JP2752604B2 - 自動車用シェード - Google Patents

自動車用シェード

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JP2752604B2
JP2752604B2 JP747296A JP747296A JP2752604B2 JP 2752604 B2 JP2752604 B2 JP 2752604B2 JP 747296 A JP747296 A JP 747296A JP 747296 A JP747296 A JP 747296A JP 2752604 B2 JP2752604 B2 JP 2752604B2
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朋宏 吉澤
泰朗 北野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、普通乗用車を始
めとする各種自動車において、一時的に駐車中の車内の
フロント側に装着することにより、車内の様子を外部の
人目から隠すための目隠しや、直射日光による車内の高
温化を防ぐための日除けとして機能させる自動車用シェ
ードに関する。
【0002】
【従来技術とその課題】従来、自動車用シェードとし
て、例えば、折り屏風式の遮光板紙を単にダッシュボー
ド上に乗せるもの、柔軟な遮光シートをバックミラーに
保持させた2本の伸縮ロッド(実開平6−27242号
公報)やサンバイザー挿入用袋部(実開平6−6050
5号公報)等を介して吊持させるようにしたもの、柔軟
なループフレームに不透明シートを張設した2枚のシェ
ードをフロントガラスの内側に並べてサンバイザーにて
押さえるようにしたもの(特開平6−55934号公
報)等、様々な構成が知られる。
【0003】しかしながら、これら従来のシェードは、
専らフロントガラスからの直射日光を遮断する日除け
(サンシェード)として有用であるが、一方向に対する
遮蔽だけであるために目隠しの機能を充分に果たせず、
例えば夏場の海水浴や冬場のスキー等において車内で着
替えたり、車内で仮眠や休息をとる場合に、車内の様子
を外部の人目から隠す手段としては甚だ不充分である。
しかも、前記の折り屏風式の遮光板紙では保管形態で非
常に嵩張り、また前記のシート形態のものはコンパクト
な折畳み形態になる反面でフロントガラスの大きさの違
いに対応できず、更に前記のループフレーム型のものは
極めて高価である上に折畳み形態でも相当に嵩張るとい
う問題がある。
【0004】なお、大型トラックでは家庭用カーテンと
同様のカーテンレールを用いるラウンドカーテンを設け
たものがあるが、乗用車ではフロント側にカーテンレー
ルの設置場所を確保することが困難であり、とりわけス
テーションワゴンを含むセダンタイプの車種にはカーテ
ンレールは設置不能である。また、このようなラウンド
カーテンを仮に普通乗用車のフロント側に設けたとして
も、カーテンがハンドルの近傍位置に垂れ下がる形にな
るから、車内空間が狭くなる上、ダッシュボードが直射
日光に晒されて熱せられ、車内温度を上昇させることに
なり、日除けとしての機能を充分に果たせなくなる。
【0005】この発明の第一の目的は、上述の事情に鑑
みて、一時的に駐車中の車内のフロント側に装着する自
動車用シェードとして、日除け機能と目隠し機能を共に
充分に発揮でき、しかもフロントガラスの大きさの違い
に対応可能であり、同じ仕様のものを様々な車種に共用
できる上、装着及び取外しが容易なものを提供すること
にある。また、この発明の第二の目的は、上記の優れた
利点を備える本来の自動車用シェードとしてのみなら
ず、必要に応じて他の特定用途にも供し得るものを提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記第一の目的を達成す
るために、請求項1の発明に係る自動車用シェードは、
自動車のフロントガラス内面側を覆うフロントカバー部
の左右両側にサイドカバー部を連設した柔軟な非透視性
シートからなり、前記フロントカバー部は、上縁が伸縮
ギャザーをなし、且つ該上縁の左右両隅部に装着用フッ
クが設けられると共に、下縁にフロントガラス下縁近傍
に対する止着部を有し、前記各サイドカバー部には自動
