JPH06202236A - 写真用プリンタの自動セットアップ方法 - Google Patents

写真用プリンタの自動セットアップ方法

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JPH06202236A
JPH06202236A JP5271625A JP27162593A JPH06202236A JP H06202236 A JPH06202236 A JP H06202236A JP 5271625 A JP5271625 A JP 5271625A JP 27162593 A JP27162593 A JP 27162593A JP H06202236 A JPH06202236 A JP H06202236A
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    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B27/00Photographic printing apparatus
    • G03B27/72Controlling or varying light intensity, spectral composition, or exposure time in photographic printing apparatus
    • G03B27/73Controlling exposure by variation of spectral composition, e.g. multicolor printers
    • G03B27/735Controlling exposure by variation of spectral composition, e.g. multicolor printers in dependence upon automatic analysis of the original

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  • Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のフィルムタイプ及び条件に対して自動
セットアップを行う写真用プリンタのセットアップ方法
を提供する。 【構成】 走査されたそれぞれのフィルムストリップの
画像フレームに基づいて自動的にセントラル密度情報を
生成し、これを用いてフィルムタームデータの前回の更
新時以後に走査されたフィルムストリップのフィルムタ
イプごとに記憶されているフィルムタームデータを周期
的に修正する。更に、画像フレームごとに露光値を決定
するため、写真用プリンタによって実際に処理されたフ
ィルムタイプに基づいたフィルムタームデータのヒスト
リデータベースを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は写真用プリンタの分野に
関し、より詳細には、フィルムストリップの各種フィル
ムタイプやフィルム条件に対応してフィルムストリップ
の画像フレーム露光情報を生成する際に、自動的にヒス
トリに基づいたフィルムタームデータを確立して適用す
るための写真用プリンタの自動セットアップに関する。
【0002】
【従来の技術】写真製版紙に印刷する際、監視システム
の光学フィルタが写真製版紙の感度にほぼマッチするな
らば、大量母集団類似ネガ(例えば、同じDXコードを
有するフィルムストリップ)の平均赤色、緑色、青色光
学密度は写真製版紙が受容する平均露光にほぼ一致す
る。これについては、Journal of Applied Photographi
cEngineering 1983年4月第2号第9巻に掲載され
たW.C.クレス(W. C.Kress )及びP.J.アレシ
(P. J. Alessi)による論文"The Influence of Film,
Paper, and Printer Spectral Characteristics on Pho
tofinishing Performance"において記述されている。
【0003】これらのデータは多くのフィルムストリッ
プからの多くのフレームに基づいているので、この方法
は安定フィルムに対しては正確なプレディクタを提供す
ることができる。よって、個々のフレームからのデータ
とともに特定のフィルムタイプの平均光学密度を用いて
そのフレームの露光(露光値)を決定することが可能で
ある。フィルムタイプ及びその他のフィルムデータによ
るこの平均密度データについては、まとめて「フィルム
タームデータ(film term data)」として以下に述べ
る。このフィルムタームデータは、フィルムの製造によ
り提供することが可能であり、また代替方法としては、
フィルムスキャナステーションにて同じタイプのフィル
ムから派生する累積データに基づいて写真用のプリンタ
にて決定することも可能である。
【0004】周知タイプのプリンタにおいて、このフィ
ルムタームデータははじめにフィルム製造者によって供
給される情報を用いて入力されたものである。そして、
特定のプリンタにてそのプリンタによって処理される各
フィルムタイプごとに派生する累積フィルムスキャナ情
報を用いて、フィルムターム密度データを更新するとい
うオプションがプリンタオペレータに与えられている。
【0005】フィルムの大量母集団から平均密度データ
を派生させる別の方法については、譲渡された(同一出
願人の)米国特許第3,937,573号に記述されて
いる。「オーダスキャン」アルゴリズム印刷としてここ
で言及されているこの方法では、プリンタスキャナ監視
システムを用いて特定のフィルムストリップのいくつか
のフレームからの光学データを用いることにより、その
フィルムストリップを特徴付けている。そのフィルムス
トリップに対して密度データが特徴付けられると、この
データはストリップの個々のフレームからのデータと結
び付けられてフレームの露光を決定する。
【0006】この方法は、フィルムストリップ間でかな
