印加する現像バ
イアス電圧VB、供給ローラ22に印加する供給バイア
ス電圧Vsp及び薄層ブレード23に印加するバイアス電
圧Vb1を種々の値に設定して反転現像により現像を行っ
た。図3に、各バイアス電圧の設定値(電位)に対す
る、供給ローラ22による現像ローラ21へのトナー供
給性及び感光体ベルト上の地肌部のトナー付着状態につ
いて示す。図3に示すトナー供給性及びトナー付着状態
の結果は、現像剤として負帯電極性のトナーを用い、上
記現像バイアス電圧VB、上記供給バイアス電圧Vsp
び上記バイアス電圧Vb1として直流の電圧を用い、感光
体ベルト2として負の帯電極性において光感度を有する
感光体ベルト2を用いた場合に得られたものである。
【0034】また、上記トナー供給性については、用紙
サイズA4縦の被記録紙である転写紙の全面にベタ画像
を形成し、形成されたベタ画像の濃度が長手方向の一端
から他端にかけて維持されているかについて目視にて観
察することにより判定した。また、感光体ベルト上の上
記地肌部のトナー付着状態については、感光体ベルト上
の地肌部に付着したトナーを透明なテープに転写し、そ
のテープ上に付着したトナーの濃度を目視にて観察する
ことにより判定した。また、図3中のトナー供給性
「〇」は、形成されたベタ画像の長手方向での画像濃度
がほぼ均一に維持されていると認められ、供給ローラに
よる現像ローラへのトナー供給が良好であったことを示
しており、また、トナー付着状態「〇」は、テープ上で
のトナー濃度の観察から反転現像時に感光体ベルト2上
に地肌汚れが発生していないと認められ、トナー付着状
態が良好であったことを示している。なお、図3では、
上記薄層ブレード23に印加するバイアス電圧Vb1を、
薄層バイアス電圧Vb1と表記している。
【0035】図3の結果から、負帯電トナーを用いて反
転現像を行う場合には次のことが判った。供給ローラ2
2による現像ローラ21へのトナー供給性は、現像バイ
アス電圧VBと供給バイアス電圧Vspとの間の電位差が
大きい程良好になる(No.1及び2、No.6及び1
1参照)。これに対して、現像バイアス電圧VBとバイ
アス電圧Vb1との間の電位差が大きすぎると、トナー供
給性は不良になる(No.5及び6、No.16及び1
7、No.18及び17参照)。また、感光体ベルト2
上の地肌部のトナー付着状態は、現像バイアス電圧VB
と供給バイアス電圧Vspとの間の電位差が大きすぎると
不良になる(No.1及び2、No.3及び8、No.
4及び13、No.6及び18、No.16及び19、
No.17及び20参照)。これに対して、現像バイア
ス電圧VBとバイアス電圧Vb1との電位差が大きい程、
トナー付着状態は良好になる(No.2及び3、No.
8及び9、No.13及び14参照)。さらに、トナー
供給性及び地肌部のトナー付着状態は、供給バイアス電
圧Vspと、バイアス電圧Vb1との間の電位差が大きいと
両方とも良好になり(No.2及び3、No.8及び
9、No.13及び14)、大きすぎると何れか一方が
不良になる(No.5及び6、No.11及び12、N
o.16及び17参照)。
【0036】以上のことから、負帯電トナーを用いた反
転現像では、現像バイアス電圧値VB[V]と、供給バイア
ス電圧値Vsp[V]と、バイアス電圧値Vb1[V]とを、同極
性の値とし、かつ、次の3つの式を満足するように設定
することにより、上記トナー供給性及び地肌部の上記ト
ナー付着状態をともに良好にすることができる。
【0037】
【数1】 100≦VB−Vsp≦300 ・・・(1)
【0038】
【数2】 100≦VB−Vb1≦500 ・・・(2)
【0039】
【数3】 0≦Vsp−Vb1≦200 ・・・(3)
【0040】なお、正帯電トナーを用いた反転現像で
は、上記式(1)は100≦Vsp−VB≦300、上記
式(2)は100≦Vb1−VB≦500、上記式(3)
は0≦Vb1−Vsp≦200と書き表わすことができる。
【0041】そして、正帯電トナーを用いた場合も含め
て上記各式をまとめると、反転現像時には下記〔数4〕
の式が導きだされた。
【0042】
