JP3975912B2 - 育苗施設利用の大豆等穀物乾燥装置 - Google Patents

育苗施設利用の大豆等穀物乾燥装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、育苗施設を利用して大豆等の穀物を乾燥する育苗施設利用の大豆等穀物乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
育苗建屋内の一部に、穀物乾燥箱を設置して、育苗用のヒータ(熱風機)、又は太陽熱を用いて穀物乾燥する技術(例えば、特許文献1、2参照)が知られている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002ー98478号公報(第4頁、図8)。
【0004】
【特許文献2】
実用新案登録第2540635号公報(第1頁、図1)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
育苗建屋は、発芽室や緑化室に熱風機からの温風を送って、発芽や育苗管理を行わせるもので、広い床面を要する。しかも、この育苗建屋を利用して穀物乾燥できるようにするためには、更に広い床面積に拡大することとなる。又育苗建屋は熱風機による高温管理だけではなく、多湿状態に管理されるため、この育苗建屋内に穀物乾燥機が常設状態におかれるときは、機械類の故障や傷みが著しく、実施上現実的でない。そこで、この発明は、このような育苗建屋を拡張することなく有効に利用して、栽培規模の比較的小さい穀物、例えば大豆の乾燥を効率的、経済的に行わせようとするものである。しかも、乾燥箱等の寿命を長く維持させるものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、熱風機1に通じる温風ピット2を配置した出芽乃至緑化用育苗施設の育苗建屋3内に、大豆等の穀物を収容して乾燥させる乾燥箱4と、上記熱風機1から乾燥箱4へ温風送風するためのメインダクト5とを配置し、このメインダクト5の入口6は前記温風ピット2に開閉可能に設けられるピット口7に連結し、このメインダクト5に配置のダクト口8と乾燥箱4との間を各々サブダクト9で連結することを特徴とする育苗施設利用の大豆等穀物乾燥装置の構成とする。
【0007】
育苗時期の育苗建屋3での育苗作業中は、発芽育苗箱を積栽した発芽台車や、緑化育苗箱乃至緑化台車、育苗箱等を並べて、熱風機1から温風を温風ピット2を経て供給することにより、これら発芽室や緑化室を加温管理しながら発芽乃至緑化育苗する。大豆収穫時期の育苗建屋3では、床面上の発芽台車、緑化台車、空苗箱等を取除いて、この跡の育苗建屋3床面上にメインダクト5と乾燥箱4を載置する。このメインダクト5の入口は、床面のピット口7を開けて連結すると共に、このメインダクト5のダクト口8と乾燥箱4との間をサブダクト9で連結する。この状態で熱風機1を駆動して温風を送風すると、温風ピット2のピット口7からメインダクト5へ送風され、各ダクト口8及びサブダクト9を経て乾燥箱4へ温風が送風されて、この乾燥箱4内に収容される大豆等の穀物を乾燥することができる。又、この穀物乾燥が終った床跡では、これら各乾燥箱4やメインダクト5、及びサブダクト9等を取外して、育苗建屋3外へ取出すことができる。又、ピット口7は口蓋等で閉鎖することができる。
【0008】
請求項2に記載の発明は、熱風機1に通じる温風ピット2を配置した発芽乃至緑化用育苗施設の育苗建屋3内に、大豆等の穀物を収容して乾燥させる複数の乾燥箱4と、これら熱風機1から各乾燥箱4へ温風送風するメインダクト5と等を配置して乾燥可能とすると共に、穀物調製する調製設備を備えた調製建屋10を前記育苗建屋3に隣接して配置し、この穀物調製設備の荷受ホッパー11を、前記育苗建屋3の出入口12の近傍に設け、出荷部13をこの出入口12から離間する側に設けたことを特徴とする育苗施設利用の大豆等穀物乾燥装置の構成とする。
【0009】
