JPH06207966A - 直線運動と回転運動との兼用装置 - Google Patents

直線運動と回転運動との兼用装置

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JPH06207966A
JPH06207966A JP6438692A JP6438692A JPH06207966A JP H06207966 A JPH06207966 A JP H06207966A JP 6438692 A JP6438692 A JP 6438692A JP 6438692 A JP6438692 A JP 6438692A JP H06207966 A JPH06207966 A JP H06207966A
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rotary
motion
eccentric cam
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JP6438692A
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Shigeru Kokubo
茂 小久保
Toshiyuki Nakaya
利幸 中家
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Hanwa Electronic Ind Co Ltd
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Hanwa Electronic Ind Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一つの基盤において、直線運動と回転運動と
の双方を可能とする装置を提供し、これによって基盤上
に載置された端子又は物体等を容易に選択可能とするこ
とを目的とする。 【構成】 同心の2つの回転中心の内、一方の回転中心
を偏心カム又はクランクを介して両側を両側枠と嵌合し
ている直線移動盤と係合させ、他方の回転中心は、該両
側枠及び該直線移動盤を載置した回転台に係合させ、同
心関係にある一方の軸及び他方の軸がそれぞれ独立して
回転可能としたことに基づく直線運動と回転運動との兼
用装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転運動と直線運動と
を兼用できる装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】基盤に多数の物を載置し、その内のいく
つかをピックアップする場合、ピックアップする部位が
固定されている場合には基盤を移動させることが必要と
なる。
【0003】例えば、基盤に多数の回路端子を設置し、
この内接続したい回路端子をピックアップするには、基
盤の移動が不可欠である。
【0004】従来、出願人は、静電破壊の分野におい
て、集積回路のソケット基盤に関する出願を行っている
(昭和61年実用新案登録願第31884号及び昭和6
1年実用新案登録願第84733号)が、何れも検査対
象となる回路の端子を設置した基盤は、図1に示すよう
に、直線状に静電破壊測定用端子20を配置した基盤1
0を直線方向(静電破壊測定用端子20の配列方向)に
移動させるか、又は図2に示すように、複数の静電破壊
測定用端子20を同心円周上に配列した基盤を回転させ
るかの方法である。
【0005】しかしながら、例えば図3に示すように、
複数の静電破壊測定用端子20の同一円周上の配列を多
数の複数列を設ける場合には、これらの端子をピックア
ップする部位が固定されている場合には、端子が配列さ
れている基盤は、単に回転運動によって同一円周上の端
子を選択するだけでなく、直線運動によって複数個の配
列の内の何れかを選択する部位を定めるように、直線状
の移動を行わねばならない(正し、図3では配線22の
表示を省略している。)。
【0006】然るに、従来の技術では、せいぜい駆動モ
ーターを基盤とともに移動する係に戴置させて直線運動
と回転運動を行わせる構成が想定されるに過ぎないが、
重い駆動モーターを載せてこのような運動をさせること
は極めて非効率的であると共に、その制御もまた煩瑣で
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
要請に応じ、同一基盤が円運動と直線運動とを兼用でき
る簡便な機構を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前項の課題を解決する
為、本発明の構成は、同心の2つの回転中心の内、一方
の回転中心を偏心カム又はクランクを介して両側を両側
枠と嵌合している直線移動枠と係合させ、他方の回転中
心は、該両側枠及び該直線移動盤を載置した回転台に係
合させ、同心関係にある一方の軸及び他方の軸がそれぞ
れ独立に回転することに基づく直線運動と回転運動との
兼用装置からなる。
【0009】最初に、本発明の構成の原理について説明
する。
【0010】一般に、回転運動を直線運動に変換するに
は、偏心カム又はクランク機構が使用されているが、本
発明もその例外ではなく、同心軸を有する回転中心の内
の一方は、偏心カム又はクランク機構と係合し、これら
は基盤の直線運動に寄与している。
【0011】しかしながら、偏心カム又はクランクが直
線運動に寄与できるのは、偏心カム又はクランクの作動
を受ける物体(本発明では、前述した直線方向移動盤)
が何ら回転運動をせずに、精々一次元方向の運動を行う
自由しか有していない為であって、仮にこのような物体
が偏心カム又はクランクと同一中心点において、同一の
回転速度で回転するならば、このような物体は偏心カム
又はクランクと一体となって回転するに留まり、何らの
直線運動は生じ得ない。
【0012】本発明前記の如き作動原理に立脚してい
る。
【0013】
【実施例1】図4(イ)、(ロ)は、請求項1に係る構
成の実施例を示す。
【0014】図4(イ)、(ロ)に示すように、同心上
