JPH06202339A - 記録材料のマット化方法及びそのための霧化装置 - Google Patents
記録材料のマット化方法及びそのための霧化装置Info
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Abstract
し、記録材料に強力に固着したマット化剤の微小突起を
形成する記録材料のマット化方法を提供すること。 【構成】霧化装置4A、4Bによりマット化剤を含有す
る微粒化液状体の霧化流の外周側かつ霧化流方向に保湿
気体流を供給して微粒化液状体を記録材料1に付着さ
せ、乾燥室5で乾燥させて、マット化剤の微小突起を形
成して記録材料をマット化する方法。 【効果】この方法によれば、霧化流の微粒化液状体の飛
散によって周囲を汚すことなく、記録材料に強力に固着
した好適な凸形のマット化剤の微小突起を形成すること
ができる。
Description
または裏面をマット化する方法に関するものである。
岐多様にわたり、その一つに写真感光材料の表面や裏面
をマット化して静電気の帯電防止、写真感光材料同志の
接着防止、真空密着性の向上などをはかることが行なわ
れている。その例として、従来写真感光材料に画像を形
成させるに際して露光工程において感光材料にフィルム
原板を重ね、そのフィルム原板を通して露光する場合
に、より鮮明な画像をつくるために感光材料の感光層の
表面と重ねたフィルム原板を完全に密着させて両者間の
空隙による露光画像のボケが生じないようにして露光す
ることが必要である。そのため、一般には真空焼枠を用
いて焼枠のガラス板とゴムシートとの間に写真感光材料
及びフィルム原板を重ねて配置し、ガラス板とゴムシー
トとの間を真空にして両者を密着させる方法(以下、こ
の方法を真空密着法という。)が行なわれているが、特
開昭51−111102号公報に記載されているごと
く、感光層を設けることにより感光層をマット化して真
空密着時間を著しく短縮することが考えられ、実施され
た。この写真感光層への微小パターンの形成(マット
化)には、たとえば特開昭51−96604号、特開昭
51−98505号、特開昭55−12974号等の公
報に記載されている方法がある。
両面に各々感光層が設けられたいわゆる両面タイプのも
のが著しく普及しており、このような写真感光材料の場
合、たとえば特開昭51−96604号公報に記載され
ているごとく、グラビア塗布方法により両方の感光層表
面に微小パターンを設けようとすると、まず一方の面に
微小パターンを塗布し乾燥してから、他方の面に微小パ
ターンを塗布して乾燥させなければならず、この一連の
装置としては、かなり大がかりなものとなってしまい、
しかも上記の方法で設けられた裏面の微小パターンの塗
布部分は所望のサイズに裁断されるまでの工程でしばし
ば搬送用ローラーで擦られて剥れたり潰れたりすること
があり、裏面の感光層へ画像露光を行なう場合の真空密
着時間は表面の場合と比べて長くなってしまう欠点があ
った。また、露光する工程においても後から露光される
裏面側の微小パターンの塗布部分が表面の真空引き露光
の際にプリンターに圧着されてつぶされて裏面側露光時
に真空引き時間が長くかかるという問題があった。
は、真空密着性を改善するための塗布層がフィルム原画
を汚すことを解決するため、離型性を有するワックス状
又は微粉末樹脂を低沸点有機溶媒に分散してエアースプ
レーで塗布する方法が示されているが、この塗布層は感
光性印刷版の表面への接着力が弱い為に脱落し易く、や
はり前記のような問題点があった。しかも有機溶剤を使
用することは製造時の安全上好ましくない。
固体粉末を散布して熱によって感光性印刷版の上に固着
する方法が開示されているが、両面タイプの感光性印刷
