JPH0431121Y2 - - Google Patents

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JPH0431121Y2
JPH0431121Y2 JP1982069192U JP6919282U JPH0431121Y2 JP H0431121 Y2 JPH0431121 Y2 JP H0431121Y2 JP 1982069192 U JP1982069192 U JP 1982069192U JP 6919282 U JP6919282 U JP 6919282U JP H0431121 Y2 JPH0431121 Y2 JP H0431121Y2
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rolling cylinder
flange
hub
wheel
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は故障車、事故車又は違法駐車等の車輌
を自在に移動させるために、これら移動対象車輌
に対し移動用車輪を取り付ける装置に関する。
〔従来の技術〕
故障車、事故車又は違法駐車等において、車輪
を空転させることができない車輌を移動させる場
合、従来はレツカーレーラ又はスケート・トレツ
カーと称されるタイヤ付の台車に車輌の前輪又は
後輪を載せて牽引している。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし乍ら、このようなタイヤ付台車の車輪は
小径であるため道路上に段差がある場合には、走
行中に台車の下部が道路面に接触する等の不都合
がある。一方、レツカー車にて車輌を吊り上げて
移動させる場合には、一般に操舵に支障がないよ
うに前輪側を吊り上げて後輪で走行させるが、ト
ルクコンバータ駆動によるノークラツチ式の車輌
では、後輪を強制回転させると、トルクコンバー
タのミツシヨンオイルの回流がないため、長距離
に及んだときはトルクコンバータ部分が損傷する
虞れがあり、ノークラツチ式の車輌では後吊りに
限定される。しかし、その場合前輪が偏つた向き
でハンドルが固定されているときには移動させる
ことが出来ない等の不都合が生じる。また現在の
乗用車の車輪は殆どが独立懸架方式を採用してい
るため、車輌を持ち上げるには極めて不安定な状
態を強いられ、車輌及び持ち上げ作業に長時間を
要して車輌の移動に即応できない等の煩わしい問
題があつた。
本考案は前述した問題に対処するために、移動
対象車輌に元から付いている車輪を取り外し、こ
の取り外した車輪が取り付けられていたハブに転
動筒体を介して空転可能に移動用車輪を取り付け
ることにより、車種、構造の区別なく簡単に移動
させることができる移動対象車輌に対する移動用
車輪の取付装置を提案したものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係る移動対象車輌に対する移動用車輪
の取付装置は、移動対象車輌から車輪を取り外
し、該車輪を取り外した後のハブにタイヤホイー
ルデイスクを備えた移動用車輪を取付ける装置で
あつて、前記ハブに装着すべく径方向に長い複数
のハブボルト挿通用の長孔を開設してある円形の
フランジ部及び該フランジ部にこれと同心に一端
部を固定してある軸体を有する車輌と、前記軸体
に回転自在に外嵌される転動筒体と、前記タイヤ
ホイールデイスクに固定され、中央部に前記転動
筒体に外嵌する孔を備えたフランジ金具と、前記
転動筒体に外嵌されたフランジ金具を前記転動筒
体に対して固定する固定手段とを具備し、前記転
動筒体は、前記車輌のフランジ部と同側の端部に
前記フランジ金具に係止する突起を有するフラン
ジ部を備え、該フランジ部はハブボルト挿通用の
前記長孔を覆わない形状としてあることを特徴と
する。
〔実施例〕
以下に本考案に係る移動対象車輌に対する移動
用車輪の取付位置(以下本考案装置という)を図
面に基づき具体的に説明する。
第14図は本考案装置の使用態様を示す縦断面
図、第1図はタイヤホイールデイスクを取り付け
るハブに螺着させるべき車軸の一部破断側面図、
第2図は同じくその正面図である。
第1図において1は第14図に示す如き移動対
象車輌のハブ12の径寸法より若干小径であつて
暑さの暑い鉄板からなる環状をしたフランジ部2
