JPH06197625A - 穀物用貯溜槽の攪拌装置 - Google Patents

穀物用貯溜槽の攪拌装置

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JPH06197625A
JPH06197625A JP34942192A JP34942192A JPH06197625A JP H06197625 A JPH06197625 A JP H06197625A JP 34942192 A JP34942192 A JP 34942192A JP 34942192 A JP34942192 A JP 34942192A JP H06197625 A JPH06197625 A JP H06197625A
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grain
storage tank
carriage
truck
trolley
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JP34942192A
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Satoru Akata
悟 赤田
Setsuo Sasaki
節夫 笹木
Kenji Usui
賢志 臼井
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Hokoku Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Hokoku Kogyo Co Ltd
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  • Storage Of Harvested Produce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 第1の台車及び第2の台車を含んで構成され
た攪拌機構を複数の貯溜槽で共用できるようにして、穀
物用貯溜施設全体でみた穀物の攪拌作業に要する装置コ
ストを低く抑えることができるようにされた穀物用貯溜
槽の攪拌装置を提供すること。 【構成】 一列に並設された貯溜槽1A,1B,1C,
─のいずれかを左右方向に橋架するように第1の台車1
0が配設されるとともに、該第1の台車10に第2の台
車20が横移動可能な状態で搭載され、その第2の台車
20に上記各貯溜槽1A,1B、1C,─内に挿入され
て回転せしめられる攪拌具23,24が脱着可能に取り
付けられてなる。そして、上記貯溜槽1A,1B,1
C,─にそれぞれ上記第2の台車20から脱着された攪
拌具23,24を支持するための支持具50が配される
とともに、上記攪拌具50が上記第2の台車20から脱
着された状態で上記第1の台車10が隣接する上記貯溜
槽1A,1B,1C,─間を移動し得るようにされてな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、貯溜槽内に収容されて
いる穀物を等しく上下方向に攪拌することができる攪拌
具を持つ穀物用貯溜槽の攪拌装置に係り、特に複数の角
型の貯溜槽が並設された穀物用貯溜施設に好適なものに
関する。
【0002】
【従来の技術】穀物、特に、米や麦は収穫後に所定の水
分まで乾燥させた後貯溜及び貯蔵することが食味等の品
質を維持し劣化をおさえるために必要であり、そのため
に多くの処理施設が提案され利用され、また各種の穀物
貯溜槽が用いられている。その一つとして、図7に示す
ような大容量の貯溜槽いわゆる丸ビンが知られている。
これは全体形状が屋根を有する円筒形であり、断面が円
形である大型容器501の底部近傍には床部材513を
有し、該床部材513には多数の通気孔が形成されてい
る。また、該床部材513の中央部には穀物排出口51
4が設けられている。床部材513の下方には送風機5
60等を介して、温風あるいは湿度と温度が適宜制御さ
れた空気が送られる。
【0003】容器501内には、容器の中央部を中心と
して適宜の駆動手段により水平に回転するよう容器50
1の上部に支持された支持部材524が設けられてお
り、該支持部材524に対して複数本の第1の攪拌具
