JPH06207734A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH06207734A
JPH06207734A JP5001466A JP146693A JPH06207734A JP H06207734 A JPH06207734 A JP H06207734A JP 5001466 A JP5001466 A JP 5001466A JP 146693 A JP146693 A JP 146693A JP H06207734 A JPH06207734 A JP H06207734A
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input
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neuron
cooling
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康友 大西
Hideo Ogata
秀夫 小方
Yasuhiro Tsujii
康浩 辻井
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Matsushita Refrigeration Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は室内環境がPMV値で快適になるよ
うに自動的に制御する空気調和機において、温感入力に
よるPMV値の補正が正確に行え、また、操作の煩雑さ
による不便さを解消することを目的とする。 【構成】 PMV値を逐次求めるPMV値演算手段1
と、暑い寒いなどの使用者の感覚を入力する温感入力手
段8と、温感入力手段8の入力をもとにして補正量を定
める補正量指定手段9と、PMV値を補正量分だけ補正
するPMV値補正手段10と、PMV値が快適領域の範
囲内にない場合は温感入力の入力を受け付けない温感入
力受付禁止手段34と、PMV値が快適領域の範囲内で
安定するように制御する冷暖房制御手段13とを備えた
構成とし、PMV値が快適領域の範囲内にない場合にそ
の時点の使用者の温感を受け付けて誤った補正をした
り、予測的な温感入力を受け付けて結果的に不快な温熱
環境にしてしまう不具合を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、室内環境を居住者が快
適になるように自動的に制御する空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和機は、室温をある温度範
囲に保つよう制御されるが、本来はそこに居住する人間
の温冷感を快適に保ように制御されるべきである。この
ような快適性を実現するためにPMVという快適指標が
提案され、この指標をもとに空気調和機を制御するもの
として、特開平2−178555号公報、特開平2−2
42037号公報などに示されている。PMV(Pre
dicted MeanVote)とは平均予想温冷感
申告と訳され、温熱環境の快適性を評価する一つの指標
であり、デンマーク工科大学のファンガー教授により提
案され、1984年にISO−7730として国際規格
化されたものである。
【0003】このPMVは環境側要素である温度、湿
度、輻射温度そして気流速と、人体側要素である活動量
と着衣量の関数であり、これらの値から前記ISO−7
730記載の算式によって求めることができる。そし
て、このPMV値0を中立として快適であるとし、3を
暑い、2を暖かい、1をやや暖かい、−3を寒い、−2
を涼しい、−1をやや涼しいと定義している。また、−
0.5<PMV値<0.5の範囲では90%の人が快適
であるとし、この範囲を快適範囲と定義している。な
お、この算式および演算方法についての説明は割愛す
る。
【0004】特開平2−178555号公報に記載のも
のは、PMVの人体側要因である活動量と着衣量をファ
ジィ集合で表現して最適なPMV値を計算し、PMV値
が中立になるように空気調和機を制御するものである。
また、特開平2−242037号公報に記載のものは、
温度、湿度および輻射温度を検知する検知手段を居住域
に設置し、気流速、活動量および着衣量を設定する設定
手段からPMV値を計算し、PMV値が中立になるよう
に各種空気調和機器を連携制御するとともに、「暑
い」、「寒い」の温感入力により快適範囲に設定した制
御目標値を補正するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の方
法では、計算したPMV値またはその目安が表示されな
いために、使用者には、現在のPMV値が快適領域の範
囲内にあるのかどうかが分からない。そのため、PMV
値が快適領域の範囲内にない場合に温感入力がなされて
も、それが現在の温感をそのまま入力したものなのか、
PMV値が快適領域の範囲内に入ったときの快適感を見
越して予測的に入力されたものなのか判断できないの
で、正しいPMV値の補正ができるとは限らない。
【0006】また、使用者が現在のPMV値が快適領域
の範囲内にないということが分かったとしても、PMV
値が快適領域の範囲内に入ったときの快適感を見越し
て、快適になるように予測的に温感入力をすることは、
後述の場合を除き困難であり、かえって不快な温熱環境
