JP3304379B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置

Info

Publication number
JP3304379B2
JP3304379B2 JP03919892A JP3919892A JP3304379B2 JP 3304379 B2 JP3304379 B2 JP 3304379B2 JP 03919892 A JP03919892 A JP 03919892A JP 3919892 A JP3919892 A JP 3919892A JP 3304379 B2 JP3304379 B2 JP 3304379B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
transfer
contact
charging
developer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP03919892A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05241423A (ja
Inventor
三明 神山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba TEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP03919892A priority Critical patent/JP3304379B2/ja
Publication of JPH05241423A publication Critical patent/JPH05241423A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3304379B2 publication Critical patent/JP3304379B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば電子写真装置や
静電プリンタ等の記録装置に係わり、詳しくは清掃手段
を持たないクリ−ナレスの記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の記録装置では、一般に像担持体
である感光体ドラム上をコロナ帯電して静電潜像を形成
した後、該静電潜像に現像剤を静電的に付着させて現像
剤像を形成し、続いて、該現像剤像を被転写材であると
ころの用紙に転写することにより記録している。また、
転写後の感光体上には静電潜像および転写しきれない現
像剤が残存しているので、この残存した現像剤をクリー
ニング装置により除去し、続いて静電潜像を除電装置に
より除去している。
【0003】ところで、近年、この種の記録装置におい
て排気されるオゾンの有害性が指摘されるようになって
きた。これらは、いずれも帯電装置や転写装置に用いる
コロナ放電装置から発生するものであり、これを除去す
るために活性炭フィルターによる捕集を行なう等の手段
がこうじられてきた。しかし、このフィルターは定期的
に交換しなければならず、コスト的な問題と共に煩わし
さの問題を有している。
【0004】そこで、オゾンの発生が極めて少なく捕集
手段の必要がない特長があるものとして、導電性部材を
被帯電物に接触させて帯電する、いわゆる接触帯電手段
が開発され、改良研究が盛んに行われている。
【0005】この接触帯電手段としては、特開昭57−
185455号に記載されるが如き、導電性ブラシを摺
接しつつ電圧を印加して帯電するものと、導電性ローラ
を転接しながら電圧を印加することにより感光体などの
誘電体を帯電させるものが主に知られている。
【0006】従来これらの帯電手段が知られていなが
ら、実用化されなかった理由は、ブラシを用いる方法で
は、経時変化が少ない反面、ブラシの筋目が帯電むらと
して画像に現れる欠点が解決されていなかったことがあ
げられる。
【0007】また、ローラ状のものでは筋目状のむらが
発生しにくい反面、経時変化が大きく、さらには材質的
には導電性ゴムを用いているため摩擦係数が例えばウレ
タン系のゴムでは硬鋼に対する動摩擦係数は0.8〜
1.3と大きく清掃手段を設け難い欠点を有している。
【0008】また、機械的摩擦係数が大きいために感光
体などの被帯電物との摩擦も大きくなるため、摺接させ
て(相対速度差を持たせて)帯電むらを小さくするよう
な工夫の余地も無かった。このため、ブラシ帯電では摺
接しながら帯電するのが一般的であるにも拘らず、ロー
ラ帯電では相対速度差を与えずに用いなければならなか
った。その結果、従来の接触帯電手段はコロナ帯電のよ
うな均一な帯電性に乏しく高画質を要求する装置には使
用できなかった。また、湿度等の環境変化に対しても電
気抵抗が不安定で使用条件の制約も大きいといった問題
があった。
【0009】一方、近年において装置の小形化が強く要
求されている。これに対して、例えば現像装置と清掃装
置とを一つの装置で兼用するとともに、更に、転写残留
トナー像の攪乱と帯電工程とを同一の手段により同時に
実行できるようにした記録装置が提案されている。これ
により、小形化とともに廃トナーが無く、オゾンの発生
の少ない記録装置の実現を可能とするものである。
【0010】この方法は一般にクリーナレス方式と呼ば
れ、一基の現像装置によって、静電潜像の一回目の通過
の際に、静電潜像の現像と、前記転写後残存している現
像剤との清掃を同時に行なうもので、従来のいわゆる2
回転1コピー方式のクリーナレス装置のスピードと大き
さに関する欠点を解決するものである。