車のサイドウインド内面側に対する取付手段を有してな
る構成を採用したものである。
【0007】この請求項1の自動車用シェードでは、自
動車のフロントガラスの両側に通常設けられているサン
バンザーの付け根にそれぞれ、左右両側の装着用フック
を係止させることにより、フロントカバー部でフロント
ガラスを覆うと共に、前記取付手段を介して両側のサイ
ドカバー部をサイドウインドウの内面側に取り付け、も
って車内に前方と左右両側の3方向がコ字状に遮蔽され
た空間を確保できる。なお、フロントガラスの端部近傍
に前記サンバンザーの付け根の如き装着用フックを係止
できる部材がない特殊な車種では、予め適当なフック係
止用部材をフロントガラスの端部近傍に取り付けておけ
ばよい。
【0008】しかして、上記装着状態では、フロントカ
バー部の上縁の伸縮ギャザーが強制的に伸長した状態に
あり、該伸縮ギャザーの収縮力によって上縁は常に緊張
状態を保持することになり、垂れ下がりによる隙間を生
じずフロントガラス側の全面が確実に遮断され、またフ
ロントカバー部の下縁が止着部によってフロントガラス
下縁近傍に止着されるから、該フロントカバー部がフロ
ントガラスの傾斜に沿う形に配置し、車内空間が広くな
ると共にダッシュボードへの日光の入射が阻止される。
また、フロントカバー部の上縁の左右幅は伸縮ギャザー
の伸長度合によって広範囲に変え得るから、車種による
フロントガラスの左右幅の違いに無理なく対応できる。
【0009】請求項2の発明では、上記請求項1の自動
車用シェードにおいて、伸縮ギャザーが、フロントカバ
ー部の上縁から左右のサイドカバー部の上縁にわたって
設けられているから、サイドカバー部の上縁の長さも可
変となる。従って、サイドウインドの前後長さが種々異
なる場合でも、例えばフロント側のサイドウインドの端
まで完全に覆うように該サイドカバー部を取り付けるこ
とができる。またサイドウインドがドアの窓ガラスを構
成する場合は、シェード装着状態で該ドアを開閉する際
に、フロントカバー部の装着用フックによる係止位置か
らサイドカバー部の取付手段による取付位置までの距離
が変化するが、この距離変化に対応してサイドカバー部
の上縁が伸縮する。
【0010】請求項3の発明では、上記請求項1又は2
の自動車用シェードにおいて、フロントカバー部の下縁
の止着部は、該下縁に沿って棒状の弾性芯材が包み込ま
れてなり、この弾性芯材を圧縮させるように自動車のフ
ロントガラス下縁とダッシュボードとの隙間に押し込ん
で止着するものとしている。従って、この自動車用シェ
ードでは、フロントカバー部の下縁側を極めて簡単にフ
ロントガラス下縁に沿って配置させることができ、また
同様の配置のために錘を利用する構成に比較してシェー
ドの全体重量が軽量になる。
【0011】請求項4の発明では、上記請求項1〜3の
いずれかの自動車用シェードにおいて、各サイドカバー
部の取付手段が、当該サイドカバー部の先端上縁部に付
設した吸盤からなるため、この吸盤を利用して各サイド
カバー部のサイドウインドの内面側に対する着脱をワン
タッチ操作で簡単に行える。
【0012】請求項5の発明は、上記第二の目的を達成
するために、請求項1〜4のいずれかの自動車用シェー
ドにおいて、フロントカバー部の上縁近傍の左右両側
に、互いに係脱可能な留め具が付設され、このフロント
カバー部の上縁を首回りとして身体に羽織って前記留め
具で首前を留め合わせることにより、ポンチョとして使
用可能にしたものである。従って、この自動車用シェー
ドを自動車に積み込んでおけば、雨や雪が降ったり寒風
が吹く中でのタイヤ交換やタイヤチェーンの着脱等の車
外作業を行う場合に、当該シェードを身体に着用して簡
易に濡れるのを防いだり寒さを凌ぐことができる。しか
して、このポンチョとしての着用状態では、フロントカ
バー部の上縁が伸縮ギャザーによって短くなっているか
ら、首回りが開かず、且つ両側のサイドカバー部によっ
て身体の前側が非常に広くなるから、腕を動かし易い。
【0013】請求項6の発明では、上記請求項5の自動
車用シェードにおいて、前記非透視性シートからなるシ
ェード本体を納める収納袋を有し、この収納袋が前記ポ
ンチョとして使用する際に頭に被るフードを構成するか
ら、シェードの収納袋までポンチョとしての使用形態で
