JPH10171124A - 感光性印刷版の製造方法 - Google Patents

感光性印刷版の製造方法

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JPH10171124A
JPH10171124A JP8330900A JP33090096A JPH10171124A JP H10171124 A JPH10171124 A JP H10171124A JP 8330900 A JP8330900 A JP 8330900A JP 33090096 A JP33090096 A JP 33090096A JP H10171124 A JPH10171124 A JP H10171124A
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JP
Japan
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photosensitive layer
resin
spray gun
photosensitive
solvent
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JP8330900A
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English (en)
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Shinya Watanabe
真也 渡辺
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • G03F7/09Photosensitive materials characterised by structural details, e.g. supports, auxiliary layers
    • G03F7/115Photosensitive materials characterised by structural details, e.g. supports, auxiliary layers having supports or layers with means for obtaining a screen effect or for obtaining better contact in vacuum printing
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    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 真空密着性のための感光性印刷版の感光層表
面のマット化に用いるマット剤の平均粒径が必要以上に
大きくならず、マット剤の感光層表面との接着性が十分
で、真空密着性が良好な感光性印刷版を低コストで製造
できる製造方法を提供する。 【解決手段】 支持体上に感光層を設け、該感光層の表
面に樹脂の溶液ないし分散液をスプレーガンで噴霧し、
該樹脂を該表面に接着させる感光性印刷版の製造方法で
あって、噴霧された液滴が感光層表面に到達する飛行
中に乾燥して固形化して感光層表面に付着させた後、加
熱、加圧又は溶剤で膨潤させて該表面に接着させる。
該溶剤が沸点75〜200℃の有機溶剤で、かつ感光層
表面とスプレーガンとの距離が30〜150cmであ
る。噴霧された液滴が感光層表面に到達した時点での
粘度が2000〜8000cpである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光性印刷版の製
造方法に関し、更に詳しくは、真空密着焼付において良
い密着を短時間に得るために感光性印刷版の感光層側の
表面に設ける微小な凹凸を形成(マット加工)する方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、感光性印刷版を用いて印刷版を作
成する製版工程においてフィルム原画を密着焼付するに
は、一般に真空焼枠を用い焼枠のガラス板とゴムシート
の間にフィルム原画と感光性印刷版とを密着させる方法
(「真空密着法」という)が用いられている。この真空
密着法において、密着すべき面全面にわたって充分な密
着状態を短時間に得るために、感光性印刷版の感光層表
面をマット加工することが行われている。
【0003】マット加工の方法としては、特開昭55−
12974号公報に開示されている、マット剤として固
体粉末を感光層表面にパウダリングした後、熱等によっ
て接着する方法が知られている。しかし、この方法で
は、マット剤の固体粒子は予めその材料を粉砕して微粒
子化する必要があるが、この微粒子化を機械的に行うた
め平均粒径が大きくなり、かつ粒度分布が広くなる結
果、画像再現性が劣化するという問題があり、また、マ
ット粒子の生産工程が複雑となりコスト高になる問題が
ある。
【0004】また、特開昭57−34558号公報に開
示されているように、樹脂を溶解又は分散させた水性液
をスプレーし、乾燥して該樹脂を感光層表面に接着させ
マット化する方法等が知られている。この方法によれ
ば、マット剤の平均粒径は小さくなるが、感光層への接
着が十分ではなく、はがれやすい問題がある。
【0005】
【本発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来
の技術の問題を解消することを課題とし、平均粒径が小
