JPH06206196A

JPH06206196A - 切断機の押圧梁のから動き時間の最適化方法及び装置

Info

Publication number: JPH06206196A
Application number: JP5237511A
Authority: JP
Inventors: Wolfgang Mohr; ヴオルフガング・モール
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1992-08-28
Filing date: 1993-08-19
Publication date: 1994-07-26
Also published as: EP0584602A1; DE4228649A1; US5497686A

Abstract

(57)【要約】【目的】切断機の押圧梁のから動き時間を最適化す
る。【構成】テーブル３上に積層される板状物品１の切断
前に，液圧で操作可能な押圧梁８が切断すべき物品１上
へ下降し，切断後上昇される。切断された物品１から押
圧梁８を上昇させる際，物品１に対する押圧梁８の所定
の間隔Ｚを検出し，所定の間隔を検出すると上昇運動を
終了するか，又は所定の間隔の検出後時間遅れをもつて
上昇運動を終了する。このため押圧梁８の下でかつその
外で切断すべき物品１に接触する押圧梁８の有効面８ａ
にセンサ１４が設けられている。別の装置では，複数の
センサが機械枠に設けられて，押圧梁８の位置及び切断
すべき物品１の挿入高さを検出する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は，特に紙，厚紙等から成
る積層板状物品を切断する切断機において，切断機の押
圧梁のから動き時間を最適化する方法及び装置に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】積層される板状物品用の公知の切断機で
は，切断機のテーブル上にある物品の切断前に，液圧で
操作可能な押圧梁が物品上へ下降され，切断後所定の上
方終端位置へ上昇される。この上方終端位置は不変であ
り，この上方終端位置における押圧梁とテーブル面との
間隔は，切断すべき物品の最大挿入高さより大きい。

【０００３】このような切断機では，小さい挿入高さの
物品を切断しようとする場合，押圧梁のから動き時間が
不利である。押圧梁が上方終端位置から切断すべき物品
上へ下降されるか，又は切断後物品積層から再び上方終
端位置へ上昇されるまでに，かなりのから動き時間が経
過する。切断機を自動運転しようとする時，大きいから
動き時間は切断機の切断サイクルの長さに不利な影響を
及ばす。即ち一般には，押圧梁が完全に上昇すると初め
て，切断すべき物品の送りが開始される。特に小さい寸
法の物品例えばラベルを切断する時，押圧梁のから動き
時間は切断すべき物品の送り時間より大きくなることが
ある。

【０００４】ドイツ連邦共和国特許出願公告第１１９０
４３１号明細書には，液圧による刃駆動装置押圧梁を持
つ紙，厚紙等用の切断機について，クランク機構による
機械的駆動では不可避な大きさで，切断刃及び押圧梁を
むだに上昇させないことが提案されている。切断刃及び
押圧梁が切断物品積層体を離れると，切断すべき物品の
送りを開始することができる。

【０００５】ドイツ連邦共和国特許出願公告第１０９５
２５４号明細書から公知の紙，厚紙等の切断機の開閉装
置は，刃を取付けられる刃梁と，機械的に制御される押
圧梁自動駆動装置とを持つている。押圧位置から押圧梁
を上昇させるため，その駆動を開始しかつ上昇する刃梁
により特定の高さ位置で制御される装置が設けられてい
る。この装置は，開閉ローラを持つ開閉器と，この開閉
ローラを案内しかつ開閉器を制御する斜面とにより形成
されている。従つて切断機において，切断刃が上昇の際
積層体を離れると，押圧力が解除され，この時点に押圧
梁の上昇運動が既に始まる。従つて押圧梁の上昇運動は
切断刃の上昇運動に合わされるが，押圧梁の上昇高さは
切断すべき物品の挿入高さには合わされない。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は，切断
機の押圧梁のから動き時間を最適化する方法及び装置を
提示することである。

