JPH11267528A - 穀物処理設備 - Google Patents

穀物処理設備

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JPH11267528A
JPH11267528A JP7520598A JP7520598A JPH11267528A JP H11267528 A JPH11267528 A JP H11267528A JP 7520598 A JP7520598 A JP 7520598A JP 7520598 A JP7520598 A JP 7520598A JP H11267528 A JPH11267528 A JP H11267528A
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JP
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grain
storage unit
ventilation
discharge
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Application number
JP7520598A
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English (en)
Inventor
Masahiro Iwashita
正弘 岩下
Yasuhiro Oshima
康広 大島
Kazuhiko Hosokawa
和彦 細川
Kenji Shimizu
健二 清水
Haruhiko Kizu
晴彦 木津
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Adjustment And Processing Of Grains (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置効率がよく、しかも、コストの増大を招
くおそれ等の不利の少ない状態で処理能力の増大を図る
ことが可能となる穀物処理設備を提供する。 【解決手段】 受入れた穀物を乾燥用貯留部2にて乾燥
処理した後、貯蔵部3にて貯蔵処理するように構成した
穀物処理設備において、貯留部2及び貯蔵部3が、夫々
平面視で矩形状の貯留空間を有する状態で構成されると
ともに、前記貯留部2は貯留される穀物を通風手段32
による通風に基づいて外部に排出するように構成され、
前記貯蔵部3は貯蔵される穀物を自然流下によるホッパ
ー式排出部より外部に排出するように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受入れた穀物を乾
燥用貯留部にて乾燥処理した後、貯蔵部にて貯蔵処理す
るように構成した穀物処理設備に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の穀物処理設備において、従来で
は、前記乾燥用貯留部として、例えば特公昭63‐37
874号公報に示されるように、円筒状に構成される貯
留タンクにて形成される穀粒の貯留空間内に、上下向き
に沿う姿勢で架設されるとともに、自転自在に且つ貯留
タンクの中心に位置する縦軸芯周りで公転する縦送りオ
ーガ式の攪拌装置によって穀粒を攪拌させながら、穀粒
が貯留される貯留用タンク内の貯留空間の床面を網体等
の通気性のある多孔状体で構成して床下の導風路を通し
て送風装置から通風を行い、穀粒の下方側から上方側に
向けて通風させて穀粒を乾燥させるように構成すると共
に、床面の上方側に沿って横向きに配置された横送りス
クリューを自転駆動させると共に、タンク中心に位置す
る縦軸芯周りで公転させて、穀粒を中心に寄せ集めて排
出口から排出された穀粒を搬送コンベアによってタンク
横外方に搬出するように構成したものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成において
は、横送りスクリューが公転運動することによって穀粒
を排出させる構成であり、しかも、攪拌装置も公転運動
することから、穀粒の乾燥や排出を効率よく行わせる為
には貯留タンクが平面視で円形の円筒形状であることが
好ましい。
【0004】ところで、この種の穀物処理設備において
処理能力の増大を図る場合、貯留タンクの貯留容量を大
容量化させる必要があり、上記したような貯留タンクを
