JPH0620375B2 - 苗植付装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、田植機などのロータリー式の苗植付装置に
用いるものである。

（従来の技術） 振動の軽減と苗移植の高速化を図るため、中間部がクラ
ンクで回転されて先端の苗分離爪が上下に往復移動する
クランク式の苗植付装置に代えて、回転ケースの側方で
同じような姿勢で苗分離爪が旋回するロータリ式の苗植
装置が特開昭４９−３１７７３号公報他で数多く提案さ
れている。また、上記の従来技術における苗分離爪は、
一対が左右に開閉する構成であるが、実公昭４８−２６
３４１号のような、固定式の苗分離の下端で苗押出片が
上下に移動する構成が定着している。そして、この苗押
出片の上下の移動に当り、作動カムの回転でテコ式の連
動杆の中間に作用するばねでもってその引き上げられた
苗押出片を所定の時期に押し下げる構成が採用されてい
る。

（発明が解決しようとする課題） 回転ケースに一対の苗植付具を設けてそれぞれの苗分割
爪が交互に苗の集団を欠ぎ取るように構成すると、個々
の苗分離爪が所定の速度以下で旋回して苗に損傷を与え
ない高速型の苗植付装置が得られる。一方、苗植付具
は、一対が同じような姿勢で旋回するために、前後に短
く構成することが必要となる。ここに、クランク式の前
記の従来技術によると、苗押出片を押し下げるばねが作
動カムに連係するコテ式の連動杆の中間部に設けられて
いるので、この従来技術をロータリ式に施すと、連動杆
が短縮された比率で、強力なばねが必要となる。すなわ
ち、クランク式の従来技術をロータリ式に施すと、ばね
が著しく強くなって、このばねの一端を止めている苗植
ケース本体のカバーを破損するおそれがある。特に、こ
のばねは、上記のような強力なうえ、テコ式の連動杆の
回動で作用方向が変化し、その一端を支えている植付ケ
ースの一部に集中して作用して、さらにその破損をうな
がすおそれがある。

また、上記のように、ばねが強力になると、これの組み
付けが困難となっていた。なお、先願（実開昭６０−５
５３１４号）でこのばねを押出軸内に収容することが提
案されているが、これではばねの強度が著しく不足して
実用に供し得るものが得られなかった。

（課題を解決するための手段） この発明は、上記の課題を解決するため、回転ケース２
２の回転中心に回転しない太陽ギヤー２９が設けられて
回転ケース２２の側方に配置された一対の苗植付具３４
のそれぞれの苗付ケース本体３５と一体の遊星ギヤー３
１が太陽ギヤー２９に連係することにより、植付ケース
本体３５とその先の苗分離爪３９が同じような姿勢で旋
回して一対の苗分離爪３９が苗載置台１９上の苗の集団
を交互に欠ぎ取る装置であって、苗分離爪３９の下端部
で上下に移動する苗押出片３８ａが設けられている押出
軸３８が植付ケース本体３５に摺動自在に取付けられ、
この押出軸３８には回転ケース２２と一体の作動カム３
６で揺動する連動杆３７の端が係合されるとともにこの
押出軸３８の摺動方向に作用するつる巻状のばね４２が
取付けられ、そのばね４２はつる巻の外径が押出軸３８
の外径よりも大きくてその押出軸３８の延長上に配置さ
れていることを特徴とする苗植付装置とした。

（作用） 上記のように構成されたこの苗植付装置は、回転ケース
２２が横軸の回りに回転すると、一対の植付ケース本体
３５がその側面で同じような姿勢で旋回する。そして、
それぞれの植付ケース本体３５の先の苗分離爪３９の先
端が、上記の旋回での下降中に苗載置台１９の端を通
り、この苗載置台１９の端から突出している苗の集団を
１株分ずつ交互に欠ぎ取る。このようにして、苗分離爪
３９の先端が上記の旋回で下降して泥土内に達すると、
ばね４２で押出軸３８が押し下げられ、苗押片３８ａが
苗の苗床を下の泥土内に押し下げてこの苗を移植する。
そののち、苗分離爪３９は、同じような姿勢を保って上
昇するが、この上昇の過程において、作動カム３６が連
動杆３７を回動し、押出軸３８がばね４２に抗して引き
上げられ、苗押出片３８ａが苗分離爪３９の先端部でほ
ぼ苗床の厚み程度上昇する。

