JP2001042542A - 感光性平版印刷版 - Google Patents

感光性平版印刷版

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JP2001042542A
JP2001042542A JP11214956A JP21495699A JP2001042542A JP 2001042542 A JP2001042542 A JP 2001042542A JP 11214956 A JP11214956 A JP 11214956A JP 21495699 A JP21495699 A JP 21495699A JP 2001042542 A JP2001042542 A JP 2001042542A
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mat
printing plate
mats
lithographic printing
photosensitive lithographic
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Toru Onogawa
徹 小野川
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Fuji Photo Film Co Ltd
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41CPROCESSES FOR THE MANUFACTURE OR REPRODUCTION OF PRINTING SURFACES
    • B41C1/00Forme preparation
    • B41C1/10Forme preparation for lithographic printing; Master sheets for transferring a lithographic image to the forme
    • B41C1/1066Forme preparation for lithographic printing; Master sheets for transferring a lithographic image to the forme by spraying with powders, by using a nozzle, e.g. an ink jet system, by fusing a previously coated powder, e.g. with a laser
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Abstract

(57)【要約】 【課題】マットが付与された感光性平版印刷版が製造さ
れてから使用されるまでの過程において、前記感光性平
版印刷版のマット付与面に圧力が加わった場合でも、マ
ット本来の機能である真空密着時間の短縮効果が著しく
劣化することを防止する感光性平版印刷版を提供する。 【解決手段】マットを有し、体積が4500μm3以上
18000μm3未満であるマットの個数が全マットの
個数の50%である感光性平版印刷版。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微小突起であるマ
ットを有する感光性平版印刷版に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭58−137469号公報は、記
録材料のマット化方法に関するものであり、形成するマ
ットの分布量(分布個数)、高さ、及び大きさ(径)に
ついて記載されている。また、特開平10−13338
3号公報は、微小パターンを設けた感光性平版印刷版に
関するものであり、設ける微小パターンの平均直径、高
さ、及び分布量(分布個数)について記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術によりマ
ットが付与された感光性平版印刷版のマット付与面に
は、製造されてから使用されるまでの過程(例えば、保
管、梱包、配送時等)において圧力が加わるので、マッ
トの高さが変化してしまい、マット本来の機能である真
空密着時間の短縮効果が著しく劣化するという問題点が
あった。
【0004】本発明の目的は、マットが付与された感光
性平版印刷版が製造されてから使用されるまでの過程に
おいて、前記感光性平版印刷版のマット付与面に圧力が
加わった場合でも、マット本来の機能である真空密着時
間の短縮効果が著しく劣化することを防止する感光性平