版の場合は熱融着後、冷却されるまでにローラ搬送され
るとき、片面側のマット層がつぶれてしまうという問題
があり、一方ローラを使用しないで搬送することは、ハ
ンドリング上困難である。また粉末を作るために、樹脂
を粉砕して分級しなければならずコスト高となる欠点も
あった。
固体粉末を連続走行する感光性印刷版表面に均一分散付
着させる方法が開示されているが、加圧空気供給装置、
粉体供給装置、エジェクター、ディストリビューター、
サイクロン等が必要であり、その装置はかなり複雑で大
がかりとなってしまう。しかも両面タイプの感光性印刷
版を搬送する時、固体粉末が脱落しやすいという欠点が
あった。
−23558号公報には支持体上に感光層を有する感光
性印刷版の表面に、樹脂を溶解または分散させた水性液
をスプレーし、乾燥してなる方法が開示されている。こ
の方法においてはマットの性能は非常に良好であるが、
製造適性の面で難点を含んでいる。つまりエアースプレ
ーを使用した場合、微細な液滴の付着率が非常に低い
(約10%)ため、付着しなかった液滴はオーバースプ
レーとして塗布室内を汚し、極端な場合は塗布を行なっ
ているプレートに不必要な樹脂のかたまりとして付いて
しまう結果となる。このオーバースプレーを減少するた
め静電塗装方式が考えられた(付着率約90%以上)。
静電塗装方式で塗布した場合次のような問題がある。ま
ず、静電塗装方式の場合、静電気に微細な液滴が付着す
るため、被塗布物表面と強く接触できないもの、たとえ
ば微霧化されてから付着するまでにある程度乾燥してし
まうような非常に小さな微粒子や粘度の高い粒子は、記
録材料に球状のまま付着し接触面積が小さく付着力が弱
く極端には表面に静電的に付着しているにすぎないもの
となってしまう。その結果ロール等に接触させながら感
光材料を搬送するとやはり前述の方法にあった問題と同
じく、付着した粒子が脱落して所望の真空密着時間の短
縮化が達成されず、またフィルム原画や搬送ローラを汚
してしまう結果となる。さらにまたベル型、ディスク型
においては、ベルまたはディスク上での薄膜の液流の悪
いところでは水性液が乾燥し、樹脂が析出する結果とな
り、微霧化を阻害したり、析出した樹脂が被塗布物に付
着したりする。
994号公報には塗布液の帯電された微細な液滴が記録
材料の表面および/または裏面に付着する前および/ま
たは後に該面を湿潤し、該液滴を濡れ拡がらせ強固に付
着させる方法が述べられており、さらに実開昭59−6
5763号公報には樹脂の析出を防止するためのベル構
造が示されている。
なるばかりでなく、これらを実現するための装置を製作
するのに多大の費用と労力がかかるという欠点を有して
いる。
少な粒子が途中のパスローラーで脱落するあるいは周囲
のケーシングを汚すといった問題は解決できるが、ノズ
ル1本にそれぞれ振動素子、電極等が必要であり、機構
が複雑であり高価なものとなる。
性の向上の例に関することであるが、写真感光材料のマ
ット化は、その他静電気帯電防止、写真感光材料同志の
粘着、接着防止のために施されており、マット化する部
分も感光層の表面に限られず、その裏面に対してもマッ
ト化が施されることがある。これらの目的のために行な
われるマット化においても、上述の真空密着性の向上の
ための場合と同様な問題があった。
飛散を防止し、形成したマット粒子(マット化剤の微小
突起)が記録材料の取扱い中に平坦化したり脱落するこ
とのないように強固に付着させる方法を提供することに
ある。
帯する設備が少ない回転霧化装置を提供することにあ
る。
録材料のマット化方法及び回転霧化装置により上記目的
を達成することができる。
化剤を含有する微粒化液状体を記録材料に付着、乾燥さ
せ、マット化剤の微小突起を形成して記録材料をマット