【数4】|Vb1|-500≦|Vsp|-300≦|VB|≦|V
sp|-100≦|Vb1|-100
【0043】また、反転現像に代え、正規現像において
現像を行った。正規現像においては、トナーの帯電極性
の正負が逆になり、下記〔数5〕の式が導きだされる。
なお、下記〔数5〕の式は、負帯電トナーを用いた場合
及び正帯電トナーを用いた場合の各ブレード電圧VB
sp、Vb1の関係をまとめて表わしたものである。
【0044】
【数5】|Vb1|+100≦|Vsp|+100≦|VB|≦|V
sp|+300≦|Vb1|+500
【0045】ここで、上記バイアス電圧Vb1として、直
流のバイアス電圧を用いることに代え、直流に交流を重
畳したバイアス電圧を用いることができる。図4は上記
バイアス電圧Vb1として、直流に交流を重畳したバイア
ス電圧を用いる場合の現像装置の一例の概略構成を示す
正面図である。なお、図4に示す現像装置は、薄層ブレ
ード23に印加するバイアス電源として直流のバイアス
電源23aと交流のバイアス電源23bを用いた点を除
いては上述の図1に示した現像装置と同様に構成してあ
る。
【0046】図5は、薄層ブレード23に、直流に交流
を重畳したバイアス電圧Vb1を印加して反転現像を行っ
た場合の感光体ベルト地肌部のトナー付着状態を示すグ
ラフである。なお、図5には、比較のために、直流のみ
のバイアス電圧Vb1を印加して反転現像を行った場合の
感光体ベルト地肌部のトナー付着状態も合わせて示し
た。また、図5中の地肌部のトナー付着状態「〇」は、
上記図3におけるものと同様の意味を有するものであ
る。
【0047】図5の結果から、直流に交流を重畳したバ
イアス電圧Vb1を印加した場合には、直流のみのバイア
ス電圧Vb1を印加した場合に比して、上記トナー供給性
が良好なままで、感光体ベルト2上の地肌部のトナー付
着量がより減少することが判った。そして、感光体ベル
ト2上の地肌部のトナー付着量がより減少することによ
って、直流のみのバイアス電圧Vb1を印加した場合に比
して、バイアス電圧として設定可能な電圧値の範囲が広
くなった。
【0048】具体的には、現像バイアス電圧VB、供給
バイアス電圧Vsp、及びバイアス電圧Vb1の直流成分が
反転現像時における上記関係、すなわち|Vb1|-500≦
|Vsp|-300≦|VB|≦|Vsp|-100≦|Vb1|-100
を満足するような関係にあり、感光体ベルトの帯電電位
が露光前で-700V、露光後で-100Vである場合には、直流
に重畳する交流成分として、例えば周波数が1〜2kHz、
ピークツーピーク電圧が0.5〜1kV程度の正弦波又は矩形
波の交流を用いたときに、バイアス電圧として設定可能
な電圧値の範囲が、直流のみのバイアス電圧Vb1を印加
した場合に比して50V広くなった。
【0049】これにより、直流に交流を重畳したバイア
ス電圧Vb1を薄層ブレード23に印加した場合には、地
肌部のトナー付着量がより減少し、バイアス電圧Vb1
して設定可能な電圧値の範囲に余裕が生じるので、現像
ローラ21へのトナーの供給性の向上及び地肌部のトナ
ー付着量の低減をより安定して両立することができる。
【0050】ここで、現像ローラ2上のトナー層には、
逆極性に帯電したトナー(以下、逆帯電トナーという)
が含まれていることがある。そこで、上記バイアス電圧
b1を、現像装置内の環境変化や感光体ベルト2上など
でのトナー付着量の変動に対して適宜補正して、トナー
層中の逆帯電トナーの量を増減させることによって、現
像ローラ21へのトナーの供給性の向上及び地肌部のト
ナー付着量の低減を両立させることができる。
【0051】そこで、図6に示す現像装置では、現像装
置内の環境変化に対して上記バイアス電圧Vb1を補正す
るために、現像装置近傍の温度及び湿度を検出する環境
変化検出手段としての、例えば温・湿度計などの温・湿
度センサ32と、該温・湿度センサ32によって検出し
た温度及び湿度に基づいて薄層ブレード23に印加する
直流成分のバイアス電圧を補正する制御手段としての制
御回路31とを設けてある。なお、特に説明しない点に
ついては上述の図4に示す現像装置と同様である。