【０００７】

【発明を解決するための手段】テーブル上に積層される
板状物品の切断前に，液圧で操作可能な押圧梁をこの物
品上へ下降させ，切断後に上昇させる，切断機の押圧梁
のから動き時間を最適化する方法は，切断すべき物品か
ら押圧梁を上昇させる際，この物品に対する押圧梁の所
定の間隔を検出し，所定の間隔を検出すると，押圧梁の
上昇運動を終了するか，又は所定の間隔の検出後時間遅
れをもつて押圧梁の上昇運動を終了することを特徴とし
ている。それにより切断後，実際に切断された物品の挿
入高さのために必要となるだけ押圧梁が上昇され，次の
切断前にも同じ挿入高さを前提として，この高さから押
圧梁が切断すべき物品上へ下降され，切断すべき物品と
押圧梁との所定の間隔を検出すると押圧梁の上昇運動が
直ちに終了せしめられるか，又は押圧梁の上昇運動を終
了する時限素子が始動される。

【０００８】

【発明の効果】本発明による方法によつて，物品に対す
る押圧梁の間隔が検出されると，切断すべき物品の送り
を開始することが可能となる。これにより自動運転にお
ける切断機のから動き時間が著しく減少し，更に僅かな
高さから切断すべき物品へ押圧梁を下降させればよいの
で，時間が節約される。

【０００９】

【実施態様】特に切断すべき物品が異なる硬さを持つて
いる場合，時限素子の挿入は重要である。即ち硬い切断
物品では，押圧梁が比較的短い上昇運動を行い，軟らか
い切断物品では，押圧梁の上昇後切断物品が膨張すると
いう性質のため，押圧梁が比較的長い上昇運動を行えば
充分である。これに反し所定の間隔を検出すると直ちに
押圧梁の上昇運動を終了すると，押圧梁の上昇運動の際
切断物品の硬さが一般に考慮されない。

【００１０】押圧梁と切断すべき物品との間の１０〜２
０ｍｍの間隔で押圧梁の上昇運動を終了するのが有利で
ある。従つて押圧梁の上昇後切断すべき物品の膨張を考
慮に入れないと，上昇した押圧梁は切断すべき物品より
最小１０ｍｍ上にある。時限素子が設けられていると，
切断すべき物品から１０〜２０ｍｍ離れた所で押圧梁の
上昇運動を終了するために，所定の間隔を短く選ぶこと
ができる。

【００１１】押圧梁の上昇方向に遅れた位置で押圧梁に
固定的に設けられる検出素子により，切断物品積層体上
縁に対する押圧梁下縁の所定の間隔を検出するのが有利
である。押圧梁に検出素子を固定的に設けることによつ
て，検出素子が同じ行程長だけ動き，従つて遅れた位置
で押圧梁に検出素子を設けるため，切断物品積層体上縁
の位置即ち切断物品積層体から空気への移行部を具体的
に検出する。検出素子が切断物品積層体上縁を検出する
と，押圧梁の上昇運動を終了するか，又は押圧梁の上昇
運動を終了するため時限素子を始動する。この時限素子
は押圧梁の所定の遅れを生ずる。押圧梁下縁と切断物品
積層体上縁との相対位置の連続的検出のほかに，多数の
検出素子を固定的に設け，これらの検出素子により押圧
梁特に押圧梁下縁及び切断物品積層体上縁の位置を検出
することによつて，それらの位置を段階的に検出するこ
とも可能である。多数の検出素子は，隣接する検出場所
の間隔の精度で，そのつどの挿入高さ，即ち切断物品積
層体上縁とテーブル面との間隔及び押圧梁にある標識特
に押圧梁下縁とテーブル面との間隔についての情報を与
えるので，これらの寸法を介して押圧梁下縁と切断物品
積層体上縁との間隔を推定することができる。押圧梁と
切断物品積層体が所定の間隔に達すると，押圧梁の上昇
運動が終了されるか，又は押圧梁の上昇運動を終了させ
るため時限素子が始動される。

