JP2002219385A - 静電塗布装置および静電塗布方法 - Google Patents

静電塗布装置および静電塗布方法

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JP2002219385A
JP2002219385A JP2001019779A JP2001019779A JP2002219385A JP 2002219385 A JP2002219385 A JP 2002219385A JP 2001019779 A JP2001019779 A JP 2001019779A JP 2001019779 A JP2001019779 A JP 2001019779A JP 2002219385 A JP2002219385 A JP 2002219385A
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electrostatic coating
rotary atomizing
atomizing head
flow forming
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Toru Onogawa
徹 小野川
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B5/00Electrostatic spraying apparatus; Spraying apparatus with means for charging the spray electrically; Apparatus for spraying liquids or other fluent materials by other electric means
    • B05B5/025Discharge apparatus, e.g. electrostatic spray guns
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    • B05B5/0403Discharge apparatus, e.g. electrostatic spray guns characterised by having rotary outlet or deflecting elements, i.e. spraying being also effected by centrifugal forces characterised by the rotating member
    • B05B5/0407Discharge apparatus, e.g. electrostatic spray guns characterised by having rotary outlet or deflecting elements, i.e. spraying being also effected by centrifugal forces characterised by the rotating member with a spraying edge, e.g. like a cup or a bell
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Materials For Photolithography (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯電塗料滴が大きい場合にも、垂直に支持
または搬送される支持体に均一に付着する静電塗布装置
および静電塗布方法の提供。 【解決手段】軸線の回りに回転し、塗料を霧化すると同
時に帯電させて帯電塗料滴を形成し、略垂直方向に保持
または搬送されるシート状の被塗布物に向って前記帯電
塗装滴を放出して付着させる回転霧化頭と、前記回転霧
化頭の下方に配設されてなり、前記被塗布物に向かう方
向の気体流を形成する気体流形成手段とを備える静電塗
布装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電塗布装置およ
び静電塗布方法に関し、特に、回転霧化頭を有する静電
塗布装置およびそれを用いた塗布方法であって、粒径の
大きな塗料粒子を水平に飛行させて被塗布物に付着させ
る場合において、前記塗料粒子の、飛行中における落下
を効果的に防止でき、高い付着効率が得られ、周囲が汚
れ難い静電塗布装置および静電塗布方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アルミニウム板の少なくとも一方の面を
粗面化して平版印刷原版用支持体を形成し、前記平版印
刷版用支持体の粗面化面上に感光層を形成した平版印刷
原版に、(メタ)アクリル酸メチル/アクリル酸エチル
/(メタ)アクリル酸ソーダ共重合体のような水溶性樹
脂の水溶液を主成分とするマット化溶液を噴霧して、感
