JP3655389B2 - 引戸の走行装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、床面に延設されたレールと、このレールの上を走行する建具などに使用される引戸の下縁に装着された戸車と、からなる引戸の走行装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、間仕切りなどに使用される引戸の下縁に装着されて、直線上に延設されたレールの凹溝(畦)に車輪を嵌挿して回転走行する戸車は周知である。そして、引戸の走行の円滑性や安定性、走行感触など、引戸の開閉機能の向上には、戸車の車輪とレールの凹溝との嵌合い構造が枢要であり、その改良を図った多様な構成の引戸の走行装置が提案されている。
【0003】
例えば、図4は、特開平7−279529号公報に開示された従来の引戸の走行装置の要部を示すもので、この引戸の走行装置は床面20に直線状に埋め込み延設されたレール21と、レール21の上を回転走行する車輪22を備え引戸に固定された戸車23とからなるものである。この引戸の走行装置に於いて、車輪22の走行を受けるレール21の受面24は平面形であるとともにその中央部にはレール21の長さ方向へ延びる凹溝25が設けられている。そして、戸車23の車輪22の踏面26を円周面形にしてその中央部の周方向に凸条27を設け、この凸条27をガイドとして凹溝25に嵌合して走行する構成となっている。
【0004】
この従来の引戸の走行装置は、レール21の凹溝25と戸車23の車輪22の凸条27との嵌合代を深くできるので、走行中に車輪22がレール21から簡単に外れることを防止できるとともに、引戸の重量を支承するレール21の受面24が平面形で、このレール21の受面24に対応する戸車23の車輪22の踏面26が円周面形であるので、レール21の受面24の上での車輪22の姿勢が安定すると言うものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の引戸の走行装置では、車輪22の円周面形の踏面26から突出した凸条27がレール21の凹溝25に嵌合し、凹溝25によってガイドされて走行する構成であるので、車輪22が円滑に回転するために、凹溝25の内壁25a,25aと凸条27の両側壁27a,27aとの間には車輪22の回転運動を許容する僅かな間隙が設けられている。
【0006】
従って、戸車23を走行させると、この間隙でレールの凹溝25の側面25a,25aと車輪22の凸条27の両側壁27a,27aとは走行中に不規則に間断する摺接を繰り返す。従って、凹溝25の内壁25a,25aと車輪22の凸条27の側面27aとの間でがたつきが発生し、レール上で走行する車輪22の走行方向と直交する水平方向の小さな振れ動き(横振れ)を許容している。
【0007】
また、引戸23の重量や鉛直方向の衝撃などによる加重は、車輪22の凸条27の両サイドの踏面26を介してレール21の平面形の受面24が集中して受けるが、戸車23に加わる水平方向の衝撃や走行のがたつきによる応力は、レール21の凹溝25の垂直な内壁25a,25aと、これと摺接する車輪22の凸条27の両側壁27a,27aとに集中して軋みを生むとともに、戸車23を傷め易く、その耐久性を損なう問題があった。
【0008】
更に、レール21の凹溝25は深いU字形の長溝であるので、凹溝25の内部に堆積した塵埃の取り除きが面倒であり、不衛生になりがちである。
【0009】
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたもので、走行する戸車の横振れを無くすことにより軋みをなくし、レールから離脱しにくい耐久性のある引戸の走行装置にすることを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明の引戸の走行装置は、床面に延設された凹溝を有するレールと、前記凹溝に車輪を嵌挿して走行する引戸の下縁に装着される戸車とからなる引戸の走行装置において、前記レールは前記凹溝が所定幅を有する底面の両側縁から両開口端縁にかけて内側に向かって突出した湾曲面からなる前記車輪の受面を有しているとともに、前記車輪は円盤状で所定幅を有する外周縁中央部の稜線を挟んで前記レールに形成された各受面をそれぞれ走行するための前記受面と同曲率で形成した内側方向に向けて窪む湾曲面である踏面を有していることを前記課題の解決手段とした。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態を添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0012】
図1乃至図3は、本発明の引戸の走行装置の実施の形態を示すもので、床面2に延設されたレール3と、引戸6の下縁に装着され、前記レール3の凹溝4に車輪5を嵌挿して回転走行する戸車1とから構成されている。
【0013】
引戸6は、かまちや枠に囲まれ、木板やアルミ板、ガラス板などが取り付けられて構成された間仕切りなどに使用される戸板であり、その下縁7の前後端部に下面から車輪5の下方を突出した戸車1が埋設されている。
【0014】