さく、マット剤の感光層表面との接着性が十分で、真空
密着性が良好な感光性平版印刷版を低コストで製造し得
る製造方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記本発明の目的を達成
する本発明は下記(1)ないし(19)である。
【0007】(1)支持体上に感光層を設け、該感光層
の表面に樹脂を溶剤に溶解又は分散させた液をスプレー
ガンで微粒子化した液滴を噴霧し、該液滴がスプレーガ
ンから該表面に到達する飛行中に乾燥することにより固
形化した状態で該表面に付着させた後、加熱することに
より該表面に接着させることを特徴とする感光性印刷版
の製造方法。
【0008】(2)支持体上に感光層を設け、該感光層
の表面に樹脂を溶剤に溶解又は分散させた液をスプレー
ガンで微粒子化した液滴を噴霧し、該液滴がスプレーガ
ンから版面に到達する飛行中に乾燥することにより固形
化した状態で該表面に付着させた後、加熱及び加圧する
ことにより該表面に接着させることを特徴とする感光性
印刷版の製造方法。
【0009】(3)支持体上に感光層を設けた後、該支
持体を予め加熱しておき、該感光層の表面に樹脂を溶剤
に溶解又は分散させた液をスプレーガンで微粒子化した
液滴を噴霧し、該液滴がスプレーガンから該表面に到達
する飛行中に乾燥し固形化した状態で該表面に付着させ
た後、溶融して該表面に接着させることを特徴とする感
光性印刷版の製造方法。
【0010】(4)支持体上に感光層を設けた後、該支
持体を予め加熱しておき、該感光層の表面に樹脂を溶剤
に溶解又は分散させた液をスプレーガンで微粒子化した
液滴を噴霧し、該液滴がスプレーガンから該表面に到達
する飛行中に乾燥し固形化した状態で該表面に付着させ
た後、溶融及び加圧して該表面に接着させることを特徴
とする感光性印刷版の製造方法。
【0011】(5)支持体上に感光層を設けた後、該支
持体を予め加熱しておき、該感光層の表面に樹脂を溶剤
に溶解又は分散させた液をスプレーガンで微粒子化した
液滴を噴霧し、該液滴がスプレーガンから該表面に到達
する飛行中に乾燥し固形化した状態で該表面に付着させ
た後、再度溶剤で膨潤させて該表面に接着させることを
特徴とする感光性印刷版の製造方法。
【0012】(6)支持体上に感光層を設けた後、該支
持体を予め加熱しておき、該感光層の表面に樹脂を溶剤
に溶解又は分散させた液をスプレーガンで微粒子化した
液滴を噴霧し、該液滴がスプレーガンから版面に到達す
る飛行中に乾燥し固形化した状態で、溶剤を供給した該
表面に付着させた後、該溶剤で膨潤させて該表面に接着
させることを特徴とする感光性印刷版の製造方法。
【0013】(7)支持体上に感光層を設けた後、該支
持体を予め加熱しておき、該感光層の表面に樹脂を溶剤
に溶解又は分散させた液をスプレーガンで微粒子化した
液滴を噴霧し、該液滴がスプレーガンから該表面に到達
する飛行中に乾燥し固形化した状態で、溶剤を該固形化
した微粒子に供給した後に版面に付着させた後、該溶剤
で膨潤させて該表面に接着させることを特徴とする感光
性印刷版の製造方法。
【0014】(8)支持体上に感光層を設け、該感光層
の表面に樹脂を有機溶剤に溶解又は分散させた液をスプ
レーガンで噴霧し、乾燥することにより該樹脂を該表面
に接着させる感光性印刷版の製造方法において、該有機
溶剤の沸点が75〜250℃でかつ該表面と該スプレー
ガンとの距離が30〜150cmであることを特徴とす
る感光性印刷版の製造方法。
【0015】(9)支持体上に感光層を設け、該感光層
の表面に樹脂を有機溶剤に溶解又は分散させた液をスプ
レーガンで噴霧し、乾燥することにより該樹脂を該表面
に接着させる感光性印刷版の製造方法において、該液が
噴霧され、該表面に到達した時点での粘度が2000〜
8000cpであることを特徴とする感光性印刷版の製
造方法。
【0016】(10)前記樹脂を有機溶剤に溶解又は分
散させた液が噴霧され、感光層の表面に到達した時点で
の粘度が2000〜8000cpであることを特徴とす
る前記(8)に記載の製造方法。
【0017】(11)前記樹脂を有機溶剤に溶解又は分
散させた液が噴霧され、感光層の表面に到達した時点で
の粘度が3000〜7000cpであることを特徴とす
る前記(8)に記載の製造方法。
【0018】(12)支持体上に感光層を設け、該感光
層の表面に樹脂を有機溶剤に溶解又は分散させた液をス
プレーガンで噴霧し、乾燥することにより該樹脂を該表
面に接着させる感光性印刷版の製造方法において、該液
が噴霧され、該表面に到達した時点での粘度が3000
〜7000cpであることを特徴とする感光性印刷版の
製造方法。
【0019】(13)前記樹脂を有機溶剤に溶解又は分
散させた液が噴霧され、感光層の表面に到達した時点で
の粘度が4000〜6000cpであることを特徴とす
る前記(8)に記載の製造方法。
【0020】(14)支持体上に感光層を設け、該感光
層の表面に樹脂を有機溶剤に溶解又は分散させた液をス
プレーガンで噴霧し、乾燥することにより該樹脂を該表
面に接着させる感光性印刷版の製造方法において、該液
が噴霧され、該表面に到達した時点での粘度が4000
〜6000cpであることを特徴とする感光性印刷版の
製造方法。
【0021】(15)支持体上に感光層を設け、該感光
層の表面に樹脂を有機溶剤に溶解又は分散させた液をス
プレーガンで噴霧し、乾燥することにより該樹脂を該表
面に接着させる感光性印刷版の製造方法において、該有
機溶剤の沸点が75〜250℃でかつ該表面と該スプレ