光層の全面に略半球状の小突起を多数形成するマット化
が、近年、広く行なわれている。
【0003】前記マット化においては、軸線の回りに回
転する回転霧化頭と、前記回転霧化頭を回転させるモー
タと、前記回転霧化頭を帯電させる高電圧回路とを有す
る静電塗布装置を用い、前記平版印刷原版をアースする
か、または正または負に帯電させ、前記回転霧化頭にお
いて前記マット化溶液を霧化して液滴を形成すると同時
に、前記液滴を、前記平版印刷原版とは反対の極性に帯
電させて放出し、前記感光層の表面に付着させて乾燥さ
せる方法が広く行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記回転霧化
頭は、毎分40,000回転もの高速で回転するので、
内部が減圧され、前記回転霧化頭の周囲に気流の乱れが
生じる。
【0005】したがって、前記回転霧化頭から放出され
た前記マット化溶液の液滴におけるかなりの部分が前記
感光層に到達せず、前記静電塗布装置およびその周囲に
付着するので、前記静電塗布装置を頻繁に停止して清掃
する必要があった。
【0006】前記問題を解決すべく、特開平6−202
339号公報において、「大径部を開口端とするベル状
ないしカップ形の回転体からなり前記回転体の回転軸を
中心に回転する回転霧化部と、前記回転霧化部を回転さ
せる駆動部と、前記開口端から後退して設けられかつ霧
化流方向に開口する保湿気体供給孔から成り、前記回転
軸を中心としかつ前記開口端と同等以上の径とする環状
に前記保湿気体供給孔を配置することを特徴とする回転
霧化装置」が提案された(前記公開特許公報の「請求項
2」)。
【0007】また、前記回転霧化装置の近傍に補助電極
を設け、前記補助電極との間の静電相互作用により、前
記マット化溶液の液滴の飛行経路を制御することも検討
された。
【0008】しかしながら、前記何れの方法も、マット
化溶液の滴の粒径が数100μmと大きくなった場合に
は、前記滴が、重力により、下方に曲がって飛び、前記
静電塗布装置が収容された塗装ブースの床に落下して前
記床が汚れることを防止するには充分ではなかった。
【0009】本発明は、前記事実に鑑み、マット化溶液
などの塗料を霧化した液滴の粒径が大きくなった場合に
おいても、液滴の飛跡が重力で下方に屈曲して、垂直に
支持または搬送される支持体に均一に付着しないという
問題が生じることのない静電塗布装置および静電塗布方
法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、軸線の回りに回転し、塗料を霧化すると同時に帯電
させて帯電塗料滴を形成し、略垂直方向に保持または搬
送されるシート状の被塗布物に向かって前記帯電塗装滴
を放出して付着させる回転霧化頭と、前記回転霧化頭の
下方に配設されてなり、前記被塗布物に向かう方向の気
体流を形成する気体流形成手段とを備えてなることを特
徴とする静電塗布装置に関する。
【0011】前記塗布装置においては、略垂直方向に保
持または搬送されるシート状の被塗布物に向って、前記
回転霧化頭から帯電塗装粒子が放出され、前記被塗布物
に向かう略水平方向の霧化流が形成される。
【0012】前記霧化流における下側に位置する帯電塗
料粒子は、最初は、前記被塗布物との間の静電力によ
り、前記被塗布物に向かってまっすぐ飛行するが、帯電
塗料粒子の粒径が大きな場合には、前記被塗布物に近付
くにつれて、空気抵抗により飛行速度が低下し、下方に
曲がろうとする。
【0013】しかし、前記静電塗布装置においては、前
記帯電塗料粒子は、回転霧化頭の下方に設けられた気体
流形成手段からの気体流により、上方に吹き上げられ
て、前記被塗布物に向かって飛行する。
【0014】したがって、帯電塗料粒子の粒径が大きな
場合にも、前記被塗布物の表面への付着効率が高い。
【0015】前記被塗布物としては、感光層または感熱
層を有する平版印刷原版が挙げられるが、前記平版印刷
原版には限定されず、アルミニウム、ステンレス鋼、お
よび普通鋼などの金属板のウェブなども挙げられる。
【0016】前記塗料としては、たとえば、水溶性ビニ
ル系樹脂の水溶液を主成分とし、前記平版印刷原版のマ
ット化に使用されるマット化溶液が挙げられる。
【0017】前記水溶性ビニル系樹脂としては、具体的
には、ポリ(メタ)アクリル酸またはその水溶性塩、並
びに(メタ)アクリル酸またはその水溶性塩と、メタク
リル酸メチルなどの(メタ)アクリル酸エステル、スチ
レン、α−メチルスチレン等のアルキル化スチレン、ク
ロロスチレンなどのハロゲン化スチレン、およびジビニ
ルベンゼンからなる群から選択された1種以上のビニル
系モノマーとの共重合体である水溶性ビニル共重合体が
挙げられる。
【0018】前記塗料には、前記マット化溶液以外に、
前記金属板のウェブの塗装に使用される各種の塗料など
も含まれる。
【0019】前記気体流形成手段としては、後述する気
体流形成ノズルのほか、例えばプラズマ放電等によりイ
オン化した気体分子を、電場によって前記被塗布物に向
