JPH0620134A - 現金取扱装置 - Google Patents

現金取扱装置

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Publication number
JPH0620134A
JPH0620134A JP17140692A JP17140692A JPH0620134A JP H0620134 A JPH0620134 A JP H0620134A JP 17140692 A JP17140692 A JP 17140692A JP 17140692 A JP17140692 A JP 17140692A JP H0620134 A JPH0620134 A JP H0620134A
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JP
Japan
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cash
amount
replenishment
cassette
denomination
Prior art date
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Application number
JP17140692A
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English (en)
Inventor
Isato Nanshin
勇人 南新
Atsushi Uchida
敦 内田
Shuichi Hata
秀一 秦
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0620134A publication Critical patent/JPH0620134A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 補充紙幣カセットへの金種別補充量を演算し
出力する現金取扱装置に関し、適切な金種別補充ができ
る現金取扱装置を提供することを目的とする。 【構成】 収納箱2から出金し、混合金種を所定量収納
した補充現金カセット9から、収納箱2の現金1が所定
量に減少した時に補充する現金取扱装置で、収納箱金種
別残量を計数する第1の計数手段11、当日金種別出金量
を計数する第2の計数手段12、当日月日と共に金種別出
金量を蓄積する記憶手段14、補充現金カセット金種別残
量を計数する第3の計数手段13、補充現金カセット9に
補充する時に指示される補充予測指示手段23と、指示に
基づき記憶手段14から読み出した当日対応の予め指定の
複数月日の金種別出金量、収納箱2の金種別残量、補充
現金カセット9の金種別残量及び所定収容量から、補充
現金カセット9への金種別補充量を演算する補充量演算
制御手段17を備え、演算結果を出力する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、銀行等で使用される紙
幣取扱装置に係り、特に補充現金カセットに補充すべき
現金の金種別数量を演算して出力することができる現金
取扱装置に関するものである。
【0002】近来、銀行等の金融機関において、自動預
金支払兼用機(Automatic Teller Ma-chine:以下ATM
という)や現金自動支払機(Cash Dispenser:CD)等の
自動取引装置が急速に普及してきた。
【0003】このような装置では、装置内現金残量や、
エラー表示、稼働状態等を係員に知らせるための液晶や
発光ダイオード等を用いた表示部を備えたものが一般的
である。
【0004】しかし、従来は現金残量を示すのに単にど
の収納箱にどれだけ残っているかを表示するものが殆ど
で、係員が装置内現金残量を見て、追加現金量を予測し
て通過現金量を決定していた。
【0005】最近では任意の金種を一括して混在収納す
る補充現金カセットを装着するようになり、係員の判断
も複雑になってきている。しかも、出金される金種の比
率は、店舗、曜日、月末、月始等によって変化するの
で、係員がこれらを考慮して効果的に予測するのは困難
