JPH06206502A - ルーフサイドレールを装備した自動車における、屋根上荷物を支持するための横桁 - Google Patents
ルーフサイドレールを装備した自動車における、屋根上荷物を支持するための横桁Info
- Publication number
- JPH06206502A JPH06206502A JP5311944A JP31194493A JPH06206502A JP H06206502 A JPH06206502 A JP H06206502A JP 5311944 A JP5311944 A JP 5311944A JP 31194493 A JP31194493 A JP 31194493A JP H06206502 A JPH06206502 A JP H06206502A
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- JP
- Japan
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- roof
- side rail
- girder
- roof side
- cutout
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R9/00—Supplementary fittings on vehicle exterior for carrying loads, e.g. luggage, sports gear or the like
- B60R9/04—Carriers associated with vehicle roof
- B60R9/045—Carriers being adjustable or transformable, e.g. expansible, collapsible
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ルーフサイドレールを装備した自動車におけ
る屋根上荷物を支持するための横桁において、該横桁が
ルーフサイドレールに締付け可能であって、強力な加速
度／減速度の場合でも滑落の危険性を顕著に減らすこと
ができるようにする。 【構成】 そのため各保持部材が少くとも一方の締付け
ジョー内に、内方に配置されかつ桁材に支持可能な摩擦
ブレーキを備えている切欠きを有しており、該摩擦ブレ
ーキが、硬質ゴム又は粘弾性的な耐摩耗性プラスチック
材料から成る２つの成形体から成っており、各成形体
が、桁材に平行に延びた、斜めの平面を形成する傾斜し
た底面を備えた縦長の切欠き内に配置されており、かつ
各成形体が、切欠きの底面上でスライド可能に又は転動
可能に配置されている。
る屋根上荷物を支持するための横桁において、該横桁が
ルーフサイドレールに締付け可能であって、強力な加速
度／減速度の場合でも滑落の危険性を顕著に減らすこと
ができるようにする。 【構成】 そのため各保持部材が少くとも一方の締付け
ジョー内に、内方に配置されかつ桁材に支持可能な摩擦
ブレーキを備えている切欠きを有しており、該摩擦ブレ
ーキが、硬質ゴム又は粘弾性的な耐摩耗性プラスチック
材料から成る２つの成形体から成っており、各成形体
が、桁材に平行に延びた、斜めの平面を形成する傾斜し
た底面を備えた縦長の切欠き内に配置されており、かつ
各成形体が、切欠きの底面上でスライド可能に又は転動
可能に配置されている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ルーフサイドレールを
装備した自動車における、屋根上荷物を支持するための
横桁であって、該横桁がそれをルーフサイドレールの桁
材に固定するために、締付け機構によって相互に引寄せ
可能な２つの締付けジョーを備えた保持部材を各終端領
域に保持している形式のものに関する。
装備した自動車における、屋根上荷物を支持するための
横桁であって、該横桁がそれをルーフサイドレールの桁
材に固定するために、締付け機構によって相互に引寄せ
可能な２つの締付けジョーを備えた保持部材を各終端領
域に保持している形式のものに関する。
【０００２】
【従来の技術】冒頭で述べた形式の横桁は、ドイツ国実
用新案第８１３６１２９号明細書によって公知である。
この公知の横桁にあっては、保持力が保持部材の締付け
ジョーを夫々の桁材の影響下で互いに引き寄せている締
付けねじの締付けによって形成されている。この場合の
欠点は、締付け力が強過ぎると桁材表面の変形又は締付
けジョーの破損が発生するおそれがあり、他方では締付