りばらつきがあるとき、または例えばフィルムストリッ
プに対してDXコードがないなど利用可能なフィルムタ
ーム情報がない場合にフィルムストリップの特徴を予測
する手段を提供する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これら2つの
技術が、安定フィルムにはヒストリデータを用い、安定
ヒストリデータから逸脱しているフィルムや利用可能な
ヒストリデータがほとんどないようなフィルムには現在
(「オーダスキャン)」データを用いる1つのシステム
に統合されることが望ましい。
【0008】さらに、フィルムスキャナにて派生された
ヒストリフィルムデータを利用してプリンタのメモリ手
段に記憶されているフィルムタームデータを自動的に更
新し、フィルムが日常の処理過程で扱われる印刷ラボの
実際の経験に照らしてプリンタのセットアップが確実に
行われるような便利な方法はこれまでのところなかっ
た。
【0009】その結果、フィルムオペレータが例えばパ
ワーアップ動作時など更新手順を意識的に行わなけれ
ば、既存のフィルムタームデータに基づく印刷露光条件
が継続され、実際のフィルムストリップの母集団の処理
から得られた経験が反映されない。従って、実際のフィ
ルムストリップの走査する母集団に基づいて継続的に生
成されるヒストリデータを用い、自動的に既存のフィル
ムタームデータを更新するための方法及び手段を有する
ことが望ましい。
【0010】また、プリンタのメモリに記憶されている
既存のフィルムタイプのデータベースにないフィルムタ
イプのフィルムストリップがプリンタによって処理され
る場合には、自動的にこのフィルムタイプに対してフィ
ルムタームデータを作成できることが望ましい。この課
題を本発明は解決している。
【0011】さらに、処理時にフィルムの母集団を扱う
というプリンタの実際の経験に基づき、過剰及び過小ス
ロープ修正やタングステン修正に付随するヒストリに基
づいたフィルムタームデータをプリンタの自動セットア
ップに提供することが望ましい。この課題についても本
発明において考慮されている。
【0012】
【課題を解決するための手段】このように、本発明によ
り、フィルムストリップを走査してそれぞれのフィルム
ストリップの画像フレームから密度情報を生成する手段
と、平均密度情報など各フィルムタイプの画像フレーム
の母集団に基づくセントラル(central )傾向情報を含
む1つあるいは複数のフィルムタイプのフィルムターム
データを記憶する手段と、現在のフィルムストリップか
ら個々の画像フレームを感光媒体に露光する手段とを有
するタイプの写真用プリンタを操作する方法が提供され
る。
【0013】概略すると、この方法は、前記スキャナに
よって走査されたフィルムストリップのそれぞれに対し
てセントラル傾向密度情報を生成するステップと、自動
的に生成されたセントラル傾向密度情報を用いて前記フ
ィルムタームデータの前回の更新時から走査されたフィ
ルムストリップのそれぞれのタイプごとに記憶されてい
るフィルムタームデータを周期的に修正して個々の画像
フレームごとに露光を決定するのに用いるために前記プ
リンタによって実際に処理されたフィルムタイプに基づ
いたフィルムタームデータのヒストリデータベースを用
いるステップとを有する。
【0014】本発明の好ましい実施様態において、この
方法はさらに、現在のフィルムストリップからフィルム
タームデータを生成するステップと、現在のフィルムス
トリップのフィルムタイプを決定するステップと、現在
のフィルムストリップタイプがメモリに記憶されている
フィルムタームデータを有するフィルムタイプの1つに
該当するかどうかを判定し、現在のフィルムストリップ
タイプがメモリに記憶されているフィルムタイプに該当
しない場合にはメモリに以前は存在しなかったフィルム
タイプに対して新たにフィルムタームデータのヒストリ
データベースを開始するステップとを含む。
【0015】本発明の別の実施様態において、この方法
はさらに、現在のフィルムストリップに対して記憶され
ているフィルムタームデータがメモリに存在する場合に
はこのデータを用いて印刷露光を行う。そうでない場合
には、現在のフィルムストリップの複数の画像フレーム
からフィルムタームデータ(「オーダスキャン」デー
タ)を生成し、この生成された現在のフィルムタームデ
ータを用いて自動的に印刷露光の決定を行うステップを
含む。
【0016】さらに、この方法は、各フィルムタイプの
最小密度情報を記憶するステップと、現在のフィルムス
トリップの最小密度を検出するステップとを含むでもよ
い。検出された最小密度が記憶されているそのフィルム
タイプの最小密度の所定の範囲内にない場合、写真用プ
リンタは上述した現在のフィルムストリップからのオー
ダスキャンデータを生成してこれを用いて印刷露光を決
定する。
【0017】本発明のさらに別の実施様態において、ヒ
ストリから派生されたフィルムタームデータを用いてフ
ィルムタイプによる過剰及び過小スロープ補償因数及び
サブジェクト欠陥抑制境界選択基準を自動的に更新す
る。
【0018】
【作用】本発明に係る写真用プリンタの自動セットアッ
プにおいては、各種タイプのフィルムストリップ及び条
件に関するそれまでの経験を反映するためにヒストリフ
ィルムデータの自動更新を有効に行う写真用プリンタを
操作する方法を提供するものである。
【0019】また、プリンタメモリのデータベースに既
存のフィルムタームデータがないようなフィルムタイプ
を繰り返し処理するためにヒストリフィルムタームデー
タベース(histrical film term database)を自動的に
作成する。よって本発明に係る写真用プリンタは、オペ
レータが介入することなく、現在のフィルムストリップ
に対してヒストリフィルムタームデータ(histrical fi
lm term data)及びオーダスキャンアルゴリズム露光決
定(order scan algorithm exposure determination )