(オーガー)530、530が垂直方向にかつ該支持部
材524に対して横移動可能に装着されている。床部材
513上には、前記穀物排出口514を中心として放射
方向に第2の攪拌具(アンローダ)540が複数本水平
状態に設けられている。
【0004】乾燥あるいは貯蔵の時点で必要に応じてオ
ーガー530、530を駆動することにより槽内に収容
された穀物は全体として上下方向に攪拌され、上下の層
を積み替えることにより品質の劣化を極力防止してい
る。ところが、このものではアンローダ540があるた
めに床部材513からアンローダ540の高さまでが攪
拌されないという不都合がある。
【0005】従来のこの種の丸ビンにおいて、第2の攪
拌具に相当するアンローダ540は槽内の穀物の自然排
出の後に残った穀物の排出を目的に設けられているもの
であり、自然排出が停止した時点でアンローダ540を
駆動して、残留穀物を穀物排出口514に向けて移動さ
せる。穀物排出孔514から穀物は床部材513の下面
に設けた排出コンベア515により機外に搬出され図示
しない適宜のコンベア手段により容器501の上方に移
送されビン投入コンベア516により再び容器501内
に投入されるか槽外に搬送される。
【0006】穀物貯溜槽のもう一つの形態として図8に
示す角ビンが知られている。これは通常火力乾燥装置の
前工程に設けられるものであり、荷受量の変動を平均化
したり、初期水分を多少低下させて火力乾燥装置の負担
を低減する目的で用いられる。この構造は、鉄板により
立方体状に組付けられた角ビン660の床下から一定高
さの所に通気床661を設け、その通気床661に多数
の通気孔662、662を形成すると共に該通気床66
1の一方の端部には内部の穀物を外部に排出するための
穀物排出口664を設けている。この多数の通気孔66
2,662は穀物排出口664に向けて形成されてお
り、排出はアンローダを使用しないで、方向性を持たせ
た風で穀物を移動させて行うようになっている。
【0007】また、ビン660の側壁には送風口665
を設け、適宜の燃焼装置からの熱風を床下と通気床66
1との間に送気するようにして、堆積高さを変えること
によって荷受量の変動に対応しながら多少の乾燥も行え
るようになっている。これは比較的少量の貯溜槽であ
り、通常刈り取り直後の高水分穀物はできるだけ薄く堆
積して予備乾燥を行い、予備乾燥が終了したものは他の
角ビンへ移動させながら徐々に高積みして満杯にしてい
き最終的に必要な量の荷受けを行うようにして用いられ
る。ところが、角ビン660はビン間の入替作業、入替
えのための空ビンが必要であり、上下層の水分ムラが発
生する不具合がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような穀物貯溜
槽において、大容量の貯溜槽いわゆる丸ビンは垂直方向
に位置する複数本の上下攪拌用のオーガーを有しかつ各
オーガーは槽の径方向に移動可能に装着されていること
から、槽内の殻粒は等しく該上下オーガーの作用を受け
て攪拌されることができ、容器内壁近傍に位置する殻粒
であってもまた中央部に位置する殻粒であっても必要な
上下の層の積み替えが行われる。しかしながらこの貯溜
槽装置は大型でかつ高価であることからその使用規模も
自ずと制限があり、小規模経営の農家等においてこの施
設を設置することは事実上困難であった。しかも、この
丸型のものはそれを複数基前後左右に並置するとデッド
スペースを生じ、占有設置面積に対して穀物貯蔵量がそ
のデッドスペース分だけ少なくなる不都合を有してお
り、さらには、アンローダ部分が攪拌されないという不
具合もある。
【0009】そのために比較的小規模の施設においては
角ビンタイプの貯溜槽が火力乾燥装置と共に用いられる
ことが多い。ところが、従来の角ビンタイプの貯溜槽は
攪拌装置を有していないので、乾燥中に貯溜穀物の上層
と下層との水分差が生じてしまい、火力乾燥機内での穀
物の水分ばらつきが大きくなることから、上記したよう
にこの設備は乾燥が主目的で用いられることはなく、そ
の設置数も一日の最大荷受量によって決定されるのが普
通であった。
【0010】本発明者は、比較的少容量の角ビンの持つ
上記のような不都合を解消して単に予備乾燥あるいは一
次貯溜槽としてではなく、主乾燥も行えかつ貯溜槽とし
ての機能を果たし得る角ビンを開発すべく、攪拌具を角
