JPH0620287Y2 - 電子機器の電池収納装置 - Google Patents

電子機器の電池収納装置

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JPH0620287Y2
JPH0620287Y2 JP1987112190U JP11219087U JPH0620287Y2 JP H0620287 Y2 JPH0620287 Y2 JP H0620287Y2 JP 1987112190 U JP1987112190 U JP 1987112190U JP 11219087 U JP11219087 U JP 11219087U JP H0620287 Y2 JPH0620287 Y2 JP H0620287Y2
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JP
Japan
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battery
lid
electrode
recess
terminal
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JP1987112190U
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秀一 千原
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Sony Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、ワードプロセッサ等の電子機器の電池収納
装置に関する。
[考案の概要] この考案は、電池を収納する電子機器の電池収納装置に
おいて、 電子機器本体に、電極を有する電池を収納する電池収納
凹部を形成し、この電池収納凹部内の前記電極に対応す
る位置に端子を配置する一方、該電池収納凹部の開口部
に蓋体を開閉自在に設け、この蓋体の内面に該蓋体の閉
動作時に前記電池の一端側を押圧して前記電極と端子を
それぞれ摺動接触させる突起部を形成したことにより、 蓋体を閉動作するだけで、電池の電極と電池収納凹部の
端子とを摺動接触させることができるようにしたもので
ある。
[従来の技術] 例えば、ビデオカメラ(電子機器)のグリップ部には、
電池収納装置が設けられている。これを、第6,7図に
よって具体的に説明すると、40はビデオカメラ本体で
あり、このビデオカメラ本体40は一側面側にグリップ
部41を有している。このグリップ部41には電池収納
装置42を設けてある。即ち、このグリップ部41の前
面から後面にかけて電池30を着脱自在に収納する電池
収納凹部43を形成してあると共に、該グリップ部41
の前面には電池収納凹部43の開口部43aを形成してあ
る。この開口部43aは、電池30の収納時にその先端で
電池収納凹部43内に電池30の挿入と共に押し倒され
て該開口部43aを開く一方、電池30の取出し時に該開
口部43aを閉塞する蓋体44により開閉自在になってい
る。
而して、前記電池収納凹部43に電池30を水平方向に
押し込むように挿入すると、電池30の一対の電極3
1,31は、電池収納凹部43の一側面に設けられた一
対の端子45,45に摺動接触すると共に、電池30の
係合穴32は、一対のコイルバネ46,46の付勢力に
抗してロック機構47の係止爪48でロックされる。ま
た、電池収納凹部43から電池30を取出す際に、ロッ
ク機構47のコイルバネ49の付勢力に抗して係止爪4
8をスライドさせて、該係止爪48と電池30の係合穴
32のロック状態を解除すると、前記一対のコイルバネ
46,46の付勢力により電池30は電池収納凹部43
の開口部43aから飛び出すことにより容易に取出すこと
ができる。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、前記電池収納装置42は、電池30を電
池収納凹部43内に係止するロック機構47が必要であ
るため、部品点数が多くなり、コスト高になる不利点が
あった。また、電池30の収納時に電池収納凹部43の
開口部43aから電池30の一端面が露出して見栄えが悪
い不具合があった。さらに、電池30を交換する際に、
ロック機構47を操作したり、電源スイッチをオフした
りする等の必要があるため、交換作業が煩雑である不具
合があった。尚、電池30は横長の電池収納凹部43内
に押し込むように外側から挿入しなければならないた
め、そのストロークが長くなり、装置全体が長尺化する
欠点があった。
そこで、この考案は、部品点数を減らし、蓋体を閉動作
するだけで、電池の電極と電池収納凹部の端子とを摺動
接触させることができる電子機器の電池収納装置を提供
するものである。
[問題点を解決するための手段] 電子機器本体に、電極を有する電池を収納する電池収納
凹部を形成し、この電池収納凹部内の上記電極に対応す