であり、係員の判断が誤っている場合には、金種の比率
に無駄が生じるので、補充頻度が高くなり効率的な運用
ができなくなる。
【0006】従って人為的な判断ではなく、自動的に金
種別補充量が得られる方法が望まれている。
【0007】
【従来の技術】図5はリサイクル型のATMに組み込ま
れたは紙幣取扱装置の内部側面図で、図に示すように、
収納箱2a〜2c、リジェクトボックス2d、繰出しローラR1
〜R5、鑑別部3、反転部4、プール部5,6 、収納ローラ
R6〜R9、入出金口7、搬送路8及び補充紙幣カセット9a
で構成されている。搬送路8の要所に図示省略した送り
ローラ及びゲートGが設けられている。
【0008】収納箱2a,2b には予め所定量の紙幣1aが金
種別(例えば万円券、千円券) に収納され、装置に着脱
自在に装着されている。収納箱2cには入金の五千円券が
収納される。
【0009】鑑別部3は入出金口7に投入されて繰出し
ローラR1によって繰り出された紙幣1aの正否、表裏、金
種を鑑別し、ダブルフィード等はリジェクトする。また
収納箱2a,2b から繰出ローラR3〜R5によって繰り出され
た紙幣1aの金種を鑑別して出金額を計数し、ダブルフィ
ード等を鑑別してリジェクトする。正紙幣と鑑別された
時は図示していない制御部へ信号が送られて金額が計数
される。
【0010】リジェクトボックス2dは出金繰り出し中に
ダブルフィード等でリジェクトされた紙幣1aを収納し、
装置から引き出し可能に構成されている。反転部4は、
鑑別された裏紙幣1aの表裏を反転させる。またプール部
5は入金時に鑑別計数された紙幣1aを一時プールし、プ
ール部6は入金時に鑑別不良でリジェクトされた紙幣1a
及び出金時に鑑別計数された紙幣1aを一時プールする。
【0011】補充紙幣カセット9aは、装置に着脱自在に
構成され、収納箱2a,2b に補充すべき金種の紙幣1aが混
在して一括収納されている。このような構成を有するの
で、ATMにより入金する時は、入出金口7に投入され
た紙幣1aは、繰り出されて鑑別部3で鑑別して計数され
て、プール部5にプールされ、金額確認後に再び繰り出
されて収納箱2a〜2cに収納される。鑑別部3で鑑別不良
となった紙幣1aはプール部6に集積され、一取引分の紙
幣1aがすべてプール部5にプールされた時に入出金口7
へ返却される。
【0012】また出金する時は、収納箱2a,2b から繰り
出された紙幣1aは、鑑別部3で鑑別して計数されて、プ
ール部6にプールされた後、入出金口7へ送られる。収
納箱2a〜2c内の紙幣量は、図示省略した管理パネルの表
示部に金種別に表示される。
【0013】このような取引の進行によって、収納箱2
a,2b は入出金のアンバランス (収納箱2cは入金だけ)
により収納されている紙幣1aが増減する。収納箱2a〜2c
の紙幣1aが増加して所定量に達した時は、紙幣1aの一部
がリジェクトボックスに回収され、収納箱2a,2b の紙幣
1aが所定量以下に減少した時は、補充紙幣カセット9aか
ら補充される。
【0014】即ち、収納箱2a,2b の図示していないニア
エンドセンサが紙幣1aの減少したことを検出した時は、
補充紙幣カセット9aから繰出しローラR5によって紙幣1a
を繰り出して、鑑別部3で鑑別して計数し、該当する金
種の紙幣1aを収納箱2a,2b のいずれかへ補充し、該当し
ない金種の紙幣1aは再び収納ローラR9によって補充紙幣
カセット9aへ収納している。
【0015】補充紙幣カセット9aから収納箱2a,2b への
補充されると、補充された紙幣1aの金種量だけ補充紙幣
カセット9aに最初に収納した夫々の金種の収納量からダ
ウンカウントされて管理パネルの表示部に表示される。
【0016】従って係員が表示部を監視して、補充紙幣
カセット9a内の紙幣1aが減少して補充が必要になった時
に、補充紙幣カセット9aを破線で示す方向に装置から外
して、現金を補充している。この場合、補充紙幣カセッ
ト9a及び収納箱2a,2b 内の紙幣1aの残量を考慮して、係
員が補充する金種の比率を予測して補充現金量を決めて
いる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上記従来方法によれ
