JPH0712128Y2 - 車体のバックドア部構造 - Google Patents

車体のバックドア部構造

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JPH0712128Y2
JPH0712128Y2 JP820289U JP820289U JPH0712128Y2 JP H0712128 Y2 JPH0712128 Y2 JP H0712128Y2 JP 820289 U JP820289 U JP 820289U JP 820289 U JP820289 U JP 820289U JP H0712128 Y2 JPH0712128 Y2 JP H0712128Y2
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JP
Japan
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back door
vehicle body
opening
side edge
door
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JP820289U
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JPH0299022U (ja
Inventor
吉弘 松延
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日産車体株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、上下に移動してドア開口部を開閉するバック
ドアが設けられた車体における、バックドアの側縁部の
構造に関する。
(従来の技術) 従来におけるバックドア部構造としては、例えば、実開
昭63-24023号公報に記載されたようなものが知られてい
る。
この従来構造は、バックドアの側端縁と、この側端縁に
対向する車体との間の隙が上向きに開口して形成されて
いた。
この場合、バックドアの開閉移動方向は上下方向であ
り、しかも隙はバックドアの開閉方向と平行な上向きに
開口していることから、バックドアの開閉に際し、バッ
クドアの側端縁がドア開口部の縁部の車体に干渉するこ
とはない。従って、隙を小さくできるので、隙によって
見栄えが損なわれるといったこともない。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、従来とは異なりバックドアの側端縁が車
体側面までまわり込んでいるような新規な形状の車体で
は、バックドアの側端縁とこの側端縁に対向する車体と
の間の隙が横向きに開口することになる。
この場合、バックドアの開閉移動方向が上下方向である
のに対し、隙の開口方向が横方向であるために、バック
ドアの側端縁とこれに対向する車体との干渉を防止する
ために、隙の開口幅を広くとる必要が生じる。
つまり、バックドアが上下方向に移動可能となっている
と、車体の振動によりウエザストリップの変形代分だけ
上下する。また、特に、上記のようにバックドアの側端
縁が車体側面までまわり込んでバックドアが大型となっ
ている場合は、ドア閉鎖時における車室内の圧縮空気量
が増えるので閉まり難くなるため、このような場合に
は、バックドアと車体との間に装着するウエザストリッ
プを柔らかくしてバックドアに対する反力を小さくする
方策が採られる。しかしこのようにすると、バックドア
閉鎖時のオーバストローク量が大きくなり、それだけ隙
の開口幅を広くとる必要が生じてくるのである。
こうして隙の開口幅を広くすると、見栄えが悪くなると
いう問題が生じるほか、風切り音が発生し易くなったり
水が浸入し易くなるといった問題も生じる。
本考案は、上述のような問題に着目して成されたもの
で、バックドアの側端縁とそれに対向する車体との間の
隙の開口方向が横向きとなる新規な車体構造において、
隙の開口幅が大きくなっても、見栄えが悪くなったり、
風切り音が発生し易くなったり、水が浸入し易くなった
りすることのない、新規な車体のバックドア部構造を提
供することを目的としている。
(課題を解決するための手段) 上述の目的を達成するために、本考案の車体のバックド
ア部構造では、車体後部に形成されたドア開口部を開閉
するバックドアが前縁部より後縁部を後下方に傾斜して
車体に設けられ、前記バックドアは、ドア開口部に対し
て上下方向に回動可能にヒンジを介して車体に連結さ
れ、前記バックドアの側端縁と、この側端縁に対向する
車体との間に、車体横向きに開口して隙が形成され、前
記隙の開口部よりも内側位置で基端部を車体もしくはバ
ックドアに取り付けられて先端を開口部に延在させたモ
ールが設けられている手段とした。
(作用) 本考案では、バックドアの側端縁とこのバックドア側端
縁との間の隙が横向きに開口しており、この隙は、先端
を開口部に延在させたモールにより塞がれている。
従って、バックドア閉鎖時にバックドアの側端縁とこれ
に対向する車体との干渉を防ぐのに十分な開口幅を持っ
て隙を形成しても、この隙が外部に露出されることがな
い。
また、モールが隙の開口部よりも内側に取り付けられて
いるので、外部への露出量を最小とすることができ、風
切り音が発生し難い。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面により詳述する。
まず、実施例の構成を説明する。
第1図は本考案一実施例のバックドアの側縁部における
モールディング構造を示す要部の断面図(第2図のI-I
断面)であり、図中1はドア開口部を示す。このドア開
口部1はバックドア2に対向して車体3の後部に形成さ
れている。
このドア開口部1の外側における車体パネル11の構造
は、車体3の側面を形成する車体アウタパネル31の上端
部に内向折曲部32を形成し、この内向折曲部32の内端と
車体インナパネル33の上端とを接合し、その接合部にウ
エザストリップ4を装着した構造となっている。
また、前記ドア開口部1には、バックドア2が前縁部よ
り後縁部を後下方に傾斜して設けられている。このバッ
クドア2は前縁部がヒンジ(図示せず)を介してドア開
口部に対し上下方向に回動可能に車体3に連結されてい
ると共に、後縁部がロック装置(図示せず)により車体
3に掛止可能に設けられており、この上下移動によりド
ア開口部1を開閉する。このバックドア2は、側部20
が、第2図の斜視図にも示すように、車体3の側面にま
でまわり込んだ形状に形成されている。尚、24はリヤガ
ラスである。
また、このバックドア2の側部20の構造は、ドアインナ
パネル22の側縁部を車体アウタパネル31の内向折曲部32