化する方法であって、前記微粒化液状体から成る霧化流
の外周側かつ霧化流方向に保湿気体流を供給する記録材
料のマット化方法。
ップ形の回転体から成り前記回転体の回転軸を中心に回
転する回転霧化部と、前記回転霧化部を回転させる駆動
部と、前記開口端から後退して設けられかつ霧化流方向
に開口する保湿気体流供給孔から成り、前記回転軸を中
心としかつ前記開口端と同等以上の径とする環状に前記
保湿気体流供給孔を配置する回転霧化装置。
の外周側に保湿気体流を供給するので、霧化流を構成す
る微粒化した液状体の乾燥を防止すると共に、霧化流中
の微粒化液状体の外周側への飛散を規制し周囲を汚さな
い。また、霧化流の外周側かつ霧化流方向に保湿気体流
を供給するので、霧化流中の微粒化液状体の霧化流方向
の飛翔速度を増加させる。従って、記録材料に微粒化液
状体が衝突すると、好適な凸形をしかつ記録材料に強く
固着したマット(マット化剤の微小突起)を形成するこ
とができる。
流供給孔は、回転霧化部の開口端から後退して設けられ
かつ霧化流方向に開口するので、霧化流方向に保湿気体
流を供給することができる。また、保湿気体流供給孔
は、回転霧化部の回転軸を中心としかつ回転霧化部の開
口端と同等以上の径とする環状に配置しているので、前
記開口端から放出される霧化流の外周側に保湿気体流を
供給することができる。
を構成する微粒化液状体の乾燥を防止すると共に微粒化
液状体の外周側への飛散を規制し周囲を汚さない。ま
た、微粒化液状体の霧化流方向の飛翔速度を増加させて
微粒化液状体を記録材料に衝突させることができる。
を含有する微粒化液状体は、各種霧化装置で前記マット
化剤を含有する液状体を霧化して得ることができる。
ものであれば良く、好ましくは、後述の樹脂等を用い
る。
剤を溶媒に溶解ないし分散させて得ることができる。
上に調湿し、通常70%程度までで良い。35%未満の
場合には、微粒化液状体が飛翔中に乾燥してしまい記録
材料に球形のまま付着し脱落しやすい。一方、70%を
越えると、霧化流を帯電させた場合に電流がリークし好
ましくない。
かつ霧化流方向に保湿気体流を供給する手段として好適
である。
形ないしカップ形の回転体から成り、この回転体の回転
軸を中心に回転するものである。マット化剤を含有する
液状体を小径部の内周面に供給すると、回転による遠心
力により液状体が回転体の内周面に薄膜状に拡り、大径
部の開口端から開口方向に霧化流として放出される。
0〜20000回転/分にする。マット化剤含有液状体
の供給量は、例えば5〜300cc/分にすることができ
る。
電圧を供給し、霧化流を帯電させてもよい。
図2〜図8により説明する。
す図である。図3〜図7は回転霧化部の開口端12側か
ら見たリング状の気体噴出部を示す図であり、図8は図
7の気体噴出スリットの拡大図である。
る回転体の回転ベル10Aと、前記回転ベルの小径部に
接続しこれを回転させる円筒状の駆動部10Bと、前記
駆動部の円筒外周面に中心開口部Hの内周面を密着させ
て環装されたリング状の気体噴出部8から成る。駆動部
10Bは、回転ベル10Aを回転させる回転軸を有する
が、駆動部自体は回転する必要はない。
開口端12から霧化流13を開口方向に放出する。
する。これらの気体噴出孔は、霧化流方向に開口し、開
口端12の外周側に回転霧化部の回転軸と平行な保湿気
体流を供給する。気体噴出孔は、前記回転軸Xを中心と
する円周上に環状に配置されるものであり、例えば図3
に示すように前記円周上に気体噴出孔を不連続な1つの
環状に設けることができる。また、図4に示すように、
前記回転軸Xを中心とする同心円の円周上であってその
半径方向に直線状に位置するように気体噴出孔を設けて
も良く、図5に示すように前記回転軸Xを中心とする同
