JPH06195938A - 磁気ディスクカートリッジ - Google Patents

磁気ディスクカートリッジ

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Publication number
JPH06195938A
JPH06195938A JP34721492A JP34721492A JPH06195938A JP H06195938 A JPH06195938 A JP H06195938A JP 34721492 A JP34721492 A JP 34721492A JP 34721492 A JP34721492 A JP 34721492A JP H06195938 A JPH06195938 A JP H06195938A
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JP
Japan
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erroneous recording
operation guide
erroneous
hole
guide hole
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP34721492A
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English (en)
Inventor
Koichi Kobayashi
貢一 小林
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】一方のハーフに組付けた状態で、誤記録防止部
材の脱落或いは移動を阻止するようにして組立て作業の
合理化を図る。 【構成】上ハーフ20と下ハーフ30とを組合わせて構
成したカートリッジ本体40に磁気記録媒体50を回転
自在に収納し、いずれか一方のハーフ30に操作ガイド
穴34を形成するとともにこの操作ガイド穴34に対応
して他方のハーフ20に誤記録検出穴23を形成し、こ
の誤記録検出穴23を閉塞する第1の状態と、開放する
第2の状態とに移動される誤記録防止部材70を前記操
作ガイド穴34に組込んでなり、誤記録防止部材70が
誤記録検出穴23を閉塞した第1の状態において、この
誤記録防止部材70と操作ガイド穴34との相対する突
合わせ端部に、相対係合する係合手段36、75をそれ
ぞれ形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報信号の磁気記録を
可能としたフロッピーディスク等の磁気記録媒体を回転
自在に収納した磁気ディスクカートリッジに関し、特に
磁気記録媒体に記録された情報信号の消去を防止する誤
記録防止機構を備えた磁気ディスクカートリッジに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、情報信号の磁気記録を可能とし
たフロッピーディスク等の円盤状の磁気記録媒体を回転
自在に収納した磁気ディスクカートリッジにあっては、
磁気記録媒体に一度記録した情報信号が誤って消去され
ないようにするための誤記録防止機構を備えている。
【0003】この誤記録防止機構は、磁気ディスクカー
トリッジに収納したフロッピーディスク等の磁気記録媒
体に対する情報信号の記録を可能とする第1の状態と、
情報信号の記録を阻止して一度記録した情報信号の消去
を防止する第2の状態とに自在に選択し得るように構成
されている。
【0004】従来の磁気ディスクカートリッジの誤記録
防止機構を、図7及び図8によって説明する。カートリ
ッジ本体を構成する下ハーフ1のコーナ部内面には、外
周縁に立上がり形成された一方の立上り周壁1aと平行
に対峙してスライドガイド壁2が立上がり形成され、ま
たこれら立上り周壁1aとスライドガイド壁2間に位置
して略横長矩形の操作ガイド穴3が穿設されている。
【0005】図示しない上ハーフには、前記操作ガイド
穴3の、下ハーフ1の他方の立上り周壁1b側に対応し
た位置に、矩形の誤記録検出穴4が穿設されており、操
