JPH06200002A - 不飽和ポリエステルの製造方法 - Google Patents

不飽和ポリエステルの製造方法

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JPH06200002A
JPH06200002A JP80993A JP80993A JPH06200002A JP H06200002 A JPH06200002 A JP H06200002A JP 80993 A JP80993 A JP 80993A JP 80993 A JP80993 A JP 80993A JP H06200002 A JPH06200002 A JP H06200002A
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勝久 森田
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 α,β−不飽和多塩基酸またはその酸無水物
成分および飽和多塩基酸またはその酸無水物成分と、エ
チレングリコール、プロピレングリコールおよびジエチ
レングリコールからなる群から選択された少なくとも一
種を必須成分として含むグリコール成分と、のエステル
化反応により不飽和ポリエステルを製造する方法におい
て、該エステル化反応中に酸価が90〜25となった時
点で、反応系を10トール以下に減圧、または5トール
以下の減圧下で脱グリコール反応を行う不飽和ポリエス
テルの製造方法。 【効果】 優れた耐煮沸水性を満たし且つコストのかか
らない不飽和ポリエステルの製造方法が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、繊維強化プラスチック
ス、ゲルコート、塗料、注型の各分野に有用な耐煮沸水
性に優れた不飽和ポリエステルの製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、α,β−不飽和多塩基酸または
その無水物および飽和多塩基酸またはその無水物と、多
価アルコール類とをエステル化反応して得られる不飽和
ポリエスルを、共重合可能なモノマーに溶解して不飽和
ポリエステル樹脂(本明細書においては、混同を避ける
ために、モノマーを加えたタイプを不飽和ポリエステル
樹脂とし、モノマーを加えない不飽和アルキッドを不飽
和ポリエステルと呼んで区別する)とすることは、よく
知られていることである。また、不飽和ポリエステル樹
脂は各種の成形方法により、バスタブ、浄化槽、漁船そ
の他工業部品等に多用されていることは周知である。該
樹脂がこのように多用されている理由としては、成形法
の多様性および機械的強度、耐水性、耐熱性等の性能が
優れているためである。不飽和ポリエステル樹脂をバス
タブ等の水が関与する分野に用いる場合、とくに重視さ
れる性能は耐煮沸水性である。
【0003】不飽和ポリエステル樹脂としては、マレイ
ン酸やフマル酸等のα,β−不飽和多塩基酸成分、無水
フタル酸等の飽和多塩基酸成分、エチレングリコールや
プロピレングリコール等のグリコール成分を用いて調製
した、オルソ系と呼ばれている樹脂が一般的に広く使わ
れている。しかし、オルソ系の樹脂の耐煮沸水性は高度
なものではない。そこで高度の耐煮沸水性が要求される
対象には、例えば、無水フタル酸をイソフタル酸に置換
したイソ系と呼ばれている樹脂や、無水フタル酸をテレ
フタル酸またはジメチルテレフタル酸に置換したテレ系
と呼ばれている樹脂が使用されている。さらに高度の耐
煮沸水性の要求される対象には、ネオペンチルグリコー
ル、2−メチルプロパンジオール、水素化ビスフェノー
ル等のグリコール成分が用いられた種類の樹脂が使用さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高度の
耐煮沸水性を満たした上記のような樹脂は、いずれも原
材料が高価であり、コスト高になるために汎用樹脂とし
ては使用されていない。本発明は上記のような従来の課
題を解決し、耐煮沸水性を満たし且つ低コストの不飽和
ポリエステルの製造方法を提供することを目的とするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意検討の
結果、上記のような従来の課題を解決することができ
た。
【0006】すなわち本発明は、α,β−不飽和多塩
基酸またはその無水物成分および飽和多塩基酸またはそ
の無水物成分と、エチレングリコール、プロピレングリ
コールおよびジエチレングリコールからなる群から選ば
れた少なくとも一種を必須成分として含むグリコール成
分と、のエステル化反応により不飽和ポリエステルを製
造する方法において、該エステル化反応中に酸価が90
〜25となった時点で、反応系を10トール以下に減圧
することを特徴とする、不飽和ポリエステルの製造方法