のどちらかを自動的に選択することが可能である。
【0020】更に、メモリに記憶されたデータベースに
おけるヒストリフィルムタームデータの自動作成及び更
新を行うことにより、改良された過剰及び過小スロープ
補償及び改良された自動サブジェクト欠陥抑制境界選択
を提供するために有効に利用することが可能である。
【0021】
【実施例】図1において、本発明の実施例に係る写真製
版プリンタ(写真用プリンタ、フォトグラフィック プ
リンタ)の基本構成要素は、写真製版印刷が生成される
フィルムストリップから密度データを派生するフィルム
スキャナステーション10を含んでいる。この密度デー
タはプリンタロジック及び制御ユニット12に送られ、
周知の方法でプリンタステーション14を制御するのに
用いられるプリンタ露光決定アルゴリズムに入力され
る。
【0022】また「フィルムターム」データは、例えば
磁気ディスク読取り器を構成する可能性があるフィルム
ターム入力ユニット16によってロジック及び制御ユニ
ット12に直接入力される。フィルムタームデータは特
定のフィルムタイプ固有のデータを構成し、フィルム母
集団オフセット(film population offset、FPO )、フ
ィルムプリファランスアジャストメント(film prefere
nce adjustment、FPA)、露光不足及び露光過剰ネガの
ためのスロープ補償値(slope compensation values fo
r under- and over-exposed negatives 、NEU 及びNEO
)、サブジェクト欠陥抑制境界(subject failure sup
pression boundaries、SFS )、及び印刷可能性情報
(例えば、まだ印刷可能な露光不足及び露光過剰のネガ
の範囲など)を含んでいる。
【0023】また、メモリユニット18は、とりわけス
キャナステーション10からのデータやプリンタステー
ション14の動作を制御するためのフィルムタームデー
タに付随する入力ユニット16からの入力データを記憶
する。図1の写真製版プリンタの構成の詳細及び一般的
な動作は周知であって、このようなプリンタの一例とし
てはニューヨーク州ロチェスターのイーストマン・コダ
ック社(Eastman Kodak Company )によって販売されて
いるCLAS 35写真製版プリンタが挙げられる。
【0024】ここでロジック及び制御ユニット12が本
発明の実施例に従って動作できるようにプログラムする
方法については、図2、図3及び図4に記載されたプロ
グラムのフローチャートに関連して記述する。
【0025】まず図2を参照する。ステップ30でオペ
レータがプリンタの状態を「スタンバイ」から「レデ
ィ」に切り換えると、プログラムはSUB1サブルーチ
ン32に入る。これは、ヒストリデータがメモリに記憶
されている異なるフィルムタイプのそれぞれに対して、
メモリユニット18のフィルムタームのセットアップデ
ータを更新するためのサブルーチンである。
【0026】また、サブルーチン32は、フィルム母集
団オフセット(film population offset、FPO )、過剰
及び過小露光スロープ修正情報、及び特定のフィルムタ
イプに適切なサブジェクト欠陥抑制(subject failure
suppression 、SFS )境界の選択に関するセットアップ
値を作成するユーザ入力データを、そのフィルムタイプ
のヒストリデータと結合することによりフィルムタイプ
に従ったフィルムタームデータ情報を更新する。SUB
1サブルーチン32の動作は図3のフローチャートに関
連して以下でより詳細に記述する。
【0027】サブルーチン32が終了すると、プリンタ
はメインの「オートプリント」ルーチン34に入り、現
在のフィルムオーダの印刷を開始する。通常のやり方で
は、それぞれカスタマオーダに対応する連続する一連の
ネガフィルムストリップがフィルムスキャナステーショ
ン10を介して供給される。
【0028】フィルムストリップがスキャナに供給され
るに従い、ステップ36でカスタマオーダ情報が読み取
られ、特定のフィルムストリップごとに1つ存在すると
仮定されるDXバーコード情報がプリンタロジック及び
制御ユニット12に供給される。
【0029】次に、スキャナはステップ38に進み、フ
ィルムストリップの第1のネガまたは画像フレームに加
えて一般にフレームライン領域として言及されるフィル
ムストリップのフレーム間の領域を走査する。ステップ
40では、このフィルムストリップのフレームライン最
小密度(Dmin)データが得られる。
【0030】照会42ではこのフィルムストリップにD
Xバーコードが存在するかどうかをチェックし、DXバ
ーコードが存在する場合には照会44がこのフィルムス
トリップのDXがメモリに記憶されている利用可能なD
X情報にマッチするかどうかを判定する。
【0031】DXがマッチする場合には、照会46がこ
のフィルムストリップのフレームラインDminがこの
DXフィルムタイプに対してメモリに記憶されているヒ
ストリDmin値を中心とする値の所定範囲内にあるか
どうかを判定する。
【0032】フィルムストリップのフレームラインDm
inがこの範囲内にある場合には、ステップ48によ
り、このDXバーコードに対応するメモリ18からの利
用可能なヒストリフィルムタームセットアップデータ
(historical film term setup data )を用いてステッ
プ50におけるこの画像フレームのフレーム露光情報の
計算が決定される。ステップ52でオーダの終端表示が
存在するかどうかをチェックした後、オーダの終端でな
ければプログラムは命令38に戻り、フィルムストリッ
プの次のネガの走査を開始する。このプロセスは、照会
52においてフィルムストリップの終わりでオーダの終
端表示が感知されるまで継続する。
【0033】オーダの終端表示が感知されるとプログラ
ムはステップ54でSUB2サブルーチン54に入り、
これによってこの特定のフィルムタイプに対してメモリ
18に記憶されているヒストリ情報データベースが更新