【００１２】積層される板状物品を切断する好ましい装
置は，切断すべき物品を支持するテーブルと，切断すべ
き物品の送り装置と，液圧により操作されて切断すべき
物品上へ下降可能な押圧梁と，押圧梁に隣接して設けら
れかつテーブル面に対して直角に移動可能な切断刃と，
押圧梁の液圧装置用回路と共同作用する検出素子として
のセンサとを持ち，その特徴として，センサが押圧梁の
下及びその切断すべき物品に接する有効面外で押圧梁に
設けられ，センサと押圧梁有効面との有効間隔が，押圧
梁の上昇運動を直ちに又は時間遅れをもつて終了させる
信号をセンサにより発生する所定の間隔に等しい。セン
サは切断物品積層体上縁を検出し，切断物品積層体上縁
の有効面は押圧梁有効面に対して平行に延びている。セ
ンサと押圧梁有効面との有効間隔は，押圧梁の上昇運動
を終了するか又は押圧梁の上昇運動を終了させる時限素
子を始動する切断物品積層体上縁と押圧梁下縁との所定
の間隔に等しい。センサが押圧梁と共に移動可能である
この構成の装置では，センサが，押圧梁の一方の端面の
範囲に設けられる第１の素子と，押圧梁の他方の端面の
範囲に設けられる第２の素子とを持つている。従つてセ
ンサは，両方の素子の間で切断すべき物品を検出する。
このセンサ自体は種々のように構成でき，例えば素子と
して光源及び光電池を持つ光電装置として構成すること
ができる。

【００１３】センサは，押圧梁の外のみならすテーブル
面の外にも設けられているのがよい。従つて押圧梁はテ
ーブル面上へ下降でき，通常のように形成されるテーブ
ルでもセンサを損傷することがない。しかし原理的に
は，センサをテーブルの垂直投影面内に設け，センサと
テーブル面との衝突範囲でテーブルに凹所を設けること
も可能である。しかしこの場合切断物品がセンサの有効
範囲へ達しないようにせねばならない。

【００１４】積層される板状物品を切断する別の好まし
い装置では，押圧梁に設けられるセンサの代りに，押圧
梁を案内する機械粋内に，複数のセンサがテーブル面に
対して異なる間隔で設けられ，テーブル面に対する切断
物品積層体上縁及び押圧梁下縁の実際の高さ位置をセン
サにより検出するため，各センサがテーブル面に対して
平行に有効であり，始動しないセンサの所定の間隔では
押圧梁の押圧力が直ちに又は時間遅れをもつて減少され
る。従つて切断すべき物品の挿入高さに応じて，この物
品に付属するセンサが始動し，押圧梁の位置に応じて，
押圧梁に付属するセンサが始動する。上下に設けられる
始動しないセンサの数は，押圧梁下縁と切断物品積層体
上縁との間隔を表わし，得られる測定の精度又は不精確
さは隣接するセンサの間隔によつて考慮される。このよ
うに構成される装置でも，センサが光電装置として構成
され，前述したように，各光電装置の両方の素子の間で
切断すべき物品を検出するのがよい。

【００１５】本発明のそれ以外の特徴は図面及びその説
明中に示されており，付言すべきことは，すべての個々
の特徴及び個々の特徴の組合わせが本発明にとつて重要
なことである。

