JPH06199760A - O−置換ヒドロキシルアンモニウム塩の製造方法 - Google Patents
O−置換ヒドロキシルアンモニウム塩の製造方法Info
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- JPH06199760A JPH06199760A JP5237929A JP23792993A JPH06199760A JP H06199760 A JPH06199760 A JP H06199760A JP 5237929 A JP5237929 A JP 5237929A JP 23792993 A JP23792993 A JP 23792993A JP H06199760 A JPH06199760 A JP H06199760A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C239/00—Compounds containing nitrogen-to-halogen bonds; Hydroxylamino compounds or ethers or esters thereof
- C07C239/08—Hydroxylamino compounds or their ethers or esters
- C07C239/20—Hydroxylamino compounds or their ethers or esters having oxygen atoms of hydroxylamino groups etherified
Abstract
(57)【要約】
【目的】 標準的な装置でバッチ式に実施することがで
き、低分子量置換基を有するアセトンオキシムエーテル
の製造に適する方法を見出すこと。 【構成】 以下の式1 R−O−NH2 ・HX (1) で表わされ、RがC1 −C5 アルキルを、Xがハロゲン
もしくは硫酸水素塩を意味するO−置換ヒドロキシルア
ンモニウム塩を、以下の式2 【化1】 の対応するアセトンオキシムエーテルと水および鉱酸H
Xとを反応させることにより製造する方法であって、出
発化合物に不活性物質を添加し、反応により生成するア
セトンを、アセトンと共にアセトンオキシムエーテルを
蒸留除去しないように、蒸留除去することを特徴とする
方法。
き、低分子量置換基を有するアセトンオキシムエーテル
の製造に適する方法を見出すこと。 【構成】 以下の式1 R−O−NH2 ・HX (1) で表わされ、RがC1 −C5 アルキルを、Xがハロゲン
もしくは硫酸水素塩を意味するO−置換ヒドロキシルア
ンモニウム塩を、以下の式2 【化1】 の対応するアセトンオキシムエーテルと水および鉱酸H
Xとを反応させることにより製造する方法であって、出
発化合物に不活性物質を添加し、反応により生成するア
セトンを、アセトンと共にアセトンオキシムエーテルを
蒸留除去しないように、蒸留除去することを特徴とする
方法。
Description
【0001】
【技術分野】本発明は以下の式(1) R−O−NH2 ・HX (1) で表わされ、Rが炭素原子数1から5のアルキル、こと
にメチル、エチル、プロピル、1−メチルエチル、ブチ
ル、1−メチルプロピル、1,1−ジメチルプロピル、
ペンチル、1−メチルブチル、2−メチルブチル、3−
メチルブチル、1−エチルプロピルあるいは2−エチル
プロピルを意味するO−置換ヒドロキシルアンモニウム
塩の製造方法に関するものである。
にメチル、エチル、プロピル、1−メチルエチル、ブチ
ル、1−メチルプロピル、1,1−ジメチルプロピル、
ペンチル、1−メチルブチル、2−メチルブチル、3−
メチルブチル、1−エチルプロピルあるいは2−エチル
プロピルを意味するO−置換ヒドロキシルアンモニウム
塩の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来技術】O−置換ヒドロキシルアミンは公知であっ
て、耕作植物保護剤、薬剤あるいはその他ファインケミ
カル製造のための重要な中間生成物である。
て、耕作植物保護剤、薬剤あるいはその他ファインケミ
カル製造のための重要な中間生成物である。
【0003】このO−置換ヒドロキシルアミンの製造方
法は、各種文献から公知であり、これら方法の概要は、
ホウベン/ワイルのメトーデン、デル、オルガニッシェ
ン、ヘミー10.1巻、1186頁に記載されている。
法は、各種文献から公知であり、これら方法の概要は、
ホウベン/ワイルのメトーデン、デル、オルガニッシェ
ン、ヘミー10.1巻、1186頁に記載されている。