される。このサブルーチンについては図4のフローチャ
ートに関連してより詳細に記述される。このサブルーチ
ン54を出ると、このフィルムストリップがプリンタに
おいて唯一または最後のフィルムストリップである場合
には照会56が「オートプリント」モードを終了するか
どうかを判定する。まだ処理されるフィルムストリップ
がある場合には、プログラムはステップ36に戻り、次
のフィルムストリップのオーダ情報及びDXバーコード
を読み取りスキャナに供給する。
【0034】これまで記述されたような動作手順は、D
Xバーコードを有する安定フィルムがプリンタで処理さ
れる際にプリンタが通常行う動作であることが理解され
る。これに対して、本発明の実施例においては、照会4
2がフィルムストリップにDXバーコードが存在しない
と判定した場合、あるいは照会44が感知されたフィル
ムストリップのDXバーコードがメモリに記憶されてい
るDXバーコードのどれともマッチしないと判定した場
合、プリンタが「オーダスキャン(order scan、OS)」
モードで動作するように条件付けられているかどうかを
照会58で判定することによってプログラムが自動的に
応答する。この場合、命令60がこのフィルムストリッ
プに対してオーダスキャン手順を開始する。なお、オー
ダスキャンアルゴリズムは上記の米国特許第3、93
7、573号において記述されているタイプであっても
よく、このアルゴリズムではフィルムストリップはフィ
ルムストリップのいくつかのフレームからの光学データ
を用いて特徴付けられている。
【0035】この手順では、フィルムストリップからの
密度特性(例えば、セントラル傾向情報)はフィルムス
トリップの所定数の連続するフレームまたはフレーム要
素(画素)から決定される。次に、このフィルムストリ
ップの所定の数の連続するフレームまたはフレーム要素
(画素)は各画像フレームからの密度情報とともに用い
られて各画像フレームに対する露光を決定する。
【0036】次に、照会62が要求されている数のフレ
ームの走査が完了したと判定すると、ステップ50でメ
モリに記憶されているヒストリデータからではなく、フ
ィルムストリップから派生したデータからフレーム露光
情報を計算する。
【0037】照会42及び44によって判定されるよう
にフィルムストリップのDXバーコードがメモリに記憶
されているDXコードとマッチするがフィルムストリッ
プのフレームラインDminがこのフィルムタイプのD
min値の所定の容認可能範囲の範囲外であると照会4
6によって判定された場合、照会64が照会58と同様
にOS動作が利用可能かどうかを判定する。OS動作が
利用可能な場合にはオーダスキャンアルゴリズムプロセ
ス(order scan algorithm process)を開始する。最後
に、照会42及び44によって判定されるように利用可
能なヒストリデータがメモリになく、照会58がOS動
作は利用できないと判定した場合、命令66によってデ
フォルトのフィルムターム情報を用いてフレーム露光情
報が決定される。フィルムタームセットアップデータ
(film term setup data)のこのデフォルトセットは通
常オペレータ入力され、例えば、写真仕上げラボが設置
されているような地域で最も一般に用いられているフィ
ルムタイプに対応するデータに基づいている可能性があ
る。
【0038】一方、ヒストリデータが現在のフィルムス
トリップのフィルムタイプに利用可能であるが、照会4
6がフィルムストリップがDminの範囲外にあると判
定し、さらに照会64がOSが利用できないと判定した
場合、プリンタはフィルムストリップに対応するDXバ
ーコードに利用可能なヒストリデータを用いてフレーム
露光情報を計算する。この範囲外のフィルムストリップ
にとって最適なものではないとはいえ、このDXコード
付きのフィルムストリップに利用可能なヒストリフィル
ムタームセットアップデータ(historical film term s
etup data )の方が、命令66の起動の結果得られる標
準的でいくぶん一般的なデフォルトセットアップ情報よ
りも範囲外のフィルムストリップの現実の情報に近いた
め、上記の方法の方が標準デフォルトフィルムタームセ
ットアップ情報(standard default film term setup i
nformation)を用いるよりも一般に好まれる。
【0039】従って、上記のようなプリンタの動作方法
を用いると、どのファイルタイプ(DX)も利用できな
い場合や利用可能なDXを有するフィルムの実際のDm
inがその特定のDXフィルムタイプに対してメモリに
記憶されている情報と一致しない場合でも、オペレータ
が介入することなく現在のフィルムストリップにとって
適切なフィルムタームセットアップ情報を自動的に決定
する。
【0040】プリンタが「スタンバイ」状態から「レデ
ィ」状態に切り換えられると常にそれぞれのフィルムタ
イプに対するヒストリフィルムタームデータ(historic
al film term data )がSUB1サブルーチン32にお
いて更新されることが喚起される。
【0041】このサブルーチン32のプログラムフロー
チャートが図3に示されている。このサブルーチンに関
連して記述されたそれぞれのステップは、ある特定のフ
ィルムタイプに固有のものであり、従ってメモリ内のす
べてのフィルムタイプに対して更新が完了するまで繰り
返されることが理解される。
【0042】ステップ70でこの更新サブルーチンに入
ると、次にステップ71でフィルムタイプの赤色、緑
色、及び青色密度のそれぞれのフィルム母集団オフセッ
ト(film population offset、FPO )値が以下の関係に
従って計算される。
【0043】
【数1】 ここで、DAT(rgb)はこのフィルムタイプのヒス
トリ赤色、緑色、及び青色平均密度情報の総和であり、
NEWDAT(rgb)は前回の更新からの密度の総和
であり、MAXCOUNTはこの場合ではヒストリデー
タが維持されている30日間という選択された期間の画
像フレームの平均数であり、NEWCOUNTは前回の
