JPH0619851Y2 - 2部材の回転連結装置 - Google Patents
2部材の回転連結装置Info
- Publication number
- JPH0619851Y2 JPH0619851Y2 JP15758388U JP15758388U JPH0619851Y2 JP H0619851 Y2 JPH0619851 Y2 JP H0619851Y2 JP 15758388 U JP15758388 U JP 15758388U JP 15758388 U JP15758388 U JP 15758388U JP H0619851 Y2 JPH0619851 Y2 JP H0619851Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bracket
- bolt
- bearing
- inner ring
- tilt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Steering Controls (AREA)
- Pivots And Pivotal Connections (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、たとえば自動車のチルトステアリング装置
において、車体に固定される固定ブラケットと、チルト
ブラケットとを回動自在に連結する装置に関する。
において、車体に固定される固定ブラケットと、チルト
ブラケットとを回動自在に連結する装置に関する。
従来の技術 従来、固定ブラケットと、チルトブラケットとの回転連
結装置としては、第2図に示すものが知られている。自
動車のチルトステアリング装置における車体に固定され
る固定ブラケット(10)と、チルトブラケット(11)との連
結部分を示す第2図において、従来の両ブラケット(10)
(11)の回転連結装置は、チルトブラケット(11)に形成さ
れた穴(12)に嵌められる玉軸受(13)と、固定ブラケット
(10)に形成された穴(14)および軸受(13)の内輪(13a)を
貫通するボルト(15)と、ボルト(15)のおねじ部(15a)に
ねじ嵌められるナット(16)とよりなる。ボルト(15)の頭
部(15b)とおねじ部(15a)との間には、固定ブラケット(1
0)に形成された穴(14)内に密に挿入される大径軸部(15
c)が設けられている。大径軸部(15c)の長さは、固定ブ
ラケット(10)の肉厚と等しいか、またはこれよりも小さ
くなされている。ナット(16)の固定ブラケット(10)側に
は、軸受(13)の内輪(13a)内に嵌まる円形軸部(16a)が一
体的に設けられており、この円形軸部(16a)が軸受(13)
の内輪(13a)内に嵌め入れられることにより、チルトブ
ラケット(11)の回転中心の芯出しがなされている。固定
ブラケット(10)と、軸受(13)の内輪(13a)との間には、
シム(17)が介在させられている。そして、ボルト(15)の
頭部(15b)とナット(16)によって軸受(13)の内輪(13a)と
固定ブラケット(10)とが締め付けられている。
結装置としては、第2図に示すものが知られている。自
動車のチルトステアリング装置における車体に固定され
る固定ブラケット(10)と、チルトブラケット(11)との連
結部分を示す第2図において、従来の両ブラケット(10)
(11)の回転連結装置は、チルトブラケット(11)に形成さ
れた穴(12)に嵌められる玉軸受(13)と、固定ブラケット
(10)に形成された穴(14)および軸受(13)の内輪(13a)を
貫通するボルト(15)と、ボルト(15)のおねじ部(15a)に
ねじ嵌められるナット(16)とよりなる。ボルト(15)の頭
部(15b)とおねじ部(15a)との間には、固定ブラケット(1
0)に形成された穴(14)内に密に挿入される大径軸部(15
c)が設けられている。大径軸部(15c)の長さは、固定ブ
ラケット(10)の肉厚と等しいか、またはこれよりも小さ
くなされている。ナット(16)の固定ブラケット(10)側に
は、軸受(13)の内輪(13a)内に嵌まる円形軸部(16a)が一
体的に設けられており、この円形軸部(16a)が軸受(13)
の内輪(13a)内に嵌め入れられることにより、チルトブ
ラケット(11)の回転中心の芯出しがなされている。固定
ブラケット(10)と、軸受(13)の内輪(13a)との間には、
シム(17)が介在させられている。そして、ボルト(15)の
頭部(15b)とナット(16)によって軸受(13)の内輪(13a)と
固定ブラケット(10)とが締め付けられている。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、従来の装置では、チルトブラケット(11)
が固定ブラケット(10)に対して回動するさいには、ボル
ト(15)およびナット(16)のねじ山に大きな力が加わり、
フランクが摩耗して締め付けが緩むことがあった。
が固定ブラケット(10)に対して回動するさいには、ボル
ト(15)およびナット(16)のねじ山に大きな力が加わり、
フランクが摩耗して締め付けが緩むことがあった。
この考案の目的は、上記問題を解決した2部材の回転連