け力が小さ過ぎると横桁が、屋根上荷物を含めて自動車
長手方向の自動車の減速度が大きい場合には、はるかに
重要な滑落を惹き起す結果になりかねないという点であ
る。
用新案第８１３６１２９号明細書によって公知である。
この公知の横桁にあっては、保持力が保持部材の締付け
ジョーを夫々の桁材の影響下で互いに引き寄せている締
付けねじの締付けによって形成されている。この場合の
欠点は、締付け力が強過ぎると桁材表面の変形又は締付
けジョーの破損が発生するおそれがあり、他方では締付
け力が小さ過ぎると横桁が、屋根上荷物を含めて自動車
長手方向の自動車の減速度が大きい場合には、はるかに
重要な滑落を惹き起す結果になりかねないという点であ
る。
【０００３】従来技術としては、例えば冒頭で述べた形
式の横桁に間接的に関連するドイツ国特許第３３０１７
０６Ａ１号明細書が存在しており、その中には支持脚部
及び締付け舌状板の設けられた屋根上荷物支持体が、自
動車の屋根の上方縁部の領域で両側に延びている屋根樋
に固定可能であることが示されている。屋根上荷物支持
体が完全ブレーキの場合に又は別の自動車との又は障害
物との自動車の衝突の場合に、屋根樋を超えて滑落する
のを阻止するため、この公知の構造体にあっては屋根樋
に、自動車長手方向における荷物支持体の移動を制限す
るためのストッパ手段が設けられている。
式の横桁に間接的に関連するドイツ国特許第３３０１７
０６Ａ１号明細書が存在しており、その中には支持脚部
及び締付け舌状板の設けられた屋根上荷物支持体が、自
動車の屋根の上方縁部の領域で両側に延びている屋根樋
に固定可能であることが示されている。屋根上荷物支持
体が完全ブレーキの場合に又は別の自動車との又は障害
物との自動車の衝突の場合に、屋根樋を超えて滑落する
のを阻止するため、この公知の構造体にあっては屋根樋
に、自動車長手方向における荷物支持体の移動を制限す
るためのストッパ手段が設けられている。
【０００４】自動車のための別の公知の屋根上荷物支持
体（ドイツ国特許第３３０１７０５Ａ１号明細書）は、
自動車屋根の上方縁部の領域の両側方に延びる屋根樋内
で支持脚部によって支持されており、かつ屋根上荷物支
持体は、屋根樋に下方から係合して支持脚部に着張可能
である締付け舌状板を介して自動車に固定可能であり、
そのために屋根上荷物支持体は、自動車の強力な減速度
又は加速度の場合であっても自動車屋根に確実に保持さ
れうるように構成されている。この目的のため屋根上荷
物支持体には屋根上荷物支持体と屋根樋との間で機能す
るロック手段が設けられており、該ロック手段は、自動
車長手方向における屋根上荷物支持体の移動を阻止して
いる。
体（ドイツ国特許第３３０１７０５Ａ１号明細書）は、
自動車屋根の上方縁部の領域の両側方に延びる屋根樋内
で支持脚部によって支持されており、かつ屋根上荷物支
持体は、屋根樋に下方から係合して支持脚部に着張可能
である締付け舌状板を介して自動車に固定可能であり、
そのために屋根上荷物支持体は、自動車の強力な減速度
又は加速度の場合であっても自動車屋根に確実に保持さ
れうるように構成されている。この目的のため屋根上荷
物支持体には屋根上荷物支持体と屋根樋との間で機能す
るロック手段が設けられており、該ロック手段は、自動
車長手方向における屋根上荷物支持体の移動を阻止して
いる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、冒頭
で述べた形式の横桁を改良して、該横桁がルーフサイド
レールに締付け可能であって、強力な加速度／減速度の
場合でも滑落の危険性を顕著に減らすことができるよう
にすることにある。
で述べた形式の横桁を改良して、該横桁がルーフサイド
レールに締付け可能であって、強力な加速度／減速度の
場合でも滑落の危険性を顕著に減らすことができるよう
にすることにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明では、各保持部材
が少くとも一方の締付けジョー内に、内方に配置されか
つ桁材に支持可能な摩擦ブレーキを備えている切欠きを
有しており、該摩擦ブレーキが、硬質ゴム又は粘弾性的
な耐摩耗性プラスチック材料から成る２つの成形体から
成っており、各成形体が、桁材に平行に延びた、斜めの
平面を形成する傾斜した底面を備えた縦長の切欠き内に
配置されており、かつ各成形体が、切欠きの底面上でス
ライド可能に又は転動可能に配置されていることによっ
て、上記課題を解決することができた。
が少くとも一方の締付けジョー内に、内方に配置されか
つ桁材に支持可能な摩擦ブレーキを備えている切欠きを