（効果） 以上のように、この発明によると、植付ケース２２の前
後の長さを短縮することによって連動杆３７を短くして
も、苗押出片３８ａを押し下げるばね４２を強力なもの
にしないで良いから、このばね４２が、収容されている
植付ケース本体３５の壁面を突き破るようなおそれがな
い。また、ばね４２が従来のクランク式と同様に比較的
弱くて良いから、組み付けが容易で、植付ケース本体３
５を分解したときにはね出すおそれがない。さらに、こ
のばね４２は、つる巻ばねでその外径が押出軸３８の外
径よりも大きく構成されてその押出軸３８の延長上に配
置されているので、所望の強度のものがたやすく得られ
るとともに、連動杆３７の回動で力の作用線が変化せ
ず、支えている植付ケース本体３５に極部的な集中力が
作用しない。

（実施例） つぎに、この発明の実施例を説明する。

１は乗用牽引車であって、２はその左右一対の前輪、３
は左右一対の後輪、４はエンジン、５は操縦座席、６は
操縦ハンドルである。７は操縦操作用枠、８は主ミッシ
ョンケースで、エンジン４から内部のミッションへ伝動
されてこれから前輪２及び後輪３が駆動軸９．１０を介
して動力伝達され、ＰＴＯ軸１１及び伝動軸１２を介し
て後述の田植機１３部へ動力が伝動されるように設けて
いる。

１４は植付クラッチレバーで、これによって後述する主
植付クラッチが「入」、「切」操作される。

１５は昇降リンク機構で、油圧シリンダー装置１６で上
下に回動され、ヒッチ１７を昇降動するものである。

１８は植付伝動ケースで、前記ヒッチ１７に装着されて
いる。

１９は苗載置台で、前記植付伝動ケース１８の上側に前
側が上方になるように傾斜させて支架させ、植付伝動ケ
ース１８内の往復横移動装置によって左右に移動するよ
う設けられている。そして、この苗載置台１９は、仕切
体２０、２０……によって左右に区切られていて、複数
の苗載置台１９ａ．１９ｂ．１９ｃ．１９ｄ．１９ｅに
構成されている。

２１は苗受止板で、側面視が略々Ｌ字状に設けられ、前
記苗載置台１９の下端側に沿わせて横方向へ長く延ばさ
れ、これには、各苗載置台１９ａ〜１９ｅの苗が分割で
きる苗分割口２１ａ．２１ｂ．２１ｃ．２１ｄ．２１ｅ
が設けられている。

２２ａ．２２ｂ．２２ｃ．２２ｄ．２２ｅは回転ケース
で、前記植付伝動ケース１８から左右方向に所定の間隔
を配して後方へ突出分岐する縦伝動ケース１８ａ．１８
ｂ．１８ｃの後端側にその前後中間の中心部が植付駆動
軸２３にキー２３ａで一体回転されるように取付けられ
ている。

２４は前記植付駆動軸２３に楔着されたギヤー、２５．
２６はカウンターギヤー、２７は入力スプロケットを示
す。

２８は軸受メタルで、縦伝動ケース１８ａ．１８ｂ．１
８ｃの外側部に止着されていて前記植付駆動軸２３をベ
アリングを介して軸受し、この植付駆動軸２３が挿通さ
れる外端孔部２８ａを該植付駆動軸２３の軸心に対して
偏心させている。

２９は太陽ギヤーで、前記軸受メタル２８の孔部２８ａ
に挿入されて回り止めが掛けられたボス部２９ａと一体
的に設けられ、この太陽ギヤー２９は前記植付駆動軸２
３の軸心に対してピッチサークルが偏心したギヤーにな
っている。