【0011】しかしながら、この従来の方法において
は、転写後の残留トナー像を感光体ドラム上に残したま
ま、ブラシ状の導電性接触子により残留トナ−の攪乱
(非パターン化)と帯電を同時に行なうものである。
【0012】このため、ブラシ状の導電性接触子部を一
回通過させる処理のみでは、転写後に残留するトナー像
の十分な攪乱(非パターン化)と均一な接触帯電による
帯電を両立させる事はかなり難しく、しばしばトナーの
飛散やメモリ画像(残像)が次の画面に重なって現れ画
像の忠実性や品質が損なわれるという欠点が残されてい
た。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】この様に、従来のクリ
ーナレス記録装置における帯電攪乱手段は、有害性のあ
るオゾンの発生が極めて少なく捕集手段が必要ないとい
った大きな特長を有する反面、帯電むらが大きい、環境
変化が大きい、あるいは機械的摩擦係数が大きく経時変
化が大きいという問題があった。
【0014】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
ので、従来のクリーナレス記録装置における帯電攪乱手
段の欠点であった、帯電むらが大きい、環境変化が大き
い、あるいは機械的摩擦係数が大きく経時変化が大きい
という問題を解決して、良好かつ確実な帯電が行えると
ともに残留した現像剤を確実に攪乱して非パターン化で
き、有害性のあるオゾンを発生することなく鮮明な画像
を得ることができるクリーナレスの記録装置を提供する
ことを目的とする。 [発明の構成]
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の記録装置は、上
記課題を解決するため、極性に帯電された像担持体を
露光して静電潜像を形成する露光手段と、この露光手段
により形成された前記静電潜像に現像剤を供給して現像
するとともに前記像担持体に残留している現像剤を除去
する現像清掃手段と、この現像清掃手段により形成され
た前記像担持体上の現像剤像を被転写材に転写させる転
写手段と、前記像担持体に接触して配置された導電性接
触子、およびこの導電性接触子に電圧を印加する電圧印
加手段を備え、前記像担持体と導電性接触子との間の摺
接により、前記転写手段による転写後に像担持体上に残
留した転写残留現像剤を攪乱すると同時に該転写残留現
像剤を正極性に摩擦帯電するとともに、前記像担持体を
正極性に帯電する帯電攪乱手段と、を備えていることを
特徴とする。また、本発明の記録装置は、特定の極性に
帯電された像担持体を露光して静電潜像を形成する露光
手段と、この露光手段により形成された前記静電潜像に
現像剤を供給して現像するとともに前記像担持体に残留
している現像剤を除去する現像清掃手段と、この現像清
掃手段により形成された前記像担持体上の現像剤像を被
転写材に転写させる転写手段と、前記像担持体に接触し
て配置された導電性接触子、およびこの導電性接触子に
電圧を印加する電圧印加手段を備え、前記像担持体と導
電性接触子との間の摺接により、前記転写手段による転
写後に像担持体上に残留した転写残留現像剤を攪乱する
と同時に該転写残留現像剤を前記特定の極性に摩擦帯電
するとともに、前記像担持体を前記特定の極性に帯電す
る帯電攪乱手段と、を備えていることを特徴とする。
【0016】
【0017】
【作用】本発明のクリーナレスの記録装置によれば、帯
電攪乱手段の導電性接触子が、像担持体と相対摩擦をも
って連続的に摺し、像担持体および転写後に像担持体
上に残留した転写残留現像剤を像担持体に対する帯電極
性と同極性に摩擦帯電する。これにより、逆帯電方向の
摩擦帯電を防止してミクロなムラを無くすことができ、
電圧印加によるマクロな帯電に加えて、所定極性の摩擦
帯電性を向上させることができる。さらに、表面がブラ
シのように不均一では無く、また、ゴムのように機械的
摩擦も大きくない滑面を有する低摩擦材料で構成した導
電性弾性部材を導電性接触子として使用でき、大きな摺
接力を用いずに像担持体と摺接することができるため、
より均一な帯電が可能となる。これにより、有害性のあ
るオゾンを発生することなく良好かつ確実な帯電が行え
て、鮮明な画像を得ることが可能となる。
【0018】また、導電性接触子は相対速度差を持たせ
て摺接するのが容易なため残留トナーを均一に押し広げ
る効果を発揮するため、ブラシのように飛散させること
なく帯電と同時に攪乱をすることが容易になる。
【0019】
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図5を
参照して説明する。図1は本発明の記録装置1の構成を
示し、図2はその主要部の構成を示す。
【0021】図1に示すように、記録装置本体2の略中
央部には、周面長さが記録すべき像の長さよりも小さく
なるような径の像担持体としての感光体ドラム3が矢印
A方向に65mm/秒で回転自在に設けられている。この
感光体ドラム3は、有機感光体(OPC)系の光導電材
料から形成されている。
【0022】また、感光体ドラム3の周囲には、図2に
示すように、その回転方向に沿って順次、帯電攪乱手段
としての帯電攪乱装置4、静電潜像形成手段としてのL
ED露光装置5、現像清掃手段としての現像清掃装置
6、および転写手段としての転写ローラ7が配設されて
いる。そして、感光体ドラム3の周面に現像剤像として
のトナ−像TIを記録する記録手段10を構成してい
る。
【0023】さらに、装置本体2内には、装置本体2の
一側に装着された給紙カセット11から取出された被転
写材としての用紙Pを、前記記録手段10の前記感光体
ドラム3と前記転写ロ−ラ7との間の画像転写部12を