有効利用できて全く無駄がない。
【0014】請求項7の発明では、上記請求項6の自動
車用シェードにおいて、収納袋が略矩形に形成され、そ
の隣接する2辺間にわたる開口部を備えるから、該収納
袋をポンチョのフードとする場合に、前記開口部の一辺
側を首回り部分として、他辺側を顔出し部分に利用でき
る。
【0015】請求項8の発明では、上記請求項6又は8
のの自動車用シェードにおいて、収納袋の開口縁をシェ
ード本体のフロントカバー部の上縁に沿って止着する止
着手段を備えるから、ポンチョとして使用する際、収納
袋をフードとしてシェード本体に留め着けることがで
き、もって着用状態で首回りもフードで覆われることに
なる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の一実施例に係
る自動車用シェードのシェード本体(1)を一杯に拡げ
た状態での内面側を示す。このシェード本体(1)は、
例えば目付150g/m2 程度のポリエステル不織布の
片面にアルミニウム蒸着やステンレス鋼のスパッタリン
グを施した柔軟な非透視性シート(10)からなり、略
長方形のフロントカバー部(11)と、その左右両側に
連設された略台形のサイドカバー部(12)(12)と
で構成されている。
【0017】そして、フロントカバー部(11)の上縁
から左右のサイドカバー部(12)(12)の上縁にわ
たり、コールゴム縫製によって伸縮ギャザー(2)が形
成されており、この伸縮ギャザー(2)によって自然状
態でのシェード本体(1)の上縁側は短く収縮している
(図8参照)。なお、シェード本体(1)の周縁には、
フロントカバー部(11)の下縁を除いて、縁布(3)
が縫い付けられている。
【0018】フロントカバー部(11)の上縁の左右両
隅部には、それぞれ内面側に三角形の補強布(4a)が
縫い付けられている。そして、図2に詳細に示すよう
に、各補強布(4a)にはL字形に折り付けた布バンド
(5)がその折り付けた中間部で縫い付けられており、
各布バンド(5)の上向き片(5a)に略S字形の装着
用フック(6)が保持されると共に、両布バンド(5)
(5)の横向き片(5b)(5b)に留め具(7a)
(7b)が保持されている。なお、留め具(7a)は係
止枠、留め具(7b)は挿入片を構成しており、留め具
(7a)に留め具(7b)を挿嵌することによって両者
が連結されると共に、この連結状態で留め具(7b)を
幅方向両側から指で挟み付けて圧縮変形させることによ
って連結が解除されるようになっている。
【0019】また、左右のサイドカバー部(12)(1
2)の端部上縁には、それぞれ内面側に三角形の補強布
(4b)が縫い付けられ、図3に詳細に示すように、こ
の補強布(4b)と非透視性シート(10)を貫通して
鳩目金具(8)が固着され、吸盤(9)が鳩目金具
(8)の孔に通した軸部(9a)に抜け止めリング(1
3)を挿嵌することによって外向きに取り付けられてい
る。
【0020】フロントカバー部(11)の下縁は、図4
に詳細に示すように、非透視性シート(10)の折り返
しによる筒部(10a)が形成され、この筒部(10
a)内にゴムホース等よりなる棒状の弾性芯材(14)
を包み込むことにより、止着部(15)を構成してい
る。また該フロントカバー部(11)の上縁に沿い、外
面側で係脱作用する複数個のホック(16a)…が所定
間隔置きに取り付けられている。
【0021】上記構成のシェード本体(1)を自動車の
フロント側に装着するには、図5(イ)に示すように、
両側のサンバイザー(S)(S)を上げた状態で、まず
フロントカバー部(11)の一方の装着用フック(6)
を片側のサンバイザー(S)の支持ロッド(R)の付け
根に係止させた上で、該フロントカバー部(11)の上
縁の伸縮ギャザー(2)を強制的に伸長させながら、他
方の装着用フック(6)を反対側のサンバイザー(S)
の支持ロッド(R)の付け根に同様に係止させることに
より、全体を吊持させる。そして、フロントカバー部
(11)を湾曲したフロントガラス(F)に沿わせるた
めに、図5(ロ)の如く両側のサンバイザー(S)
(S)を下げてフロントカバー部(11)を押さえる。
なお、(B)はバックミラーである。
【0022】かくしてシェード本体(1)を吊持させた