複数並べて設置することがある。しかし、上記したよう
な円筒形の貯留タンクの場合、それらを並列配置させる
と、円筒形状であることからそれらの間に無駄が空きス
ペースが発生して、設置面積の割りには貯留容量の増大
が図れないといった不利があった。
【0005】そこで、このような不利を解消することか
ら、上記したような乾燥用の貯留部を平面視で矩形状の
貯留空間を有する構成として、複数の貯留部であっても
極力無駄な空きスペースの無いように効率的な貯留空間
を形成することが考えられ、又、このように貯留空間が
平面視で矩形状に構成される結果、上述したような従来
における横送りスクリュー式の穀粒排出構成が利用でき
ないので、送風手段の送風力を利用して穀粒を搬送する
構成が考えられる。
【0006】尚、上記構成の穀物処理設備では、受入れ
た穀物を乾燥処理する為の上記のような乾燥用貯留部
と、乾燥処理した後の穀粒を貯蔵処理(長期間保存)す
るための貯蔵部があり、この貯蔵部は処理能力を増大さ
せるに伴って大容量化させる必要があり、複数並べて設
置することがあるが、このような貯蔵部においても貯蔵
されている穀粒を外部に排出させるための構成が必要と
なる。そこで、このような貯蔵部を貯留部と同様に、矩
形形状に構成すると共に、送風手段の送風力を利用して
穀粒を搬送する構成とすることが考えられる。
【0007】しかしこのように構成した場合には、送風
手段による送風能力を大きくするために、送風手段が大
型化してコスト高を招いたり、駆動用動力が大きくラン
ニングコストが増大すると共に、この送風手段を例えば
エンジンで駆動するようにした場合には騒音や排ガス等
による環境の汚染が大になる等の不利な面がある。
【0008】本発明はかかる点に着目してなされたもの
であり、その目的は、設置効率がよく、しかも、コスト
の増大を招くおそれ等の不利の少ない状態で処理能力の
増大を図ることが可能となる穀物処理設備を提供する点
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の特徴構
成によれば、受入れた穀物を乾燥用貯留部にて乾燥処理
した後、貯蔵部にて貯蔵処理するように構成した穀物処
理設備において、前記貯留部及び前記貯蔵部が、夫々平
面視で矩形状の貯留空間を有する状態で構成されるとと
もに、前記貯留部は貯留される穀物を通風手段による通
風に基づいて外部に排出するように構成され、前記貯蔵
部は貯蔵される穀物を自然流下によるホッパー式排出部
より外部に排出するように構成されている。
【0010】貯留部及び前記貯蔵部が、夫々平面視で矩
形状の貯留空間を有する状態で構成されるので、例え
ば、処理能力を増大させる場合であっても、貯留空間が
平面視で円形状に設けられる場合に較べて無駄な空きス
ペースの無い設置効率のよい状態で配置することができ
る。又、乾燥処理が行われる貯留部は穀物を通風に基づ
いて外部に排出することによって効率よく排出させるこ
とができ、貯蔵部は穀物を自然流下によるホッパー式排
出部より外部に排出するようにしたので、塵埃の発生を
少ないものにしながら穀物排出を能率よく行わせること
ができると共に、処理能力の増大に伴って比較的大容量
になり易い貯蔵部を自然流下によるホッパー式排出部か
らの排出構成とすることで、通風によって排出させる場
合に較べて、通風手段が無用に大型化してコスト高にな
ったり、ランニングコストが高くなる等の不利を回避す
ることが可能となった。
【0011】請求項2に記載の特徴構成によれば、請求
項1において、前記貯留部と前記貯蔵部とが隣接して配
置されるとともに、前記通風手段が前記貯蔵部における
ホッパー式排出部の下方側空間に設置されているので、
ホッパー式排出部においてその構成上発生することにな
る空きスペースすなわち漏斗状に消せいされるホッパー
式排出部の側周囲に存在する空スペースを有効利用して
通風手段を配置することで、設備全体としての設置スペ
ースを大型化させることなく通風手段を配置させること
ができる。しかも、このような空きスペースに設けるこ
とで通風手段の修理点検等のメンテナンス作業を容易に
行えるようにすることもできる。
【0012】請求項3に記載の特徴構成によれば、請求
項1又は2において、前記通風手段がその通風に基づい
て穀物の排出を行う状態と、前記通風に基づいて前記貯
留部に貯留されている穀物の乾燥を行う状態とに切り換