と、このフランジ部2の片面の中心に同心で一体
的に突設させている軸体3とからなる車軸であ
る。
前記軸体3は基端部でフランジ部2に同心に連
接し、フランジ部2の略半分の径寸法を有する短
寸の円筒体部3aと、この円筒体部3aの先端部
の中心に同心に連接させている短寸円柱状のオイ
ルシール装着軸部3bと、このオイルシール装着
軸部3bの中心に同心に連接され、オイルシール
装着軸部3bより小径を有し、後述するベアリン
グの内輪を嵌着するようにした第1のベアリング
装着部3cと、この第1のベアリング装着部3c
に同心に連接され、先端に向かつて縮径されたテ
ーパ軸部3dと、該テーパ軸部3dの先端部に同
心で連接され同径寸法で延出させていて、後述す
るベアリングの内輪を嵌合させる第2のベアリン
グ装着軸部3eと、この第2のベアリング装着軸
部3eの先端に同心で連接されて第2のベアリン
グ装着軸部3eの径寸法より稍小径であり周面に
ネジ溝3f′を螺設したネジ軸部3fと、ネジ軸部
3fに同心で連接されてこのネジ軸部3fの径寸
法より稍小径で延出させたピン取付軸部3gとに
より構成されている。
そしてピン取付軸部3gから第2のベアリング
装着軸部3eの軸長寸法の略中央部に至る軸の外
周面には適宜幅及び深さ寸法のキー溝4が形成さ
れている。ピン取付軸部3gには軸心を通つて径
方向に延び軸長方向に僅かに位置をずらせた2本
のピン孔3g′,3g″を直交させて設けてある。ま
た、前記円筒体部3aの径方向に対称な位置の外
周面には円筒体部3aの軸線に平行させ所定の深
さ寸法で弧状に切欠いた盗み又は切欠部3a′,3
a′…が形成されている。更に前記円筒体部3aの
外周側のフランジ部2には、適長寸法の4個一組
の長孔2a,2b,2c,2dを周方向に4等配
に放射状に開設している。また前記長孔2a,2
b,2c,2dより短寸の4つの他の組の長孔2
e,2f,2g,2hを前記長孔2aを兼用にし
て周方向に5等配して放射状に開設している。そ
して前記長孔2a,2f,2c,2gの夫々には
軸体3を設けている側の端縁を内側に向つて傾斜
させたテーパ面2a′,2f′,2c′,2g′が形成さ
れ皿孔状となつている。一部の長孔を兼用した4
等配の長孔2a,2b,2c,2dと5等配の長
孔2a,2e,2f,2g,2hとのからなる2
組の長孔部により4本又は5本のハブボルト12
a(第12,14図参照)を有するハブ12のい
すれにも取り付け得るようになつている。
なお、フランジ部2の強度上の問題を回避する
ために4等配用の孔と5等配用の孔との接近部に
ついては上述の実施例のように皿孔状としないの
が望ましい。
第3図はワツシヤの斜視図であつて、このワツ
シヤ5は厚さが薄く所定の幅寸法を有する環状に
形成されており、その内径寸法は前記軸体3の第
2のベアリング装着軸部3eに外嵌させ得る寸法
となつている。またワツシヤ5の内周側には前記
キー溝4に係合させ得る舌片5aが突設されてい
る。第4図は6角形状のキヤツスルナツトの斜視
図であつてこのキヤツスルナツト6は前記軸体3
のネジ軸部3fに螺合するネジ孔6aが螺設され
ている。
第5図は前記軸体3の外嵌する転動筒体の一部
破断側面図、第6図は同じくその正面図である。
この転動筒体7は外径寸法が前記軸体3の円筒体
部3aの外径寸法より若干大径であるが、ハブボ
ルト挿通用の長孔2a〜2hを覆わない形状及び
大きさであつて、厚い環状をしたフランジ部7a
と、このフランジ部7aに連接して同心的に設け
られ、フランジ部7aより若干小径で先端側の外
周面にはテーパ7b′を形成して先端部側をより小
径とした筒体部7bとからなつている。フランジ
部7aの筒体部7bが設けられている面には小径
で短寸の突起7cを軸心線と平行に設けている。
そして筒体部7bの大径部分の外周面には稍大き
いピツチで角ネジ(角螺条)7dが螺設されてい
る。このフランジ部7a及び筒体部7bのフラン
ジ部7a寄り端部には大径の第1のベアリング嵌
着孔7eが開設されている。そしてこの第1のベ
アリング嵌着孔7eには、前記第1のベアリング
装着軸部3cに配設する後述のベアリングの外輪
が嵌合するようにその内径寸法が定められてい
る。第1のベアリング嵌着孔7eの端部に段部7
e′が形成されて、これに連接して前記ベアリング
嵌着孔7eよりも若干小径のグリース詰孔7fが
開設されており、その先端部内周面には先端側に