ば、補充紙幣カセットに現金を補充する時に、係員が表
示された補充紙幣カセット及び収納箱内の紙幣の残量を
見て、補充する金種の比率を予測して補充現金量を決め
ているが、現金の入出金の金種毎の比率は、店舗、曜
日、月末、月始等により様々に変化するので、補充金種
比率を決めるにも可なりの経験を要する。
【0018】従って係員の判断が誤っている場合には、
補充紙幣カセットから収納箱に補充する金種及び量が予
測と外れて、補充紙幣カセット内に残る紙幣が特定金種
に偏り、相当量の紙幣が残っているにも関わらず、少な
くなった金種のために補充紙幣カセットに対する補充作
業が必要になり、補充頻度が高くなって効率的な運用が
できなくなるという問題点がある。
【0019】本発明は、補充紙幣カセットに対する金種
別補充枚数を自動的に算出して、金種別補充量の精度を
高めて、紙幣残量に金種に偏りが少なくなって補充頻度
を少なくして効率的な運用ができる現金取扱装置を提供
することを目的としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理ブロ
ック図である。1は現金、2は出金されるべき現金1が
金種別に収納された複数の収納箱、9は複数の収納箱2
に夫々補充すべき金種の現金1が混在して第1の所定量
収納される補充現金カセット、11は出金の都度、収納箱
2に収納されている金種別現金1の残量を計数する第1
の計数手段、12は1日の出金量を金種別に計数する第2
の計数手段、13は補充現金カセット9に収納されている
現金1の金種別残量を計数する第3の計数手段、14は第
2の計数手段12によって計数された金種別出金量を当日
の月日と共に蓄積して記憶する記憶手段、23は補充現金
カセット9に現金1を補充する必要がある時に指示され
る補充予測指示手段、17は補充予測指示手段23の指示に
基づいて、記憶手段14に月日と共に記憶された金種別現
金量から、当日に対応する予め指定した複数の月日の金
種別出金量を読み出して、読み出した複数の月日の金種
別出金量、第1の計数手段11によって計数された複数の
収納箱2の金種別現金の残量、第3の計数手段13によっ
て計数された補充現金カセット9の現金1の金種別残
量、及び補充現金カセット9の第1の所定量に基づい
て、補充現金カセット9に補充すべき現金1の金種別補
充量を演算する補充量演算制御手段である。
【0021】従って、補充量演算制御手段17によって演
算された金種別補充量を出力するように構成されてい
る。
【0022】
【作用】収納箱2から繰り出された現金1を鑑別計数し
て出金し、収納箱2に収納された現金1が第2の所定量
まで減少した時に、収納箱2に対して補充現金カセット
9から現金1を繰り出して鑑別して該当する金種の現金
1を計数して収納箱2に補充し、該当市内金種の現金1
を再び補充現金カセット9に収納する。
【0023】このような補充動作を繰り返して、補充現
金カセット9に収納されていた現金1は順次減少して行
く。例えば特定の金種が所定量まで減少して報知された
時、或いは1日の運用が終了した時に、例えば装置から
補充現金カセット9を外すと起動する補充予測指示手段
23の指示に基づいて、補充量演算制御手段17は、まず、
記憶手段14から当日に対応する予め指定した複数の月日
の金種別出金量を読み出す。
【0024】次に読み出した複数の月日の金種別出金量
と、第1の計数手段11が計数した複数の収納箱2の金種
別現金1の残量と、第3の計数手段13が計数した補充現
金カセット9の金種別現金1の残量と、補充現金カセッ
ト9の第1の所定量とに基づいて、補充現金カセット9
に補充すべき現金1の金種別補充量を演算する。そして
演算結果を表示等の方法で出力する。
【0025】このようにして、当日に対応する過去の予
め指定した複数の月日の金種別出金量を参考にして、金
種別補充量を演算して表示等により出力をすることがで
きるので、補充現金カセット9に対する金種別補充量の
精度を高めることができ、補充頻度が減少して運用効率
を向上させることができる。
【0026】
【実施例】以下、図2〜図4により本発明の一実施例を
説明する。全図を通じて同一符号は同一対象物を示す。
【0027】図2の紙幣1a、補充紙幣カセット9a、収納