のち、図5(ハ)に示すように、左右のサイドカバー部
(12)(12)の各吸盤(9)をサイドウインド
(W)の後端側の上隅部に吸着させることにより、両サ
イドカバー部(12)(12)にて両側のサイドウイン
ド(W)(W)を覆い、次いでフロントカバー部(1
1)の下縁の止着部(15)をフロントガラス(F)の
下縁とダッシュボード(D)との隙間(t)に押し込ん
で図6に示す装着状態とする。
【0023】この装着により、自動車のフロント側は、
前方と左右両側の三方が外部から遮蔽されるが、後方側
については座席シートの背もたれで遮蔽されるので、実
質的に外部の人目から隠された独立空間を構成すること
になる。従って、この自動車用シェードの使用により、
夏場の海水浴や冬場のスキー等において人目を全く気に
せずに車内で着替えを行うことができ、車内での仮眠や
休憩にも外部から遮断された環境が得られる。また、上
述のようにフロント側の前方と左右両側の三方が遮蔽さ
れるため、直射日光による車内の高温化を防止するサン
シェードとしての日除け効果も高く、長時間の駐車によ
る日光の入射方向の変化にも充分に対応できる。
【0024】しかして、この自動車用シェードにおいて
は、フロントカバー部(11)の上縁は伸縮ギャザー
(2)が強制的に伸長した状態にあり、該伸縮ギャザー
(2)の収縮力によって緊張状態を保持しているため、
垂れ下がりによる隙間を生じる恐れはない。また図6に
示すように、フロントカバー部(11)は下縁がフロン
トガラス(F)の下縁に沿って止着されて、フロントガ
ラス(F)の傾斜に沿う形に配置するから、車内空間が
広くなると共に、ダッシュボード(D)への日光の入射
が阻止される。なお、通常の乗用車ではサイドウインド
(W)がドアの窓ガラスを構成するため、該ドアを開い
た際に装着用フック(6)による係止位置からサイドカ
バー部(12)の吸盤(9)の吸着位置までの距離が増
大することになるが、この場合は伸縮ギャザー(2)に
よってサイドカバー部(12)の上縁が伸縮可能である
から、該ドアをシェード装着状態のままで支障なく開閉
できる。
【0025】なお、フロントカバー部(11)の上縁の
左右幅は伸縮ギャザー(2)の伸長度合によって広範囲
に変え得るから、車種によるフロントガラス(F)の左
右幅の違いに無理なく対応できる。また、左右のサイド
カバー部(12)(12)も伸縮ギャザー(2)にて上
縁長さが可変であるため、サイドウインド(W)の前後
長さが種々異なってもその全面を完全に覆うことができ
る。なお、フロントガラス(F)の端部近傍に前記サン
バンザー(S)の付け根の如き装着用フック(6)を係
止できる部材がない特殊な車種に適用する場合は、予め
適当なフック係止用部材をフロントガラス(F)の端部
近傍に取り付けておけばよい。
【0026】一方、本実施例の自動車用シェードは、上
述したシェード本来の目隠しや日除けとして使用する
他、人の身体に羽織るポンチョとしても使用できるよう
に構成されている。以下に、ポンチョとして用いる場合
について説明する。
【0027】図7は、上述したシェード本体(1)を不
使用時に折り畳んだ状態で納める収納袋(20)を示
す。この収納袋(20)は、略長方形であり、その一短
辺側に縛り紐(21)付きの袋口(22)を有すると共
に、一長辺側にスライドファスナー(23)にて開閉す
る開口部(24)が形成され、また袋口(21)に沿っ
てシェード本体(1)の各ホック(16a)と対をなす
複数個のホック(16b)…が設けてある。しかして、
開口部(24)は、開放状態で袋口(22)に連続する
ように構成されている。
【0028】ポンチョとするには、収納袋(20)より
シェード本体(1)を取り出し、該収納袋(20)のス
ライドファスナー(23)を開き、図8に示すように、
開口部(24)と袋口(22)を開放すると共に、内側
に折り込んでいたフード鍔部(25)を引き出す。そし
て、収納袋(20)の各ホック(16b)を対応するシ
ェード本体(1)の各ホック(16a)に留め合わせる
ことにより、図9に示すように、シェード本体(1)の
フロントカバー部(11)の上縁に収納袋(20)を取
り付けてフードとする。そして、使用者は、フロントカ
バー部(11)の上縁を首回りとしてシェード本体