更新以来このフィルムタイプに関して印刷された画像フ
レームの数である。
【0044】密度情報が更新されると、モジュール72
が画像フレームカウントを更新してこのフィルムタイプ
の処理されるフィルム量を調整する。
【0045】具体的には、照会74が前回の更新からの
カウントがMAXCOUNTのある所定のレベル、例え
ば20%よりも大きいかどうかを判定し、大きい場合に
はステップ76がこのフィルムタイプデータの日付を現
在の日付に更新し、画像フレームカウントをゼロにリセ
ットする。カウントがこのしきい値より小さい場合、照
会78が前回の更新からの時間が30日間など適切な所
定のしきい値よりも大きいかどうか、つまり小量のフィ
ルムタイプを示しているかどうかを判定する。この小量
のフィルムタイプの場合、命令80が例えば0.95な
ど所定の重み因数によってMAXCOUNTを乗算し、
次にステップ82でこのフィルムタイプの日付及びカウ
ント情報の更新を抑制する。重み因数によってMAXC
OUNTを乗算することは選択の問題であるが、この小
量のフィルムタイプの密度データを将来更新する際にも
新しいデータにより大きな重みを与えるという効果を有
している。
【0046】モジュール72での処理後、照会83がM
AXCOUNTが画像フレーム1000個という最小レ
ベルを越えるかどうかを判定する。1000を越えない
場合には、ステップ84で露光情報を決定する際に、こ
のフィルムタイプのヒストリデータを用いずに利用可能
であるならばオーダスキャンを強行するように命令が設
定されている。これは、画像フレームが1000より少
ないと、このフィルムタイプに対して信頼性の高いフィ
ルムタームデータを提供するには不十分なヒストリデー
タしか得られないからである。
【0047】カウントがこのしきい値を越える場合、ス
テップ86でフィルムタイプ分類情報を更新する。この
ステップにより、フィルムタイプの分類(クラシフィケ
イション: classification)即ちその分類での密度デー
タをほぼ平均密度に集中して露光過剰及び露光不足のネ
ガを適切に修正する。ここで、平均分類(平均密度)は
全分類(トータルクラシフィケイション: total classi
fication:密度データの総量)をMAXCOUNTによ
って除算したものである。
【0048】次に、モジュール88がこのフィルムタイ
プの過剰及び過小露光スロープ補償因数を決定する。例
えば露光不足のネガなど「過小」の累積数が例えば20
0など所定のしきい値よりも大きいと照会90によって
判定された場合、ステップ92で以下で記述するアルゴ
リズムに従って過小スロープ補償因数(NEU)が計算
され、その結果がメモリ18に記憶されているユーザセ
ットアップ情報に加えられる。「過小」が200より少
ない場合、ステップ94で「過小」に対して所定のマス
タセットアップ値を用いるように命令が設定されてい
る。
【0049】同様に、露光過剰のネガなど「過剰」の累
積数が例えば200など所定のしきい値よりも大きいか
どうかを照会96判定し、大きい場合には過剰露光ネガ
に対する新しいスロープ補償値(NEO)がステップ9
8において計算され、小さい場合にはステップ100に
従ってマスタセットアップ値を用いる。
【0050】過剰及び過小露光ネガの修正を決定する前
に、そのネガのニュートラル密度の変化に関してそれぞ
れの色の変化を計算する。本発明の好ましい実施様態に
おいて、密度情報とは、赤色、緑色、及び青色密度値を
便宜上「T−スペース」として言及される別のカラース
ペースにおいて対応する値に変換した後に計算される密
度値に基づいたものである。この変換の詳細について
は、ここで参照されている譲渡された米国特許第4,1
59,174号の開示内容において詳しく記述されてい
る。この特許において説明されているように、T−スペ
ース変換における動作は、サブジェクト欠陥特性を有す
るネガに対して補償計算を行うのにより適している。露
光過剰のネガの場合、母集団平均に対して約1.5から
3.5ストップの露光過剰のネガの分類(クラシフィケ
イション: classification)を含む平均デウエイト(de
weighted)T−スペース密度が蓄積される。デウエイト
密度は、サブジェクト欠陥抑制(SFS)が適用された
後で密度として定義される。過小露光のネガの場合、母
集団平均に対して約1.5から2.25ストップの過剰
露光のネガの分類を含む平均デウエイトT−スペース密
度が蓄積される。露光過剰のネガ(o)及び露光不足の
ネガ(u)を調整するためのT−スペース式はそれぞれ
以下のとおりである。
【0051】
【数2】
【数3】 ここで、x=過小及び過剰露光ネガuまたはo ADJ(illavex) =発光過小及び過剰スロープ修正に対す
る調整 ADJ(gmavex) =グリーン−マゼンタ過小及び過剰スロー
プ修正に対する調整 illavex =ネガの過小及び過剰露光母集団の平均デウエ
イトT−スペース発光密度 gmavex=ネガの過小及び過剰露光母集団の平均デウエイ
トT−スペースグリーン−マゼンタ密度 FPO(ill)=すべてのネガの平均母集団に等しい発光T−
スペース FPO(gm) =すべてのネガの平均母集団に等しいグリーン
−マゼンタT−スペース NAVCx =分類を含むニュートラルT−スペース平均密度 また、過剰露光ネガの赤色、緑色、及び青色の関係が同
じである場合、これらの関係のスロープは以下のように
定義することが可能である。
【0052】
【数4】
【数5】
【数6】 これらの値はプリンタオペレータのオプションで1.0
0より大きいあるいは1.00より小さい値にマニュア
ルで調整可能である。これらの記憶されている値と
(2)及び(3)の式に従って計算された調整値が与え
られると、過小及び過剰に対して調整されるように、赤
色、緑色、及び青色露光値は以下のようになる。
【0053】
【数7】
【数8】
【数9】 モジュール88を出ると、プログラムはモジュール10
4に入る。このモジュール104は、サブジェクト欠陥