を提供するものである。
【0007】また、本発明は、酸価が90〜25とな
った時点で、脱グリコール反応の触媒を加え、5トール
以下に減圧して脱グリコール反応を行う、前記の製造方
法を提供するものである。
【0008】さらにまた、本発明は、前記またはに
記載の製造方法により得られた不飽和ポリエステルに、
これと共重合するモノマーを配合した不飽和ポリエステ
ル樹脂を提供するものである。
【0009】以下、本発明をさらに詳細に説明する。 (α,β−不飽和多塩基酸またはその無水物成分)本発
明で使用できるα,β−不飽和多塩基酸またはその無水
物成分は、とくに制限されないが、例えば無水マレイン
酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸等が挙げられ
る。一般的には、無水マレイン酸またはフマル酸が用い
られる。
【0010】(飽和多塩基酸またはその無水物成分)本
発明で使用できる飽和多塩基酸またはその無水物成分
は、とくに制限されないが、例えば無水フタル酸、イソ
フタル酸、ジメチルテレフタル酸、アジピン酸、テトラ
ヒドロ無水フタル酸、無水ヘット酸等が用いられる。
【0011】(グリコール成分)本発明で使用できるグ
リコール成分は、エチレングリコール、プロピレングリ
コールおよびジエチレングリコールからなる群から選ば
れた少なくとも一種を必須成分として含むものである
が、760mmHgにおける沸点が320℃以下の他のグリ
コール成分、例えばジプロピレングリコール、1,3−
ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペン
チルグリコール、水素化ビスフェノールA等は併用して
使用できる。エチレングリコール、プロピレングリコー
ルおよびジエチレングリコールからなる群から選ばれた
少なくとも一種のグリコール成分の使用割合は、併用さ
れる他のグリコール成分との合計100モル%に対して
5モル%以上が好ましい。また、760mmHgにおける沸
点が320℃より高いグリコール成分は、高減圧下でも
除去が困難であるので併用は好ましくない。
【0012】(3成分の使用割合)α,β−不飽和多塩
基酸またはその無水物成分、飽和多塩基酸またはその無
水物成分およびグリコール成分の使用割合は、とくに制
限されるものではなく、適宜決定される。
【0013】(エステル化反応)上記3成分のエステル
化反応は、例えば、N2を流入しながら、190〜22
0℃に加熱することによって行うことができる。本発明
は、エステル化反応の段階で、酸価が90〜25、好ま
しくは70〜40となったとき減圧し、未反応のグリコ
ール成分の除去を行うことに一つの特徴を有する。酸価
が90を超えている場合は、減圧による未反応グリコー
ル成分の溜出によるグリコール成分不足で分子量の上昇
が遅くなり、また酸価が25未満では、反応時間が長く
なり、コスト高になるとともに反応系の安定性を害する
ため好ましくない。減圧の度合は、10トール以下、好
ましくは5トール以下がよい。減圧度が10トールを超
える低い真空度合では、グリコール成分の溜出に時間を
要するとともに、充分な溜出ができないことにより好ま
しくない。なお、減圧時の反応温度は、エステル化の温
度をそのまま持続するか、または必要に応じて上下させ
てもよい。
【0014】上記のエステル化反応と減圧の適用によっ
て得られる不飽和ポリエステルは良好な耐煮沸水性を有
するが、エステル化反応後の減圧を高い真空度にして脱
グリコール反応を行えば、未反応のグリコール成分が除
去され且つ該不飽和ポリエステルの数平均分子量が増大
し、さらに耐煮沸水性が高まり好ましい。数平均分子量
は、増大するにつれて耐煮沸水性は向上するが、逆に粘
度が上昇するので、得られる樹脂の用途に応じた分子量
に止める必要がある。脱グリコール反応の開始時期は、
前記と同様、酸価が90〜25、好ましくは70〜40
のときがよい。脱グリコール反応は、触媒の存在下、温
度180〜220℃、2〜16時間、圧力5トール好ま
しくは1トール以下の高減圧下で行われる。触媒として
は、チタンの有機化合物、例えばテトライソプロピルチ
タネート、チタンのアセチルアセトネート;亜鉛の有機
塩類、例えば酢酸亜鉛;錫化合物、例えばジブチル錫オ
キサイド;アンチモンの無機化合物、例えば三酸化アン
チモン等を使用することができる。その使用量は、上記
3成分の仕込み量に対して、0.1重量部以下で十分で
ある。前記触媒の添加時期は、脱グリコール反応開始時
に添加するのが望ましいが、これらの触媒は、エステル
化反応触媒としても使用できるので、エステル化反応開
始時に添加してもよい。
【0015】(不飽和ポリエステル樹脂)上記のように
して得られた不飽和ポリエステルをモノマーに溶解して
調製した不飽和ポリエステル樹脂も、耐煮沸水性を有す