ビン内の直交する2方向に同時に又は選択的に往復動さ
せるようにした攪拌装置を製作した。この攪拌装置は、
基本的には、角ビンにおける左右の側壁部間を橋絡する
ように該両側壁部上に走行可能な状態で乗架された第1
の台車と、該第1の台車に横移動可能な状態で搭載され
た第2の台車と、該第2の台車に取り付けられた状態で
上記角ビン内に鉛直に挿入されて回転せしめられる攪拌
具と、上記第1の台車を上記角ビンにおける前後の側壁
部間を横切る方向に往復動させる第1の走行駆動機構
と、上記第2の台車を上記左右の側壁部間を横切る方向
に往復動させる第2の走行駆動機構と、を具備するもの
であり、この攪拌装置を角ビン上に設置して実験を行っ
たところ、角ビン内の殻粒は上下方向に十分に攪拌さ
れ、下層の殻粒と上層の殻粒とを積み替えることがで
き、槽の下方から通気することにより乾燥むらのない高
品質の殻粒を得、かつ貯溜することができた。
【0011】ところで、通常、穀物用貯溜施設において
は、前記したように必要に応じて貯溜穀物を槽間で移替
えることが要求されるとともに、一つの角ビンに貯溜で
きる穀物量には制限があることから、複数の角ビン、即
ち角型の貯溜槽を隣り合わせに並設するのが普通であ
る。ところが、上記構成の攪拌装置は、一つの貯溜槽に
一基設置することを前提としているため、各貯溜槽につ
いてそれぞれ個別に攪拌装置を設置する必要がある。
【0012】しかしながら、各貯溜槽毎に個別に攪拌装
置を設置する場合には、当然ながらその基数分の費用が
かかるため、穀物用貯溜施設全体でみれば、穀物の攪拌
作業に要する装置コストが嵩むという問題が生じる。か
かる点に鑑み本発明は、穀物の乾燥及び貯溜を主目的と
して使用することができる比較的小容量の角型の貯溜槽
が複数個並設された穀物用貯溜施設において、第1の台
車及び第2の台車を含んで構成された攪拌機構を複数の
貯溜槽で共用できるようにして、穀物用貯溜施設全体で
みた穀物の攪拌作業に要する装置コストを低く抑えるこ
とができるようにされた穀物用貯溜槽の攪拌装置を提供
することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本発明に係る穀物用貯溜槽の攪拌装置は、基本的に
は、複数の角型の貯溜槽が前後方向に一列に並設された
穀物用貯溜施設において、上記貯溜槽のいずれかを左右
方向に橋架するように第1の台車が配設されるととも
に、該第1の台車に第2の台車が横移動可能な状態で搭
載され、その第2の台車に上記各貯溜槽内に挿入されて
回転せしめられる攪拌具が脱着可能に取り付けられてな
り、上記複数の貯溜槽にそれぞれ上記第2の台車から脱
着された攪拌具を支持するための支持具が配されるとと
もに、上記攪拌具が上記第2の台車から脱着された状態
で上記第1の台車が隣接する上記貯溜槽間を移動し得る
ようにされていることを特徴としている。
【0014】
【作 用】上述の如くの構成とされる本発明に穀物用貯
溜槽の攪拌装置においては、例えば、一つの貯溜槽での
攪拌作業が終了して他の貯溜槽の攪拌作業を行う際等に
は、攪拌具を第2の台車から脱着してその攪拌作業が終
了した貯溜槽に配された支持具に装着しておき、その状
態で第1の台車(それに搭載されている第2の台車も)
を他の貯溜槽に移動させ、この他の貯溜槽に配された支
持具に支持されている攪拌具を上記移動せしめられた第
1の台車に搭載された第2の台車に取り付け、この状態
で攪拌具を回転させながら第1の台車及び第2の台車を
貯溜槽を横切る方向にそれぞれ走行移動させる。
【0015】このようにされることにより、穀物の乾燥
及び貯溜を主目的として使用することができる比較的小
容量の角型の貯溜槽が複数個並設された穀物用貯溜施設
において、第1の台車及び第2の台車を含んで構成され
た攪拌機構を複数の貯溜槽で共用できるので、穀物用貯
溜施設全体でみた穀物の攪拌作業に要する装置コストを
低く抑えることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。図1は本発明に係る穀物用貯溜槽の攪拌装置
の一実施例を概略的に示し、この攪拌装置は、複数の貯
溜槽が一列に並設された穀物用貯溜施設に適用されたも
ので、横断面が正方形(ここでは縦横がそれぞれ4m程
度)とされる複数の角型の貯溜槽1A,1B,1C,─