ーガンとの距離が30〜100cmであることを特徴と
する感光性印刷版の製造方法。
【0022】(16)前記感光層の表面とスプレーガン
との距離が30〜100cmであることを特徴とする前
記(10)に記載の製造方法。
【0023】(17)前記感光層の表面とスプレーガン
との距離が30〜100cmであることを特徴とする前
記(11)に記載の製造方法。
【0024】(18)前記感光層の表面とスプレーガン
との距離が30〜100cmであることを特徴とする前
記(13)に記載の製造方法。
【0025】(19)前記乾燥の手段が、熱風による乾
燥及び/又は赤外線による乾燥であることを特徴とする
前記(8)ないし(18)のいずれか1項に記載の製造
方法。以下、本発明について詳述する。
【0026】請求項1ないし19に係る発明において、
感光性印刷版は、基本的には支持体上に露光により現像
液に対する溶解性が変化する感光層が設けられているも
のであり、平版印刷版等の作成に使用されるものであ
る。
【0027】上記支持体には、平版印刷版の版材として
使用される寸法安定性がよい板状物が包含される。この
ような支持体として、表面を粗面化したアルミニウム支
持体が挙げられる。粗面化方法としては、機械的に表面
を粗面化する方法、電気化学的に粗面化する方法、アル
カリ若しくは酸又はそれらの混合物からなるエッチング
剤で表面を粗面化する化学的粗面化方法、及びこれらを
組み合わせた方法を用いることができる。好ましい支持
体として、アルミニウム板をブラシ及び/又は電解によ
りエッチングして粗面化し、陽極酸化処理し、親水化処
理した支持体が挙げられる。粗面化処理されたアルミニ
ウム支持体は必要により陽極酸化処理及び封孔処理が施
される。アルミニウム支持体には親水性層を設けること
ができる。更に、感光性平版印刷版を重ねたときの感光
層への擦れ傷を防ぐため、及び現像時、現像液中へのア
ルミニウム成分の溶出を防ぐために、支持体裏面に保護
層を設けることができる。支持体の詳細は英国特許公開
第2,030,309A号明細書等を参照することがで
きる。
【0028】感光層は感光性印刷版の感光層として用い
られるものであればよく、例えば、o−キノンジアジド
化合物を感光成分とするポジ型感光層、感光性ジアゾニ
ウム塩や感光性アジド化合物を感光成分とするネガ型感
光層、付加重合可能なエチレン性不飽和二重結合を有す
る化合物を感光性成分とする光重合性組成物、桂皮酸や
ジメチルマレイミド基を含む光架橋性化合物などを感光
性成分とするネガ型感光層が含まれる。これらの感光層
は感光性成分とバインダー樹脂を主成分として含有す
る。
【0029】上記ポジ型感光層の感光性成分としては、
フェノール、クレゾール及び/又はピロガロール等の多
価フェノールをホルマリン、アセトン等の活性カルボニ
ル化合物で重縮合させた樹脂にo−キノンジアジドスル
ホン酸でエステル化したもの、あるいは、ポリヒドロキ
シベンゾフェノン類又はビスフェノール等のポリヒドロ
キシ多核化合物にo−ナフトキノンジアジドスルホン酸
でエステル化したもの、バインダー樹脂としてはクレゾ
ール及び/又はフェノールをホルマリンで重縮合させた
樹脂(一般にノボラック樹脂といわれる)が好ましい例
として挙げられる。
【0030】これらの感光層は公知であり、その詳細は
英国特許公開第2,030,309A号明細書等を参照
することができる。
【0031】請求項1ないし19に係る発明において、
感光層の表面に接着させる樹脂としては、水溶性又はア
ルカリ可溶性を有する樹脂が好ましい。具体的には、メ
タクリル酸又はアクリル酸を主成分とするアクリル共重
合体あるいはメタクリル酸又はアクリル酸のアンモニウ
ム塩を主成分とするアクリル共重合体を好ましく用いる
ことができる。
【0032】上記樹脂は、熱で溶融させて感光層の表面
に接着させる場合には、ガラス転移温度(Tg)が10
0℃以下の樹脂が好ましい。
【0033】請求項1ないし18に係る発明において、
感光層の表面に接着させる樹脂として、例えば下記
(a)、(b)及び(c)に記載した各単量体から形成
される単量体単位を含む共重合体が挙げられる。
【0034】(a)そのアルキル残基の炭素原子数が1
〜10であるアルキルアクリレート類及びそのアルキル
残基の炭素原子数が4〜10であるアルキルメタクリレ
ート類からなる群から選ばれる少なくとも1つの単量
体。
【0035】具体的には、メチルアクリレート、エチル
アクリレート、n−プロピルアクリレート、イソプロピ
ルアクリレート、n−ブチルアクリレート、イソブチル
アクリレート、n−アミルアクリレート、イソアミルア
クリレート、n−ヘキシルアクリレート、2−エチルヘ
キシルアクリレート、n−オクチルアクリレート、n−
デシルアクリレート、n−ブチルメタクリレート、イソ
ブチルメタクリレート、n−アミルメタクリレート、2
−エチルヘキシルメタクリレート、n−オクチルメタク
リレート、n−デシルメタクリレート等が挙げられる。
【0036】(b)スチレン類、アクリロニトリル類、
アクリルアミド類、メチルメタクリレート及びエチルメ
タクリレートからなる群から選ばれた少なくとも1つの
単量体。
【0037】具体的には、スチレン、o−/m−/p−
メチルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、2,5−
ジメチルスチレン、3,4−ジメチルスチレン、3,5
−ジメチルスチレン、2,4,5−トリメチルスチレ
ン、2,4,6−トリメチルスチレン、o−エチルスチ