【0052】図6に示す現像装置において、装置近傍の
温度や湿度が例えば低くなった場合には、現像ローラ2
1上のトナー層を形成するトナーの量が増大する傾向に
あり、感光体ベルト2上の地肌部に付着するトナー量が
増加するため、ベタ画像を現像したときに有利となる
が、感光体ベルト2上に地肌汚れが発生しやすくなる。
そこで、温・湿度センサ32によって検出した装置近傍
の温度及び湿度が規定値よりも低い場合には、制御回路
31を用いて薄層ブレード23に印加するバイアス電圧
b1の直流成分は、その絶対値が大きな値になるように
補正されて、現像ローラ21と薄層ブレード23との間
の電位差が大きくする。よって、トナー層中の逆帯電ト
ナーは、上記電圧Vb1の補正にともない、補正前よりも
大きな力で現像ローラ21上から薄層ブレード23の側
に引き付けられるので、現像ローラ21上でのトナーの
付着量は減少する。これにより、感光体ベルト2上の地
肌部に付着するトナーの量が減少する。
【0053】また、装置近傍の温度や湿度が例えば高く
なった場合には、現像ローラ21表面上のトナー層を形
成するトナーの量が減少する傾向にあり、感光体ベルト
2上の地肌部に付着するトナー量が減少するため、感光
体ベルト2上に地肌汚れが発生しにくくなるが、ベタ画
像を現像したときにベタ画像の濃度が不均一になる。そ
こで、温・湿度センサ32によって検出した装置近傍の
温度及び湿度が規定値よりも高い場合には、制御回路3
1を用いて薄層ブレード23に印加するバイアス電圧V
b1は、その直流成分の絶対値が小さな値になるように補
正されて、現像ローラ21と薄層ブレード23との間の
電位差は小さくなる。よって、トナー層中の逆帯電トナ
ーは、上記電圧Vb1の補正にともない、補正前よりも小
さな力で現像ローラ21上から薄層ブレード23の側に
引き付けられることになり、現像ローラ21上でのトナ
ーの付着量は増大する。これにより、感光体ベルト2上
の地肌部に付着するトナーの量が減少する。
【0054】したがって、装置内の温度、湿度の変動に
対応して補正された適正なバイアス電圧Vb1を薄層ブレ
ード23に印加して、現像ローラ21上のトナー層中の
逆帯電トナーの量を増減させることにより、現像ローラ
21上でのトナーの付着量は増減するので、感光体ベル
ト2上の地肌部に付着するトナーの量を増減させること
ができ、現像ローラ21へのトナー供給性の向上と、感
光体ベルト2の地肌部のトナー付着量の低減とを安定し
て両立することができる。
【0055】なお、図6の例は環境変化検出手段とし
て、装置近傍の温度及び湿度を検出する温・湿度センサ
32を用いた例であるが、温・湿度センサ32に代え温
度を検出する温度センサのみ、あるいは湿度を検出する
湿度センサのみを用いることもできる。
【0056】図7に示す現像装置では、感光体ベルト2
上などでのトナー付着量の変動に対して上記バイアス電
圧Vb1を補正するために、上述の図6における環境変化
検出手段に代え、現像後の感光体ベルト2上のトナーの
付着量を検出する現像剤付着量検出手段としての、発光
素子や受光素子などからなるセンサ33を設けてある。
このセンサ33は、発光素子から発せられる光を現像後
の感光体ベルト2上に照射しその反射光を受光素子で受
光することによって、感光体ベルト2上のトナー付着量
を検出するものである。なお、発光素子や受光素子を用
いてトナー付着量を検出する方法は公知であるので説明
を省略する。そして、図7の例では、このセンサ33に
よって検出された現像後の感光体ベルト2表面でのトナ
ー付着量に基づいて、制御回路31を用いて薄層ブレー
ド23に印加する直流成分のバイアス電圧を補正してい
る。
【0057】図7の例では、例えば、現像剤量規制部材
の摩耗や現像剤の特性の経時変動などに起因して、感光
体ベルト2上でのトナー付着量が規定値よりも大くなっ
た場合には、現像ローラ21上でのトナー層を形成する
トナーの付着量が増加している傾向にあり、感光体ベル
ト2上の地肌部に付着するトナーの量が増加するため、
ベタ画像を現像したときに有利となるが、感光体ベルト
2上に地肌汚れが発生しやすくなる。