【0004】O−置換ヒドロキシルアミンは、O−置換
ベンズアルデヒドオキシム(Ber.dtsch.Ch
em.Ges.16(1883)823におけるペテト
ラチェクらの論稿)、O−置換アルキルヒドロキシメー
ト(同上26(1983)、1567、同上27(19
84)、3350におけるウェルナーらの論稿、米国特
許4965390号明細書)、O−置換ベンゾフェノン
オキシム(同上51(1918)928におけるゼンパ
ーらの論稿)、O−置換ヒドロキサム酸(ヨーロッパ特
許306936号、米国特許5008455号各明細
書)およびO−置換N−ヒドロキシウレタン(Bul
l.Soc.Chem.Fr.〔5〕1958、664
におけるウインテルニッツらの論稿、西独特許3245
503号明細書)を鉱酸で加水分解することにより製造
され得る。
ベンズアルデヒドオキシム(Ber.dtsch.Ch
em.Ges.16(1883)823におけるペテト
ラチェクらの論稿)、O−置換アルキルヒドロキシメー
ト(同上26(1983)、1567、同上27(19
84)、3350におけるウェルナーらの論稿、米国特
許4965390号明細書)、O−置換ベンゾフェノン
オキシム(同上51(1918)928におけるゼンパ
ーらの論稿)、O−置換ヒドロキサム酸(ヨーロッパ特
許306936号、米国特許5008455号各明細
書)およびO−置換N−ヒドロキシウレタン(Bul
l.Soc.Chem.Fr.〔5〕1958、664
におけるウインテルニッツらの論稿、西独特許3245
503号明細書)を鉱酸で加水分解することにより製造
され得る。
【0005】他の方法はヒドロキシルアミン−O−スル
フォン酸とアルコールの反応である(ヨーロッパ特許3
41693号)。
フォン酸とアルコールの反応である(ヨーロッパ特許3
41693号)。
【0006】しかしながら、これら反応は、収率が低
く、加水分解は高温で行わねばならず、さらに当初化合
物および生成物が不安定で高エネルギーのN−O結合を
有し、強烈な分解が生起する安全上の理由から工業的実
施には不適当である。
く、加水分解は高温で行わねばならず、さらに当初化合
物および生成物が不安定で高エネルギーのN−O結合を
有し、強烈な分解が生起する安全上の理由から工業的実
施には不適当である。
【0007】上述方法による製造のための前駆物質は、
多くの場合製造が困難であり、またしばしばN−置換生
成物が混在する。従って、加水分解によりN−およびO
−モノ置換およびN、O−ジ置換ヒドロキシルアミンの
混合物が得られる。
多くの場合製造が困難であり、またしばしばN−置換生
成物が混在する。従って、加水分解によりN−およびO
−モノ置換およびN、O−ジ置換ヒドロキシルアミンの
混合物が得られる。
【0008】そこでO−置換ヒドロキシルアミンの経済
的で、多少とも安全な工業的製造方法が、公知のO−置
換アセトオキシムの加水分解である。
的で、多少とも安全な工業的製造方法が、公知のO−置
換アセトオキシムの加水分解である。
【0009】この前駆物質として必要なアセトオキシム
エーテルは、N−アルキル化生成物の混在のおそれがな
く、高収率で製造され得る。しかもこのアセトオキシム
誘導体は安定である。
エーテルは、N−アルキル化生成物の混在のおそれがな
く、高収率で製造され得る。しかもこのアセトオキシム
誘導体は安定である。
【0010】アセトオキシムエーテルは、塩酸で還流に
より加水分解され得る。ベルンハルトら(Liebig
s.Am.Chem.257(1890)203)は、
50%の収率でベンジルオキシルアミンヒドロクロライ
ドを製造した。ボレクら(J.Am.Chem.So
c.58(1936)2020)は、カルボキシメトキ
シルアミンを50%の収率で合成し、ホランドら(J.
Chem.Soc.1948、182)は、収率に言及
していないがこの方法でジエチルアミノエトキシルアミ
ンを得た。またプロッシーら(ヘテロサイクルズ 20
(1983)839)は、エタノール性塩酸中における
加水分解で3−(2,4,5−トリクロロフェノキシ)
−プロポキシルアミンヒドロクロライドを47%の収率
で得た。公知方法によるこの最終の生成物は不純で再結
晶により精製せねばならず、工業的に使用するためには
余りにも収率が低い。
より加水分解され得る。ベルンハルトら(Liebig
s.Am.Chem.257(1890)203)は、
50%の収率でベンジルオキシルアミンヒドロクロライ
ドを製造した。ボレクら(J.Am.Chem.So
c.58(1936)2020)は、カルボキシメトキ
シルアミンを50%の収率で合成し、ホランドら(J.
