JPH0620785Y2 - 掛けフック - Google Patents

掛けフック

Info

Publication number
JPH0620785Y2
JPH0620785Y2 JP4276988U JP4276988U JPH0620785Y2 JP H0620785 Y2 JPH0620785 Y2 JP H0620785Y2 JP 4276988 U JP4276988 U JP 4276988U JP 4276988 U JP4276988 U JP 4276988U JP H0620785 Y2 JPH0620785 Y2 JP H0620785Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hook
weight
rope
stopper
locking tool
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4276988U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01147375U (ja
Inventor
辰 潮田
Original Assignee
日立プラント建設株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日立プラント建設株式会社 filed Critical 日立プラント建設株式会社
Priority to JP4276988U priority Critical patent/JPH0620785Y2/ja
Publication of JPH01147375U publication Critical patent/JPH01147375U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0620785Y2 publication Critical patent/JPH0620785Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
  • Hooks, Suction Cups, And Attachment By Adhesive Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は掛けフツクに係わり、特に天井等の高所に固設
した係止具に吊具等を床上部より遠隔操作で懸吊するの
に好適な掛けフツクに関する。
〔従来の技術〕
従来、天井等の高所に固設したループ状の係止具に、物
あるいは吊具等を吊り下げるためのフツクを掛止するに
は、作業者が足場あるいは梯子等を用いて行なつてい
た。このため上記作業に多くの時間と手間を要すると共
に高所作業で危険性を伴なつていた。
これを解消する手段として実願昭61−115535号
(実開昭63−21688号)で開示された自動フツク
がある。
この自動フツクでは第5図に示すように天井11等の高
所に固設したループ状の係止具12に予め挿通された錘
付ロープ13によつて引き上げられ、係止具12に掛け
られた吊具としての吊揚装置36を懸吊するためのフツ
ク15と、フク15が閉方向に付勢された状態で枢支さ
れた本体16と、本体16の一側面16bに設けられ、
前記錘付ロープ13の引き寄せ側13bを案内するロー
プガイド17と、本体16の前記一側面16bと対向す
る側面16aに設けられた錘付ロープ13の錘13aを
係止する錘係止部16cとから構成されている。
しかし上記構成では自動フツク10を天井11の係止具
12に引き上げ、掛止するまでは床上部18にて錘付ロ
ープ13を使用して遠隔操作可能であるが、逆に係止具
12から外して引き降ろす作業は床上部18からでは出
来ず、従来と同様足場又は梯子を使用して、危険な高所
で比較的重量品である自動フツク10を掛外し、降さね
ばならぬ欠点があつた。
又、構造も複雑で、比較的重量品になつてしまう欠点も
あつた。
さらにロープガイド17がフツク15先端部に外装して
いるため、フツク15に異常外力が加わると、フツク1
5が係止具12から外れてしまう危険性があつた。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案は従来技術の欠点を解消し、天井等の高所に固設
した係止具に掛止したフツクを床上部より遠隔操作で掛
止め、および掛外しできる掛けフツクを提供するにあ
る。又、フツクに異常外力が加わつた場合でもフツクが
係止具から脱落することがない。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために、本考案の掛けフツクにおい
ては天井等の高所に固設した係止具に挿通する錘付ロー
プによつて案内し、前記係止具に掛止めするフツクと、
このフツクの末尾部に軸支され前記フツクの外湾部側に
前記錘付ロープの錘を係止する錘係止部を有する後部ガ
イドと、前記フツクの内湾部側に張出して錘付ロープの
引き寄せ側ロープを案内する溝を有する長ガイドとを備