【0058】そこで、センサ33を用いて検出した感光
体ベルト2上のトナー付着量が規定値よりも大きい場合
には、制御回路31を用いて薄層ブレード23に印加す
るバイアス電圧Vb1は、その直流成分の絶対値が大きな
値になるように補正されて、現像ローラ21と薄層ブレ
ード23との間の電位差は大きくなる。よって、トナー
層中の逆帯電トナーは、上記電圧Vb1の補正にともな
い、補正前よりも大きな力で現像ローラ21上から薄層
ブレード23の側に引き付けられるので、現像ローラ2
1上でのトナーの付着量は減少する。これにより、感光
体ベルト2上の地肌部に付着するトナーの量が減少す
る。
【0059】また、例えば、現像剤量規制部材の摩耗や
現像剤の特性の経時変動などに起因して、感光体ベルト
2上でのトナー付着量が規定値よりも小さくなった場合
には、現像ローラ21上でのトナー層を形成するトナー
の付着量が減少している傾向にあり、感光体ベルト2上
の地肌部に付着するトナー量が減少するため、感光体ベ
ルト2上に地肌汚れが発生しにくくなるが、ベタ画像を
現像したときにベタ画像の濃度が不均一になる。そこ
で、センサ33を用いて検出した感光体ベルト2上のト
ナー付着量が規定値よりも小さい場合には、制御回路3
1を用いて薄層ブレード23に印加するバイアス電圧V
b1は、その直流成分の絶対値が小さな値に補正されて、
現像ローラ21と薄層ブレード23との間の電位差は小
さくなる。よって、トナー層中の逆帯電トナーは、上記
電圧Vb1の補正にともない、補正前よりも小さな力で現
像ローラ21上から薄層ブレード23の側に引き付けら
れることになり、現像ローラ21上でのトナーの付着量
は増大する。これにより、感光体ベルト2上の地肌部に
付着するトナーの量が減少する。
【0060】なお、図7では、感光体ベルト2上からの
反射光量によりトナー付着量を検出するセンサ33に代
えて、感光体ベルト2への照射光の透過光量によりトナ
ー付着量を検出するセンサを用いることもできる。ま
た、トナー濃度を検出する対象を感光体ベルト2に代え
て、現像ローラ21や、現像された感光体ベルト2上の
顕像が転移した例えば転写紙などの被記録材とすること
もできる。この場合には、検出された現像ローラ2表面
上や被記録紙上のトナー濃度に基づいて、制御回路31
を用いて薄層ブレード23に印加する直流成分のバイア
ス電圧が補正される。
【0061】ところで、現像ローラ21と薄層ブレード
23との当接部近傍の楔状の領域B(図1、4、6及び
7参照)に、異物やトナーの凝集物が挾まる場合があ
り、この場合には、現像ローラ21上でのトナー層が不
均一になり、画像上に例えば縦白スジが発生する場合が
ある。そして、この場合には、従来例えばスクレーパな
どの除去部材を用いて、異物やトナーの凝集物を上記当
接部から機械的に掻き落すなどして除去していた。
【0062】これに対して本実施例では、バイアス電圧
変更手段を設け、該バイアス電圧変更手段を用いて、上
記バイアス電圧Vb1の交流成分の電圧値及び周波数の設
定値を変更することにより、異物やトナーの凝集物を上
記当接部近傍から除去している。以下、図8を用いて薄
層バイアス変更手段によってなされる、上記バイアス電
圧Vb1の交流成分の電圧値及び周波数の設定値の変更に
ついて説明する。図8は薄層バイアス変更プロセスの制
御の一例を示すフローチャートである。なお、図8で
は、薄層ブレード23に印加する上記バイアス電圧Vb1
を、薄層ブレードバイアスと表記している。
【0063】まず、転写紙などの被記録紙上に形成され
た画像に白スジが発生しているか否かについて、ユーザ
が観察する(S1)。次に、ユーザが、白スジが発生し
ていないと判断したときには処理を終了して、現像装置
が現像可能な状態になる。一方、白スジが発生している
と判断したときには、ユーザに対し、装置外壁などに設
けたパネル上の白スジ除去モードを選択するように促し
て(S2)、次のステップに進む。S3で示すステップ
では、ユーザに対し、薄層ブレード23に印加するバイ
アス電圧の交流成分の電圧値及び周波数を、白スジが発
生していた現像時に設定されていた値よりも大きな値、
