JP3992951B2 - 車両のスライドドア用レール部構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【技術分野】
本発明は、車両のスライドドア用レール部構造に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】
例えば、ワンボックス車の後席用に用いられるスライドドア装置は一般に、車両ボディ側に、アッパレール、センターレール及びロアレールが備えられ、スライドドアには、これらのレール内を転動するローラが支持されている。車両ボディ側の3本のレールのうち、センターレールは、車両ボディの外側面に前後方向に向けて形成したセンターレール用凹部内に位置させて固定されている。このセンターレールの上下には、センターレール用凹部との間に空間(凹部)が形成されるため、従来、このセンターレールの上下の露出部分をカバーで覆うことが行われている。しかし従来のレール部構造では、このカバーを取り付けるために、車両ボディ(パネル)に複雑な形状の穴や凹部を設けたり、特別なパッキンその他の中間部材を必要としている。このため、工数、部品点数ともに増加し、コストアップ要因となっていた。
【0003】
【発明の目的】
本発明は従って、車両ボディへの複雑な凹部や穴の形成が不要で、特別な中間部材も必要としない、構造が簡単で安価なスライドドア用レール部構造を得ることを目的とする。
【0004】
【発明の概要】
本発明は、車両ボディの外側面に前後方向に向けて形成したセンターレール用凹部;このセンターレール用凹部内に位置して該車両ボディに固定される、車両用スライドドアに支持されたローラを転動自在に支持するセンターレール;外縁部が上記センターレールとセンターレール用凹部との間に延びる支持縁を構成し、内縁部がセンターレールに固定され、上記支持縁の先端部近傍に該支持縁の延出方向と略反対方向に向かって延びる切り起こし片として略水平先端部を形成した取付ブラケット;及びこの取付ブラケットの上記支持縁の先端部の上面と下面にそれぞれ当接する一対の鉤突条及び上記略水平先端部の先端面と係合可能な抜止用鉤突条を有する二股嵌着部と、センターレールに対するレール接触片と、上記センターレール用凹部外面に対するボディ接触片とを有するガーニッシュモール;を備えたことを特徴としている。
【0005】
上記二股嵌着部及び上記支持縁は、上記センターレール用凹部外面と上記センターレールの間に位置するのが好ましい。
また、本発明のスライドドア用レール部構造は、スライドレールとスライドレール用凹部の上下の空間のいずれにも用いることができる。例えば、スライドレールとスライドレール用凹部の下方の空間用に用いる場合には、センターレールには、車両用スライドドアに支持されたローラを転動自在に支持するローラ転動壁の外方端部に続けて下方に向けて垂下片を形成し、ガーニッシュモールのレール接触片は、この垂下片に接触させることが好ましい。
【0006】
【発明の実施形態】
本発明の対象とするスライドドア用レール部構造は、例えば図4に示す、後部座席用にスライドドア11を備えたワンボックスカー10に用いられる。ワンボックスカー10の車両ボディ12には、このスライドドア11を開閉自在にガイドするアッパレール14、センターレール15及びロアレール16の3レールが固定されている。本実施形態は、これらの3本のレールのうち、センターレール15近傍のレール部構造を対象としている。
【0007】
車両ボディ(リヤフェンダーパネル)12には、その外側面に、前後方向に向くセンターレール用凹部20が形成されている。このセンターレール用凹部20は、その断面形状において上方から順に、ボディ外表面21から内方に曲折された内方曲折壁22、この内方曲折壁22の車内側端部を略直角に下方に曲折した垂直壁23、この垂直壁23の下端部を車外側に斜め下方に曲折した外方傾斜壁24、及びこの外方傾斜壁24の先端を車外側に略水平に延長してボディ外表面21に連ねた外方曲折壁25からなっている。この実施形態では、車両ボディ12(センターレール用凹部20)は外方傾斜壁24部分で溶接接合した2枚のパネルによって構成されている。
【0008】
一様断面のセンターレール15は、このセンターレール用凹部20内に位置するもので、その断面形状において、上方の門型部15a、この門型部15aの車内側の端部に連続する中間の縦壁15b、この縦壁15bの下端部から車外側に曲折された下方の水平なローラ転動壁15c、及びローラ転動壁15cの車外側の端部から下方に曲折形成した垂下片15dを有し、門型部15aの車外側端部とローラ転動壁15cとの間にローラ進入開口15eが形成されている。
【0009】
このセンターレール15の縦壁15bの車内側の面には、間隔をおいて複数の取付ブラケット30が溶接固定されている。この取付ブラケット30は、縦壁15bに沿う垂直壁(固定壁)31と、センターレール15(のローラ転動壁15c及び垂下片15d)とセンターレール用凹部20(の外方傾斜壁24)との間に延びる支持縁32と、支持縁32の先端部に切り起こし片として形成した略水平先端部33が形成されている。
【0010】
センターレール15の縦壁15bと、センターレール用凹部20の垂直壁23とには、前後方向に位置を異ならせて複数のボルト穴が形成されており、これらのボルト穴に挿通したボルトナット17、及び縦壁15bと垂直壁23の間に挟着したパッキン18によって、センターレール15及び取付ブラケット30がセンターレール用凹部20(車両ボディ12)に固定されている。
【0011】