えた傾動フレームと、前記フツクの先端部に設けた錘付
ロープの案内溝と、前記フツクの外湾部に設けた小フツ
クとから成る。
又、前記フツクの内湾部入口に軸支され、前記フツクの
先端方向に付勢されると共に、この付勢力に抗するため
に前記傾動フレームの傾動動作に連動する手段をも有し
た外れ止めストツパーを設けたことを特徴とする。
〔作用〕
上記のように構成された掛けフツクの傾動フレームに錘
係止部を設けたことで、錘付ロープを引き寄せると、錘
が錘係止部に係止され、該掛けフツクを引き上げ、又は
引き降ろすことができる。
又、傾動フレームは錘係止部に錘が係止され引つ張られ
るので尻上がり状態となつて傾動させることができる。
長ガイドに錘付ロープの引き寄せ側ロープを案内する溝
部を設けたことで、引き寄せ側ロープを引つ張る位置が
天井部に固設した係止具の直下のみでなく、多少離れた
位置で引つ張つても錘付ロープが脱溝することがない。
フツクの先端部に錘付ロープの案内溝を設けたことで、
フツクが天井部に固設した係止具に対して直角方向を維
持すると共に、フツクを開方向に回動してフツクを係止
具に遠隔操作で掛止、又は掛外できる。
フツクの外湾部に小フツクを設けたことで、小フツクを
竿等により引つ掛けてフツクを強制的に閉方向に回動さ
せるためフツクを係止具から掛外できる。
フツクの内湾部入口に付勢されて軸支した外れ止めスト
ツパーを設けると共に、この外れ止めストツパーの先端
をフツクの先端方向に付勢させたことで、フツクが天井
部の係止具に掛止した状態では外れ止めストツパーが付
勢力により閂状となり異常外力によりフツクが係止具よ
り脱落することがない。
又、外れ止めストツパーの付勢力に抗して閂状態を解除
する手段を傾動フレームと外れ止めストツパーに設けた
ことで、傾動フレームを尻上がり状態にすることにより
フツクを係止具から掛外しすることができる。
〔実施例〕
以下添付図面に従がつて本考案に係る自動フツクの一実
施例を説明する。第1図は本考案の一実施例に係る使用
状態を示す側面図、第2図は第1図のA−A矢視図、第
3図は実施例に係る自動フツクの側面図、第4図は第3
図のB−B矢視図である。
本実施例の掛けフツク20はフツク21と、このフツク
21の末尾部21aに貫通した回動軸22と、この回動
軸22に軸支したシヤツクル23があり、回動軸22に
は傾動フレーム24が軸支してある。この傾動フレーム
24はフツク21の外湾部21d側が後部ガイド25
で、フツク21の内湾部21c側が長ガイド26となつ
ている。後部ガイド25と長ガイド26にはそれぞれ錘
付ロープ13を案内し、保持する溝部25a,26aが
ある。各溝部25a,26aの錘付ロープ13の入口に
はそれぞれバネにより一方向にのみ復元回動可能に付勢
して軸支したストツパー27,28がある。後部ガイド
25には錘付ロープ13の錘13aを係止する錘係止部
29がある。フツク21の先端部21bには錘付ロープ
13を当接して案内する案内溝30が刻まれている。フ
ツク21の内湾部21c入口にはフツク21が係止具に
掛止した後脱落しないよう、バネにより一方向にのみ復
元回動可能に付勢して軸支した外れ止めストツパー31
がある。外れ止めストツパー31の先端部はフツク21
の先端部21bに内接して閂状になる。外れ止めストツ
パー31の反軸側には該外れ止めストツパー31と一体
構造のレバー32が張出している。
傾動フレーム24の回動軸22芯上には押し突起33が
ある。押し突起33は傾動フレーム24の傾動により、
レバー32に当接し、外れ止めストツパー31の付勢力
に抗することができる。フツク21の外湾部21dには
小フツク34があり、この小フツク34を竿等で引つ掛
けて引つ張ることによりフツク21を外湾部21d側に
強制的に回動することができる。フツク21の末尾部2
1aには回動角規制ストツパー35があり、フツク21
の回動角が大きくなると回動角規制ストツパー35が傾
動フレーム24に当接して回動角度を規制する。
以上のように構成した本実施例の使用方法を以下に説明
する。
天井11等の高所に固設したループ状の係止具12に作
業者が竿等を用いて錘付ロープ13を予め掛けておく。
錘付ロープ13の錘13a部からやゝ上の部分を床上部
18に置いた掛けフツク20の後部ガイド25のスツツ
パー27を押し開いて溝部25aに挿入し、錘係止部2
9まで錘13aをたぐり寄せておく。次に錘付ロープ1
3、フツク21、先端部21bの案内溝30に懸け渡
す。次に錘付ロープ13の引き寄せ側13bの先端を長
ガイド26のストツパー28を押し開いて溝部26aに
挿入する。この状態で錘付ロープ13の引き寄せ側13
bを人力等により引つ張ると掛けフツク20は床上部1
8を離れて空中に浮きフツク21は案内溝30に当接し
た錘付ロープ13に押されて、外湾部21d側に回動す
る。シヤツクル23には予め吊揚装置36を引つ掛けて
おき、さらに錘付ロープ13の引き寄せ側13bを引つ
張り掛けフツク20を上昇させる。この時後部ガイド2
5は錘付ロープ13の錘13aによつて尻上がりし、押
