JPH0620671Y2 - サンル−フ車両の折畳み式ル−フカ−テン - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この考案は自動車等車両のルーフの一部を彎曲形ガラス
ルーフとなしたサンルーフ車両に用いて好適な折畳み式
ルーフカーテンに関する。

殊に、自動車等車両のルーフの中央部など僅か彎曲する
曲面ガラス部に取付ける折畳み式カーテンに関し、特
に、天井から側壁に続けて彎曲するガラスルーフの室内
側から装着した折畳み式カーテンの構造に関する。

［従来技術］ 近年、ワゴン系車両において、ガラス付サンルーフ車等
が増えてきたが、このようなワゴン型車両の後部に広い
居住空間を確保した車が、注目されており、かかる車両
において、さらに、意匠性および居住性を向上せしめる
目的で、車両ルーフの中央位置に、彎曲形ガラスルーフ
を設けることが提案されている。それで、昼間、直射日
光を受けると、室内が高温となるため、通常、シェード
などが取付けられている。これらシェードは閉めてしま
うと、室内への通風、採光の面で、やや不十分であると
いう問題が残っているのである。

ここで、従来例について説明するならば、前記ルーフの
平面ガラス部に取付けるカーテン装置の構造としては、
実開昭６０−５１１２１号公報等に開示されている。こ
の公知例は、「車両屋根に開口部を開設し、該開口部に
ガラスパネルを嵌脱自在とし、該ガラスパネル下面の両
側に適宜ガイドレールを配設し、該ガイドレールを摺動
して、開閉自在とするカーテン装置が設けられることを
特徴とするサンルーフ。」である。

そして、このガラス面と左右壁面にて、側壁の上下形枠
に合せて、サンルーフのガラス面沿いに取付けるべく、
平行に張架したガイドレールにシュー付きの引きカーテ
ンを張架したサンルーフのカーテン構造であり、ルーフ
の平面ガラス部の直下に取付けるルーフカーテン装置を
工夫したサンルーフが開示されている。

このような一般的な具体例を説明するまでもなく、簡単
な構成を具備するものが普通であった。前述のように彎
曲ガラスルーフは、一般に車両の車体の中心線上にあっ
て、彎曲したガラスルーフ形態を採用するものであっ
た。これに使用する彎曲形折畳みルーフカーテンとして
は、前後スライド方式のものは、構造上からして困難で
あり、彎曲状支持ワイヤー付きのカーテンを摺動する方
式においては、長尺のフワフワしたカーテンと支持ワイ
ヤーを、一気に人手で開閉するには、慣性力が不足し、
開閉の際に困難が伴なうものであった。

ところで、従来のカーテン装置には、つぎに述べるごと
き問題点がある。

（１）自動車等車両の曲面ガラス部に面沿いに取付けた
支持ワイヤー付きのカーテンを摺動する方式において
は、フワフワしたカーテンと支持ワイヤーを、一気に人
手で開閉するに、慣性力が不足し、開閉の際に時間が掛
り、困難が伴うもので、このカーテン装置では、カーテ
ンの中央などへの引力の伝達が、スムーズに行なわれな
いという問題がある。

（２）折畳み式カーテン類では、カーテン布の上下端布
の要所を前記ガイドレールに懸垂して用いるにしても、
カーテン自体の中弛みと、カーテン布地の垂れ下がりが
生じる。この中弛みを修正して取付け調整に手間取ると
いう問題もあった。

（３）吊り天井方式の折畳みルーフカーテンの保管に
は、比較的大きなスペースを要し、車室内での取扱い難
くく、摺動格納の後には垂下する布材料の保護の必要性
が有るという状態であった。

［考案の目的］ この考案は、上記従来の問題点に鑑みて案出されたもの
で、自動車等車両用の僅か彎曲する彎曲ガラスルーフの
下面に沿って設置し車室内への入射光を遮る彎曲形折畳
みルーフカーテンにおいて、車体の天井から側壁に続て
彎曲するガラスルーフ脇の前後方向のガイドレールに沿
って、折畳み開閉するルーフカーテンとして、折畳み操
作が容易で、しかもルーフカーテン自体の中弛みが生ぜ
ず、彎曲ガラス部に沿わせることのできる折畳み式ルー
フカーテンを提供することを目的とするものである。

