JPH0619839Y2 - 扇風機 - Google Patents

扇風機

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JPH0619839Y2
JPH0619839Y2 JP11619387U JP11619387U JPH0619839Y2 JP H0619839 Y2 JPH0619839 Y2 JP H0619839Y2 JP 11619387 U JP11619387 U JP 11619387U JP 11619387 U JP11619387 U JP 11619387U JP H0619839 Y2 JPH0619839 Y2 JP H0619839Y2
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JP
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swing
motor
swinging
fan
neck piece
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JP11619387U
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JPS6421291U (ja
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正雄 森本
義也 古家
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、首振装置にて行う扇風機主体の首振運動に変
化を持たせた扇風機に関する。
(ロ)従来の技術 本考案に先行する技術として実公昭49−8979号公
報に記載の扇風機の首振制御装置がある。首振制御装置
は首振装置の首振リンクの一端をネックピースに対し回
動自在に支持した首振中心調整体に枢支し、首振中心調
整体にスタンドに形成した首振操作把手装置にワイヤー
を介して操作する首振ピンを適宜係脱させることで、首
振中心調整体のネックピースに対する回転停止を行い、
首振中心を変更するようにしている。首振中心調整体は
ネックピースに対し首振ピンが係合していない状態では
首振リンクによる押圧力により回動する。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 従来の技術においては、首振中心が変更できるものの、
構造が複雑となり、首振りと、首振中心変更とを同時に
行うことができず、首振りとしては単調な一定範囲の首
振りを行うのみである。
本考案は、従来の技術の欠点に鑑み、扇風機の首振りに
おいて自然の風に近い風の動きを得られる動作をする扇
風機を提供するものである。
(ニ)問題点を解決するための手段 本考案の構成を第1図乃至第8図に基づき説明する。
扇風機は電動機6と送風羽根8等を有する扇風機主体1
と、扇風機主体1の枢軸5を枢支するネックピース4
と、枢軸5を回転中心として枢支する首振中心調整体2
0と、扇風機主体1に装着し、一端を首振中心調整体2
0に枢支した首振リンク18を有する首振装置11と、
ネックピース4に装着し、首振中心調整体20を回転駆
動する駆動モータ装置25とを有している。首振装置1
1は首振モータ15にて形成され、駆動モータ装置25
の駆動モータ26と首振モータ15の回転数を異ならし
めている。駆動モータ26は常開スイッチ52にて適宜
駆動されると共に、首振停動スイッチ51にて首振モー
タ15と同時に駆動することができる。
首振装置11は電動機6にて減速駆動される歯車機構に
て形成し、歯車機構を電磁クラッチにて切入して首振停
動を行なってもよい。この場合は電気機6の回転速度に
連動して首振装置11の駆動速度は変化する。
(ホ)作用 本考案は首振装置11と駆動モータ装置25の駆動速度
を異ならしめたことにより扇風機主体1を首振りさせた
時の周期が異なる。その結果、第11図に示す如く首振
装置11により首振りが一点鎖線にて示す如く20秒で
一往復行なわれるのに対し、駆動モータ装置25による
首振りが二点鎖線にて示す如く16.5秒で一往復行なわ
れる。両首振り動作が正面を向いた地点からスタート
し、首振装置11により首振角度が120度で駆動モー
タ装置25による首振り角度が80度であると、第11
図に実線で示す如く首振り角度が変化すると共に周期も
変わる首振りが行なわれる。従って扇風機に対して定位
置にいる使用者に対し扇風機主体1が向き送風する間隔
が変化し、自然の風に近い変化のある送風が行なわれ
る。
(ヘ)実施例 第1図乃至第11図に示す構造に基づき本考案の構成を
具体的に説明する。
第1図は扇風機主体1を昇降自在に支持する扇風機にお