に略対応した形状に形成し、ドアアウタパネル23の側端
縁部を下方に湾曲させて形成し、このドアインナパネル
22の側縁部とドアアウタパネル23の側端縁部とをヘミン
グ接合させた構造となっている。
そして、バックドア2の側部20の先端である側端縁21
と、この側端縁21に対向する車体3(車体アウタパネル
31)との間には、側方へ横向きに開口した隙5が形成さ
れている。
この隙5は、バックドア2を閉鎖する際に、前記ウエザ
ストリップ4の変形代に基づき、バックドア2が第1図
に示すドア閉鎖位置より下方にオーバストロークして
も、バックドア2の側端縁21が車体アウタパネル31と干
渉しないような開口幅50に設定されている。
さらに、前記隙5には、開口を塞いでモール6が設けら
れている。即ち、このモール6は、軟質PVCを材質とし
た押出成形品で、第3図に示すように一定断面で連続し
ており、その端末にはエンドキャップ8が嵌め込まれ、
かつ、途中には所定間隔でクリップ穴61が形成されてい
る。そして、このモール6は、隙5の開口よりも内側位
置で樹脂クリップ7によってバクドア2のドアインナパ
ネル22に取り付けられている。
また、モール6の基端部には、第1図に示すように、内
部にステンレスによるL字状の補強板62がインサートさ
れた取付部63が形成され、この取付部63から外側下向き
に傾斜してバックドア2の側端縁21に当接するように延
長した棚部64が形成され、この棚部64の先端に車体アウ
タパネル3aに出来るだけ接近するようにして下向部65が
形成されている。
次に、実施例の作用を説明する。
本実施例では、バックドア2の側端縁21と、それに対向
する位置の車体3との間の隙5が横向きに開口してい
る。このためバックドア2の閉鎖時にバックドア2のオ
ーバストロークに基づき側端縁21が車体アウタパネル31
に干渉するおそれが生じるが、本実施例では、隙5の開
口幅50が、バックドア2閉鎖時のオーバストローク量以
上に広く設定されいるので、その干渉のおそれはない。
また、上述のようにして、開口幅50が広く設定されてい
る隙5の開口は、モール6によって塞がれていて、この
隙5が外部から見えることはないし、隙5の開口が外部
に露出することもない。従って、見栄え・風切り音の発
生及び・水の浸入防止の点で優れる。
また、モール6は、バックドア2の側端縁21が当接した
棚部64よりも先端側が隙5の開口に露出しているため
に、このモール6が、バックドア2の外表面よりも外側
に露出することがなく、風切り音が生じ難いし、見栄え
の点でも優れている。
また、モール6には、バックドア2の側端縁21が当接す
る棚部64が形成されているために、バックドア2がその
造形上、側部20の傾斜角度がバックドア20の前後位置で
変化していても、この棚部64により側端縁21の車幅方向
の位置変化に対応して常に当接状態を得ることができ
る。従って、常に一定して開口を塞ぐことができる。
以上、本考案の実施例を図面により詳述してきたが、具
体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本考
案の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本考
案に含まれる。
例えば、本実施例では、モール6を樹脂クリップ7で取
り付けるようにしたが、ビス止めでもよく、ただ防錆面
からは樹脂クリップ7が好ましい。また、モール6の材
質についても、軟質PVC樹脂に限られることはないが、
車体アウタパネル3aとの当接による塗装剥離や接触によ
る低級音を防止する上からは軟質PVCが好ましい。
(考案の効果) 以上説明してきたように、本考案の車体のバックドア部
構造にあっては、バックドア側端縁とそれに対向する車
体との間に、横向きに開口して形成される隙の開口が、
モールによって塞がされるため、このように隙の開口が
横向きとなっていてバックドアの開閉時にバックドア側
端縁と車体との干渉が生じ易くなっている構造におい
て、この干渉を避けるために隙の開口幅を広く取ること
ができる。また、この開口幅を広く取っても、見栄えが
悪くなったり、風切り音が発生したり、水が浸入し易く
なったりしないという効果が得られる。
また、モールを隙の開口部よりも内側に取り付けて、モ
ールの車外への露出量を最小限としているため、風切り
音等が生じ難いという効果も得られる。
加えて、実施例では、モールをバックドアに取り付けた
ために、バックドアを開いても目に付き難く、見栄えの
点で優れている。
さらに、実施例では、モールにバックドア側端縁の内側
と当接する棚部を設けたため、このバックドア側端縁の
傾斜角度が、その側端縁延在方向で変化していても、常
にこの棚部で側端縁に当接して、一定のドア開口部閉塞
状態が得られるもので、これによって、常に見栄え、風
切り音発生防止、水浸入防止の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例の車体のバックドア部構造を示
す第2図I-Iによる断面図、第2図は実施例構造を備え
た自動車の後部を示す斜視図、第3図は実施例構造に用
いたモールを示す斜視図である。 1……ドア開口部 2……バックドア 3……車体 5……隙 6……モール 21……側端縁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体後部に形成されたドア開口部を開閉す
    るバックドアが前縁部より後縁部を後下方に傾斜して車
    体に設けられ、 前記バックドアは、ドア開口部に対して上下方向に回動
    可能にヒンジを介して車体に連結され、 前記バックドアの側端縁と、この側端縁に対向する車体
    との間に、車体横向きに開口して隙が形成され、 前記隙の開口部よりも内側位置で基端部を車体もしくは
    バックドアに取り付けられて先端を開口部に延在させた
    モールが設けられていることを特徴とする車体のバック
    ドア部構造。
JP820289U 1989-01-26 1989-01-26 車体のバックドア部構造 Expired - Lifetime JPH0712128Y2 (ja)

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JP820289U JPH0712128Y2 (ja) 1989-01-26 1989-01-26 車体のバックドア部構造

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JPH0299022U JPH0299022U (ja) 1990-08-07
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