大豆等穀物の乾燥を行うときは、育苗建屋3内の育苗関係の台車や苗箱等に代えてメインダクト5や乾燥箱4等を配置して、熱風機1を駆動して温風をメインダクト5等を経て各乾燥箱4へ送風して穀物乾燥作用を行わせる。この乾燥箱4で乾燥された穀物は、この育苗建屋3の出入口12から隣接の調整建屋10へ移されて荷受ホッパー11へ供給される。この荷受ホッパー11に供給された穀物は選別等の調製作用を受けて出荷部13へ取出されて製品として出荷される。乾燥穀物は出入口12を介して隣接の調製建屋10内の荷受ホッパー11へ搬入されるため、搬入距離を短くすることができ、しかもこの調製建屋10の出荷部13はこの出入口12から遠く離れた位置にあるため、この出荷部13への出荷ラインが出入口12を通る運搬ラインと交差することが少く、作業性を迅速、容易にできる。
【0010】
請求項3に記載の発明は、前記育苗建屋3の外壁14を内側壁15と外側壁16との二重壁構成とし、この内側壁15と外側壁16との間の壁間隔部17に前記メインダクト5を設けたことを特徴とするものである。育苗建屋3内の育苗関係の台車や育苗箱等に代えて乾燥箱4等を配置して、外壁14内に形成のメインダクト5のダクト口8と乾燥箱4とをサブダクト9で連結して、熱風機1の駆動で温風をメインダクト9へ送って、各サブダクト9から乾燥室4へ送風して穀物乾燥作用を行わせる。
【0011】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明は、大豆等の穀物を乾燥するときは、育苗建屋3内の育苗関係の台車等を除去した床跡面に、メインダクト5や乾燥箱4等を入替え配置して、このメインダクト5の入口6をピット口7に連結することによって、育苗建屋3内をそっくり乾燥作業室とすることができ、育苗建屋3内を拡張することなく有効利用できる。しかも、育苗建屋3内では、比較的小型で床置形態の乾燥箱4とメインダクト5、及びサブダクト9等と、発芽乃至縁化台車や育苗箱等との入替え作業を行ったり、床面の温風ピット2を利用して、このピット口7にメインダクト5の入口6を連結することにより、簡単な構成、操作でこれら温風ピット2や熱風機1等を共用することができ、育苗施設と乾燥施設との相互切替を簡単、容易に行うことができる。
【0012】
請求項2に記載の発明は、乾燥された大豆等穀物の選別等の調製を行う調製建屋10が育苗建屋3とは区画された別の建屋として設けられるために、調製設備としての機械や装置等が常設されていても、育苗時の高温多湿を受けることがなく、機器の維持管理を良好にすることができる。しかも、乾燥箱4で乾燥された穀物を出入口12を経て隣接の調整建屋10の供給ホッパー11へ運搬して供給するため、この運搬供給における運搬距離を短くして、この運搬ラインは出荷部13からの出荷ラインとの交差をなくして、能率的、効率的な作業を行うことができる。即ち、狭い育苗建屋3内面積を有効に利用しながら穀物乾燥作業を円滑に行うことができ、しかも、この調節建屋10内の機器類の維持保全をも効果的に行うことができる。
【0013】
請求項3に記載の発明は、育苗建屋3で育苗作用時は熱風機1の駆動による温風は、床面に沿う温風ピット2を経て各発芽台車や緑化台車等の底部に送風され、大豆乾燥作用時は外壁14内の壁間隔部17のメインダクト5を経て各乾燥箱4に送風されるもので、いずれの作業においても外壁14が二重壁形態であるため、断熱効果を発揮させ得て育苗建屋3内の加温効率乃至温度管理を良くすることができる。しかも、穀物乾燥時は壁間隔部17にメインダクト5が常設されているために、育苗建屋3内にメインダクト5を設置することなくこのダクト口8にサブダクト9を連結するだけで、育苗作業と乾燥作業との切替えを簡単、容易に行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。先ず、図1〜図6において、同じ敷地内に育苗のための育苗建屋3と穀物としての大豆の調製を行う調製建屋10とが接近して並設される。この育苗建屋3は、苗箱19に播種作業する播種室25と、この苗箱19で発芽させる発芽室27と、及びこの発芽した育苗箱(苗箱)19を積替える積替室30とに仕切られる発芽棟と、この発芽棟からの育苗箱19の供給を受けて緑化する緑化室34を構成の緑化棟とを配置する。
【0015】