し突起33がレバー32に当接し、外れ止めストツパー
31が開く。この状態で錘付ロープ13に案内されてフ
ツク21は上端部21eから係止具12を乗り越え係止
具12に引つ掛かる。引つ掛かつたら錘付ロープ13の
錘13a部を竿等で引つ掛けて降し、錘付ロープ13全
体を掛けフツク20から抜きとる。この時尻上がり状態
であつた後部ガイド25は下がり、当接していたレバー
32が戻つて外れ止めストツパー31が開いて閂状とな
りフツク21は異常外力等により係止具12から脱落す
ることがない。
次に掛けフツク20の係止具12からの掛外は、再び竿
等で錘付ロープ13を係止具12に引つ掛け、錘付ロー
プ13の錘13a側と引き寄せ側13bの両端を床上部
18でつかみストツパー27,28を押し開いて後部ガ
イド25と長ガイド26の溝部25a,26aにそれぞ
れ挿入する。そして錘付ロープ13の引き寄せ側13b
を引つ張ると錘13aが後部ガイド25の錘係止部29
に係止されて後部ガイド25を尻上がりさせ、押し突起
33がレバー31に当接し、外れ止めストツパー31が
閉じて閂状態を解除する。従つてフツク21は係止具1
2から掛外れる。更に錘付ロープ13を引つ張るとフツ
ク21は係止具12から浮上がる。(この時吊揚装置3
6は吊荷が無い状態にしておく)。浮上がつたフツク2
1の小フツク34を竿等で引つ掛けてフツク21を回動
させフツク21を係止具12から完全に掛外す。この後
錘付ロープ13を徐々にゆるめると掛けフツク20は自
重により下降し床上部18に静置される。そして錘付ロ
ープ13を掛けフツク20から抜きとり一連の作業は完
了する。
以上説明したように、本考案によれば天井11等の高所
に固設した係止具12に予め錘付ロープ13を竿等を使
用して引つ掛けることで作業者が床上部18から遠隔操
作で掛けフツク20を係止具に掛止、および掛外でき
る。又、フツク21の回動軸22に傾動フレーム24と
シヤツクル23を軸支したことで、構造が簡単でしかも
コンパクト化できる。
さらに外れ止めストツパー31は付勢された状態でフツ
ク21の先端部21bに内接させたので、フツク21に
異常外力が加わつてもフツク21が係止具12から脱落
することがない。
〔考案の効果〕
本考案の以上説明したように構成されているので、以下
に記載するような効果がある。
フツクの回動軸に傾動フレームを軸支し、フツクの外湾
部に小フツクを付設し、フツクの先端部に錘付ロープの
案内溝を設け、フツクの内湾部に付勢力を抗する手段を
有した外れ止めストツパーを軸支したことで、フツクを
地上部よりの遠隔操作で天井部に固設した係止具より掛
止又は掛外できる。
又、フツクの回動軸に傾動フレームを軸支したことで、
構造が簡単で、コンパクト化できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る使用状態を示す側面
図、第2図は第1図のA−A矢視図、第3図は実施例に
係る自動フツクの側面図、第4図は第3図のB−B矢視
図,第5図は従来例を示す側面図である。 11…天井,12…係止具, 13…錘付ロープ,18…床上部, 20…掛けフツク,21…フツク, 23…シヤツクル,24…傾動フレーム, 25…後部ガイド,26…長ガイド, 31…外れ止めストツパー,32…レバー, 33…押し突起,34…小フツク。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】天井等の高所に固設した係止具に挿通する
    錘付ロープによつて案内し、前記係止具に掛止めするフ
    ツクと、このフツクの末尾部に軸支され前記フツクの外
    湾部側で前記錘付ロープの錘を係止する錘係止部を有す
    ると共に前記フツクの内湾部側に張出して前記錘付ロー
    プの引き寄せ側ロープを案内する溝部を有する長ガイド
    とを備えた傾動フレームと、前記フツクの先端部に設け
    た前記錘付ロープの案内溝と、前記フツクの外湾部に設
    けた小フツクとから成ることを特徴とした掛けフツク。
  2. 【請求項2】前記フツクの内湾部入口に軸支され、前記
    フツクの先端方向に付勢されると共に、この付勢力に抗
    するために前記傾動フレームの傾動動作に連動する手段
    を有した外れ止めストツパーを設けたことを特徴とする
    請求項1記載の掛けフツク。
JP4276988U 1988-03-30 1988-03-30 掛けフック Expired - Lifetime JPH0620785Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4276988U JPH0620785Y2 (ja) 1988-03-30 1988-03-30 掛けフック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4276988U JPH0620785Y2 (ja) 1988-03-30 1988-03-30 掛けフック

