JP3033595U - 戸車用案内レール - Google Patents

戸車用案内レール

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JP3033595U
JP3033595U JP1996007702U JP770296U JP3033595U JP 3033595 U JP3033595 U JP 3033595U JP 1996007702 U JP1996007702 U JP 1996007702U JP 770296 U JP770296 U JP 770296U JP 3033595 U JP3033595 U JP 3033595U
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Japan
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guide rail
door
sliding door
groove
vertical wall
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JP1996007702U
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Inventor
高昭 田島
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高昭 田島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の引き戸における戸車の案内レールは、例
えばアルミニウム等、軽金属の板金を引抜き加工して、
1〜複数列の凹溝を条設したものであったから、引き戸
の表・裏面のいづれか一側から何らかの外力を受けた場
合、そのまま作動を続けると、該戸車は凹溝と案内レー
ル上面との会所(角部)を乗り越えて脱輪が発生し易
く、スムーズな引き戸の開閉が妨げられるという課題が
あった。 【解決手段】アルミニウムなどの板金を引抜成形して、
1乃至は複数列の凹溝を通設してなる引き戸用の案内レ
ールにおいて、上記各凹溝と案内レール上面との間に
0.5〜1.0mmの垂直壁を設けたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、建具、家具等に広く利用される引き戸(引き違い戸ともいう)の 戸車の案内レールに関し、引き戸の開閉時における戸車の脱輪防止を目的とした ものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の引き戸は、その下面に戸車の踏面が適当量露出するように埋設 され、該戸車を軽快に回転させる手段として金属製又はプラスチック製の案内レ ールが利用されるものであった。そして上記案内レール(イ)は、図4に例示し たように、例えばアルミニウム等、軽金属の板金を引抜き加工して、1〜複数列 の凹溝(ロ)を条設したものが広く知られているが、その凹溝(ロ)は案内レー ル(イ)の上面から下方に向かって45度以下の浅い下り傾斜としたV字形又は 円弧状に凹成してなるものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記、従来の案内レールにおける凹溝、即ち上記V溝又は円弧溝(ロ)は、引 き戸の作動中、若しくは作動前に、引き戸の表・裏面のいづれか一側から、何ら かの外力を受けた場合、そのまま作動を続けると、該戸車(ハ)は凹溝(ロ)と 案内レール(イ)の上面との会所(ニ)を乗り越えて脱輪が発生し易く、スムー ズな引き戸の開閉が妨げられるという課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案者は、上述した従来の引き戸用案内レールの欠点を解消すべく、鋭意、 考究の結果、図4に見られる従来の案内レール(イ)は、戸車(ハ)の踏面(ホ )と案内レールの凹溝底面との間には、凹溝内に異物が介入した場合に戸車の上 記踏面が異物に乗り上げてガタ付かないようにする為の、異物貯め的役割を果た す間隙(ヘ)が必要とされる関係上、上記V溝又は円弧溝(ロ)の入角は45度 以下の浅いものとする必要があり、これが側面からの外力によって脱輪をもたら す原因であることを究明したのである。
【0005】 そして、その原因を除去する手段として、考案者は更に実験、改良を加えて案 内レールの上面と上記凹溝との会所(ニ)に脱輪を阻止する僅かな障壁を介在さ れることにより、脱輪機会を大幅に減少させ得ることを突き止めたものである。
【0006】 即ち、アルミニウム等の板金を引抜成形して、1〜複数列のV溝又は円弧溝な どの凹溝を通設してなる引き戸用の案内レールにおいて、上記各凹溝と案内レー ル上面との間に0.5〜1.0mmの垂直壁を設けるという手段を講じたものであ る。
【0007】 上記構成とした案内レールでは、各凹溝が従来のものと同様の下り傾斜面を有 しながら、引き戸の表・裏面にかかる外力等で戸車が押されても、該戸車の下側 面が上記垂直壁に当接して通常の外力では戸車が上記垂直壁を乗り越え得ないの で、その脱輪機会が大幅に軽減されるのである。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、本案の構成を図面に示す1、2の実施形態に基づいて更に詳述する。図 1において1は一定幅のアルミニウム板を引き抜き成形してなる定尺の案内レー ル、2はその上面1aに一定の下り傾斜を以って凹成された断面V字状の凹溝、 また、3は上記案内レール上面1aと凹溝2との会所に設けられた垂直壁であっ て、その高さは0.5〜1.0mm、好ましくは0.8mm程度である。