【００１６】

【実施例】図面には本発明の２つの実施例が示されてい
るが，本発明はこれに限定されない。

【００１７】図１及び２は，紙，厚紙等を切断する切断
機としてのギロチン断裁機の上部範囲を著しく簡単化し
て示している。このギロチン断裁機は図示しない基台を
持ち，この基台がテーブル３とこのテーブル３より上に
延びかつ門形枠９として構成される機械枠とを支持して
いる。テーブル３は，この中に埋込まれてテーブル３の
全長にわたつて延びる切断桟片４を持つている。同様に
テーブル３の全長にわたつて，送り横桁２ａを持つ送り
装置２が延びている。この送り装置２は矢印Ｃの方向に
移動可能であり，それにより切断過程中切断物品の基本
運動方向が生ずる。送り方向Ｃに見て切断桟片４の前
に，テーブル３の平らなテーブル面３ａ上に載つて送り
横桁２ａに接する切断すべき物品１が示され，切断桟片
４の後に切断された物品５が，ずれた３つの有用品の形
で示されている。切断桟片４の上に切断刃７が設けられ
ている。図１及び２には切断刃７の上昇位置が示され，
この位置から切断刃７が矢印Ｄの方向に切断桟片４の所
まで下降可能である。切断刃７に隣接してその送り装置
２に近い側に押圧梁８が設けられて，図１及び２に示す
上昇位置から同様に矢印Ｄの方向に切断すべき物品１上
へ下降可能である。切断刃７及び押圧梁８は，これらの
上方及び側方を包囲するギロチン断裁機の門形枠９内に
案内されている。切断刃７はねじ６により刃梁１１に結
合されている。水平線から僅か傾斜する刃先７ａを持つ
切断刃７は，図示しないクランク機構により公知のよう
に引き切りを行うように運動可能である。押圧梁８はそ
の両端面の範囲を門形枠９の垂直脚辺９ａ内に案内さ
れ，液圧駆動装置により矢印Ｄの方向に移動可能であ
る。符号１０で，テーブル面３ａに対して直角に切断桟
片４を通つて延びる切断刃７の切断面が示されている。
符号１２によりギロチン断裁機の作業区域が示されてい
る。

【００１８】上述した点では公知のギロチン断裁機は，
図１〜４による本発明の第１の構成では，切断すべき物
品１に接するテーブル３の有効面８ａより下に，素子と
して光源１３及び光源池１４を持つ光電装置の形のセン
サを持つている。光源１３及び光源池１４は押圧梁８の
対向する両端面の範囲に設けられ，従つて切断すべき物
品１に接する有効面８ａの外にしかもテーブル面３ａの
外に設けられている。図２では，門形枠９の両脚辺９ａ
の範囲にある光源１３，光電池１４及び押圧梁８の輪郭
は破線で示されている。符号１５で光電装置の光線が示
され，この光線は押圧梁８の有効面８ａに対して平行に
所定の間隔Ｚで延びている。

【００１９】例えばテーブル３の前面に設けられる２つ
のキー２０の押圧により行われる切断過程中，押圧梁８
が切断すべき物品１上に載つた後，光電装置が電気回路
を介して押圧梁８用液圧装置に接続され，切断すべき物
品１による光源１５の遮断によつて光電装置が始動せし
められる。光源１５がもはや遮断されない（これは切断
すべき物品１に対する押圧梁８の所定の間隔Ｚと同じこ
とを意味する）程度に，光電装置が押圧梁８と共に上昇
すると，光電装置が動作停止し，この光電装置により電
気回路が制御されて，押圧梁８の上昇運動が直ちに終了
するか，又は回路に組込まれている時限素子を介して，
所定の間隔の検出後時間遅れをもつて終了する。光電装
置の光源１５が，押圧梁８の上昇運動方向Ｅにその有効
面８ａに対して有効間隔Ｚだけ遅れた位置に設けられて
いることによつて，押圧梁８の上昇運動を直ちに又は時
間遅れをもつて終了させる信号が，切断すべき物品１の
上面１ａ（これは切断物品上縁１ｂと同じことを意味す
る）に対して，押圧梁８の有効面８ａ（これは押圧梁下
縁８ｂと同じことを意味する）の間隔も有効間隔Ｚに一
致する時，初めて発生される。