版印刷版を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記問題点を解決するた
めには、直径の大きなマットを多量に付着せしめ、付加
される圧力に対して十分な面積で対応できるようにすれ
ばよいが、直径の大きなマットは露光時に網点画像の小
点の再現性を劣化させる傾向にあり、実現が困難であっ
た。
【0006】そこで、本発明者は、マットの平均体積を
制御し、網点画像の小点の再現性を劣化させない範囲で
出来るだけ大きなマットを数多く形成するようにしたと
ころ、特定範囲内の体積を有するマットを全マットに対
して特定の割合で形成した感光性平版印刷版は、網点画
像の小点再現性を確保しつつ、製造から使用に至る過程
で作用する圧力に耐え、マット機能を維持することがで
きるということを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】即ち、本発明によれば、マットを有する感
光性平版印刷版であって、体積が4500μm3以上1
8000μm3未満であるマットの個数が全マットの個
数の20%を越える感光性平版印刷版により上記目的を
達成することができる。本発明の感光性平版印刷版は、
次のようにすることができる。
【0008】体積が18000μm3以上であるマット
の個数を全マットの個数の10%未満にすると良い。マ
ットを25個/mm2以上で分布させることも好まし
い。前記マットは、樹脂が溶解する液を回転霧化装置に
よって微粒化して形成することができる。なお、本発明
において数値範囲の記載は、両端値のみならず、その中
に含まれる全ての任意の中間値を含むものとする。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の感光性平版印刷版は、体
積が4500μm3以上18000μm3未満であるマッ
トの個数が全マットの個数の20%を越えるものであ
り、好ましくは30%以上、より好ましくは40%以上
にする。また、体積が18000μm3以上であるマッ
トの個数は、好ましくは、全マットの個数の10%未満
(より好ましくは8%未満)にする。
【0010】感光性平版印刷版は、少なくとも支持体と
感光層を有するものであり、必要に応じてこれら以外の
層を設けることができる。支持体と感光層のそれぞれの
材料としては、従来から感光性平版印刷版の支持体と感
光層のそれぞれの材料として用いられているものにする
ことができる。マットは、マット本来の機能である真空
密着時間の短縮効果を奏することができる位置に設けれ
ばよく、通常は少なくとも感光層の表面に設ける。
【0011】マットは、好ましくは、25個/mm2
上(より好ましくは30個/mm2以上、さらに好まし
くは40個/mm2以上)で分布させる。マットの材料
としては、従来から感光性平版印刷版のマットの材料と
して用いられている各種樹脂等の材料にすることができ
る。
【0012】[マットの体積の最大値]感光性平版印刷
版は、露光時にフィルムと密着させることによってフィ
ルムの画像を忠実に印刷版に転写することが出来る。こ
のとき、フィルムと感光性平版印刷版の間に厚い空気層
が存在すると焼きボケと称する現象が発生し、画像が忠
実に転写されない。これを防止するために露光時にフィ
ルムと感光性平版印刷版を減圧環境下に置き、フィルム
と感光性平版印刷版の間の空気を抜くことが通常行われ
ているが、この空気を抜けやすくするために感光性平版
印刷版の表面にマット層が必要となる。
【0013】マット層は、フィルムと感光性平版印刷版
の間隔を適切に保つことによって、フィルムと感光性平
版印刷版の間に存在する気体を抜けやすくしている。し
かし、マットの高さが高すぎると前記間隔が広くなりす
ぎて、フィルムの画像が印刷版に忠実に転写できないと
いう現象が発生する。
【0014】また、マットの直径が大きいとマットが付
着している部分に画像が転写しにくくなる。この現象は
体積の大きなマットを数多く形成することによって発生
するため、マットの体積をある大きさ以上に大きくしな
いことが重要である。そのため、1つのマットの体積
は、18000μm3以下にすることが好ましい。
【0015】[マットの体積の最小値]また、感光性平
版印刷版は、連続した帯状支持体に感光層及びマット層
などを付加することで製造される。この行程では、各種
材質で作られたローラーとの接触や、巻取り、またはカ
ット後の集積などが行われる。また、製造された感光性
平版印刷版は保管、梱包、配送などを経て使用者の手元
に至る。これら製造から使用に至るまでの過程は、印刷
版表面に圧力をかけるなどの作用を及ぼし、この作用が
表面のマットの形状を変形させている。この作用に対