箱残量カウンタ11a、当日出金量カウンタ12a、補充紙
幣カセット残量カウンタ13a、出金データメモリ14a及
びマイクロスイッチSw は、図1の現金1、補充現金カ
セット9、第1の計数手段11、第2の計数手段12、第3
の計数手段13、記憶手段14及び補充予測指示手段23に夫
々対応し、また図2の当日対応月日テーブル15、参照デ
ータ読出し制御部16、演算部17a及び設定部18は、図1
の補充量演算制御手段17に対応している。
【0028】図2は本発明の実施例を示すブロック図で
ある。図において、10は主制御部、11aは収納箱残量カ
ウンタ、12aは当日出金量カウンタ、13aは補充紙幣カ
セット残量カウンタ、14aは出金データメモリ、15は当
日対応月日テーブル、16は参照データ読出し制御部、17
aは演算部を示す。
【0029】補充紙幣カセット9aの装着位置にマイクロ
スイッチSw が設けられ、装置への補充紙幣カセット9a
の着脱を検出する。主制御部10は、CPU及び制御プロ
グラムを備え、CPUは制御プログラムに従って各部を
制御して、入出金動作、取引毎の入出金量の計数、入出
金及び補充毎の収納箱2a〜2c内の紙幣1aの計数、及び補
充紙幣カセット9aの紙幣1aの金種別収納量の計数、当日
の出金量及び入金量の計数、収納箱2a〜2cの紙幣回収/
補充動作、出金データメモリ14aのデータアクセス、及
び補充紙幣カセット9aへの金種別補充量の演算及び表示
等を遂行する。
【0030】収納箱残量カウンタ11aは、図3(a) に示
すように、入出金の都度、収納箱2a〜2cに収納されてい
る紙幣1aの金種別現在量Aa,Ab を計数する。 (取引毎に
計数される入金額及び出金額は図示省略したホストコン
ピュータへ通知され、装置内にはジャーナル記録され
る。) 当日出金量カウンタ12aは、図3(b) に示すように、当
日中に収納箱2a,2b から出金された紙幣1aの金種別出金
量Xan,Xbn を計数する。
【0031】補充紙幣カセット残量カウンタ13aは、図
3(c) に示すように、補充現金カセット9aから収納箱2
a,2b へ紙幣1aを補充した都度、補充紙幣カセット9a内
の紙幣1aの金種別残量Ba,Bb を計数する。
【0032】出金データメモリ14aは、当日出金量カウ
ンタ12aが計数した1日の金種別出金量Xa,Xb を、図3
(d) に例示するように、当日の月日及び曜日と対応させ
て、順次蓄積(例えば3月間分)記憶し、月日の経過
(装置はカレンダー及び時計機能を持っている) と共に
日々更新する。
【0033】当日対応月日テーブル15は、月日選択基準
表とカレンダー(例えば3月間分)とから成り、当日の
曜日、月末か月始か等によって、これに対応する過去の
月日を選択するテーブルである。カレンダーは日時の経
過と共に順次更新される。
【0034】月日選択基準表は、図3(e) に示すよう
に、例えば、当日が月末日、月末金曜日、その他の曜日
であるかによって、参照すべき月日或いは曜日が指定さ
れている。これは当日の出金量傾向と同傾向の月日或い
は曜日を指定したものである。当日の終業時 (例えば午
後5時)に補充紙幣カセット9aを装置から外した時に
は、翌日に使用される紙幣1aを補充しておくので、翌日
のテーブルが当日に更新される。
【0035】参照データ読出し制御部16は、当日が当日
対応月日テーブル15の月日選択基準表の上から順に月末
日であれば曜日を問わず過去3月間の月末日、月末の金
曜日であれば過去3月間の月末の金曜日の月日、月の第
2木曜日であれば過去3月間の第2木曜日というように
選択し、カレンダーから該当する参照データの月日を読
み出して、その月日をキーとして出金データメモリ14a
から金種別出金量を読み出す。
【0036】演算部17aは、出金データメモリ14aから
読み出された過去の当日対応月日の金種別出金量Xa1,Xa
2,─,Xb1,Xb2, ─と、収納箱残量カウンタ11aが計数し
た収納箱2a,2b の金種別残量Aa,Ab と、補充紙幣カセッ
ト残量カウンタ13aが計数した補充紙幣カセット9aの金
種別残量Ba,Bb と、補充紙幣カセット9aの最大収納量C
とに基づいて、次の式によって演算する。