経て装置本体2の他側に配置された排紙トレイ13に導
く被転写材搬送路としての用紙搬送路14が形成されて
いる。
【0024】この用紙搬送路14の前記画像転写部12
の上流側には、給紙ロ−ラ15を介して給紙カセット1
1から取出された用紙Pの先端整位を行った後、タイミ
ングをとって前記画像転写部12に送り込むアライニン
グロ−ラ対16が配置されている。
【0025】また、前記画像転写部12の下流側には、
用紙Pに転写されたトナ−像TIを定着する定着装置1
7および定着された用紙Pを排紙トレイ13に排出する
排紙ロ−ラ対18が設けられている。
【0026】さらに、定着装置17と排紙ロ−ラ対18
との間には、定着装置17で定着された用紙Pを必要に
応じて反転搬送路19に導くゲ−ト20が設けられてい
る。反転搬送路19に導かれた用紙Pは排紙ロ−ラ対2
1を介して装置本体2の上面側に形成された凹所からな
る排紙部22に画像形成面を下にした状態で排紙される
ようになっている。つぎに、本発明の要部である帯電攪
乱手段としての帯電攪乱装置4の構成に付いて図2およ
び図3を参照して詳細に説明する。帯電攪乱装置4は、
図2に示すように、導電性接触子としてのロ−ラ状の接
触子30と、この接触子30の外周を囲繞する保護カバ
−31とからなる。
【0027】前記接触子30は、図2に示すように、金
属シャフト30Aの外周に弾性ゴム層30Bを形成し、
さらに、弾性ゴム層30Bの表面に104 〜1010Ω・
cmの電気抵抗を有する表面層2Cを形成したのロ−ラ形
状を呈している。
【0028】前記表面層30Cには、導電性含フッ素樹
脂を用いる。この導電性含フッ素樹脂は、例えば、ポリ
フッ化ビニリデン、フッ化ビニリデン共重合体およびエ
チレンテトラフロロエチレンなどから選ばれたフッ素を
含む少なくとも一種以上の熱可塑性樹脂と、公知の方法
で重合されたポリエーテルエステルアミド、あるいはポ
リエーテルアミドなどの導電付与材料を前記フッ素樹脂
に対して2〜20重量%を加えて溶融混練することによ
り、104 〜1010Ω・cmの電気抵抗を有する含フッ素
樹脂を得る。そして、この樹脂を押出し成型法等の成型
手段により、厚さ10〜60ミクロンのチューブ状フィ
ルムとして形成したものである。
【0029】この様な含フッ素樹脂の製法は他にも知ら
れている。また、これらの樹脂の導電化技術も他にカー
ボンなどの導電性フィラーを混練する方法等も知られて
いる。
【0030】また、前記弾性ゴム層30Bは、好ましく
は108 Ω・cm以下の電気抵抗(導電性)を有する弾性
部材として、導電性カーボンを分散させた導電性ウレタ
ン、あるいは発泡ウレタン、シリコンなどからなる弾性
ゴムを金型中で前記金属シャフト30Aの外周に成型さ
れるようになっている。
【0031】そして、このように金属シャフト30Aと
弾性ゴム層30Bとからなる弾性ゴムローラ30Dの外
周に、前記チューブ状フィルムからなる表面層30Cを
嵌合することにより、ロ−ラ状の接触子30を得る。
【0032】このような構成からなる接触子30は、前
記感光体ドラム3の周速の1〜5倍(好ましくは2倍以
上)の速度で回転摺接するとともに、約20〜200グ
ラム/cmの線加重で感光体ドラム3に押圧される。
【0033】さらに、接触子30は、バイアス電源32
と接続されており、プラス0〜700ボルト程度の直流
電圧成分で偏寄されたピークトゥピーク間電圧が800
〜2000ボルト、周波数0.1〜5キロヘルツ(KH
z )の交流電圧を導電性支持体である弾性ゴム層30B
に印加するようになっている。この場合には帯電に収束
作用が生じるので、直流電圧は感光体ドラム3の所望の
帯電電圧とほぼ同じ値に設定される。しかし、この印加
電圧は直流成分のみでも帯電可能である。この場合には
その電圧は1000〜2000ボルトの高い電圧を必要
とする。この値は実地に即して経験的に選ばれる。
【0034】この接触子30は、感光体ドラム3に摺
することにより、もし前工程で残留していた静電潜像が
あればこれを消去するとともに、感光体ドラム3の表面
をおよそ+0〜700ボルトに略均一にに帯電させ
る。
【0035】この時、接触子30は、印加された電圧に
よる放電によるて帯電作用とは別に、その表面層30C
の材質であるフッ素樹脂特有の強い摩擦帯電性を発揮し
て感光体ドラム3の表面を正極性に摩擦帯電させる。
【0036】このため、放電による帯電と摩擦による帯
電が打ち消し合うことによって生じていた従来の接触帯
電で発生しやすかった接触による筋状のむらが防止され
て均一な帯電になると共に、フッ素樹脂のもう一つの特
長である低摩擦性とが相俟って均一な接触と、より小さ
なトルクでの摺擦が可能となる。
【0037】ちなみに、HEIDON(商標)−14型
表面性試験機(新東科学株式会社)による各種表面材料
の比較によると、一般の導電性シリコンロ−ラおよびウ
レタンゴムロ−ラでは、動摩擦係数(鋼板に対する摩擦
時)が、1.2〜1.5であるのに対し、本発明で用い
たポリフッ化ビニリデンロ−ラでは、0.6〜0.8と
大幅に摩擦が軽減されることが確認された。
【0038】この摺擦による効果は回転接触子として用
いた場合には、回転数が高いほど均一性が向上する傾向
を示すので、この接触子30の低摩擦性を生かして感光
体ドラム3の周速の2〜5倍程度に設定する事ができ
る。回転方向は現像剤であるトナ−Tの飛散防止を考慮
すると、接触面部において同方向となる回転方向が好ま
しいが、これに限定される理由は特に無い。なお、ヘイ
ドン(商標)の表面性試験機(商品名)による動摩擦係
数測定では、用いた含フッ素樹脂(ポリフッ化ビニリデ
ン)のアルミ板に対する摩擦係数は、ウレタン樹脂に比