え自在に構成されているので、乾燥を行う通風手段と排
出用の通風手段とを各別に設ける構成に較べて、装置の
兼用化によりコスト高になることを回避できるものとな
る。
【0013】請求項4に記載の特徴構成によれば、請求
項3において、1つの又は複数の前記貯留部からなるブ
ロック毎に前記通風手段が設けられ、前記通風手段によ
る通流気体をその通風手段が設けられているブロックに
おける前記貯留部に通風させることで穀物の乾燥を行
い、前記複数の通風手段のうちの全部又は選択した複数
の通風手段による通流気体を合流させて複数の貯留部の
うちの選択した一つの貯留部に通風させることで穀物の
排出を行うように構成されている。
【0014】乾燥のための通風量は比較的少ないもので
済むが、排出のための通風量は多くする必要があるが、
複数の通風手段の夫々を排出に適した大容量のものを用
いるとコスト高になってしまうが、乾燥のときは各々の
通風手段が行い、排出のときは複数の通風手段の通流気
体を合流させて利用することで、夫々の通風手段は乾燥
用の通風量を備えるだけの構成でよく、それだけコスト
低減を図ることができる。
【0015】請求項5に記載の特徴構成によれば、前記
貯蔵部の複数が所定方向に沿って並設されるとともに、
前記貯留部の複数が前記貯蔵部に対して左右両側に隣接
して振り分け配置される状態で前記所定方向に沿って並
設されて構成されているので、貯留部にて乾燥処理した
後の穀粒を効率よく貯蔵部に搬送することができると共
に、大容量化のための背高になりやすい貯蔵部を中心と
して左右に貯留部を配置するので配置バランスがよく、
建屋の中に設置しやすい構成となる。
【0016】請求項6に記載の特徴構成によれば、前記
貯蔵部及び前記貯留部は、複数の支柱と、それらの支柱
にわたって架設連結される複数のパネル状の壁体とで構
成されるとともに、それらが一体的な建屋として構成さ
れて、前記支柱により建屋の屋根を支持するように構成
されている。
【0017】この種の穀物処理設備は大型な設備となる
が、貯蔵部及び貯留部が矩形形状であることを利用し
て、柱と壁体という建物と同様な部材構成とし、それら
が一体的な建屋として構成されて建屋の屋根を支持する
ようにしたので、建屋と兼用した構成となってそれだけ
設備全体としての構成の簡素化によりコスト低減を図る
ことが可能となる。
【0018】請求項7に記載の特徴構成によれば、前記
貯留部に、貯留されている穀物を上下方向に移動しなが
ら攪拌する攪拌手段が備えられているので、堆積してい
る状態で単に通風だけを行うようなものに較べて効率よ
く穀粒の乾燥処理を実行することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る穀物処理設備
について図面に基づいて説明する。図1に示すように、
穀物処理設備は、納入者が投入する穀物の荷受け処理が
行われる荷受け部1、穀物が貯留されるとともに乾燥処
理が行われる貯留部としての貯留ビン2、乾燥後の穀物
を貯蔵する貯蔵部としてのサイロ3、穀物の籾摺調整を
行う籾摺調整部4及び出荷処理を行う出荷部5等を備え
て構成されている。
【0020】荷受け部1は、穀物を受け入れる荷受けホ
ッパー6、荷受けホッパー6からの穀物を横送りする荷
受けコンベア7、穀物を揚送する第1揚送コンベア8、
穀物を一旦貯留する流量調整タンク9、穀物から藁屑等
の異物を除去するための粗選機10、精選処理時には、
粗選機10から排出される穀物を精選別する精選機1
1、荷受け処理時には粗選機10から排出される穀物
を、そして、精選処理時には、精選機11から排出され
る穀物を計量する荷受け用計量機12、粗選機10から
排出される枝梗付き籾等から枝梗等を除去する脱芒機1
3、精選機11から排出される脱ぷ米を貯留する脱ぷ米
タンク14等が備えられる。そして、籾摺調整部4に
は、調整タンク15、籾摺調整装置16、石抜機17等
が備えられ、出荷部5には、計量タンク18、出荷用計
量機19、自動給袋機20等が備えられている。
【0021】荷受け時において、荷受け用計量機12か
ら排出される計量後の穀物は、第2揚送コンベア21に
よって揚送され、供給用コンベア22によりいずれかの
貯留ビン2に貯留されることになる。貯留ビン2に貯留
されて乾燥処理された穀物は、各下端部の排出部23か
ら後述するように送風によって排出されて横送りコンベ
ア24によって搬送され、第3揚送コンベア25により