この播種室25は、コンベア18を床面上に設置して、これによって搬送する方形状の苗箱19に土詰装置20で床土を充填し、この苗箱19の床土に播種機21で播種し、この播種された苗箱19を段積装置22で発芽台車23に多段に積載する一連の播種装置24が配置構成される。発芽室27は、床面26下に一連の溝形態の温風ピット2を配置して熱風機1から熱風を案内すると共に、この温風ピット2上に置かれる発芽台車23に向けて温風を送風することができる。又、積替室30は、この発芽室27で発芽された発芽台車23の育苗箱19を緑化育苗するための緑化台車28へ積替える積替装置29を配置したものである。更に、この発芽棟に連接の緑化棟の緑化室34は、この積替室30から移動される緑化台車28を収容し、床面31上に並べて緑化育苗させる構成としている。この床面31下には、前記発芽室27と略同様に、温風ピット32を配置形成して、熱風機33から送られる温風を案内して、この温風ピット32上側に沿って並べられる緑化台車28の底部に向けて送風することができる。
【0016】
これらの育苗建屋3の発芽棟では、外周壁を構成する外壁14と、この内側を仕切る仕切壁35と、ドア等で開閉可能の外壁14の出入口36,38と、仕切壁35の出入口12,37とを有する。播種室25と発芽室27との間を仕切る仕切壁35には出入口37が形成され、発芽室27と積替室30との間を仕切る仕切壁35には出入口12が形成される。又、この発芽室27は仕切壁39によって左右二室に仕切られている。図例では、この二室のうち片側の発芽室27を大豆乾燥用の乾燥機室として利用している。
【0017】
この発芽室27を乾燥機室とするときは、熱風機1の設置位置に近い側の温風ピット2の発芽室27内部にはピット蓋40を有したピット口7が敷設されていて、このピット蓋40を開くことによってメインダクト5の入口6をピット口7に連結することができる。床面26の温風ピット2の上面は、チェッカプレート41が敷設閉鎖されていて、温風吹出の必要個所のみ開くことができる形態としている。このピット口7は、温風ピット2の始端部で熱風機1から吹出された直近位置に設けられ、フランジ管42がチェッカプレート41にボルト43締めで取付けられて、床面26上に適宜高さに突出されている。ピット蓋40はこのフランジ管42に嵌合される。温風ピット2はこのピット口7の形成される部分から縦、横方向へ分岐形成されるが、この分岐部には開閉可能のシャッタ44を設けて、乾燥箱4を据付けるときは、各シャッタを閉鎖して各分岐の温風ピット2へは送風させないでピット口7からメインダクト5側へのみ送風させて、乾燥箱4への温風送風効果を良くするように構成することもできる。
【0018】
このピット口7の位置する外壁14部側を縦方向に沿ってメインダクト5を設置し、これと対向する側に各乾燥箱4を配置する。このメインダクト5は円形断面乃至方形断面形態で単位長さのメインダクト5を連結して床面26上に据付け固定する。このメインダクト5には横側にダクト口8が各乾燥箱4の設置間隔毎に形成される。乾燥箱4は、発芽室27に出し入れし易い大きさに構成するもので、方形箱形状で底部に送風筒乃至送風室47を形成して、この送風室47上には網棚48を形成して大豆を収容しうる乾燥槽49を構成する。送風室の一側にはモータで駆動される送風フアン45を有した送風口46が設けられ、この送風フアン45を駆動してメインダクト5から送られる温風を乾燥槽49へ吹き込んで大豆を乾燥できる。これらメインダクト5のダクト口8と乾燥箱4の送風口46との間をサブダクト9で連結する。このサブダクト9は蛇腹ホースからなり、両端をダクト口8や送風口46に形成のフランジ管に嵌合させて、外周からホースバンド50で締め付けて固定できる。
【0019】
このような発芽室27を利用して設置された乾燥箱4には、収穫された大豆が乾燥槽49に収容されて、熱風機1からの温風が前記温風ピット2のピット口7部や、メインダクト5、サブダクト9等を経て送風されて乾燥される。この乾燥した排風は一旦発芽室27内に排出されて、この発芽室27内の室温を高めて、乾燥効果を高く維持する。このため発芽室27や緑化室34内に乾燥箱4等を設置して大豆乾燥機室とするときは、図3で示すように、これら乾燥箱4やダクト5、9等の外周部を覆うように保温シート51を設けて、乾燥機室52を二重室形態とすることもできる。とくに、緑化室34を乾燥機室とするときは、外壁14や屋根等が全面乃至一部がガラス製として日照透過製を良くしているため、夜間は冷え易いものであるから、前記二重室形態として夜間の保温効果を高めることができる。
【0020】
