JP3510665B2 - 扇風機 - Google Patents

扇風機

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JP3510665B2
JP3510665B2 JP05265294A JP5265294A JP3510665B2 JP 3510665 B2 JP3510665 B2 JP 3510665B2 JP 05265294 A JP05265294 A JP 05265294A JP 5265294 A JP5265294 A JP 5265294A JP 3510665 B2 JP3510665 B2 JP 3510665B2
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義也 古家
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、左右首振と上下首振と
の機能を備える扇風機に関する。 【0002】 【従来の技術】従来技術として、特開平1ー23879
9号公報には、上下首振用電動機と左右首振用電動機と
を備え、上下首振と左右首振を実現する手段が開示され
ている。これによれば、扇風機によって広い空間範囲に
対する送風が可能となる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、上下首振用電動機と左右首振電動機の2台の
電動機を要したため、それだけコストアップとなり、重
量も増すという欠点があった。 【0004】そこで、本発明は、首振のための電動機を
2種類設けることなく、簡単な構成で攪拌効果が大きい
扇風機を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、送風
ファンを回転駆動する送風モ−タと、該送風モ−タを上
下動自在に支持する支持具と、該支持具を左右方向に回
動自在に支持するネックピ−スと、首振モ−タの回転に
より前記支持具を前記ネックピ−スに対して左右に首振
させるリンク機構とを備える扇風機において、前記首振
モ−タの回転軸に、前記支持具に対する送風モ−タの上
下方向角度を可変するカムを装着するようにしたもので
ある。 【0006】また、前記回転軸に対して前記カムを取付
ける傾斜角度を適宜変更する取付角度切替機構を設ける
ようにしたものである。 【0007】 【作用】請求項1の発明は、首振モ−タの回転により支
持具をネックピ−スに対して左右に首振させると共に、
首振モ−タの回転に応じて回転軸に装着されたカムによ
って送風モ−タの上下方向角度が可変される。従って、
一台の首振モータによって左右首振と上下方向首振もで
きるため、広い空間へ送風することができ、また、重量
の軽量化と首振機構の簡略化コストダウンが図れる。 【0008】また、取付角度切替機構によって回転軸に
対してカムを取付ける傾斜角度を適宜変更する。これに
より、左右首振に加えて上下方向首振と水平方向の首振
の切替えも簡単にすることができるから使い勝手が大変
良い。 【0009】 【実施例】図1は、本発明の参考例を示す扇風機1にお
いて、扇風機本体2と支持体としてのネックピース3に
回動自在に支持しネックピース3をスタンドの支柱4に
俯仰角度自在に支持した部分の右側要部断面図である。 【0010】扇風機1は、扇風機本体2と支持体として
のネックピース3と支柱4を突設したスタンドとを有す
る。 【0011】扇風機本体2は、ネックピース3に形成さ
れた軸受穴に挿入軸支される枢軸5の上部に装着された
支持部材として支持具6と、この支持具6の両先端部間
に挟持する如く上下方向に回動自在に枢支される送風フ
ァン駆動用モータ7(以下送風モータ7という)と、こ
の送風モータ7の回転軸8に着脱自在に装着される送風
羽根9と、この送風羽根9を被う後ガード10と前ガー
ド11と、送風モータ7の後方に装着される首振モータ
12と、この首振モータ12により扇風機1を後述する
楕円状に首振させる首振機構13と、送風モータ7等を
被うカップ状の後カバー14からなっている。 【0012】首振機構13は、図2に示すように首振モ
ータ12の出力軸15を固定する上方に開口する軸受1
6aと軸受16aから偏心して下方へ開口し、後述する
リンク機構17のレバー18の後端が回動自在に枢支さ
れる軸受16bと、外周縁に沿って摺動溝16cを有
し、かつ、その直径方向が軸受16aの外周に対する水
平面より所定角度傾斜したカム体16dが形成される首
振体16が設けられている。 【0013】この首振体16の摺動溝16cには、送風
モータ7の後方から突出する支持片19に固定される摺
動体である球体20が摺動自在に嵌装しており、また、
首振体16の下部の軸受16bにはリンク機構17のレ
バー18の後端が枢支されている。なお、摺動体として
