JPH06123344A - モータ駆動一軸複合動作ユニット - Google Patents

モータ駆動一軸複合動作ユニット

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JPH06123344A
JPH06123344A JP29820892A JP29820892A JPH06123344A JP H06123344 A JPH06123344 A JP H06123344A JP 29820892 A JP29820892 A JP 29820892A JP 29820892 A JP29820892 A JP 29820892A JP H06123344 A JPH06123344 A JP H06123344A
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JP
Japan
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shaft
motor
nuts
nut
spline
Prior art date
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Pending
Application number
JP29820892A
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English (en)
Inventor
Shigenobu Koizumi
恵延 小泉
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Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd filed Critical Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
Priority to JP29820892A priority Critical patent/JPH06123344A/ja
Publication of JPH06123344A publication Critical patent/JPH06123344A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シンプルな構成で外径を小さくすることがで
き、しかも、信頼性や精度を向上させる。 【構成】 ねじ溝21aやスプライン溝21bを外周に
設けた軸21と、ねじ溝21aやスプライン溝21bに
各々係合して軸21を回転もしくは軸方向に移動させる
第1及び第2のナット22,23とを備え、この第1及
び第2のナットは上記軸上に配設すると共に、第1及び
第2のナット22,23を回転駆動するモータM1,M
2を軸21上に並設し、このモータのロータ部24,2
7とナットとを連結部材35,36を介して連結してい
る。 【効果】 モータによってナットをダイレクトに回転駆
動するので、別個のモータやタイミングベルト等の回転
伝達手段が不要になり、構成を大幅にシンプル化するこ
とができ、信頼性や精度を向上することかできる。さら
に、ユニットが小型化され、特にユニットの直径を小さ
く構成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータ駆動される2つ
のナットにより軸を軸方向に移動すると共に回転させる
モータ駆動一軸複合動作ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】直交X−Yロボット或いはスカラ型ロボ
ットにはチャックやハンドをZ軸及びθ軸方向に移動及
び回転させる一軸複合動作ユニットがアームの先端に設
けられている。従来この種の一軸複合動作ユニットとし
ては、例えば、図2に示すような構成が知られている。
【0003】図2において、軸1にはねじ溝1a及び軸
線に平行なスプライン溝1bが外周に設けられている。
ねじ溝1aにはボールねじナット3が係合し、スプライ
ン溝1bにはスプラインナット2が係合している。これ
らボールねじナット3及びスプラインナット2の外周に
は、各々上下一対のサポートベアリング4、5が配設さ
れ、その外輪が円筒状に形成されたハウジング6の内周
に固設されている。ハウジング6は直交X−Yロボット
或いはスカラ型ロボットのアーム7に取り付けられてい
る。
【0004】また、ボールねじナット3には同軸に軸方
向にプーリー8が一体に延設されている。このプーリー
8の近傍には、ボールねじナット3を回転駆動する駆動
用モータ9が配設され、出力軸にはモータプーリー10
が軸着されている。そして、モータプーリー10とプー
リー8との間には、タイミングベルト11が懸架されて
いて、駆動用モータ9の回転はタイミングベルト11を
介して伝達し、ボールねじナット3を回転させる。さら
に、スプラインナット2にも同軸に軸方向にプーリー1
2が延設されている。プーリー12の近傍には出力軸に
モータプーリー13を軸着した駆動用モータ14が配設
されていて、モータプーリー13とプーリー12の間に
はタイミングベルト15を懸架している。そして、駆動
用モータ14の回転がタイミングベルト15を介してプ
ーリー12に伝達され、スプラインナット2を回転させ
る。
【0005】以上のように、駆動用モータ9によりボー
ルねじナット3を回転すると、これに係合したねじ溝1
aによって、軸1が軸方向のZ軸方向に移動する。ま
た、モータ15によりスプラインナット2を回転させる
と、これに係合したスプライン溝1bによって軸1が周
方向のθ軸方向に回転する。この結果、軸1の下端に取
り付けたチャック16がZ軸及びθ軸方向に移動し、チ
ャック16を図示しないワークに対して所定の位置に位