べて30〜70%程度小さいという結果が得られた。ロ
−ラ状接触子30は、バイアス電源32から所定の電圧
が印加されるようになっている。
【0039】クリーナレスプロセスでは、感光体ドラム
3上に残留トナーTが存在する場合には、この残留トナ
ーTに対してもロ−ラ状接触子30の機械的作用と除電
(帯電)作用により攪乱して感光体ドラム3上に散乱さ
せる作用を発揮させるよう接触条件と電圧条件が設定さ
れる。これはロ−ラ状接触子30の押圧力をやや大きめ
の30〜120グラム/cm2 程度に設定すると共に直流
偏寄バイアスが400〜1000ボルト(この値は最終
的に必要な感光体ドラム3の帯電電圧とほぼ同じであ
り、主にこの電圧の大きさで帯電の大きさで帯電の調節
を行なう)の直流電圧に、ピーク間電圧が800〜20
00ボルト、周波数0.1〜5キロヘルツ(KHz )の
交流電圧を導電性支持体としての弾性ゴム層30Bを介
して表面層30Cに供給印加することにより感光体ドラ
ム3の帯電、あるいは残留トナーTの攪乱と帯電の両方
を同時に遂行することができるものである。
【0040】このロ−ラ状接触子30は、かくして感光
体ドラム3の表面を0〜+700ボルトに帯電すると共
に感光体ドラム3上の残留トナーTの攪乱を行なう。ま
た、この接触子30は湿度変化に対して電気抵抗の変化
が少なく、相対湿度30%から85%の変化に対して、
2桁以下の変化であった。
【0041】一方、従来のカーボン分散方式で作られた
ウレタン系導電性ローラの電気抵抗は3桁程度変化す
る。これは特に一定の印加電圧に対する帯電電圧の安定
性の点で、本願で採用しているものが優れている結果と
一致している。この帯電電位の高さは以上述べた電圧条
件により調整されるが、さらに詳細には後述する残留像
の攪乱効果に起因する履歴画像消去(メモリ消去)条件
を加味して実地に印加電圧は決定される。
【0042】以上のように接触子30は、感光体ドラム
3の回転とともに摺接され、バイアス電源32と接続し
て前記した条件の電圧が印加されて感光体ドラム3上の
転写残留トナ−Tを機械的および静電的吸着と反発作用
によって攪乱して判読不能状態、すなわち、非パターン
化するが平滑な表面を有しているために引っ掻き傷状の
筋は発生させない。また、残留していた静電潜像も導電
性の表面層30Cの作用により除電、あるいは帯電して
電位むらを消去され、更に摩擦帯電性も帯電極性と同じ
になるように表面材質を選んでいるため、より緻密に均
一帯電することができる。
【0043】これは印加された電圧により感光体ドラム
3に対して放電を生じるに十分な電圧が印加されるとと
もに、この放電により感光体ドラム3はプラス500〜
700ボルトに帯電される。この接触子30への電圧印
加は感光体ドラム3の帯電とは別に、残留したトナ−T
を一時的に静電吸着するとともに、次の瞬間、トナ−T
を反発して感光体ドラム3に再び戻す作用を与える。こ
れは吸着されたトナーTが次の瞬間放電により帯電極性
と同極性に帯電されるために反発力に変わるためであ
る。これにより、感光体ドラム3上の残留トナ−Tは、
接触子30に蓄積されること無く、残留トナーTを静電
的に攪乱して非パターン化しつつ感光体ドラム3の帯電
も行なうことができるものである。
【0044】図4は接触子30に印加する電圧条件に対
する感光体ドラム3の帯電特性の測定例である。図4に
おいて、縦軸は感光体ドラム3の帯電電位、横軸は印加
電圧の直流成分(偏寄成分)を示す。
【0045】図4で(イ)は交流(AC)2キロヘルツ
(KHz )、電圧(P−P)1.5キロボルト(KV)
としたもの。(ロ)は電圧1KVの条件のものである。
(ハ)は交流成分が無い場合の帯電特性である。
【0046】交流成分の印加が無い場合にも帯電ムラが
小さく画像の中間調にもブラシで擦られたような跡が発
生しないのは本願で用いた表面材質の摩擦帯電性改善に
よる効果である。交流電圧を約1KV以上印加した場合
はさらに帯電ムラは減少する。図4から例えば、本実施
例のように+500ボルトの帯電を行なうためには
(イ)の条件で偏寄成分が500〜550ボルトでよい
事が分かる。
【0047】図5は、前記接触子30の帯電条件下にお
いて表面層30Cに印加する電圧を種々変えた時の画像
上に現れる画像履歴(メモリ画像)の発生の度合いを縦
軸に官能評価による任意単位で現したもので、下方に行
くほどメモリは少なく、上方に行くほどメモリははっき
りと現れる事を意味する。なお、現像ローラ35に印加
するバイアス電圧はプラス200ボルトである。ここ
で、接触子30に印加する電圧条件は、正の直流電圧を
横軸パラメータとして、1KHz の交流電圧を印加した
時(実効値)のものである。この結果から、実用的な帯
電電位である500ボルト付近から上の帯電域で良好と
なる事が分かる。つぎに、図1および図2を再度参照し
て他の主要手段の構成について説明する。
【0048】前記静電潜像形成手段としてのLED露光
装置5は、記録すべき画像情報に応じて、感光体ドラム
3の表面にLED光Rを照射して帯電領域に静電潜像を
形成する。
【0049】また、前記現像清掃手段としての現像清掃
装置6は、感光体ドラム3に対向して配置された現像ロ
−ラ35を有している。この現像ロ−ラ35は、回転す
ることによりホッパ36内に収容された摩擦帯電性のい
わゆる一成分の現像剤としてのトナ−T(体積平均粒子
径、6〜15ミクロン)を感光体ドラム3に対面する被
現像清掃位置に向けて連続的に搬送するようになってい
る。そして、感光体ドラム3上に形成された静電潜像を
現像するとともに、感光体ドラム3に残留していた転写
残りトナ−Tを回収してホッパ36内に戻すようになっ
ている。