Chem.Soc.1948、182)は、収率に言及
していないがこの方法でジエチルアミノエトキシルアミ
ンを得た。またプロッシーら(ヘテロサイクルズ 20
(1983)839)は、エタノール性塩酸中における
加水分解で3−(2,4,5−トリクロロフェノキシ)
−プロポキシルアミンヒドロクロライドを47%の収率
で得た。公知方法によるこの最終の生成物は不純で再結
晶により精製せねばならず、工業的に使用するためには
余りにも収率が低い。
【0011】アセトンオキシムエーテルのO−置換ヒド
ロキシルアミンおよびアセトンへの加水分解は、平衡反
応であって、平衡はオキシムエーテル側にある。
ロキシルアミンおよびアセトンへの加水分解は、平衡反
応であって、平衡はオキシムエーテル側にある。
【0012】この平衡は、平衡状態混合物中に在る生成
物のいずれかを慣用方法で除去することにより、必要な
O−置換ヒドロキシルアミン例にシフトされ得る。混合
物からのアセトンの除去は、蒸留により経済的に行われ
得る。
物のいずれかを慣用方法で除去することにより、必要な
O−置換ヒドロキシルアミン例にシフトされ得る。混合
物からのアセトンの除去は、蒸留により経済的に行われ
得る。
【0013】例えばアセトンオキシム−O−カルボキシ
ルメチルエーテルの塩酸水溶液による加水分解、蒸留に
よるアセトンの除去は、Org、Synth、Col
l、第3巻、172頁に記載されている。この方法によ
る収率は、わずかに66から72%に過ぎず、本発明方
法により製造されるべき混合物を得るためには使用され
得ない。
ルメチルエーテルの塩酸水溶液による加水分解、蒸留に
よるアセトンの除去は、Org、Synth、Col
l、第3巻、172頁に記載されている。この方法によ
る収率は、わずかに66から72%に過ぎず、本発明方
法により製造されるべき混合物を得るためには使用され
得ない。
【0014】低分子量置換基を有するアセトンオキシム
エーテルを鉱酸水溶液で加水分解し、アセトンを蒸留で
除去して平衡のシフトを行うと、アセトンと共にアセト
ンオキシムエーテルも蒸留除去されてしまうからであ
る。
エーテルを鉱酸水溶液で加水分解し、アセトンを蒸留で
除去して平衡のシフトを行うと、アセトンと共にアセト
ンオキシムエーテルも蒸留除去されてしまうからであ
る。
【0015】そこで反応のために著しく過剰量のアセト
ンオキシムエーテルを使用することが必要になるが、蒸
留の間にヒドロキシルアミン塩が分解すると、蒸留残渣
はアンモニウム塩、例えばアンモニウムクロライドを含
有する。
ンオキシムエーテルを使用することが必要になるが、蒸
留の間にヒドロキシルアミン塩が分解すると、蒸留残渣
はアンモニウム塩、例えばアンモニウムクロライドを含
有する。
【0016】西独特許3631071号は、低分子量置
換基を有するアセトンオキシムエーテルにも適する。ア
セトンオキシムエーテルの塩酸による加水分解方法を開
示している。しかしながら、これには複雑で特殊な装置
を必要とし、しかも70−140℃の反応温度は、O−
置換ヒドロキシルアミンの分解温度(約140℃)に近
いので安全性の観点から問題がある。
換基を有するアセトンオキシムエーテルにも適する。ア
セトンオキシムエーテルの塩酸による加水分解方法を開
示している。しかしながら、これには複雑で特殊な装置
を必要とし、しかも70−140℃の反応温度は、O−
置換ヒドロキシルアミンの分解温度(約140℃)に近
いので安全性の観点から問題がある。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の目的
は、標準的な装置でバッチ式に実施することができ、低
分子量置換基を有するアセトンオキシムエーテルの製造
に適する方法を見出すことである。
は、標準的な装置でバッチ式に実施することができ、低
分子量置換基を有するアセトンオキシムエーテルの製造
に適する方法を見出すことである。
【0018】
【課題を解決するための手段】しかるに上述の目的は、
出発化合物に不活性物質を添加し、反応により生成する