［考案の構成］ すなわち、この考案のサンルーフ車両用の折畳み式ルー
フカーテンの要旨とするところは、自動車等車両の天井
のガラスルーフ下面に沿って設置し車室内への入射光を
遮る折畳み式ルーフカーテン付きサンルーフ車両におい
て、ルーフパネル内側にサンルーフ開口の前後方向に沿
って掛け渡した一対のガイドレールと、ガイドレール溝
内に摺動自在に嵌入された内側向きに挿入孔を刻設した
複数対のランナと、前記ガラスルーフの彎曲形状に沿う
ように全体彎曲形状とし、この両端を半円弧状に彎曲せ
しめ前記ランナの挿入孔内に係合せしめた複数本の支持
ワイヤーと、前記サンルーフ開口を覆う大きさを有し、
所定間隔で縫着したウェルト内に前記支持ワイヤーを貫
挿せしめたカーテン布地と、前記カーテン布地の前端に
接合し前記ガイドレール溝内に摺動自在に嵌入された保
護カバーと、この保護カバー要所より前記支持ワイヤー
のおのおのと所定の間隔を確保して連接した懸吊ワイヤ
ーとにより構成したことにある。

［実施例］ 以下、この考案のサンルーフ車両用の折畳み式ルーフカ
ーテンの実施例について、図面にもとずき詳細に説明す
る。

まず、図面はこの考案のサンルーフ車両用の折畳みルー
フカーテンの一実施例を示すもので、第１図は折畳み式
カーテンとガイドレールの要部断面図、第２図は折畳み
式ルーフカーテンの室内側の全展開時のカーテンの斜視
図、第３図は折畳み式ルーフカーテンのウェルト部の断
面図、第４図は折畳み式ルーフカーテンと支持ワイヤー
の端部の斜視図、第５図はこの考案のルーフカーテンを
装着したサンルーフ付きワゴン型車の要部斜視図、第６
図はワゴン型車の折畳み式ルーフカーテンの室内側のカ
ーテンの折畳み時の斜視図、第７図は前記車両の折畳み
ルーフカーテンを装着したルーフ内側への展開時の要部
斜視図である。

図中の符号の説明をするならば、１はこの考案の彎曲形
折畳み式ルーフカーテン本体、２はランナで、全体Ｔ字
形状の中央に支持ワイヤー５の端末の挿入孔を持つもの
で、後述の２′もガイドレール１４中の前後端ランナで
ある。Ｒは小径ローラーである。

さらに、４，４″はサンルーフ開口１１′を覆う大きさ
を具有し、所定間隔で縫着したウェルト４４内に前記支
持ワイヤー５，５……を貫挿せしめたカーテン布地であ
る。５は彎曲形折畳みルーフカーテン本体１の裏面に所
定間隔で縫着したウェルト４４内に貫挿せしめた全体彎
曲形状の所定長の丸断面の支持ワイヤーである。９は折
畳みルーフカーテン４の表皮材相当の役目を果すところ
の保護カバー１７の室内側中央位置に配置した一方のＵ
字形状の把手である。

１０はサンルーフ開口１１′を持つ車体のルーフパネ
ル、１１′はルーフパネル１０の長方形をしたサンルー
フ開口、１２は内装オープニングトリム材であって、前
記サンルーフ開口１１′の四周は長尺の内装材でもって
端末処理されている。

つぎに、１６はルーフパネル１０のルーフ彎曲形ルーフ
センターレール、１８は同じく彎曲形ルーフセンターレ
ール１６の両脇に配置されているルーフサイドレールで
ある。

さらに、３は車体側の天井から側壁３３に続いて彎曲す
るガラスルーフ２０のための上下枠で、その上下枠３の
構成について説明すると、３０は車体１０側の天井から
側壁３３に続いて上方向に伸びる前記上下枠３の天井側
枠体、３３は同じく上下枠３のルーフサイドレール１８
等の車体１０の一側壁である。つぎに、１４は左右の彎
曲形ルーフセンターレール１６の彎曲周縁の一部にルー
フサイドレール１８に沿って配置された、いわゆる二重
のダブル断面のコ字形状に開口する支持ガイドレール
（以下、単にガイドレールという。）である。

