JPH06200241A - 水中油滴型エアゾール組成物 - Google Patents

水中油滴型エアゾール組成物

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JPH06200241A
JPH06200241A JP36148992A JP36148992A JPH06200241A JP H06200241 A JPH06200241 A JP H06200241A JP 36148992 A JP36148992 A JP 36148992A JP 36148992 A JP36148992 A JP 36148992A JP H06200241 A JPH06200241 A JP H06200241A
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JP
Japan
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oil
composition
examples
aerosol
present
Prior art date
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Pending
Application number
JP36148992A
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English (en)
Inventor
Hiromoto Sugano
浩基 菅野
Chikashi Tada
史 多田
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Earth Corp
Original Assignee
Earth Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 この発明の水中油滴型エアゾール組成物は、
水ベースの原液に、クエン酸またはその塩を含有させた
ものとしている。 【効果】 この発明の水中油滴型エアゾール組成物は、
非コート缶に収容しても缶内部の腐食を防止することが
でき、エアゾール組成物の長期安定性をはかることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、殺虫剤等の水中油滴
型エアゾール組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のエアゾール組成物は、一
般的にコート缶に収容されている。そして、このコート
缶は、硝酸塩、キレート剤、炭酸塩、亜硝酸塩、安息香
酸塩を添加することにより、缶内部の腐食を防止し、エ
アゾール組成物の長期安定性をはかっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
のエアゾール組成物は、非コート缶に収容されることは
まずない。これは、非コート缶においては、上記した硝
酸塩、キレート剤、炭酸塩、亜硝酸塩、安息香酸塩を添
加しても、缶内部の腐食を防止することができず、エア
ゾール組成物の長期安定性をはかることができないから
である。
【0004】そこで、この発明は、非コート缶に収容す
ることのできるエアゾール組成物を提供することを目的
としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのため、この発明の水
中油滴型エアゾール組成物は、水ベースの原液に、クエ
ン酸またはその塩を含有させたものとしている。この発
明において水ベースの原液には、ノニオン系、アニオン
系、カチオン系等の界面活性剤(ノニオン系が好まし
い)、水、水不溶性オイル(ケロシン、ネオチオゾー
ル、イソプロピルミリステート、リモネン)、有効成分
が配合されるが、これら配合可能な成分はこの例示した
成分のみに制限されるものではない。例えば、有効成分
としては、ピレスロイド系殺虫剤等の殺虫剤、IBT
A、サリチル酸フェニル等の殺ダニ剤、殺菌剤、防黴
剤、殺蟻剤、除草剤、殺鼠剤、忌避剤、消臭剤、芳香
剤、洗浄剤等を挙げることができ、これらを二種以上組
み合わせて使用することもできる。
【0006】この発明の組成物中に含有される界面活性
剤の量としては特に限定がなく広い範囲から適宜選択さ
れるが、通常0.05〜20重量%(以下単に「%」と
記す)、好ましくは0.1〜5%とするのがよい。界面
活性剤の含有量が多過ぎると粘糊な液となり噴射が困難
な状態となり、また少な過ぎると可溶化効果が低下しこ
の発明の所期の効果を発揮し得なくなる。
【0007】この発明の組成物に配合される殺虫・殺ダ
ニ剤としてはピレスロイド系化合物、有機リン系化合
物、カーバーメート系化合物等公知のものを広く使用で
き、例えばフタルスリン(N−(クリサンセモキシメチ
ル)−3,4,5,6−テトラヒドロフタルイミド)、
アレスリン、レスメトリン(5−ベンジル−3−フリル
メチルクリサンセメート)、プロパルスリン(2−メチ
ル−5−プロパルギル−3−フリルメチルクリサンセメ
ート)、フラメトリン(5−プロパギルフルフリルクリ
サンセメート)、除虫菊エキス、ペルメトリン(メタフ
エノキシベンジル−2,2−ジメチル−3(β,β−ジ
クロルビニルシクロプロパンカーボキシレート)、フエ
ノトリン(3−フエノキシベンジルクリサンセメー
ト)、サイフエノトリン等の天然もしくは合成の殺虫成
分、これらの立体異性体、光学異性体、類縁体、誘導体
等を挙げることができる。
【0008】この発明の組成物に配合される消臭、防臭
剤としては、例えばラウリルメタクリレート、ゲラニル
クロトネート、ミリスチル酸アセトフェノン、パラメチ
ルアセトフェノンベンズアルデヒド、酢酸ベンジル、プ
ロピオン酸ベンジル、アミルシンナミックアルデヒド、
アニシックアルデヒド、ジフェニルオキサイド、安息香
酸メチル、安息香酸エチル、フェニル酢酸メチル、フェ
ニル酢酸エチル、ネオリン、サフロール、セダウッド
油、セダ菜油、シトロネラ油、ラバンテン油、ペテイグ
レイン油、レモングラス油、リモネン油等を挙げること
ができる。。
【0009】この発明の組成物に配合される殺菌成分と
しては、例えば2,4,4’−トリクロロ−2’−ハイ
ドロキシジフェニル エーテル(イルガサンDP30
0、チバガイギー社製)、2,3,5,6−テトラクロ
ロ−4(メチルスルフォニル)ピリジン(ダウシルS−