る位置に上記電極の面に対向して反った板状に形成され
た端子と、この端子の近傍に上記電池を上記端子から押
し出す方向で、且つ上記電極と上記端子の接触面と平行
な方向に付勢するバネとを配置する一方、上記電池収納
凹部の開口部に蓋体を開閉自在に設け、この蓋体の内面
に該蓋体の閉動作時に上記電池の上記電極と反対側の面
の上部を押圧して上記電極と上記端子をそれぞれ摺動接
触させるためのテーパ面を有する突起部を形成してあ
る。
[作用] 電子機器本体の電池収納凹部に電池を挿入し、電池収納
凹部の開口部に蓋体を閉動作するだけで、該蓋体の突起
部のテーパ面が電池の電極と反対側の面の上部をバネの
付勢力に抗して押圧して電池収納凹部の端子と電池の電
極とが確実に摺動接触する。これにより、電池は電池収
納凹部の開口部から露出することなく電池収納凹部内に
収納される。
[実施例] 以下、この考案の一実施例を図面と共に詳述する。
第5図において、1は電子機器としてのポータブルタイ
プのワードプロセッサである。このワードプロセッサ1
は、第1図に示すように、前記従来のビデオカメラに用
いたものと同一の電池30を電源として使用するもので
あり、その本体2の上面2aの後部に電池収納装置3を設
けてある。この電池収納装置3は、前記ワードプロセッ
サ本体2の上面2aの後部に形成され、前記電池30を収
納する電池収納凹部10と、この電池収納凹部10の上
端部に形成された開口部11を開閉する蓋体20とを備
えている。
前記電池収納凹部10は、合成樹脂により前記ワードプ
ロセッサ本体2の後面2bに沿って底片部10aと左,右端
片部10b,10c及び前,後側片部10d,10eとで略直方体に
凹んで一体成形してある。この右端片部10c(図中右
端)側は更に奥に入り込んおり、前記底片部10aは前記
開口部11より広くなっている。また、前,後側片部10
d,10eの中央上部には、電池30の出し入れを容易にす
るための凹部12及び切欠部13をそれぞれ形成してあ
る一方、該前側片部10dの右端片部10c寄りの電池30の
各電極31,31に対応する所定位置には、上下一対の
端子14,14を固着してある。この一対の端子14,
14は、その右端片部10c側の端部が外側に反った板状
に形成してある。また、右端片部10cには、電池30の
取出し時に該電池30を開口部11側に押し出す上下一
対のコイルバネ15,15を固着してある。更に、前記
底片部10aと後側片部10eのコーナ部の略中央には段部1
6を一体突出形成してある。この段部16と前記電池3
0の一対の電極31,31と反対側の丸まった一対のコ
ーナ部33,33とにより、電池30を電池収納凹部1
0内に挿入する際の位置決めが容易に行えるようになっ
ている。
また、前記ワードプロセッサ本体2の上面2aと後面2bと
のコーナ部には、上面2aから後面2bにかけて当該各面よ
り段差を有して凹んだ凹部4を形成してある。これら凹
部4と上面2aとの段差部には係合孔5を所定の間隔をお
いて3箇所それぞれ形成してあると共に、凹部4と後面
2bとの段差部には係合孔6を2箇所それぞれ形成してあ
る。而して、この凹部4に前記蓋体20がはめ込まれる
ようになっている。詳述すると、該蓋体20は、合成樹
脂により水平片部21と垂下片部22とで略L字形に成
形してある。この水平片部21の側縁部の前記ワードプ
ロセッサ本体2の係合孔5に対応する位置には、各係合
孔5に係合する係止爪23を3箇所それぞれ突出成形し
てある。さらに、水平片部21の内面21aの前記電池収
納凹部10の左端片部10bに対応する位置には、蓋体2
0の閉動作時に、先端のテーパ面24aが前記電池30の
一端側を押圧して該電池30の電極31と電池収納凹部
10の端子14をそれぞれ摺動接触させる突起部24を
下方に垂直に突出するように一体成形してあると共に、
その略中央には、一対のリブ25,25を平行にそれぞ
れ突出形成してある。また、垂下片部22の前記ワード
プロセッサ本体2の一対の係合孔6,6に対応する位置
には、各係合孔6に係合する係止爪26,26を切欠部
27を介してそれぞれ形成してある。
以上実施例の電池収納装置3によれば、電池30を電池
収納凹部10に収納する場合、先ず電池30を第1,2
図の矢印に示すように垂直方向から該電池収納装置10
内に挿入する。次に、蓋体20の3箇所の各係止爪23
をワードプロセッサ本体2の各係合孔5にはめ込み、該
各係合孔5を中心として蓋体20の垂下片部22側を下
方に揺動すると、第3図に示すように、突起部24のテ
ーパ面24aが前記電池30の図中左上端側を押圧して、
該電池30を電池収納凹部10の底片部10a上にコイル
バネ15側に該コイルバネ15の付勢力に抗してスライ
ドさせる。そして、蓋体20の垂下片部22側の各係止
爪26を前記ワードプロセッサ本体2の各係合孔6に係
止して該蓋体20により電池収納凹部10の開口部11
を閉じると、電池30の一対の電極31,31が該電池
収納凹部10の一対の端子14,14に摺動接触してワ