かって飛行させてイオン流を発生させ、周囲の空気を前
記イオン流に追従させることにより、前記被塗布物に向
かう方向の気体流を発生させるイオン型気体流発生装置
なども使用できる。
【0020】前記気体流形成手段において気体流を形成
するのには、通常は、空気が使用されるが、ほかに、窒
素ガスなども使用できる。
【0021】請求項2に記載の発明は、前記気体流形成
手段における気体流の方向が、水平方向または斜め上方
向である静電塗布装置に関する。
【0022】前記静電塗布装置は、前記霧化流における
下方に位置する帯電塗料粒子の落下を防止する効果が特
に高い。
【0023】請求項3に記載の発明は、前記被塗布物が
略垂直方向に沿って搬送される静電塗布装置に関する。
【0024】前記静電塗布装置は、被塗布物への帯電塗
料粒子の付着むらが特に少ないという特長がある。
【0025】請求項4に記載の発明は、前記気体流形成
手段と前記回転霧化頭との高さの差が、前記回転霧化頭
から前記被塗布物までの距離の20〜200%である静
電塗布装置に関する。
【0026】前記静電塗布装置においては、前記霧化流
における帯電塗料粒子の粒径が特に大きい場合において
も、前記霧化流における下側に位置する帯電塗料粒子
は、前記気体流形成手段からの気体流から充分な支持力
を受けるから、下方に落下することがない。
【0027】請求項5に記載の発明は、前記気体流形成
手段から前記被塗布物までの距離が、前記回転霧化頭か
ら前記被塗布物までの距離の50〜200%である静電
塗布装置に関する。
【0028】前述のように、霧化流における下側に位置
する帯電塗料粒子の描く飛跡は、特に被塗布物の近傍に
おいて、重力の影響により下方に屈曲する傾向にある
が、前記静電塗布装置においては、気体流により、帯電
塗料粒子を持ち上げる位置が、被塗布物の近傍であるか
ら、前記帯電塗料粒子も、前記塗装ブースの床等に落下
することなく、被塗布物に到達する。
【0029】請求項6に記載の発明は、前記気体流形成
手段における気体流の噴出速さが1〜30m/秒である
静電塗布装置に関する。
【0030】前記静電塗布装置においては、前記気体流
形成ノズルからの風が巻いて被塗布物の近傍で乱流が生
じ、帯電塗料粒子の飛跡が乱れることがない。
【0031】請求項7に記載の発明は、前記気体流形成
手段における前記気体流が、前記被塗布物の幅の1/8
以上に亘るカーテン状の気体流である帯電塗布装置に関
する。
【0032】前記帯電塗布装置においては、気体流がカ
ーテン状であるから、帯電塗料粒子が床などに落下する
のを防止する効果が特に高い。
【0033】請求項8に記載の発明は、前記気体流形成
手段が、気体を噴出して前記気体流を形成する気体流形
成ノズルを有してなる静電塗布装置に関する。
【0034】前記静電塗布装置は、気体流形成手段の構
成が簡略であり、しかも小型であるという特長を有す
る。
【0035】請求項9に記載の発明は、前記気体流形成
ノズルが、水平方向に沿ったスリット状の気体噴出し口
を有する静電塗布装置に関する。
【0036】前記静電塗布装置においては、カーテン状
の気体流を容易に発生できる。
【0037】請求項10に記載の発明は、前記気体流形
成ノズルが、少なくとも一部が導電性材料で形成されて
なり、前記塗料滴の被塗布物への付着時において、前記
帯電塗料粒子の電荷と同一の極性の電圧が印加される静
電塗布装置に関する。
【0038】前記静電塗装装置においては、回転霧化頭
により形成される霧化流における下側に位置する帯電塗
料滴は、前記気体流形成ノズルから電気的な斥力も受け
るから、前記帯電塗料滴の粒径が大きな場合において
も、飛行速度は、更に速くなる。
【0039】したがって、前記帯電塗料滴の前記被塗布
物への付着効率は、更に高い。
【0040】請求項11に記載の発明は、前記被塗布物
が、少なくとも一方の面に感光層が形成されてなる平版
印刷原版である静電塗布装置に関する。
【0041】前記静電塗布装置によれば、前記製版面の
表面に、粒径の大きなマット粒子が均一に付着した平版
印刷原版が容易に得られる。
【0042】請求項12に記載の発明は、軸線の回りに
回転する回転霧化頭において、塗料を霧化すると同時に
帯電させて帯電塗料滴を形成し、略垂直方向に保持また
は搬送されるシート状の被塗布物に向って前記帯電塗装
滴を放出して付着させるとともに、前記回転霧化頭の下
方において、前記被塗布物に向かう方向の気体流を形成
することを特徴とする静電塗布方法である。
【0043】前記静電塗布方法においては、帯電塗料粒
子は、前記気体流により上方に向かって吹き上げられる
から、粒径が大きな場合にも、前記被塗布物に向かって
まっすぐに飛行する。
【0044】請求項13に記載の発明は、前記被塗布物
が、少なくとも一方の面に感光面が形成されてなる平版
印刷原版である静電塗布方法に関する。
【0045】前記静電塗布方法によれば、前記製版面の
表面に、粒径の大きなマット粒子が均一に付着した平版