例えば交流成分の電圧値を3kV、周波数を2kHzに変更す
るように促す。そして、S4で示すステップでは、変更
された交流成分の電圧値及び周波数を薄層ブレード23
に印加しつつ、現像ローラ21が駆動されて、処理を終
了させる。
【0064】上記制御によれば、上記バイアス電圧Vb1
の交流成分の電圧値及び周波数を、白スジが発生してい
た現像時に設定されていた値よりも大きな値に変更する
ことによって、薄層ブレード23及び現像ローラ21の
間に生じる強度が変化する電界は、その強度の変化、す
なわち振幅が上記制御を行う前よりも行った後の方が大
きくなる。そして、この振幅が大きくなった電界によっ
て上記当接部近傍に挾まった異物やトナーの凝集物に作
用する力の強度変化が上記制御を行う前よりも大きくな
り、異物やトナーの凝集物は、上記当接部近傍で振動す
るようになる。そして、振動を始めた異物やトナーの凝
集物は、上記現像ローラ21表面の移動に伴い、該ロー
ラ21表面移動方向下流側に移動して上記当接部を通過
する。つまり、上記当接部近傍から除去される。また、
上記当接部を通過した異物やトナーの凝集物は、供給ロ
ーラ22に供給されなかったトナーとともに前記余剰ト
ナー搬送スクリュウ25によって現像器20からトナー
ホッパ11へ回収される。したがって、上記当接部近傍
に挾まった異物やトナーの凝集物に起因して、形成され
た画像上に白スジが発生することを暫くの間防止するこ
とができる。
【0065】なお、現像バイアス電圧VBを-300V、供給
バイアス電圧VSPを-500V、バイアス電圧Vb1の直流分
を-600V、感光体ベルトの帯電電位を露光前で-700V、露
光後で-100Vに設定して反転現像を行っていた場合、バ
イアス電圧Vb1の交流成分をピークツウピーク値で2〜3
kV程度、周波数で2〜3kHz程度に変更したときに良好な
結果が得られた。
【0066】なお、上記バイアス変更手段によってなさ
れる、上記バイアス電圧Vb1の交流成分の電圧値及び周
波数の設定値の変更の際に、現像バイアス電圧変更手段
により、現像バイアス電圧VBの電圧値を、感光体ベル
ト2に形成された潜像の現像を促進する値に変更するこ
ともできる。図9は、薄層バイアス変更プロセスの制御
の他の例を示すフローチャートである。
【0067】本制御例のS3aで示すステップでは、ユ
ーザに対し、薄層ブレード23に印加するバイアス電圧
の交流成分の電圧値及び周波数を、白スジが発生してい
た現像時に設定されていた値よりも大きな値、例えば交
流成分の電圧値を3kV、周波数を2kHzに変更するように
促すとともに、現像バイアス電圧VBの電圧値を、感光
体ベルト2に形成された潜像の現像を促進する値、すな
わち現像ローラ21と感光体ベルト2との間の電位差
を、白スジが発生していた現像時に設定されていた値よ
りも例えばで絶対値で200V大きな値に変更するように促
す。そして、S4aで示すステップでは、変更された交
流成分の電圧値及び周波数を薄層ブレード23に印加す
るとともに、変更された現像バイアス電圧VBを現像ロ
ーラ21に印加し、現像ローラ21及び感光体ベルト2
が駆動されて、処理を終了させる。なお、S1及びS2
のステップについては、上記図8におけるS1及びS2
のステップと同様の説明が適用される。
【0068】本制御例によれば、上述のようにして上記
当接部を通過した異物やトナーの凝集物が、現像ローラ
21表面の移動によって現像ローラ21と感光体ベルト
2とが対向した現像領域Gに搬送される。このとき、現
像領域Gでは、白スジが発生していた現像時に設定され
ていた値よりも大きな値に上記現像バイアス電圧VB
変更されることにより、現像ローラ21及び感光体ベル
ト2の間の電界の強度が該現像時よりも大きくなってお
り、この強度が大きくなった電界によって、現像領域G
に搬送された異物やトナーの凝集物に作用する力の強度
が上記制御を行う前よりも大きくなっている。このた
め、この現像領域Gで、現像ローラ21上の異物やトナ
ーの凝集物が現像ローラ21表面上から感光体ベルト2
表面に転移する。
【0069】そして、感光体ベルト2上に転移した異物
やトナーの凝集物は、例えば感光体ベルト2表面に当接