の回転中心11、12は、それぞれ独立した駆動モータ
1、2と係合しており、この内内側の回転中心11は、
偏心カム31と結合してこれに偏心による回転運動を与
えることになる。
【0015】直線移動盤4は、その両側を並行ベアリン
グ9を介して、両側枠5と嵌合すると共に、自ら固着し
ている回転ベアリング32を介して偏心カム31と係合
している。
【0016】他方の回転中心12は、回転台2と直結
し、これを回転させるが、回転中心2上には、直線移動
盤4、両側枠5が載置されており、回転中心12の回転
運動に伴って直線移動盤4、両側枠5も又同心軸を中心
として回転運動が可能である。
【0017】ベアリング32を介在させるのは、偏心カ
ム31と直線移動盤4との接触摩擦を防止する為である
が、これは必ずしも必要不可欠という訳ではない。
【0018】回転中心11が回転し、回転中心12が静
止している場合には、当然直線移動盤4、両側枠5も又
回転運動を行っていない。
【0019】この場合には、偏心カム31の偏心運動に
よって、回転ベアリング32が押圧されるので直線移動
盤4は図5に示すように、両側枠5によってこれと直交
する方向の運動が制圧されているので、両側枠5に沿っ
た方向の直線運動を行うことになる。
【0020】但し、偏心カム31は、直線移動盤4を押
すことによって直線運動を行うことが可能であっても、
これを引っ張ることはできない。
【0021】この点を解決する為に、図4(イ)、図5
(イ)、(ロ)に示すように、スプリング41によって
直線移動盤34に対し、偏心カム31と回転ベアリング
32が押圧し合う状態に保持し、これによって図5
(ロ)に示すように、直線移動盤は偏心カム31によっ
て押圧される側と反対側に移動する設計が可能である。
【0022】スプリング41に代えて、図6に示すよう
に、2個の回転ベアリング32を偏心カム31の回転中
心軸Pの両側に回転ベアリング32の最短距離が偏心カ
ムの最大径以上となるように設計することも可能であ
る。
【0023】回転中心11、同12を同一速度で回転し
た場合には、回転ベアリング32、直線移動盤4、両側
枠5は、回転台2に載置されていることから、これと一
体となって回転を行い、ひいては偏心カム31と同一中
心且つ同一回転速度の回転運動を行っているに過ぎず、
前記の如き直線運動は生じない。
【0024】又、回転中心11を静止させ、回転中心1
2のみを移動させた場合には、直線移動盤4は偏心カム
31の外周方向に沿った公転運動を行うことになり、回
転中心12の回転速度を回転中心11のそれと異なるよ
うに設定した場合には、直線移動盤4は回転台2上にお
いてそれぞれ複雑な運動を行うことになるが、このよう
な複雑な運動は少なくとも端子の選択には必要ではない
が、将来必要な段階で、このような複雑な運動を利用す
ることもあり得よう。
【0025】上記実施例では、内側の回転中心を偏心カ
ム31と結合させ、外側の回転中心12を回転盤2に結
合させているが、このような結合関係は逆でも良い。
【0026】又、駆動源として、通常のモータでなく、
ステップモータを利用するならば、直線移動盤4の回転
角度及び直線方向の移動距離をディジタル的に制御する
ことが可能であって、極めて便利である。
【0027】
【実施例2】図7は、請求項2の構成に対応した発明の
実施例を示す。
【0028】請求項2の構成は、請求項1の偏心カム3
1及び回転ベアリング32に代えて、クランク3を使用
する点に特徴を有しているが、他の構成は同一である。
【0029】クランク3は、直線移動盤4と直接結合し
ているので、偏心カム31の場合のように、回転ベアリ
ング32又はスプリング41等を介在させる必要はな
い。
【0030】
【発明の効果】以上のように、本発明においては、1個
の直線方向移動盤に異なる駆動源によって直線運動及び
回転運動を与えることができるので、直線方向移動盤上
に多数のソケット端子が設置されたソケット基盤を載置
した場合には、直線運動と回転運動とを組み合わせるこ
とによって、一か所に固定した端子をピックアップする
位置に所望の部位にある端子を移動させ、これによって
所望の端子をピックアップすることが可能となり、端子
の選択において極めて便利である。
【0031】又、一般の物の移動においても、多数の物
品を回転盤上に載置させるも、この内の一か所において
物を取り上げこれを出荷することも可能となる。
【0032】しかも、本発明では、回転運動及び直線運
動に寄与する回転中心が同心軸上にあることから、全体
の構成を極めてコンパクトなものとすることができ、空
間上の利用においても極めて有益であり、しかも、従来
の構成のように駆動モーターを、戴置させて移動させる
必要がないことから、作業の効率性および制御の容易性
の点においても、格段に優れている。
【0033】このように、本発明は様々な点において長
所を有するので、その価値は絶大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】、
【図2】、
【図3】平面図 端子が設置された基盤を示す。
【図4(イ)】 平面図
【図4(ロ)】 側面図 請求項1に係る本発明の構成の実施例を示す。
【図5(イ)】、
【図5(ロ)】 平面図 請求項1に係る発明において、直線移動盤の直線運動を
可能とする原理を示す実施例を示す。
【図6】 平面図 請求項1に係る発明において、偏心カムの両側に回転ベ
アリングを設けた実施例を示す。
【図7(イ)】 平面図
【図7(ロ)】 側面図 請求項2に係る発明の実施例を示す。
【付合の説明】
1:駆動源 11、12:回転中心 13:ベルト 3:クランク 31:偏心カム(0:偏心カムの回転中心) 32:回転ベアリング 4:直線移動盤 41:スプリング 5:両側枠 6:リニヤバー(ストッパー) 7:外側の回転中心と内側回転中心との間に介在する回
転ベアリング 8:直線移動盤の下方における並行ベアリング 9:両側枠と直線移動盤との間の並行ベアリング 10:ソケット基盤 10:ソケット基盤 20:静電破壊測定用端子 21:LSIの端子差し込み用ソケット 22:配線