置決めされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の一軸複合動
作ユニットにおいて、スプラインナット2及びボールね
じナット3は、タイミングベルト11、16或いは図示
しない歯車等の回転伝達手段を介して各々駆動用モータ
9、14に連結されている。このため、これら駆動用モ
ータ及び回転伝達手段が別個に設けられ、しかも、上記
両ナット2、3には各々プーリー8、12を設けている
ことから、構造が複雑になって部品点数も多くなり、コ
ストが崇高になると共に、信頼性や精度が低下する問題
点がある。その上、体格や寸法が大きくなることから、
特に、アーム7にワークの状態を監視するビシュアルセ
ンサーが取り付けられたロボットにあっては、当該ユニ
ットの外径が大きくなると、上方からワークを監視する
ことができなくなる問題点がある。
【0007】本発明は、このような問題点を解消するた
めになされたもので、シンプルな構成で外径を小さくす
ることができ、しかも、信頼性や精度を向上させること
のできるモータ駆動一軸複合動作ユニットを提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ねじ溝やスプ
ライン溝を外周に設けた軸と、上記ねじ溝や上記スプラ
イン溝に各々係合して上記軸を回転もしくは軸方向に移
動させる第1及び第2のナットとを備え、この第1及び
第2のナットは上記軸上に配設すると共に、第1及び第
2のナットを回転駆動するモータを上記軸上に並設し、
このモータのロータ部と上記ナットとを連結部材を介し
て連結したことを特徴としている。
【0009】
【作用】ねじ溝やスプライン溝を設けた軸に第1及び第
2のナットと、これらナットを回転駆動する2個のモー
タとを並設して連結すると、モータによってナットはダ
イレクトに回転駆動され、別個のモータやタイミングベ
ルト等の回転伝達手段が不要になり、構成が大幅にシン
プル化され、信頼性や精度が向上する。さらに、ユニッ
トが小型化され、特にユニットの直径を小さく構成でき
る。
【0010】
【実施例】以下、本考案にかかるモータ駆動一軸複合動
作ユニットの実施例について図面を参照しながら説明す
る。図1において、軸21の外周には、ねじ溝21a
と、軸線に平行なスプライン溝21bが設けられてい
る。そして、ねじ溝21aには前述した図2と同様の第
1のナットであるボールねじナット23が係合し、スプ
ライン溝21bには第2のナットであるスプラインナッ
ト22が係合するように離間して配設されている。さら
に、ボールねじナット23の隣には、軸21と同軸に駆
動用の第1のモータM1が並設され、スプラインナット
22の隣には、やはり軸21と同軸に駆動用の第2のモ
ータM2が並設されている。そして、これら第1及び第
2のモータM1,M2は、離間して配設されたスプライ
ンナット22及びボールねじナット23の間に位置する
ように並設されている。
【0011】また、上記第1及び第2のモータM1,M
2との間には、これらモータによって回転駆動される両
ナット22,23の各々の回転角度を正確に検出するた
めの一対のロータリーエンコーダーRE1,RE2が、
やはり軸21と同軸に並設されている。そして、上記第
1のモータM1の後述するロータ部24と上記ボールね
じナット23及びロータリーエンコーダーRE1とは、
軸21の外周に回転自在に配設された第1の連結部材3
6を介して連結されている。また、同様に上記第2のモ
ータM2のロータ部27と上記スプラインナット22及
びロータリーエンコーダーRE2も、第2の連結部材3
7を介して連結されている。
【0012】上記第1のモータM1は、上記第1の連結
部材35と一体に、例えば周方向にN・S極が着磁され
た環状の永久磁石からなるロータ部24が配設されてい
る。さらに、ロータ部24の外周には固定子コア25が
所定の間隔をあけて対向配置されている。固定子コア2
5には、図示しない複数の突極が形成され、各突極には
各相の駆動コイル26が巻回されている。この固定子2
5の駆動コイル26に所定の駆動電流を通電することに
より、ロータ部24が回転付勢されると共に、第1の連
結部材36を介して第1のナットであるボールねじナッ
ト23とロータリーエンコーダーRE1が所定の回転角
度をもって回転駆動される。
【0013】一方、上記第2のモータM2も上記第1の
モータM1と同様に構成され、上記第2の連結部材37
と一体に、例えば永久磁石からなるロータ部27が配設
されている。さらに、ロータ部27の外周には固定子コ
ア28が対向配置され、この固定子コア28の複数の突
極にも各相の駆動コイル29が巻回されている。そし
て、上記駆動コイル29に所定の駆動電流を通電するこ
とにより、ロータ部27が回転付勢されると共に、第2
の連結部材37を介して、第1のナットであるスプライ
ンナット23及びロータリーエンコーダーRE2が所定
の回転角度をもって回転駆動される。
【0014】第1のモータM1の固定子コア25の端面
には、内周にボールねじナット23を嵌合固定した円筒
状のナットホルダー30、及び側板31がネジ32によ
って一体連結されている。また、第2のモータM2の固
定子コア28の端面にも、内周にスプラインナット22
を嵌合固定したナットホルダー33、及び側板34がネ
ジ35によって一体連結されている。そして、ナットホ
ルダー30,33、或いは側板34は、前述した直交X
−Yロボット或いはスカラ型ロボットのアームに取り付
けられる。
【0015】今、第1のモータM1の各相の駆動コイル
26に所定の電流を通電すると、ロータ部24が回転付
勢され、第1の連結部材36を介してボールねじナット
23が直接回転する。ボールねじナット23は軸21の
ねじ溝21aに係合しているので、この回転によって軸
21が軸方向であるZ軸方向に移動する。また、軸21
の移動寸法はロータリーエンコーダRE1の出力信号に
よって正確に決められる。