レン、3,5−ジエチルスチレン、2,4,5−トリエ
チルスチレン、p−n−ブチルスチレン、m−sec−
ブチルスチレン、m−tert−ブチルスチレン、p−
ヘキシルスチレン、p−n−ヘプチルスチレン、p−2
−エチルヘキシルスチレン、p−フルオロスチレン、o
−/m−/p−クロロスチレン、2,3−ジクロロスチ
レン、2,4−ジクロロスチレン、2,5−ジクロロス
チレン、2,6−ジクロロスチレン、3,4−ジクロロ
スチレン、2,5−ジフルオロスチレン、p−ブロモス
チレン、p−シアノスチレン、p−ヒドロキシスチレ
ン、m−/p−ニトロスチレン、o−ジメチルアミノス
チレン、アクリロニトリル、α−クロロアクリルニトリ
ル、α−ブロモアクリロニトリル、メタクリロニトリ
ル、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、ア
クリルアミド、N−sec−ブチルアクリルアミド、N
−tert−ブチルアクリルアミド、N,N−ジブチル
アクリルアミド、N−tert−ブチルアクリルアミド
等が挙げられる。
【0038】(c)アクリル酸、メタクリル酸、マレイ
ン酸、イタコン酸、これらのアルカリ金属塩及びアンモ
ニウム塩からなる群から選ばれた少なくとも1つの単量
体。具体的には、アクリル酸、アクリル酸ナトリウム、
アクリル酸カリウム、アクリル酸アンモニウム、メタク
リル酸、メタクリル酸ナトリウム、メタクリル酸カリウ
ム、メタクリル酸アンモニウム、マレイン酸、マレイン
酸ナトリウム、マレイン酸アカリウム、マレイン酸アン
モニウム、イタコン酸、イタコン酸ナトリウム、イタコ
ン酸カリウム、イタコン酸アンモニウム等が挙げられ
る。
【0039】上記共重合体における共重合比は、(a)
10〜70重量%、(b)20〜80重量%及び(c)
6〜50重量%が好ましく、特に好ましくは(a)15
〜50重量%、(b)40〜70重量%、(c)10〜
25重量%である。
【0040】請求項1ないし19に係る発明において、
感光層の表面に接着させる樹脂は樹脂以外の添加剤を含
有していてもよい。添加剤としては、例えば二酸化ケイ
素、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化ジルコニウム、ガラス
粒子、アルミナ、重合体粒子(例えばポリメチルメタク
リレート、ポリスチレン、フェノール樹脂等の粒子)等
の充填剤が挙げられる。
【0041】請求項1ないし7に係る発明において、樹
脂を溶解又は分散させる溶剤は、該樹脂を溶解又は分散
するものであればよい。また沸点が50〜120℃の範
囲の溶剤が好ましい。そのような溶剤として、水、メタ
ノール、エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノ
ール、酢酸エチル、アセトン、メチルエチルケトン、ト
ルエン等を挙げることができる。
【0042】溶剤として、その他に、n−ヘキサン、シ
クロヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン等
の炭化水素類、ジアセトンアルコール、3−メトキシ−
1−ブタノール、アセトン、メチルエチルケトン、シク
ロヘキサノン、エチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、エチレングリコールモノアセテート、エチレング
リコールアルキルエーテル類及びそのアセテート(メチ
ルセロソルブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、
エチレングリコールジメチルエーテル、メチルセロソル
ブアセテート、エチルセロソルブアセテート)、ジエチ
レングリコールモノアルキルエーテル類及びそのアセテ
ート(ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエ
チレングリコールモノメチルエーテルアセテート)、ジ
エチレングリコールジアルキルエーテル類(ジエチレン
グリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジ
エチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテ
ル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテル)、ト
リエチレングリコールアルキルエーテル類(モノメチル
エーテル、モノエチルエーテル、ジメチルエーテル、ジ
エチルエーテル、メチルエチルエーテル)、プロピレン
グリコールアルキルエーテル類及びそのアセテート(モ
ノメチルエーテル、モノエチルエーテル、n−プロピル
エーテル、モノブチルエーテル、ジメチルエーテル、ジ
エチルエーテル、モノメチルエーテルアセテート、モノ
エチルエーテルアセテート)、ジプロピレングリコール
アルキルエーテル類(モノメチルエーテル、モノエチル
エーテル、n−プロピルエーテル、モノブチルエーテ
ル、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル)、ギ酸エチ
ル、ギ酸プロピル、ギ酸ブチル、ギ酸アミル、酢酸メチ
ル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、プロピオ
ン酸メチル、プロピオン酸エチル、酪酸メチル、酪酸エ
チル等のカルボン酸エステル類、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキシド、ジオキサン、テトラヒドロ