向けて縮径するテーパ7f′を設けている。またグ
リース詰孔7fに連接して同心で稍小径のワツシ
ヤ配設孔7gが開設されている。このワツシヤ配
設孔7gに段部7g′を介在させて連接し同心で稍
大径の第2のベアリング嵌着孔7hが開設されて
いる。
そしてこの第2のベアリング嵌着孔7hの内径
寸法は、前記第2のベアリング装着軸部3eに配
設される後述のベアリングの外輪を嵌合する寸法
に定められている。更に、第2のベアリング嵌着
孔7hに連接して稍大径で同心の蓋取付孔7iが
開設されている。なお、蓋取付孔7iの開口端部
の内周面には内側に向つて傾斜するテーパ7jが
形成されている。そして転動筒体7のフランジ部
7aの径方向に対称な夫々の位置には軸線に平行
する円弧状の盗み又は切欠部7a′,7a′が形成さ
れていて、この切欠部7a′,7a′と前記軸体3の
筒体部3aに形成した切欠部3a′とを一致させる
ことによりハブボルト挿通用の長孔が覆われるこ
とがなく車軸1を固定するハブナツト12b(第
14図参照)の回動操作を容易にしている。
なお、転動筒体7のフランジ部7aの切欠部7
a′はハブナツトの位置に応じて回転させ、切欠部
3a′と整合させればよい。
第7図は転動筒体に外嵌する車輪を固定する手
段を構成する緊締部材である固定用ハンドルの一
部破断側面図、第9図は同じくその正面図であつ
て、固定用ハンドル8は短寸で円筒状をした締付
用筒体部8aと、この締付用筒体部8aの径方向
に対称な外周面に締付用筒体部8aの外周面より
延出させたハンドルアーム8b,8bとからなつ
ている。そして締付用筒体部8aの内周面には、
前記転動筒体7の外周面に螺設した角ネジ7bに
螺合させ得るネジ溝8a′が螺設されている。締付
用筒体部8aの先端側外周面には、段部8cを形
成して、この段部8cに連設して中央側に傾斜す
るテーパ8dが周設されている。
第9図は転動筒体7に外嵌する移動用車輪のタ
イヤホイールデイスクに取り付けたタイヤホイー
ルデイスクの一部分とフランジ金具の断面図、第
10図は同じくフランジ金具の正面図である。第
9図及び第10図において9はタイヤ(第13図
参照)Tが取り付けられているタイヤホイールデ
イスク、10は前記タイヤホイールデイスク9の
外面の中心部に取り付けた厚さの厚い鉄板からな
る環状のフランジ金具である。そして前記移動用
車輪にはタイヤホイールデイスク9が外方向に大
きく突出するトラツク用のダブルタイヤ用ホイー
ルデイスクが用いられる。このフランジ金具10
は中心に前記転動筒体7の筒体部7dに外嵌させ
得る軸孔10aが開設されており、この軸孔10
aの内周縁に沿つてフランジ金具10の内、外両
面に適宜は刃寸法で突出させた厚肉部10b,1
0b′が形成されている。この厚肉部10b,10
b′の内周側面は内周側に傾斜したテーパ面10c
が周設されている。そしてこのフランジ金具10
はタイヤホイールデイスク9の周方向の4等配の
位置に開設したボルト孔10dを挿通させた取付
ボルト11によりタイヤホイールデイスク9に一
体的に取り付けている。また内側の厚肉部10
b′には突起7cを係合させるべき有底孔10fが
形成されている。
第11図は移動用車輪を外嵌させて取り付ける
べき車軸1と転動筒体の分解斜視図であつて、こ
の車軸1と転動筒体7の組み立て順序を第5図及
び第11図によつて説明する。先ず、車軸1の軸
体3の先端部からオイルシール装着軸部3bに、
リング状のゴム板からなるオイルシールSを外嵌
させて嵌着させる。次に第1のテーパころベアリ
ングB1を軸体3に外嵌させて第1のベアリング
装着軸部3cに内輪を嵌着させる。続いて、転動
筒体7を軸体3に外嵌させて円筒体部3a側に移
動させ、転動筒体7の第1のベアリング嵌着孔7
eを、既に配設させている第1のテーパころベア
リングB1の外輪(図示せず)を嵌着させる。こ
のとき転動筒体7を、第1のベアリングB1の一
方の側面が第1のベアリング嵌着孔7eの段部7
e′に当接するまで、ブラケツト1の円筒体部3a
側に移動させる。その後、転動筒体7の先端開口
部側からテーパ軸部3dとグリース詰孔7fとの
間にグリースを充填し、引き続いて第2のテーパ
ころベアリングB2を軸体3に外嵌させて、この
第2のテーパころベアリングB2の内輪を第2の
ベアリング装着軸部3eに嵌着させる。
そして外輪を第2のベアリング嵌着孔7hの内
周面に嵌着させて、この第2のテーパころベアリ