(1)を身体に羽織り、収納袋(20)よりなるフード
を頭に被り、首前で左右の留め具(7a)(7b)を留
め合わせることにより、ポンチョとして着用すればよ
い。
【0029】従って、この自動車用シェードを自動車に
積み込んでおけば、雨や雪が降ったり寒風が吹く中での
タイヤ交換やタイヤチェーンの着脱等の車外作業を行う
場合に、当該シェードを身体に着用して簡易に濡れるの
を防いだり寒さを凌ぐことができる。そして、このポン
チョとしての着用状態では、フロントカバー部(11)
の上縁が伸縮ギャザー(2)によって短くなっているか
ら、首回りが開かず、また両側のサイドカバー部(1
2)(12)によって身体の前側が非常に広くなり、腕
を動かし易いため、その着用状態で上記の車外作業を容
易に行うことができる。
【0030】なお、上記実施例ではポンチョとしても使
用可能な自動車用シェードを例示したが、請求項1〜4
の発明に係る自動車用シェードはポンチョとして利用で
きない構成を包含する。しかして、ポンチョとして使用
可能な構成においては、フロントカバー部の左右両側を
首前で留め合わせるための留め具として、例示した係止
枠と挿入片の組み合わせの如き簡易ロック機構を有する
ものに限らず、例えばホック、圧着ファスナー、留め合
わせボタン等も採用可能である。また収納袋(20)を
フードとしてシェード本体(1)のフロントカバー部
(11)の上縁に止着する手段としても、例示したホッ
ク(16a)(16b)の他、圧着ファスナー、留め合
わせボタン、スライドファスナー等を利用できる。
【0031】その他、この発明に係る自動車用シェード
では、シェード本体(1)の全体形状と各部の大きさ及
び形状、縫合構成、非透視性シート(10)の材料構
成、装着用フック(6)の形状と取付構成、吸盤(9)
の取付構成、止着部(15)の弾性芯材(14)の材料
及び断面形状等、細部構成については実施例以外に種々
設計変更可能である。
【0032】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、自動車用シェ
ードとして、車内フロント側に簡単に装着して、車内に
前方と左右両側の3方向がコ字状に遮蔽された空間を確
保できる上、装着状態でフロントカバー部に垂れ下がり
による隙間を生じず、もって夏場の海水浴や冬場のスキ
ー等における車内での着替え、仮眠、休憩等を外部の人
目を気にせずに行うことを可能にし、また直射日光によ
る車内の高温化を防止する日除け効果も高く、長時間の
駐車による日光の入射方向の変化にも充分に対応でき、
且つフロントカバー部がフロントガラスの傾斜に沿う形
に配置するため、車内空間を広く確保できると共にダッ
シュボードへの日光の入射を阻止でき、しかもフロント
カバー部の上縁の左右幅が広範囲に可変であるため、車
種によるフロントガラスの左右幅の違いに無理なく対応
できるものが提供される。
【0033】請求項2の発明によれば、上記の自動車用
シェードとして、サイドカバー部の上縁の長さが可変で
あるから、サイドウインドの前後長さが種々異なる場合
でも確実に遮蔽できる上、サイドウインドがドアの窓ガ
ラスを構成する場合でも、シェード装着状態で該ドアを
支障なく開閉できるものが提供される。
【0034】請求項3の発明によれば、上記の自動車用
シェードとして、特にフロントカバー部の下縁側を極め
て簡単にフロントガラス下縁に沿って配置させることが
でき、また同様の配置のために錘を利用する構成に比較
してシェードの全体重量を低減し得るものが提供され
る。
【0035】請求項4の発明によれば、上記の自動車用
シェードとして、特に各サイドカバー部のサイドウイン
ドの内面側に対する着脱をワンタッチ操作で簡単に行え
るものが提供される。
【0036】請求項5の発明によれば、上記の自動車用
シェードとして、本来の目隠しや日除けの機能に加え、
雨や雪が降ったり寒風が吹く中でのタイヤ交換やタイヤ
チェーンの着脱等の車外作業時に簡易に羽織るポンチョ
としても利用でき、且つポンチョ形態での使用感のよい
ものが提供される。
【0037】請求項6の発明によれば、上記のポンチョ
としても利用可能な自動車用シェードとして、シェード
本体の収納袋をポンチョのフードとして利用できるもの
が提供される。
【0038】請求項7の発明によれば、上記のポンチョ