抑制に対して適切な境界条件を選択するために設けられ
ている。このサブジェクト欠陥抑制は、タングステン発
光条件下で予測される露光値よりも大きい蓄積ヒストリ
情報を示すフィルムタイプの補償に用いられるものであ
る。
【0054】まず、ステップ102では平均Dmin及
び上記の米国特許第4,159,174号の開示されて
いるようにこのフィルムタイプに容認可能なDminの
変数の範囲の計算を開始し、図2のメインの「オートプ
リント」ルーチンで用いるためにこれらの計算結果をメ
モリに記憶する。
【0055】次に、照会106が例えば−0.26など
の予め選択された値よりも小さい発光密度(ILL)を
有する走査されたネガの数が、走査されたネガの総数の
ある所定のパーセンテージ例えば8%より大きいかまた
は小さいかを判定する。
【0056】ここで示されている実施様態においては、
答えが「NO」である場合、つまり−0.26より小さ
い発光値を有するネガの数が、走査されたネガの総数の
8%より小さい場合、ステップ110においてタングス
テン発光シーンの低い入射(即ちタングステン発光シー
ンでの光量不足)を有するネガの母集団に対し、適切な
サブジェクト欠陥抑制境界(subject failure suppress
ion boundary、SFS )を呼び出す。この境界はステップ
110で境界「1」として言及される。
【0057】一方、照会106が−0.26より小さい
発光値を持つネガが走査されたネガの8%を越えると判
定した場合、ステップ108で境界「2」として言及さ
れるタングステン発光のシーンの高い入射の(光量の多
い)ネガの母集団に適切なSFS境界条件を呼び出す。
サブジェクト欠陥抑制境界の対象と適切な境界条件を決
定する方法は従来の技術において周知されており、ここ
では省略する。
【0058】FPOの調整は最も新しいネガのFPOに
示すようにすることが望ましい。これを達成するために
は、大量に消費されるフィルムタイプからのネガの数は
所定の期間内に処理される平均数(例えば、30日間で
200,000)に限定されている。これは照会112
によって達成される。
【0059】ステップ116においては、このフィルム
タイプのネガの数が200,000(MAXCOUNT
及びNEWCOUNTの和)を越える場合に、カウント
(MAXCOUNT)は200,000に限定され、母
集団センタ(FPO(rgb))に200,000が乗
算され、その結果得られた密度情報がステップ116で
メモリに記憶される。
【0060】上記ネガの数が200,000より小さい
場合、カウント(MAXCOUNT)はすべてのネガ
(MAXCOUNT及びNEWCOUNT)とされ、そ
の結果をFPO(rgb)に乗算して密度情報を得てス
テップ114でメモリに記憶される。
【0061】同様に、MAXCOUNTに対する過小及
び過剰のパーセンテージは所定の値(例えば、20%)
に限定されている。そして、ステップ118でデフォル
トの印刷可能性(PRINTABILITY)データを
設定し、NEWDAT(rgb)密度及びカウント「N
EWCOUNT」をそれぞれ「0」に設定する。
【0062】次に図4を参照して、メモリに記憶されて
いるヒストリフィルムタームデータ(histrical film t
erm data)の更新に用いられる図2のSUB2サブルー
チン54の詳細を示す。
【0063】ここで示されている本発明の好ましい実施
様態において、このサブルーチンは、各オーダの終わり
において、各フィルムストリップの走査の結果に基づい
て実行される。しかしながら、例えば、フレームごとな
どその他のインタバルで更新してもよい。
【0064】このサブルーチンに入ると、まず照会12
2がこのフィルムストリップの露光を計算するのにデフ
ォルトのフィルムターム(FTM)値が用いられたかど
うかを判定する。デフォルトのFTM値の選択及び使用
とは、未知のフィルムタイプが処理されておりかつプリ
ンタがオーダスキャンアルゴリズムを用いるように設定
されていない場合の、図2のSUB1サブルーチンの照
会58及び命令66での機能である。
【0065】デフォルトのFTMが用いられなかった場
合は、照会124がこのフィルムストリップのDXバー
コードからの積コード(PC)及び生成コード(GC)
がヒストリデータベースに存在するかどうかを判定す
る。存在しない場合、これがプリンタによって処理され
る新しいバーコードであると仮定される。しかし、バー
コード読取りエラーを防止することが望ましいため、感
知されたバーコードの妥当性が証明されることが非常に
好ましい。妥当性のチェックは、このPC及びGCを有
するバーコードが複数回処理された場合に、これを妥当
なバーコードと仮定する。そのためには、バーコードを
「init file」に記録することにより特定のバ
ーコードにはじめて遭遇すると照会128及び命令13
0が応答し、この後でヒストリデータベースを更新する
ことなくルーチンはメインプログラムに復帰する。照会
128によって判定されるようにこのバーコードに次回
遭遇したとき、ルーチンは命令134に渡され、この命
令134によってフィルムタイプが新しい「前回の更
新」の日付及び開始の日付を初期化し(今日とする)、
この後でこのフィルムタイプのヒストリデータがデータ
ベースに入力される。
【0066】照会124がバーコードがすでにデータベ
ースに存在すると判定した場合、ルーチンは照会126
に進み、照会126がこのフィルムストリップオーダに
オーダスキャンアルゴリズムが用いられたかどうかを判
定する。このフィルムストリップタイプに対して確立さ
れたネガの母集団(例えば、1000フレーム)がデー
タベースに存在するが、オーダスキャンアルゴリズムが
用いられた場合、このフィルムストリップからの情報を
含むことによってデータベースを更新することは通常望
ましくない。これは、フィルムストリップがぼやけてい
るか、誤った処理を施されているか、あるいはその他の
損傷があるという理由からオーダスキャンアルゴリズム
が典型的に呼び出されるためである。よって、照会12