前記調製建屋10は、緑化棟の横側に配置されて、内部には大豆の供給を受ける荷受ホッパー11、この荷受ホッパー11から供給される大豆を風力選別して異物や塵埃等を除去する風力選別装置53、この選別された大豆を受けて比重選別により屑粒を選別排除する比重選別装置54、この比重選別装置54で選別された整粒を受けて転動させながら粒形選別する転選装置55、この選別された大豆を粒径別に選別する粒径選別装置56と各粒径別大豆を収容するタンク57、及び粒色別に選別する粒色選別装置58と各粒色別大豆を収容する製品タンク59等が配置される。この調製建屋10内の荷受ホッパー11は、前記発芽室27の出入口12に近い側に設けられ、ドアを有して開閉される出入口60が設けられる。これに対して製品タンク59から取り出される大豆を計量袋詰めして出荷する出荷部13は、前記荷受ホッパー11から離れた側に配置されて、ドアを有して開閉される出荷口61も該出入口60から離間した位置に設けられる。
【0021】
収穫された大豆は屋外に取り出されている各乾燥箱4の乾燥槽49内に供給収容される。この大豆を収容した乾燥箱4は、フォークリフトで掬い上げられて積替室30の出入口38と発芽室27の出入口12とを通る入荷ラインAを経て、発芽室27内の床面26上所定位置に載置して並べられる。ここで各乾燥箱4の送風口46にはサブダクト9が連結されて乾燥形態とされる。乾燥後は各乾燥箱4のサブダクト9との連結を外して、乾燥箱4をフォークリフトで掬い上げ、前記出入口12、38から一旦育苗建屋3外に出たのち、調製建屋10の出入口60を通る運搬ラインBを経て、荷受ホッパー11上に位置させて乾燥槽49内の乾燥大豆を流下供給させる。このため、これら発芽室27の出入口12と調製建屋10の出入口60との間は、フォークリフトが度々往復することとなる。又、この調製建屋10で選別調製されて出荷部13に取り出された大豆製品は、フォークリフト等によって出荷口61から建屋外へ通る出荷ラインCを経て搬出される。この出荷口61を通る出荷ラインCは、前記発芽室27側の運搬ラインBとは接近乃至交差しないため、大豆の搬入、搬出を迅速、円滑に行うことができ、作業を安全に維持できる。
【0022】
なお、前記発芽室27の乾燥箱4に対する大豆の供給は、この乾燥箱4自体の搬入、搬出によって行うようにしたが、これに代えて乾燥箱4の本体で、例えば送風フアン45や送風室47等は据付位置に置いたままの状態で、この上部の網棚48部を有した乾燥槽49部のみを大豆収容のコンテナとして取扱いできるようにして、このコンテナを用いて大豆の収容、排出を行わせるように、又、フォークリフトによって運搬できるようにする。更には、大豆を収容するメッシュ袋を前記の乾燥箱4に出し、入れして、大豆をメッシュ袋に収容したままの状態で乾燥することもできる。このような場合はこれらの大豆コンテナや、大豆袋等を出し入れするとき、床面26のサブダクト9が邪魔になるため、このサブダクト9をダクト口8や送風口46等から一旦取外しておくことにより、フォークリフトの通る通路幅を広くすることができる。
【0023】
次に、主として図7に基づいて上例と異なる点は、前記乾燥機室となる発芽室27の外壁14を内側壁15と外側壁16との二重壁形態として、これらの壁15、16間に所定の壁間隔部17を形成して、この壁間隔部17を前記メインダクト5とするか、又は、この壁間隔部17内にメインダクト5を設けるものである。この形態では壁間隔部17の底部に温風ピット2のピット口7が連通される構成で、内側壁15に前記ダクト口7が設けられる。この外壁14が二重壁形態であるため内側の発芽室27乃至乾燥機室は断熱効果が高く、熱風機1の温風発生効率を高く維持することができる。とくに、この壁間隔部17に温風を通して乾燥機室の乾燥箱4へ送風するときは、乾燥機室内の温度を高く維持し易くして効率の良い大豆乾燥を行わせることができる。
【0024】
次に、図8〜図11に基づいて、定置形態で大形の大豆乾燥槽の組立て構成を説明する。乾燥槽66の底枠62(図11)をスノコ形態として、この底枠62を下面等に形成のフランジ63を、架枠64(図10)上や槽枠67に形成のフランジ65に合わせて、ボルト締めで取付け固定する(図8)もので、据付現場での組立てを簡単、迅速化するものである。この底枠62の上面には通風可能の網板を敷設して、乾燥槽のスイープフロアとしての底板を構成している。この架枠64の外周部には槽枠67(図8)が立設されて、各上に槽枠67間に渡って波形状の壁板68(図9)をボルト締め等で取り付けて、乾燥槽を構成する。
【0025】