揚送搬送されて、第4揚送コンベア26及び供給コンベ
ア27によりいずれかのサイロ3へ供給されることにな
る。そして、サイロ3に供給されている穀物は、下方の
排出口28から横送りコンベア29によって横送りされ
第4揚送コンベア30によって揚送された後、 精選処
理時には、荷受け部1の第1揚送コンベア8に搬送され
て精選処理さりたのち、戻され、又、出荷処理時には、
籾摺調整部4に供給され更に出荷部5を通して出荷され
るようになっている。ちなみに、貯留ビン2は、サイロ
3が満杯のときなどにおいては、サイロとしても用いら
れるものであって、上記サイロ3と同様に、荷受け部1
の第1揚送コンベア8や籾摺調整部4に向けて、貯留穀
物を搬送できるように構成されている。
【0022】前記荷受け部1における流量調整タンク
9、粗選機10、精選機11、荷受け用計量機12、脱
芒機13、脱ぷ米タンク14等は、図8に示すように、
それらの各装置を穀物が上方から下方に向けて流下する
ように上下方向に積み重ねて一体的に固定した段積み構
成としてあり、設置スペースを少なくするように構成さ
れている。
【0023】図2、図3に示すように、6個のサイロ3
が所定方向に沿って直線状に並設されるとともに、左右
夫々に6個、合計12個の貯留ビン2が前記サイロ3に
対して左右両側に隣接して振り分け配置される状態で所
定方向に沿って並設されて構成されている。そして、前
記各サイロ3及び各貯留ビン2は、夫々平面視で矩形状
の貯留空間を有する状態で構成されている。つまり、矩
形状の空間の角部に対応する位置に設けられた複数の支
柱Stと、それらの支柱STにわたって架設連結される
複数のパネル状の壁体Paとが設けられるとともに、そ
れらが一体的な建屋として構成されて、前記支柱Stが
上方側に延設されてその支柱Stにより建屋の屋根Yを
支持するように構成されている。
【0024】次に各貯留ビン2の構成について説明す
る。図6に示すように、所定方向に並列配置される6個
の貯留ビン2夫々に対して多孔状で通気可能な床部31
の下方側から導入して貯留ビン2の上部から排出するよ
うに通風させる通風手段としての送風機32を設け、6
個の貯留ビン2夫々の上部に対して排気作用する排風機
33を設けている。そして、各貯留ビン2の上部側の穀
物投入口34には投入用シャッター35を設け、下部に
設けられた穀物の排出部23にはそれを開閉する排出用
シャッター36を設けてある。前記送風機32は6個の
貯留ビン2夫々に対して設けられ、送風機32による通
流空気を貯留ビン2の床部31に導入する状態と、6個
全部の送風機32による通流空気を合流して、6個の貯
留ビン2のうちから選択自在な1つの貯留ビン2の下方
側に導入する状態とに切り換え自在に構成されている。
従って、1つの貯留ビン2にて1ブロックが構成され
る。
【0025】詳述すると、図4に示すように、貯留ビン
2の床部31と下方側の底部37との間を隔壁38によ
り上下二つに仕切り、隔壁38と底部37との間を、隔
壁39,40により貯留ビン2の並設方向と直交する方
向に3つに仕切ってある。貯留ビン2内において床部3
1と隔壁38とによって仕切られる空間と、隔壁38の
下方に隔壁38,39によって仕切られる空間とは、連
通口41によって互いに連通させてあり、これら互いに
連通する二つの空間によって、送風機32からの空気を
床部31の下方側から貯留ビン2に導入するための導風
路42を形成している。隔壁38、隔壁39、貯留ビン
2の前壁及び底部37にて仕切られる仕切空間に臨む部
分には、送風機32の連通口が形成され、前記仕切空間
を6個の貯留ビン2にわたって一連に連通させて連通風
路44が形成されている。又、前記貯留ビン2の隣接す
るもの同士の間に位置する側壁43における前記連通風
路44を形成するための開口には、開閉操作される合流
制御用ダンパ45を設け、各貯留ビン2の隔壁38に形
成した連通口には各貯留ビン2の導風路42と連通風路
44とを連通する状態と遮断する状態とに切り換えるた
めの通風制御用ダンパ46を設けてある。尚、送風機3
2夫々の吸い込み口付近には、吸い込み口に吸い込まれ
る空気を加熱するヒータ47を設けている。
【0026】隔壁38、隔壁39、貯留ビン2の後壁及
び底部37にて仕切られる空間を、6個の貯留ビン2に
わたって一連に連通させて、そのように連通した通路内
に排出用の横送りコンベア24を配置してある。
【0027】そして、図5に示すように、貯留ビン2に