さらに、１２″は折畳みひだ、１５はルーフ中央でサン
ルーフ開口１１′の四周を取廻してある前記トルム材１
２の直上に張架せられて、彎曲ガラス面を持ち前後にス
ライドするサンルーフガラス面である。１７は彎曲形折
畳みルーフカーテン本体１の前後にスライドする硬質保
護カバーである。さらに、２０は上方向に伸びる天井側
枠体３０に続けて彎曲する彎曲形ガラスルーフである。
２１はガイドレール１４の前端、２２はガイドレール１
４の後端である。また、２３は懸吊ワイヤーで折畳みル
ーフカーテン本体１のウェルト４４の間隔を確保するた
めのものである。

つぎに、この考案の折畳み式ルーフカーテン１の実施例
の具体的な構成について、説明する。

まず、自動車車体１０の天井から側壁３３に続けて彎曲
するガラスルーフ２０の室内側から、前後方向に天井側
枠体３０と側壁３３の双方に長尺のダブル断面のガイド
レール１４が設けてある。

このように前後方向に延びる２本のガイドレール１４の
後端２２を、上記ガラスルーフ２０の後枠３３に当接さ
せ、また上記ガイドレール１４の前端２１は、前記前枠
３１か、前記車体１０にそれぞれブラケットを介し配設
するのである。

また、前記ガラスルーフ２０の上下枠３″の上下双方の
位置にあって、前記ガラスルーフ２０の彎曲形状に沿う
ように、カーテン布地４と、複数本の支持ワイヤー５
を、前記ガイドレール１４のダブル形状となした溝内
に、前記ランナ２とローラーＲを介装して、摺動自在に
支持する。一方、この支持ワイヤー５には折畳み式のカ
ーテン１のカーテン布４を掴んで、抱着させてあり、そ
して、このカーテン布４には、上記ダブル形状のガイド
レール１４の全長に亘って、吊り下げの折布の布部位を
配置し付与してある。

したがって、カーテン布地４の全体を折畳みひだの部分
が設けたあり、折返しひだ１２″等を含めて垂下せしめ
られている。また、このカーテン布地４のひだ１２″付
き布の縦線に、前記支持ワイヤ５を張架してあり、支持
ワイヤー５……を幅方向に向けて掛け渡し面構成の内に
カーテン１の布を掴み、張り渡し抱着してある。さら
に、折畳み式ルーフカーテン１について説明を続ける
と、サンルーフ開口１１′の長手方向の前後端で、前記
内装オープニングトリム材１２でもって、前記サンルー
フ開口１１′の四周は長尺の装飾材でもって端末処理さ
れている。

そして、内装トリム材１２の両脇の直下に僅かな隙間を
保つものであって、この位置に、ルーフ内装材１３を介
在させてある。

ルーフパネル１０のサンルーフ開口部１１′のフランジ
に配設したランナ２のブラケット間に、サンルーフ開口
１１′のサイドレール１６等の長手方向に沿って掛け渡
した２本のガイドレール１４と、このガイドレール１４
に挿入され挿入孔を刻設した複数対のランナ２が配設せ
られている。

そして、前記サンルーフ開口１１′を覆う大きさで、適
当な通気性を保有し、適度な遮光性を持つカーテン布地
４を、所定のピッチで縫着した袋状ウェルト４４の中に
支持ワイヤー５を配設してある。そして、カーテン布地
４を幅方向に貫挿するとともに、前記ガイドレール１４
側に支持ワイヤー５の露出両端を半彎曲弧状に彎曲せし
め、前記ランナ２の丸溝内に係合せしめる。

そこでは、この支持ワイヤー５の両端に配設したランナ
２の前後端の支承軸のおのおのにローラーＲが枢着され
ていて、前記ガイドレール１４内に摺動自在に嵌入され
たローラーＲを介装して、摺動自在になして、一方、ル
ーフパネル１０の曲線に略沿わせるように、前記カーテ
ン布地４の前端に接合し、しかも、その両端では、前記
ガイドレール１４内に摺動自在に嵌入された保護カバー
１７も配置されていて、前記天井のサンルーフ開口１
１′の下に懸垂するように構成してあル。

また、懸吊ワイヤー２３で折畳みルーフカーテン本体１
のウェルト４４の間隔を確保するようにしたことで、保
護カバー１７付きのカーテン１自体の支持ワイヤー５を
張架して中弛みが生じないこの考案の折畳み式のカーテ
ン１を完成する。