印刷原版が容易に得られる。
【0046】
【発明の実施の形態】1.実施形態1 本発明に係る静電塗布装置の一例を用いて平版印刷原版
をマット化した例を、図1〜図3に示す。
【0047】図1〜図3に示すように、静電塗布装置1
00は、一端に向かって拡大するベル状であり、軸線の
回りに回転可能に形成された回転霧化頭2と、回転霧化
頭2と同軸に配置され、回転霧化頭2を回転させる円柱
状のエアモータ4と、回転霧化頭2の下方に配設され、
平版印刷原版Pが搬送される経路である搬送面Tに向か
って空気流を発生させる空気流形成部60と、エアモー
タ4が内側に嵌装されたリング状の気体噴射ノズル10
とを備える。
【0048】回転霧化頭2の大径側開口端は、平版印刷
原版Pの感光層Psに向かって開口している。空気流形
成ノズル6は、本発明の静電塗布装置における気体流形
成ノズルに相当し、平版印刷原版Pは、被塗布物に相当
する。
【0049】平版印刷原版Pは、図1に示すように、感
光層Psが垂直に、しかも回転霧化頭2における大径側
開口端までの距離、言い替えれば、回転霧化頭2の大径
側開口端から平版印刷原版Pの搬送経路である搬送面T
までの距離dが一定になるように保持された状態で、垂
直方向、言い替えれば上方から下方、または下方から上
方に向かって搬送される。なお、静電塗布装置100に
おいては、平版印刷原版Pは、図2において矢印aで示
すように、下方から上方に向かって搬送される。
【0050】静電塗布装置100においては、回転霧化
頭2は、1個だけであっても良く、2個以上設けられて
いてもよい。回転霧化頭2を2個以上設ける場合には、
回転霧化頭2のそれぞれにエアモータ4を設けてもよ
く、1台のエアモータ4を複数の回転霧化頭2で共用し
てもよい。回転霧化部を2個以上設ける場合には、感光
層Psの幅方向、換言すれば、図1に示す例においては
上下方向に配置することが好ましい。
【0051】静電塗布装置100において使用できる塗
料としては、前記マット化溶液の他、通常の静電塗装用
の塗料も挙げられる。
【0052】回転霧化頭の内部構造を図2に示す。図1
および図2に示すように、回転霧化頭2は、平版印刷原
版Pの感光層Psに向かって円錐状に拡大する拡大部2
Aと、拡大部2Aにおける小径側端部において拡大部2
Aに連続する円筒状の円筒部2Bとを有する。
【0053】円筒部2Bにおける拡大部2Aに連続する
側とは反対側の端部には、半径方向に沿って外側に伸び
るフランジ2Cが形成されている。
【0054】エアモータ4の回転軸4Aは中空円筒状で
あり、回転霧化頭2は、フランジ2Cが設けられた側の
末端において回転軸4Aに同心に固定されている。回転
軸4Aにおける回転霧化頭2が固定される側の末端部に
はフランジ4Bが形成され、回転霧化頭2は、フランジ
2Cにおいて、フランジ4Bにボルト(図示せず。)で
固定されている。
【0055】エアモータ4の回転軸4Aおよび回転霧化
頭2における円筒部2Bの内側には、前記マット化溶液
を噴霧する細管であるマット化溶液噴射管2Fが、回転
軸4Aおよび円筒部2Bの軸線に沿って設けられてい
る。円筒部2Bの内側における回転霧化頭2側の端部に
は、端円筒状乃至円板状の噴霧滴受け体2Dが、円筒部
2Bと同心に設けられている。噴霧滴受け体2Dは、ピ
ン2Eによって円筒部2Bの壁面に固定されている。ピ
ン2Eは、等間隔に2〜12本設けられていることが好
ましい。マット化溶液噴射管2Fの先端は、噴霧滴受け
体2Dの近傍に位置する。
【0056】噴霧滴受け体2Dにおける内側の面、言い
替えればマット化溶液噴射管2Fの先端に向かい合う側
の面は、円錐状に凹陥し、凹陥円錐面を形成している。
前記凹陥円錐面の頂角θは、60〜180°の範囲が好
ましい。噴霧滴受け体2Dにおける外側の面、言い替え
れば前記内側の面とは反対側に位置する面も円錐状に凹
陥していてもよい。前記外側の面が凹陥円錐面を形成す
る場合には、前記凹陥円錐面の頂角は、60〜240°
の範囲が好ましい。噴霧滴受け体2Dには、更に、軸線
に沿って細孔が穿設されていてもよい。
【0057】回転霧化頭2の回転数、言い替えればエア
モータ4の回転数は、6,000〜40,000rpm
程度の範囲が、マット化溶液の滴が安定して形成できる
点、および安全性が高い点から好ましい。
【0058】なお、回転霧化頭2を回転させるのには、
エアモータ4のほかに、各種の電気モータも使用でき
る。電気モータを使用したときの回転霧化頭2の回転数
は、エアモータ4を使用した場合と同様である。
【0059】回転霧化頭2の下方には、複数の空気流形
成ノズル6が、水平方向に沿って密着して配列され、水
平方向の幅が、平版印刷原版Pの幅とほぼ等しく、搬送
面Tに対して平行な空気流形成部60を形成している。
空気流形成部60は、本発明の塗布装置における気体流
形成装置に相当する。空気流形成部60は、平版印刷原
版Pの幅の1/8以上に亘ってカーテン状の空気流を形
成できるだけの長さがあればよいが、平版印刷原版Pの