おける穀物貯留空間の床部31は、金属板を打ち抜いて
多数の通気孔31aを形成するとともに、打ち抜きの際
に舌片31bが排出部23側に延びる状態で形成される
ようにして、下方側から供給される空気を上方側に通過
させるとともに、排出部23側に変向するように構成し
ている。
【0028】前記各貯留ビン2の内部の穀物貯留空間に
は、穀物を上下方向に移動しながら攪拌する攪拌手段と
しての攪拌装置Mが設けられている。攪拌装置Mは、貯
留ビン2の上部に平行状態で設けた一対のネジ軸47
と、そのネジ軸47に夫々噛合する一対のコマ部材48
と、それら一対のコマ部材48に連結した軸体49と、
その軸体49を往復移動させるべくネジ軸47を夫々回
動させる一対の移動用電動モータ50と、軸体49に出
力軸を下方に向けて取付けた一対の回転用電動モータ5
1と、回転用電動モータ51夫々の出力軸に連結した一
対の螺旋体52とを備えて構成され、回転用電動モータ
51夫々を駆動させて螺旋体52夫々を回転させなが
ら、移動用電動モータ50を正逆方向に交互に駆動させ
て、軸体49を往復移動させることにより、貯留ビン2
の略全域にわたって貯留されている穀物を上下方向に攪
拌移動させるように構成されている。
【0029】そして、各送風機32、排出用シャッター
36、各ダンパ45,46、各電動モータ50,51等
の作動を制御する制御装置53と、作動内容を指令する
操作盤54とが備えられ、制御装置53は、切換スイッ
チ54aにて通風モードが指令されると、図6に示すよ
うに、全ての排出用シャッター36及び合流制御用ダン
パ45を閉じ状態とし、選択スイッチ54bにて選択さ
れた貯留ビン2に対して、通風制御用ダンパ46を開状
態とするとともに、送風機32、各電動モータ50,5
1を作動させて、通風乾燥が行われる。そして、排出モ
ードが指令されると、図7に示すように、全ての合流制
御用ダンパ45を開状態とし、全ての送風機32を作動
させ、選択スイッチ54cにて選択されている貯留ビン
2の排出用シャッター36及び通風制御用ダンパ46の
み開状態として、他の全ての排出用シャッター36及び
通風制御用ダンパ46を閉じ状態とする。このようにし
て、全ての送風機32の通流空気を合流して選択された
貯留ビン2の床部31の下方側から導入して、その空気
によって穀物を排出口側に流動させることにより、貯留
ビン2内の穀物を全て排出することができる。
【0030】そして、前記各サイロ3は、貯蔵される穀
物を自然流下によるホッパー式排出部より外部に排出す
るように構成されている。つまり、図1に示すように、
サイロ3の底部37が下窄まりの漏斗状に形成され、そ
の先端部に穀物排出口28が形成されており、この穀物
排出口28には排出用シャッター56が備えられ、この
排出用シャッター56を開操作させると自然流下により
穀物が下方側の横送りコンベア29上に排出されるよう
に構成されている。各サイロ3がこのようにホッパー式
排出部を備えていることから、図3に示すように、サイ
ロ3の下方側には排出部の左右両側に空きスペースが形
成されることになり、この空きスペースを利用して前記
各送風機32が配置されている。又、このような空きス
ペースを利用して、作業者がメンテナンス作業用の通路
として利用することもできるようになっている。
【0031】〔別実施形態〕 (1)上記実施形態では、前記サイロ3(貯蔵部)の複
数が所定方向に沿って直線状に並設されるとともに、貯
留ビン2の複数がサイロ3に対して左右両側に隣接して
振り分け配置される状態で所定方向に沿って並設される
構成を例示したが、このような構成に代えて、例えば、
図9に示すように、前記サイロ3(貯蔵部)の複数が所
定方向に沿って直線状に並設されるとともに、貯留ビン
2の複数がサイロ3に対して一側に隣接して配置される
状態で所定方向に沿って並設される構成としてもよく、
あるいは、複数のサイロ3と複数の貯留ビン2とが一連
に連なる直列状態で配置される構成等各種の配置構成で
実施してもよい。
【0032】(2)上記実施形態では、前記通風手段と
しての送風機32がその通風に基づいて穀物の排出を行
う状態と、前記通風に基づいて前記貯留部に貯留されて
いる穀物の乾燥を行う状態とに切り換え自在に構成され
る場合を例示したが、このような構成に限らず、乾燥用
の通風手段と排出用の通風手段とを各別に備えさせる構
成としてもよい。