戸車1は、外ケース8aに内ケース8bが組み込まれ下端面が車輪5が出るように解放された金属製のケース8と、このケース8に収納される車輪5とから構成され、前記車輪5の車軸9は外ケース8aの下方向に切り込まれた溝と前記内ケース8bに斜め方向に切り込まれた溝11との交差位置に軸止されている。尚、戸車1は、図示の形態に限るものではなく、例えば、車輪5の位置を上下左右に調整できる周知の調整機構付きタイプのものでもよい(図示省略)。
【0015】
車輪5は、ポリアミド、ポリアセタールなど剛性と摩耗性に優れ、且つ走行感触のよいエンジニアリング合成樹脂を使用して円盤状に形成されている。車輪5の両壁の中央部には金属製の車軸9が突設され、この車軸9の基端部は車輪5の壁面より突出した円台形のスラスト受け12となっている。また、車輪5が引戸6の加重を受けてレール3に接する踏面13は、車輪5の外周縁中央部の稜線14を挟んで内向きの湾曲面に形成されており、レール3の凹溝4に嵌挿されて凹溝4の内壁15,15に圧接している。また、車輪5の稜線14は車輪5の剛性を充分担保できる幅を有している。
【0016】
レール3は、アルミニウムやステンレスなど金属材料を用いて形成され、床面2にほぼ面一に埋め込まれて直線状に延設されており、その上面には車輪5の踏面13が嵌挿される凹溝4がレール3の長さ方向に開口して形成されている。この凹溝4の対向する内壁15,15は、上述した車輪5の湾曲した踏面13にぴったり接して対応するように、凹溝4の軸線を挟んで対向する外向きの踏面13と同曲率の湾曲面に形成され、踏面13の受面となっている。
【0017】
尚、車輪5の踏面13とレール3の凹溝4の湾曲面の断面形状は、図2に示した形に限定するものではなく、要は車輪5のレール3への接触面が平面部と角部とで縦方向と横方向とに二分されることなく、湾曲した踏面13が凹溝4から抜け外れのない充分な深さの嵌合代を確保できる湾曲面であればよい。従って、車輪15の踏面13と凹溝4の受面の湾曲率は、引戸の重さや車輪の大きさなどを勘案して決めることができる。
【0018】
以上のように構成された本実施の形態の引戸の走行装置は、車輪5の踏面13を稜線14を挟んで内向きの湾曲面に形成し、レール3の凹溝4も挿入された車輪5の踏面13を受ける同曲率に湾曲した受面15となっているので、車輪5の踏面13とレール3の凹溝4の受面とには間隙がなく、従って、走行する車輪5に振れ動きが発生せず軋みのない円滑な走行ができる。また、接触面が湾曲して大きく面接しているので、引戸6の建てつけの安定がよい。
【0019】
また、引戸6を介して車輪5に加わる外力による水平方向の衝撃は、その力を車輪5の内向きに湾曲した踏面13全体で分散して受けるので、従来の引戸の走行装置に比較して車輪5の傷みが緩和され、戸車1の耐久性が向上する。
【0020】
また、車輪5の踏面13は、戸車1のガイドでもあり、踏面13を凹溝4に深く嵌挿する組み合わせにすることが可能であるので、走行中に戸車1がレール3から離脱することがない。
【0021】
更に、レール3の凹溝4の中は湾曲面で構成されているので、溜まった塵埃なども細棒などを使って簡単に掻き出すことが可能である。
【0022】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0024】
車輪の踏面とレールの凹溝の受面との少なくともその一部をぴったり面接する同曲率の湾曲面としたので、走行する車輪とレールとの接触面に間隙が生じることがなく、従って、走行する車輪に横振れが発生しないので、軋みのない円滑な走行が可能となり、引戸の上質な開閉感触を得ることができる。しかも車輪とレールとの接触面積が大きいので、引戸の建てつけの安定がよい。
【0025】
また、車輪の踏面を内向きの湾曲面としたことにより、引戸を介して車輪に加わる縦方向の衝撃と共に水平方向の衝撃も、その応力を車輪の踏面の湾曲面で分散するので、従来の引戸の走行装置に比較して車輪の傷みによるがたつきの発生が遅延され、戸車の耐久性が向上する。
【0026】
更に、車輪の踏面とレールの溝との接触面の湾曲率や嵌挿深度は自由に設定できる構造であるので、戸車のガイド機能が充分得られる設定にすることにより、走行中の所謂脱線現象を充分防止することができる。
【0027】
また、レールの凹溝内に堆積した塵埃は簡単に掻き出すことが出来るので、掃除がし易く、車輪の走行が妨げられたり、不衛生になることが防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の態様の要部を示す斜視図。
【図2】 本発明の実施の態様を示す断面図。
【図3】 本発明の実施の態様を示す側面図。
【図4】 従来例の要部を示す断面図。
【符号の説明】
1 戸車,2 床面,3 レール,4 凹溝,5 車輪,6 引戸,7 下縁,13 踏面,14 稜線,15 内壁

Claims (1)

  1. 床面に延設された凹溝を有するレールと、前記凹溝に車輪を嵌挿して走行する引戸の下縁に装着される戸車とからなる引戸の走行装置において、前記レールは前記凹溝が所定幅を有する底面の両側縁から両開口端縁にかけて内側に向かって突出した湾曲面からなる前記車輪の受面を有しているとともに、前記車輪は円盤状で所定幅を有する外周縁中央部の稜線を挟んで前記レールに形成された各受面をそれぞれ走行するための前記受面と同曲率で形成した内側方向に向けて窪む湾曲面である踏面を有していることを特徴とする引戸の走行装置。
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