【0016】一方、第2のモータM2の駆動コイル29
に所定の電流を通電すると、ロータ部27が回転付勢さ
れ、第2の連結部材37を介してスプラインナット22
が直接回転する。スプラインナット22は軸21のスプ
ライン溝21bに係合しているので、この回転によって
軸21が周方向であるθ軸方向に回転する。この回転角
度もロータリーエンコーダRE2の出力信号によって正
確に決定される。
【0017】ところで、前述した軸21には、ねじ溝2
1aとスプライン溝21bとを周面に併設しているが、
軸方向の左右に分離して両溝21a及び21bを形成す
るようにしてもよい。また、軸21としては、互いに逆
方向に形成したねじ溝を形成したものであってもよく、
この逆ねじの場合には、前述した第1及び第2のナット
は、互いに逆ねじ構成のボールねじナットを係合させる
ようにする。この逆ねじ構成のボールねじナットとした
場合には、両ナットの回転を差動動作として協調制御さ
せることにより、軸21をZ軸方向及びθ軸方向に移動
または回転させることができる。
【0018】尚、上述の実施例は一例を示すもので、第
1のナットはボールねじナットに限らず、一般的なねじ
とナットの構成であっても良く、また、モータをステッ
ピングモータの構成とする等、本発明を逸脱しない範囲
で種々変更可能である。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のモータ駆動一軸複合動作ユニットによれば、ねじ溝や
スプライン溝を設けた軸に第1及び第2のナットと、こ
れらナットを回転駆動するモータとを並設して連結した
ことにより、モータによってナットをダイレクトに回転
駆動するので、別個のモータやタイミングベルト等の回
転伝達手段が不要になり、構成を大幅にシンプル化する
ことができ、信頼性や精度を向上することかできる。さ
らに、ユニットが小型化され、特にユニットの直径を小
さく構成できる利点がある。
【0020】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモータ駆動一軸複合動作ユニットの実
施例を示す断面図である。
【図2】従来の一軸複合動作ユニットを示す断面図であ
る。
【符号の説明】
21 軸 21a ねじ溝 21b スプライン溝 22 スプラインナット(第1のナット) 23 ボールねじナット(第2のナット) 24,27 ロータ部 25,28 固定子コア 35,36 連結部材 M1,M2 モータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ねじ溝やスプライン溝を外周に設けた軸
    と、上記ねじ溝や上記スプライン溝に各々係合して上記
    軸を回転もしくは軸方向に移動させる第1及び第2のナ
    ットとを備え、この第1及び第2のナットは上記軸上に
    配設すると共に、第1及び第2のナットを回転駆動する
    モータを上記軸上に並設し、このモータのロータ部と上
    記ナットとを連結部材を介して連結したことを特徴とす
    るモータ駆動一軸複合動作ユニット。
  2. 【請求項2】 第1及び第2のナットを軸上に離間して
    配設すると共に、これら第1及び第2のナットの間に、
    回転駆動用の各々のモータを並設した請求項1に記載の
    モータ駆動一軸複合動作ユニット。
JP29820892A 1992-10-12 1992-10-12 モータ駆動一軸複合動作ユニット Pending JPH06123344A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29820892A JPH06123344A (ja) 1992-10-12 1992-10-12 モータ駆動一軸複合動作ユニット

Applications Claiming Priority (1)

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JP29820892A JPH06123344A (ja) 1992-10-12 1992-10-12 モータ駆動一軸複合動作ユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06123344A true JPH06123344A (ja) 1994-05-06

Family

ID=17856616

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29820892A Pending JPH06123344A (ja) 1992-10-12 1992-10-12 モータ駆動一軸複合動作ユニット

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JP (1) JPH06123344A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09210170A (ja) * 1996-02-02 1997-08-12 Tac Giken Kogyo:Kk 電動シリンダ
CN109895080A (zh) * 2019-04-25 2019-06-18 珠海格力电器股份有限公司 Scara机器人小臂结构及scara机器人
CN113047131A (zh) * 2021-03-18 2021-06-29 山西四建集团有限公司 一种压花路面施工方法及压花装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01247866A (ja) * 1988-03-28 1989-10-03 Brother Ind Ltd 単軸複合運動装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970401