作ガイド穴3の一部と誤記録検出穴4とによって、カー
トリッジ本体を貫通する矩形の透孔が構成される。
【0006】一方、記録再生装置にはフロッピーディス
クへの情報信号の記録を禁止する記録禁止回路及び前記
操作ガイド穴3と誤記録検出穴4とによって構成される
透孔を検出する光学的検出手段とを有しており、後述す
る誤記録防止部材5によって前記誤記録検出穴4が閉塞
された状態にあっては、光学的検出手段がオフとなって
記録禁止回路を不動作状態にしてフロッピーディスクへ
の情報信号の書込みを可能とし、また、誤記録検出穴4
が開放された状態にあっては、光学的検出手段がオンと
なって記録禁止回路を動作状態にしてフロッピーディス
クへの情報信号の記録を禁止する。
【0007】前記操作ガイド穴3には、図7に示すよう
に、誤記録防止部材5が前記誤記録検出穴4を閉塞した
第1の位置と、図8に示すように、この誤記録検出穴4
を開放した第2の位置とに切換え操作されるように移動
自在に組付けられている。誤記録防止部材5は、合成樹
脂によって成形したもので、下ハーフ1に穿設した操作
ガイド穴3に嵌合されるとともに前記誤記録検出穴4を
閉塞するに足る大きさに形成された矩形の誤記録防止部
6を有している。
【0008】また、誤記録防止部材5は、前記誤記録防
止部6を基部として、その両側部よりそれぞれ張出し形
成され前記操作ガイド穴3の長手方向の内面側の側壁部
に係合するガイド受け部7(7A、7B)と、前記誤記
録防止部6の立上り周壁1bと反対側の一方側面より突
出形成され互いに相対向するとともにその自由端部には
それぞれ外方へと突出する断面円弧状の係合凸部8a、
8bが形成された一対の弾性アーム部8(8A、8B)
を有している。
【0009】前記立上り周壁1aとスライドガイド壁2
との対向間隔は、前記誤記録防止部材5のガイド受け部
7A、7Bの側端間の幅寸法とほぼ等しい。また、これ
ら立上り周壁1aとスライドガイド壁2との相対する内
面には、前記弾性アーム部8の係合凸部8a、8bがそ
れぞれ係合することによって、誤記録防止部材5を上述
した第1の位置及び第2の位置とにそれぞれ保持する第
1のクリック凸部9(9A、9B)及び第2のクリック
凸部10(10A、10B)が相対向する位置にそれぞ
れ形成されている。なお、11は上下ハーフを結合する
際に、上ハーフの内面に形成した突合わせ突部が嵌合す
る突合わせ筒部である。
【0010】以上の構成において、誤記録防止部材5
は、下ハーフ1の内面側からその誤記録防止部6を操作
ガイド穴3に嵌合するようにして組付けられる。図8に
示すように、誤記録防止部材5が、立上り周壁1b側に
あって、その誤記録防止部6が誤記録検出穴4とは対応
位置しておらずかつ弾性アーム部8の係合凸部8a、8
bと第2のクリック凸部10A、10Bとが係合した第
2の位置においては、誤記録検出穴4が開放状態とな
る。
【0011】したがって、光学検出手段による誤記録検
出穴4の検出が行われ、記録禁止回路が動作状態となる
ことから、フロッピーディスクへの情報信号の記録が禁
止される。
【0012】一方、誤記録防止部材5が、上記第2の位
置から、操作ガイド穴3に沿って立上り周壁1bとは反
対側へと移動操作されて図7に示す第1の位置にあると
きは、誤記録防止部6が誤記録検出穴4に対応位置して
閉塞された状態となり、記録禁止回路が不動作状態とな
ってフロッピーディスクへの情報信号の記録が許可され
る。また、誤記録防止部材5がこの第1の位置にあると
きには、誤記録防止部材5は、その弾性アーム部8の係
合凸部8a、8bが第1のクリック凸部9A、9Bとそ
れぞれ係合することによって保持される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、誤記
録防止部材5は、移動方向、すなわち下ハーフ1の平面
方向に対しては、弾性アーム部8の係合凸部8a、8b
と第1又は第2のクリック凸部9、10とが相対係合す
ることによって保持される。また、この誤記録防止部材
5は、下ハーフ1の内面と直交する方向に対しては、上
下ハーフを組合わせることによって、上ハーフによって
保持される。
【0014】しかしながら、誤記録防止部材5は、単に