になる可能性が高いという問題がある。
【0007】ただし、PMV値が快適領域の範囲内にな
い場合でも、PMV値が暑い側にあり冷房運転をしてい
るときに「寒い」、あるいはPMV値が寒い側にあり暖
房運転をしていときに「暑い」の温感入力がなされた場
合は、その時点での使用者の温感であると判断してPM
V値を補正しなければならない。
【0008】また、運転するたびに、頻繁に温感入力操
作が必要であるという不便さがともなうなどの欠点を有
していた。本発明は上記従来の課題を解決するもので、
現在のPMV値が快適領域の範囲内にあるなしにかかわ
らず、温感入力により正確なPMV値の補正ができ、温
感入力の頻繁な操作による不便さを解消する空気調和機
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の空気調和機は、室内を冷房または暖房する冷
暖房手段と、居住域のPMV値を演算により逐次求める
PMV値演算手段と、暑い寒いなどの利用者の感覚を入
力する温感入力手段と、前記温感入力手段の入力をもと
にして補正量を定める補正量指定手段と、前記PMV値
演算手段により求めたPMV値を前記補正量指定手段に
より定めた補正量分だけ補正するPMV値補正手段と、
PMV値が快適領域の範囲内にあるかそうでないかを表
示する快適表示手段と、PMV値が快適領域の範囲内で
安定するように前記冷暖房手段を制御する冷暖房制御手
段とを備えている。
【0010】また、室内を冷房または暖房する冷暖房手
段と、居住域のPMV値を演算により逐次求めるPMV
値演算手段と、暑い寒いなどの使用者の感覚を入力する
温感入力手段と、前記温感入力手段の入力をもとにして
補正量を定める補正量指定手段と、前記PMV値演算手
段により求めたPMV値を前記補正量指定手段により定
めた補正量分だけ補正するPMV値補正手段と、PMV
値が快適領域の範囲内にない場合は前記温感入力の入力
を受け付けない温感入力受付禁止手段と、PMV値が快
適領域の範囲内で安定するように前記冷暖房手段を制御
する冷暖房制御手段とを備えている。
【0011】また、室内を冷房または暖房する冷暖房手
段と、居住域のPMV値を演算により逐次求めるPMV
値演算手段と、暑い寒いなどの使用者の感覚を入力する
温感入力手段と、前記温感入力手段の入力をもとにして
補正量を定める補正量指定手段と、前記PMV値演算手
段により求めたPMV値を前記補正量指定手段により定
めた補正量分だけ補正するPMV値補正手段と、PMV
値が快適領域の範囲内にない場合で、PMV値が暑い側
にあるときに「暑い」あるいはPMV値が寒い側にある
ときに「寒い」の温感入力を受け付けないPMV値連動
温感入力受付禁止手段と、PMV値が快適領域の範囲内
で安定するように前記冷暖房手段を制御する冷暖房制御
手段とを備えている。
【0012】また、補正量指定手段が、温感入力手段に
よる入力に相当する補正量を定める温感入力量指定手段
と、前記温感入力量指定手段により定めた補正量と温感
入力された時点の室温や外気温などの要因とを関係付け
てニューロンを生成するニューロン生成手段と、前記ニ
ューロン生成手段により生成された複数のニューロンに
より構成され各ニューロンの出力値を演算処理した結果
を補正量として出力する補正量学習ニューラルネットワ
ークとにより構成されることを特徴としている。
【0013】また、ニューロン生成手段により生成され
た複数のニューロンの生成順を記録するニューロン生成
順記憶手段と、ニューロンが所定値以上になると前記ニ
ューロン生成順記憶手段により記憶されている最も古い
ニューロンを前記ニューロン生成手段により生成された
最新のニューロンで置き換えるニューロン置換手段とを
備えている。
【0014】
【作用】本発明は上記した構成によって、PMV値が快
適領域の範囲内にあるかそうでないかを表示するもので
あるから、PMV値が快適領域の範囲内にある場合は、
使用者に現在の温感を入力させて正確な補正ができると
ともに、PMV値が快適領域の範囲内にない場合は、温
感入力操作を控えさせることができる。
【0015】また、PMV値が快適領域の範囲内にない
場合は、温感入力受付禁止手段により温感入力の入力を
受けないものであるから、PMV値が快適領域の範囲内
にない場合にその時点の使用者の温感を受け付けて誤っ
た補正をしたり、PMV値が快適領域の範囲内に入った
ときの快適感を見越した予測的な温感入力を受け付けて
結果的に不快な温熱環境にしてしまうということを未然
に防止することができる。
【0016】また、PMV値が快適領域の範囲内にない
場合は、モード連動温感入力受付禁止手段によりPMV
値が暑い側にあるときに(冷房運転時)「暑い」あるい
はPMV値が寒い側にあるときに(暖房運転時)「寒
い」の温感入力を受け付けないものであるから、PMV
値が快適領域の範囲内にない場合にその時点の使用者の
温感を受け付けて誤った補正をしたり、予測的な温感入
力を受け付けることはなく、一方、冷房暖房時に「寒
い」あるいは暖房運転時に「暑い」の温感入力がなされ
た場合は補正を行うことができる。
【0017】また、温感入力操作が行われるたびに補正
量とその時点の室温や外気温などの要因との関係付けを
したニューロンが生成され、温感入力操作が行われなく
ても室温や外気温などの要因の状態によりニューロンが
最適な補正量を決定するものであるから、頻繁に温感入