結装置を提供することにある。
結装置を提供することにある。
課題を解決するための手段 この考案による2部材の回転連結装置は、 一方の部材に形成された穴に嵌められるころがり軸受
と、他方の部材に形成された穴および軸受の内輪を貫通
するボルトと、ボルトのおねじ部にねじ嵌められるナッ
トとよりなる2部材の回転連結装置において、 ボルトの頭部とおねじ部との間に、軸受の内輪内に密に
挿入される大径軸部が設けられ、ボルト頭部およびナッ
トによって軸受の内輪と他方の部材とが固定されるもの
である。
と、他方の部材に形成された穴および軸受の内輪を貫通
するボルトと、ボルトのおねじ部にねじ嵌められるナッ
トとよりなる2部材の回転連結装置において、 ボルトの頭部とおねじ部との間に、軸受の内輪内に密に
挿入される大径軸部が設けられ、ボルト頭部およびナッ
トによって軸受の内輪と他方の部材とが固定されるもの
である。
作用 上記のように構成されていると、チルトブラケットが固
定ブラケットに対して回動するさいに加わる力は大径軸
部によって受けられ、ボルトおよびナットのねじ山に大
きな力が加わることはない。
定ブラケットに対して回動するさいに加わる力は大径軸
部によって受けられ、ボルトおよびナットのねじ山に大
きな力が加わることはない。
実施例 以下、この考案の1実施例について、第1図を参照して
説明する。第1図において、第2図に示すものと同一物
および同一部分には同一符号を付す。
説明する。第1図において、第2図に示すものと同一物
および同一部分には同一符号を付す。
第2図と同様に、固定ブラケット(10)(第1の部材)
と、チルトブラケット(11)(第2の部材)との連結部分
を示す第1図において、図示は省略したが、固定ブラケ
ット(10)には、ロアコラムを介してロアステアリングシ
ャフトが支持され、チルトブラケット(11)には、アッパ
コラムを介してアッパステアリングシャフトが支持され
ている。そして、アッパステアリングシャフトの上端に
ステアリングホイールが取付けられている。
と、チルトブラケット(11)(第2の部材)との連結部分
を示す第1図において、図示は省略したが、固定ブラケ
ット(10)には、ロアコラムを介してロアステアリングシ
ャフトが支持され、チルトブラケット(11)には、アッパ
コラムを介してアッパステアリングシャフトが支持され
ている。そして、アッパステアリングシャフトの上端に
ステアリングホイールが取付けられている。
固定ブラケット(10)側から、固定ブラケット(10)の穴(1
4)、およびチルトブラケット(11)の穴(12)に嵌められた
玉軸受(1)の内輪(1a)を貫通するように固定ブラケット
(10)側から通されたボルト(2)におけるおねじ部(2a)と
頭部(2b)との間に、固定ブラケット(10)の肉厚よりも長
い大径軸部(2c)が設けられている。大径軸部(2c)は、固
定ブラケット(10)の穴(14)および軸受(1)の内輪(1a)内
に密に挿入されている。また、軸受(1)の内輪(1a)の幅
は外輪(1b)の幅よりも大きく、固定ブラケット(10)側の
縁部が外輪(1b)よりも突出しており、この突出縁部(3)
が固定ブラケット(10)に当接して、シムの代わりとなっ
ている。
4)、およびチルトブラケット(11)の穴(12)に嵌められた
玉軸受(1)の内輪(1a)を貫通するように固定ブラケット
(10)側から通されたボルト(2)におけるおねじ部(2a)と
頭部(2b)との間に、固定ブラケット(10)の肉厚よりも長
い大径軸部(2c)が設けられている。大径軸部(2c)は、固
定ブラケット(10)の穴(14)および軸受(1)の内輪(1a)内
に密に挿入されている。また、軸受(1)の内輪(1a)の幅
は外輪(1b)の幅よりも大きく、固定ブラケット(10)側の
縁部が外輪(1b)よりも突出しており、この突出縁部(3)
が固定ブラケット(10)に当接して、シムの代わりとなっ
ている。
チルトブラケット(11)が固定ブラケット(10)に対して回
動するさいに加わる力は大径軸部(2c)によって受けられ
る。また、チルトブラケット(11)と固定ブラケット(10)
との間の面圧は、軸受(1)の内輪(1a)の突出縁(3)により
逃がされる。
動するさいに加わる力は大径軸部(2c)によって受けられ
る。また、チルトブラケット(11)と固定ブラケット(10)
との間の面圧は、軸受(1)の内輪(1a)の突出縁(3)により
逃がされる。
なお、この実施例においては、チルトブラケット(11)の
回転中心の芯出は、ボルト(2)の大径軸部(2c)を軸受(1)
の内輪(1a)内に嵌め入れることにより行うことができる
ので、ナット(16)の円形軸部(16a)は必ずしも必要とし
ない。
回転中心の芯出は、ボルト(2)の大径軸部(2c)を軸受(1)
の内輪(1a)内に嵌め入れることにより行うことができる
ので、ナット(16)の円形軸部(16a)は必ずしも必要とし
ない。
上記実施例においては、ボルト(2)は固定ブラケット(1
0)側から通されているが、その反対にチルトブラケット
(11)側から通されてもよい。
0)側から通されているが、その反対にチルトブラケット
(11)側から通されてもよい。
また、上記実施例においては、軸受(1)の内輪(1a)が、