ングB2の一方の側面を段部7g′に当接するまで叩
き込んで配設する。続いて軸体3のキー溝4にワ
ツシヤ5の舌片5aを係合させて、このワツシヤ
5を先に配設した第2のテーパころベアリング
B2の他方の側面に当接させ、その後ネジ軸部3
fにキヤツスルナツト6を足部6b側から螺合さ
せてワツシヤ5に当接させ、ワツシヤ5を介して
第2のテーパころベアリングB2の脱出を阻止す
る。続いて、ピン取付軸部3gの2つのピン孔3
g′,3g″の夫々に割ピンPを挿入してピン取付軸
部3gより突出した各先端部をピン取付軸部3g
の周方向の異なる側に折り曲げて取り付け、キヤ
ツスルナツト6の回動による脱出を阻止する。そ
して転動筒体7の先端開口部に有底筒体の蓋体C
をフランジ状のストツパC′が当接するまで打ち込
んで無理嵌めさせ、軸体3への転動筒体7の組み
込み操作を完了する。このように組み立てられた
転動筒体7はその軸方向の両端側が第1及び第2
のテーパころベアリングB1,B2によつて回転自
在に支持され、車軸1に対して空転させることが
できる。
次に前述の如く構成された移動対象車輌に対す
る移動用車輪の取付装置を用いて移動対象の車輌
を移動させる作業手順を第12図及び第13,1
4図によつて説明する。
第12図は移動対象車輌の車輪を取り外したハ
ブに車軸を取り付けた状態の斜視図、第13図は
移動対象車輌の車輪に代えて移動用車輪を取り付
けた状態の斜視図、第14図は同じくその縦断面
図である。
先ず移動対象の車輌の適宜の車輪、例えば左側
の後輪をジヤツキアツプしてその車輪を取り外
す。そして車輪が取り付けられていたハブ12
に、ハブ12に立設しているハブボルト12aに
車軸1におけるフランジ部2の適宜の長孔を嵌合
させて車軸1を装着する。次にハブボルト12a
の各々にハブナツト12bを螺合させて車軸1を
ハブ12に固定する。
なお、内周側にテーパを有しない長孔に取り付
けるハブナツトはその平坦面を長孔に対向させて
強固に締め付けて取り付ける。続いて第10図に
示したフランジ金具10を取り付けた移動用車輪
の前記フランジ金具10の軸孔10aを車軸1の
転動筒体7に嵌合させて第13、14図に示す如
く移動用車輪Tをそのタイヤホイールデイスク9
のフランジ金具10を介して転動筒体7に外嵌す
る。その後、前記転動筒体7の角ネジ7dに固定
用ハンドル8のネジ溝8a′を螺合させる。
そして転動筒体7のフランジ部7aに突設させ
た突起7cを有底孔10fと係合させて、転動筒
体7と移動用車輪Tとを一体的に回り止めする。
そして緊締部材である固定用ハンドル8のハンド
ルアーム8a,8aを両手で握つて所定の回転方
向に回転させ、タイヤホイールデイスク9に取り
付けたフランジ金具10を転動筒体7のフランジ
部7aに締め付けて移動用車輪Tの取り付けを完
了する。なお、左側の後輪の場合には転動筒体7
及び固定用ハンドル8のネジは逆ネジとなつてい
る。このように取り付けられた移動用車輪Tは、
たとえハブ12がハンドルブレーキによりその回
転が阻止されていても、ハブ12に設けた車軸1
に取りつけられた回転自在の転動筒体7とともに
回転自在となる。
このようにして後輪右側の車輪も前記同様にし
て取り外した後、ハブ12に移動用車輪Tを取り
付けることにより、移動対象の車輌を前吊りの状
態で走行させ得、後輪をミツシヨン機構との関係
を断つてフリーに回転させ得てトルクコンバータ
付の車輌でも簡単に移動させることができる。
なお、本実施例では車輌の後輪を移動用車輪と
取り換えたが、前輪をこのように取り換え、或い
は前、後輪共移動用車輪に取り換えてもよく、移
動対象の車輌の車種や構造によつて適宜選択して
車輌を移動させ得る。
〔考案の効果〕
以上詳述したように本考案に係る移動対象車輌
に対する移動用車輪の取付位置によれば、故障
車、事故車或いは違法駐車等の移動対象車輌の車
輪を取り外した後に、前記車輪を取り付けていた
ハブに転動筒体を組み付けた車軸を装着し、前記
転動筒体に移動用車輪を取り付けて空転自在に支
持させる。従つて、移動用車輪として大径のもの
を用いることによりレツカーレーラー又はスケー
ト・トレツカー等の如くタイヤ付の台車の車輪が
小径であるため道路等の段差に台車の下部が接触
する等の不都合がなく、また、レツカー車にて車
輌を吊り上げて移動させる際、移動対象車輌がト
ルクコンバータ駆動によるノークラツチ式の車