ける扇風機主体1の側断面図である。扇風機主体1はス
タンド(図示せず)の支柱2上端部の連結体3の二叉部
に俯仰角度調整自在に支持するネックピース4と、ネッ
クピース4に枢軸5にて支枢する電動機6と、電動機6
の回転軸7にスピンナにて着脱自在に装着する送風羽根
8と、送風羽根8を被う前後に分解可能なガード体9と
を備えている。
第2図は電動機6の枢軸5のネックピース4への枢支状
態を示す縦断面図である。枢軸5は電動機6のアルミダ
イカスト製モータブラケット10に植設している。モー
タブラケット10の前面中央にはガード体9の取付用筒
部を形成している。モータブラケット10の後部には首
振装置11と、電動機6の駆動用コンデンサの取付部1
2を形成している。モータブラケット10の前面には合
成樹脂製板状前ケース13螺子にて固定し、取付部12
の後端には螺子にて合成樹脂製カップ状後ケース14を
固定している。後ケース14の開口端は前ケース13の
周縁に嵌合する。
首振装置11は取付部12の下面に取付板14にて固定
する首振モータ15と、首振モータ15の取付板14よ
り下方に突出した出力軸16に固定するカム体17と、
カム体17に一端が枢支される首振りンク18とからな
る。首振モータ15は同期モータ・ワーレンモータ等よ
り形成され減速歯車機構を内装している。
ネックピース4は合成樹脂にて形成され、上面開口部は
前部は小径で後部が大径の円を形成するような卵状に形
成している。ネックピース4の前部にはその小径の半円
形状部の中心部分に筒状軸受部19を形成している。筒
状軸受部19には首振中心調整体20の円筒部21を挿
入軸支している。円筒部21には電動機6の枢軸5を挿
入軸支している。首振中心調整体20はネックピース4
の前部小径円形開口縁内面と略等しい外径の円板状体に
て形成している。ネックピース4に対し、首振中心調整
体20は回転し、首振中心調整体20及びネックピース
4に対し枢軸5は回転できる。ネックピース4に対する
首振中心調整体20及び枢軸5の軸受部19に対する抜
け止めは、第2図に示す如く、ネックピース4に捩じ込
まれる螺子22の先端を円筒部21の周方向に形成した
長孔23と枢軸5の溝24に挿入することで行なってい
る。
第3図はネックピース4の分解斜視図を示すもので、ネ
ックピース4には首振中心調整体20と、首振中心調整
体20を往復回転駆動する駆動モータ装置25を組込ん
でいる。第5図乃至第8図は駆動モータ装置25にて駆
動する首振中心調整体20の動きを説明するための平面
図である。ネックピース4の後部には駆動モータ装置2
5の駆動モータ26をその出力軸27が上方に突出する
如く螺子28にてネックピース4内のボス部29に固定
している。駆動モータ26は同期モータ・ワーレンモー
タ等にて形成され減速歯車機構を内装している。駆動モ
ータ26の出力軸27には積層した上カム30と下カム
31とを装着し、出力軸27と一体的に回転するように
している。下カム板31には駆動リンク32の一端のリ
ング部33を被嵌枢支する偏心軸部34を形成し、上カ
ム板31にてリング部33の抜け止めを行なっている。
ネックピース4の上面開口はネックピース4内に突設し
たボス35に螺子36にて固定する蓋板37にて閉塞さ
れる。上カム板30には出力軸27と同軸中心の円形突
部38を形成し、蓋板37に形成した軸支孔39に突部
38を枢支している。蓋板37にて上カム板30を支持
することで、出力軸27による上下カム板30、31の
回転振れを防止できる。駆動リング32の他端は首振中
心調整体20の下面周縁に突設した軸部40に枢支さ
れ、その抜け止めは軸受部19の上端に駆動リンク32
を載置することで行なっている。
首振装置11の首振リンク18の他端は首振中心調整体
20の上面周縁に突設した軸部41に枢支され、螺子止
めしたワッシャにて抜け止めをしている。軸部40と軸
部41は首振中心調整体20の円筒部21を挾んだ対向
する位置に形成し、首振中心調整体20に加わる首振リ
ンク18及び駆動リンク32からの外力が首振中心調整
体20に均等に加わるようにし、たわみを防止してい
る。首振中心調整体20の一側にはネックピース4の前
部上縁に引掛かるように位置する指針部42を形成して
いる。指針部42は首振装置11による扇風機主体1の
枢軸5を中心とした首振運動の中心がどこかを示すもの
である。蓋板37は首振中心調整体20のネックピース
4より突出した部分である軸部41、指針部42等の動
きを阻止しない範囲でネックピース4の上面開口を被っ
ている。基板37は螺子36にて2箇所を支持されてい
るが、変型によりたわみがあると首振中心調整体20の
動きに影響が出るため前部にリンク部43を形成し、枢
軸5の段部にて押圧している。首振中心調整体20には
円弧状穴44を形成している。ネックピース4の前下面