力操作をする必要はない。
【0018】また、ニューロン生成手段により生成した
ニューロンが所定値以上になると最も古いニューロンを
最新のニューロンで置き換えるものであるから、少ない
記憶容量で、頻繁に温感入力操作をする不便さを解消す
ることができる。
【0019】
【実施例】以下本発明の第1の実施例について図面を参
照しながら説明する。図1は本実施例の空気調和機のブ
ロック図である。本実施例の空気調和機は次の各構成要
素を備え、かつ構成要素相互の関係をもたせている。図
1において、構成要素として1はISO−7730記載
の算式によりPMV値を演算して算出するPMV値演算
手段である。2は室温検知手段、3は湿度検知手段、4
は輻射温度検知手段で、それぞれ空調室内の状態を検知
するために室内の任意箇所に設置される。5は気流速設
定手段、6は使用者の活動量設定手段、7は使用者の着
衣量設定手段で、使用者が操作するために室内に設置さ
れた後述のリモコン14に設けられている。室温検知手
段2、湿度検知手段3、輻射温度検知手段4、気流速設
定手段5、活動量設定手段6、着衣量設定手段7の信号
は、PMV値を算出するためにPMV値演算手段1に入
力される。8は後述のリモコン14に設けられ、暑い寒
いなどの使用者の温熱感覚を入力する温感入力手段、9
は温感入力手段8の入力量に相当する補正量を定める補
正量指定手段で、温感入力手段8を1回押すことがPM
V値で0.25の補正に相当するように定めにれてい
る。10はPMV値演算手段1により算出したPMV値
を補正量指定手段9により定めた補正量分だけ補正する
PMV値補正手段である。11は補正後のPMV値が快
適領域(−0.5〜0.5)に入ったかどうかを表示す
る快適表示手段で、本実施例では快適サインと称する。
17は後述の温感モニターで、温感入力量を表示する。
12は冷凍サイクルにより室内を冷房または暖房する冷
暖房手段、13は補正後のPMV値が快適領域で安定す
るように冷暖房手段12を制御する冷暖房制御手段であ
る。
【0020】図2はリモコンの前面図で、14はリモコ
ン本体である。このリモコン本体14は次の各構成要素
を備え、かつ、構成要素相互の関係をもたせている。構
成要素として15は使用者が寒いときに入力する寒いと
きキー、16は逆に暑いときに入力する暑いときキー
で、温感入力手段8は寒いときキー15と暑いときキー
16により構成される。寒いときキー15と暑いときキ
ー16は1回押すたびにPMV値で0.25ずつ補正さ
れ、押し続けると連続して補正される。17は温感入力
手段8により入力された温感を表示する温感モニター
で、中立位置のセグメントは常時表示されており、寒い
ときキー15が押されたときは左側のセグメントが一つ
ずつ表示され、暑いときキー16が押されたときは右側
のセグメントが一つずつ表示される。セグメント一つ当
たりのPMV補正量は0.25である。11は快適表示
手段の快適サインである。18は室内送風機17の風量
を「強」、「中」、「弱」(それぞれ気流速0.3、
0.2、0.1m/sに相当)の3段階に設定する風量
設定キーで、キーを押すたびに「強」→「中」→「弱」
→「強」と変化する。19a,19b,19cはそれぞ
れ「弱」、「中」、「強」の風量設定を表示する風量表
示ランプである。気流速設定手段5は風量設定キー18
と風量表示ランプ19a,19b,19cにより構成さ
れる。20は活動量を「軽」、「中」、「重」(それぞ
れ活動量1.2、1.4、1.6metに相当)の3段
階に設定する活動量設定キーで、キーを押すたびに
「軽」→「中」→「重」→「軽」と変化する。21a,
21b,21cはそれぞれ「軽」、「中」、「重」の活
動量設定を表示する活動量表示ランプである。活動量設
定手段6は活動量設定キー20と活動量表示ランプ21
a,21b,21cにより構成される。22は着衣量を
「夏服」、「合服」、「冬服」(それぞれ活動量0.
5、0.7、1.0cloに相当)の3段階に設定する
着衣量設定キーで、キーを押すたびに「夏服」→「合
服」→「冬服」→「夏服」と変化する。23a,23
b,23cはそれぞれ「夏服」、「合服」、「冬服」の
着衣量設定を表示する着衣量表示ランプである。着衣量
設定手段7は着衣量設定キー22と着衣量表示ランプ2
3a,23b,23cにより構成される。24は冷暖房
手段9の運転と停止を指示する運転/停止キーである。
【0021】図3は冷暖房手段12の概略構成図であ
る。構成要素として25は圧縮機、26は四方弁、27
は室内の吸い込み空気を加熱または冷却する熱交換手段
である室内熱交換器、28は減圧器、29は室外熱交換
器であり、これらの各構成要素を環状に連接して冷凍サ
イクルを構成している。30は室内空気を吸い込み、室
内熱交換器27により加熱または冷却された空気を吹き
出す室内送風機であり、31は室外送風機である。室内
送風機30は「強」、「中」、「弱」の3段階の風量設
定が可能である。32は室内に設置される室内機、33
は室外に設置される室外機である。冷房運転と暖房運転
の切り替えは四方弁26を切り替えて冷凍サイクル中の
冷媒の流れを切り替えることにより行われる。
【0022】以上の構成の空気調和機の動作例について
図面を基に簡単に説明する。図3の例では風量「強」、
活動量「軽」、着衣量「冬服」に設定され、この状態で
PMV値演算手段1により求められるPMV値が−1.