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01147375U JPH01147375U (ja) 1989-10-12
JPH0620785Y2 true JPH0620785Y2 (ja) 1994-06-01

Family

ID=31269176

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4276988U Expired - Lifetime JPH0620785Y2 (ja) 1988-03-30 1988-03-30 掛けフック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0620785Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01147375U (ja) 1989-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS59501794A (ja) 釈放可能な掛止、連結または支持装置
JPH0620785Y2 (ja) 掛けフック
US4438905A (en) Device for mounting and dismounting chain blocks
JP3074520B2 (ja) 吊り荷の自動玉掛け外し装置
JP5189749B2 (ja) ジブクレーン
JPH08277086A (ja) 自動フック
JPS637650Y2 (ja)
JP2612431B2 (ja) 玉外しフック
JP6917048B2 (ja) 介錯アーム、および介錯アームを備えたクレーンアーム
JP2510888Y2 (ja) 吊掛装置
JP3382540B2 (ja) 吊り具
JP2589496Y2 (ja) 自動引っ掛け装置
JP2842780B2 (ja) 円筒形重量物の吊具
TWI773323B (zh) 可自動脫鉤的起重機
JP4188523B2 (ja) フック及びフック取外し方法
JPS6019729Y2 (ja) 建物用避難装置における上蓋係止装置
JP4342255B2 (ja) 巻上牽引装置
JP2589497Y2 (ja) 自動引っ掛け装置
JPH0848485A (ja) 薄板コイルの荷役用吊具
JPS6141741Y2 (ja)
JPS6312152Y2 (ja)
JP2534299Y2 (ja) 吊上げフック装置
JP2507544Y2 (ja) クレ―ン吊り具
JPH0622704Y2 (ja) クレーン用フック
JPH074478U (ja) 吊 具