して配置されたブレードなどのクリーニング部材によっ
て、感光体ベルト2表面から除去される。したがって、
異物やトナーの凝集物をトナーホッパ11に回収する場
合に比して、異物やトナーの凝集物に起因する、形成さ
れた画像上の白スジ発生を確実に防止することができ
る。
【0070】なお、現像バイアス電圧VBを-300V、供給
バイアス電圧VSPを-500V、バイアス電圧Vb1の直流分
を-600V、感光体ベルトの帯電電位を露光前で-700V、露
光後で-100Vに設定して反転現像を行っていた場合、バ
イアス電圧Vb1の交流成分をピークツウピーク値で2〜3
kV程度、周波数で2〜3kHz程度に変更し、かつ、現像バ
イアス電圧VBを絶対値で200V大きくしたとき、つまり-
500Vに変更したときに良好な結果が得られた。
【0071】
【発明の効果】請求項1及び2の発明によれば、現像バ
イアス電圧VB、供給バイアス電圧Vsp及びバイアス電
圧Vb1が、同極性であり、かつ、正規現像の場合には、
|Vb1|+100≦|Vsp|+100≦|VB|≦|Vsp|+300
≦|Vb1|+500を、反転現像の場合には、|Vb1|-500
≦|Vsp|-300≦|VB|≦|Vsp|-100≦|Vb1|-10
0を満足するように設定されるので、現像剤供給部材に
よる現像剤担持体への現像剤供給性を向上させつつ、像
担持体の地肌部での現像剤付着量を低減させることがで
きる。
【0072】特に請求項2の発明によれば、現像バイア
ス電圧VB及び供給バイアス電圧として直流電圧を用
い、かつ、バイアス電圧Vb1として直流に交流を重畳し
た電圧を用いていることにより、バイアス電圧Vb1とし
て設定し得る電圧値の幅が広がるので、上記バイアス電
圧Vb1として直流電圧のみを用いた場合に比して、より
安定して、現像剤供給部材による現像剤担持体への現像
剤供給性を向上させつつ、像担持体の地肌部での現像剤
付着量を低減させることができる。
【0073】請求項3の発明によれば、環境変化検出手
段による現像装置の環境環境変化に基づいて、現像剤量
規制部剤へ印加するバイアス電圧Vb1を補正している。
よって、装置の置かれている環境の変化、例えば温度や
湿度の変化により、現像剤担持体への現像剤の供給性
と、像担持体上の地肌部の現像剤付着状態とが良好にな
る条件が変化しても、現像剤供給部材による現像剤担持
体への現像剤供給性を安定にしつつ、像担持体上の地肌
部の現像剤付着量を低減させることができる。
【0074】請求項4の発明によれば、現像剤付着量検
出手段による現像剤担持体上、現像後の像担持体上又は
現像された該像担持体上の顕像が転移した被記録材上の
現像剤の付着量の検出値に基づいて、現像剤量規制部材
に印加するバイアス電圧Vb1を補正している。これによ
り、上記現像剤担持体上、上記像担持体上又は上記被録
紙上の現像剤付着量の変化により、現像剤担持体への現
像剤の供給性と、像担持体上の地肌部の現像剤付着状態
とがともに良好になる条件が変化しても、現像剤担持体
への現像剤の供給性を安定にしつつ、像担持体上の地肌
部の現像剤付着量を低減させることができる。
【0075】請求項5及び6の発明によれば、バイアス
電圧変更手段によりバイアス電圧Vb1の交流成分の電圧
値及び周波数の設定値を変更することによって、現像剤
量規制部材と現像剤担持体との間の電界の振幅が変更す
る。そして、この振幅が変更した電界によって現像剤規
制部剤の現像剤担持体との当接部に挾まった異物やトナ
ーの凝集物に作用する力の強度変化が変更され、異物や
トナーの凝集物は、上記当接部近傍で振動して該当接部
を通過し、上記当接部から除去される。したがって、異
物や現像剤の凝集物が上記当接部に挾まることに起因し
て、形成された画像上に白スジが発生することがないと
いう効果がある。
【0076】特に請求項6の発明によれば、現像バイア
ス電圧の電圧値を、例えば像担持体上に形成された潜像
の現像を促進する値に変更することによって、上記当接
部を通過した異物や現像剤の凝集物が、該現像剤担持体
と像担持体とが対向した領域で像担持体上に転移する。