有しており、該摩擦ブレーキが、硬質ゴム又は粘弾性的
な耐摩耗性プラスチック材料から成る２つの成形体から
成っており、各成形体が、桁材に平行に延びた、斜めの
平面を形成する傾斜した底面を備えた縦長の切欠き内に
配置されており、かつ各成形体が、切欠きの底面上でス
ライド可能に又は転動可能に配置されていることによっ
て、上記課題を解決することができた。
【０００７】
【発明の効果】摩擦ブレーキは、硬質ゴム又は耐摩耗性
の粘弾性的なプラスチックから成る成形体から成ってお
り、該成形体にたとえ耐摩耗性の高品質材料が使用され
ていても、明らかにこれを比較的簡単にかつコスト的に
有利に製作することができる。更にこのような摩擦ブレ
ーキは、長期間に亘り完全にメンテナンスフリーかつ故
障なしに作業せしめることができるという重要な利点を
有している。摩擦ブレーキは、ルーフサイドレールの桁
材に保持部材の確実な保持を保証しており、特に材料の
セッティングの際に又は締付けジョーの極端に低い締付
けの際に予張力が小さくて済むように保証している。
の粘弾性的なプラスチックから成る成形体から成ってお
り、該成形体にたとえ耐摩耗性の高品質材料が使用され
ていても、明らかにこれを比較的簡単にかつコスト的に
有利に製作することができる。更にこのような摩擦ブレ
ーキは、長期間に亘り完全にメンテナンスフリーかつ故
障なしに作業せしめることができるという重要な利点を
有している。摩擦ブレーキは、ルーフサイドレールの桁
材に保持部材の確実な保持を保証しており、特に材料の
セッティングの際に又は締付けジョーの極端に低い締付
けの際に予張力が小さくて済むように保証している。
【０００８】本発明にあっては、摩擦ブレーキとしての
２つの成形体が設けられており、各成形体は、傾斜した
斜めの平面を形成する底面を備えた、桁材に平行に延び
る縦長の切欠き内に配置されており、かつ各成形体は切
欠きの底面上をスライド可能に又は転動可能に配置され
ている。この手段によって極端な減速度／加速度の場合
には、摩擦ブレーキ部材を介して部材の移動を発生せし
める傾斜した平面を利用し乍ら、摩擦結合の強化を達成
することができる。例えば追突事故の場合に発生する特
に極端な減速度／加速度の場合には、摩擦ブレーキの成
形体がルーフサイドレールの桁材内に圧刻され、高くな
った摩擦結合に付加して形状結合が形成される可能性が
ある。
２つの成形体が設けられており、各成形体は、傾斜した
斜めの平面を形成する底面を備えた、桁材に平行に延び
る縦長の切欠き内に配置されており、かつ各成形体は切
欠きの底面上をスライド可能に又は転動可能に配置され
ている。この手段によって極端な減速度／加速度の場合
には、摩擦ブレーキ部材を介して部材の移動を発生せし
める傾斜した平面を利用し乍ら、摩擦結合の強化を達成
することができる。例えば追突事故の場合に発生する特
に極端な減速度／加速度の場合には、摩擦ブレーキの成
形体がルーフサイドレールの桁材内に圧刻され、高くな
った摩擦結合に付加して形状結合が形成される可能性が
ある。
【０００９】個々には、２つの成形体のために桁材に平
行に延びる縦長の底面を備えた１つの切欠きだけが設け
られており、該底面は桁材に狭く隣接する中央部から端
部に向って下降している。その際切欠きの底面は摩擦の
小さな薄膜を有することも可能であり、このことによっ
て成形体の滑動性能が向上し、かつこのことは、複数の
成形体が楔状に形成されている場合に特に重要である。
行に延びる縦長の底面を備えた１つの切欠きだけが設け
られており、該底面は桁材に狭く隣接する中央部から端
部に向って下降している。その際切欠きの底面は摩擦の
小さな薄膜を有することも可能であり、このことによっ
て成形体の滑動性能が向上し、かつこのことは、複数の
成形体が楔状に形成されている場合に特に重要である。
【００１０】摩擦ブレーキの夫々を形成している成形体
が、ローラとして形成されて前述の傾斜した平面上を転
動するようになっていても宜い。更にこの場合にあって
は、ローラとして形成された夫々の成形体が、突出する
軸ピンを備えた軸上に配置されており、かつ軸ピンは、
切欠き壁部に加工された、互いに向い合って位置する滑
子溝に係合できるように補完的に構成されている。
が、ローラとして形成されて前述の傾斜した平面上を転
動するようになっていても宜い。更にこの場合にあって
は、ローラとして形成された夫々の成形体が、突出する
軸ピンを備えた軸上に配置されており、かつ軸ピンは、
切欠き壁部に加工された、互いに向い合って位置する滑
子溝に係合できるように補完的に構成されている。