フラン、乳酸メチル、乳酸エチル、安息香酸メチル、安
息香酸エチル、炭酸プロピレン等も用いることができ
る。
【0043】これらの溶剤は、1種又は2種以上を混合
して使用できる。樹脂の濃度は好ましくは5〜40重量
%、より好ましくは10〜40重量%である。
【0044】請求項1ないし7に係る発明は、樹脂を溶
剤に溶解又は分散させた液をスプレーガンで微粒子化し
た液滴を下記ないしの何れかの方法で感光層の表面
に接着させる。
【0045】上記液滴がスプレーガンから感光層の表
面に到達する飛行中に乾燥することにより固形化した状
態で該表面に付着させた後、加熱することにより該表面
に接着させる。
【0046】上記液滴がスプレーガンから感光層の表
面に到達する飛行中に乾燥することにより固形化した状
態で該表面に付着させた後、加熱及び加圧することによ
り該表面に接着させる。
【0047】上記液滴がスプレーガンから予め加熱さ
れた感光層の表面に到達する飛行中に乾燥し固形化した
状態で該表面に付着させた後、溶融して該表面に接着さ
せる。 上記液滴がスプレーガンから予め加熱された感光層の
表面に到達する飛行中に乾燥し固形化した状態で該表面
に付着させた後、溶融及び加圧して該表面に接着させ
る。
【0048】上記液滴がスプレーガンから感光層の表
面に到達する飛行中に乾燥し固形化した状態で該表面に
付着させた後、再度溶剤で膨潤させて該表面に接着させ
る。
【0049】上記液滴がスプレーガンから感光層の表
面に到達する飛行中に乾燥し固形化した状態で、溶剤を
供給した該表面に付着させた後、該溶剤又は水で膨潤さ
せて該表面に接着させる。
【0050】上記液滴がスプレーガンから感光層の表
面に到達する飛行中に乾燥し固形化した状態で、溶剤を
該固形化した微粒子に供給した後に該表面に付着させた
後、該溶剤で膨潤させて該表面に接着させる。
【0051】本発明において、スプレーガンとは、液体
を微粒化し、微粒化された微粒子を被塗布物まで到達さ
せる物をいい、エアースプレー、エアーレススプレー、
静電エアースプレー、静電霧化スプレー等が包含され
る。
【0052】樹脂を溶剤に溶解又は分散させた液をスプ
レーガンで微粒化する方法としては、高速(1万〜10
万rpm)で回転するカップ又は円盤に樹脂溶液を垂ら
して微小粒を形成し、静電及び空気流で広がりや飛行距
離を制御する方式(静電霧化スプレー)が好ましい。
【0053】上記ないしにおいて、液滴がスプレー
ガンから感光層の表面に到達する間に乾燥させる方法は
公知の方法を適用することができる。
【0054】上記及びにおいて、感光層の表面に付
着した固形化した樹脂の微粒子を加熱する方法及び加熱
及び加圧する方法としては公知の方法、例えば、加熱ロ
ール、赤外線ヒーター等による加熱方法、加圧ロールで
加圧する方法を適用することができる。加圧ロールの圧
力は20〜100kg/m2が好ましい。
【0055】上記ないしにおいて、固形化した樹脂
の微粒子を膨潤させる溶剤は、該樹脂を膨潤ないし溶解
するものであればよいが、感光層を侵さない溶剤が好ま
しい。そのような溶剤としては、例えば、水、メタノー
ル、エタノール、イソプロピルアルコール等が良い。
【0056】請求項8に係る発明において、沸点が75
〜250℃の有機溶剤として、例えば、メタノール、エ
タノール、イソプロピルアルコール、ブタノール、酢酸
エチル、アセトン、メチルエチルケトン、トルエン等を
挙げることができる。
【0057】溶剤として、その他に、n−ヘキサン、シ
クロヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン等
の炭化水素類、ジアセトンアルコール、3−メトキシ−
1−ブタノール、アセトン、メチルエチルケトン、シク
ロヘキサノン、エチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、エチレングリコールモノアセテート、エチレング
リコールアルキルエーテル類及びそのアセテート(メチ
ルセロソルブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、
エチレングリコールジメチルエーテル、メチルセロソル
ブアセテート、エチルセロソルブアセテート)、ジエチ
レングリコールモノアルキルエーテル類及びそのアセテ
ート(ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエ
チレングリコールモノメチルエーテルアセテート)、ジ
エチレングリコールジアルキルエーテル類(ジエチレン
グリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジ
エチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテ
ル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテル)、ト
リエチレングリコールアルキルエーテル類(モノメチル
エーテル、モノエチルエーテル、ジメチルエーテル、ジ
エチルエーテル、メチルエチルエーテル)、プロピレン
グリコールアルキルエーテル類及びそのアセテート(モ
ノメチルエーテル、モノエチルエーテル、n−プロピル
エーテル、モノブチルエーテル、ジメチルエーテル、ジ
エチルエーテル、モノメチルエーテルアセテート、モノ
エチルエーテルアセテート)、ジプロピレングリコール