5とした場合、この状態では、PMV値は快適領域から
負側に外れているので、冷暖房手段12は暖房運転を行
い、PMV値は徐々に大きくなり、快適領域に近ずく。
このとき、快適サイン11は消灯している。そして、P
MV値が快適領域に入ると快適サイン11が点灯し、冷
暖房手段12は運転/停止を繰り返し、PMV値は中立
で安定する。この間、使用者は、温感入力手段8と温感
モニター17によりPMV値の補正が可能である。
【0023】以上のように本実施例によれば、室内を冷
房または暖房する冷暖房手段12と、居住域のPMV値
を演算により逐次求めるPMV値演算手段1と、暑い寒
いの使用者の感覚を入力する温感入力手段8と、温感入
力手段8の入力をもとにして補正量を定める補正量指定
手段9と、PMV値演算手段1により求めたPMV値を
補正量指定手段9により定めた補正量分だけ補正するP
MV値補正手段10と、PMV値が快適領域の範囲内に
あるときに点灯する快適サイン11と、PMV値が快適
領域の範囲内で安定するように冷暖房手段12を制御す
る冷暖房制御手段13とを備えたものであるから、PM
V値が快適領域の範囲内にある場合は、快適サイン11
が点灯し、その時点での使用者の温感を入力させること
により正確なPMV値の補正ができるとともに、PMV
値が快適領域の範囲内にない場合は、快適サイン11は
消灯し、使用者に温感入力操作を控えさせることができ
る。
【0024】以下本発明の第2の実施例について図面を
参照しながら説明する。図4は本実施例の空気調和機の
ブロック図である。本実施例の特徴は前記第1の実施例
の構成において、温感入力の受け付けを禁止する温感入
力受付禁止手段34を設け、PMV値補正手段10から
PMV値を入力して快適領域の範囲外(冷房時0.5以
上、暖房時−0.5以下)の場合は補正量指定手段9に
温感入力の受け付けを禁止する信号を出力する構成とし
たことにある。以下、図1と同一構成のものについては
同一符号を付し説明を割愛する。
【0025】以上の構成の空気調和機の動作例について
図面を基に簡単に説明する。図3の例において、第1の
実施例と同様に、風量「強」、活動量「軽」、着衣量
「冬服」に設定され、この状態でPMV値演算手段1に
より求められるPMV値が−1.5とした場合、この状
態では、PMV値は快適領域から負側に外れているの
で、冷暖房手段12は暖房運転を行い、快適サイン11
は消灯している。このとき、温感入力受付禁止手段34
により温感入力の受け付けが禁止されているので、使用
者が温感入力手段8を操作しても温感入力は受け付けら
れず、温感モニター17の表示も変化しない。そして、
暖房運転によりPMV値が快適領域に入ると快適サイン
11が点灯し、冷暖房手段12は運転/停止を繰り返
し、PMV値は中立で安定する。このときは温感入力の
受け付けが許可され、使用者は温感入力手段8と温感モ
ニター17により自分の温感を入力してPMV値を補正
することが可能となる。冷暖房手段12は補正後のPM
V値により冷房または暖房運転を行う。
【0026】以上のように本実施例によれば、室内を冷
房または暖房する冷暖房手段12と、居住域のPMV値
を演算により逐次求めるPMV値演算手段1と、暑い寒
いの使用者の感覚を入力する温感入力手段8と、温感入
力手段8の入力をもとにして補正量を定める補正量指定
手段9と、PMV値演算手段1により求めたPMV値を
補正量指定手段9により定めた補正量分だけ補正するP
MV値補正手段10と、PMV値が快適領域の範囲内に
ない場合は前記温感入力の入力を受け付けない温感入力
受付禁止手段34と、PMV値が快適領域の範囲内にあ
るときに点灯する快適サイン11と、PMV値が快適領
域の範囲内で安定するように冷暖房手段12を制御する
冷暖房制御手段13とを備えたものであるから、PMV
値が快適領域の範囲内にない場合は、快適サイン11が
消灯するとともに、温感入力の受け付けが禁止されるの
で、使用者が、PMV値が快適領域の範囲内に入ったと
きの快適感を見越して、快適になるように予測的に温感
入力をすることができなくなり、かえって不快な温熱環
境になることを未然に防止することができる。一方、P
MV値が快適領域の範囲内にある場合は、快適サイン1
1が点灯し、その時点での使用者の温感を入力させるこ
とにより正確なPMV値の補正ができる。
【0027】以下本発明の第3の実施例について図面を
参照しながら説明する。図5は本実施例の空気調和機の
ブロック図である。本実施例の特徴は前記第1の実施例
の構成において、温感入力の受け付けを禁止するPMV
値連動温感入力受付禁止手段35を設け、PMV値補正
手段10からPMV値と温感入力手段8から温感を入力
してPMV値が快適領域の範囲内にない場合で、PMV
値が暑い側にあるときに「暑い」あるいはPMV値が寒
い側にあるときに「寒い」の温感入力の受け付けを禁止
する信号を補正量指定手段9に出力する特徴としたこと