全幅またはそれ以上の幅に亘ってカーテン状の空気流を
形成できるだけの長さがあることが好ましい。
【0060】空気流形成ノズル6は、また、1〜5mm
程度のピッチで配置されてもよい。
【0061】空気流形成ノズル6は、上下方向に扁平な
長円状の断面を有するノズル本体62と、ノズル本体6
2における搬送面Tに面する側の端縁部に位置する先端
部64とを有する。先端部64の先端には、水平方向に
沿ってスリット状に開口した空気噴出し口66が形成さ
れている。空気噴出し口66は、平行平版印刷原版Pに
対して直角に空気を噴出するように形成されている。空
気噴出し口66の幅は、図1〜図3に示す例では1mm
であるが、0.5〜2mmの範囲が好ましい。空気流形
成ノズル6においては、ノズル本体62の内部に、1枚
または2枚以上の導風板を、搬送面Tに向かう方向に沿
って互いに平行に形成し、ノズル本体に導入された空気
を前記方向に誘導することが好ましい。また、先端部6
4に、空気噴出し口66を設ける代りに、先端部64の
端面に、直径1mm程度の小孔を水平方向に沿って1ま
たは2以上の列状に穿設してもよい。
【0062】空気流形成ノズル6の空気噴出し口66
と、霧化頭2における拡大部2Aの中心点との高さの差
は、回転霧化頭2における拡大部2Aの周縁から搬送面
Tまでの距離dに対して20〜200%であることが好
ましい。具体的には、前記距離dが400mmのとき、
前記高さの差は、10〜70cmが好ましく、特に15
〜50cmが好ましい。
【0063】また、空気噴出し口66の周縁から搬送面
Tまでの水平方向の距離は、前記距離dの50〜200
%が好ましい。具体的には、前記距離が400mmのと
きには、空気噴出し口66の周縁から搬送面Tまでの水
平方向の距離は、20〜80cmの範囲が好ましく、特
に、30〜70cmの範囲が好ましい。
【0064】空気流形成ノズル6は、それぞれが、圧縮
空気ライン(図示せず。)に接続されている。前記圧縮
空気ラインには、フィルターなどを設け、油分が除去さ
れた圧縮空気が前記空気流形成ノズル6に供給されるよ
うにしてもよい。空気流の流速は、1〜30m/sの範
囲が好ましく、4〜20m/sの範囲が特に好ましい。
空気流形成ノズル6からは、空気に替えて窒素ガスを噴
射してもよい。
【0065】また、空気流形成ノズル6は、少なくとも
一部が導電性材料で形成されていれば、電圧を印加して
帯電塗料粒子の付着を防止することができるから好まし
い。
【0066】気体噴射ノズル10は、前述のようにドー
ナツ状乃至環状の形態を有し、中心部には、エアモータ
4を嵌装できるように開口部が形成されている。
【0067】気体噴射ノズル10においては、前記空洞
を囲むように、外周部と前記中心部との間のドーナツ状
の部分に、気体噴射孔10Aが、互いに同間隔に設けら
れている。気体噴射孔10Aは、図3に示す円孔のほ
か、気体噴射ノズル10の半径方向に沿ったスリット状
の孔、および気体噴射ノズル10の円周方向に沿った円
弧状の孔などが可能である。
【0068】気体噴射ノズル10から噴射できる気体と
しては、空気のほか、窒素ガスなども挙げられる。
【0069】静電塗布装置100においては、図1〜図
3に示すように、回転霧化頭2と空気流形成ノズル6と
に正または負の直流電圧を印加し、平版印刷原版Pを接
地することができる。なお、空気流形成ノズル6には、
必ずしも直流電圧を印加しなくてもよい。また、平版印
刷原版Pに、回転霧化頭2および空気流形成ノズル6に
印加した電圧とは反対の極性の電圧を印加してもよい。
【0070】回転霧化頭2に電圧を印加するには、拡大
部2Aのみに電圧を印加してもよく、また、回転霧化頭
2全体に電圧を印加してもよい。また、エアモータ4と
回転霧化頭2とが電気的に接続されている場合には、回
転霧化頭2または拡大部2Aに電圧を印加する代りに、
エアモータ4に電圧を印加してもよい。
【0071】但し、前記の場合の何れにおいても、平版
印刷原版Pと、回転霧化頭2および空気流形成ノズル6
との電圧差は、±30kV以上であることが好ましい。
【0072】静電塗布装置100の作用について以下に
説明する。
【0073】回転霧化頭2、拡大部2A、またはエアモ
ータ4に所定の直流電圧を印加し、そして、空気流形成
ノズル6から空気を噴出し、平版印刷原版Pに向かう空
気流を形成する。更に、必要に応じて空気流形成ノズル
6にも前記直流電圧と同一の極性の直流電圧を印加する
とともに、平版印刷原版Pに前記直流電圧とは反対の極
性の直流電圧を印加する。
【0074】そして、エアモータ4を回転させつつ、マ
ット化溶液をマット化溶液噴射管2Fから噴霧滴受け体
2Dに向かって噴射すると、前記マット化溶液は、回転
霧化頭2ととともに回転する噴霧滴受け体2Dの円錐凹
陥面において遠心力を受け、円筒部2Bに向かって移動
し、円筒部2Bにおいて均一な薄膜を形成する。前記マ
ット化溶液の薄膜は、回転霧化頭2の内壁面において更
に均一な薄膜状になりながら、拡大部2Aの内壁面を、