し、出来るだけ大きなマットを数多く形成することが、
マットの変形を少なくする有効な手段となる。そのた
め、1つのマットの体積として4500μm3以上にす
ることが好ましい。
【0016】[感光性平版印刷版の製造方法]本発明の
感光性平版印刷版は、本発明で特定する範囲内の体積を
有するマットを本発明で特定する割合で感光性平版印刷
版又は感光性平版印刷版の前駆体に形成して製造するこ
とができる。マットを形成する前の感光性平版印刷版又
は感光性平版印刷版の前駆体は、例えば、支持体に少な
くとも感光層を形成して製造することができる。支持体
の材料としては、感光性平版印刷版の支持体の材料とし
て従来から用いられているものを用いることができる。
感光層は、感光性平版印刷版の感光層を形成するための
材料として従来から用いられているものを用い、従来か
ら行われている方法により支持体に形成することができ
る。
【0017】感光性平版印刷版は、一般的に、ローラー
を介して走行する連続した長尺帯状支持体に感光層及び
マット層などを付加することで製造されるものであり、
マットを形成した後に各種材質で作られたローラーとの
接触や、巻取り、またはカット後の集積などが行われる
ので、感光性平版印刷版に形成したマットには圧力が加
わる。本発明で特定する感光性平版印刷版を製造する場
合は、製造過程においてマットを形成した後に加わる圧
力によるマットの変形を防止して製造することができ
る。
【0018】〈マットの形成〉本発明の感光性平版印刷
版は、マット液を霧化して得られたマット液の微粒子を
感光性平版印刷版(一般的には、感光性平版印刷版の感
光層の表面)に付着させ、感光性平版印刷版に付着した
マット液の微粒子を自然に又は加熱により強制的に乾燥
させて、感光性平版印刷版の表面にマットを形成するこ
とができる。ここでマット液とは、マットを形成するた
めのマット材料を含有する液状体であり、前記マット材
料が溶媒中に溶解している場合と、溶解しないで分散媒
中に分散している場合の双方を包含する。
【0019】マットを形成するためのマット材料として
は、従来から感光性平版印刷版のマットの材料として用
いられている各種樹脂等の材料にすることができる。こ
のようなマット材料としては、例えば、特開昭57−3
4558号公報に記載されているような、アクリル酸エ
ステルとアクリル酸またはメタクリル酸の共重合体;ス
チレン、アクリル酸エステル、アクリル酸又はメタクリ
ル酸の共重合体;アクリル酸エステル、スチレン、アク
リロニトリル等とアクリル酸、メタクリル酸、マレイン
酸又はイタコン酸等の共重合体;ポリビニルアルコー
ル、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルピロリドン等のビニル
系ポリマー等がある。
【0020】マット材料をマット液の形態にする場合
は、好ましくは、これらの樹脂を適宜選択し、従来周知
の方法により水へ溶解せしめた、あるいは分散させた水
性液とする。マット液の溶媒又は分散媒としては、水が
あり、水のほかに有機溶媒を含んでいてもよい。
【0021】又、感光層や付着したマット液の液滴に影
響を及ぼさない、他の水溶性物質や微細な粒子の無機物
質の粉末、重合体の粉末などの充填剤をマット液に含有
させることができる。
【0022】マット液の調製法の例として、たとえば前
記の共重合体は通常のラテックスの合成法と同様にし
て、原料のモノマーを界面活性剤で水中に乳化してお
き、過硫酸カリウムなどの重合開始剤を用いて乳化重合
された水性分散物としてもよく、またアクリル酸、メタ
クリル酸、マレイン酸、イタコン酸などの一部をナトリ
ウム塩、カリウム塩、又はアンモニウム塩として共重合
体の水溶液とすることでもよい。
【0023】本発明で特定する範囲内の体積を有するマ
ットを全マットに対して本発明で特定する割合で形成す
るためには、マットの平均体積の制御とともに、体積バ
ラツキの低減が必要となる。
【0024】カップ状回転霧化頭(以下、「ベル」と称
する。)に連続的にマット液を供給することによって前
記マット液を微粒化するとともに、前記マット液に電荷
をかけることによって、微粒化したマット液を所望の部
分に付着させる静電塗布方式を用いた場合には、ベルの
回転数、ベルの形状、溶液の供給量を選択することによ
って、微粒化したマット液の微粒子の大きさを変更する
ことができるので、本発明で特定する範囲内の体積を有
するマットを本発明で特定する割合で形成するように、
ベルの回転数、ベルの形状、溶液の供給量を設定する。
【0025】前記マット液の微粒子の大きさは常にある
範囲の分布を有しており、完全に一定の大きさの微粒子