の球体20は摺動可能なものであればよく、滑らかな面
状のものであれば良い。 【0014】ここで、扇風機本体2が右端および左端に
移動したときカム体16dの直径方向が水平となり、扇
風機本体2が水平となるように構成し、さらに、扇風機
本体2が正面に移動したとき、カム体16dが球体20
と摺動する部分の位置を最も高くまたは低くなるように
構成しておく。 【0015】リンク機構17は、図3に示すように支持
具6に下方に設けられ枢軸5に回動自在に枢支される駆
動リンク21に前述したレバー18の先端が枢支されて
いる。なお、23は給電コードの引っ掛け具を示してい
る。 【0016】まず、首振モータ12が回転すると、首振
機構13の首振体16が連動回転し、この首振体16の
回転に伴い、リンク機構17を介して駆動リンク21を
回動させて、ネックピース3の図示省略する軸受部に対
して枢軸5が回動する。これにより、図示省略する基台
に対して扇風機本体2が左右方向へ首振をする。 【0017】この際、首振モータ12の回転により、首
振体16のカム体16dが首振モータ12の出力軸15
に対して所定の傾斜をもって回転する。これによつて、
送風モータ7から延設それる球体20とカム体16dの
摺動溝16cの上下位置が回転に応じて変化し球体20
が支持具6の支持点24を中心にして上下して扇風機本
体2が上下に首振される。 【0018】ここで、具体的に図3乃至図6を参照して
作用を説明すると、まず、扇風機本体2が基台に対して
右端を向いているとき、図3に示すように首振体16の
カム体16dが中央高さとなっている。この結果、カム
体16dに形成されている摺動溝16cに嵌装する球体
20と支持具6の支持点24との関係から扇風機本体2
が中央高さ、つまり、図7に示すA点の位置にある。 【0019】次に、首振モータ12が回転すると、図4
に示すようにカム体16dの摺動溝16cが球体20と
対応する位置が扇風機本体2の右端(A)の位置より徐
々に低下して正面を扇風機本体2が向いたとき、カム体
16dの摺動溝16cが球体20と対応する位置が最も
低くなる。従って、支持点24に対して送風モータ7の
後方が下げられるため扇風機本体2の前方が上方向とな
り、図7のBの位置となる。 【0020】続いて、首振モータ12が回転すると、図
5に示すように左端を向く位置となり、このときカム体
16dの摺動溝16cと球体20との対応する位置が中
央高さとなり、扇風機本体2の支持点24とカム体16
dの摺動溝16cと球体20との位置関係から扇風機本
体2が中央高さを向くようになり、図7に示すCの位置
となる。 【0021】さらに、今度は扇風機本体2が左端方向か
ら正面方向へ首振をすると、図6に示すようにカム体1
6dの摺動溝16cと球体20と対応する位置が上昇す
るため扇風機本体2の後方が上がるために扇風機本体2
の前方が上方を向き、図7に示すDの位置となる。 【0022】このように、参考例によれば、1台の首振
モータによって左右首振と上下方向の首振がされ結果的
に送風モータ7の中心の軌跡が楕円状となり、広い空間
領域へ送風がされる。また、2種類のモータを用いない
ため、軽量化と機構の簡略化が図られ、コストダウンに
寄与することができる。 【0023】次に、本発明の実施例を図8乃至図12を
参照して説明する。 【0024】図8は、本発明の実施例を示す扇風機の要
部縦断面図であり、図1に示す扇風機1は、首振機構1
3がいわゆる楕円首振を実施する構成であるが、図8に
示す扇風機1は、首振機構26がいわゆる楕円首振と水
平首振とを適宜切替えることができる構成としている。 【0025】首振機構26は、図9乃至図11に示すよ
うに、首振モータ12の回転を伝え、首振モータ12の
出力軸15を固定する軸受27aとリンク機構17のレ
バー18の後端を枢支する軸受27bと内側に切替機構
としてスプリング29と球体30を両端を装入して切替
機構31を形成する連結体27と、板厚で外周縁に摺動
溝28aを形成し、内側に前記連結体27を下方から挿
入する貫通穴28bを形成し、さらに、貫通穴28bに
内側縁周に沿って図12または図13に示すように水平
首振用の内溝28cと上下首振用の内溝28dが2本形
成され、いずれかの内溝28c,28dに前記切替機構
31の球体30が摺動自在に嵌装するカム体28と前記
連結体27内に形成されるスプリング29によって付勢
される球体30が内溝28cまたは内溝28dに嵌装さ
れて、楕円首振と上下首振を適宜切替える切替機構31
からなっており、カム体28の摺動溝28aには、送風
モータ7の後方から延設される支持片19に固定される
球体20が嵌装して摺動自在となっている。 【0026】ここで、図12に示すように切替機構31
の球体30が内溝28dに嵌装しているとき、扇風機本
体2が正面方向のときカム体28の摺動溝28aが下方