拡大部2Aの周縁部に向かって移動し、前記周縁部にお
いて遠心力で飛散して霧化する。
【0075】前述のように、拡大部2Aには電圧が印加
されているから、前記マット化溶液も、噴霧滴受け体2
D、円筒部2B、および拡大部2Aの内壁面に沿って移
動する間に正または負に帯電するから、拡大部2Aの周
縁部から飛散する滴も、拡大部2Aに印加された電圧と
同一の極性に帯電する。
【0076】前記マット化溶液の滴は、平版印刷原版P
に向かうクーロン力を受けて、図1において破線で示す
ように、回転霧化頭2の周縁部から平版印刷原版Pに向
かって飛行する。しかも、回転霧化頭2の下方において
は、空気流形成部60により、平版印刷原版Pの幅全般
に亘ってカーテン状の空気流が形成される。
【0077】したがって、前記マット化溶液の滴は、粒
径が数100μm程度と大きな場合においても、前記空
気流により下方から支持されて平版印刷原版Pに向かっ
て飛行するから、前記マット化溶液の付着効率は高い。
【0078】また、前記マット化溶液の滴は、回転霧化
頭2から平版印刷原版Pに向かって飛行する間に、半乾
燥状態になるから、感光層Psの表面には、大きさがほ
ぼ同一である半球状の突起が形成され、良好なマット面
が得られる。
【0079】以上、静電塗布装置100を、平版印刷版
Pの感光層Psのマット化に使用した例について説明し
たが、静電塗布装置100の用途が前記マット化に限定
されないことは言うまでもない。
【0080】2.実施形態2 本発明に係る静電塗布装置の別の例を、図5〜図7に示
す。図5〜図7において、図1〜図3と同一の符号は、
特に断らない限り、前記符号が図1〜図3において示す
要素と同一の要素を示す。
【0081】実施形態2に係る静電塗布装置102は、
図5〜図7に示すように、空気流形成手段として、複数
の空気流形成ノズル6を水平方向に配設した空気流形成
部60に代え、搬送面Tに対して平行に、しかも水平方
向に沿って配設された単一の空気流形成ノズル8を用い
ている。空気流形成ノズル8は、本発明の静電塗布装置
における空気流形成手段に相当する。
【0082】空気流形成ノズル8は、全体として中空な
長尺板状のノズル本体82と、ノズル本体82における
搬送面Tに面する側の側縁に形成された先端部84とを
有する。先端部84には、長手方向に沿ってスリット状
に開口した空気噴出し口86が形成されている。空気噴
出し口86の幅は、図1〜図3に示す例では1mmであ
るが、0.5〜2mmの範囲が好ましい。スリット状の
空気噴出し口86を有する空気流形成ノズル8において
は、ノズル本体82の内部に搬送面Tに向かう方向に沿
って互いに平行な同封版を設け、ノズル本体82の内部
に導入された空気流を前記方向に誘導することが好まし
い。また、スリット状の空気噴出し口86を設ける代り
に、先端部84の端面に、直径1mm程度の小孔を水平
方向に沿って1または2以上の列状に穿設してもよい。
【0083】空気流形成ノズル8もまた、少なくとも一
部を金属などの導電性材料で構成することが好ましい。
そして、空気流形成ノズル6と同様に、平版印刷原版P
のマット化時においては、回転霧化頭2と同一の極性の
電圧を印加することができる。
【0084】静電塗布装置102は、空気流形成ノズル
8を除いては、実施形態1に係る静電塗布装置100と
同様の構成を有している。また、空気流形成ノズル8の
空気噴出し口86の中心線と静電霧化頭2における拡大
部2Aの中心との高さの差は、静電塗布装置100と同
様、回転霧化頭2における拡大部2Aの周縁から搬送面
Tまでの距離dの20〜200%の範囲が好ましく、具
体的には、距離dが400mmのとき、10〜70cm
の範囲が好ましく、15〜50cmの範囲が特に好まし
い。そして、空気噴出し口86の周縁から搬送面までの
水平方向の距離は、距離dの50〜200%が好まし
く、距離dが400mmのときには、20〜80cmが
好ましく、特に30〜70cmの範囲が好ましい。ま
た、空気噴出し口86における風速も、静電塗布装置1
00と同様である。
【0085】静電塗布装置102は、静電塗布装置10
0の備える特長に加えて空気流形成手段において、幅方
向により均一な空気流を発生できるという特長を有して
いる。
【0086】3.実施形態3 本発明に係る静電塗布装置の更に別の例を図8に示す。
図8において、図1〜図3と同一の符号は、特に断らな
い限り、前記符号が図1〜図3において示す要素と同一
の要素を示す。
【0087】図8に示すように、実施形態3に係る静電
塗布装置104は、図1〜図3に示す静電塗布装置10
0におけるエアモータ4の後方、すなわち回転霧化頭2
からマット化溶液の霧化流を放出する方向とは反対の方
向に、搬送面Tに対して平行に、回転霧化流2と同一の
極性の電圧が印加された電極12を備えている。
【0088】電極12は、搬送面Tに対して平行な板状
であってもよく、搬送面Tに対して平行な平面に沿って
配設された棒状体および網状体であってもよい。