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同心の2つの回転中心の内、一方の回転
    中心は、偏心カムを介して両側を両側枠と嵌合している
    直線移動盤と係合させ、他方の回転中心は、該両側枠及
    び該直線移動盤を載置した回転台に係合させ、同心関係
    にある一方の軸及び他方の軸がそれぞれ独立に回転する
    ことに基づく直線運動と回転運動との兼用装置。
  2. 【請求項2】 カムと直線移動盤との間に、回転ベアリ
    ングが介在することを特徴とする請求項1記載の直線運
    動と回転運動との兼用装置。
  3. 【請求項3】 スプリングによって、偏心カムと回転ベ
    アリングとが常に押圧された状態とするように、直線移
    動盤に作用することを特徴とする請求項2記載の直線運
    動と回転運動との兼用装置。
  4. 【請求項4】 偏心カムの両側に、これと係合する回転
    ベアリングを2個設けたことを特徴とする直線運動と回
    転運動との兼用装置。
  5. 【請求項5】 同心軸上にある2つの回転中心の内、一
    方の回転中心は、クランプを介して両側が両側枠と嵌合
    している直線移動盤と係合させ、他方の回転中心は、他
    方の回転中心は、該両側枠及び該直線移動盤を載置した
    回転台に係合させ、同心関係にある一方の軸及び他方の
    軸がそれぞれ独立に回転することに基づく直線運動と回
    転運動との兼用装置。
JP6438692A 1992-02-04 1992-02-04 直線運動と回転運動との兼用装置 Expired - Lifetime JPH084978B2 (ja)

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JP6438692A JPH084978B2 (ja) 1992-02-04 1992-02-04 直線運動と回転運動との兼用装置

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JP6438692A JPH084978B2 (ja) 1992-02-04 1992-02-04 直線運動と回転運動との兼用装置

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JPH06207966A true JPH06207966A (ja) 1994-07-26
JPH084978B2 JPH084978B2 (ja) 1996-01-24

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210072627A (ko) * 2019-12-09 2021-06-17 광주대학교산학협력단 알약 분쇄기

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210072627A (ko) * 2019-12-09 2021-06-17 광주대학교산학협력단 알약 분쇄기

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JPH084978B2 (ja) 1996-01-24

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