ードプロセッサ本体2に電源を供給することができる。
この時、第4図に示すように、電池30は、蓋体20の
突起部24と一対のリブ25,25及び電池収納凹部1
0の底片部10aと一対のコイルバネ15,15により確
実に保持されるため、該電池収納凹部10内でガタツク
ことはない。
また、電池30を交換する場合等で電池30を電池収納
凹部10から取出す際には、蓋体20の係止爪26,2
6をワードプロセッサ本体2側に押し付けて各係止爪2
6とワードプロセッサ本体2の係合孔6の係止状態を解
除して蓋体20を開くと、電池30が一対のコイルバネ
15,15の付勢力により電池収納凹部10の左端片部
10b側に押し出されるため、開口部11から容易に取り
出すことができる。この押し出される際に、電池30の
各電極31と電池収納凹部10の各端子14とは離反し
ワードプロセッサ本体2への電源供給がオフ状態となる
ので、電池交換時にワードプロセッサ本体2に設けられ
た電源スイッチをオフしなくとも良く、電池交換作業が
一層容易となる。
このように、蓋体20を開閉動作するだけで、電池30
の各電極31と電池収納凹部10の各端子14との摺動
接触,離反を容易に行うことができるため、部品点数が
少なく済んで低コストとなり、使い勝手も一段と向上す
る。また、電池30のスライド距離(ストローク)も短
くて済むため、電池収納装置3を小型にすることができ
る。
さらに、電池30は蓋体20により外部に露出しないの
で、見栄えを向上させることができる。また、電池30
の電極31の向きを誤って電池収納凹部10の端子14
の位置と反対の位置に向けて、該電池30を電池収納凹
部10内に挿入しようとしても、該電池30の角ばった
コーナ部が電池収納凹部10の段部16に当たるため、
誤挿入が直ぐ判り、電池交換を確実に且つ容易に行うこ
とができる。
尚、前記実施例によれば、電子機器としてワードプロセ
ッサについて説明したが、これに限らず、テープレコー
ダ等の各種電子機器に応用できることは勿論である。ま
た、電池は蓄電池に限らず、充電池等でも良い。
[考案の効果] 以上のようにこの考案によれば、電池収納凹部の開口部
を蓋体で閉じるだけの簡単な操作で、蓋体の突起部のテ
ーパ面により電池をバネの付勢力に抗してスライドさせ
ることにより、電池収納凹部の端子と電池の電極とを確
実に摺動接触させて該電池を電池収納凹部に容易に収納
することができる。また、電池は蓋体により外部に露出
しないので、見栄えを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す電子機器の電池収納
装置の斜視図、第2図は第1図中II−II線に沿う断面
図、第3図は電池を収納する直前の状態を示す断面図、
第4図は電池を収納した状態を示す断面図、第5図は電
子機器の斜視図、第6図は従来例の電池を収納する前の
状態を示す電池収納装置の断面図、第7図は従来例の電
池を収納した状態を示す電池収納装置の断面図である。 1…ワードプロセッサ(電子機器)、2…本体、3…電
池収納装置、10…電池収納凹部、11…開口部、14
…端子、15…コイルバネ、20…蓋体、21a…内面、
24…突起部、24a…テーパ面、30…電池、31…電
極。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子機器本体に、電極を有する電池を収納
    する電池収納凹部を形成し、この電池収納凹部内の上記
    電極に対応する位置に上記電極の面に対向して反った板
    状に形成された端子と、この端子の近傍に上記電池を上
    記端子から押し出す方向で、且つ上記電極と上記端子の
    接触面と平行な方向に付勢するバネとを配置する一方、
    上記電池収納凹部の開口部に蓋体を開閉自在に設け、こ
    の蓋体の内面に該蓋体の閉動作時に上記電池の上記電極
    と反対側の面の上部を押圧して上記電極と上記端子をそ
    れぞれ摺動接触させるためのテーパ面を有する突起部を
    形成したことを特徴とする電子機器の電池収納装置。
JP1987112190U 1987-07-22 1987-07-22 電子機器の電池収納装置 Expired - Lifetime JPH0620287Y2 (ja)

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JPS6418571U JPS6418571U (ja) 1989-01-30
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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WO2013114469A1 (ja) * 2012-02-01 2013-08-08 パナソニック株式会社 携帯端末装置
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