【００１１】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基いて詳細に説
明する。
明する。
【００１２】図１には、屋根薄板上に配置された屋根上
荷物支持体を備えている屋根薄板１が図示されている。
屋根上荷物支持体は、支持脚部２から成る２本のルーフ
サイドレールと、ギャラリロッド（桁材３）と、保持部
材５によって桁材３に固定されて鎖線だけで示唆されて
いる横桁４とから形成されている。ルーフサイドレール
は、少くとも互いにほぼ平行にかつ自動車の走行方向に
延びている。
荷物支持体を備えている屋根薄板１が図示されている。
屋根上荷物支持体は、支持脚部２から成る２本のルーフ
サイドレールと、ギャラリロッド（桁材３）と、保持部
材５によって桁材３に固定されて鎖線だけで示唆されて
いる横桁４とから形成されている。ルーフサイドレール
は、少くとも互いにほぼ平行にかつ自動車の走行方向に
延びている。
【００１３】第１実施例における新しい保持部材５が図
２及び図３に詳細に図示されている。保持部材５は、従
来の形式でつまり詳細には図示なしの形式で、横桁４の
端部に配置されていて、第１の（上方の）締付けジョー
６と第２の（下方の）締付けジョー７とから成ってい
る。締付けジョー６は桁材３と領域的に上方から取り囲
み、かつ締付けジョー７は桁材３を領域的に下方から取
り囲んでいる。２つの締付けジョー６及び７は、締付け
機構８によって桁材３を挟み込み乍ら相互に引寄せ可能
である。
２及び図３に詳細に図示されている。保持部材５は、従
来の形式でつまり詳細には図示なしの形式で、横桁４の
端部に配置されていて、第１の（上方の）締付けジョー
６と第２の（下方の）締付けジョー７とから成ってい
る。締付けジョー６は桁材３と領域的に上方から取り囲
み、かつ締付けジョー７は桁材３を領域的に下方から取
り囲んでいる。２つの締付けジョー６及び７は、締付け
機構８によって桁材３を挟み込み乍ら相互に引寄せ可能
である。
【００１４】下方の締付けジョー７には、桁材３に平行
に縦長に延びて桁材３に向ってだけ開放されている切欠
き９が形成されている。底面１０は、その長手方向寸法
の中心点で桁材３に最も接近しており、かつこの中心点
から切欠き終端部に向って下降している。つまり底面１
０は傾斜した２つの平面を有している。この傾斜した夫
々の平面上には摩擦ブレーキとして役立つ成形体１１が
載置されており、該成形体１１は反対側に位置する面に
よって桁材３に摩擦結合状に当て付けられている。図２
及び図３に基く実施例において楔として形成された夫々
の成形体１１は、成形体の載置兼滑り面として考えられ
ている傾斜平面よりも短く、かつ図３に図示の基準状態
にあっては圧縮ばね１２によって間隔を置いて保持され
ている。成形体１１の基準状態は実線で図示され、また
減速度／加速度に伴う移動中の成形体１１の位置は破線
で図示されている。矢印Ａに基く加速度方向において
は、図３の右側の成形体１１がこの矢印方向Ａに滑らか
に運動し、その際桁材３に対し押圧力（摩擦結合）を高
め乍ら傾斜した平面上を滑動する。矢印Ｂに基く減速度
方向においては、図３の左側の成形体１１がこの矢印方
向Ｂに滑らかに運動する。制動部材の作用は、成形体１
１と桁材３との間の摩擦結合が強ければ強い程、乃至は
成形体１１と切欠き９の底面１０との間の摩擦結合が小
さければ小さい程、それに応じてより有効に作用する。
従って底面１０を摩擦の小さな薄膜で覆うと有利であ
る。他方では桁材３に摩擦接触している成形体１１の面
に、その代りに又は付加的に、例えば粗面化部、非滑動
層又はそれに類似した摩擦の大きな手段を設けることも
可能である。
に縦長に延びて桁材３に向ってだけ開放されている切欠
き９が形成されている。底面１０は、その長手方向寸法
の中心点で桁材３に最も接近しており、かつこの中心点
から切欠き終端部に向って下降している。つまり底面１
０は傾斜した２つの平面を有している。この傾斜した夫
々の平面上には摩擦ブレーキとして役立つ成形体１１が
載置されており、該成形体１１は反対側に位置する面に
よって桁材３に摩擦結合状に当て付けられている。図２
及び図３に基く実施例において楔として形成された夫々
の成形体１１は、成形体の載置兼滑り面として考えられ
ている傾斜平面よりも短く、かつ図３に図示の基準状態
にあっては圧縮ばね１２によって間隔を置いて保持され
ている。成形体１１の基準状態は実線で図示され、また
減速度／加速度に伴う移動中の成形体１１の位置は破線
で図示されている。矢印Ａに基く加速度方向において
は、図３の右側の成形体１１がこの矢印方向Ａに滑らか