アルキルエーテル類(モノメチルエーテル、モノエチル
エーテル、n−プロピルエーテル、モノブチルエーテ
ル、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル)、ギ酸エチ
ル、ギ酸プロピル、ギ酸ブチル、ギ酸アミル、酢酸メチ
ル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、プロピオ
ン酸メチル、プロピオン酸エチル、酪酸メチル、酪酸エ
チル等のカルボン酸エステル類、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキシド、ジオキサン、テトラヒドロ
フラン、乳酸メチル、乳酸エチル、安息香酸メチル、安
息香酸エチル、炭酸プロピレンン等も用いることができ
る。
【0058】これらの溶剤は、1種で又は2種以上を混
合して使用できる。樹脂の濃度は好ましくは5〜40重
量%、より好ましくは10〜40重量%である。
【0059】請求項8又は15ないし18に係る発明に
おいて、スプレーガンと感光層の表面との距離は、スプ
レーガンのノズルの先端から感光層の表面までの距離で
ある。上記距離が30cmより小さいと、噴霧された液
が感光層上で濡れ広がってしまい、マット剤として機能
しなくなる。一方、150cmより大きいと、マット加
工の効率が悪くなる。また、感光層の表面に接着した樹
脂の該表面との接着性が低下する。
【0060】である。
【0061】請求項9ないし14に係る発明において、
樹脂を有機溶剤に溶解又は分散した液が噴霧され、感光
層の表面に到達した時点における該液の粘度は、200
0〜8000cpであるが、好ましくは3000〜70
00cp、より好ましくは4000〜6000cpであ
る。上記粘度が2000cp未満では十分な高さのマッ
ト剤が得られない。一方、上記粘度が8000cpを越
えると感光層の表面に接着した樹脂の該表面との接着性
が低下する。
【0062】上記粘度は、スプレーガンから所定の距離
に置いたテフロン板に吹き付けた液をサンプリングし、
B型粘度計で測定した値である。
【0063】上記粘度の範囲は、樹脂の溶液又は分散液
の樹脂濃度、溶剤の種類等を変えることにより容易に得
ることができる。
【0064】請求項19に係る発明において、樹脂を有
機溶剤に溶解又は分散した液をスプレーガンで感光層の
表面に噴霧して該表面に付着した液を乾燥する方法とし
ては、熱風による乾燥及び/又は赤外線による乾燥が好
ましい。熱風による乾燥は、乾燥温度30〜200℃
(更に好ましくは50〜130℃)が好ましく、乾燥時
間は乾燥温度により適宜選択する。赤外線による乾燥
は、感光層の表面の温度が30〜130℃になるように
することが好ましく、乾燥時間は赤外線ヒーターの能力
により適宜選択すればよい。
【0065】
【実施例】(請求項1ないし7に係る発明の実施例及び
比較例) 実施例1 支持体の作成 厚さ0.24mmのアルミニウム板を、5%水酸化ナト
リウム水溶液中で脱脂処理を行った後、0.5モル塩酸
水溶液中において温度25℃、電流密度60A/d
2、処理時間30秒間の条件の電解エッチング処理を
行った。次いで、5%水酸化ナトリウム水溶液でデスマ
ット処理を施した後、硫酸水溶液中で陽極酸化処理を行
った。陽極酸化皮膜量は20mg/dm2であった。次
に、90℃の熱水に浸漬し、封孔処理を行った。
【0066】続いて、上記アルミニウム支持体に下記組
成の感光液を塗布、乾燥し、感光層を設けた。
【0067】 感光液組成 ノボラック樹脂(フェノール/m−クレゾール/p−クレゾール/のモル比が1 0/54/36、重量平均分子量5000) 7.5重量部 ピロガロールアセトン樹脂(重量平均分子量2000)とo−ナフトキノンジア ジド−5−スルホニルクロライドの縮合物(エステル化率30%) 2.5重量部 ビクトリアプュアブルーBOH(保土ヶ谷化学(株)製) 0.08重量部 2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−(p−メトキシスチリル)−s−トリ アジン 0.10重量部 メチルエチルケトン/プロピレングリコールモノメチルエーテル(40/60容 量%) 100重量部 この感光層の表面に、メチルメタクリレート/ブチルア
クリレート/メタクリル酸の共重合体(モル組成比で4
0/20/40、重量平均分子量200000)をエタ
ノールに溶解した液を静電スプレーガンを用いて噴霧し
乾燥して固形化した状態で付着させた後、130℃の加
熱ロールで2秒間加熱することにより該表面に接着させ
て感光性印刷版を作成した。静電スプレーは、電圧4k
V、回転数4万回転の条件で行い、スプレーノズルから
感光層の表面までの距離を約60cmとした。得られた
感光性印刷版について、感光層の表面に接着させた樹脂
粒子の該感光層への接着性を下記方法で評価した。
【0068】接着性の評価方法:荷重をかけたステンレ
スブレードを引っ張って、樹脂粒子が剥がれた時の荷重
量で評価した。
【0069】実施例2 噴霧し乾燥して固形化した樹脂を感光層の表面に付着さ
せた後の130℃の加熱ロールで2秒間加熱を赤外線ヒ
ーターで100℃に加熱に変えた以外は実施例1と同様
の実験を行った。
【0070】実施例3 噴霧し乾燥して固形化した樹脂を感光層の表面に付着さ
せた後の130℃の加熱ロールで2秒間加熱時にニップ
圧3kg/m2で加圧した以外は実施例1と同様の実験
を行った。
【0071】実施例4 噴霧し乾燥して固形化した樹脂を感光層の表面に付着さ