【0037】ここで過去の当日対応月日の金種別出金量
Xa1,Xa2,─,Xb1,Xb2, ─の金種別合計値をA,Bとし、
補充紙幣カセット9aに最大収納量Cまで補充する金種別
補充量Na,Nb とすると、補充後に装置内 (収納箱2a,2b
及び補充紙幣カセット9a内) にあるべき金種別数量 (Aa
+Ba+Na, Ab+Bb+Nb) は、 Aa+Ba+Na=(C+Aa+Ab)×A/(A+B) ───(1) Ab+Bb+Nb=(C+Aa+Ab)×B/(A+B) ───(2) よって(1) 及び(2) 式より、金種別補充量Na,Nb とし
て、 Na=(C+Aa+Ab)×A/(A+B)−Aa−Ba ───(3) Nb=(C+Aa+Ab)×B/(A+B)−Ab−Bb ───(4) を求める。
【0038】駆動部19は、図5の従来例で説明した紙幣
1aの繰り出し、収納等のための繰出しローラR1〜R5、収
納ローラR6〜R9、搬送路8のローラ及びゲートG等の駆
動機構を駆動させる図示省略したモータ、マグネット等
を制御する。
【0039】管理パネル20は、装置背面の扉の中に設け
られ、液晶等で構成された表示部21及び操作釦22を備
え、係員によって監視或いは操作され、表示部21には操
作釦22中の表示指示釦の押下により収納箱残量カウンタ
11a及び補充紙幣カセット残量カウンタ13aのその時点
の計数値を表示する。また演算部17aで演算された補充
紙幣カセット9aへの金種別補充量Na,Nb が自動的に表示
される。
【0040】このような構成及び機能を有するので、次
に図4のフローチャートにより作用を説明する。ここで
は例として、当日の運用が午後5時で終了して、翌日
(翌日が休業日の時は次の営業日) の運用のために紙幣1
aを補充紙幣カセット9aに追加補充する場合を説明す
る。
【0041】まず、当日運用が終了して、補充紙幣カ
セット9aが装置から外されると、マイクロスイッチSw
の検出により制御部10は参照データ読出し制御部16を起
動させる。
【0042】参照データ読出し制御部16は、当日対応
月日テーブル15の月日選択基準表より、翌日 (当日に更
新されている) の月日及び曜日に対応した過去のデータ
の選択基準を選択する。即ち、翌日が月末日か、月末金
曜日か、第○曜日かを順次判断し、例えば、図3(e) で
翌日が月の第2木曜日ならば、過去3月間の第2木曜日
というように選択する。
【0043】次にカレンダーから該当する複数の参照デ
ータの月日を読み出して、その月日をキーとして出金デ
ータメモリ14aから金種別出金量Xa1,Xa2,─,Xb1,Xb2,
─を読み出す。
【0044】制御部10は、出金データメモリ14aから
読み出された金種別出金量Xa1,Xa2,─,Xb1,Xb2, ─を演
算部17aへ送ると共に、収納箱残量カウンタ11aが計数
した収納箱2a,2b の金種別紙幣1aの残量Aa,Ab 、補充紙
幣カセット残量カウンタ13aが計数した補充紙幣カセッ
ト9aの金種別残量Ba,Bb 、及び補充紙幣カセット9aの紙
幣最大収容量Cを演算部17aへ送る。
【0045】演算部17aは送られたデータに基づい
て、前記(3) 及び(4) 式により補充紙幣カセット9aに補
充すべき金種別補充量Na,Nb を演算する。 制御部10は金種別補充量Na,Nb を表示部21に表示す
る。
【0046】係員は表示された金種別補充量Na,Nb の
紙幣1aを補充紙幣カセット9aに補充する。 そして補充紙幣カセット9aを装置に装着すると、マイ
クロスイッチSw が装着を検出し、補充紙幣の装填が完
了する。この場合、装置内に収納されている金種別紙幣
1aの割合は、過去の参照した月日の平均金種別出金量の
割合に対応している。
【0047】以下に金種別補充量Na,Nb を演算する数値
例を説明する。収納箱2a,2b の金種別残量Aa,Ab は、
Aa=125 枚、 Ab=263 枚、補充紙幣カセット9aの
金種別残量Ba,Bb は、Ba= 32 枚、 Bb=137 枚、補充
紙幣カセット9aの最大収納量Cは、 C=2000枚、ま
た過去3月間の第2木曜日の金種別出金量Xa1 〜Xa3
Xb1 〜Xb3 は、
【0048】