部には挿通孔45を形成しており、蓋板46を挿通孔4
5に弾性係合させることでその挿通孔45の大きさを小
さくするように形成している。円弧状穴44及び挿通孔
45は電動機6と首振モータ15と駆動モータ26に接
続するリード線47を配線するためのものである。リー
ド線47は回転する首振中心調整体20の円弧状穴44
を挿通することで、首振リンク18及び駆動リンク32
又はネックピース4との隙間に挾まれたり接触したりす
ることによる断線事故が防止される。
第4図は扇風機の電気回路図を示すものである。電動機
6の調速タップは切換制御スイッチ50に接続されて商
用電源に接続される。電動機6には並列に首振モータ1
5と駆動モータ26が接続される。首振モータ15と駆
動モータ26への給電は切換制御スイッチ50による電
動機6の運転中にのみ行なわれる。首振モータ15には
首振停動スイッチ51が直列に接続される。駆動モータ
26には常開スイッチ52が直列に接続される。切換制
御スイッチ50を投入し、電動機6を駆動した状態で常
開スイッチ52を投入すると駆動モータ26が駆動され
扇風機主体1の送風方向が変えられる。駆動モータ26
の連続駆動は首振モータ15と同様の首振り運動となる
が、首振モータ15に対しては首振モータ15の首振り
中心が変更されたことになる。
首振停動スイッチ51は首振モータ15の駆動接点51
aと、駆動モータ26の駆動接点51bとを有してい
る。可動接点51cは第9図に示す駆動接点51aにの
み接触し、首振モータ15のみを駆動せしめた首振り
と、第10図に示す本考案の要旨である駆動接点51
a、51bに可動接点51cが接触し駆動モータ26と
首振モータ15とを駆動せしめる首振りを選択できる。
駆動モータ26と首振モータ15とを同時に駆動せしめ
た時の動作は第11図に示す動作グラフとなり、(ホ)
作用の項にて説明したので省略する。
なお、本考案は機械的首振停動スイッチ51と常開スイ
ッチ52と切換制御スイッチ50にて形成した構造に限
定されるものではなくトライアック等の半導体スイッチ
にて各スイッチを形成し、その導通非導通をマイクロコ
ンピュータ等の電子回路にて行なってもよい。電子回路
にて行なう構造にあっては遠隔制御を行なえるものであ
る。まだ電子回路にて制御するにあっては首振モータ1
5と駆動モータ26の停動をあらかじめ設定されたパタ
ーン又はランダムに行なわせることでより自然の風に近
い首振りを行なわすことができ、首振モータ15の連続
運転に対する駆動モータ26の停動と間欠運転を行なわ
すこともできる。さらに扇風機主体1の首振りの変化に
電動機6の速度を変化を加えた制御も行なえる。この種
間欠運転も連続して駆動モータ26と首振モータ15と
が同時に駆動されていないが本考案の実用新案登録請求
の範囲で示す「同時に駆動せしめ」の技術範囲に含まれ
る。
(ト)考案の効果 本考案は扇風機を首振装置と駆動モータ装置とを同時に
駆動せしめるように形成したことで、扇風機主体の首振
運動に変化を与えることができ、自然の風に近い変化を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示すもので、第1図は要部断面
図、第2図はネックピースの要部断面図、第3図はネッ
クピースの分解斜視図、第4図は電気回路図、第5図乃
至第8図はネックピースの異なる動作状態を示す平面
図、第9図と第10図は首振停動スイッチの動作状態を
示す回路図、第11図は首振の動作グラフである。 1…扇風機主体、4…ネックピース、5…枢軸、6…電
動機、8…送風羽根、11…首振装置、15…首振モータ、
18…首振リンク、19…軸受部、20…首振中心調整体、21
…円筒部、25…駆動モータ装置、26…駆動モータ、50…
切換制御スイッチ、51…首振停止スイッチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動機・送風羽根等を有する扇風機主体
    と、扇風機主体の枢軸を枢支するネックピースと、枢軸
    を回転中心として枢支する首振中心調整体と、扇風機主
    体に装着し、一端を首振中心調整体に枢支した首振リン
    クを有する首振装置と、ネックピースに装着し、首振中
    心調整体を回転駆動する駆動モータ装置とを備え、首振
    装置と駆動モータ装置による扇風機主体の首振り周期を
    異ならしめ、首振装置と駆動モータ装置とを同時に駆動
    せしめてなる扇風機。
JP11619387U 1987-07-29 1987-07-29 扇風機 Expired - Lifetime JPH0619839Y2 (ja)

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