【0009】 尚、上記実施の形態における一列の案内レール1では、その高さが4.2mm、 幅は約20〜30mmとされるのが通例であるが、引き戸の枚数に応じて一本の案 内レール1に、上記構成のV溝を二列又は、それ以上並列して設けることも亦、 本考案の趣旨に徴して自由である。
【0010】 又、図2は上記実施例のものよりも、広幅の案内レール1’面に浅い曲率を有 する円弧溝2’を二条平行に凹成してなるもので、案内レール1’の上面と上記 各円弧溝2’との会所に上記実施例と同じく0.5〜1.0mm、好ましくは0. 8mm程度の垂直壁3’を設けてなり、案内レールの高さは通常4.2mm、幅は約 40〜70mmとされるのが通例である。
【0011】 而して、本考案における上記各案内レールの下面形状1bは、いづれも水平安 定性に優れ、且つ所定の曲げ強度を有するものであれば、特にその構成を限定す るものではないし、また本考案の要旨が、案内レール上面と各凹溝の会所に脱輪 の障壁となる垂直壁を設けた点にあるから、上記凹溝の形状自体は既述したV溝 2又は円弧溝2’に限られるものではない。更に、案内レールの上面1aの適所 に、予め皿もみ等を施したレール固定用のビス乃至は釘孔を貫設することも亦、 任意の設計事項である。
【0012】 上記構成の本案案内レールに対する戸車5の関係は、図3〔イ〕及び〔ロ〕に 略示したように、通常の使用時には、従前のこの種案内レールと同様、各凹溝底 面と戸車5の踏面5aとの間には所定の異物貯まり4が確保された状態で、その 戸車5を介して引き戸を軽快に開閉し得るし、引き戸に側面方向の押し付け力が 加えられた場合でも、その戸車5がV溝(同面〔イ〕)又は円弧溝(同図〔ロ〕 )の内斜面に沿って一方に片寄るとしても、その戸車の下側面5bが垂直壁3又 は3’に衝止されて脱輪の可能性は皆無に近いものになる。又、上記垂直壁3・ 3’の高さは、最大1.0mm以下であるから、案内レール1・1’に対する引き 戸の装脱には全く影響がない。
【0013】
【考案の効果】
以上、実施の形態において詳述したところから既に明きらかである通り、本考 案に係る引き戸の戸車用案内レールによれば、引き戸が表・裏面に相当の外力を 受けて、その戸車が凹溝の一方に片寄ったとしても、戸車の下周面が各凹溝上部 に設けられた垂直壁に衝止されて脱輪が極めて有効に防止され、常にスムーズな 引き戸の開閉が行えるという格別顕著な作用効果を齎らし得るものである。
【0014】 又、上記案内レールは構造が極めて簡単で、従前のこの種レールと比較しても 生産コストを高める要素はなく、しかもその垂直壁は僅かな高さであるから、引 き戸の装着又は取り外しの際に障害となることもないなど、使用上安心感の高い 有用且つ新規な考案である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案案内レールのV溝一列型の基本形態を示す
縦断面図。
【図2】円弧溝の二列型の基本形態を示す縦断面図。
【図3】〔イ〕はV溝に、又〔ロ〕は円弧溝に戸車が陥
入した状態を示す正面図。
【図4】従来のV溝型案内レール一例を示す縦断面図。
【符号の説明】
1・1’ 案内レール 2・2’ V字形又は円弧状の凹溝 3・3’ 垂直壁 4 異物貯まり 5 戸車

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルミニウムなどの板金を引抜成形して、
    1乃至は複数列の凹溝を通設してなる引き戸用の案内レ
    ールにおいて、上記各凹溝と案内レール上面との間に
    0.5〜1.0mmの垂直壁を設けたことを特徴とする戸
    車用案内レール。
JP1996007702U 1996-07-15 1996-07-15 戸車用案内レール Expired - Lifetime JP3033595U (ja)

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JP3033595U true JP3033595U (ja) 1997-01-28

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ID=43168472

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005030165A (ja) * 2003-07-11 2005-02-03 Hoshizaki Electric Co Ltd 戸棚
JP2015068129A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 パナソニック株式会社 下レール

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005030165A (ja) * 2003-07-11 2005-02-03 Hoshizaki Electric Co Ltd 戸棚
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