アセトンを、アセトンと共にアセトンオキシムエーテル
を蒸留除去しないように、蒸留除去することを特徴とす
る方法により達成されることが本発明者らにより見出さ
れた。
出発化合物に不活性物質を添加し、反応により生成する
アセトンを、アセトンと共にアセトンオキシムエーテル
を蒸留除去しないように、蒸留除去することを特徴とす
る方法により達成されることが本発明者らにより見出さ
れた。
【0019】このような不活性物質の例としては、例え
ばペンタン、ヘキサン、ヘプタン、イソペンタン、イソ
ヘキサン、イソヘプタンのような脂肪族C5 −C12炭化
水素、例えばシクロペンタン、シクロヘキサン、シクロ
ヘプタンのようなC5 −C12脂環式炭化水素、芳香族炭
化水素、例えばトルエン、ベンゼン、o−、m−、p−
キシレンのようなアルキルベンゼン、例えばクロロベン
ゼン、o−、m−、p−ジクロロベンゼンのようなハロ
ベンゼン、アルコキシベンゼン、石英エーテル、ナフタ
などが挙げられる。本発明方法において、低分子量置換
基を有するアセトンオキシムエーテルは、反応混合物か
ら蒸留除去されることがなく、留分はアセトン、添加
物、酸および水の混合物を含有する。
ばペンタン、ヘキサン、ヘプタン、イソペンタン、イソ
ヘキサン、イソヘプタンのような脂肪族C5 −C12炭化
水素、例えばシクロペンタン、シクロヘキサン、シクロ
ヘプタンのようなC5 −C12脂環式炭化水素、芳香族炭
化水素、例えばトルエン、ベンゼン、o−、m−、p−
キシレンのようなアルキルベンゼン、例えばクロロベン
ゼン、o−、m−、p−ジクロロベンゼンのようなハロ
ベンゼン、アルコキシベンゼン、石英エーテル、ナフタ
などが挙げられる。本発明方法において、低分子量置換
基を有するアセトンオキシムエーテルは、反応混合物か
ら蒸留除去されることがなく、留分はアセトン、添加
物、酸および水の混合物を含有する。
【0020】従って、今やアセトンオキシムエーテル
を、そのロスをもたらすことなく、加水分解することが
可能となった。これにより最終生成物の収率も純度も著
しく高くなされ得る。
を、そのロスをもたらすことなく、加水分解することが
可能となった。これにより最終生成物の収率も純度も著
しく高くなされ得る。
【0021】一般的な処理方法は以下の通りである。ま
ずアセトンオキシムエーテル、過剰量の鉱酸および不活
性添加物を混合し、次いでアセトン、不活性添加物、酸
および水の混合物を、留分がもはやアセトンを含まなく
なるまで蒸留除去し、O−置換ヒドロキシルアミンを塩
として、あるいは適当な場合遊離塩基として単離する。
例えば再結晶のような精製はもはや必要ではない。
ずアセトンオキシムエーテル、過剰量の鉱酸および不活
性添加物を混合し、次いでアセトン、不活性添加物、酸
および水の混合物を、留分がもはやアセトンを含まなく
なるまで蒸留除去し、O−置換ヒドロキシルアミンを塩
として、あるいは適当な場合遊離塩基として単離する。
例えば再結晶のような精製はもはや必要ではない。
【0022】反応は一般に0から100℃、ことに40
から80℃で行われる。本発明方法は安全性の理由から
不利となることはない。O−置換ヒドロキシルアミンの
分解温度に対し、反応温度は充分に離れているからであ
る。
から80℃で行われる。本発明方法は安全性の理由から
不利となることはない。O−置換ヒドロキシルアミンの
分解温度に対し、反応温度は充分に離れているからであ
る。
【0023】鉱酸、例えば塩酸、臭化水素酸、沃化水素
酸、硫酸は、一般的に少なくとも当量使用され、通常は
アセトンオキシムエーテルに対して10から500%、
ことに30から100%過剰量で使用される。
酸、硫酸は、一般的に少なくとも当量使用され、通常は
アセトンオキシムエーテルに対して10から500%、
ことに30から100%過剰量で使用される。
【0024】水はアセトンオキシムエーテルに対して1
00倍モル過剰量まで使用され得る。これは反応干与体
でないばかりでなく、溶媒として重要だからである。通
常はアセトンオキシムエーテルに対して、5から100