上を移動可能とされている。
【0017】上記各貯溜槽1A,1B,1C,─は、前
述した図8に示されるものと同様な構成を有していて、
ここではその下部が省略されているが、前後の側壁部
2,3(仕切り壁部)と左右の側壁部4,5と底壁部と
からなっている。底壁部は、穀物取出口が設けられると
ともに、例えば目の細かいメッシュ部材が用いられる等
して乾燥用の気体(空気等)を吹き出す無数の細孔状の
通気孔が穀物取出口にその吹き出し口を向けるようにし
て形成されており、穀物排出時は方向性を持った風流で
穀物を上記穀物取出口に集めて排出するようになってい
る。
【0018】そして、それらの各貯溜槽1A,1B,1
C,─における前後の側壁部3(2)の中央上部には後
述する第2の台車20に脱着可能に取り付けられた攪拌
具としてのオーガー23,24を支持するための支持具
50が設置されている。この各貯溜槽1A,1B,1
C,─内の貯溜穀物を攪拌すべく、本実施例の攪拌装置
は、上記貯溜槽1A,1B,1C,─の左右の側壁部
4,5間を橋架するようにレール14,15上に乗架さ
れた第1の台車10と、この第1の台車10に横移動可
能な状態で搭載された第2の台車と、を備えている。第
1の台車10は、図2〜図5に詳細に示される如くに、
本体部10Aの左端側の支持壁部10dに取り付けられ
たギアードモーター35によりベルトもしくはチェーン
式の第1の動力伝達機構71及び第2の動力伝達機構7
2を介して図2の左側の車輪10aが回転駆動されると
ともに、この回転駆動力が図2における右側の車輪10
aにドライブシャフト43を介して伝達されて自走する
ようにされ、また、第2の台車20の横移動用のチェー
ン58が同じく支持壁部10dに取り付けられたギアー
ドモーター37によりベルトもしくはチェーン式の第3
の動力伝達機構74及びギヤボックス57を介して駆動
されるようになっている。
【0019】上記第1の台車10の本体部10Aは左右
の側壁部4,5を橋架するように伸びる断面矩形の胴部
26を有し、この胴部26の上面コーナー部に第2の台
車20の車輪20aが乗せられて移動するようにされ
(図4参照)ている。第2の台車20は上記胴部26の
両側に対向して配された一対の断面矩形の支持側部16
A,16Bを有し、この支持側部16A,16Bの一方
(16B)にオーガー駆動用のモーター25が取り付け
られるとともに、このモーター25の動力が2つの独立
したベルト−プーリー式動力伝達機構28,29により
支持側部16A,16Bの他方(16A)に所定の相互
間隔をあけて取り付けられた一対のオーガー23,24
に伝達されてそれらが同時に回転するようになってい
る。
【0020】オーガー23,24は、図3〜図5に示さ
れる如くに、その上端に設けられたフランジ部23aが
上記ベルト−プーリー式動力伝達機構28,29のプー
リ軸28Aの下端に設けられたフランジ部28aにボル
ト73により締結されて連結されている。従って、上記
ボルトを緩めて外すことによりフランジ付きのオーガー
23,24が第2の台車20から脱着されることにな
る。
【0021】そして、上記第2の台車20及びオーガー
23,24を含む第1の台車10の本体部10A全体
は、図5及び図6を参照すればよくわかるように、車輪
支持部10fに突設された揺動支持部10gに挿通され
た動力伝達機構71の車輪側の回転軸71aを枢軸とし
て揺動し得るようにされ、かつ、本体部10Aの両側下
端部と車輪支持部10fとの間には、該本体部10Aを
自然状態では水平状態に、すなわちオーガー23,24
が鉛直面に平行となるようにすべく一対のコイルばね7
7,77が縮装されている。
【0022】なお、図には、第1の台車10における本
体部10Aの左側の揺動軸(回転軸71a)だけで右側
の揺動軸はあらわれていないが、本体部10Aはその両
端部で揺動自在に支持されている。また、車輪支持部1
0fには、図5と図6とを比較参照すればよくわかるよ
うに、上記本体部10Aの傾斜角度θが所定値以上とな
ったとき該本体部10Aの下端に取り付けられたプッシ
ュナット96,97により択一的にその操作端が押し込
まれるようにされた左右一対のリミットスイッチ81,
82が配されるとともに、走行反転用の複動型のリミッ
トスイッチ78も配されている。
【0023】本例においては、上記リミットスイッチ8