輌、或いは前輪が偏つた向きでハンドルが固定さ
れている車輌の場合等も何ら不都合なく、後輪側
に移動用車輪を装着して移動させることが可能に
なる。更に転動筒体7のフランジ部7aはハブボ
ルト挿通用の長孔を覆わない形状としてあるか
ら、特殊工具なしに汎用工具で容易にハブボルト
を着脱できることとなり、車種、構造の区別なく
極めて簡単に、しかも迅速に移動対象車輌の移動
が可能となる等、本考案は優れた効果を奏するも
のである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る移動対象車輌に対する移動
用車輪の取付装置に関し、第1図は軸体を設けて
いる車軸の一部破断側面図、第2図は同じくその
正面図、第3図はワツシヤの斜視図、第4図はキ
ヤツスルナツトの斜視図、第5図は転動筒体の部
分断面斜視図、第6図は同じくその正面図、第7
図は緊締部材たる固定用ハンドルの部分断面側面
図、第8図は同じくその正面図、第9図は移動用
車輪のタイヤホイールに取り付けたフランジ金具
の断面側面図、第10図は同じくその正面図、第
11図はブラケツト及び転動筒体等の分解斜視
図、第12図は移動対象の車輌の車輪を取り外し
たハブにブラケツトを配設させた状態の斜視図、
第13図は移動対象の車輌の車輪に代えて移動用
車輪を緊締部材により締め付けて取り付けた移動
用車輪の斜視図、第14図は本考案装置の使用態
様を示す縦断面図である。 1……車軸、2……フランジ部、3……軸体、
4……キー溝、5……ワツシヤ、7……転動筒
体、7e……第1のベアリング嵌着孔、7f……
グリース詰孔、7h……第2のベアリング嵌着
孔、8……固定用ハンドル、8a′……ネジ溝、8
b……ハンドルアーム、9……タイヤホイールデ
イスク、10……フランジ金具、S……オイルシ
ール、B1……第1のテーパころベアリング、B2
……第2のテーパころベアリング、C……蓋体、
T……移動用車輪。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1移動対象車輌から車輪を取り外し、該車輪を取
    り外した後のハブにタイヤホイールデイスクを
    備えた移動用車輪を取り付ける装置であつて、 前記ハブに装着すべく径方向に長い複数のハ
    ブボルト挿通用の長孔を開設してある円形のフ
    ランジ部及び該フランジ部にこれと同心に一端
    部を固定してある軸体を有する車輌と、 前記軸体に回転自在に外嵌される転動筒体
    と、 前記タイヤホイールデイスクに固定され、中
    心部に前記転動筒体に外嵌する孔を備えたフラ
    ンジ金具と、 前記転動筒体に外嵌されたフランジ金具を前
    記転動筒体に対して固定する固定手段とを具備
    し、 前記転動筒体は、前記車軸のフランジ部と同
    側の端部に前記フランジ金具に係止する突起を
    有するフランジ部を備え、該フランジ部はハブ
    ボルト挿通用の前記長孔を覆わない形状として
    あることを特徴とする移動対象車輌に対する移
    動用車輪の取付装置。 2前記転動筒体は、外周面に前記フランジ金具を
    固定するネジ止め用の螺条を形成してあり、一
    方前記固定手段は前記螺条に螺合させる緊締部
    材を備える実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の移動対象車輌に対する移動用車輪の取付装
    置。
JP6919282U 1982-05-11 1982-05-11 移動対象車輌に対する移動用車輪の取付装置 Granted JPS58170202U (ja)

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JPS58170202U JPS58170202U (ja) 1983-11-14
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4987002A (ja) * 1972-12-23 1974-08-20

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4987002A (ja) * 1972-12-23 1974-08-20

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