へ向いた状態となるように構成されている。 【0027】これにより、支持具6の支持点24との関
係で扇風機本体2の前方が上方向となり、参考例で説明
したと同様に扇風機本体2が左右端で中央高さとなり、
正面で上方向または下方向となるため扇風機本体2の軌
跡は、図7と同様となる。 【0028】次に、図12に示す楕円首振のときはに、
扇風機本体2の前方を下方向へ押すと、扇風機本体2の
後方が上昇して図13に示すように球体30が内溝28
dから内溝28cへ嵌装する。 【0029】この状態のとき、扇風機本体2の左右首振
に対してカム体28の摺動溝28aが扇風機本体2の支
持具6の支持点24との関係で、扇風機本体2が中央高
さとなるように構成されている。 【0030】従って、この場合は参考例の左端または右
端の中央高さと同様となり、本実施例では、常に中央高
さの状態で左右首振をすることができる。 【0031】なお、参考例および本実施例では、首振モ
ータを支持具に装着するようにしているが、首振モータ
を送風モータに装着し、摺動体を支持具に装着する構成
によっても参考例および本実施例と同じ動作となり、同
様に実施することができる。 【0032】また、本実施例では切替機構31を2段と
しているが、回転軸に対するカム体の傾斜角度を3段以
上に切り替えるように構成することもできる。また、カ
ム体は円盤状で、外周縁に形成される摺動溝は円溝とな
っているが、このように円盤状で円溝でなく、例えば、
カム体の外周縁全体を大きく波が打つように形成し対応
して摺動溝も大きく波を打つ波溝のように形成すれば、
摺動体が大波状の摺動溝に対応して上下に首振がされる
ために参考例および本実施例で説明した楕円首振と異な
る上下首振をさせることもできる。 【0033】 【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明よれ
ば、首振モータの回転に応じてカムの位置が変わり、送
風モータの上下方向が可変されると共に、リンク機構の
駆動により左右に首振させるから一台の首振モータによ
って広い空間へ送風することができ、また、重量の軽減
化とコストダウンが図れる。 【0034】また、取付角度切替機構によって回転軸に
対してカムを取付ける傾斜角度を適宜変えることができ
るために一台の首振モータによって左右首振と上下方向
首振の範囲や水平方向のみの首振の切替えも簡単にする
ことができ、使い勝手が大変良く便利である。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の参考例を示す扇風機の要部縦断面図。 【図2】図1の扇風機の要部断面図。 【図3】図1の扇風機が右端方向へ移動したときの作用
を示す説明図。 【図4】図1の扇風機が正面方向へ移動したときの作用
を示す説明図。 【図5】図1の扇風機が左端方向へ移動したときの作用
を示す説明図。 【図6】図1の扇風機が正面方向へ移動したときの作用
を示す説明図。 【図7】図1の扇風機本体の中心の軌跡を描いた説明
図。 【図8】本発明の実施例を示す扇風機の部分縦断面図。 【図9】図8の連結体の斜視図。 【図10】図8のカム体の正面図。 【図11】図8のカム体の側面図。 【図12】図8の扇風機の第1作用を示す要部断面図。 【図13】図8の扇風機の第2作用を示す要部断面図。 【符号の説明】 1 扇風機 2 扇風機本体 3 ネックピース 4 支柱 5 枢軸 6 支持具 7 送風モータ 12 首振モータ 13 首振機構 16 首振体 16a,16b 軸受 16c 摺動溝 16d カム体 17 リンク機構 18 レバー 19 支持片 20 球体 21 駆動リンク 22 カム体 26 首振機構 27 連結体 27a,27b 軸受 28 カム体 28a 摺動溝 28b 貫通穴 28c,28d 内溝 29 スプリング 30 球体 31 切替機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04D 25/10

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 送風ファンを回転駆動する送風モータ
    と、該送風モータを上下動自在に支持する支持具と、該
    支持具を左右方向に回動自在に支持するネックピース
    と、首振モータの回転により前記支持具を前記ネックピ
    ースに対して左右に首振させるリンク機構とを備える扇
    風機において、 前記首振モータの回転軸に、前記支持具に対する送風モ
    ータの上下方向角度を可変するカムを装着し、前記回転
    軸に対して前記カムを取付ける傾斜角度を適宜変更する
    取付角度切替機構を設けることを特徴とする扇風機。
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