1,82のいずれか一方の操作端が押し込まれたときに
は、図示されていない制御ユニット50がそれを検知し
て、モーター35,37への電力供給を停止して、第1
の台車10及び第2の台車20の走行移動を停止させ、
その後、上記リミットスイッチ81又は82が元の状態
に復帰したとき、あるいは所定の時間が経過したとき走
行を再開するようにされる。
【0024】また、上記リミットスイッチ78の2つの
操作端78a,78bは、第1の台車10が貯溜槽1の
前後の側壁部2,3に最接近したとき、車輪支持部10
fに前方側に付勢された状態で突出せめられたプッシュ
ロッド93A,93Bがストッパ98,98に衝接して
押し戻されることによって、該プッシュロッド93A,
93Bの後端で押圧操作されるようになっており、この
リミットスイッチ78の2つの操作端78a,78bの
いずれかが押し込まれたことが制御ユニット50により
検知されると、モーター35,37が停止せしめられ
て、オーガー23,24が側壁部2,3に最接近した状
態で所定の期間停留せしめられ、しかる後、モーター3
5が逆転せしめられて第1の台車10の走行方向が反転
せしめられるようにされる。
【0025】なお、上記ストッパ98は、L字形とされ
ていて、その立上辺部が側壁部3(2)の中央部分に位
置するようにその下辺部がレール14にボルト98aで
固定されている。従って、このストッパ98は隣合う貯
溜槽1Aと1B,1Bと1C,─ で共用されるととも
に、上記ボルト98aを緩めることにより、ストッパ9
8を図6に示される姿勢から90度回転させて該ストッ
パ98の立上辺部をレール14外方に向けることがで
き、該ストッパ98がかかる姿勢にされると、上記第1
の台車10が該ストッパ98の横を通り抜けることがで
きる。
【0026】このような構成を有する本実施例の攪拌装
置においては、例えば、貯溜槽1Aにおいて、第1の台
車10と第2の台車が適宜の走行速度をもって、つま
り、オーガー23,24が回転しながら任意の移動パタ
ーンをもって走行移動せしめられ、それによって、貯溜
槽1A内の貯溜穀物が上下方向に攪拌される。そして、
例えば、貯溜槽1Aでの攪拌作業が終了して隣の貯溜槽
1Bの攪拌作業を行う際等には、上記したように、スト
ッパ98を図6に示される姿勢から90度回転させて該
ストッパ98の立上辺部をレール14外方に向け、第1
の台車10全体を貯溜槽1Bに近接させる。そうする
と、オーガー23,24の上部が貯溜槽1Aに配された
支持具50の係止口52に挿入され、そのフランジ部2
3aが係止口52上に位置する。この状態で、ボルト7
3を緩めて取り外すとオーガー23,24が第2の台車
20から脱着されて支持具50に吊持された状態とな
る。
【0027】このようにされた状態の第1の台車10
は、上記ストッパ98や側壁部3(2)に干渉すること
なく移動させ得るので、該第1の台車10全体を貯溜槽
1B側に移動させ、ストッパ98を元の姿勢に戻すとと
もに、貯溜槽1Bに配された支持具50に支持されてい
るオーガー23,24を上記とは逆の手順でボルト73
で締結して連結する。
【0028】これにより、第1の台車10の貯溜槽1B
への移動が完了し、以後貯溜槽1Aと同様に第1の台車
10及び第2の台車20を走行移動させることにより、
貯溜槽1B内の穀物が攪拌され、その後、適宜に上述と
同様にして、貯溜槽1Bから1Cへと第1の台車10全
体を移動させて攪拌作業を行うようされる。このように
されることにより、穀物の乾燥及び貯溜を主目的として
使用することができる比較的小容量の角型の貯溜槽が複
数個並設された穀物用貯溜施設において、第1の台車1
0及び第2の台車20を含んで構成された攪拌機構を複
数の貯溜槽で共用できるので、穀物用貯溜施設全体でみ
た穀物の攪拌作業に要する装置コストを低く抑えること
ができる。
【0029】なお、上記した実施例においては、オーガ
ーを2本備えたものを示したが、貯溜槽の大きさによっ
ては1本でもよく、当然ながら任意に選定できる。さら
に、上記実施例においては、2つのモーターで第1の台
車10と第2の台車20をそれぞれ個別にの走行移動さ
せるようにされているが、単一のモーターだけでそれら
の台車10,20を走行移動させるようにしてもよく、
さらに、第1の台車10だけでなく、又はそれに代え
