JPH06195816A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JPH06195816A
JPH06195816A JP4345933A JP34593392A JPH06195816A JP H06195816 A JPH06195816 A JP H06195816A JP 4345933 A JP4345933 A JP 4345933A JP 34593392 A JP34593392 A JP 34593392A JP H06195816 A JPH06195816 A JP H06195816A
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JP
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time
signal
capstan motor
magnetic tape
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Tomohiko Sakatani
智彦 酒谷
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成でキャプスタンモータの位相整定
時間を短縮すると共に一定にする。 【構成】 カウンタ5はキャプスタンモータ2のFG信
号のパルス数をカウントしてカウントデータを得る。時
間データ出力回路12はHSW信号出力器8からのHS
W信号の基準エッジが到来してから操作スイッチ16に
より起動指令信号が出力されるまでの所要時間を表す時
間データを出力する。遅延時間演算回路13はカウント
データと時間データとに基づき遅延時間を算出し、起動
制御回路15に与える。キャプスタンモータ制御回路1
1は起動制御回路15からの起動制御信号によりキャプ
スタンモータ2を起動させる。 【効果】 簡単な構成でキャプスタンモータの位相整定
時間を短縮するとともに一定にすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、位相の整定時間を短縮
するヘリカルスキャン型磁気記録再生装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の磁気記録再生装置のキャプスタン
モータ起動時の位相制御について簡単に説明する。
【0003】図7は従来の磁気記録再生装置のブロック
図である。図7において、磁気テープ1はピンチローラ
4によってキャプスタンモータ2のキャプスタン軸に圧
接され、キャプスタンモータ2が回転することにより走
行する。また、FG信号出力器3はキャプスタンモータ
2の回転速度に比例した周波数のパルス信号(以降FG
信号と記述する)を発生する回路であり、FG信号をキ
ャプスタンモータ制御回路11に供給する。HSW信号
出力器8はシリンダモータ7の回転位置に応じたパルス
信号(以降HSW信号と記述する)を出力する回路であ
り、このHSW信号をシリンダモータ制御回路9、キャ
プスタンモータ制御回路11、停止制御回路17、起動
制御回路18に供給する。
【0004】操作スイッチ16は、磁気テープ1の停止
指令信号と起動指令信号を出力するスイッチであって、
停止指令信号は停止制御回路17に、起動指令信号は起
動制御回路18に、それぞれ供給されている。
【0005】キャプスタンモータ制御回路11は磁気テ
ープ1の駆動走行を制御する回路であり、キャプスタン
モータ制御信号をキャプスタンモータ2に供給する。
【0006】シリンダモータ制御回路9はシリンダモー
タ7の回転を制御する回路であり、シリンダモータ制御
信号をシリンダモータ7に供給する。
【0007】CTLヘッド10は、テープ1に記録され
たパルス信号(以降CTL信号と記述する)を検出し
て、キャプスタンモータ制御回路11と停止制御回路1
4とに供給する。
【0008】操作スイッチ16は、磁気テープ1の停止
指令信号と起動指令信号を出力するスイッチであって、
停止指令信号を停止制御回路17に、起動指令信号を起
動制御回路18にそれぞれ供給する。
【0009】停止制御回路17は、停止指令信号が供給
されたときにHSW信号に同期させて停止制御信号を送
出する回路であり、この停止制御信号をキャプスタンモ
ータ制御回路11に供給する。
【0010】起動制御回路18は、起動指令信号が供給
されたときにHSW信号に同期させて起動制御信号を送
出する回路であり、この起動制御信号をキャプスタンモ
ータ制御回路11に供給する。
【0011】以上のように構成された従来の磁気記録再
生装置について説明する。磁気記録再生装置が再生状態
で、操作スイッチ16から停止指令信号が出力された場
合には、停止制御回路17はHSW信号が所定位相に到
達すると停止制御信号をキャプスタンモータ制御回路1
1へ供給する。この停止制御信号の供給により、キャプ
スタンモータ制御回路11は停止信号をキャプスタンモ
ータ2に供給し、その結果、キャプスタンモータ2はピ
ンチローラ4がキャプスタン軸に圧接した状態で停止す
る。
【0012】次に、操作スイッチ16から起動指令信号
が出力された場合には、起動制御回路18はHSW信号
が所定位相に到達すると、起動制御信号をキャプスタン
モータ制御回路11に供給する。これにより、キャプス
タンモータ制御回路11はキャプスタンモータ2を起動
させ、速度制御及び位相制御を行う。
【0013】このように、キャプスタンモータの停止及
び起動を回転ヘッドが所定の回転位相に達したタイミン