を形成することは出来ないが、ベルの回転数、ベルの形
状、溶液の供給量をそれぞれ制御することによって、あ
る条件の基で比較的狭い直径分布を有する微粒子群を形
成することが可能である。また、さらに前記因子(ベル
の回転数、ベルの形状、溶液の供給量)をそれぞれ制御
することで、この微粒子群の平均直径を制御することが
可能である。
【0026】従って、前記因子に関して適切な条件を選
択することにより、形成される微粒子群の平均直径を所
望の直径に近づけ、また、直径分布を狭くすることで所
望の直径から外れた粒子の割合を小さくすることが出来
る。上記方法で形成された溶液微粒子は、一般的には、
感光性平版印刷版の感光層表面に付着し、乾燥、固着す
ることによってマットを形成する。従って、溶液微粒子
の大きさを適切に制御することで形成するマットの体積
を制御可能である。
【0027】本発明の感光性平版印刷版の製造例を図1
に基づいて説明する。図1は、回転霧化装置を用いて感
光性平版印刷版にマットを形成する装置の概略図であ
る。感光層を片側に有する長尺の支持体1は、搬送ロー
ラ8等のローラにより案内されて走行している。支持体
1の前記感光層に対して、カップ状回転霧化頭の回転ベ
ル7から微粒化したマット液2を塗布する。前記微粒化
したマット液は、乾燥後において本発明で特定する範囲
内の体積を有するマット(乾燥したマット)を本発明で
特定する割合で前記支持体の前記感光層の表面に形成で
きる程度の量で、前記支持体の前記感光層に塗布する。
前記カップ状回転霧化頭は、モータ6とこのモータによ
って回転する回転ベル7を有しており、前記回転ベルに
はマット液の送液ポンプ5によりマット液が供給され
る。
【0028】微粒化したマット液が塗布され流動状態の
マット3が付着した前記支持体は、搬送ローラ8により
走行方向を変更されて乾燥装置9の内部に搬送される。
前記支持体に塗布されたマット液は、前記乾燥装置で乾
燥され、前記支持体に固定したマット4になる。
【0029】
【実施例】厚さ0.24mmのアルミニウム板の片面に
ナイロンブラシと400メッシュのパミスストン−水懸
濁液を用いて砂目立てし、よく水で洗浄した。この板を
70℃の第三りん酸ソーダ水溶液(5重量%)に2分間
浸漬し、水洗・乾燥し支持体を作成した。次に、特公昭
43−28403号公報に記載されているアセトンとピ
ロガロールの縮重合により得られるポリヒドロキシフェ
ニルのナフトキノン−1,2−ジアジド−5−スルホン
酸エステル1重量部とノボラック型フェノールホルムア
ルデヒド樹脂2重量部を20重量部のメチルエチルケト
ンに溶解して感光液を調整し、上記支持体の砂目立てし
た面に塗布・乾燥し、感光性平版印刷版を作成した。
【0030】また、メチルメタクリレート/エチルアク
リレート/アクリル酸ソーダ(重量比68:20:12
(仕込量比))共重合体ポリマー水溶液を固形分濃度1
8重量%にしてマット液を調整した。
【0031】上記支持体に対してマット液を回転霧化装
置にて塗布するにあたり、表1に示したように、ベル回
転数、溶液供給量、ベル形状を変更して、各種感光性平
版印刷版を作製した。これら感光性平版印刷版のサンプ
ルに関して、製造から使用に至る過程で予想される圧力
として7kg/cm2にて表面を加圧した後、フィルム
との真空密着時間、及び、網点の小点再現性を測定し
た。
【0032】マット体積は、次の方法により測定した。
即ち、Micromap社製三次元表面形状測定器「M
icromap520」を用いてマットの三次元形状を
測定し、X、Y、各4μm毎のマトリックスを作った時
の各要素の高さZ値を積分することによって体積を計算
した。
【0033】ベル形状AおよびBは、ベル先端の液が剥
離する部分(ベルの内周面)の角度の違いであり、ベル
先端の液が剥離する部分がAは回転面(ベルの回転軸が
垂直に交叉する面)に対して約88°、Bは回転面に対
して約80°の傾きのついたカップ状のベルである。
【0034】
【表1】
【0035】表1の中で、ケース1、2、3、5、8、
10のそれぞれが比較的短い真空密着時間を実現してお
り、加圧によるマット機能の低下が少なかったことを示
している。これらのケースでは4500μm3以上、1
8000μm3未満のマットの比率が20%以上であ
り、かつ、マットの個数が25個/mm2以上であっ
た。
【0036】また、表1の中で、ケース2、3、4、
5、6、7、9、10、11、12のそれぞれが網点の
小点再現性が許容範囲であった。これらのケースでは1
8000μm3以上のマットの比率が10%未満であっ
た。なお、表1の網点の小点再現性の評価の「◎」は網