に運動し、その際桁材３に対し押圧力（摩擦結合）を高
め乍ら傾斜した平面上を滑動する。矢印Ｂに基く減速度
方向においては、図３の左側の成形体１１がこの矢印方
向Ｂに滑らかに運動する。制動部材の作用は、成形体１
１と桁材３との間の摩擦結合が強ければ強い程、乃至は
成形体１１と切欠き９の底面１０との間の摩擦結合が小
さければ小さい程、それに応じてより有効に作用する。
従って底面１０を摩擦の小さな薄膜で覆うと有利であ
る。他方では桁材３に摩擦接触している成形体１１の面
に、その代りに又は付加的に、例えば粗面化部、非滑動
層又はそれに類似した摩擦の大きな手段を設けることも
可能である。
【００１５】図４及び図５に基く実施例にあっては、機
能技術的に図２及び図３の場合と同じ様な解決原理を有
している。つまりこの場合も保持部材５は、上方の締付
けジョー６、下方の締付けジョー７及び締付けジョー
６，７を桁材３に固定するための締付け機構８から成っ
ている。締付けジョーの一方即ち下方の締付けジョー７
は、既に前述の実施例で説明したのと同じ様に切欠き９
を有している。異なっている点は主として、成形体１１
が楔としてではなくてローラの形状に構成されていると
いう点である。その際ローラは、図示のように、軸ピン
がローラ端面から突き出ている中心軸１３によって形成
可能である。各軸ピンに対し互いに反対側に位置する切
欠き９の側壁内に滑子溝１４が切り込まれている。
能技術的に図２及び図３の場合と同じ様な解決原理を有
している。つまりこの場合も保持部材５は、上方の締付
けジョー６、下方の締付けジョー７及び締付けジョー
６，７を桁材３に固定するための締付け機構８から成っ
ている。締付けジョーの一方即ち下方の締付けジョー７
は、既に前述の実施例で説明したのと同じ様に切欠き９
を有している。異なっている点は主として、成形体１１
が楔としてではなくてローラの形状に構成されていると
いう点である。その際ローラは、図示のように、軸ピン
がローラ端面から突き出ている中心軸１３によって形成
可能である。各軸ピンに対し互いに反対側に位置する切
欠き９の側壁内に滑子溝１４が切り込まれている。
【００１６】ローラは前述の成形体１１と同一の材料、
つまり例えば硬質ゴムから成り、一方軸１３は有利には
鋼材から形成されている。ローラとして形成された成形
体１１のブレーキ方向は、楔として形成されている成形
体１１の方向に一致している。図２及び図３に基く成形
体１１のための滑り運動の代りに、図４及び図５に基く
成形体１１のための転動運動が発生する。しかし場合に
よっては転動運動／滑り運動の組合せも発生可能であ
る。重要なことは、極端な減速度／加速度の場合には桁
材３に対し成形体１１に亘って摩擦結合の強化が達成で
きるということである。
つまり例えば硬質ゴムから成り、一方軸１３は有利には
鋼材から形成されている。ローラとして形成された成形
体１１のブレーキ方向は、楔として形成されている成形
体１１の方向に一致している。図２及び図３に基く成形
体１１のための滑り運動の代りに、図４及び図５に基く
成形体１１のための転動運動が発生する。しかし場合に
よっては転動運動／滑り運動の組合せも発生可能であ
る。重要なことは、極端な減速度／加速度の場合には桁
材３に対し成形体１１に亘って摩擦結合の強化が達成で
きるということである。
【図１】支持脚部、ギャラリロッド及び横桁を備えたル
ーフサイドレールの図である。
ーフサイドレールの図である。
【図２】第１実施例に基く横桁の、ギャラリロッドに固
定された保持部材の縦断面図である。
定された保持部材の縦断面図である。
【図３】図２の線ＩＩＩ−ＩＩＩに沿った断面図であ
る。
る。
【図４】第２実施例に基く横桁の、ギャラリロッドに固
定された保持部材の縦断面図である。
定された保持部材の縦断面図である。
【図５】図４の線Ｖ−Ｖに沿った断面図である。
１ 屋根薄板 ２ 支持脚部 ３ ギャラリロッド（桁材） ４ 横桁 ５ 保持部材 ６，７ 締付けジョー ８ 締付け機構 ９ 切欠き １０ 底面 １１ 成形体 １２ 圧縮ばね １３ 軸 １４ 滑子溝
フロントページの続き (72)発明者 ハンス−ヘルムート ミーグリッツ ドイツ連邦共和国 モンハイム モースヴ ェーク 16 デー (72)発明者 ヴェルナー ラインル ドイツ連邦共和国 メンヒェングラートバ ッハ オーラーフェルトシュトラーセ 99 (72)発明者 ハンス ウルリッヒ クレープス ドイツ連邦共和国 シュプロックヘーヴェ ル ウーレンベルク ７
Claims (1)
- 【請求項１】 ルーフサイドレールを装備した自動車に
おける、屋根上荷物を支持するための横桁であって、該