る。使用できるモノマーは、例えばスチレンが代表的で
あるが、ビニルトルエン、メタクリル酸メチル、ジアリ
ルフタレート、ジアリルテレフタレート等を用いること
ができる。
【0016】
【作用】従来の不飽和ポリエステルのエステル化反応に
おいては、N2を流入しながら190〜220℃で縮合
水を分溜除去しながらエステル化反応を進め、酸価が9
0以下になった時点で減圧し、さらに縮合水の除去を促
進している。従来のエステル化反応における減圧度は、
40〜70トールであり、縮合水の除去の目的にはこの
減圧度で十分である。しかしながら、この程度の減圧度
では、未反応のグリコール成分が0.4〜0.6%残存す
ると推定される。本発明者らは、意外にもこの少量の未
反応のグリコール成分をさらに減圧して除去すると、耐
煮沸水性が大巾に向上することを見いだした。さらに触
媒を添加して脱グリコール反応を行い、数平均分子量を
増大するにつれて耐煮沸水性も一層向上することが判っ
た。本発明の方法は前述のオルソ系はもちろん、必要に
応じてイソ系、テレ系、その他のエステル組成にも適用
できるものであり、本発明方法による不飽和ポリエステ
ルは、従来の方法で製造したものに比べ、耐煮沸水性が
数倍以上に向上するものである。
【0017】
【実施例】以下、実施例によって本発明を説明する。参考例 1 撹拌機、分溜コンデンサー、温度計、溜出物捕集トラッ
プ、マノメータ、真空ポンプ、N2導入管を付した5リ
ットルのセパラブルフラスコに、プロピレングリコール
1436g、無水フタル酸1332g、無水マレイン酸4
41g、フマル酸522gを仕込み、N2を流入しながら
昇温させた。167℃で反応水が出始めたが、徐々に昇
温して215℃で温度を保持した。酸価が60になった
時点で、60トールに減圧し、この減圧状態を1時間保
持したところ、酸価は28となった。得られた不飽和ポ
リエステルを2500gとり、温度を150℃まで下げ
て、スチレンモノマー2130gおよびハイドロキノン
0.46gの入ったフラスコに入れ溶解した。
【0018】実施例 1 プロピレングリコールを1505g仕込んだこと以外
は、参考例1と同じ原料および量を仕込んだ。N2を流
入しながら徐々に昇温させ、205℃で温度を保持し
た。酸価が60になった時点で、5トールに減圧し、こ
の減圧状態を2時間保持したところ、酸価は18となっ
た。得られた不飽和ポリエステルを2500gとり、温
度を150℃まで下げて、スチレンモノマー2130g
およびハイドロキノン0.46gの入ったフラスコに入れ
溶解した。
【0019】実施例 2 1.5トールに減圧し、この減圧状態を4時間保持した
こと以外は、実施例1を繰り返した。なお、減圧後の酸
価は13であった。
【0020】実施例 3 実施例1と同じ原料および量を仕込み、同様に反応させ
た。酸価が60になった時点で、三酸化アンチモン3.
0gを添加し、真空度を最終的に0.8トールまで減圧さ
せ、約205℃の温度で4時間反応させ、脱グリコール
反応を行った。酸価は10となった。得られた不飽和ポ
リエステルを2500gとり、温度を150℃まで下げ
て、スチレンモノマー2130gおよびハイドロキノン
0.46gの入ったフラスコに入れ溶解した。
【0021】実施例 4 真空度を最終的に0.5トールまで減圧させ、脱グリコ
ール反応を6時間行ったこと以外は、実施例3を繰り返
した。酸価は5となった。得られた不飽和ポリエステル
を2500gとり、温度を150℃まで下げて、スチレ
ンモノマー2130gおよびハイドロキノン0.46gの
入ったフラスコに入れ溶解した。
【0022】実施例 5 参考例1と同じ装置に、エチレングリコール586g、
プロピレングリコール718g、無水フタル酸1332
g、無水マレイン酸441g、フマル酸522gを仕込
み、N2を流入しながら昇温させた。171℃で反応水
が出始めたが徐々に昇温して215℃で温度を保持し
た。酸価が70になった時点で、2トールに減圧し、こ
の減圧状態を2時間保持したところ、酸価は17となっ
た。得られた不飽和ポリエステルを2500gとり、温
度を150℃まで下げて、スチレンモノマー2130g
およびハイドロキノン0.46gの入ったフラスコに入れ
溶解した。
【0023】参考例 2 参考例1と同じ装置に、プロピレングリコール1436
g、イソフタル酸1195gを仕込み、N2を流入しなが
ら昇温させた。185℃で反応水が出始めたが徐々に昇
温して195℃で温度を保持した。酸価が5になった時
点で、温度を170℃に下げ、フマル酸626gおよび
無水マレイン酸529gを加え、徐々に昇温して215
℃で温度を保持した。酸価が60になった時点で、60
トールに減圧し、この減圧状態を1時間保持したとこ
ろ、酸価は33となった。得られた不飽和ポリエステル
を2500gとり、温度を150℃まで下げて、スチレ