点の小点再現性が十分に優れていることを示し、「○」
は網点の小点再現性が実用限界内であることを示し、
「×」は網点の小点再現性が実用限界外であることを示
す。
【0037】網点の小点再現性のより詳細な評価結果
は、次のとおりである。感度を測定するグレイスケール
フィルムを用いて、5段クリアーとなる標準的な露光時
間で、「◎」は直径10μmの小点が再現する状態を示
し、「○」は直径12μmの小点が再現する状態を示
し、「△」は直径15μmの小点が再現する状態を示
し、「×」は直径20μmの小点が再現する状態を示
す。
【0038】従って、真空密着時間と小点再現性の両方
が希望を満たすケースは2、3、5、10であり、これ
らが本発明の実施例である。これらのマット形状の特徴
を図2〜13に示したケース1〜12のそれぞれのマッ
トの体積の個数分布でみると、マット体積が4500μ
3以上18000μm3未満であるマットが20%以上
であった。なお、これらの良好な結果を示したケースに
おいて、マット体積が18000μm3以上であるマッ
トは10%未満であった。また、これらの良好な結果を
示したケースにおいて、マット個数は25個/mm2
上であった。
【0039】
【発明の効果】本発明の感光性平版印刷版は、マットを
有する感光性平版印刷版であって、体積が4500μm
3以上18000μm3未満であるマットの個数は全マッ
トの個数の20%を越えるので、網点画像の小点再現性
を確保しつつ、製造から使用に至る過程で通常に作用す
る圧力に耐え、前記圧力が加えられた後でもマット機能
を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、回転霧化装置を用いて感光性平版印刷
版にマットを形成する装置の概略図である。
【符号の説明】
1 支持体 2 微粒化したマット液 3 流動状態のマット 4 固定したマット 5 マット液の送液ポンプ 6 モータ 7 回転ベル 8 搬送ローラ 9 乾燥装置
【図2】図2は、実施例のケース1で製作したサンプル
(感光性平版印刷版)に付与されたマットの体積分布グ
ラフである。
【図3】図3は、実施例のケース2で製作したサンプル
(感光性平版印刷版)に付与されたマットの体積分布グ
ラフである。
【図4】図4は、実施例のケース3で製作したサンプル
(感光性平版印刷版)に付与されたマットの体積分布グ
ラフである。
【図5】図5は、実施例のケース4で製作したサンプル
(感光性平版印刷版)に付与されたマットの体積分布グ
ラフである。
【図6】図6は、実施例のケース5で製作したサンプル
(感光性平版印刷版)に付与されたマットの体積分布グ
ラフである。
【図7】図7は、実施例のケース6で製作したサンプル
(感光性平版印刷版)に付与されたマットの体積分布グ
ラフである。
【図8】図8は、実施例のケース7で製作したサンプル
(感光性平版印刷版)に付与されたマットの体積分布グ
ラフである。
【図9】図9は、実施例のケース8で製作したサンプル
(感光性平版印刷版)に付与されたマットの体積分布グ
ラフである。
【図10】図10は、実施例のケース9で製作したサン
プル(感光性平版印刷版)に付与されたマットの体積分
布グラフである。
【図11】図11は、実施例のケース10で製作したサ
ンプル(感光性平版印刷版)に付与されたマットの体積
分布グラフである。
【図12】図12は、実施例のケース11で製作したサ
ンプル(感光性平版印刷版)に付与されたマットの体積
分布グラフである。
【図13】図13は、実施例のケース12で製作したサ
ンプル(感光性平版印刷版)に付与されたマットの体積
分布グラフである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マットを有する感光性平版印刷版であっ
    て、体積が4500μm3以上18000μm3未満であ
    るマットの個数は全マットの個数の20%を越えること
    を特徴とする感光性平版印刷版。
  2. 【請求項2】体積が18000μm3以上であるマット
    の個数は全マットの個数の10%未満であることを特徴
    とする請求項1に記載の感光性平版印刷版。
  3. 【請求項3】マットは25個/mm2以上で分布するこ
    とを特徴とする請求項1〜2のいずれか一に記載の感光
    性平版印刷版。
  4. 【請求項4】前記マットは、樹脂が溶解する液を回転霧
    化装置によって微粒化して形成したものであることを特
    徴とする請求項1〜3のいずれか一に記載の感光性平版
    印刷版。
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