JPH0338002Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0338002Y2 JPH0338002Y2 JP1984016237U JP1623784U JPH0338002Y2 JP H0338002 Y2 JPH0338002 Y2 JP H0338002Y2 JP 1984016237 U JP1984016237 U JP 1984016237U JP 1623784 U JP1623784 U JP 1623784U JP H0338002 Y2 JPH0338002 Y2 JP H0338002Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wheel hub
- tapered surface
- spindle
- washer
- dish
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims 2
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Bolts, Nuts, And Washers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、アクスルシヤフトの先端のスピンド
ルに取付けられるホイールハブの締め付け構造に
関するものである。
ルに取付けられるホイールハブの締め付け構造に
関するものである。
(従来技術)
ホイールハブの取付構造として、第1図に示す
ように、テーパコーン状の締め付けリング1を軸
方向内向きに喰い込ませた状態でナツト2により
締め付けることにより、アクスルシヤフトのスピ
ンドル3にセレーシヨン嵌合されるホイールハブ
4を軸方向に固定して取付けるようにしたものが
知られている(実開昭56−77405号公報)。
ように、テーパコーン状の締め付けリング1を軸
方向内向きに喰い込ませた状態でナツト2により
締め付けることにより、アクスルシヤフトのスピ
ンドル3にセレーシヨン嵌合されるホイールハブ
4を軸方向に固定して取付けるようにしたものが
知られている(実開昭56−77405号公報)。
この構造では、テーパコーン状の締め付けリン
グ1がホイールハブ4を押し拡げるように作用す
るため、ホイールハブ4とスピンドル3との間の
セレーシヨンガタが増大し、セレーシヨンの噛み
合いが減少して異音が発生し、また、通常鋳物製
であるホイールハブ4の強度が不足してセレーシ
ヨン歯の破損を招来するといつた不具合があり、
さらに、テーパコーン状の締め付けリング1がホ
イールハブ4に喰い付いて取外しが困難となると
いつたサービス上の問題もあつた。
グ1がホイールハブ4を押し拡げるように作用す
るため、ホイールハブ4とスピンドル3との間の
セレーシヨンガタが増大し、セレーシヨンの噛み
合いが減少して異音が発生し、また、通常鋳物製
であるホイールハブ4の強度が不足してセレーシ
ヨン歯の破損を招来するといつた不具合があり、
さらに、テーパコーン状の締め付けリング1がホ
イールハブ4に喰い付いて取外しが困難となると
いつたサービス上の問題もあつた。
(考案の目的)
本考案の目的は、ホイールハブとスピンドルと
の間のセレーシヨン結合をより強化することがで
き、ホイールハブの取外しも容易なホイールハブ
の取付構造を提供することである。
の間のセレーシヨン結合をより強化することがで
き、ホイールハブの取外しも容易なホイールハブ
の取付構造を提供することである。
(考案の構成)
このため本考案は、アクスルシヤフト先端のス
ピンドルがナツクルアームに設けた軸受により回
転自在に軸受され、スピンドルの上記軸受より軸
方向外側の部分にはホイールハブがセレーシヨン
嵌合され、該ホイールハブはワツシヤを介してス
ピンドル先端側から螺合されたナツトにより上記
軸受との間に締付けられる自動車のホイールハブ
の取付構造において、上記ホイールハブの外壁面
にはスピンドルを囲むテーパ面が形成され、該テ
ーパ面は内周部が外周部に対して軸方向外側に突
出するテーパ面として形成されており、上記ワツ
シヤは、ホイールハブのテーパ面に当接するテー
パ面が内側に形成された皿状ワツシヤであつて、
該皿状ワツシヤのテーパ面はホイールハブ面のテ
ーパ面のテーパ角より小さいテーパ角に形成され
ており、上記ナツトにより皿状ワツシヤを介して
ホイールハブが締め付けられた状態でホイールハ
ブは軸方向内向き及び径方向内向きの両方向に締
付力を受けて固定されていることを特徴とする自
動車のホイールハブ取付構造を提供するものであ
る。
ピンドルがナツクルアームに設けた軸受により回
転自在に軸受され、スピンドルの上記軸受より軸
方向外側の部分にはホイールハブがセレーシヨン
嵌合され、該ホイールハブはワツシヤを介してス
ピンドル先端側から螺合されたナツトにより上記
軸受との間に締付けられる自動車のホイールハブ
の取付構造において、上記ホイールハブの外壁面