にある。以下、図1と同一構成のものについては同一符
号を付し説明を割愛する。
【0028】以上の構成の空気調和機の動作例について
図面を基に簡単に説明する。図3の例において、第1の
実施例と同様に、風量「強」、活動量「軽」、着衣量
「冬服」に設定され、この状態でPMV値演算手段1に
より求められるPMV値が−1.5とした場合、この状
態では、PMV値は快適領域から負側に外れているの
で、冷暖房手段12は暖房運転を行い、快適サイン11
は消灯している。このとき、PMV値連動温感入力受付
禁止手段35により「寒い」側の温感入力の受け付けが
禁止されているので、使用者が「寒い」側に温感入力手
段8を操作しても温感入力は受け付けられず、温感モニ
ター17の表示も変化しない。しかし、使用者が「暑
い」側に温感入力手段8を操作した場合は、温感入力の
受け付けが許可され、温感モニター17に入力相当量を
表示してPMV値を補正し、冷暖房手段12は補正後の
PMV値により冷房または暖房運転を行う。そして、P
MV値が快適領域に入ると快適サイン11が点灯し、冷
暖房手段12は運転/停止を繰り返し、PMV値は中立
で安定する。このときはPMV値が快適領域の範囲内に
あるので温感入力の受け付けが許可され、使用者は温感
入力手段8と温感モニター17により自分の温感を入力
してPMV値を補正することが可能となる。冷暖房手段
12は補正後のPMV値により冷房または暖房運転を行
う。
【0029】以上のように本実施例によれば、室内を冷
房または暖房する冷暖房手段12と、居住域のPMV値
を演算により逐次求めるPMV値演算手段1と、暑い寒
いの使用者の感覚を入力する温感入力手段8と、温感入
力手段8の入力をもとにして補正量を定める補正量指定
手段9と、PMV値演算手段1により求めたPMV値を
補正量指定手段9により定めた補正量分だけ補正するP
MV値補正手段10と、PMV値が快適領域の範囲内に
ない場合で、PMV値が暑い側にあるときに「暑い」あ
るいはPMV値が寒い側にあるときに「寒い」の温感入
力を受付ないPMV値連動温感入力受付禁止手段35
と、PMV値が快適領域の範囲内にあるときに点灯する
快適サイン11と、PMV値が快適領域の範囲内で安定
するように冷暖房手段12を制御する冷暖房制御手段1
3とを備えたものであるから、PMV値が快適領域の範
囲内にない場合は、快適サイン11が消灯するととも
に、PMV値が暑い側にあるときに(冷房運転中)「暑
い」あるいはPMV値が寒い側にあるときに(暖房運転
中)「寒い」の温感入力の受け付けが禁止されるので、
使用者が、PMV値が快適領域の範囲内に入ったときの
快適感を見越して、快適になるように予測的に温感入力
をすることができなくなり、かえって不快な温熱環境に
なることを未然に防止することができる。逆に、PMV
値が暑い側にあるときに(冷房運転中)「寒い」あるい
はPMV値が寒い側にあるときに(暖房運転中)「暑
い」の温感入力が行われた場合は、その時点の正確な温
感であると判断して温感入力の受け付けが許可される。
一方、PMV値が快適領域の範囲内にある場合は、快適
サイン11が点灯し、その時点での使用者の温感を入力
させることにより正確なPMV値の補正ができる。
【0030】以下本発明の第4の実施例について図面を
参照しながら説明する。図6は第4の実施例の空気調和
機のブロック図である。この空気調和機は特徴とする構
成要素としてニューラルネットワークにより温感入力の
補正量を学習する補正量指定手段36を有し、この補正
量指定手段36は、温感入力量指定手段37と、ニュー
ロン生成手段38と、ニューロン生成順記憶手段39
と、ニューロン置換手段40と、補正量学習ニューラル
ネットワーク41とから構成される。温感入力量指定手
段37は温感入力手段8の入力量に相当する補正量を指
定し、ニューロン生成手段38はその補正量と温感入力
された時点の室温、外気温そしてPMV値との関係付け
を行った1個のニューロンを補正量学習ニューラルネッ
トワーク41に生成する。
【0031】ニューロン生成順記憶手段39はニューロ
ン生成手段38により生成されたニューロンの生成順を
記憶し、ニューロン置換手段40は生成されたニューロ
ンが5個以上になれば最新のニューロンを最も古いニュ
ーロンと置き換える操作を行う。そして、補正量学習ニ
ューラルネットワーク39はニューロン生成手段38に
より生成された複数のニューロン(後述の中間層ニュー
ロンは5個以下)から成り、逐次、室温、外気温そして
PMV値を入力して発火されたニューロンの出力の平均
値を補正量としてPMV値補正手段10に出力する。な
お、補正量指定手段36は、温感入力があった場合は温
感入力量指定手段37の出力をそのままPMV値補正手
段10に出力する。42は屋外の気温を検知する外気温
検知手段である。34は温感入力の受け付けを禁止する
温感入力手段で、PMV値補正手段10からPMV値を
入力して快適領域の範囲外(冷房時0.5以上、暖房時