下ハーフ1に組付けた状態においては、下ハーフ1の内
面と直交する方向に対しては固定保持する手段を持たな
いため、工程間の搬送、供給に際して下ハーフから脱落
してしまう虞がある。
【0015】特に、上下ハーフを組合わせてこれにシャ
ッタ部材を組込んだ後、上下ハーフの後端部を超音波溶
着してなる、いわゆるクラムシェル構造としたカートリ
ッジ本体に、フロッピーディスクを収納する場合、フロ
ッピーディスクを収納するときの振動等によって、誤記
録防止部材5が操作ガイド穴3から脱落してしまうこと
もあり、組立て作業が面倒であるばかりでなく、フロッ
ピーディスクカートリッジの自動組立て化に支障を来し
ていた。
【0016】したがって、本発明は、搬送、供給或いは
他の構成部品の組立て等に際して、誤記録防止部材が脱
落或いは移動しないようにし、組立て作業の能率向上を
図った磁気ディスクカートリッジを提供することを目的
としたものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】この目的を達成した本発
明に係る磁気ディスクカートリッジは、上ハーフと下ハ
ーフとを組合わせて構成したカートリッジ本体に磁気記
録媒体を回転自在に収納し、前記上下ハーフのいずれか
一方のハーフに操作ガイド穴を形成するとともにこの操
作ガイド穴に対応して他方のハーフに誤記録検出穴を形
成し、この誤記録検出穴を閉塞する第1の位置と開放す
る第2の位置とに移動される誤記録防止部材を前記操作
ガイド穴に組込んでなる磁気ディスクカートリッジにお
いて、前記誤記録防止部材が前記誤記録検出穴を閉塞し
た第1の位置に移動された状態において、この誤記録防
止部材と前記操作ガイド穴との相対する突合わせ端部
に、相対係合する係合保持手段をそれぞれ形成したこと
を特徴とする。また、前記係合保持手段は、一方側に突
出形成した係合凸部と、他方側に凹設した係合凹部とか
ら構成したことを特徴とする。
【0018】
【作用】本発明に係る磁気ディスクカートリッジによれ
ば、誤記録検出穴を閉塞するようにして操作ガイド穴中
に組付けられた誤記録防止部材は、前記操作ガイド穴と
の相対する突合わせ端部にそれぞれ形成された係合保持
手段、すなわち、一方側に突出形成した係合凸部と、他
方側に凹設した係合凹部とが相対係合することによっ
て、操作ガイド穴を設けた一方のハーフに係合保持され
る。したがって、この一方のハーフに誤記録防止部材を
あらかじめ組付けた状態で上下ハーフの全体組立てを行
った場合でも、誤記録防止部材が脱落したり移動したり
することは無い。
【0019】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例について、詳
細に説明する。本実施例は、一度記録した情報信号を消
去し、新たな情報信号の再記録を可能とした3.5イン
チフロッピーディスクカートリッジであって、図2に示
すように、合成樹脂材料によって方形略浅皿状に成形し
た上ハーフ20と下ハーフ30とを組合わせてカートリ
ッジ本体40を構成し、このカートリッジ本体40内に
円盤状をなす情報記録媒体である直径3.5インチのフ
ロッピーディスク50が回転可能に収納されている。
【0020】上下ハーフ20、30の外周縁には、互い
に突合わされてカートリッジ本体40の外周壁を構成す
る立上り周壁20a、30aがそれぞれ立設されてお
り、また、これら上下ハーフ20、30の相対向する内
面には、互いに突合わされて円形のディスク収納部を構
成する円弧状のディスク収納部形成壁20b、30b及
び複数個の突合わせ嵌合突起20c、30cがそれぞれ
立設されている。なお、上ハーフ20側のディスク収納
部形成壁20b及び嵌合突起20cの図示は省略されて
いる。
【0021】したがって、上ハーフ20と下ハーフ30
とは、各立上り周壁20a、30a及び各ディスク収納
部形成壁20b、30bとを突合わせるようにして組合
わされるとともに、対応する各突合わせ嵌合突起20
c、30cとをそれぞれ嵌合してこれらを超音波溶着等
することによって一体化され、カートリッジ本体40が
構成される。
【0022】下ハーフ30の略中央部には円形の開口3