【0050】この現像ローラ35は、102 〜108 Ω
・cmの電気抵抗を有する導電性表面層を有し、ウレタン
あるいはシリコンゴム、ジエン系ゴム(EPDMなど)
などに導電性フィラー(導電性カーボン、金属粉など)
を分散してなるもので構成されている。なお、現像ロー
ラ35の表面は、トナ−Tと摩擦帯電を考慮して、また
適度な弾性と摩擦性を考慮して材質や添加剤を運ぶ必要
がある。前記現像ローラ35の表面層の材質としては、
たとえば、ウレタン樹脂に導電性カーボンを10〜30
重量パーセント混合したものを塗布して形成してもよ
い。また、現像ローラ35には、現像および清掃時にバ
イアス電源40から所定の現像バイアスが印加されるよ
うになっている。
【0051】前記現像ローラ35には、トナ−Tを摩擦
帯電しつつ薄層を形成するための弾性ブレード37が押
圧されており、ここを通過するトナ−Tは感光体ドラム
3と同極性の負の摩擦帯電を帯びて1層〜3層(6〜4
5ミクロン厚)のトナ−層を形成する。弾性ブレード3
7は、リン青銅、ウレタン、シリコン樹脂、あるいはこ
れらの複合されたものなどからなる。
【0052】一方、ホッパ36内には、スポンジ状のト
ナ−搬送ローラ41が設けられており、ホッパ36内の
トナ−Tの凝集防止と、搬送供給、さらには現像ローラ
35上のトナ−Tを掻き取る役割を果たしている。
【0053】前記転写手段としての転写ローラ7は、実
質的に感光体ドラム3の下方において、用紙搬送路14
を介して、感光体ドラム3の周面に対面して設けられて
いる。転写ローラ7は、現像ローラ35と同様な構造を
有するが、表面層の電気抵抗は105 〜1010Ω・cmで
高抵抗側にある。
【0054】この転写ローラ7により、ここに搬送され
てきた用紙Pの裏面にプラス800〜2200ボルトの
電圧を印加してトナ−像TIを静電的に引付けて、感光
体ドラム3からトナ−像TIを用紙Pに転写する。この
ような接触式の転写手段では、多湿下においても安定し
た転写特性を発揮するため、転写残留トナ−量を減少さ
せて清掃の負担を軽減する効果があるとともに、用紙P
中の紙粉除去作用もあり、現像清掃装置6への混入を防
止する。次に、この実施例による記録装置の動作につい
て説明する。
【0055】感光体ドラム3を矢印A方向に回転させ、
感光体ドラム3の周面をロ−ラ状の接触子30により、
約+500〜800ボルトに帯電する。続いて、この帯
電領域にLED露光装置5からLED光Rを照射して露
光し、感光体ドラム3の表面に静電潜像を形成する。前
記静電潜像は、次に現像清掃装置6と対面する現像清掃
位置に搬送される。ここで、静電潜像に弾性的にかつ、
変形によりニップ幅をもって現像ローラ35が接触し、
現像ローラ35によって搬送されるトナ−Tによって現
像されトナー像TIが形成される。
【0056】この場合、トナーTはLED光Rの照射域
に付着する、いわゆる反転現像である。トナーTは弾性
ブレード37および現像ローラ35の表面層との摩擦に
より、約+5〜30μc/g(マイクロクーロン/グラ
ム)に帯電されており、現像ローラ35には約+100
〜400ボルトの電圧が印加される。最も好ましい電圧
は+150〜300ボルトである。
【0057】現像後のトナー像TIは、次に転写ローラ
7と対面する転写領域に搬送される。一方、転写領域に
は、給紙ローラ15の回転により給紙カセット11から
取出された用紙Pが、感光体ドラム3の回転に同期して
送られてくる。この用紙Pは転写ローラ7によりその裏
面がプラスの極性に帯電される。したがって、感光体ド
ラム3の表面上のトナー像TIは静電気的に用紙Pに引
寄せられて転写される。
【0058】ここにおいて、転写ローラ7は直流電源4
2により、−1000〜2000ボルトの電圧が回転軸
に与えられ、転写ローラ7の両端部に設けたシリコン樹
脂に導電性カーボンを30〜40重量パーセント混合し
てなる導通部を介して、ローラ表面の105 〜109 Ω
cmの導電性表面部に電圧が印加されるようになってい
る。なお、転写ローラ7の表面は付着するトナ−や紙粉
等の異物を清掃するために、クリーニングブレード43
によりクリーニングされる。また、ローラ全体のゴム硬
度としてはJIS法の比較測定で25〜50°の柔軟な
ものが転写ローラ7の感光体ドラム3に対する押圧力の
許容度が良好である。
【0059】トナ−像TIが転写された用紙Pは、定着
装置17に送られ、ここでトナー像TIが用紙Pに溶融
定着され、この後、排紙トレイ13もしくは排紙部22
にその選択モ−ドにしたがって排出される。
【0060】ここで、転写後の感光体ドラム3の表面に
は、わずかながら転写し切れずに残留したトナーTある
いは、トナー転写後に残された正および負の静電潜像が
残留している。
【0061】これらの残留しているトナーTあるいは静
電潜像は、つぎに接触子30に搬送されて前記詳細説明
したように、攪乱、非パターン化されるとともに次工程
の像露光による静電潜像形成のための帯電が行なわれ
る。この接触子30は、静電潜像に相対摩擦が生じるよ
うに感光体ドラム3と接触させて機械的に静電的な力を
及ぼして判読不良な状態まで細かく、残留しているトナ
ーTと静電潜像とを乱し、さらに印加される電圧による
接触子30からの放電で、トナーTは感光体ドラム3の
表面上に散乱してそこに付着するが、接触子30内には
ほとんど蓄積しない。
【0062】これは接触子30の表面層30Cが、機械
的摩擦の小さい材料であると共に離型性もあり、さらに
はトナーTを正極性に帯電する作用の強い含フッソ樹脂
によって表面が滑面状態で形成されているため、感光体
ドラム3上の残留トナーTを掻き取る事なく、また、摺
擦時にトナーTおよび感光体ドラム3を所定の極性に摩