て、第2の台車20もしくはオーガー23,24を揺動
させるようにしてもよい。
【0030】また、上記実施例においては、台車反転用
のリミットスイッチ78が第1の台車10に設けられて
いるが、それに代えて、例えば、操作端が上下あるいは
左右に揺動可能とされるとともに常時は鉛直もしくは水
平方向に向くように付勢されていていずれかの方向に傾
くと作動(ON)するタイプのリミットスイッチを台車
反転用のスイッチとして各貯溜槽1A,1B,1C,─
の両端に設けておき、それらのうちの攪拌作業を行うべ
き槽に設けられたものだけを制御ユニットで通電して、
その槽のリミットスイッチを第1の台車の走行によって
ON−OFFするようにしてもよい。このようになせ
ば、前記した実施例のストッパ98が不要となり、第1
の台車10の槽間移替え作業や複数の貯溜槽における攪
拌作業が楽になる。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明に係る穀物用貯溜槽の攪拌装置は、穀物の乾燥及び貯
溜を主目的として使用することができる比較的小容量の
角型の貯溜槽が複数個並設された穀物用貯溜施設におい
て、第1の台車及び第2の台車を含んで構成された攪拌
機構を複数の貯溜槽で共用できるようにして、穀物用貯
溜施設全体でみた穀物の攪拌作業に要する装置コストを
低く抑えることができるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る穀物用貯溜槽の攪拌装置の一実施
例の斜視図。
【図2】実施例の拡大図。
【図3】実施例の主要部の正面図。
【図4】図3のX−X線に従う断面図。
【図5】実施例の左側面図
【図6】実施例の動作説明に供される左側面図。
【図7】従来の丸ビンタイプの穀物用貯溜槽及び攪拌装
置の一例の説明に供される概略図。
【図8】従来の角ビンタイプの穀物用貯溜槽の一例の説
明に供される概略図。
【符号の説明】
1A〜1C−貯溜槽 2〜5−側壁部 10−第1の台車 10d−支持壁部 10f−車輪支持部 20−第2の台車 23,24−オーガー 35,37−ギアードモーター 50−支持具 73−ボルト 98−ストッパ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の角型の貯溜槽が前後方向に一列に
    並設された穀物用貯溜施設において、上記貯溜槽のいず
    れかを左右方向に橋架するように第1の台車が配設され
    るとともに、該第1の台車に第2の台車が横移動可能な
    状態で搭載され、その第2の台車に上記各貯溜槽内に挿
    入されて回転せしめられる攪拌具が脱着可能に取り付け
    られてなり、 上記複数の貯溜槽にそれぞれ上記第2の台車から脱着さ
    れた攪拌具を支持するための支持具が配されるととも
    に、上記攪拌具が上記第2の台車から脱着された状態で
    上記第1の台車が隣接する上記貯溜槽間を移動し得るよ
    うにされていることを特徴とする穀物用貯溜槽の攪拌装
    置。
JP34942192A 1992-12-28 1992-12-28 穀物用貯溜槽の攪拌装置 Pending JPH06197625A (ja)

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JP34942192A JPH06197625A (ja) 1992-12-28 1992-12-28 穀物用貯溜槽の攪拌装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6846102B2 (en) * 2002-07-30 2005-01-25 Kabushiki Kaisha Yamamoto-Seisakusho Grain agitating apparatus and grain storing apparatus
US6851847B2 (en) * 2002-10-24 2005-02-08 Sukup Manufacturing Company Adjustable grain bin rail for grain stirring machines

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