としても利用可能な自動車用シェードとして、特に収納
袋の形態がポンチョのフードに適するものが提供され
る。
【0039】請求項8の発明によれば、上記のポンチョ
としても利用可能な自動車用シェードとして、特にポン
チョ形態としての着用性及び使用感に優れるものが提供
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る自動車用シェードの
内面側の展開図である。
【図2】同自動車用シェードにおけるフロントカバー部
の要部の背面図である。
【図3】同自動車用シェードにおけるサイドカバー部の
要部の縦断面図である。
【図4】同自動車用シェードにおけるフロントカバー部
の下縁の縦断面図である。
【図5】同自動車用シェードを自動車内に装着する手順
を示す説明図であり、(イ)はフロントカバー部の取付
状況、(ロ)は該フロントカバー部の取付後の状態、
(ハ)はサイドカバー部の取付状況を示す。
【図6】同自動車用シェードを自動車内に装着した状態
の縦断面図である。
【図7】同自動車用シェードにおけるシェード本体を納
める収納袋の斜視図である。
【図8】同自動車用シェードをポンチョとして用いる場
合の収納袋とシェード本体を示す斜視図である。
【図9】同自動車用シェードをポンチョ形態とした斜視
図である。
【符号の説明】
1…シェード本体 2…伸縮キャザー 6…装着用フック 7a…留め具 7b…留め具 9…吸盤(取付手段) 10…非透視性シート 11…フロントカバー部 12…サイドカバー部 14…弾性芯材 15…止着部 16a…ホック(止着手段) 16b…ホック(止着手段) 20…収納袋 22…袋口 24…開口部 F…フロントガラス W…サイドウインド D…ダッシュボード S…サンバイザー R…支持ロッド

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のフロントガラス内面側を覆うフ
    ロントカバー部の左右両側にサイドカバー部を連設した
    柔軟な非透視性シートからなり、 前記フロントカバー部は、上縁が伸縮ギャザーをなし、
    且つ該上縁の左右両隅部に装着用フックが設けられると
    共に、下縁にフロントガラス下縁近傍に対する止着部を
    有し、 前記各サイドカバー部には自動車のサイドウインド内面
    側に対する取付手段を有してなる自動車自動車用シェー
    ド。
  2. 【請求項2】 伸縮ギャザーが、フロントカバー部の上
    縁から左右のサイドカバー部の上縁にわたって設けられ
    てなる請求項1記載の自動車用シェード。
  3. 【請求項3】 フロントカバー部の下縁の止着部は、該
    下縁に沿って棒状の弾性芯材が包み込まれてなり、この
    弾性芯材を圧縮させるように自動車のフロントガラス下
    縁とダッシュボードとの隙間に押し込んで止着するもの
    である請求項1又は2に記載の自動車用シェード。
  4. 【請求項4】 各サイドカバー部の取付手段が、当該サ
    イドカバー部の先端上縁部に付設した吸盤からなる請求
    項1〜3のいずれかに記載の自動車用シェード。
  5. 【請求項5】 フロントカバー部の上縁近傍の左右両側
    に、互いに係脱可能な留め具が付設され、このフロント
    カバー部の上縁を首回りとして身体に羽織って前記留め
    具で首前を留め合わせることにより、ポンチョとして使
    用可能である請求項1〜4のいずれかに記載の自動車用
    シェード。
  6. 【請求項6】 前記非透視性シートからなるシェード本
    体を納める収納袋を有し、この収納袋が前記ポンチョと
    して使用する際に頭に被るフードを構成する請求項5記
    載の自動車用シェード。
  7. 【請求項7】 収納袋が、略矩形に形成され、その隣接
    する2辺間にわたる開口部を備えてなる請求項6記載の
    自動車用シェード。
  8. 【請求項8】 収納袋の開口縁をシェード本体のフロン
    トカバー部の上縁に沿って止着する止着手段を有してな
    る請求項6又は7に記載の自動車用シェード。
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