せた後の130℃の加熱ロールで2秒間加熱を赤外線ヒ
ーターで100℃に加熱の後、ロールでニップ圧3kg
/m2で加圧した以外は実施例1と同様の実験を行っ
た。
【0072】比較例1 噴霧し乾燥して固形化した樹脂を感光層の表面に付着さ
せた後の130℃の加熱ロールで2秒間加熱を行わない
以外は実施例1と同様の実験を行った。
【0073】実施例5 樹脂の溶剤を水に変えた以外は実施例1と同様の実験を
行った。
【0074】実施例6 樹脂の溶剤を水に変えた以外は実施例2と同様の実験を
行った。
【0075】実施例7 樹脂の溶剤を水に変えた以外は実施例3と同様の実験を
行った。
【0076】実施例8 樹脂の溶剤を水に変えた以外は実施例4と同様の実験を
行った。
【0077】比較例2 樹脂の溶剤を水に変えた以外は比較例1と同様の実験を
行った。
【0078】比較例3 噴霧し乾燥して固形化した樹脂を感光層の表面に付着さ
せる方法を、同じ樹脂からなる粉末を感光層の表面にパ
ウダリングして付着させる方法に変えた以外は実施例1
と同様の実験を行った。
【0079】以上の結果を、感光層の表面に接着させた
樹脂粒子の平均粒径(μm)及び最大粒径(μm)と共
に下記表1に示す。
【0080】
【表1】
【0081】(請求項8に係る発明の実施例及び比較
例) 実施例9〜13、比較例4〜6 実施例1と同条件の支持体上に下記組成の感光液を塗
布、乾燥し、感光層を設けた。
【0082】 感光液組成 ノボラック樹脂(フェノール/m−クレゾール/p−クレゾール/のモル比が1 0/54/36、重量平均分子量4000) 7.5重量部 ピロガロールアセトン樹脂(重量平均分子量3000)とo−ナフトキノンジア ジド−5−スルホニルクロライドの縮合物(エステル化率30%) 2.5重量部 ビクトリアプュアブルーBOH(保土ヶ谷化学(株)製) 0.08重量部 2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−(p−メトキシスチリル)−s−トリ アジン 0.10重量部 メチルエチルケトン/プロピレングリコールモノメチルエーテル(40/60容 量%) 100重量部 この感光層の表面に、フェノール/m−クレゾール/p
−クレゾールのモル比が5/57/38の共重縮合樹脂
(重量平均分子量4000)の20重量部を下記表2に
記載の有機溶剤80重量部に溶解した液を静電スプレー
ガンを用い、感光層の表面とスプレーガンの距離を表2
に記載のとおりとして噴霧し、乾燥することにより該樹
脂を接着させ感光性印刷版を作成した。静電スプレー
は、電圧4kV、回転数2万回転の条件で行った。
【0083】
【表2】
【0084】得られた感光性印刷版について、感光層の
表面に接着させた樹脂粒子の該感光層への接着性を前記
実施例1と同じ方法で評価した。
【0085】その結果を、感光層の表面に接着させた樹
脂粒子で形成されたマット層の状態と共に下記表3に示
す。
【0086】
【表3】
【0087】(請求項9ないし19に係る発明の実施例
及び比較例) 実施例14〜18、比較例7及び8 樹脂を有機溶剤に溶解した液における該樹脂及び有機溶
剤の重量部、スプレーガンから感光層の表面までの距離
及び該液が噴霧されて感光層の表面に到達した時点での
液の粘度を下記表4に記載のとおりとし、上記有機溶剤
としてジエチレングリコールジメチルエーテルを用いた
以外は実施例9と同様の実験を行った。
【0088】
【表4】
【0089】この結果を感光層の表面に接着させた樹脂
の粒子(マット剤)の形状と共に下記表5に示す。
【0090】
【表5】
【0091】
【発明の効果】本発明によれば、マット剤の感光層表面
との接着性が十分で、真空密着性が良好な感光性平版印
刷版を低コストで製造し得る製造方法が提供される。

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に感光層を設け、該感光層の表
    面に樹脂を溶剤に溶解又は分散させた液をスプレーガン
    で微粒子化した液滴を噴霧し、該液滴がスプレーガンか
    ら該表面に到達する飛行中に乾燥することにより固形化
    した状態で該表面に付着させた後、加熱することにより
    該表面に接着させることを特徴とする感光性印刷版の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 支持体上に感光層を設け、該感光層の表
    面に樹脂を溶剤に溶解又は分散させた液をスプレーガン
    で微粒子化した液滴を噴霧し、該液滴がスプレーガンか
    ら該表面に到達する飛行中に乾燥することにより固形化
    した状態で該表面に付着させた後、加熱及び加圧するこ
    とにより該表面に接着させることを特徴とする感光性印
    刷版の製造方法。
  3. 【請求項3】 支持体上に感光層を設けた後、該支持体
    を予め加熱しておき、該感光層の表面に樹脂を溶剤に溶
    解又は分散させた液をスプレーガンで微粒子化した液滴
    を噴霧し、該液滴がスプレーガンから該表面に到達する
    飛行中に乾燥し固形化した状態で該表面に付着させた
    後、溶融して該表面に接着させることを特徴とする感光
    性印刷版の製造方法。
  4. 【請求項4】 支持体上に感光層を設けた後、該支持体
    を予め加熱しておき、該感光層の表面に樹脂を溶剤に溶
    解又は分散させた液をスプレーガンで微粒子化した液滴
    を噴霧し、該液滴がスプレーガンから該表面に到達する