心円の円周上に不連続な環状に気体噴出孔を設けても良
い。
m、より好ましくは0.3〜1.0mmであり、孔径は必ずしも
全て同じ寸法にする必要はない。
ができる。例えば図6に示すように、回転霧化部の回転
軸を中心とし円周方向に連続したリング状のスリット1
1Aにでき、また、リング状のスリットは同心円状に2
以上設けることができる。スリットの幅は、好ましくは
0.1〜2mmにする。リング状のスリットを同心円状に2
以上設ける場合のスリット間の間隔は任意であるが、好
ましくは3〜10mmにする。スリットのクリアランスは
一定にする必要はない。
1Bをその長手方向が回転軸を中心とした放射状若しく
はこれに準じた形状になるように設けることができる。
矩形状のスリットは、好ましくは、クリアランスが0.1
〜2mm、長さが2〜20mmにする。
よいが、微粒化液状体が溶剤を多量に含有する場合は、
窒素ガス等を用いてもよい。
回転霧化部の形状や構造、及び記録材料との距離によっ
て適宜設定し、好ましくは3〜30m/秒にする。30
m/秒を越えると、微粒化液状体が記録材料に衝突する
速度が大きくなりすぎるので、マット化剤が平坦に形成
されてしまう。また、3m/秒未満の場合には効果が明
瞭でないことが多い。
説明すれば次のとおりである。
する長尺記録材料1は、温度調節室2で温度を調節され
た後、塗装ブース7において、マット化剤を含有する微
粒化液状体を霧化装置4A、4Bにより表及び裏面1
A、1Bに付着させられる。霧化装置4A及び4Bは、
図2に示すものと同様のものであり、上述の保湿気体流
を噴出する気体噴出孔を設けた気体噴出部8を有するの
で、霧化流の外周側かつ霧化流方向に保湿気体流を供給
する。記録材料はその後乾燥室5で乾燥される。乾燥後
の記録材料の表面及び裏面には好適な凸形のマット化剤
の微小突起が強く固着形成される。微粒化液状体は飛散
しないので塗装ブースは汚れない。
持体上に記録層が設けられたものであり、記録層として
は写真感光層や磁気記録層あるいはその他種々の記録層
があり、記録材料の目的や用途により各種のものがあ
る。たとえば写真感光層を備えた記録材料としては、一
般写真感光材料や、マイクロ写真感光材料、放射線感光
材料、印刷用写真感光材料、科学用写真感光材料、印画
紙、熱現像性感光材料など多くの例があり、レーザービ
ームに感応するレーザー記録材料、さらに磁気記録層を
備えた磁気記録テープ、磁気記録フィルム、などきわめ
て多くの例を掲げることができる。本発明の技術思想の
根本は対象物の表面に微細なマットを設けることにある
から、有用な対象物として具体的には記録材料が特定さ
れているが、少なくとも記録材料に種類を問わないのは
当然である。換言すれば、微細なマットを設けるという
ことは、あらゆる材料の表面を対象としうるが、本発明
を適用して、最も有効な対象物の例は、記録材料である
といえるので本発明の対象を記録材料に限定し、発明を
明確にしたものである。
的に安定な面を有するものであり、その形態としては感
光材料の場合にはその取扱い上の便利さから好適にはシ
ート状や板状であり、磁気記録材料の場合などはテープ
状又はシート状であって、記録材料の実用上、あるいは
用いられる機器によって適宜好ましい形態のものが選ば
れる。そして支持体の素材としては紙;たとえばポリエ
チレンやポリプロピレン、ポリスチレンなどの熱熔融性
プラスチックを被覆積層した紙、アルミニウム、各種の
アルミニウム合金、亜鉛、鉄、銅などのような金属の
板、又は二酢酸セルロース、酢酸セルロース、酢酸酪酸
セルロース、プロピオン酸セルロース、三酢酸セルロー
ス、硝酸セルロース、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リプロピレン、ポリカーボネート、ポリビニルアセター