【００２０】押圧梁下縁８ｂと光源１５との間隔は実施
例では１０ｍｍである。信号の開始が押圧梁８の上昇運
動を直ちに終了させるように，光電装置が構成されてい
ると，切断すべき物品１と押圧梁８との１０ｍｍの間隔
で，下降が行われる。時限素子が付加的に設けられてい
ると，切断すべき物品１に対してもつと大きく離れた所
で押圧梁８の上昇運動が終了する。原理的には，有効間
隔Ｚ又は時間遅れは実情に応じて選ばれるが，本発明に
よる構成により，押圧梁８をその可能な最上終端位置へ
もはや戻す必要のないことが重要である。

【００２１】図５に示す別の実施例では，押圧梁８の下
側に取付けられて水平に有効な光電装置の代りに，多数
の水平に有効な光電装置が門形枠９の両内面１７及び１
８の範囲に設けられている（図２参照）。切断機の構成
をわかり易くするため，切断すべき物品１はここには示
してない。符号１９は，テーブル３に設けられる側方ス
トッパを示している。図５には，門形粋９の内面１８に
所定の間隔で上下に設けられる多数の光電池１４のみが
示されており，それに応じて門形枠９の内面１７に多数
の光源１３が上下に設けられている。切断区域のテーブ
ル３上に切断すべき物品１の積層体が載せられると，挿
入高さ即ち積層高さに応じて，下の光電装置の１つ又は
複数が始動される。矢印Ｅの方向に押圧梁８が上昇する
際，押圧梁８の上昇寸法に応じてこの押圧梁８により，
押圧梁８の有効面８ａと切断すべき物品１の上面１ａと
の間にある光電装置が動作停止せしめられる。始動され
ない光電装置の数は，切断すべき物品１と押圧梁８との
間隔の尺度である。押圧梁８用液圧装置と共同作用する
電気回路は，この実施例では，所定の間隔即ち始動され
ない光電装置の帯域幅（所定の間隔としての有効間隔Ｚ
により示される）において，押圧梁８の上昇運動が直ち
に又は時間遅れをもつて終了するように，構成されてい
る。図１〜４による実施例と一致する部分は，図５でも
同じ符号をつけられ，押圧梁８のから動き時間の最適化
に関してこの実施例にも前述した説明が当てはまる。

【００２２】押圧梁８が切断すべき物品１から所定の間
隔Ｚだけ上昇すると，なるべく送り装置２が始動され
る。

【００２３】切断後押圧梁８に先行して，切断刃７が上
昇した不動作位置へ戻され，更に全積層体１の切断後，
送り装置２が矢印Ｃとは逆の方向に初期位置へ戻され
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】切断機の上部範囲を図２のＡ−Ａ線に沿つて切
断した断面図で，押圧梁に光電装置が設けられている。