    飛行中に乾燥し固形化した状態で該表面に付着させた
    後、溶融及び加圧して該表面に接着させることを特徴と
    する感光性印刷版の製造方法。
  5. 【請求項5】 支持体上に感光層を設けた後、該支持体
    を予め加熱しておき、該感光層の表面に樹脂を溶剤に溶
    解又は分散させた液をスプレーガンで微粒子化した液滴
    を噴霧し、該液滴がスプレーガンから該表面に到達する
    飛行中に乾燥し固形化した状態で該表面に付着させた
    後、再度溶剤で膨潤させて該表面に接着させることを特
    徴とする感光性印刷版の製造方法。
  6. 【請求項6】 支持体上に感光層を設けた後、該支持体
    を予め加熱しておき、該感光層の表面に樹脂を溶剤に溶
    解又は分散させた液をスプレーガンで微粒子化した液滴
    を噴霧し、該液滴がスプレーガンから該表面に到達する
    飛行中に乾燥し固形化した状態で、溶剤を供給した該表
    面に付着させた後、該溶剤で膨潤させて該表面に接着さ
    せることを特徴とする感光性印刷版の製造方法。
  7. 【請求項7】 支持体上に感光層を設けた後、該支持体
    を予め加熱しておき、該感光層の表面に樹脂を溶剤に溶
    解又は分散させた液をスプレーガンで微粒子化した液滴
    を噴霧し、該液滴がスプレーガンから該表面に到達する
    飛行中に乾燥し固形化した状態で、溶剤を該固形化した
    微粒子に供給した後に版面に付着させた後、該溶剤で膨
    潤させて該表面に接着させることを特徴とする感光性印
    刷版の製造方法。
  8. 【請求項8】 支持体上に感光層を設け、該感光層の表
    面に樹脂を有機溶剤に溶解又は分散させた液をスプレー
    ガンで噴霧し、乾燥することにより該樹脂を該表面に接
    着させる感光性印刷版の製造方法において、該有機溶剤
    の沸点が75〜250℃でかつ該表面と該スプレーガン
    との距離が30〜150cmであることを特徴とする感
    光性印刷版の製造方法。
  9. 【請求項9】 支持体上に感光層を設け、該感光層の表
    面に樹脂を有機溶剤に溶解又は分散させた液をスプレー
    ガンで噴霧し、乾燥することにより該樹脂を該表面に接
    着させる感光性印刷版の製造方法において、該液が噴霧
    され、該表面に到達した時点での粘度が2000〜80
    00cpであることを特徴とする感光性印刷版の製造方
    法。
  10. 【請求項10】 前記樹脂を有機溶剤に溶解又は分散さ
    せた液が噴霧され、感光層の表面に到達した時点での粘
    度が2000〜8000cpであることを特徴とする請
    求項8記載の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記樹脂を有機溶剤に溶解又は分散さ
    せた液が噴霧され、感光層の表面に到達した時点での粘
    度が3000〜7000cpであることを特徴とする請
    求項8記載の製造方法。
  12. 【請求項12】 支持体上に感光層を設け、該感光層の
    表面に樹脂を有機溶剤に溶解又は分散させた液をスプレ
    ーガンで噴霧し、乾燥することにより該樹脂を該表面に
    接着させる感光性印刷版の製造方法において、該液が噴
    霧され、該表面に到達した時点での粘度が3000〜7
    000cpであることを特徴とする感光性印刷版の製造
    方法。
  13. 【請求項13】 前記樹脂を有機溶剤に溶解又は分散さ
    せた液が噴霧され、感光層の表面に到達した時点での粘
    度が4000〜6000cpであることを特徴とする請
    求項8記載の製造方法。
  14. 【請求項14】 支持体上に感光層を設け、該感光層の
    表面に樹脂を有機溶剤に溶解又は分散させた液をスプレ
    ーガンで噴霧し、乾燥することにより該樹脂を該表面に
    接着させる感光性印刷版の製造方法において、該液が噴
    霧され、該表面に到達した時点での粘度が4000〜6
    000cpであることを特徴とする感光性印刷版の製造
    方法。
  15. 【請求項15】 支持体上に感光層を設け、該感光層の
    表面に樹脂を有機溶剤に溶解又は分散させた液をスプレ
    ーガンで噴霧し、乾燥することにより該樹脂を該表面に
    接着させる感光性印刷版の製造方法において、該有機溶
    剤の沸点が75〜250℃でかつ該表面と該スプレーガ
    ンとの距離が30〜100cmであることを特徴とする
    感光性印刷版の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記感光層の表面とスプレーガンとの
    距離が30〜100cmであることを特徴とする請求項
    10記載の製造方法。
  17. 【請求項17】 前記感光層の表面とスプレーガンとの
    距離が30〜100cmであることを特徴とする請求項
    11記載の製造方法。
  18. 【請求項18】 前記感光層の表面とスプレーガンとの
    距離が30〜100cmであることを特徴とする請求項
    13記載の製造方法。
  19. 【請求項19】 前記乾燥の手段が、熱風による乾燥及
    び/又は赤外線による乾燥であることを特徴とする請求
    項8ないし18のいずれか1項記載の製造方法。
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