さらに、このルーフ用カーテン１の引出し側の中央に片
手が入る程度の把手９が、支持ワイヤー５の一本を挾持
してクリップ止めせられている。

前記ガラスルーフ２０の室内側から前後方向に天井側の
枠体３０と側壁３３双方にガイドレール１４を設け、前
記ローラーＲを介装して、前後方向に延びる２本のガイ
ドレール１４の後端２２を、上記ガラスルーフ２０の後
枠３２に当接させ、また上記ガイドレール１４の前端２
１は、前記ガラスルーフ２０の前枠３１に、それぞれの
ランナ２に支持ワイヤー５の端末が軽く嵌着されて組立
てられている。そして、前後方向に天井側の枠体３０と
側壁３３双方に面沿いに、前後方向に摺動可能に、保護
カバー１７の左右の自由端が、ガイドレール１４にダブ
ル溝の内側溝に張架せられ、このガイドレール１４に掛
け渡し、カーテン布地４は支持ワイヤー５に懸垂したも
のである。

［作用］ 上記のごとき、折畳み式ルーフカーテンによってもたら
されるこの考案の作用は、つぎのとおりである。

この考案のルーフカーテンを装着したサンルーフ付きワ
コン型車に構成したことによつて、ルーフカーテンを軽
く前後操作でき、その設置なども簡便なものである。前
述の中央の把手９を握って、所望方向にスライドさせれ
ば、前述の左右のダブル断面のガイドレールに貫挿され
ているランナが、カーテンの吊支え支持ワイヤーの両端
の半彎曲弧状の係合端と、支持ワイヤー間に張架せられ
ているカーテン布地で、連接されていることからして、
ルーフカーテンは軽快に操作することができる。

さらに、この考案のルーフ用カーテンは、数少ない構成
部品数でできあがっており、ルーフ内装材の表側におい
て、サンルーフ開口の両側の位置に、各個のランナを配
置するのみで、極く簡単に、カーテンが装着できるもの
である。前記ガイドレールに懸架するようにし、かつ、
保護カバーで覆うようにしたことからして、前記ウイン
ドウの室内側から装着し、車の乗員からは、必要な折畳
み式ルーフカーテンとして取扱われ、彎曲ガラス部に沿
わせて、全展開できる折畳み式ルーフカーテンとして、
折畳み開閉できる。

逆に、折畳みひだの個所で折畳み縮減少する際は、前述
の保護カバーで覆うようにし、薄く折畳みひだの個所
で、カーテンの布地自体も、全体が保護カバー彎曲形状
に縮少されるというように、これまで以上に、遮光性能
に優れたカーテン１であって有用化されている。また、
すでに記述したごとく、車の乗員からは、常に必要な折
畳み式ルーフカーテン１として、引き寄せや、繰り入れ
取扱い易い開閉カーテンとして使用される。

［考案の効果］ 以上、詳細に記述したように、この考案の車室内への入
射光を遮る彎曲形折畳みルーフカーテンに関して、顕著
なる効果は、つぎのとおりである。

上記の折畳み式ルーフカーテンルーフ付きサンルーフ車
両において、この車両のルーフパネル内側で、彎曲する
ガラスルーフの室内側から天井と側壁双方にサンルーフ
開口の前後方向の長手方向に沿って所定長さ掛け渡した
２本のガイドレールを設けるとともに、このガイドレー
ル前後端でルーフパネル下面より所定の間隙を保って固
着せしめたランナと、前記ガイドレール溝内に嵌入され
摺動自在な支持し内側向きに挿入孔を刻設した複数対の
ランナと、前記保護カバーと、前記ガラスルーフの彎曲
形状に沿うように全体彎曲形状の、その露出両端を半円
弧状に彎曲せしめ前記ランナの挿入孔内に係合せしめた
複数本の支持ワイヤーと、ガラスルーフ面またはサンル
ーフ開口を覆う大きさを有し、所定ピッチで縫着した袋
状ウェルト裏地内に前記支持ワイヤーを貫挿せしめ、こ
の支持ワイヤーにカーテン布を抱着させたカーテン布地
とで構成し、このカーテン布には上下の折り布の彎曲ル
ーフ中央部位にあっては、折畳みひだを付与して彎曲ガ
ラスルーフ面に接近できるようにしたものであり、この
カーテン布地の前端に接合し前記ガイドレール溝内に摺
動自在に嵌入された保護カバーと、この保護カバー要所
より前記支持ワイヤーのおのおのと、所定の間隔を確保
して連接した懸吊ワイヤーとを付加して、この保護カバ
ーの摺動に連動するようにしたことからして、 （１）まず、自動車等車両の天井から側壁に続けて彎曲
するガラスルーフの室内側から装着した折畳み式ルーフ
カーテンとして、室内側から装着し繰入れ性能の良好な
形態であって、カーテン布地への力の伝達が、きわめて
スムーズに行なわれる。そして、これら折畳み式ルーフ
カーテンとして取扱フィーリングが良いという効果があ
る。