1が開設されており、この開口31はこのディスクカー
トリッジを情報記録再生装置に装着したとき、カートリ
ッジ本体40に収納されたフロッピーディスク50を駆
動する情報記録再生装置のディスクテーブルが進入する
ディスクテーブル進入用開口部として機能する。
【0023】このディスクテーブル進入用開口部31
は、具体的にはカートリッジ本体40に収納されたフロ
ッピーディスク50のセンタ孔50aを閉塞して設けら
れるマグネットクランプ用のフランジ付き丸浅皿状に形
成されたハブ51を外方に臨ませる。また、カートリッ
ジ本体40の上下面、すなわち上下ハーフ20、30に
は、収納されたフロッピーディスク50の少なくとも信
号領域の一部を内外周に亘って外方に臨ませる情報信号
記録再生用開口部22、32が相対向して開設されてい
る。
【0024】カートリッジ本体40のディスク収納部形
成壁20b、30bによって構成された円形のディスク
収納部には、上記フロッピーディスク50及びハブ51
とともに上下ライナー52、53或いはリング54、セ
ンタプレート55、リフター56の諸部材がそれぞれ収
納される。
【0025】上下ライナー52、53は、不織布を環状
に切断してなり、前記情報信号記録再生用開口部22、
32に対応して外周部から軸心方向に向かう矩形の切欠
き52a、53aがそれぞれ形成されている。これら上
下ライナー52、53は、上下ハーフ20、30の内面
にそれぞれ熱溶着されることによって、フロッピーディ
スク50の安定した回転を図るとともに付着した埃等を
除去するクリーニング作用を奏する。
【0026】また、リング54は、フロッピーディスク
50とハブ51との間に介挿されることによって、これ
ら両部材の接着固定を図る。下ハーフ30と下ライナー
53との間に介挿されるリフター56は、フィルム材に
よって全体矩形に形成され、その一端部を折曲して構成
した接着部を下ハーフ30の内面に接着固定することに
よって自由端側で下ライナー53を押上げる。これによ
って、フロッピーディスク50と上下ライナー52、5
3とを圧接させて上下ライナー52、53による上述し
たクリーニング作用の向上とともにトルク制動を図る。
【0027】センタプレート55は、耐磨耗性を有する
合成樹脂材料によって形成され、上ハーフ20の中心位
置に接着固定されている。このセンタプレート55は、
ディスクカートリッジを情報記録再生装置に装填したと
き、下ハーフ30のハブ51をチャッキングするディス
クテーブルのスピンドル軸の突当て高さを規制するとと
もに上ハーフ20の磨耗、傷付きを防止する。
【0028】カートリッジ本体40には、その情報信号
記録再生用開口部22、32からカートリッジ本体40
の内部に塵埃等が進入して収納されたフロッピーディス
ク50に付着することを防止するシャッタ部材60が移
動自在に組付けられている。このシャッタ部材60は、
薄い金属板をプレス加工して形成してなり、一対のシャ
ッタ部61、62と、これらシャッタ部61、62の基
端部側を連結する連結片63とからなる全体コ字状を呈
している。
【0029】シャッタ部材60の前記シャッタ部61、
62は、前記情報信号記録再生用開口部22、32が形
成された側(以下この側面を前面という。)の上下ハー
フ20、30の表面を摺擦移動し、その一部には前記情
報信号記録再生用開口部22、32を開放するに足る開
口部64が開設されている。
【0030】このシャッタ部材60は、通常、下ハーフ
30に組付けられたテンションスプリング65によっ
て、前記シャッタ部61、62が情報信号記録再生用開
口部22、32を閉塞するように付勢保持されている。
そして、ディスクカートリッジを情報記録再生装置に装
填することによって、テンションスプリング65の作用
力に抗して移動され、前記開口部64が前記情報記録再
生用開口部22、32に対応位置してこれらを開放し、
情報信号の記録、再生を可能とする。
【0031】カートリッジ本体40を構成する下ハーフ
30のコーナ部内面には、ディスクカートリッジの前面
と直交する側面を構成する立上り周壁30Aと平行に対
峙してスライドガイド壁33が立上がり形成されるとと
もに、これら立上り周壁30Aとスライドガイド壁33