−0.5以下)の場合は温感入力量指定手段37に温感
入力の受け付けを禁止する信号を出力する。以下、図4
と同一構成のものについては同一符号を付し説明を割愛
する。
【0032】以上の構成の空気調和機の動作例について
図面を基に簡単に説明する。図7(a)、(b)はニュ
ーロン生成手段38により補正量学習ニューラルネット
ワーク41に生成される1個のニューロンと入出力条件
との関係を表す概念図で、図7(a)は最初の温感入力
がなされたときの補正量学習ニューラルネットワーク4
1の構造を表している。構成要素として43,44,4
5はそれぞれ室温X1、外気温X2、PMV値X3を入
力する第1、第2そして第3の入力層ニューロンであ
る。46は最初の温感入力時点にニューロン生成手段3
8により生成される第1の中間層ニューロンで、発火状
態になると後述する温感入力補正量Y1を出力する。4
7は出力層ニューロンで第一の中間層ニューロン46の
温感入力補正量Y1を入力しその平均値を出力する(こ
の場合はY1を出力する)。出力層ニューロン47は1
個である。図7(b)は第1の中間層はニューロン46
の入出力関係を表すもので、出力Y1は次式により表さ
れる。
【0033】Y1=A・f(X) X=Σwixi−T f(X)はいき値関数(f(X)=1(X≧0)、f
(X)=0(X<0))、Aは第一の中間層ニューロン
46が生成されたときに温感入力量指定手段37により
定められた温感入力補正量で、第一の中間層ニューロン
46に記憶されている。また、W1,W2そしてW3は
入力信号に対する結合荷重、Tはしきい値で、ニューロ
ン生成時にニューロン生成手段38により決定される。
X≧0のとき、ニューロンは発火状態になる。なお、中
間層ニューロンは1回の温感入力操作により1個ずつ生
成され、5回の操作で最大5個の中間層ニューロンが構
成される。5回目以降の温感入力操作により生成された
ニューロンは、ニューロン生成順記憶手段39により記
憶した中間層ニューロンの生成順の最も古いニューロン
と、ニューロン置換手段40により置き換えられる。一
方、温感入力が1回も操作されていない初期状態では補
正量学習ニューラルネットワーク41の中間層にニュー
ロンが存在せず、入力層から出力層への結合がない。こ
のため、入力層から入力信号が入ってきても出力層は0
を出力する。つまり、補正量は0である。
【0034】図8は5回以上の温感入力操作により学習
済みの補正量学習ニューラルネットワーク41の構造図
である。46,48,49,50,51は5回以上の温
感入力操作により生成された第1、第2、第3、第4そ
して第5の中間層ニューロンである。出力層ニューロン
47は入力信号の条件により発火状態にある中間層ニュ
ーロンの出力(Y1〜Y5)の平均値を補正量として出
力する。たとえば、第1、第2の中間層ニューロン4
6,48が発火状態の場合は、出力層ニューロン47は
(Y1+Y2)/2を出力し、また、中間層ニューロン
全部が発火状態の場合は、(Y1+Y2+Y3+Y4+
Y5)/5を出力する。
【0035】図9は第5の実施例の空気調和機のブロッ
ク図であり、図5および図6と同様の構成であるので説
明を割愛する。以上のように第4、第5の実施例によれ
ば、補正量指定手段36が、温感入力手段8による入力
に相当する補正量を定める温感入力量指定手段37と、
その補正量と温感入力された時点の室温、外気温そして
PMV値とを関係付けてニューロンを生成するニューロ
ン生成手段38と、ニューロン生成手段38により生成
された複数のニューロンの生成順を記録するニューロン
生成順記憶手段39と、ニューロンが5個以上になると
ニューロン生成順記憶手段により記憶されている最も古
いニューロンを最新のニューロンで置き換えるニューロ
ン置換手段40と、生成された複数のニューロンにより
構成され各ニューロンの出力値を平均した値を補正量と
して出力する補正量学習ニューラルネットワーク41と
により構成されるものであるから、温感入力操作が行わ
れるたびに補正量とその時点の室温、外気温そしてPM
V値との関係付けをしたニューロンが生成され、温感入
力操作が行われなくても室温、外気温そしてPMV値の
状態によりニューロンが最適な補正量を決定して温感入
力操作を先取りすることができるので、頻繁に温感入力
操作をする必要はない。
【0036】また、ニューロン生成手段38により生成
したニューロンが5個以上になると最も古いニューロン
を最新のニューロンで置き換えるものであるから、少な
い記憶容量で補正量学習ニューラルネットワーク41を
構成でき、頻繁に温感入力操作をする不便さを解消する
ことができる。
【0037】なお、上記実施例において、入力条件を室
温、外気温そしてPMV値としたが、これにPMV値変
化や運転開始後の経過時間などの条件を加えたり、また
は、別の入力条件としても同様の効果が期待できる。ま
た、その他の実施例において、暖房運転時の動作例を示