倍、ことに5−10倍モル過剰量で使用される。
00倍モル過剰量まで使用され得る。これは反応干与体
でないばかりでなく、溶媒として重要だからである。通
常はアセトンオキシムエーテルに対して、5から100
倍、ことに5−10倍モル過剰量で使用される。
【0025】O−置換ヒドロキシルアミンは、その塩の
形態で、あるいはアルカリ金属の添加により遊離塩基と
して単離され得る。
形態で、あるいはアルカリ金属の添加により遊離塩基と
して単離され得る。
【0026】塩として単離する場合には、過剰量の水を
例えば不活性添加物を使用して共沸蒸留により不活性添
加物中分散液をもたらし、これらから濾過により塩が単
離され得る。
例えば不活性添加物を使用して共沸蒸留により不活性添
加物中分散液をもたらし、これらから濾過により塩が単
離され得る。
【0027】O−置換ヒドロキシルアミンを遊離塩基と
して単離する場合には、反応終了後、pH値を約10に
調整し、揮発性のO−置換ヒドロキシルアミンを蒸留分
離し、抽出し、次いで減圧下に蒸散させて単離する。
して単離する場合には、反応終了後、pH値を約10に
調整し、揮発性のO−置換ヒドロキシルアミンを蒸留分
離し、抽出し、次いで減圧下に蒸散させて単離する。
【0028】工業的に実施する場合、例えば時空収率改
善のため、反応は転化完了前に停止するのが好ましい。
この場合、ヒドロキシルアミンではなく、O−置換ヒド
ロキシルアミン塩の形態で単離するのが有利である。こ
の場合、ヒドロキシルアンモニウム塩の除去後、不活性
添加物と共に濾液中に未反応アセトンオキシムエーテル
が存在するからである。この濾液はさらに次の反応に使
用され得る。
善のため、反応は転化完了前に停止するのが好ましい。
この場合、ヒドロキシルアミンではなく、O−置換ヒド
ロキシルアミン塩の形態で単離するのが有利である。こ
の場合、ヒドロキシルアンモニウム塩の除去後、不活性
添加物と共に濾液中に未反応アセトンオキシムエーテル
が存在するからである。この濾液はさらに次の反応に使
用され得る。
【0029】
【実施例】方法1 O−メチルヒドロキシルアミンヒドロクロライドの製造
(添加物なしの加水分解、すなわち対比例) 174g(2モル)のアセトンオキシム−O−メチルエ
ーテルと、296g(3モル)の濃塩酸を、ガラスフラ
スコ中で100℃に加熱し、長さ30cm、直径2.5
cmのカラムに5mmのガラス環状体を充填し、留分が
もはやアセトンを含有しなくなるまで、6の還流比で蒸
留した。
(添加物なしの加水分解、すなわち対比例) 174g(2モル)のアセトンオキシム−O−メチルエ
ーテルと、296g(3モル)の濃塩酸を、ガラスフラ
スコ中で100℃に加熱し、長さ30cm、直径2.5
cmのカラムに5mmのガラス環状体を充填し、留分が
もはやアセトンを含有しなくなるまで、6の還流比で蒸
留した。
【0030】フラスコ内温度は100−110℃とし
た。全留分は、66.4%のアセトン、14%の水およ
び14.8%のアセトンオキシム−O−メチルエーテル
から成る混合物132gを含有し、なお使用したアセト
ンオキシム−O−メチルエーテル15%を含有してい
た。フラスコ内容物を減圧下に蒸散、乾燥処理した。収
率57%、112g(純生成物含有分85%)。1 H−
NMRスペクトルにより生成物が15%のアンモニウム
クロライドを含有することが確認された。融点116−
120℃。
た。全留分は、66.4%のアセトン、14%の水およ
び14.8%のアセトンオキシム−O−メチルエーテル
から成る混合物132gを含有し、なお使用したアセト
ンオキシム−O−メチルエーテル15%を含有してい
た。フラスコ内容物を減圧下に蒸散、乾燥処理した。収
率57%、112g(純生成物含有分85%)。1 H−
NMRスペクトルにより生成物が15%のアンモニウム
クロライドを含有することが確認された。融点116−
120℃。
【0031】方法2 O−メチルヒドロキシルアミンヒドロクロライドの製造
(添加物なしの加水分解、すなわち対比例) 合成は方法1と同様にして、ただし蒸留は250−15