擦帯電する作用があるため、接触子30に印加する電圧
による帯電と共動してむらのない帯電が実現する。すな
わち、この接触子30は清掃装置としての機能を持つも
のではなく、あくまで残留像を乱すと共に感光体ドラム
3を帯電する機能を持つものである。
【0063】以上のように感光体ドラム3の表面上に散
乱されたトナーTは十分に小さな霧状あるいは飛沫状に
分布しており、もはや文字または画像としての情報は有
していない。攪乱と同時に帯電された感光体ドラム3
は、帯電後、LED露光装置5により露光されて静電潜
像が形成され、再び(2枚目の記録動作)現像清掃装置
6に対面する現像清掃位置に到達する。この場合、第2
回目に形成された静電潜像において、露光部(トナーが
付着すべき画像部)または非露光部(非画像部)におい
ても画像転写工程により残量トナーは大幅に減少してい
る上、予めほぼ均一に且つ十分に薄く残留トナーTは散
らされているから、LED光Rは十分に感光体ドラム3
に到達し、露光ムラが生じない。したがって、第2回目
の現像に置いても、露光後残留電位が均一となるため均
一な現像結果が得られる。
【0064】なお、現像ローラ35はJISゴム硬度測
定法で20〜60°の弾性を有するとともに102 〜1
8 の導電性を有するため、現像ローラ35に線荷重と
して10〜150g/cm2 の荷重を加え、且つ1〜4倍
の速度差を持って押圧摺接することにより、1〜4mmの
接触幅(ニップ)を生じ、このニップにおいて、残留ト
ナーTと現像ローラ35上のトナーTとが、攪乱摺擦さ
れるため、残留像との間に強い摩擦力が生じ、強い清掃
能力が発揮される。しかも、トナーTだけで現像剤が形
成されているため、スジやハキ目状の画質低下も生じな
い。さらに、非露光部では、現像バイアスによる吸引力
が感光体ドラム3のそれより勝るために付着していたト
ナーTは次々に現像清掃装置6に引付けられて回収され
る。
【0065】すなわち、現像ローラ35には、露光部の
残留電位と非露光部の電位との間には適切な値の現像バ
イアスを印加することにより、現像ローラ35からの露
光部に新たなトナーTが付着するとともに、同時に非画
像領域(非画像部)に付着している残留トナーTはここ
から現像ローラ35に引付けられて(すなわち清掃さ
れ)回収される。
【0066】この様にして、感光体ドラム3を重複回転
させて重複使用し、一枚の記録像を得る。そして、現像
および清掃後、トナー像TIは、転写ローラ7と対面す
る位置において用紙Pに転写される。以下、同様な工程
が繰返される。
【0067】以上から分かるように、この実施例によれ
ば、小さな径の感光体ドラム3を使用しても、従来発生
していたメモリ画像の発生が皆無となるばかりか、清掃
不良を防止することができる。この実施例において、画
像面積率約6%、A4サイズの用紙を用い、2万枚プリ
ントしたところ、清掃不良、あるいはメモリの異常発生
を生じること無く、最後まで良好な画像を得る事ができ
た。
【0068】また、接触子30に印加するバイアス電圧
を調整することにより、帯電電位の調整とともに、トナ
ーTの攪乱効果およびトナーTの回収、放出状態を積極
的に制御するように調整することができる。すなわち、
接触子30へのトナーTの一方的蓄積を防止できる。こ
の場合、さらに記録装置の非プリント動作時、つまり非
画像領域が接触子30を通過する時に、接触子30に印
加するバイアス電圧を現像清掃時とは逆極性の約−10
0〜300ボルトにして、接触子30に付着あるいは蓄
積したトナーTを感光体ドラム3に強制的に放出させた
のち、これを現像清掃装置6に搬送してトナーTを回収
することにより接触子30の汚れをさらに軽減する事が
できる。
【0069】更に本テスト機の排気部のオゾン濃度を測
定したところ、測定感度以下で検知されなかった。他
方、一般的コロナ帯電装置を有する記録装置において、
活性炭フィルターなどの低減手段を講じていない場合の
オゾン排出濃度は0.1〜0.5PPM(ピーピーエ
ム)であることが知られている。
【0070】また、本実施においては、感光体ドラム3
の帯電攪乱手段として含フッ素導電性樹脂を用いた帯電
攪乱装置4を用いたため、摩擦帯電むらによる筋目のな
い均一な帯電が、より小さな摩擦トルクによって達成さ
れる。また、従来の等速で回転接触させていた帯電方法
に比べて、本発明では低摩擦材料を用いることにより感
光体ドラム3と相対摩擦を生じさせつつ帯電させること
が容易になったため、帯電子に多少のむらが有っても被
帯電物である感光体ドラム3は均一な帯電を得られると
いう特長が生じる。このように、本発明の帯電攪乱装置
4は従来の接触帯電器に比べて格段に優れた帯電性能を
有するものである。
【0071】以上から、本発明の前記帯電攪乱装置4
は、コロナ帯電器に比して格段オゾン低減効果を持つも
のであると共に、コロナ帯電器に匹敵する優れた帯電攪
乱装置としての機能を発揮するものであることが確認さ
れた。
【0072】なお、上述の一実施例では、帯電攪乱装置
4としてローラ状の接触子30を用いたものについて説
明したが、これに限らず固定型の接触子であっても良
い。例えば、図5および図6に示すようにブレ−ド状の
接触子300であっても良い。
【0073】この接触子300は、電子写真装置などに
用いられるクリーニングブレードと類似の形状を有し、
ウレタンブレードからなるコア材300Aの表面に前記
したロ−ラ状接触子30の表面層30Cに用いたと同じ
フッ素樹脂からなる表面層300Bを形成したものであ
る。
【0074】そして、このブレ−ド状の接触子300
は、図5に示すように、ホルダ300Cを介して保護カ
バ−301内に傾斜状態で取付けられ、その片面腹部が