6がオーダスキャンアルゴリズムが用いられたと判定
し、照会132がこのフィルムタイプに対して所定の大
量のネガの母集団(この例では1000フレームを越え
る)が存在すると判定した場合、サブルーチンは更新プ
ロセスをバイパスしてメインプログラムに戻る。
【0067】一方、照会126及び132がオーダスキ
ャンアルゴリズムが用いられなかったと判定するか、ま
たは用いられたがこのフィルムタイプのネガの母集団が
1000フレームを越えないと判定した場合、ヒストリ
データベースは以下に説明するように更新される。
【0068】赤色、緑色、及び青色情報に関するヒスト
リデータベースの実際の更新が命令138で開始され、
オーダにおけるいくつかまたはすべてのネガからの平均
赤色、緑色、及び青色密度情報がNEWDAT(rg
b)に加算される。次に、ステップ140でオーダから
のネガの数がNEWCOUNTに加算される。オプショ
ンとして、ステップ142でDminのT−スペースグ
リーン−マゼンタ及び発光密度がDminデータベース
に加算される。
【0069】1000を越えるネガが(照会144でM
AXCOUNTによって判定されるように)走査された
場合、照会146がオーダのネガがタングステン発光に
よって露光された可能性があるかどうかをチェックして
即ち発光密度が−0.26より大きいかどうか調べる。
照会146に対する応答が「YES」である場合、ステ
ップ148でカウント及びT−スペース密度の和が計算
される。タングステンネガに関するこのチェックの後、
照会150でネガが露光不足であるかどうか、露光不足
でない場合には照会154でネガが露光過剰であるかを
それぞれチェックして調べる。照会150でネガが「過
小」露光不足であると判定された場合、即ち上記で説明
したように、オーダにおけるネガのデウエイト(deweig
hted)T−スペース密度が母集団平均に対して1.5か
ら2.25ストップの露光不足である場合には、ステッ
プ152でT−スペース「過小」データが更新され、ネ
ガの数が「過小」ネガカウントに加算される。
【0070】また、ネガが露光過剰(1.5ストップか
ら3.5ストップ)である場合、ステップ156でT−
スペース密度情報が「過剰」データに加算され、「過
剰」ネガの数が「過剰」カウントに加算される。この更
新プロセスの結果(または、照会150及び152が
「過小」及び「過剰」ネガが含まれていないと判定した
場合)、サブルーチンは図2のメインプログラム「オー
トプリント」に復帰する。これまでの記述において、ヒ
ストリデータとしては平均密度を用いた。しかしなが
ら、モード、中央値、クリップ平均、重み付け平均など
平均密度の代わりかまたは平均密度とともに用いること
が可能なセントラル傾向など多くの基準がある。従っ
て、ここでは平均密度が用いられているが、セントラル
傾向のその他の同様な基準が用いられる可能性がある。
【0071】
【発明の効果】以上から、本発明は、各種タイプのフィ
ルムストリップ及び条件に関する地域のラボの経験を反
映するためにヒストリフィルムデータの自動更新を有効
に行うことができる。また、この方法はプリンタメモリ
のデータベースに既存のフィルムタームデータがないよ
うなフィルムタイプを繰り返し処理するためにヒストリ
フィルムタームデータベース(histrical film term da
tabase)を自動的に作成する。
【0072】記述された方法で動作するプリンタは、オ
ペレータが介入することなく、現在のフィルムストリッ
プに対してヒストリフィルムタームデータ(histrical
filmterm data)及びオーダスキャンアルゴリズム露光
決定(order scan algorithmexposure determination
)のどちらかを自動的に選択することが可能である。
【0073】最後に、メモリデータベースにおけるヒス
トリフィルムタームデータの自動作成及び更新は、改良
された過剰及び過小スロープ補償及び改良された自動サ
ブジェクト欠陥抑制境界選択を提供するために有効に利
用することができる。
【0074】本発明は、好ましい実施様態に特定に言及
して詳細に記述されたが、付随する特許請求の範囲にお
いて記述された本発明の範囲内で変更及び修正が実行可
能であることが理解される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用される写真製版プリンタの基本構
成要素の略図である。
【図2】本発明の自動セットアップに従う図1のプリン
タの動作の説明に用いられるプログラムのフローチャー
トである。
【図3】図2のプログラムにおいて用いられるSUB1
サブルーチンのフローチャートである。
【図4】図2のプログラムにおいて用いられるSUB2
サブルーチンのフローチャートである。
【符号の説明】
10 フィルムスキャナステーション 12 プリンタロジック及び制御ユニット 14 プリンタステーション 16 フィルムターム入力 18 メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デニス エヌ ボォルー アメリカ合衆国 ニューヨーク州 チャー チビル チリ−リガ センターロード 6962 (72)発明者 ウィリアム ジー アーウィン アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ロチェ スター マジー アベニュー 37

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のフィルムストリップを走査してそ
    れぞれのフィルムストリップの画像フレームから密度情
    報を生成する手段と、1つあるいは複数のフィルムタイ
    プごとに対応する前記フィルムストリップの画像フレー
    ムの母集団に基づくセントラル密度情報を含むフィルム
    タームデータを記憶するメモリ手段と、現在のフィルム
    ストリップから画像記録媒体に個々の前記画像フレーム
    を露光する手段とを有する写真用プリンタのセットアッ