３０．３０はカウンター遊星ギヤーで、前記回転ケース
２２ａ〜２２ｅ内に回転自在に軸受されていて、前記太
陽ギヤー２９に常時咬合している。

３１は遊星ギヤーで、前記回転ケース２２ａ〜２２ｅ内
の先端側にあって、前記カウンター遊星ギヤー３０．３
０に咬合っている。そして、この遊星ギヤー３１には、
これと一体の筒軸３１ａが設けられ、その一端側は回転
ケースの外方に突出していて、この筒軸３１ａ内に軸が
挿通できるよう構成されている。

３２はカム軸で、前記筒軸３１ａ内に挿通されて回転ケ
ース２２内を横切り、その一端が回転ケース２２ａ〜２
２ｅの植付伝動ケース側の外壁面部に固着される回止め
板３３に固着され、他端は前記筒軸３１ａよりも外方へ
突出している。

３４は苗植付具で、植付ケース３５、苗押出し作動カム
３６、連動杆３７、押出軸３８及び苗分離爪３９等から
できている。そして、この植付ケース３５は、前記遊星
ギヤー３１と一体状の筒軸３１ａの外周部に嵌合されて
コッターピン４０でボスの軸心方向へ多少動かせて固定
できるように設けたメタル６０にボルトでもって固着さ
れ、この筒軸３１ａと一体で回転されるよう設けられて
いる。

そして、このメタル６０は、植付ケース３５内に突込ま
れる嵌合部６０ａと植付ケース３５を一体的に固着する
フランジ部６０ｂをもち、このフランジ部６０ｂと前記
植付ケース３５とをボルト６１で固着している。

押出し作動カム３６は、前記カム軸３２の先端部を角軸
に形成してこれに嵌合させ、該カム軸３２と一体で回転
するよう設けている。そして、前記作動カム３６の後方
側植付ケース３５部分を円弧状に形成してこの円弧状ケ
ース部分の前側に苗押出し作動機構を内装する中空状の
ケース部を一体的に設け、この中空ケース部の上面部を
作動カム収容部から前側に向かうにしたがって高くなる
よう設けている。

連動杆３７は、前後中間部がピン４１で植付ケース３５
に回動自由に受けられ、基部側を前記カム３６の外周に
接当するよう設け、先端側をフォーク状に形成してい
る。尚、前記ピンは、前記メタル６０のフランジ部６０
ｂ内面で、抜き止めされる形態になっている。

３８は押出軸で、植付ケース３５の先端側に上下方向に
摺動可能に軸受されていて、その下端はケース外へ突出
しており、この下端を苗押出片３８ａに形成し、上端部
側を一部小判状に外周を切削して、ここに前記連動杆３
７の先端フォーク部を係合している。４２は、押出軸３
８を押し下げるばねで、つる巻状に形成されてその外径
が押出軸３８の外径よりも大きく構成され、その押出軸
３８の延長上に配置されてその上端が植付ケース３５の
内面で受け止められている。

苗分離爪３９は、正面視が∩型状をした爪であって、植
付ケース３５の先端部に着脱自在に取付けられている。

上記のように苗植付具３４は、回転ケース２２ａ〜２２
ｅのいずれにも２個取付けられて回転されながら側面視
が上下方向に長い植付軌跡（イ）を描いて作動されるよ
うに構成されている。そして、単一の回転ケースに設け
られた２個の苗植付具３４を１つのグループをし、図例
ではＡ．Ｂ．Ｃ．Ｄ．Ｅの苗植付具グループからできて
いる。

４３は駆動軸で、前記植付伝動ケース１８内に伝動回転
されるように横方向に延ばして架設され、前記縦伝動ケ
ース１８ａ．１８ｂ．１８ｃの付根部分には駆動スプロ
ケット４４．４４．４４．が止着され、チェンを介して
前記入力スプロケット２７．２７……を回転して植付駆
動軸２３側を伝動するように設けている。

４５は主苗植付クラッチで、原動機側から伝動回転され
るクラッチ爪付き駆動クラッチギヤー４６を駆動軸４３
に回転自由に遊着し、この駆動クラッチギヤー４６にク
ラッチ爪と定位置停止カム４７ａ付きの従動クラッチ体
４７を駆動軸４３に楔着状態で移動可能に設けてばね４
８で駆動クラッチギヤー４６側へ弾発し、植付伝動ケー
ス１８に摺動自在に設けたクラッチピン４９を定位置停
止カム４７ａに系脱可能に設けた構成とし、ピン４９を
カム面（ロ）に該当させると、回転力を受けてばね４８
に抗して該従動クラッチ体４７が逃げ、クラッチ爪が外
れて駆動軸４３の回転が停止するよう構成されている。
そして、前記定位置停止カム４７ａの数は、図例の場合
回転外周面に２等分されて回転ケース２２ａ．２２ｂ…
…の一つに取付けられる苗植付具３４の数である２個構
成されている。