合成樹脂製の一様断面材からなるガーニッシュモール40は、この取付ブラケット30の支持縁32に被着されて、センターレール15の垂下片15dとセンターレール用凹部20の外方曲折壁25との間の空間を覆う。すなわち、このガーニッシュモール40は、略垂直壁41の裏面に突出形成した、取付ブラケット30の支持縁32(略水平先端部33)に被着される二股嵌着部42と、略垂直壁41から上方に延長された、センターレール15の垂下片15dの外面に当接するレール接触片43と、略垂直壁41の下端部から車外側に延長された、センターレール用凹部20の外方曲折壁25の外面に当接するボディ接触片44とを有している。二股嵌着部42の支持縁32(略水平先端部33)との接触部(二股嵌着部42の内面)には、接触圧力を増す上下一対の鈎突条42aと抜止用鉤突条42bが形成されている。
【0012】
以上のスライドドア用レール部構造は、センターレール15の縦壁15bに、間隔をおいて予め複数の取付ブラケット30の垂直壁31を溶接固定しておく。この取付ブラケット30を有するセンターレール15を、ボルトナット17、パッキン18を介して、車両ボディ12のセンターレール用凹部20に固定した後、取付ブラケット30にガーニッシュモール40を被着する。すなわち、二股嵌着部42を支持縁32(略水平先端部33)に嵌合させて固定すると、レール接触片43がセンターレール15の垂下片15dの外面に沿って密着し、ボディ接触片44が外方曲折壁25の外面に沿って密着する。ガーニッシュモール40は、このワンタッチの装着動作だけで、取付ブラケット30(センターレール15)に装着することができ、センターレール15の下方とセンターレール用凹部20との間の空間を覆うことができる。
【0013】
ワンボックスカー10のスライドドア11には、アッパレール14、センターレール15及びロアレール16のそれぞれに転動自在に係合するローラが支持されている。図1、図3はそのうちのセンターレール15に対応するローラ19を示している。ローラ19は、スライドドア11に固定された取付ブラケット19aの先端部に、回動自在に支持されており、センターレール15のローラ進入開口15eから該レール内に進入され、ローラ転動壁15cに転動自在に支持される。
【0014】
図示実施形態では、センターレール15の上部とセンターレール用凹部20との間の空間を覆うカバー構造は図示していない。この部分のカバー構造は、センターレール15の下部とセンターレール用凹部20との間の空間を覆う図示実施形態を同様に用いてもよく、あるいは別のカバー構造を適用してもよい。センターレール15の上部とセンターレール用凹部20との間の空間を覆うカバー構造に適用するには、最も簡単には、図示実施形態の上下を対称構造とすればよい。勿論センターレール15の断面形状には自由度があり、取付ブラケット30、ガーニッシュモール40その他の形状は、センターレールの断面形状に応じて変化させることができる。また図示実施形態では、センターレール15の前後端部の構造(端部処理)を描いていないが、本発明は、この前後端部の構造は問わない。
【0015】
【発明の効果】
本発明によれば、車両ボディへの複雑な凹部や穴の形成が不要で、特別な中間部材も必要としない、構造が簡単で安価なスライドドア用レール部構造を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるスライドドア用レール部構造の一実施形態を示す、図3、図4のI‐I線に沿う断面図である。
【図2】 図1のガーニッシュモール部分の拡大断面図である。
【図3】 図1の分解斜視図である。
【図4】 本発明によるスライドドア用レール部構造を有するワンボックスカーの側面図である。
【符号の説明】
10 ワンボックスカー
11 スライドドア
12 車両ボディ
15 センターレール
15b 縦壁
15c ローラ転動壁
15d 垂下片
15e ローラ進入開口
20 センターレール用凹部
21 ボディ外表面
22 内方曲折壁
23 垂直壁
24 外方傾斜壁
25 外方曲折壁
30 取付ブラケット
31 垂直壁
32 支持縁
33 略水平先端部
40 ガーニッシュモール
41 略垂直壁
42 二股嵌着部
42a 鈎突条
42b 抜止用鉤突条
43 レール接触片
44 ボディ接触片

Claims (3)

  1. 車両ボディの外側面に前後方向に向けて形成したセンターレール用凹部;
    このセンターレール用凹部内に位置して該車両ボディに固定される、車両用スライドドアに支持されたローラを転動自在に支持するセンターレール;
    外縁部が上記センターレールとセンターレール用凹部との間に延びる支持縁を構成し、内縁部がセンターレールに固定され、上記支持縁の先端部近傍に該支持縁の延出方向と略反対方向に向かって延びる切り起こし片として略水平先端部を形成した取付ブラケット;及び
    この取付ブラケットの上記支持縁の先端部の上面と下面にそれぞれ当接する一対の鉤突条及び上記略水平先端部の先端面と係合可能な抜止用鉤突条を有する二股嵌着部と、センターレールに対するレール接触片と、上記センターレール用凹部外面に対するボディ接触片とを有するガーニッシュモール;
    を備えたことを特徴とする車両のスライドドア用レール部構造。
  2. 請求項1記載のスライドドア用レール部構造において、
    上記二股嵌着部及び上記支持縁は、上記センターレール用凹部外面と上記センターレールの間に位置する車両のスライドドア用レール部構造。
  3. 請求項1または2記載のスライドドア用レール部構造において、
    上記センターレールは、車両用スライドドアに支持されたローラを転動自在に支持するローラ転動壁と、このローラ転動壁の外方端部に続けて下方に向けて形成された垂下片とを有し、
    上記ガーニッシュモールのレール接触片は、この垂下片に接触する車両のスライドドア用レール部構造。
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