0ミリバールの減圧下に、従ってフラスコ内温度を75
℃として行った。留分は使用したアセトンオキシム−O
−メチルエーテル30%を含有していた。収率70%、
119g。1 H−NMRスペクトルにより生成物はアン
モニウムクロライドを全く含有しないことが確認され
た。融点149−151℃。
(添加物なしの加水分解、すなわち対比例) 合成は方法1と同様にして、ただし蒸留は250−15
0ミリバールの減圧下に、従ってフラスコ内温度を75
℃として行った。留分は使用したアセトンオキシム−O
−メチルエーテル30%を含有していた。収率70%、
119g。1 H−NMRスペクトルにより生成物はアン
モニウムクロライドを全く含有しないことが確認され
た。融点149−151℃。
【0032】実施例1 O−メチルヒドロキシルアミンヒドロクロライドの製造
(添加物を使用した加水分解、本発明実施例) 750ミリリットルのシクロヘキサン、174g(2モ
ル)のアセトンオキシム−O−メチルエーテルおよび2
96g(3モル)の濃塩酸を75℃に加熱し、方法1の
条件下、75−78℃のフラスコ内温度で52−72℃
で蒸留し、2相留分を得た。
(添加物を使用した加水分解、本発明実施例) 750ミリリットルのシクロヘキサン、174g(2モ
ル)のアセトンオキシム−O−メチルエーテルおよび2
96g(3モル)の濃塩酸を75℃に加熱し、方法1の
条件下、75−78℃のフラスコ内温度で52−72℃
で蒸留し、2相留分を得た。
【0033】上方相750gは11.0%のアセトンお
よび89.0%のシクロヘキサンを、下方相119gは
31.3%のアセトン、8.1%のシクロヘキサン、5
3.0%の水および7.7%の塩酸を含有していた。
よび89.0%のシクロヘキサンを、下方相119gは
31.3%のアセトン、8.1%のシクロヘキサン、5
3.0%の水および7.7%の塩酸を含有していた。
【0034】蒸留の間にさらに900ミリリットルのシ
クロヘキサンを添加し、次いでシクロヘキサンで共沸蒸
留することにより水を除去し、この水性留分100gは
3.6%のシクロヘキサン、77.4%の水および1
7.6%の塩酸を含有していた。蒸留残渣を吸引濾別
し、沈澱O−メチルヒドロキシルアミンヒドロクロライ
ドをシクロヘキサンから分離し、乾燥した。収率90
%、生成物150g、融点148−150℃。
クロヘキサンを添加し、次いでシクロヘキサンで共沸蒸
留することにより水を除去し、この水性留分100gは
3.6%のシクロヘキサン、77.4%の水および1
7.6%の塩酸を含有していた。蒸留残渣を吸引濾別
し、沈澱O−メチルヒドロキシルアミンヒドロクロライ
ドをシクロヘキサンから分離し、乾燥した。収率90
%、生成物150g、融点148−150℃。
【0035】元素分析結果 計算値:C 14.38、H 7.24、O 19.1
6、N 16.77、Cl 42.45% 実測値:C 14.4、H 7.3、O 19.2、N
17.0、Cl42.3%実施例2 O−メチルヒドロキシルアミンヒドロクロライドの製造
(添加剤使用の加水分解、本発明実施例) 202g(2モル)のアセトンオキシム−O−エチルエ
ーテルを、実施例1と同様にして反応させ、アセトンオ
キシム−O−メチルエーテルと同様に処理した。収率8
9%、生成物173g、融点110−113℃。
6、N 16.77、Cl 42.45% 実測値:C 14.4、H 7.3、O 19.2、N
17.0、Cl42.3%実施例2 O−メチルヒドロキシルアミンヒドロクロライドの製造
(添加剤使用の加水分解、本発明実施例) 202g(2モル)のアセトンオキシム−O−エチルエ
ーテルを、実施例1と同様にして反応させ、アセトンオ
キシム−O−メチルエーテルと同様に処理した。収率8
9%、生成物173g、融点110−113℃。
【0036】実施例3 O−メチルヒドロキシルアミンヒドロクロライド(添加
剤使用の加水分解、本発明実施例) 174g(2モル)のアセトンオキシム−O−メチルエ
ーテル、296g(3モル)の濃塩酸および593gの