【表1】 とすると、(3)及び(4)式より、 Na=2000+125+263)×3325/(3325+1666)−125− 32=1433 Nb=2000+125+263)×1588/(3325+1666)−263−137= 397 よって補充紙幣カセット9aに万円券を1430枚、千円券を
400枚補充する。
【0049】このようにして、装置内に保有する金種別
枚数の割合を、翌日の月日或いは曜日に対応する過去の
月日のデータから求め、これに基づいて自動的に金種別
補充量Na,Nb を算出するので、金種別補充量Na,Nb の精
度が向上して出金による金種の偏りが少なくなり、補充
頻度が減少して運用効率を高めることができる。
【0050】上記例では、一日の運用が終了した時に、
翌日の運用準備として補充紙幣カセット9aに紙幣1aを補
充する場合を説明したが、一日の運用中に、補充紙幣カ
セット9aの特定の金種が減少して補充が必要になった時
には、上記と同様に最大収納量Cまで補充しても良い
が、閉店時間までの時間に応じて、補充する各金種の量
を減らす方法も考えられる。この場合には、設定部18の
他に最大収納量Cより少ない、例えば半分の容量C′が
設定された設定部を設けておき、営業時間中(午後5時
以前)に運用を一時休止して補充紙幣カセット9aを抜脱
した時に、前記(3) 及び(4) 式の最大収納量Cに代えて
容量C′によって演算する。
【0051】また上記例では、補充紙幣カセット9aを装
置から抜脱した時にSw の検出により金種別補充量が演
算される場合を説明したが、補充紙幣カセット9aを装置
から抜脱する前に、必要な金種別補充量を知って紙幣1a
を準備しておきたい場合には、管理パネル20の操作釦21
中に補充予測指示釦を設けておき、運用の終了或いは一
時休止後、補充予測指示釦を押下すると、上記例同様に
最大収納量C或いは容量C′によって必要な金種別補充
量が演算される方法としても良い。
【0052】更に上記例では、紙幣取扱装置の場合を説
明したが、硬貨取扱装置或いは紙幣と硬貨の両方を扱う
装置の場合にも同様に適用できることは勿論である。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、請
求項1では、出金されるべき現金が金種別に収納された
複数の収納箱と、装置に着脱自在に装着され、複数の収
納箱に夫々補充すべき金種の現金が混在して第1の所定
量収納される補充現金カセットとを備え、収納箱から繰
り出された現金を鑑別計数して出金し、収納箱に収納さ
れた現金が第2の所定量まで減少した時に、補充現金カ
セットから現金を繰り出して鑑別して該当する金種の現
金を計数して収納箱に補充する現金取扱装置であって、
出金の都度、収納箱に収納されている金種別現金の残量
を計数する第1の計数手段と、1日の出金量を金種別に
計数する第2の計数手段と、第2の計数手段によって計
数された金種別の出金量を当日の月日と共に蓄積して記
憶する記憶手段と、補充現金カセットに収納されている
金種別現金の残量を計数する第3の計数手段と、補充現
金カセットに現金を補充する必要がある時に指示される
補充予測指示手段と、補充予測指示手段の指示に基づい
て、記憶手段に月日と共に記憶された金種別現金量か
ら、当日に対応する予め指定した複数の月日の金種別出
金量を読み出して、読み出した複数の月日の金種別出金
量、第1の計数手段によって計数された複数の収納箱の
金種別現金の残量、第3の計数手段によって計数された
補充現金カセットの金種別現金の残量及び補充現金カセ
ットの第1の所定量に基づいて、補充現金カセットに補
充すべき現金の金種別補充量を演算する補充量演算制御
手段とを備え、補充量演算制御手段による演算結果を出
力することにより、当日の月日、曜日に対応する過去の
出金量を参照して金種別補充量を自動的に演算して表示
等により出力することができるので、金種別の割合の精
度が向上し、補充現金カセット内の金種量に偏りが少な
くなって、補充頻度が減少して運用効率を高めることが
できる。
【0054】請求項2では、補充予測指示手段が補充現
金カセットを装置から外した時に起動することにより、
操作指示を必要とせずに補充金種量の演算を指示するこ