にはスピンドルを囲むテーパ面が形成され、該テ
ーパ面は内周部が外周部に対して軸方向外側に突
出するテーパ面として形成されており、上記ワツ
シヤは、ホイールハブのテーパ面に当接するテー
パ面が内側に形成された皿状ワツシヤであつて、
該皿状ワツシヤのテーパ面はホイールハブ面のテ
ーパ面のテーパ角より小さいテーパ角に形成され
ており、上記ナツトにより皿状ワツシヤを介して
ホイールハブが締め付けられた状態でホイールハ
ブは軸方向内向き及び径方向内向きの両方向に締
付力を受けて固定されていることを特徴とする自
動車のホイールハブ取付構造を提供するものであ
る。
(考案の効果)
本考案によれば、テーパ角の小さい皿状ワツシ
ヤでホイールハブの軸方向外向きに突出したテー
パ面を締め付けるようにし、軸方向内向きのみな
らず径方向内向きにハブ部が締め付けられるた
め、簡単な構造でありながら、ホイールハブとス
ピンドルとのセレーシヨン結合強度が向上し、ガ
タに起因する異音の発生を防止することができ、
タイヤ側からの旋回荷重にも強い構造とすること
ができる。また、皿状ワツシヤはスピンドル側に
喰い込むこともないのでホイールハブの取外しも
容易となり、サービス性も向上する。
ヤでホイールハブの軸方向外向きに突出したテー
パ面を締め付けるようにし、軸方向内向きのみな
らず径方向内向きにハブ部が締め付けられるた
め、簡単な構造でありながら、ホイールハブとス
ピンドルとのセレーシヨン結合強度が向上し、ガ
タに起因する異音の発生を防止することができ、
タイヤ側からの旋回荷重にも強い構造とすること
ができる。また、皿状ワツシヤはスピンドル側に
喰い込むこともないのでホイールハブの取外しも
容易となり、サービス性も向上する。
(実施例)
以下、本考案の実施例を第2図および第3図に
より具体的に説明する。
より具体的に説明する。
第2図に示すように、アクスルシヤフト10先
端のスピンドル11は、サスペンシヨン12によ
つて車体に支持されたナツクルアーム13に装着
したベアリング14により回転自在に軸受されて
いる。
端のスピンドル11は、サスペンシヨン12によ
つて車体に支持されたナツクルアーム13に装着
したベアリング14により回転自在に軸受されて
いる。
上記スピンドル11の軸受部の先端側には、セ
レーシヨンが刻設されており、このセレーシヨン
部11aには、ホイールハブ15がセレーシヨン
嵌合され、外側から皿状ワツシヤ16を介してロ
ツクナツト17により締付けることにより、ホイ
ールハブ15がスピンドル11にセレーシヨン結
合した状態で軸方向に固定される。
レーシヨンが刻設されており、このセレーシヨン
部11aには、ホイールハブ15がセレーシヨン
嵌合され、外側から皿状ワツシヤ16を介してロ
ツクナツト17により締付けることにより、ホイ
ールハブ15がスピンドル11にセレーシヨン結
合した状態で軸方向に固定される。
このホイールハブ15には、タイヤ18を支持
するホイール19がハブボルト20により結合固
定されており、アクスルシヤフト10の駆動でタ
イヤ18は回転駆動され、ナツクルアーム13の
下部に連結されたタイロツド21がステアリング
ハンドル(図示せず)の操作により作動されると
操舵され、またホイールハブ15に一体に形成し
たブレーキデイスク22はブレーキ装置23の作
動でブレーキパツド24により制動されるように
なつている。
するホイール19がハブボルト20により結合固
定されており、アクスルシヤフト10の駆動でタ
イヤ18は回転駆動され、ナツクルアーム13の
下部に連結されたタイロツド21がステアリング
ハンドル(図示せず)の操作により作動されると
操舵され、またホイールハブ15に一体に形成し
たブレーキデイスク22はブレーキ装置23の作
動でブレーキパツド24により制動されるように
なつている。
上記ホイールハブ15の外壁面15Aには、軸
方向外向きに突出したリブ25によつてホイール
19との嵌合部が形成され、このリブ25の内側
には、3図に示すように、テーパ面26が形成さ
れている。
方向外向きに突出したリブ25によつてホイール
19との嵌合部が形成され、このリブ25の内側
には、3図に示すように、テーパ面26が形成さ
れている。
このテーパ面26は、内周部が外向きに突出
し、外周部に向けてコーン状に拡がつたテーパ面
として形成されている。このホイールハブ15の
テーパ面26に当接する皿状ワツシヤ16には、
このテーパ面26に軸方向外側から嵌合するテー
パ面27が形成されている。
し、外周部に向けてコーン状に拡がつたテーパ面
として形成されている。このホイールハブ15の
テーパ面26に当接する皿状ワツシヤ16には、
このテーパ面26に軸方向外側から嵌合するテー
パ面27が形成されている。
このテーパ面27は、第3図に示すように、自
然状態では、ホイールハブ15のテーパ面26の
テーパ角αに比して適当に小さいテーパ角βを有
するように形成されている。このため、ロツクナ
ツト17を締め付けていくと皿状ワツシヤ16
は、ホイールハブ15のテーパ面26に密着する