尚、苗植付具３４が回転ケース２２に３個設けられてい
れば定位置停止カム４７ａの数は３個になることは言う
までもない。

５０はクラッチワイヤーで、前記植付クラッチレバー１
４と前記クラッチピン４９とを連接するものである。

尚、図例では、主植付クラッチ４５を植付伝動ケース１
８内に設けたが、これを主ミッションケース８内に設け
て田植機１３側へ動力を伝達するＰＴＯ軸１１の回転を
定位置に停止させる構成にしてもよいことは勿論であ
る。

図中、５１は中央部の整地フロート、５２は左右両側の
整地フロートである。

上例の作用を説明する。各苗載置台１９ａ〜１９ｅに苗
を載せてエンジン４で各部を回転すると、乗用牽引車１
が前輪２と後輪３の回転により推進されて、田植機１３
部が整地フロート５１．５２で一部その荷重が受けられ
て牽引され、ＰＴＯ軸１１から伝動軸１２を介して動力
が主ミッションケース８側から植付伝動ケース１８内の
入力軸へ伝動される。そして、主植付クラッチ４５を介
して駆動軸４３が伝動回転され、この駆動軸４３から、
スプロケット、チェン等を介して植付駆動軸２３．２３
……が回転される。すると、各回転ケース２２ａ〜２２
ｅが回転し、この回転に伴い太陽ギヤー２９のまわりに
カウンター遊星ギヤー３０．３０が遊星回転され、これ
に咬み合う遊星ギヤー３１．３１が回転される。したが
って、遊星ギヤー３１．３１と一体的な筒軸３１ａにコ
ッターピン４０で止着されたメタル６０を介して止着の
植付ケース本体３５が回転ケース２２ａ〜２２ｅに対し
て回転され、該回転ケース２２ａ〜２２ｅと一体のカム
軸３２．３２は当然ながらギヤー３１によって回転を受
けないから、このカム軸３２に止着の押出し作動カム３
６に対して植付ケース本体３５が太陽ギヤー２９の偏心
ピーチサークルのために周速が変動しながら回転される
ことになる。したがって、連動杆３７がカム３６により
揺動し、押出軸３８が上下動することになる。

そして、植付ケース３５に取付けられた苗分離爪３９の
先端側が植付軌跡（イ）を描いて作動し、苗受止板２１
の苗分割口２１ａ〜２１ｅへ上方から次々と介入し、左
右に往復動する苗載置台１９ａ〜１９ｅ中の苗を１株分
づつ分割して整地フロート５１．５２で整地された圃場
面へ植付けて行く。即ち、苗押出軸３８が植付ケース３
５に対して上方に位置しているときに苗載置台１９から
苗を分割し、圃場面へ突込んだときにカム３６と連動杆
３７のカムフロアー部とが外れてばね４２で急速に苗を
土壌中へ押込むようになっている。

そして、この実施例では、回転ケース２２に２つの苗植
付具３４が取付けられているために、高速で植付けを行
うことができる。

そして、旋回時等で、一次的に苗植付けを停止するとき
は、植付クラッチレバー１４を操作してワイヤー５０を
介し、クラッチピン４９を押込んで従動クラッチ体４７
の定位置停止カム４７ａのカム面（ロ）に接当すればよ
い。すると、該従動クラッチ体４７がばね４８に抗して
移動し、駆動クラッチギヤー４６のクラッチ爪から従動
クラッチ体４７のクラッチ爪が外れてその位置で駆動軸
４３の回転が停止する。