ルなどのようなプラスチックのフィルム;前述のごとき
金属が積層あるいは蒸着により被覆された紙もしくはプ
ラスチックフィルムなどが含まれる。支持体の素材も記
録材料の目的、用途から適宜選択される。また記録材料
の記録層としては、たとえば写真感光材料の感光層とし
ては、ハロゲン化銀−ゼラチン乳剤感光層、ジアゾ樹脂
感光層、感光性樹脂感光層、その他公知のものが多数知
られており、本発明の写真感光材料の感光層として利用
される。レーザー記録材料や磁気記録材料の場合も同様
であり、それらの記録材料の他の構成、素材、製造、加
工、さらに各々の記録プロセスや用途などについては公
知技術を利用すればよく、ここに詳細な説明を必要とし
ないと思われる。
たは裏面をマット化する方法であり、そのため所望の面
に樹脂を溶解、または分散させた塗液を粒子化しそれに
電荷を与えて記録材料の表面及び/または裏面に付着さ
せその後乾燥させるのである。かかる塗液としては、記
録材料の表面又は裏面に所望の大きさの粒子となって均
一な分布で付着させることが出来るものが好ましい。そ
のため、写真感光材料、レーザー記録材料などの場合、
塗液の樹脂としては、たとえば特願昭55−10998
4号明細書に記載されているような、アクリル酸エステ
ルとアクリル酸またはメタクリル酸の共重合体;スチレ
ン、アクリル酸エステル、アクリル酸又はメタクリル酸
の共重合体;アクリル酸エステル、スチレン、アクリロ
ニトリルなどとアクリル酸又はメタクリル酸、マレイン
酸、イタコン酸などの共重合体;ポリビニルアルコー
ル、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルピロリドンなどのビニ
ル系ポリマーなどがあり、これらの樹脂を適宜選択し、
従来周知の方法により水へ溶解せしめ、あるいは分散さ
せて水性液とする。溶媒としては、水のほか有機溶媒を
含んでいてもよい。又、感光層や付着した液滴に影響を
及ぼさない、他の水溶性物質や微細な粒子の無機物質の
粉末、重合体の粉末などの充填剤を含んでいてもよい。
塗液の調製法の例として、たとえば前記の共重合体は通
常のラテックスの合成法と同様にして、原料のモノマー
を界面活性剤で水中に乳化しておき、過硫酸カリウムな
どの重合開始剤を用いて乳化重合された水性分散物とし
てもよく、またアクリル酸、メタクリル酸、マレイン
酸、イタコン酸などの一部をナトリウム塩、カリウム
塩、又はアンモニウム塩として共重合体の水溶液とする
ことでもよい。
くは5〜50重量%程度である。
る工程あるいは装置において所望の大きさの液粒子にす
ることが出来る。
ロンブラシと400メッシュのパミストン−水懸濁液を
用いて砂目立てし、よく水で洗浄した。この板を70℃
の第三りん酸ソーダ水溶液(5%)に3分間浸漬した
後、水洗し、乾燥した。この支持体に特公昭43−28
403号公報に記載されているアセトンとピロガロール
の縮重合により得られるポリヒドロキシフェニルのナフ
トキノン−1,2−ジアジド−5−スルホン酸エステル
1重量部とノボラック型フェノールホルムアルデヒド樹
脂2重量部を20重量部の2−メトキシエチルアセテー
トと20重量部のメチルエチルケトンに溶解して感光液
を調製し、上記支持体の片側ずつに順次塗布乾燥し、両
面タイプの感光性平板印刷版を作製した。このようにし
て作成した印刷版を200mm×200mmの大きさに裁断
して3枚とり各々試料A、試料Bとした。
側からメチルメタクリレート/エチルアクリレート/ア
クリル酸ソーダ(重量比68:20:12(仕込量
比))共重合体ポリマー水性液を固型分濃度10%にし
て図2に示すような回転霧化装置にて塗布した。この時