横桁がそれをルーフサイドレールの桁材（３）に固定す
るために、締付け機構（８）によって相互に引寄せ可能
な２つの締付けジョー（６，７）を備えた保持部材
（５）を各終端領域に保持している形式のものにおい
て、 各保持部材（５）が少くとも一方の締付けジョー（６，
７）内に、内方に配置されかつ桁材（３）に支持可能な
摩擦ブレーキを備えている切欠き（９）を有しており、
該摩擦ブレーキが、硬質ゴム又は粘弾性的な耐摩耗性プ
ラスチック材料から成る２つの成形体（１１）から成っ
ており、各成形体（１１）が、桁材（３）に平行に延び
た、斜めの平面を形成する傾斜した底面（１０）を備え
た縦長の切欠き（９）内に配置されており、かつ各成形
体（１１）が、切欠き（９）の底面（１０）上でスライ
ド可能に又は転動可能に配置されていることを特徴とす
る、ルーフサイドレールを装備した自動車における、屋
根上荷物を支持するための横桁。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE4242207A DE4242207A1 (de) | 1992-12-15 | 1992-12-15 | Querträger für Dachlasten an einem mit einer Dachreling ausgestatteten Kraftwagen |
| DE4242207.8 | 1992-12-15 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06206502A true JPH06206502A (ja) | 1994-07-26 |
Family
ID=6475271
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5311944A Pending JPH06206502A (ja) | 1992-12-15 | 1993-12-13 | ルーフサイドレールを装備した自動車における、屋根上荷物を支持するための横桁 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5423465A (ja) |
| EP (1) | EP0602390B1 (ja) |
| JP (1) | JPH06206502A (ja) |
| DE (2) | DE4242207A1 (ja) |
| ES (1) | ES2082576T3 (ja) |
Families Citing this family (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE4416339A1 (de) * | 1994-05-09 | 1995-11-16 | Happich Fahrzeug Dachsysteme | Befestigungsvorrichtung |
| DE19518949C2 (de) * | 1995-05-23 | 1997-08-14 | Hs Products Ag Systemtechnik U | Vorrichtung zum Befestigen von Lasten an einem Kraftfahrzeug |
| US6050467A (en) * | 1997-04-03 | 2000-04-18 | Decoma International, Inc. | Article carrier assembly having a cross rail assembly adjustable within a range of infinite operating positions |
| US5924614A (en) * | 1997-04-03 | 1999-07-20 | Decoma International Inc. | Article carrier assembly having a cross rail assembly longitudinally adjustable from one side of a motor vehicle |
| US6119908A (en) * | 1997-04-03 | 2000-09-19 | Decoma International Inc. | Article carrier assembly having a cross rail assembly with a turnable locking mechanism |
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