ヘキサンを65℃に加熱し、方法1と同じ条件下に、フ
ラスコ内温度64−65℃、留分温度48−58℃で、
留分がもはやアセトンを含有しなくなるまで蒸留した。
次いで残留する水をヘキサンで共沸蒸留により除去し、
蒸留残渣を吸引濾別して、沈澱O−メチルヒドロキシル
アミンヒドロクロライドをヘキサンから分離し、この固
体分を乾燥した。収率80%、生成物113g、融点1
48−151℃。
剤使用の加水分解、本発明実施例) 174g(2モル)のアセトンオキシム−O−メチルエ
ーテル、296g(3モル)の濃塩酸および593gの
ヘキサンを65℃に加熱し、方法1と同じ条件下に、フ
ラスコ内温度64−65℃、留分温度48−58℃で、
留分がもはやアセトンを含有しなくなるまで蒸留した。
次いで残留する水をヘキサンで共沸蒸留により除去し、
蒸留残渣を吸引濾別して、沈澱O−メチルヒドロキシル
アミンヒドロクロライドをヘキサンから分離し、この固
体分を乾燥した。収率80%、生成物113g、融点1
48−151℃。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エルンスト、ブッシュマン ドイツ連邦共和国、6700、ルートヴィヒス ハーフェン、ゲオルク−ルートヴィヒ−ク レープス−シュトラーセ、10 (72)発明者 ミヒャエル、カイル ドイツ連邦共和国、6713、フラインスハイ ム、フォンターネシュトラーセ、4 (72)発明者 ノルベルト、ゲツ ドイツ連邦共和国、6520、ヴォルムス、 1、シェファーシュトラーセ、25 (72)発明者 ホルスト、ハルトマン ドイツ連邦共和国、6737、ベール−イゲル ハイム、リンデンシュトラーセ、45
Claims (1)
- 【請求項1】 以下の式1 R−O−NH2 ・HX (1) で表わされ、RがC1 −C5 アルキルを、Xがハロゲン
もしくは硫酸水素塩を意味するO−置換ヒドロキシルア
ンモニウム塩を、以下の式2 【化1】 の対応するアセトンオキシムエーテルと水および鉱酸H
Xとを反応させることにより製造する方法であって、出
発化合物に不活性物質を添加し、反応により生成するア
セトンを、アセトンと共にアセトンオキシムエーテルを
蒸留除去しないように、蒸留除去することを特徴とする
方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002539188A (ja) * | 1999-03-15 | 2002-11-19 | ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト | 塩酸メトキシアミンの連続製造方法 |
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- 1993-09-25 AT AT93115521T patent/ATE141911T1/de not_active IP Right Cessation
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- 1993-10-04 HU HU9302798A patent/HU211452B/hu not_active IP Right Cessation
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1996
- 1996-09-18 GR GR960402429T patent/GR3021061T3/el unknown
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002539188A (ja) * | 1999-03-15 | 2002-11-19 | ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト | 塩酸メトキシアミンの連続製造方法 |
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