前記底枠62を支持する架枠64は平面方形状に形成されて、中央部には乾燥大豆を流出しうる排出口69を形成する。この排出口69の周囲にフランジ65を配置形成する。槽枠67はこの架枠64の外周部に配置されて、架枠64と共に設置床面70に取付け支持される。この槽枠67の上部と下部には、各架枠64間を縦、横方向に囲桁状に連結する連結枠71、72が設けられ、この下側の連結枠72に底枠62の外周部を受けると共に、このフランジ63を取付けるためのフランジ65が配置される。この連結枠72は前記架枠64よりも高位置に設けられて、これらの上側に設けられる底枠62は、周囲が高く中央部の排出口69部が低くなるように角錐状の傾斜構成とされる。このため底枠62は平面三角形状の三角縁枠73と、この内側の縦桟74と横桟75とで一体構成される。四組みの三角状底枠62を角錐状に組み合わせて各槽の底枠62を構成する。
【0026】
前記底枠62の上面には同じ三角形態の網枠がビス止め等によって固定される。又、槽枠67間には壁板66がビス止め等によって取付けられる。
次に、図12に基づいて説明すると、符号76は大豆を搬送するベルトコンベアであり、このコンベア76上に、大豆の搬送を検出する搬送センサ77を設ける場合、左右両側に搬送大豆を中央部へ寄せる案内側板78を設け、案内側板78間の最も狭い絞り路部79に搬送センサ77を設ける。このベルトコンベア76を搬送される大豆が少ない場合でも、絞り路部79に案内される大豆層は厚くなり、搬送センサ77により正確な搬送検出を行うことができる。80はベルトコンベア76の搬送下面を支持するガイドローラ、81は返り面を支持するし次ローラである。82はコンベアフレームで、該搬送センサ77や案内側板78等が取付けられる。
【0027】
このようなベルトコンベア76は、前記各乾燥槽66底部の排出口69の下方に渡って設けられて、これら乾燥槽66から排出される大豆を受けて搬送し、乾燥済みの大豆を搬出したり、各乾燥槽66間での大豆の入替えを行う等の搬送処理に利用される。又、図例での案内側板78は前後対称形態に構成して、ベルトコンベア76の往、復いずれの搬送行程においても搬送センサ77が作用し易くしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】育苗建屋の平面図。
【図2】その一部の側面図。
【図3】その正面図。
【図4】その一部の側面図と、一部の拡大図。
【図5】その一部の背面図。
【図6】育苗建屋の全面配置図。
【図7】一部別実施例を示す育苗建屋の正断面図。
【図8】定置形大豆乾燥槽機枠部の斜視図。
【図9】その乾燥槽の斜視図。
【図10】その架枠部の斜視図。
【図11】その底枠部の斜視図。
【図12】その搬送センサ部の正面図と、平面図。
【符号の説明】
1 熱風機
2 温風ピット
3 育苗建屋
4 乾燥箱
5 メインダクト
6 入口
7 ピット口
8 ダクト口
9 サブダクト
10 調製建屋
11 荷受ホッパー
12 出入口
13 出荷部
14 外壁
15 内側壁
16 外側壁
17 壁間隔部

Claims (3)

  1. 熱風機1に通じる温風ピット2を配置した出芽乃至緑化用育苗施設の育苗建屋3内に、大豆等の穀物を収容して乾燥させる乾燥箱4と、上記熱風機1から乾燥箱4へ温風送風するためのメインダクト5とを配置し、このメインダクト5の入口6は前記温風ピット2に開閉可能に設けられるピット口7に連結し、このメインダクト5に配置のダクト口8と乾燥箱4との間を各々サブダクト9で連結することを特徴とする育苗施設利用の大豆等穀物乾燥装置。
  2. 熱風機1に通じる温風ピット2を配置した発芽乃至緑化用育苗施設の育苗建屋3内に、大豆等の穀物を収容して乾燥させる複数の乾燥箱4と、これら熱風機1から各乾燥箱4へ温風送風するメインダクト5と等を配置して乾燥可能とすると共に、穀物調製する調製設備を備えた調製建屋10を前記育苗建屋3に隣接して配置し、この穀物調製設備の荷受ホッパー11を、前記育苗建屋3の出入口12の近傍に設け、出荷部13をこの出入口12から離間する側に設けたことを特徴とする育苗施設利用の大豆等穀物乾燥装置。
  3. 前記育苗建屋3の外壁14を内側壁15と外側壁16との二重壁構成とし、この内側壁15と外側壁16との間の壁間隔部17に前記メインダクト5を設けたことを特徴とする請求項1、又は2に記載の育苗施設利用の大豆等穀物乾燥装置。
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