ンモノマー2130gおよびハイドロキノン0.46gの
入ったフラスコに入れ溶解した。
【0024】実施例 6 プロピレングリコールを1505g仕込んだこと以外
は、参考例2と同じ原料および量を仕込んだ。N2を流
入しながら徐々に昇温させ、200℃で温度を保持し
た。酸価が60になった時点で、減圧を開始し、最終的
に1.0トールまで減圧した。この減圧状態を2.5時間
保持したところ、酸価は17となった。得られた不飽和
ポリエステルを2500gとり、温度を150℃まで下
げて、スチレンモノマー2130gおよびハイドロキノ
ン0.46gの入ったフラスコに入れ溶解した。
【0025】実施例 7 実施例6と同じ原料および量を仕込み、同様に反応させ
た。酸価が60になった時点で、テトライソプロピルチ
タネート3.0gを添加し、真空度を最終的に0.5トー
ルまで減圧させ、約200℃の温度で6時間の反応さ
せ、脱グリコール反応を行った。酸価は15となった。
得られた不飽和ポリエステルを2500gとり、温度を
150℃まで下げて、スチレンモノマー2130gおよ
びハイドロキノン0.46gの入ったフラスコに入れ溶解
した。
【0026】実施例 8 参考例1と同じ装置に、ネオペンチルグリコール878
g、プロピレングリコール608g、水素化ビスフェノー
ルA831g、フマル酸2042gを仕込み、N2を流入
しながら昇温させた。154℃で反応水が出始めたが徐
々に昇温して190℃で温度を保持した。酸価が60に
なった時点で、三酸化アンチモン2.5gを添加し、真空
度を最終的に0.5トールまで減圧させ、約190℃の
温度で4時間反応させ、脱グリコール反応を行った。酸
価は11となった。得られた不飽和ポリエステルを25
00gとり、温度を150℃まで下げて、スチレンモノ
マー2130gおよびハイドロキノン0.46gの入った
フラスコに入れ溶解した。
【0027】(耐煮沸水性の測定)上記の各例で得られ
た不飽和ポリエステル樹脂の耐煮沸水性を以下のように
して測定した。その結果を表1に示す。 試料の作成:不飽和ポリエステル樹脂100gに、メチ
ルエチルケトンパーオキシド1.0g、ナフテン酸コバル
ト0.3g、ジメチルアニリン0.03gを添加し、混合後
脱泡して、3mm間隙のガラス板に注入して硬化させた。
その後110℃で2時間、後硬化して、4cm角に切断し
て試料とした。 耐煮沸水性の評価:コンデンサ付の5リットルのフラス
コに、水道水4リットルを入れ、マントルヒータで加温
して沸騰させた。この中にテストピース各3枚を入れて
煮沸した。スタークラックが5個発生するまでの時間を
測定し、耐煮沸水性とした。
【0028】(分子量の測定)なお、数平均分子量およ
び重量平均分子量も併せて測定した。測定方法は、GP
C(カラムはShodex KF-805、803、802(昭和電工社
製)各1本を用いた)により、ポリスチレン換算で計算
範囲は分子量256までとした。その結果も表1に示
す。
【0029】
【表1】
【0030】
【発明の効果】表1に示されるように、本発明の方法に
より、格段に優れた耐煮沸水性を有し且つ低コストであ
る不飽和ポリエステルを製造することができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 α,β−不飽和多塩基酸またはその無水
    物成分および飽和多塩基酸またはその無水物成分と、エ
    チレングリコール、プロピレングリコールおよびジエチ
    レングリコールからなる群から選ばれた少なくとも一種
    を必須成分として含むグリコール成分と、のエステル化
    反応により不飽和ポリエステルを製造する方法におい
    て、該エステル化反応中に酸価が90〜25となった時
    点で、反応系を10トール以下に減圧することを特徴と
    する、不飽和ポリエステルの製造方法。
  2. 【請求項2】 酸価が90〜25となった時点で、脱グ
    リコール反応の触媒を加え、5トール以下に減圧して脱
    グリコール反応を行う、請求項1に記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の製造方法によ
    り得られた不飽和ポリエステルに、これと共重合するモ
    ノマーを配合した不飽和ポリエステル樹脂。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010027282A (ko) * 1999-09-13 2001-04-06 김진득 방향성 단추 및 그 제조방법
CN111925637A (zh) * 2020-07-31 2020-11-13 广东百汇达新材料有限公司 一种用于真空导入的快速固化不饱和聚酯树脂

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