【0033】(3)上記実施形態では、通風手段が設け
られる1ブロックとして1つの貯留ビン2毎に設ける場
合を例したが、例えば2つ以上の貯留ビン2を1つのブ
ロックとして構成してもよい。
【0034】(4)上記実施形態では、前記貯蔵部及び
前記貯留部が一体的な建屋として構成されて、支柱によ
り建屋の屋根を支持するように構成する場合を例示した
が、このような構成に限らず、建屋は別途設ける構成と
してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】穀物処理設備の概略構成図
【図2】穀物処理設備の平面図
【図3】穀物処理設備の正面図
【図4】貯留ビンの切欠斜視図
【図5】床部の断面図
【図6】貯留ビンの通風状態切換状態を示す側面図
【図7】貯留ビンの通風状態切換状態を示す側面図
【図8】荷受け部における処理設備の配置構成図
【図9】別実施形態の穀物処理設備の平面図
【符号の説明】
2 貯留部 3 貯蔵部 32 通風手段 St 支柱 Pa 壁体 Y 屋根 M 攪拌手段
フロントページの続き (72)発明者 清水 健二 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 木津 晴彦 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受入れた穀物を乾燥用貯留部にて乾燥処
    理した後、貯蔵部にて貯蔵処理するように構成した穀物
    処理設備であって、 前記貯留部及び前記貯蔵部が、夫々平面視で矩形状の貯
    留空間を有する状態で構成されるとともに、前記貯留部
    は貯留される穀物を通風手段による通風に基づいて外部
    に排出するように構成され、前記貯蔵部は貯蔵される穀
    物を自然流下によるホッパー式排出部より外部に排出す
    るように構成されている穀物処理設備。
  2. 【請求項2】 前記貯留部と前記貯蔵部とが隣接して配
    置されるとともに、前記通風手段が前記貯蔵部における
    ホッパー式排出部の下方側空間に設置されている請求項
    1記載の穀物処理設備。
  3. 【請求項3】 前記通風手段がその通風に基づいて穀物
    の排出を行う状態と、前記通風に基づいて前記貯留部に
    貯留されている穀物の乾燥を行う状態とに切り換え自在
    に構成されている請求項1又は2記載の穀物処理設備。
  4. 【請求項4】 1つの又は複数の前記貯留部からなるブ
    ロック毎に前記通風手段が設けられ、 前記通風手段による通流気体をその通風手段が設けられ
    ているブロックにおける前記貯留部に通風させることで
    穀物の乾燥を行い、 前記複数の通風手段のうちの全部又は選択した複数の通
    風手段による通流気体を合流させて複数の貯留部のうち
    の選択した一つの貯留部に通風させることで穀物の排出
    を行うように構成されている請求項3記載の穀物処理設
    備。
  5. 【請求項5】 前記貯蔵部の複数が所定方向に沿って並
    設されるとともに、前記貯留部の複数が前記貯蔵部に対
    して左右両側に隣接して振り分け配置される状態で前記
    所定方向に沿って並設されて構成されている請求項1〜
    4のいずれか1項に記載の穀物処理設備。
  6. 【請求項6】 前記貯蔵部及び前記貯留部は、複数の支
    柱と、それらの支柱にわたって架設連結される複数のパ
    ネル状の壁体とで構成されるとともに、それらが一体的
    な建屋として構成されて、前記支柱により建屋の屋根を
    支持するように構成されている請求項1〜5のいずれか
    1項に記載の穀物処理設備。
  7. 【請求項7】 前記貯留部に、貯留されている穀物を上
    下方向に移動しながら攪拌する攪拌手段が備えられてい
    る請求項1〜6のいずれか1項に記載の穀物処理設備。
JP7520598A 1998-03-24 1998-03-24 穀物処理設備 Pending JPH11267528A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021120150A (ja) * 2020-01-30 2021-08-19 株式会社サタケ テスト乾燥機のサンプル搬入装置

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