JPS6121610Y2 - - Google Patents

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JPS6121610Y2
JPS6121610Y2 JP18938680U JP18938680U JPS6121610Y2 JP S6121610 Y2 JPS6121610 Y2 JP S6121610Y2 JP 18938680 U JP18938680 U JP 18938680U JP 18938680 U JP18938680 U JP 18938680U JP S6121610 Y2 JPS6121610 Y2 JP S6121610Y2
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adjustment bolt
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、例えば自動車のボールねじ式ステ
アリング機構におけるセクタシヤフトの軸受構造
でみられるようにアンギユラベアングの予圧調整
機構に関するものである。
一般に、この種のアンギユラベアング予圧調整
は、上記のボールねじ式ステアリング機構を例に
とつた場合、セクタシヤフトの端部に相対回転可
能に連結された調整ボルトを、アンギユラベアリ
ングのレース部材にねじ込み、この調整ボルトの
ねじ込み量の調整によつて上記セクタシヤフトに
引つ張り力を与えることで行つている。そして、
その後上記レース部材の外側から上記調整ボルト
にロツクナツトを締めつけることで、セクタシヤ
フトとアンギユラベアリングのレース部材とをロ
ツク状態に保持している。この場合の現象を第4
図、第5図によつて説明すると、アンギユラベア
リングの予圧調整時における調整ボルト107に
は、第4図の矢印F方向の荷重が作用し、このボ
ルト107にロツクナツト114を締めつけた状
態での調整ボルト107には第5図の矢印F′で
示すように逆方向の荷重が作用する。このため、
調整ボルト107とレース部材110とのねじ部
は、ロツクナツト114の締めつけに伴つて第4
図の状態から第5図の状態に変化し、その結果、
第4図の状態で調整したアンギユラベアリングの
予圧設定値が変化(増大)し、この予圧を所望の
値に設定することが困難となつている。
このような従来の事情にかんがみて、本考案
は、調整ボルトによつてアンギユラベアリングに
予圧調整を行つた後のロツク時における予圧設定
値の変化を抑えることができる予圧調整機構の提
供を、その目的とするものである。
次に、本考案の構成を、図面で示す実施例に従
つて詳細に説明する。
まず、自動車用のボールねじ式ステアリング機
構の一部を断面で表した第1図において、ギヤハ
ウジング1の内部にはセクタシヤツト2が、通常
よく知られているように一対のローラベアリング
4(図面では一方のベアリングのみ示している)
によつて回転可能に組み込まれている。このセク
タシヤフト2の一部には、ウオームシヤフト5の
ウオームナツト6とかみ合うセクタが一体に形成
されている。つまり、ステアリングホイール(図
示しない)の回転操作に連動してウオームシヤフ
ト5が回転し、このウオームシヤフト5の回転に
伴うウオームナツト6の軸方向の動作により、セ
クタ3を通じてセクタシヤフト2が回転駆動され
るのである。
さて、上記のセクタシヤフト2の一部(図示の
上端部)はギヤハウジング1に対し、後述するア
ンギユラベアリング11によつて支持される構造
となつている。そこで、その構造について詳述す
ると、セクタシヤフト2には、ギヤハウジング1
内への組み込みに先立ち、アンギユラベアリング
11を介して、そのレース部材10が組みつけら
れている。また、セクタシヤフト2の上端には調
整ボルト7の頭部7aがカプセル8により、互い
に相対回転可能に連結されている。すなわち、調
整ボルト7はカプセル8の底(図示上面)にあけ
た孔に対し、このカプセル8の内部側からカラー
9を介在して挿通され、かつこの状態のカプセル
8をセクタシヤフト2の一部にかしめつけ、これ
によつてシヤフト2と調整ボルト7との連結を図
つている。なお、上記レース部材10はカツプ状
に形成されており、その底部(図示上面部)の中
心にはねじ孔12が形成されている。そして、こ
のねじ孔12には上記の調整ボルト7がねじ込ま
れるのである。
そこで、上記アンギユラベアリング11の予圧
(ブレロード)調整について説明すると、上記レ
ース部材10のねじ孔12に対する調整ボルト7
のねじ込み量を増加(第1図の上方へ移動)させ
ることにより、セクタシヤフト2がレース部材1
0に対し、カプセル8を通じて上方へ引つ張られ
る。この結果、上記アンギユラベアリング11に
対する予圧が調整(増加)される。この予圧調整
後において、調整ボルト7は、その先端(上端)
が上記ねじ孔12からレース部材10の外に突出
することなく、このねじ孔12の中のほぼ中間よ
り下の部分に収まつている。
そして、予圧を設定した後はレース部材10の
外側から上記のねじ孔12に対し、ロツク用のボ
ルト14をねじ込む。その結果、調整ボルト7と
ロツク用ボルト14との互いの先端が当接し、ロ
ツク用ボルト14のねじ込みを増すことで調整ボ
ルト7は第1図の下方への押圧力を受ける。これ
によつてレース部材10に対する調整ボルト7の