13、ダウケミカル社製)、アルキルベンジル ジメチ
ルアンモニウム クロライド(塩化ベンザルコニウム、
日光ケミカルズ株式会社製)、ベンジルジメチル{2−
〔2−(p−1,1,3,3−テトラメチル ブチルフ
ェノキシ)エトキシ〕エチル}アンモニウム クロライ
ド(塩化ベンゼトニウム、三共株式会社製)等を挙げる
ことができる。
【0010】この発明の組成物に配合される害虫忌避剤
としては、例えばジメチルフタレート、2,3,4,5
−ビス(△2 −ブチレン)−テトラハイドロフラン、
2,3,4,5−ビス−(△2 −ブチレン)−テトロヒ
ドロフルフリルアルコール、N,N−ジエチル−m−ト
ルアミド(DET)、カプリル酸ジエチルアミド、2,
3,4,5−ビス−(△2 −ブチレン)−テトラヒドロ
フルフラール、ジ−m−プロピル−イソシンコメロネー
ト、第2級ブチルスチリルケトン等を挙げることができ
る。
【0011】この発明の組成物に配合される植物生長調
節剤としては、例えば4−クロロフェノキシ酢酸、ジベ
レリン、N−(ジメチルアミノ)スクシンアミド、α−
ナフチルアセトアミド等を挙げることができる。この発
明の組成物に配合される除草剤としては、例えば2,4
−Dソーダ塩、3,4−ジクロロプロピオンアニリド等
を挙げることができる。
【0012】この発明の組成物中に配合される有効成分
の量としては特に限定がなく広い範囲から適宜選択され
るが、例えば殺虫成分の場合、通常0.01〜5%、好
ましくは0.05〜1%とするのがよい。殺虫成分の量
が多過ぎると一液を保つべく使用する界面活性剤の量が
多くなり従って粘糊な液となり好ましくなく、また少な
過ぎると優れた殺虫効果が発揮されず好ましくない。
【0013】この発明の組成物に使用される噴射剤とし
ては公知のものを広く使用でき、例えばLPG、ジメチ
ルエーテル、炭酸ガス、窒素等を挙げることができる。
これらのうちでLPGを用いるのが好ましい。この発明
の組成物中に配合されるべき噴射剤の量は原液即ち界面
活性剤、殺虫成分及び水の総量に対して同容量以下であ
る。この発明の組成物中に噴射剤を通常5〜40%、好
ましくは5〜20%配合するのがよい。
【0014】この発明の組成物には、更に必要に応じて
協力剤、防錆剤、防腐剤、香料等の第三成分を適宜添加
し得る。第三成分としてはこの分野で使用されているも
のを広く使用でき、具体的には協力剤としてはピペロニ
ルプトキサイド、オクタクロロジプロピルエーテル、M
GK264、サイネピリン等を、防腐剤としてはサリチ
ル酸ナトリウム、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸カリ
ウム、デヒドロ酢酸ナトリウム等をそれぞれ例示でき
る。
【0015】この発明の水中油滴型エアゾール組成物を
製造するに際してはこの分野で慣用されている方法を広
く使用し得る。そのうち代表的な方法として所定量の有
効成分、界面活性剤、協力剤、香料等を加熱(50〜6
0℃)混合して均一粘稠液を作成した後放冷し、水を加
え均一液になるまで攪拌し、また同時にクエン酸若しく
はその塩を加え、得られる原液をエアゾール缶に入れ噴
射剤を充填して製品とする方法等を挙げることができ
る。このようにして得られるこの発明の組成物は長期間
苛酷条件下においても安定な状態を維持し得、所望する
時にはワンタッチで微細粒子として空気中に噴射し得
る。
【0016】この発明において、クエン酸、およびその
塩の添加量は、前記添加成分との兼ね合いもあって原液
に対して約0.5%程度が好ましいが、特に限定される
ものではない。
【0017】
【作用】この発明の水中油滴型エアゾール組成物は、鉄
腐食性の傾向はまったく認められない。
【0018】
【実施例】以下、この発明の水中油滴型エアゾール組成
物を実施例に基づき詳細に説明する。 (実施例1〜15、比較例16〜19)表1に示した処
方のエアゾール組成物を噴射剤と共に非コートのエアゾ
ール缶に充填する。このエアゾール缶を45°Cで2ケ
月経変後、エアゾール缶を開いて缶内部の状態を調べ
た。開缶結果は、表2に示した。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】表2から明らかなように、実施例1〜15
までは、いずれも非コートのエアゾール缶に使用しても
支障がないといえる。しかしながら、比較例16〜19
は、すでに錆が進んでおり現時点でも使用は不可能な状
態であった。 (実施例16〜30)表1に示した処方のエアゾール組
成物に表3の殺虫・殺ダニ成分を配合し、噴射剤と共に
非コートのエアゾール缶に充填する。そして、前記と同
様このエアゾール缶を45°Cで2ケ月経変後、エアゾ
ール缶を開いて缶内部の状態を調べた。なお、これらの
実施例についても前記実施例と同様の開缶結果が得られ
た。
【0022】
【表3】
【0023】
【発明の効果】この発明の水中油滴型エアゾール組成物
は、非コート缶に収容しても缶内部の腐食を防止するこ
とができ、エアゾール組成物の長期安定性をはかること
ができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水ベースの原液に、クエン酸またはその
    塩を含有させたことを特徴とする水中油滴型エアゾール
    組成物。
JP36148992A 1992-12-29 1992-12-29 水中油滴型エアゾール組成物 Pending JPH06200241A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007513156A (ja) * 2003-12-05 2007-05-24 シンジェンタ パーティシペーションズ アクチェンゲゼルシャフト 水性殺虫製剤のための腐食抑制剤

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007513156A (ja) * 2003-12-05 2007-05-24 シンジェンタ パーティシペーションズ アクチェンゲゼルシャフト 水性殺虫製剤のための腐食抑制剤
JP4768630B2 (ja) * 2003-12-05 2011-09-07 シンジェンタ パーティシペーションズ アクチェンゲゼルシャフト 水性殺虫製剤のための腐食抑制剤

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