JPH06198381A - 分割金型 - Google Patents

分割金型

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JPH06198381A
JPH06198381A JP36062592A JP36062592A JPH06198381A JP H06198381 A JPH06198381 A JP H06198381A JP 36062592 A JP36062592 A JP 36062592A JP 36062592 A JP36062592 A JP 36062592A JP H06198381 A JPH06198381 A JP H06198381A
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Masanori Ota
正紀 太田
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Isuzu Motors Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形時における局部応力集中をなくし、金型
の寿命を大幅に増加すると共に、安価に製造できる分割
金型を提供する。 【構成】 雌型本体1に製品の凸部を形成するための成
形部を凹部12として形成し、該凹部の底部コーナー1
3に丸みを形成し、該コーナーから少しの距離を隔てた
内側部分を、外形が花びら形10の筒状の分割型2と
し、雌型本体1にも分割型の花びら形の外形10に合わ
せた凹部を彫り込み、両型を嵌合した。成形時に成形圧
力による応力が集中する金型底部を分割型とすると共
に、底部コーナーに丸みを形成したので、金型底部にお
ける局部応力の集中が防止でき、また、分割線の位置
が、底部コーナーより内側に少しずれているので、雌型
本体と分割型の嵌合部における多少の位相ずれが許容で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、成形用分割金型、特に
ベベルギアの鍛造用金型等に適した分割金型に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】例えば、ベベルギアの鍛造は、歯形を形
成した雌型に素材を入れ、パンチにより素材を雌型に押
付けて歯形を形成するようにしている。図2に従来のベ
ベルギア鍛造用金型の〓例を示す。図2Aは雌型の横断
面図、図2Bは1部の平面図である。雌型21には、多
数の歯形成形部22が凹部として放射状に形成され、各
歯形成形部22の間には、製品の歯底を成形する凸部2
4が一体に形成されている。このベベルギア鍛造用金型
を用いて鍛造を行うと、雌型の底部23は径が縮小され
ているので、鍛造時の負荷によって発生する応力が底部
23に集中し、金型を破損する。特に製品の歯底を成形
する凸部24の内側の小径部25に局部的に応力が集中
し、金型21のこの部位25に亀裂が発生する。
【0003】上記の金型に発生する応力集中を分散さ
せ、また金型の製造を容易とするため、金型を分割した
形式のものが各種提案されている。図3に分割式のベベ
ルギア鍛造用金型の例を示す。図3Aは雌型の横断面
図、図3Bは1部の平面図である。この分割金型は、金
型本体31に歯形成形部32を形成し、その底部33の
製品ベベルギアの傘形の小径部における内径部35から
内側部分を、中空円筒状の分割型30として嵌合したも
ので、金型本体31と分割型30とは、円形の分割線3
6で図2の一体形式の雌型21を分割したものに相当す
る。この分割型では、鍛造時に底部33におけるに応力
を金型本体31と分割型30で受けることになるが、製
品の歯底を成形する凸部34の内側の小径部37に局部
的に応力が集中する。
【0004】図4に分割式のベベルギア鍛造用金型の別
の例を示す。図4Aは雌型の横断面図、図4Bは1部の
平面図である。この分割金型は、製品ベベルギアの外径
部(傘形の大径部)から内側を分割型40として金型本
体41に嵌合したもので、歯形成形部42は、嵌合した
金型本体41と分割型40の両者で形成される。この場
合、両者の分割線は、図4Bに示すように、円形の分割
線43となる。この分割型では、鍛造時に金型底部にお
けるに応力を分割型40で受けることになり、製品の歯
底を成形する凸部44の内側の小径部45に局部的に応
力が集中する。また、特願平1−197029号公報に
は、図4に示す分割型40を更に製品ベベルギアの内径
部から内側で分割した金型が記載されている。
【0005】上記の一体型や分割型では、鍛造負荷が大
きくなると、応力が金型の底部に集中して金型を破損す
る。特に製品の歯底を成形するための金型凸部の内側の
小径部(図2の25、図3の37、図4の45)に局部
的に応力が集中し、金型のこの部位に亀裂が発生する。
この金型の亀裂の発生部位は、図5に示す鍛造した製品
ベベルギアWの歯形Gの歯元底部端Kの部位となり、鍛
造製品のこの部位に成形不良が発生することになる。
【0006】上記の一体型や分割型の問題点を解決する
ため、図6に示すような分割型としたものがある。図6
Aは雌型の横断面図、図6Bは1部の平面図、図6Cは
図6AのY−Y線に沿う断面図である。雌型本体51に
は、多数の歯形成形部52を凹部として放射状に形成
し、その底部のコーナー53(製品ベベルギアの歯形小
径部の先端部に相当)から内側部分を、外形が歯形に沿
った花びら形の中空筒状の分割型50とし、雌型本体5
1にも花びら形の分割線55に沿った凹部を彫り込み、
両者を嵌合したものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この形式の分割型で
は、上記従来金型における金型底部内側凸部への応力集