そして、像担持体上に、該像担持体上をクリーニングす
るクリーニング部材が設けられている場合には、転移し
た像担持体上の現像剤や異物を、該クリーニング部材に
よって像担持体上から除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る現像装置の概略構成を示す正面
図。
【図2】同現像装置の外観についての概略構成図。
【図3】各バイアス電圧に対する、トナー供給性及び感
光体ベルトの地肌部のトナー付着量を示す説明図。
【図4】バイアス電圧Vb1として直流に交流を重畳した
バイアス電圧を用いた現像装置の一例の概略構成を示す
正面図。
【図5】薄層ブレードに、直流に交流を重畳したバイア
ス電圧を印加した場合の地肌部のトナー付着状態を示す
グラフ。
【図6】装置内の環境変化に対してバイアス電圧Vb1
補正する構成を備えた現像装置の概略を示す正面図。
【図7】感光体ベルト上などでのトナー付着量の変動に
対してバイアス電圧Vb1を補正する構成を備えた現像装
置の概略を示す正面図。
【図8】薄層ブレードに印加するバイアスのバイアス変
更プロセス制御の一例を示すフローチャート。
【図9】薄層ブレードに印加するバイアスのバイアス変
更プロセス制御の他の例を示すフローチャート。
【符号の説明】
2 感光体ベルト 20 現像器 21 現像ローラ 21a バイアス電源 22 供給ローラ 22a バイアス電源 23 薄層ブレード 23a 直流バイアス電源 23b 交流バイアス電源 24 トナー搬送スクリュウ 25 トナー回収スクリュウ 31 制御回路 32 温・湿度センサ 33 センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上野 祐一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 藤城 宇貢 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 小林 千矢子 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】現像剤を担持する現像剤担持体と、該現像
    剤担持体に現像バイアス電圧VBを印加する現像バイア
    ス電圧印加手段と、該現像剤担持体との電位差により、
    該現像剤担持体上に該現像剤を供給する現像剤供給部材
    と、該現像剤供給部材に供給バイアス電圧VSPを印加す
    る供給バイアス電圧印加手段と、該現像剤担持体上に担
    持された該現像剤の量を規制する現像剤量規制部材と、
    該現像剤量規制部材にバイアス電圧Vb1を印加するバイ
    アス電圧印加手段とを備え、該現像剤担持体上に担持さ
    れた該現像剤を用いて像担持体上に形成された潜像を現
    像する現像装置であって、 該現像バイアス電圧VB[V]と、該供給バイアス電圧VSP
    [V]と、該バイアス電圧Vb1[V]とが、同極性であり、か
    つ、次の関係を満足するように設定されていることを特
    徴とする現像装置。現像装置が正規現像を行うものであ
    る場合には、 |Vb1|+100≦|Vsp|+100≦|VB|≦|Vsp|+300
    ≦|Vb1|+500 という関係。現像装置が反転現像を行うものである場合
    には、 |Vb1|-500≦|Vsp|-300≦|VB|≦|Vsp|-100
    ≦|Vb1|-100 という関係。
  2. 【請求項2】上記現像バイアス電圧VB及び上記供給バ
    イアス電圧として直流電圧を用い、かつ、上記バイアス
    電圧Vb1として直流に交流を重畳した電圧を用いたこと
    を特徴とする請求項1の現像装置。
  3. 【請求項3】現像剤を担持する現像剤担持体と、該現像
    剤担持体に現像バイアス電圧VBを印加する現像バイア
    ス電圧印加手段と、該現像剤担持体との電位差により、
    該現像剤担持体上に該現像剤を供給する現像剤供給部材
    と、該現像剤供給部材に供給バイアス電圧VSPを印加す
    る供給バイアス電圧印加手段と、該現像剤担持体上に担