外輪(1b)よりも固定ブラケット(10)側に突出し、この突
出縁(3)が固定ブラケット(10)に当接することによりチ
ルトブラケット(11)と固定ブラケット(10)との間の面圧
が逃がされているが、内輪(1a)と外輪(1b)との幅を等し
くし、内輪(1a)と固定ブラケット(10)との間にシムを介
在させておいてもよい。
外輪(1b)よりも固定ブラケット(10)側に突出し、この突
出縁(3)が固定ブラケット(10)に当接することによりチ
ルトブラケット(11)と固定ブラケット(10)との間の面圧
が逃がされているが、内輪(1a)と外輪(1b)との幅を等し
くし、内輪(1a)と固定ブラケット(10)との間にシムを介
在させておいてもよい。
さらに、上記実施例は、この考案の2部材の回転連結装
置が、自動車のチルトステアリング装置における固定ブ
ラケット(10)とチルトブラケット(11)との連結に適用さ
れている場合を示すものであるが、これに限るものでは
なく、他の部材の連結にも適用し得る。
置が、自動車のチルトステアリング装置における固定ブ
ラケット(10)とチルトブラケット(11)との連結に適用さ
れている場合を示すものであるが、これに限るものでは
なく、他の部材の連結にも適用し得る。
考案の効果 この考案の2部材の回転連結装置によれば、2つの部材
が互いに回転するさいに加わる力は大径軸部によって受
けられるので、ボルトおよびナットのねじ山に大きな力
が加わることはない。したがって、フランクが摩耗する
ことによる締め付けの緩みが防止される。しかも、2部
材の連結部の剛性が、従来のものに比べて大きくなる
が互いに回転するさいに加わる力は大径軸部によって受
けられるので、ボルトおよびナットのねじ山に大きな力
が加わることはない。したがって、フランクが摩耗する
ことによる締め付けの緩みが防止される。しかも、2部
材の連結部の剛性が、従来のものに比べて大きくなる
第1図はこの考案の実施例を示し、自動車のチルトステ
アリング装置における車体に固定される固定ブラケット
と、チルトブラケットとの連結部分の部分拡大水平断面
図、第2図は従来例を示す第1図相当の図である。 (1)……玉軸受、(1a)……内輪、(2)……ボルト、(10)…
…固定ブラケット(第1の部材)、(11)……チルトブラ
ケット(第2の部材)、(12)……チルトブラケットの
穴、(14)……固定ブラケットの穴、(16)……ナット。
アリング装置における車体に固定される固定ブラケット
と、チルトブラケットとの連結部分の部分拡大水平断面
図、第2図は従来例を示す第1図相当の図である。 (1)……玉軸受、(1a)……内輪、(2)……ボルト、(10)…
…固定ブラケット(第1の部材)、(11)……チルトブラ
ケット(第2の部材)、(12)……チルトブラケットの
穴、(14)……固定ブラケットの穴、(16)……ナット。
Claims (1)
- 【請求項1】一方の部材に形成された穴に嵌められるこ
ろがり軸受と、他方の部材に形成された穴および軸受の
内輪を貫通するボルトと、ボルトのおねじ部にねじ嵌め
られるナットとよりなる2部材の回転連結装置におい
て、 ボルトの頭部とおねじ部との間に、他方の部材に形成さ
れた穴および軸受の内輪内に密に挿入される大径軸部が
設けられ、ボルト頭部およびナットによって軸受の内輪
と他方の部材とが固定される2部材の回転連結装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15758388U JPH0619851Y2 (ja) | 1988-12-01 | 1988-12-01 | 2部材の回転連結装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15758388U JPH0619851Y2 (ja) | 1988-12-01 | 1988-12-01 | 2部材の回転連結装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0277315U JPH0277315U (ja) | 1990-06-13 |
JPH0619851Y2 true JPH0619851Y2 (ja) | 1994-05-25 |
Family
ID=31437151
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15758388U Expired - Lifetime JPH0619851Y2 (ja) | 1988-12-01 | 1988-12-01 | 2部材の回転連結装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0619851Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-12-01 JP JP15758388U patent/JPH0619851Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0277315U (ja) | 1990-06-13 |
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