感光体ドラム3に対して接触するようになっている。ま
た、その接触圧力は10〜50グラム/cm 程度となっ
ている。この場合に於いても印加する電圧の大きさ、種
類とも全く同じ条件で同様の効果を発揮することができ
る。帯電攪乱装置4に用いる接触子としては、上述のよ
うなローラ状、ブレード状以外に、発泡体や単に板状の
もの等でも使用可能である。
【0075】要は、導電性接触子が、感光体ドラム3な
どの像担持体に対して相対摩擦をもって連続的に摺擦す
る面を有し、像担持体との摺擦により像担持体を像担持
体に対する帯電極性と同極性に摩擦帯電するものであれ
ば良い。
【0076】また、現像清掃装置6としては、非磁性一
成分現像方式を用いたが、これに限定されるものではな
い。他に知られる磁性一成分ブラシ法、ファーブラシ
法、カスケード法などに用いても実現可能であることは
いうまでもない。その他、本発明は要旨を変えない範囲
で種々変形実施可能なことは勿論である。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次のような効果を奏する。
【0078】本発明の記録装置によれば、帯電攪乱手段
の導電性接触子が、像担持体と相対摩擦をもって連続的
に摺し、像担持体および転写後に像担持体上に残留し
た転写残留現像剤を像担持体に対する帯電極性と同極性
に摩擦帯電するようにしたことにより、逆帯電方向の摩
擦帯電を防止してミクロなムラを無くすことができ、電
圧印加によるマクロな帯電に加えて、所定極性の摩擦帯
電性を向上させることができる。さらに、表面がブラシ
のように不均一では無く、また、ゴムのように機械的摩
擦も大きくない滑面を有する低摩擦材料で構成した導電
性弾性部材を導電性接触子として使用でき、大きな摺接
力を用いずに像担持体と摺接することができる。このた
め、より均一な帯電が可能となるとともに像担持体上に
残留した現像剤を攪乱して非パターン化でき、また、残
留現像剤のクリーニング効率も向上できる。したがっ
て、帯電装置と清掃装置を別に必要とすることがなく格
段の小型化を図ることができるクリーナレス記録装置に
おいて、有害性のあるオゾンを発生することなく、鮮明
な画像を得ることが可能となる。
【0079】また、本発明によれば、上記効果に加え、
さらに、接触子の表面層に含フッ素樹脂を用いているた
め、疎水性も良好で湿度変化に対しても従来の導電材料
に比して極めて安定性が良く、より良好な帯電が可能と
なるとともに、導電性フッソ樹脂の特長を生かした機能
的攪乱をすることができるため、露光ムラを防止し、鮮
明な画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録装置の一実施例を示す断面図。
【図2】図1の一部拡大図。
【図3】図1に示す帯電攪乱装置のロ−ラ状接触子の一
部を断面して示す斜視図。
【図4】接触子に印加する電圧条件に対する感光体ドラ
ムの帯電特性の測定例を示す説明図。
【図5】メモリ画像消去条件を示す説明図。
【図6】帯電攪乱装置の他の実施例を示す図。
【図7】図6の一部拡大図。
【符号の説明】
1…記録装置、3…感光体ドラム(像担持体)、4…帯
電攪乱装置(帯電攪乱手段)、5…LED露光装置(静
電潜像形成手段)、6…現像清掃装置(現像清掃手
段)、7…転写ローラ(転写手段)、30…ロ−ラ状接
触子(導電性接触子)、30A…金属シャフト、30B
…弾性ゴム層、30C…表面層、30D…弾性ゴムロー
ラ、31…保護カバ−、32…バイアス電源、300…
ブレ−ド状接触子、300A…コア材、300B…表面
層、300C…ホルダ、301…保護カバ−、P…用紙
(被転写材)、T…トナ−(現像剤)、TI…トナ−像
(現像剤像)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−34566(JP,A) 特開 平3−203754(JP,A) 特開 平3−217872(JP,A) 特開 平3−4277(JP,A) 特開 昭64−35460(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/02 G03G 21/10 - 21/12

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 極性に帯電された像担持体を露光して
    静電潜像を形成する露光手段と、 この露光手段により形成された前記静電潜像に現像剤を
    供給して現像するとともに前記像担持体に残留している
    現像剤を除去する現像清掃手段と、 この現像清掃手段により形成された前記像担持体上の現
    像剤像を被転写材に転写させる転写手段と、前記像担持体に接触して配置された導電性接触子、およ
    びこの導電性接触子に電圧を印加する電圧印加手段を備
    え、前記像担持体と導電性接触子との間の摺接により、
    前記転写手段による転写後に像担持体上に残留した転写
    残留現像剤を攪乱すると同時に該転写残留現像剤を正極
    性に摩擦帯電するとともに、前記像担持体を正極性に帯
    電する帯電攪乱手段と、 を備えている ことを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記導電性接触子は、前記像担持体との
    間の摺接により該像担持体および前記転写残留現像剤を
    正極性に摩擦帯電する機能を有する含フッ素樹脂からな
    る表面層を有することを特徴とする請求項1に記載の記
    録装置。
  3. 【請求項3】 特定の極性に帯電された像担持体を露光