【0089】電極12から搬送面Tまでの距離は、回転
霧化頭2における拡大部2Aから搬送面Tまでの距離d
の100〜300%程度が好ましい。
【0090】静電塗布装置104は、電極12を有する
以外は、静電塗布装置100と同様の構成を有してい
る。
【0091】電極12には、回転霧化頭2と同一の極性
の電圧が印加される。なお、電極12に印加する電圧の
絶対値は、回転霧化頭2に印加する電圧の絶対値よりも
高くすることが、回転霧化頭2から放出されたマット化
溶液の粒子が電極12に向かって飛行することを防止す
る上から好ましい。
【0092】静電塗布装置104においては、回転霧化
頭2から放出されたマット化溶液の滴は、空気流形成部
60からの空気流によって下方から支持されるだけでな
く、電極12から、平版印刷原版Pに向かう方向のクー
ロン力を受ける。したがって、前記マット化溶液の滴の
直径が大きい場合においても、前記滴は、重力で落下す
ることなく平版印刷原版Pに付着するから、マット化溶
液のロスが極めて少ない。
【0093】
【実施例】以下、実施例を用いて本発明について更に詳
細に説明する。 (実施例1〜11、比較例1)厚さ0.24mm、幅1
mのアルミニウム板の片面に、ナイロンブラシと400
メッシュのパミスストーン水懸濁液とを用いて砂目立て
し、次いで前記アルミニウム板を充分に水洗して表面の
パミスストーン粒子を除去した。
【0094】水洗後のアルミニウム板を、70℃の第三
燐酸ソーダ水溶液(濃度5%)に2分間浸漬し、次いで
水洗・乾燥し、支持体を作製した。
【0095】次ぎに、アセトンとピロガロールとの重縮
合により得られる特公称43−28403号公報に記載
のナフトキノン−1,2−ジアジド−5−スルホン酸ポ
リヒドロキシフェニルエステル1重量部と、ノボラック
型フェノールホルムアルデヒド樹脂2重量部とを30重
量部のメチルエチルケトンに溶解した感光液を、前記支
持体に塗布して乾燥し、平版印刷原版を作製した。
【0096】一方、メタクリル酸メチル/アクリル酸エ
チル/アクリル酸ソーダ共重合体(仕込み重量比68:
20:12)を、固形分濃度が18重量%になるように
水に溶解してマット溶液を調製した。
【0097】図1〜図3に示す静電塗布装置100にお
いて、気体噴射ノズル10の無いものを用い、空気流形
成ノズル6における空気流の有無および流速、並びに空
気流形成部6の位置および幅などの条件を、表1に示す
ように変化させて前記マット溶液により前記平版印刷原
版をマット化し、前記平版印刷原版に付着したマット溶
液の量、および静電塗布装置100を収容する塗装ブー
スの床の汚れについて評価した。平版印刷原版Pの搬送
速度は、下方から上方に向かって90m/分の速度で搬
送した。
【0098】静電塗布装置100における回転霧化頭2
から平版印刷原版Pまでの距離は400mmとし、空気
流形成ノズル6を均等なピッチで配列した。また、空気
流形成ノズル6としては、幅が50mmであり、直径1
mmの空気噴出し孔を1mmピッチで開けたものを用い
た。なお、表1において、前記空気流形成ノズル6を、
「空気粒形成部の幅」が150mmのときには互いに密
着させて3個配列し、300mmのときには33mmの
ピッチで4個配列し、600mmのときには、41.7
mmのピッチで7個配列した。
【0099】静電塗布装置100のエアモータ4に−4
0kVの電圧を印加した。床の汚れについては、目視に
より、○、○〜△、△、△〜×、および×の5段階で評
価した。結果を表1に示す。
【0100】
【表1】
【0101】表1において、「空気流形成部の高さ*)
は、静電塗布装置100を設置した塗装ブースの床から
空気流形成部60における空気流形成ノズル6の空気噴
出し口66までの高さと、前記塗装ブースの床から回転
霧化頭2における拡大部2Aの中心までの高さとの差を
示し、「−」は、空気流形成部60が、回転霧化頭2の
下方に位置することを示す。
【0102】「平版印刷原版から空気流形成部までの距
**)」は、空気流形成部60が、回転霧化頭2より
も、平版印刷原版P、言い替えれば搬送面Tにどの位近
いかを示す。なお、「−」は、空気流形成部60が、回
転霧化頭2よりも前方に位置することを示し、「+」
は、後方に位置することを示す。
【0103】実施例1〜11と比較例1とを比較する
と、空気流形成部60において空気流を形成することに
より、平版印刷原版により多くのマット溶液が付与され
るにもかかわらず、塗装ブースの床の汚れが少ないこと
が判る。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
塗料を霧化した液滴の粒径が大きくなった場合において
も、液滴の飛跡が重力で下方に屈曲して、垂直に支持さ
れた支持体に均一に付着しないという問題が生じること
のない静電塗布装置および静電塗布方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る静電塗布装置の一例を用