間に位置して前後方向に横長とされた略矩形の操作ガイ
ド穴34が穿設されている。
【0032】また、前記操作ガイド穴34には、前面側
の側壁34c部分、すなわち後述する誤記録防止部材7
0の誤記録防止部72の前側面が突当たる側の側壁34
cの近傍部分が段差構造として構成することによって、
係合凸部36が突設されている。この係合凸部36は、
操作ガイド穴34の側壁34cから他方の側壁34dに
向かって突出する板状片を呈している。この係合凸部3
6を含む操作ガイド穴34の側壁34c及び他方の側壁
34dには、それぞれ半円の切欠き34e、34fが設
けられている。
【0033】前記立上り周壁30A及びスライドガイド
壁33の対向側面には、前記操作ガイド穴34を越えた
前面側の位置において、前後方向に離間してそれぞれ第
1のクリック凸部37(37A、37B)及び第2のク
リック凸部38(38A、38B)とが形成されてい
る。この第2のクリック凸部38は、操作ガイド穴34
の前面側近傍に位置して形成され、また第1のクリック
凸部37は、第2のクリック凸部38に対して操作ガイ
ド穴34の長手方向の寸法の約1/2に対応した位置に
形成されている。
【0034】一方、上ハーフ20には、前記操作ガイド
穴34の中央部から前面側の位置に対応して、矩形の誤
記録検出穴23が穿設されている。この誤記録検出穴2
3は、操作ガイド穴34の幅寸法及び長手方向の約1/
2の寸法の開口形状を有しており、前記操作ガイド穴3
4の前面側部分と協動してカートリッジ本体40を貫通
する矩形の透孔を構成する。
【0035】誤記録防止部材70は、前記誤記録検出穴
23を閉塞する第1の位置と、この誤記録検出穴23を
開放する第2の位置とに切換え操作されるように前記操
作ガイド穴34に移動自在に組付けられている。この誤
記録防止部材70は、合成樹脂によって、基板部71、
誤記録防止部72及び一対の弾性アーム部73とが一体
に形成されてなる。
【0036】基板部71は、横方向の大きさが前記立上
り周壁30Aとスライドガイド壁33との対向間隔とほ
ぼ等しくかつ前後方向の大きさが操作ガイド穴34の長
手方向の寸法の約1/2とされるとともに、その厚みは
スライドガイド壁33の高さとほぼ等しい。
【0037】誤記録防止部72は、前記基板部71に積
層状態で一体化され、前記誤記録検出穴23を閉塞する
に足る外形寸法を有するとともに、その厚みは下ハーフ
30の厚みとほぼ等しい。この誤記録防止部72の両側
部には、基板部71と前記ガイド受け部35の厚みとほ
ぼ等しい間隔をもって対向する板状のガイド突部74
(74A、74B)が突設されている。
【0038】また、誤記録防止部72の前方側の側面、
すなわち第1の位置に移動された状態において前記操作
カイド穴34の前面側の側壁34cに突当たる側面に
は、全幅に亘って溝状の係合凹部75が形成されてい
る。この係合凹部75は、操作ガイド穴34の側壁34
cに突設した前記係合凸部36に対して、その厚みとほ
ぼ等しい高さと、その突出長さとほぼ等しい奥行きを有
している。換言すれば、誤記録防止部材70と操作ガイ
ド穴34との相対する突合わせ端部には、誤記録防止部
材70が第1の位置に設定された状態において、相対係
合可能な係合凹部75及び係合凸部36とがそれぞれ形
成されている。
【0039】前記一対の弾性アーム部73(73A、7
3B)は、前記基板部71の前面部に互いに幅方向に離
間して一体に突設され、その長さは操作ガイド穴34の
長手方向の寸法の約1/2とほぼ等しい。これら弾性ア
ーム部73の先端部には、外側に突出して円弧状の係合
凸部73a、73bがそれぞれ形成されている。
【0040】一方、記録再生装置には磁気記録媒体への
情報信号の記録を禁止する記録禁止回路、前記操作ガイ
ド穴34と誤記録検出穴23とによってカートリッジ本
体40に構成される透孔を検出する光学的検出手段とを
有しており、誤記録防止部材70によって前記誤記録検
出穴23が閉塞された状態にあっては、光学検出手段が
オフとなって、記録禁止回路を不動作状態にして、フロ
ッピーディスク50への情報信号の記録を可能とする。
【0041】以上の構成において、誤記録防止部材70