ように弾性変形され、その反力でホイールハブ1
5のテーパ面26を半径方向内向きに締め付け
る。
然状態では、ホイールハブ15のテーパ面26の
テーパ角αに比して適当に小さいテーパ角βを有
するように形成されている。このため、ロツクナ
ツト17を締め付けていくと皿状ワツシヤ16
は、ホイールハブ15のテーパ面26に密着する
ように弾性変形され、その反力でホイールハブ1
5のテーパ面26を半径方向内向きに締め付け
る。
このため、ホイールハブ15はスピンドル11
に密着する方向に締め付けられ、ホイールハブ1
5とスピンドル11とのセレーシヨン結合が強め
られることとなる。
に密着する方向に締め付けられ、ホイールハブ1
5とスピンドル11とのセレーシヨン結合が強め
られることとなる。
と同時に、ホイールハブ15はナツクルアーム
13のベアリング14との間で軸方向内向きにも
締め付けられ、軸方向に固定されることとなる。
13のベアリング14との間で軸方向内向きにも
締め付けられ、軸方向に固定されることとなる。
なお、ロツクナツト17は、ゆるみ止め28に
よりゆるみ止めすることが好ましい。
よりゆるみ止めすることが好ましい。
第1図は従来のホイールハブ取付構造を示す断
面図、第2図は本考案の実施例にかかるホイール
ハブ取付構造を示す断面図、第3図はテーパ面相
互の関係を示す要部拡大断面図である。 10…アクスルシヤフト、11…スピンドル、
15…ホイールハブ、16…皿状ワツシヤ、26
…ホイールハブのテーパ面、27…皿状ワツシヤ
のテーパ面。
面図、第2図は本考案の実施例にかかるホイール
ハブ取付構造を示す断面図、第3図はテーパ面相
互の関係を示す要部拡大断面図である。 10…アクスルシヤフト、11…スピンドル、
15…ホイールハブ、16…皿状ワツシヤ、26
…ホイールハブのテーパ面、27…皿状ワツシヤ
のテーパ面。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 アクスルシヤフト先端のスピンドルがナツクル
アームに設けた軸受により回転自在に軸受され、
スピンドルの上記軸受より軸方向外側の部分には
ホイールハブがセレーシヨン嵌合され、該ホイー
ルハブはワツシヤを介してスピンドル先端側から
螺合されたナツトにより上記軸受との間に締付け
られる自動車のホイールハブの取付構造におい
て、 上記ホイールハブの外壁面にはスピンドルを囲
むテーパ面が形成され、該テーパ面は内周部が外
周部に対して軸方向外側に突出するテーパ面とし
て形成されており、上記ワツシヤは、ホイールハ
ブのテーパ面に当接するテーパ面が内側に形成さ
れた皿状ワツシヤであつて、該皿状ワツシヤのテ
ーパ面はホイールハブ面のテーパ面のテーパ角よ
り小さいテーパ角に形成されており、上記ナツト
により皿状ワツシヤを介してホイールハブが締め
付けられた状態でホイールハブは軸方向内向き及
び径方向内向きの両方向に締付力を受けて固定さ
れていることを特徴とする自動車のホイールハブ
取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1623784U JPS60180602U (ja) | 1984-02-07 | 1984-02-07 | 自動車のホイ−ルハブ取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1623784U JPS60180602U (ja) | 1984-02-07 | 1984-02-07 | 自動車のホイ−ルハブ取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60180602U JPS60180602U (ja) | 1985-11-30 |
JPH0338002Y2 true JPH0338002Y2 (ja) | 1991-08-12 |
Family
ID=30502816
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1623784U Granted JPS60180602U (ja) | 1984-02-07 | 1984-02-07 | 自動車のホイ−ルハブ取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60180602U (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55181023U (ja) * | 1979-06-15 | 1980-12-26 |
-
1984
- 1984-02-07 JP JP1623784U patent/JPS60180602U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60180602U (ja) | 1985-11-30 |
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