中は軽減されるが、鍛造時に雌型本体51底部のコーナ
ー53への応力集中が起り、この凹部の両端部54に亀
裂が発生する。この金型の亀裂の発生部位は、図7に示
す鍛造した製品ベベルギアWの歯形Gの歯先端の両端部
Eの部位となり、鍛造製品のこの部位に成形不良が発生
することになる。また、この部位Eは、雌型本体51と
分割型50と接合部であるので、丸みが付けられず、製
品ベベルギアWがシャープエッジとなって相手のベベル
ギアとの噛み合せが悪くなる。更に、雌型本体51と分
割型50とを花びら形の分割線55に沿って加工するの
が困難で、両者の位相合せを正確に加工するためには金
型が高価となり、位相合せが不正確であると、両型の分
割線に沿って鍛造時に製品にバリが発生する。
【0008】本発明は、上記の分割型の問題点を解決
し、成形圧力の局部応力集中をなくし、金型の寿命を大
幅に増加すると共に、安価に製造できる分割金型を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、雌型本体に製
品の凸部を形成するための成形部を凹部として形成し、
該凹部の底部コーナーに丸みを形成し、該コーナーから
少しの距離を隔てた内側部分を、外形が花びら形の筒状
の分割型とし、前記雌型本体にも分割型の花びら形の外
形に合わせた凹部を彫り込み、該雌型本体と前記分割型
とを嵌合した分割金型である。
【0010】
【作用】この分割型では、成形時に成形圧力による応力
が集中する金型底部を分割型とすると共に、底部コーナ
ーに丸みを形成したので、金型底部における局部応力の
集中が防止できる。また、雌型本体と分割型との花びら
形の分割線の位置が、底部コーナーより内側に少しずれ
ているので、雌型本体と分割型の嵌合部における多少の
位相ずれが許容できる。
【0011】
【実施例】図1は本発明の実施例を示すもので、図1A
は雌型の横断面図、図1Bは1部の平面図、図1Cは図
1AのX−X線に沿う断面図、図1Dは鍛造した製品ベ
ベルギアの一部の斜視図である。雌型本体1には、多数
の歯形成形部12を凹部として放射状に形成し、各歯形
成形部12の間には、製品の歯底を成形する凸部14が
形成され、その底部11の歯形成形部12のコーナー1
3(製品ベベルギアの歯形小径部の先端部に相当)に丸
みRを形成し、そのコーナー13から少しの距離L(約
0.5〜1.5mm)を隔てた内側部位20から内側部
分を、外形が花びら形の中空筒状の分割型2とし、雌型
本体1にも花びら形の分割線10に沿った凹部を彫り込
み、両者を嵌合したもので、3は製品型抜き用穴であ
る。
【0012】この分割型では、歯形成形部12のコーナ
ー13を雌型本体1に形成することになるので、コーナ
ー13に丸みを形成することが可能となり、雌型本体1
のコーナー13に丸みが有るのでこの部位への局部応力
の集中が防止でき、金型の寿命を大幅に増加させること
ができる。また、花びら形の分割線10の最大径20の
位置が、歯形成形部12のコーナー13より内側に少し
ずれているので、雌型本体1と分割型2の多少の位相ず
れが許容でき、このため金型の加工が容易となって金型
が安価に製作できる。仮に、雌型本体1と分割型2の嵌
合部に隙間があって、この分割型で鍛造した製品にバリ
が発生しても、製品に発生するバリは、図1Dに破線1
0で示す金型の分割線に沿って製品Wの端面に発生する
ので、製品歯車の噛合い面には影響がない。
【0013】上記の実施例では、ベベルギアの鍛造用金
型について説明したが、これに限るものではなく、本発
明は、内周方向に凹凸のある形状を有する製品の成形用
金型に適用できる。
【0014】
【発明の効果】本発明は、周方向に凹凸の有る成形型に
おいて、成形時における成形圧力による局部応力集中を
なくし、金型の寿命を大幅に増加すると共に、金型が安
価に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示し、図1Aは横断面図、図
1Bは1部平面図、図1Cは図1AのX−X線の断面
図、図1Dは製品の一部の斜視図。
【図2】従来の鍛造用金型を示し、図2Aは横断面図、
図2Bは1部の平面図。
【図3】従来の分割金型を示し、図3Aは横断面図、図
3Bは1部の平面図。
【図4】従来の分割金型の他の例を示し、図4Aは横断
面図、図4Bは1部の平面図。
【図5】従来の金型による成形体を示す一部斜視図。
【図6】従来の分割金型の別の例を示し、図6Aは横断
面図、図6Bは1部の平面図、図6Cは図6AのY−Y
線に沿う断面図。
【図7】本願の分割金型による成形体を示す一部斜視
図。
【符号の説明】
1 雌型本体 2 分割型 10 花びら形分割線
12 歯形成形部 13 歯形成形部底部コーナー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雌型本体に製品の凸部を形成するための
    成形部を凹部として形成し、該凹部の底部コーナーに丸
    みを形成し、該コーナーから少しの距離を隔てた内側部
    分を、外形が花びら形の筒状の分割型とし、前記雌型本
    体に分割型の花びら形の外形に合わせた凹部を彫り込
    み、該雌型本体と前記分割型とを嵌合したことを特徴と
    する分割金型。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103252627A (zh) * 2013-05-24 2013-08-21 盘起工业(大连)有限公司 一种两层组合凹模及加工方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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