は、先ず下ハーフ30の内面側からその誤記録防止部7
2を操作ガイド穴34に嵌合するようにして組合わされ
る。そして、誤記録防止部材70を操作ガイド穴34に
沿って前面側の側壁34cに突当てるまで移動させる
と、弾性アーム部73A、73Bの係合凸部73a、7
3bがそれぞれ第1のクリック凸部37A、37Bに相
対係合するとともに、操作ガイド穴34の側壁34cに
突設した前記係合凸部36が誤記録防止部72の前側面
に形成した係合凹部75に相対嵌合する。
【0042】したがって、誤記録防止部材70は、操作
ガイド穴34に沿った方向に対しては、弾性アーム部7
3と第1のクリック凸部37との係合によて保持され、
また下ハーフ30と直交する方向に対しては、係合凹部
75係合凸部36との嵌合によって保持され、下ハーフ
30を反転等しても脱落することは無い。
【0043】このようにして誤記録防止部材70を操作
ガイド穴34に組付けた下ハーフ30には、リフター5
6及び下ライナー53が貼着され、一方、上ハーフ20
には、センタープレート55及び上ライナー52とが設
けられる。そして、これら上下ハーフ20、30の前面
部にシャッタ部材60を組付けることによって、後方部
が開放自在とされた、いわゆるクラムシェル構造のカー
トリッジ本体40が構成される。
【0044】このカートリッジ本体40の後方部を大き
く開いた状態で、リング54を介してハブ51が組付け
られたフロッピーディスク50を、ディスク収納部に収
納配置した後、上下ハーフ20、30の後方部分の嵌合
突起20c、30cを超音波溶着してディスクカートリ
ッジの組立てが完了する。
【0045】以上のように構成されたディスクカートリ
ッジは、図4に示すように、誤記録防止部材70を操作
ガイド穴34の前面側に位置させた第1の位置に設定し
た状態にあっては、誤記録防止部72が誤記録検出穴2
3に対応位置してこれを閉塞する。これによって、光学
検出手段による誤記録検出穴23の検出が行われないた
め、記録禁止回路が不動作状態におかれ、フロッピーデ
ィスク50に対する情報信号の記録が可能となる。
【0046】上述した第1の位置から、誤記録防止部材
70を操作ガイド穴34に沿って立上り周壁30B側へ
と移動操作し、図5に示すように、誤記録防止部材70
を操作ガイド穴34の背面側に移動させた第2の位置の
状態にあっては、弾性アーム部73A、73Bの係合凸
部73a、73bがそれぞれ第2のクリック凸部38
A、38Bに係合してその状態に保持される。
【0047】誤記録防止部材70の移動操作によって、
誤記録検出穴23を閉塞していた誤記録防止部72も移
動して誤記録検出穴23は開放される。これによって、
光学検出手段による誤記録検出穴23の検出が行われ、
記録禁止回路が動作状態に移行して、フロッピーディス
ク50に対する情報信号の記録が禁止される。
【0048】なお、上記実施例においては、互いに突合
わせ端部として構成される誤記録防止部材70の誤記録
防止部72に係合凹部75を設けるとともに操作ガイド
穴34の側壁34cに係合凸部36を突設するようにし
たが、誤記録防止部材70に係合凸部を、また操作ガイ
ド穴34に係合凹部を設けるようにしてもよい。
【0049】また、上述した係合凸部と係合凹部の構成
は、誤記録防止機構以外にも、カートリッジ本体を構成
するいずれか一方のハーフに穿設したガイド穴に移動自
在に組付けられ、2位置に選択保持される部材を備える
機構、例えば記録モード切換え用IDホール或いは使用
済、未使用表示機構等にも採用可能であることは勿論で
ある。
【0050】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、誤記
録防止部材は、操作ガイド穴に沿って誤記録検出穴を閉
塞する第1の位置に移動されたとき、この誤記録防止部
材と前記操作ガイド穴との相対する突合わせ端部にそれ
ぞれ形成された係合保持手段が相対係合するように構成
したことによって、この誤記録防止部材を組付けた一方
のハーフに保持されて脱落が阻止される。したがって、
誤記録防止機構が配設される上下いずれか一方のハーフ
に、予め誤記録防止部材を組付けた状態で、他の構成部