いて平版印刷原版をマット化しているところを示す概略
斜視図である。
【図2】図2は、図1に示す静電塗布装置を側方から見
たところを示す側面図である。
【図3】図3は、図1に示す静電塗布装置を、前記平版
印刷原版の搬送面から霧化頭の大径開口側末端に向かっ
て見たところを示す正面図である。
【図4】図4は、図1に示す静電塗布装置が備える回転
霧化頭の構造を示す断面図である。
【図5】図5は、本発明に係る静電塗布装置の別の例に
つき、構成を示す概略図である。
【図6】図6は、図5に示す静電塗布装置を側方から見
たところを示す側面図である。
【図7】図7は、図5に示す静電塗布装置を、前記平版
印刷原版の搬送面から霧化頭の大径開口側末端に向かっ
て見たところを示す正面図である。
【図8】図8は、本発明に係る静電塗布装置の更に別の
例につき、構成を示す概略図である。
【符号の説明】
2 回転霧化頭 4 エアモータ 6 空気流形成ノズル 8 空気流形成ノズル 60 空気流形成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03F 7/16 501 G03F 7/16 501 Fターム(参考) 2H025 AA18 AB03 DA03 EA04 2H096 AA06 CA12 CA20 4D075 AA13 AA22 AA52 AA53 AA85 CA47 DA04 DB02 DB04 DB07 DC24 DC27 EA06 EA07 EA45 EB14 EB22 EB32 4F034 AA04 BA22 BB25 CA02 CA22 DA06 DA13 DA25

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸線の回りに回転し、塗料を霧化する
    と同時に帯電させて帯電塗料滴を形成し、略垂直方向に
    保持または搬送されるシート状の被塗布物に向かって前
    記帯電塗装滴を放出して付着させる回転霧化頭と、 前記回転霧化頭の下方に配設されてなり、前記被塗布物
    に向かう方向の気体流を形成する気体流形成手段とを備
    えてなることを特徴とする静電塗布装置。
  2. 【請求項2】 前記気体流形成手段における気体流の
    方向は、水平方向または斜め上方向である請求項1に記
    載の静電塗布装置。
  3. 【請求項3】 前記被塗布物は、略垂直方向に沿って
    搬送される請求項1または2に記載の静電塗布装置。
  4. 【請求項4】 前記気体流形成手段と前記回転霧化頭
    との高さの差は、前記回転霧化頭から前記被塗布物まで
    の距離の20〜200%である請求項3に記載の静電塗
    布装置。
  5. 【請求項5】 前記気体流形成手段から前記被塗布物
    までの距離は、前記回転霧化頭から前記被塗布物までの
    距離の50〜200%である請求項3または4に記載の
    静電塗布装置。
  6. 【請求項6】 前記気体流形成手段における気体流の
    噴出速さは、1〜30m/秒である請求項1〜5の何れ
    か1項に記載の静電塗布装置。
  7. 【請求項7】 前記気体流形成手段における前記気体
    流は、前記被塗布物の幅の1/8以上に亘るカーテン状
    の気体流である請求項1〜6の何れか1項に記載の静電
    塗布装置。
  8. 【請求項8】 前記気体流形成手段は、気体を噴出し
    て前記気体流を形成する気体流形成ノズルを有してなる
    請求項1〜7の何れか1項に記載の静電塗布装置。
  9. 【請求項9】 前記気体流形成ノズルは、水平方向に
    沿ったスリット状の気体噴出し口を有する請求項8に記
    載の静電塗布装置。
  10. 【請求項10】 前記気体流形成ノズルは、少なくとも
    一部が導電性材料で形成されてなり、前記塗料滴の被塗
    布物への付着時において、前記帯電塗料粒子の電荷と同
    一の極性の電圧が印加される請求項8または9に記載の
    静電塗布装置。
  11. 【請求項11】 前記被塗布物は、少なくとも一方の
    面に感光層が形成されてなる平版印刷原版である請求項
    1〜9の何れか1項に記載の静電塗布装置。
  12. 【請求項12】 軸線の回りに回転する回転霧化頭にお
    いて、塗料を霧化すると同時に帯電させて帯電塗料滴を
    形成し、略垂直方向に保持または搬送されるシート状の
    被塗布物に向って前記帯電塗装滴を放出して付着させる
    とともに、 前記回転霧化頭の下方において、前記被塗布物に向かう
    方向の気体流を形成することを特徴とする静電塗布方
    法。
  13. 【請求項13】 前記被塗布物は、少なくとも一方の
    面に感光層が形成されてなる平版印刷原版である請求項
    12に記載の静電塗布方法。
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