したが冷房運転時の動作例も同様である。さらに、冷暖
房手段12を冷凍サイクルで構成したが、これを輻射冷
暖房パネルなどの他の冷暖房手段としても同様も効果が
期待できる。また、PMV値演算手段を、実施例におい
て示した入力条件以外の関連条件を入力し、ニューラル
ネットワークにより学習してPMV値を推論するものと
しても同様の効果が期待できる。
【0038】
【発明の効果】以上の実施例の説明より明らかなよう
に、本発明の空気調和機は室内を冷房または暖房する冷
暖房手段と、居住域のPMV値を演算により逐次求める
PMV値演算手段と、暑い寒いなどの使用者の感覚を入
力する温感入力手段と、前記温感入力手段の入力をもと
にして補正量を定める補正量指定手段と、前記PMV値
演算手段により求めたPMV値を前記補正量指定手段に
より定めた補正量分だけ補正するPMV値補正手段と、
PMV値が快適領域の範囲内にあるかそうでないかを表
示する快適表示手段と、PMV値が快適領域の範囲内で
安定するように前記冷暖房手段を制御する冷暖房制御手
段とを備えているものであるから、PMV値が快適領域
の範囲内にあるかそうでないかを表示し、PMV値が快
適領域の範囲内にある場合は、使用者に現在の温感を入
力させて正確な補正ができるとともに、PMV値が快適
領域の範囲内にない場合は、温感入力操作を控えさせる
という効果が期待できる。
【0039】また、本発明の空気調和機は、室内を冷房
または暖房する冷暖房手段と、居住域のPMV値を演算
により逐次求めるPMV値演算手段と、暑い寒いなどの
使用者の感覚を入力する温感入力手段と、前記温感入力
手段の入力をもとにして補正量を定める補正量指定手段
と、前記PMV値演算手段により求めたPMV値を前記
補正量指定手段により定めた補正量分だけ補正するPM
V値補正手段と、PMV値が快適領域の範囲内にない場
合は前記温感入力の入力を受け付けない温感入力受付禁
止手段と、PMV値が快適領域の範囲内で安定するよう
に前記冷暖房手段を制御する冷暖房制御手段とを備えて
いるものであるから、PMV値が快適領域の範囲内にな
い場合は、温感入力受付禁止手段により温感入力の入力
を受け付けを禁止し、PMV値が快適領域の範囲内にな
い場合にその時点の使用者の温感を受け付けて誤った補
正をしたり、PMV値が快適領域の範囲内に入ったとき
の快適感を見越した予測的な温感入力を受け付けて結果
的に不快な温熱環境にしてしまうということを未然に防
止することができるという効果がある。
【0040】また、本発明の空気調和機は、室内を冷房
または暖房する冷暖房手段と、居住域のPMV値を演算
により逐次求めるPMV値演算手段と、暑い寒いなどの
使用者の感覚を入力する温感入力手段と、前記温感入力
手段の入力をもとにして補正量を定める補正量指定手段
と、前記PMV値演算手段により求めたPMV値を前記
補正量指定手段により定めた補正量分だけ補正するPM
V値補正手段と、PMV値が快適領域の範囲内にない場
合で、PMV値が暑い側にあるときに「暑い」あるいは
PMV値が寒い側にあるときに「寒い」の温感入力を受
付ないPMV値連動温感入力受付禁止手段と、PMV値
が快適領域の範囲内で安定するように前記冷暖房手段を
制御する冷暖房制御手段とを備えているものであるか
ら、PMV値が快適領域の範囲内にない場合は、モード
連動温感入力受付禁止手段によりPMV値が快適領域の
範囲内にない場合で、PMV値が暑い側にあるときに
(冷房運転時)「暑い」あるいはPMV値が寒い側にあ
るときに(暖房運転時)「寒い」の温感入力を受け付け
ないものであるから、PMV値が快適領域の範囲内にな
い場合に、その時点の使用者の温感を受け付けて誤った
補正をしたり、予測的な温感入力を受け付けることはな
く、一方、冷房運転時に「寒い」あるいは暖房運転時に
「暑い」の温感入力がなされた場合は補正を行うことが
できるという効果がある。
【0041】また、本発明の空気調和機は、補正量指定
手段が、温感入力手段による入力に相当する補正量を定
める温感入力量指定手段と、前記温感入力量指定手段に
より定めた補正量と温感入力された時点の室温や外気温
などの要因とを関係付けてニューロンを生成するニュー
ロン生成手段と、前記ニューロン生成手段により生成さ
れた複数のニューロンにより構成され、各ニューロンの
出力値を演算処理した結果を補正量として出力する補正
量学習ニューラルネットワークとにより構成されること
を特徴とするものであるから、温感入力操作が行われな
くても室温や外気温などの要因の状態によりニューロン
が最適な補正量を決定することができ、頻繁に温感入力
操作をする必要はない。
【0042】また、本発明の空気調和機は、ニューロン
生成手段により生成された複数のニューロンの生成順を
記録するニューロン生成順記憶手段と、ニューロンが所
定値以上になるとニューロン生成順記憶手段により記憶
されている最も古いニューロンをニューロン生成手段に