    して静電潜像を形成する露光手段と、 この露光手段により形成された前記静電潜像に現像剤を
    供給して現像するとともに前記像担持体に残留している
    現像剤を除去する現像清掃手段と、 この現像清掃手段により形成された前記像担持体上の現
    像剤像を被転写材に転写させる転写手段と、 前記像担持体に接触して配置された導電性接触子、およ
    びこの導電性接触子に電圧を印加する電圧印加手段を備
    え、前記像担持体と導電性接触子との間の摺接により、
    前記転写手段による転写後に像担持体上に残留した転写
    残留現像剤を攪乱すると同時に該転写残留現像剤を前記
    特定の極性に摩擦帯電するとともに、前記像担持体を前
    記特定の極性に帯電する帯電攪乱手段と、 を備えていることを特徴とする記録装置。
  4. 【請求項4】 前記導電性接触子は、前記像担持体との
    間の摺接により該像 担持体および前記転写残留現像剤を
    前記特定の極性に摩擦帯電する機能を有する表面層を有
    することを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
JP03919892A 1992-02-26 1992-02-26 記録装置 Expired - Lifetime JP3304379B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03919892A JP3304379B2 (ja) 1992-02-26 1992-02-26 記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03919892A JP3304379B2 (ja) 1992-02-26 1992-02-26 記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05241423A JPH05241423A (ja) 1993-09-21
JP3304379B2 true JP3304379B2 (ja) 2002-07-22

Family

ID=12546430

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03919892A Expired - Lifetime JP3304379B2 (ja) 1992-02-26 1992-02-26 記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3304379B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69818124T2 (de) 1997-03-05 2004-07-15 Canon K.K. Aufladungsvorrichtung, Aufladeverfahren, Kassette und Bilderzeugungsgerät

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05241423A (ja) 1993-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2633686B2 (ja) 画像形成装置
JP2619154B2 (ja) 画像形成装置
JP2633711B2 (ja) 画像形成装置
JP2598131B2 (ja) 画像形成装置
JP2004117960A (ja) 画像形成装置
JPH05346751A (ja) 画像形成装置
JPH0486878A (ja) 記録装置
JP2598132B2 (ja) 画像形成装置
JP4336353B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2714234B2 (ja) 画像形成装置
JP3453910B2 (ja) 帯電装置及び画像形成装置
JP3457956B2 (ja) 画像形成装置
JP2997555B2 (ja) 画像形成装置
JP2003021965A (ja) 現像装置及びこの現像装置を備えるプロセスカートリッジ並びに画像形成装置
JP3304379B2 (ja) 記録装置
JP2633712B2 (ja) 画像形成装置
JPH09269709A (ja) 画像形成装置
JP3253280B2 (ja) 画像形成装置
JP2667560B2 (ja) 画像形成装置
JP2987257B2 (ja) 画像形成装置
JP2624879B2 (ja) 画像形成装置
JP2625593B2 (ja) 画像形成装置
JPH1031360A (ja) 画像形成装置
JPS6326386B2 (ja)
JPH05241421A (ja) 記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080510

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090510

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100510

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100510

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110510

Year of fee payment: 9

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120510

Year of fee payment: 10