とができる。という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理ブロック図
【図2】 本発明の実施例を示すブロック図
【図3】 実施例の説明図
【図4】 実施例のフローチャート
【図5】 紙幣取扱装置の内部側面図
【符号の説明】
1は現金、 1aは紙幣、2,2a 〜2cは収納
箱、 9は補充現金カセット、 9aは補充紙幣カセッ
ト、11は第1の計数手段、 11aは収納箱残量カウン
タ、12は第2の計数手段、 12aは当日出金量カウン
タ、13は第3の計数手段、 13aは補充紙幣カセット
残量カウンタ、14は記憶手段、 14aは出金デ
ータメモリ、23は補充予測指示手段、 Sw はマイクロ
スイッチ、

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出金されるべき現金(1) が金種別に収納
    された複数の収納箱(2) と、 装置に着脱自在に装着され、該複数の収納箱(2) に夫々
    補充すべき金種の現金(1) が混在して第1の所定量収納
    される補充現金カセット(9) とを備え、 該収納箱(2) から繰り出された現金(1) を鑑別計数して
    出金し、該収納箱(2)に収納された現金(1) が第2の所
    定量まで減少した時に、該補充現金カセット(9) から現
    金(1) を繰り出して鑑別して該当する金種の現金(1) を
    計数して該収納箱(2) に補充し、該当しない金種の現金
    (1) を再び該補充現金カセット(9) に収納する現金取扱
    装置であって、 前記出金の都度、前記収納箱(2) に収納されている金種
    別現金(1) の残量を計数する第1の計数手段(11)と、 1日の出金量を金種別に計数する第2の計数手段(12)
    と、 該第2の計数手段(12)によって計数された金種別出金量
    を当日の月日と共に蓄積して記憶する記憶手段(14)と、 前記補充現金カセット(9) に収納されている現金(1) の
    金種別残量を計数する第3の計数手段(13)と、 該補充現金カセット(9) に現金(1) を補充する必要があ
    る時に指示される補充予測指示手段(23)と、 該補充予測指示手段(23)の指示に基づいて、該記憶手段
    (14)に月日と共に記憶された金種別現金量から、当日に
    対応する予め指定した複数の月日の金種別出金量を読み
    出して、該読み出した複数の月日の金種別出金量、該第
    1の計数手段(11)によって計数された該複数の収納箱
    (2) の金種別現金の残量、該第3の計数手段(13)によっ
    て計数された該補充現金カセット(9) の金種別現金(1)
    の残量及び該補充現金カセット(9) の第1の所定量に基
    づいて、該補充現金カセット(9) に補充すべき現金(1)
    の金種別補充量を演算する補充量演算制御手段(17)とを
    備え、 該補充量演算制御手段(17)による演算結果を出力するこ
    とを特徴とする現金取扱装置。
  2. 【請求項2】 前記補充予測指示手段(23)は、前記補充
    現金カセット(9) を装置から外した時に起動することを
    特徴とする請求項1の現金取扱装置。
JP17140692A 1992-06-30 1992-06-30 現金取扱装置 Pending JPH0620134A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3029847U (ja) * 1996-04-05 1996-10-11 株式会社メイセイ カード管理機
JP2009116604A (ja) * 2007-11-06 2009-05-28 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 貨幣処理機

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JP3029847U (ja) * 1996-04-05 1996-10-11 株式会社メイセイ カード管理機
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