より生成された最新のニューロンで置き換えるニューロ
ン置換手段とを備えているものであるから、少ない記憶
容量で、頻繁に温感入力操作をする不便さを解消するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の空気調和機のブロック
【図2】同実施例におけるPMV値−1.5の場合のリ
モコンの前面図
【図3】同実施例における冷暖房手段の概略構成図
【図4】本発明の第2の実施例の空気調和機のブロック
【図5】本発明の第3の実施例の空気調和機のブロック
【図6】本発明の第4の実施例の空気調和機のブロック
【図7】(a)同実施例における補正量学習ニューラル
ネットワークの構造図 (b)同実施例におけるニューロンの入出力関係図
【図8】同実施例におる補正量学習ニューラルネットワ
ークの構造図(学習済み)
【図9】本発明の第5の実施例の空気調和機のブロック
【符号の説明】
1 PMV値演算手段 8 温感入力手段 9,36 補正量指定手段 10 PMV値補正手段 11 快適表示手段 12 冷暖房手段 13 冷暖房制御手段 34 温感入力受付禁止手段 35 PMV値連動温感入力受付禁止手段 37 温感入力量指定手段 38 ニューロン生成手段 39 ニューロン生成順記憶手段 40 ニューロン置換手段 41 補正量学習ニューラルネットワーク

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内を冷房または暖房する冷暖房手段
    と、居住域のPMV値を演算により逐次求めるPMV値
    演算手段と、暑い寒いなどの利用者の感覚を入力する温
    感入力手段と、前記温感入力手段の入力をもとにして補
    正量を定める補正量指定手段と、前記PMV値演算手段
    により求めたPMV値を前記補正量指定手段により定め
    た補正量分だけ補正するPMV値補正手段と、PMV値
    が快適領域の範囲内にあるかそうでないかを表示する快
    適表示手段と、PMV値が快適領域の範囲内で安定する
    ように前記冷暖房手段を制御する冷暖房制御手段とを備
    えた空気調和機。
  2. 【請求項2】 室内を冷房または暖房する冷暖房手段
    と、居住域のPMV値を演算により逐次求めるPMV値
    演算手段と、暑い寒いなどの使用者の感覚を入力する温
    感入力手段と、前記温感入力手段の入力をもとにして補
    正量を定める補正量指定手段と、前記PMV値演算手段
    により求めたPMV値を前記補正量指定手段により定め
    た補正量分だけ補正するPMV値補正手段と、PMV値
    が快適領域の範囲内にない場合は前記温感入力の入力を
    受け付けない温感入力受付禁止手段と、PMV値が快適
    領域の範囲内で安定するように前記冷暖房手段を制御す
    る冷暖房制御手段とを備えた空気調和機。
  3. 【請求項3】 室内を冷房または暖房する冷暖房手段
    と、居住域のPMV値を演算により逐次求めるPMV値
    演算手段と、暑い寒いなどの使用者の感覚を入力する温
    感入力手段と、前記温感入力手段の入力をもとにして補
    正量を定める補正量指定手段と、前記PMV値演算手段
    により求めたPMV値を前記補正量指定手段により定め
    た補正量分だけ補正するPMV値補正手段と、PMV値
    が快適領域の範囲内にない場合で、PMV値が暑い側に
    あるときに「暑い」あるいはPMV値が寒い側にあると
    きに「寒い」の温感入力を受け付けないPMV値連動温
    感入力受付禁止手段と、PMV値が快適領域の範囲内で
    安定するように前記冷暖房手段を制御する冷暖房制御手
    段とを備えた空気調和機。
  4. 【請求項4】 補正量指定手段が、温感入力手段による
    入力に相当する補正量を定める温感入力量指定手段と、
    前記温感入力量指定手段により定めた補正量と温感入力
    された時点の室温や外気温などの要因とを関係付けてニ
    ューロンを生成するニューロン生成手段と、前記ニュー
    ロン生成手段により生成された複数のニューロンにより
    構成され各ニューロンの出力値を演算処理した結果を補
    正量として出力する補正量学習ニューラルネットワーク
    とにより構成される請求項2または3記載の空気調和
    機。
  5. 【請求項5】 ニューロン生成手段により生成された複
    数のニューロンの生成順を記録するニューロン生成順記
    憶手段と、ニューロンが所定値以上になると前記ニュー
    ロン生成順記憶手段により記憶されている最も古いニュ
    ーロンを前記ニューロン生成手段により生成された最新
    のニューロンで置き換えるニューロン置換手段とを備え
    た請求項4記載の空気調和機。
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