    プ方法であって、 走査されたそれぞれの前記フィルムストリップの画像フ
    レームに基づいて前記セントラル密度情報を生成するス
    テップと、 自動的に生成された前記セントラル密度情報を用いて、
    前記フィルムタームデータの前回の更新時以後に走査さ
    れたフィルムストリップのフィルムタイプごとに記憶さ
    れているフィルムタームデータを周期的に修正し、前記
    画像フレームごとに露光値を決定するための前記写真用
    プリンタによって実際に処理された前記フィルムタイプ
    に基づいたフィルムタームデータのヒストリデータベー
    スを用いるステップとを有することを特徴とする写真用
    プリンタの自動セットアップ方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の写真用プリンタの自動セ
    ットアップ方法において、 前記現在のフィルムストリップから前記フィルムターム
    データを生成するステップと、 前記現在のフィルムストリップのフィルムタイプを決定
    するステップと、 前記現在のフィルムストリップのフィルムタイプが前記
    メモリに記憶されているフィルムタームデータを有する
    フィルムタイプの1つに該当するかどうかを判定するス
    テップと、 前記現在のフィルムストリップのフィルムタイプが前記
    メモリに記憶されているフィルムタイプに該当しない場
    合には、前記生成されたフィルムタームデータを新しい
    フィルムタームデータとして前記メモリに記憶し、前記
    メモリに以前は存在しなかったフィルムタイプに対して
    新たにフィルムタームデータのヒストリデータベースの
    作成開始を行うステップと、 を有することを特徴とする。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の写真用プリンタの自動セ
    ットアップ方法において、 前記現在のフィルムストリップのフィルムタイプが前記
    メモリに記憶されているフィルムタームデータを有する
    フィルムタイプの1つに該当するかどうかを判定するス
    テップと、 前記現在のフィルムストリップのフィルムタイプが前記
    メモリに記憶されているフィルムタイプの1つと一致す
    る場合には、前記フィルムタイプに対し前記記憶されて
    いるフィルムタームデータを用いるステップと、 前記現在のフィルムストリップのフィルムタイプが前記
    メモリに記憶されているフィルムタイプの1つと一致し
    ない場合には、前記現在のフィルムストリップの複数の
    画像フレームからフィルムタームデータを生成し、印刷
    露光に対して前記生成された現在のフィルムタームデー
    タを自動的に選択するステップとを有することを特徴と
    する。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の写真用プリンタの自動セ
    ットアップ方法において、 前記フィルムタームデータは平均最小密度情報を含み、 前記現在のフィルムストリップに対して最小密度情報を
    生成するステップと、 前記現在のフィルムストリップのフィルムタイプが前記
    メモリに記憶されているフィルムタイプの1つと一致す
    る場合には、前記現在のフィルムストリップの最小密度
    情報が前記フィルムタイプの1つに対して記憶されてい
    る平均最小密度情報と一致するかどうかを判定するステ
    ップと、 前記現在のフィルムストリップのフィルムタイプが前記
    メモリに記憶されているフィルムタイプの1つと一致す
    る場合には、前記記憶されているフィルムタームデータ
    を用いて印刷露光するステップと、 前記現在のフィルムストリップのフィルムタイプが前記
    メモリに記憶されているフィルムタイプの1つと一致し
    ない場合には、前記生成された現在のフィルムストリッ
    プのフィルムタームデータを用いて印刷露光するステッ
    プと、 を有することを特徴とする方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の写真用プリンタの自動セ
    ットアップ方法において、 前記現在のフィルムストリップの最小密度が記憶されて
    いるフィルムタイプの最小密度情報の所定の範囲内にあ
    る場合に限り、前記記憶されているフィルムタームデー
    タを印刷露光に用いることを特徴とする。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の写真用プリンタの自動セ
    ットアップ方法において、 前記メモリに記憶されているフィルムタームデータは露
    光不足または露光過剰の画像フレームのためのスロープ
    補償因数を含み、 露光不足または露光過剰の画像フレームの総数が所定の
    しきい値の数を越えているフィルムタイプに対し、それ
    ぞれ露光不足または露光過剰の画像フレームのための修
    正されたスロープ補償因数を累積する前記ヒストリデー
    タベースから生成して前記メモリに記憶するステップを
    有することを特徴とする。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の写真用プリンタの自動セ
    ットアップ方法において、 前記メモリに記憶されている前記フィルムタームデータ
    は、それぞれのフィルムタイプに対して予め複数決めら
    れているサブジェクト欠陥境界条件を含み、 複数の画像フレームの感知された発光値に依存する前記
    サブジェクト欠陥境界条件の1つを、累積する前記ヒス
    トリデータベースから自動的に選択するステップを有す
    ることを特徴とする。
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