（２）天井から側壁に続けて彎曲するガラスルーフの上
下双方の面沿いに、ガイドレールを支持し、カーテン自
体の中弛みを修正して、曲面ガラス部に沿わせることの
できる折畳み式のカーテンとして室内側から装着できる
効果もある。

（３）また、従来の硬質のシェード類とは異なり、乗員
の頭上の圧迫感は、この考案のカーテンによれば、その
選択するカーテン布地の風合によって、柔軟性を持つル
ーフカーテンの張架により排除されるなど、価値の大な
るものといえる。

そして、この考案のルーフカーテンが、彎曲ガラス付き
サンルーフ車両に用いられたときの効果は、室内への全
く適正なる採光と、心地よい通風をもたらすものであ
る。

（４）この考案のようにして、前後方向に延びる２本の
ガイドレールに折畳み式ルーフカーテンの折り布の彎曲
肩布が配置され、そして、折畳みひだの個所でハゼ折り
せられて、折畳み縮減少の際には、きわめて薄く、かつ
カーテンの布地自体も、全体が重ね形状に、縮減少され
る。

しかして、このことによって、最初に挙げた条件を満足
する車両用折畳み式ルーフカーテンであり、品質の均一
な折畳み式ルーフカーテンを得ることができ、実用的価
値の大なる考案であるといえる。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案の一実施例を示すもので、第１図は折畳
み式ルーフカーテンとガイドレールの要部断面図、第２
図は折畳み式ルーフカーテンの室内側の全展開時のカー
テンの斜視図、第３図は折畳み式ルーフカーテンのウェ
ルト部の断面図、第４図は折畳み式ルーフカーテンと支
持ワイヤーの端部の斜視図、第５図はこの考案のルーフ
カーテンを装着したサンルーフ付きワゴン型車の要部斜
視図、第６図はワゴン型車の折畳み式ルーフカーテンの
室内側カーテンの折畳み時の斜視図、第７図は前記車両
の折畳みルーフカーテンを装着したルーフ内側への展開
時の要部斜視図である。 １……折畳みルーフカーテン本体、２……ランナ、４…
…カーテン布地、５……支持ワイヤー、１０……車体ル
ーフパネル、１１′……サンルーフ開口、１３……オー
プニングトリム内装材、１４……支持ガイドレール、１
７……保護カバー、２０……彎曲形ガラスルーフ、２３
……懸吊ワイヤー、３０……天井側枠体、３３……側
壁、Ｒ……ローラー。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】自動車等車両の天井のガラスルーフ下面に
   沿って設置し車室内への入射光を遮る折畳み式ルーフカ
   ーテン付きサンルーフ車両において、ルーフパネル内側
   にサンルーフ開口の前後方向に沿って掛け渡した一対の
   ガイドレールと、ガイドレール溝内に摺動自在に嵌入さ
   れ内側向きに挿入孔を刻設した複数対のランナと、前記
   ガラスルーフの彎曲形状に沿うように全体彎曲形状と
   し、その両端を半円弧状に彎曲せしめ前記ランナの挿入
   孔内に係合せしめた複数本の支持ワイヤーと、前記サン
   ルーフ開口を覆う大きさを有し、所定間隔で縫着したウ
   ェルト内に前記支持ワイヤーを貫挿せしめたカーテン布
   地と、このカーテン布地の前端に接合し前記ガイドレー
   ル溝内に摺動自在に嵌入された保護カバーと、この保護
   カバー要所より前記支持ワイヤーのおのおのと所定の間
   隔を確保して連接した懸吊ワイヤーとで構成してなるサ
   ンルーフ車両の折畳み式ルーフカーテン。