ロツクがなされる。なお、ロツク用ボルト14
は、その外観形状を斜視図で表わした第2図から
も明らかなように、その軸芯部に貫通孔16があ
けられるとともに、通常のボルトと同様り六角状
の頭部15を有している。そこで、このロツク用
ボルト14のねじ込みに際しては、その貫通孔1
6を通じて調整ボルト7の端面に形成されている
溝7bにマイナスドライバー等(図示しない)を
係合させて調整ボルト7のまわり止めをなし、ロ
ツク用ボルト14の頭部15をスパナ等でまわす
のである。
さて、この実施例において上記アンギユラベア
リング11の予圧調整時に調整ボルト7に作用す
る荷重は、先に述べた従来の場合と同様に第6図
の矢印F方向に作用する。また、この予圧調整後
に前記ロツク用ボルト14を締めつけた状態にお
いても、調整ボルトに作用する荷重はやはり矢印
Fの方向であり、予圧調整時と同様である。この
ため、ロツク操作に伴つて第4図から第5図で示
すような変化が起こらず、アンギユラベアリング
11の予圧設定値は初期の状態に保持される。
このように、セクタシヤフト2に対し、アンギ
ユラベアリング11の予圧を設定した状態で、そ
のレース部材10を組みつけた後、このセクタシ
ヤフト2をギヤハウジング1の中に組み込む。次
にセクタエンド17を、レース部材10の外周に
形成した雄ねじ10aに螺合させた状態でギヤハ
ウジング1の上面口部に組みつけ、ボルト18に
よつて固定する。この状態でレース部材10を、
その上面に形成した治具孔13を利用して締めつ
け、セクタ3とウオームナツト6との予圧を調整
した後、レース部材10の雄ねじ10aにスクリ
ユーロツクナツト19を締めつけてロツクする。
なお、前記ロツク用ボルト14は、第3図で示
すように、その頭部を無くし、上面に締めつけ用
の治具孔20を形成したものを用いてもよい。
以上のように本考案は、アンギユラベアリング
の予圧調整時に調整ボルトに加わる荷重の方向
と、ロツク用ボルトを締めつけたときに調整ボル
トに加わる荷重の方向とが同一方向となるように
構成したことにより、ロツク時にアンギユラベア
リングの予圧設定値が変化することを抑え、この
予圧設定値を適正に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図はボール
ねじ式ステアリング機構の一を表した断面図、第
2図はロツク用ボルトの外観斜視図、第3図は異
なる形状のロツク用ボルトを表した外観斜視図、
第4図および第5図は従来の調整ボルトの予圧調
整時とロツク時との状態をそれぞれ表した部分拡
大断面図、第6図は本実施例の調整ボルトのロツ
ク状態を第5図と対応して表した断面図である。 2……セクタシヤフト、7……調整ボルト、1
0……レース部材、11……アンギユラベアリン
グ、4……ロツク用ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハウジング側に取りつけられるレース部材に対
    し、アンギユラベアングによつて回転可能に支持
    されたシヤツトと、このシヤツトの端部に対し相
    対回転可能に連結され、かつ前記レース部材の軸
    芯部に外部へ貫通させて形成したねじ孔にねじ込
    まれる調整ボルトと、このねじ孔に対する調整ボ
    ルトのねじ込み量の調整によつて前記シヤフトに
    引つ張り力を与えることで、前記アンギユラベア
    リングの予圧調整を行う構造のものにおいて、前
    記予圧調整状態での調整ボルトを、その端面がレ
    ース部材のねじ孔の中に収まる長さに設定すると
    ともに、このねじ孔に対してレース部材の外側か
    らロツク用ボルトを、調整ボルトの端面に当接さ
    せた状態にねじ込んだことを特徴とするアンギユ
    ラベアングの予圧調整機構。
JP18938680U 1980-12-29 1980-12-29 Expired JPS6121610Y2 (ja)

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JP18938680U JPS6121610Y2 (ja) 1980-12-29 1980-12-29

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Publication Number Publication Date
JPS57112128U JPS57112128U (ja) 1982-07-10
JPS6121610Y2 true JPS6121610Y2 (ja) 1986-06-28

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ID=29993481

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JP18938680U Expired JPS6121610Y2 (ja) 1980-12-29 1980-12-29

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JPS57112128U (ja) 1982-07-10

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