試料Aについては気体噴出孔から保湿気体流を噴出させ
た。孔の形状としては図3に示す孔で孔径0.5mmのもの
を用い、気体の噴出速度10m/s、回転ベルと試料間
距離500mmにした。試料Bについては気体噴出孔から
気体流を噴出させない以外試料Aと同様にした。
%の空気であった。
ずれも約2秒であり、乾燥は温度60℃、湿度10%の
雰囲気中に約5秒通すことにより行なった。また各試料
の乾燥後のマットの塗布量はAの試料は0.02g/m
2で、約20コ/mm2の分布をなし、マットの高さは約8
〜12μm、径は約30〜70μmであった。球状の粒
子の付着は全くなかった。
m2で、約18コ/mm2の分布をなし、マットの径20〜
50μmくらいの球状の粒子の付着が多く見られた。
録材料をマット化するためのマット化剤を含有する微粒
化液状体から成る霧化流の外周側かつ霧化流方向に保湿
気体流を供給するので、霧化流を構成する微粒化液状体
の乾燥を防止し、霧化流外周側への微粒化液状体の飛散
を規制し、微粒化液状体の霧化流方向への飛翔速度を増
加させることができる。従って、微粒化液状体の飛散に
よって周囲を汚すことなく、記録材料に強く固着した好
適な凸形のマット化剤の微小突起を形成できる。
とするベル形ないしカップ形の回転体から成り前記回転
体の回転軸を中心に回転する回転霧化部と、前記回転霧
化部を回転させる駆動部と、前記開口端から後退して設
けられかつ霧化流方向に開口する保湿気体流供給孔から
成り、前記回転軸を中心としかつ前記開口端と同等以上
の径とする環状に前記保湿気体流供給孔を配置するの
で、霧化流の外周側かつ霧化流方向に保湿気体流を供給
することができる。従って、本発明の記録材料のマット
化方法に好適に使用することができる。
を示す概略側面図。
噴出部を示す図。
噴出部を示す図。
噴出部を示す図。
噴出部を示す図。
噴出部を示す図。
−34558号公報には支持体上に感光層を有する感光
性印刷版の表面に、樹脂を溶解または分散させた水性液
をスプレーし、乾燥してなる方法が開示されている。こ
の方法においてはマットの性能は非常に良好であるが、
製造適性の面で難点を含んでいる。つまりエアースプレ
ーを使用した場合、微細な液滴の付着率が非常に低い
(約10%)ため、付着しなかった液滴はオーバースプ
レーとして塗布室内を汚し、極端な場合は塗布を行なっ
ているプレートに不必要な樹脂のかたまりとして付いて
しまう結果となる。このオーバースプレーを減少するた
め静電塗装方式が考えられた(付着率約90%以上)。
Claims (2)
- 【請求項1】記録材料をマット化するためのマット化剤
を含有する微粒化液状体を記録材料に付着、乾燥させ、
マット化剤の微小突起を形成して記録材料をマット化す
る方法であって、前記微粒化液状体から成る霧化流の外
周側かつ霧化流方向に保湿気体流を供給することを特徴
とする記録材料のマット化方法。 - 【請求項2】大径部を開口端とするベル形ないしカップ
形の回転体から成り前記回転体の回転軸を中心に回転す
る回転霧化部と、 前記回転霧化部を回転させる駆動部と、 前記開口端から後退して設けられかつ霧化流方向に開口
する保湿気体流供給孔から成り、 前記回転軸を中心としかつ前記開口端と同等以上の径と
する環状に前記保湿気体流供給孔を配置することを特徴
とする回転霧化装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4354769A JP2875127B2 (ja) | 1992-12-17 | 1992-12-17 | 記録材料のマット化方法及びそのための霧化装置 |
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