品の組立て或いは上下ハーフの組立てを行うことがで
き、組立て工程の合理化、自動組立て化を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフロッピーディスクカートリッジ
の誤記録防止機構部分を示す分解斜視図である。
【図2】フロッピーディスクカートリッジの全体分解斜
視図である。
【図3】フロッピーディスクカートリッジの底面図であ
る。
【図4】フロッピーディスクカートリッジにおいて、上
ハーフを取外した状態の誤記録防止機構部を一部切欠い
て示す平面図であって、誤記録防止部材によって誤記録
検出穴が閉塞され情報信号の記録が可能とされた第1の
状態を示す。
【図5】フロッピーディスクカートリッジの誤記録防止
機構部を一部切欠いて示す平面図であって、誤記録防止
部材による誤記録検出穴の閉塞状態が解除され、情報信
号の記録を不可とした第2の状態を示す。
【図6】フロッピーディスクカートリッジの誤記録防止
部材の保持構造を説明する誤記録防止機構部の要部縦断
面図である。
【図7】従来のフロッピーディスクカートリッジにおけ
る誤記録防止部の平面図であって、誤記録防止部材によ
って誤記録検出穴が閉塞され情報信号の記録が可能とさ
れた第1の状態を示す。
【図8】フロッピーディスクカートリッジにおける誤記
録防止部の平面図であって、誤記録防止部材による誤記
録検出穴の閉塞状態が解除され、情報信号の記録を不可
とした第2の状態を示す。
【符号の説明】
20・・・・上ハーフ 23・・・・誤記録検出穴 30・・・・下ハーフ 33・・・・スライドガイド壁 34・・・・操作ガイド穴 34c・・・操作ガイド穴側壁 36・・・・係合凸部 37・・・・第1のクリック凸部 38・・・・第2のクリック凸部 40・・・・カートリッジ本体 50・・・・フロッピーディスク 60・・・・シャッタ部材 70・・・・誤記録防止部材 71・・・・基板部 72・・・・誤記録防止部 73・・・・弾性アーム部 74・・・・ガイド突部 75・・・・係合凹部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上ハーフと下ハーフとを組合わせて構成
    したカートリッジ本体に磁気記録媒体を回転自在に収納
    し、前記上下ハーフのいずれか一方のハーフに操作ガイ
    ド穴を形成するとともにこの操作ガイド穴に対応して他
    方のハーフに誤記録検出穴を形成し、この誤記録検出穴
    を閉塞する第1の位置と開放する第2の位置とに移動さ
    れる誤記録防止部材を前記操作ガイド穴に組込んでなる
    磁気ディスクカートリッジにおいて、 前記誤記録防止部材が前記誤記録検出穴を閉塞した第1
    の位置に移動された状態において、この誤記録防止部材
    と前記操作ガイド穴との相対する突合わせ端部に、相対
    係合する係合保持手段をそれぞれ形成したことを特徴と
    する磁気ディスクカートリッジ。
  2. 【請求項2】 係合保持手段は、一方側に突出形成した
    係合凸部と、他方側に凹設した係合凹部とから構成した
    ことを特徴とする請求項1記載の磁気ディスクカートリ
    ッジ。
JP34721492A 1992-12-25 1992-12-25 磁気ディスクカートリッジ Withdrawn JPH06195938A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5539600A (en) * 1994-10-07 1996-07-23 Verbatim Corporation Write protection for memory diskettes
US8296239B2 (en) 2000-03-10 2012-10-23 Sony Corporation Data distribution system and method of same, data processing apparatus and method of same, and data recording medium

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