    持された該現像剤の量を規制する現像剤量規制部材と、
    該現像剤量規制部材にバイアス電圧Vb1を印加するバイ
    アス電圧印加手段とを備え、該現像剤担持体上に担持さ
    れた該現像剤を用いて像担持体上に形成された潜像を現
    像する現像装置であって、 該現像装置近傍の環境変化を検出する環境変化検出手段
    と、該環境変化検出手段の検出値に基づいて該バイアス
    電圧の設定値を補正する制御手段とを設けたことを特徴
    とする現像装置。
  4. 【請求項4】現像剤を担持する現像剤担持体と、該現像
    剤担持体に現像バイアス電圧VBを印加する現像バイア
    ス電圧印加手段と、該現像剤担持体との電位差により、
    該現像剤担持体上に該現像剤を供給する現像剤供給部材
    と、該現像剤供給部材に供給バイアス電圧VSPを印加す
    る供給バイアス電圧印加手段と、該現像剤担持体上に担
    持された該現像剤の量を規制する現像剤量規制部材と、
    該現像剤量規制部材にバイアス電圧Vb1を印加するバイ
    アス電圧印加手段とを備え、該現像剤担持体上に担持さ
    れた該現像剤を用いて像担持体上に形成された潜像を現
    像する現像装置であって、 該現像剤担持体上、現像後の該像担持体上又は現像され
    た該像担持体上の顕像が転移した被記録材上の現像剤の
    付着量を検出する現像剤付着量検出手段と、該現像剤付
    着量検出手段の検出値に基づいて該バイアス電圧の設定
    値を補正する制御手段とを設けたことを特徴とする現像
    装置。
  5. 【請求項5】現像剤を担持する現像剤担持体と、該現像
    剤担持体に現像バイアス電圧VBを印加する現像バイア
    ス電圧印加手段と、該現像剤担持体との電位差により、
    該現像剤担持体上に該現像剤を供給する現像剤供給部材
    と、該現像剤供給部材に供給バイアス電圧VSPを印加す
    る供給バイアス電圧印加手段と、該現像剤担持体上に担
    持された該現像剤の量を規制する現像剤量規制部材と、
    該現像剤量規制部材にバイアス電圧Vb1を印加するバイ
    アス電圧印加手段とを備え、該現像剤担持体上に担持さ
    れた該現像剤を用いて像担持体上に形成された潜像を現
    像する現像装置であって、 該バイアス電圧Vb1の交流成分の電圧値及び周波数の設
    定値を変更するバイアス電圧変更手段を設けたことを特
    徴とする現像装置。
  6. 【請求項6】上記現像バイアス電圧の設定値を変更する
    現像バイアス電圧変更手段を設けたことを特徴とする請
    求項5の現像装置。
JP3140195A 1995-01-27 1995-01-27 現像装置 Pending JPH08202128A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8185025B2 (en) 2008-07-31 2012-05-22 Ricoh Company, Limited Device for developing an electrostatic latent image, and process cartridge and image forming apparatus including the same
JP2016218127A (ja) * 2015-05-15 2016-12-22 株式会社リコー 画像形成装置

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US8185025B2 (en) 2008-07-31 2012-05-22 Ricoh Company, Limited Device for developing an electrostatic latent image, and process cartridge and image forming apparatus including the same
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