このとき、定位置停止カム４７ａが１つの回転ケース２
２に取付けられた苗植付具３４の数に対応する数だけ設
けられているから、植付クラッチレバー１４を停止側へ
操作すると、必ず、すぐに苗植付具３４が停止され、１
つの回転ケース２２に２つの苗植付具３４が取付けられ
ているにもかかわらず、停止操作がかかってから苗植付
具３４が苗載置台から苗を分割して植付けてしまうとい
うような不測な事態が起らない。

第６図で示した伝動形成の実施例は、縦伝動ケース１８
ａ．１８ｂ．１８ｃの後端部に架設される植付駆動軸２
３を左右に分割して２３ａ２３ｂとなし、この植付駆動
軸２３ａ．２３ｂを、その植付駆動軸の軸心に挿通され
て回転自在な中間ピン軸で継ぎ、これに、左右に同位相
上に単一のクラッチ爪を有したクラッチスプロケット５
３を設けている。

そして、このクラッチスプロケット５３の左右両側の植
付駆動軸２３ａ２３ｂに前記の主苗植付クラッチ４５と
同じ形成の従動クラッチ体５４．５５を設けて副苗植付
クラッチ５６．５６を構成している。

５７ａ．５７ｂは副植付クラッチピンである。そして、
この副植付クラッチピン５７ａ．５７ｂ……は、前記苗
載置台１９の上方裏面に設けられた５個の畦畔クラッチ
レバー５８ａ．２８ｂ……にワイヤー５９．５９……に
よって連設されていて、この定位置停止型の副苗植付ク
ラッチ５６．５６が「入」、「切」されるように設けて
いる。尚、この副苗植付クラッチ５６の従動クラッチ体
５４．５５に設けられる定位置停止カム５４ａ．５４
ａ．５５ａ．５５ａは前記主苗植付クラッチ４５と同じ
ように２個設けられている。この場合の構成における作
用を説明すると、畦畔ぎわに近寄って残りの条数を苗植
付装置の条数の倍数とが一致しないとき、最終の植付工
程の前段で機条からの植付けを停止して植え残りがない
ように操作をする。

即ち、畦畔クラッチレバー５８ａ．５８ｂ……のうち、
畦畔ぎわよりの幾つかの苗植付条を止めるべく適当な畦
畔クラッチレバーを操作をし、副植付クラッチピン５７
ａ．５７ｂ……を押し込む。すると、前記の主植付クラ
ッチ４５の作動と同じようにして副苗植付クラッチ５６
で定位置で「切」になり、その苗植付具３４の回転ケー
ス２２ａ．２２ｂ……が停止されて植付を停止できるこ
とになる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明を施した田植機の側面図、第２図はそ
の１部の平面図、第３図はその伝動機構の１部の斜面
図、第４図はその１部の拡大した切断側面図、第５図は
その切断平面図、第６図は、そのクラッチ部分を示す１
部を破断した平面図、第７図はその１部の斜面図であ
る。 符号の説明 １９……苗載置台、２２……回転ケース ２９……太陽ギヤー、３１……遊星ギヤー ３４……苗植付具、３５……植付ケース本体 ３６……作動カム、３７……連動杆 ３８……押出軸、３８ａ……苗押出片 ３９……苗分離爪、４２……ばね

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】回転ケース２２の回転中心に回転しない太
   陽ギヤー２９が設けられて回転ケース２２の側方に配置
   された一対の苗植付具３４のそれぞれの植付ケース本体
   ３５と一体の遊星ギヤー３１が太陽ギヤー２９に連係す
   ることにより、植付ケース本体３５とその先の苗分離爪
   ３９が同じような姿勢で旋回して一対の苗分離爪３９が
   苗載置台１９上の苗の集団を交互に欠ぎ取る装置であっ
   て、苗分離爪３９の下端部で上下に移動する苗押出片３
   ８ａが設けられている押出軸３８が植付ケース本体３５
   に摺動自在に取付けられ、この押出軸３８には回転ケー
   ス２２と一体の作動カム３６で揺動する連動杆３７の端
   が係合されるとともにこの押出軸３８の摺動方向に作用
   するつる巻状のばね４２が取付けられ、そのばね４２は
   つる巻の外径が押出軸３８の外径よりも大きくてその押
   出軸３８の延長上に配置されていることを特徴とする苗
   植付装置。