【図２】図１の矢印Ｂの方向に見た切断機の正面図であ
る。

【図３】図１に示す切断機の拡大図で，小さい挿入高さ
の切断物品について示してある。

【図４】切断機の本発明による方法に関係する部分の正
面図である。

【図５】機械枠に多数の光電装置を設けた切断機の図１
に対応する断面図である。

【符号の説明】

１切断すべき物品３テーブル７切断刃８押圧梁Ｚ所定の間隔

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】テーブル（３）上に積層される板状物品
（１）の切断前に，液圧で操作可能な押圧梁（８）をこ
の物品（１）上へ下降させ，切断後に上昇させる最適化
方法において，切断すべき物品（１）から押圧梁（８）
を上昇させる際，この物品（１）に対する押圧梁の所定
の間隔（Ｚ）を検出し，所定の間隔（Ｚ）を検出する
と，押圧梁（８）の上昇運動を終了するか，又は所定の
間隔（Ｚ）の検出後時間遅れをもつて押圧梁（８）の上
昇運動を終了することを特徴とする，切断機の押圧梁の
から動き時間の最適化方法。
【請求項２】硬い切断物品では押圧梁（８）の比較的
短い上昇運動を行わせ，軟らかい切断物品では押圧梁
（８）の比較的短い上昇運動を行わせることを特徴とす
る，請求項１に記載の方法。
【請求項３】押圧梁（８）と切断すべき物品（１）と
の間の１０〜２０ｍｍの間隔で押圧梁（８）の上昇運動
を終了することを特徴とする，請求項１又は２に記載の
方法。
【請求項４】押圧梁下縁（８ｂ）と切断物品積層体上
縁（１ｂ）との所定の間隔（Ｚ）を，押圧梁（８）の上
昇方向（Ｅ）に遅れた位置で押圧梁（８）に固定的に設
けられる検出素子（１４，１５）により検出することを
特徴とする，請求項１ないし３の１つに記載の方法。
【請求項５】固定検出素子（１３，１４）により押圧
梁下縁（８ｂ）及び切断物品積層体上縁（１ｂ）の位置
を検出することを特徴とする，請求項１ないし３の１つ
に記載の方法。
【請求項６】時限素子の始動により切断すべき物品
（１）の送りを開始することを特徴とする，請求項１な
いし５の１つに記載の方法。
【請求項７】切断すべき物品（１）を支持するテーブ
ル（３）と，切断すべき物品（１）の送り装置（２）
と，液圧により操作されて切断すべき物品（１）上へ下
降可能な押圧梁（８）と，押圧梁（８）に隣接して設け
られかつテーブル面（３ａ）に対して直角に移動可能な
切断刃（７）と，押圧梁（８）の液圧装置用回路と共同
作用する検出素子としてのセンサ（１３，１４）とを有
するものにおいて，センサ（１３，１４）が押圧梁
（８）の下及びその切断すべき物品（１）に接する有効
面（８ａ）外で押圧梁に設けられ，センサ（１３，１
４）と押圧梁有効面（８ａ）との有効間隔（Ｚ）が，押
圧梁（８）の上昇運動を直ちに又は時間遅れをもつて終
了させる信号をセンサ（１３，１４）により発生する所
定の間隔（Ｚ）に等しいことを特徴とする，積層される
板状物品の切断装置。
【請求項８】センサ（１３，１４）が，押圧梁（８）
の一方の端面の範囲に設けられる第１の素子（１３）
と，押圧梁（８）の他方の端面の範囲に設けられる第２
の素子（１４）を持つていることを特徴とする，請求項
７に記載の装置。
【請求項９】センサが，素子として光源（１３）及び
光電池（１４）を持つ光電装置（１３，１４）として構
成されていることを特徴とする，請求項７又は８に記載
の装置。
【請求項１０】センサ（１３，１４）がテーブル面
（３ａ）の外に設けられていることを特徴とする，請求
項７ないし９の１つに記載の装置。
【請求項１１】切断すべき物品（１）を支持するテー
ブル（３）と，切断すべき物品（１）の送り装置（２）
と，液圧により操作されて切断すべき物品（１）上へ下
降可能な押圧梁（８）と，押圧梁（８）に隣接して設け
られかつテーブル面（３ａ）に対して直角に移動可能な
切断刃（７）と，押圧梁（８）の操作用液圧装置の回路
と共同作用する少なくとも１つの検出素子としてのセン
サ（１３，１４）とを有するものにおいて，テーブル面
（３ａ）に対して異なる間隔で複数のセンサ（１３，１
４）を持つ機械枠（９）内に押圧梁（８）が案内され，
テーブル面（３ａ）に対する切断物品積層体上縁（１
ｂ）及び押圧梁下縁（８ｂ）の高さの位置をセンサ（１
３，１４）により検出するため，各センサ（１３，１
４）がテーブル面（３ａ）に対して平行に有効であり，
始動しないセンサ（１３，１４）の所定の間隔（Ｚ）で
押圧梁（８）の上昇運動が直ちに又は時間遅れをもつて
終了することを特徴とする，積層される板状物品の切断
装置。
【請求項１２】センサが光電装置（１３，１４）とし
て構成されていることを特徴とする，請求項１１に記載
の装置。