グで行うことにより、キャプスタンモータの速度整定直
後のHSW信号とCTL信号の位相状態をほぼ一定にす
ることができ、位相整定時間を短縮することが可能にな
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の構
成では、磁気テープの巻き径変化や磁気テープを駆動走
行させるメカニズムの経年・温度変化等によって磁気テ
ープの停止位置が変動した場合に、キャプスタンモータ
の位相整定時間が長くなり、迅速に録画又は再生が開始
できないという問題点を有していた。
【0015】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、磁気テープの巻き径変化やキャプスタンモータ及び
磁気テープ駆動走行メカニズムの経年・温度変化等が生
じても、常に位相整定時間を短縮すると同時に一定にで
きる磁気記録再生装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の磁気記録再生装置は、磁気テープを駆動走行
させるキャプスタンモータと、磁気テープの停止指令信
号と起動指令信号を出力する操作手段と、キャプスタン
モータの回転速度に比例した周波数を持つ第1のパルス
信号を出力する第1の信号出力手段と、第1のパルス信
号のパルス数をカウントするカウンタと、回転ヘッドの
回転位置に応じた第2のパルス信号を出力する第2の信
号出力手段と、第2のパルス信号の基準エッジが到来し
てから起動指令信号が出力されるまでの所要時間を時間
データとして出力する時間データ出力手段と、磁気テー
プに記録された第3のパルス信号を再生して出力する第
3の信号出力手段と、停止指令信号が供給されると第3
のパルス信号に同期してキャプスタンモータを停止さ
せ、カウンタのカウント動作を開始させる停止制御手段
と、カウンタのカウントデータと時間データとに基づき
遅延時間を算出する演算手段と、起動指令信号が供給さ
れると遅延時間の経過後にキャプスタンモータを起動す
る起動制御手段とを備えている。
【0017】また、本発明の磁気記録再生装置は、磁気
テープを駆動走行させるキャプスタンモータと、磁気テ
ープの停止指令信号と起動指令信号を出力する操作手段
と、キャプスタンモータの回転速度に比例した周波数を
持つ第1のパルス信号を出力する第1の信号出力手段
と、第1のパルス信号のパルス数をカウントするカウン
タと、回転ヘッドの回転位置に応じた第2のパルス信号
を出力する第2の信号出力手段と、磁気テープに記録さ
れた第3のパルス信号を再生して出力する第3の信号出
力手段と、第3のパルス信号が到来してから停止指令信
号が出力されるまでの所要時間を時間データとして出力
する時間データ出力手段と、時間データを格納するメモ
リ手段と、停止指令信号が供給されると、キャプスタン
モータを停止させ、時間データをメモリ手段に格納し、
カウンタのカウント動作を開始させる停止制御手段と、
カウンタのカウントデータとメモリ手段に格納された時
間データとに基づき遅延時間を算出する演算手段と、起
動指令信号が供給されると、第2のパルス信号が所定位
相に到達してから遅延時間の経過後にキャプスタンモー
タを起動する起動制御手段とを備えている。
【0018】また、本発明の磁気記録再生装置は、磁気
テープを駆動走行させるキャプスタンモータと、磁気テ
ープの停止指令信号と起動指令信号を出力する操作手段
と、キャプスタンモータの回転速度に比例した周波数を
持つ第1のパルス信号を出力する第1の信号出力手段
と、第1のパルス信号のパルス数をカウントするカウン
タと、回転ヘッドの回転位置に応じた第2のパルス信号
を出力する第2の信号出力手段と、第2のパルス信号が
到来してから起動指令信号が出力されるまでの所要時間
を第1の時間データとして出力する第1の時間データ出
力手段と、磁気テープに記録された第3のパルス信号を
再生して出力する第3の信号出力手段と、第3のパルス
信号が到来してから停止指令信号が出力されるまでの所
要時間を第2の時間データとして出力する第2の時間デ
ータ出力手段と、第2の時間データを格納するメモリ手
段と、停止指令信号が供給されるとキャプスタンモータ
を停止させ、第2の時間データを前記メモリ手段に格納
し、カウンタのカウント動作を開始させる停止制御手段
と、カウンタのカウントデータと、第1の時間データ
と、メモリ手段に格納された第2の時間データとに基づ
き遅延時間を算出する演算手段と、起動指令信号が供給
されると、遅延時間の経過後にキャプスタンモータを起
動する起動制御手段とを備えている。
【0019】
【作用】本発明の磁気記録再生装置は、上記した構成に
より、磁気テープの停止操作時は、CTL信号と同期さ
せてキャプスタンモータに停止信号を送出し、同時にキ
ャプスタンモータが完全に停止するまでの間のキャプス
タンモータのFG信号のパルス数をカウントする。さら
に、磁気テープの起動操作時は、HSW信号の基準エッ
ジが到来してから起動操作が行われるまでの所要時間を
計測し、この計測時間とカウンタのカウント値とから遅
延時間を算出して、起動操作が行われてから遅延時間だ
け遅らせたタイミングでキャプスタンモータを起動し
て、速度制御及び位相制御を行う。
【0020】また、本発明の磁気記録再生装置は、上記
した構成により、磁気テープの停止操作時は、キャプス
タンモータに停止信号を送出して、磁気テープに記録さ
れたCTL信号の基準エッジが到来してから停止操作が
行われるまでの所要時間を時間データとしてメモリに格
納し、同時にキャプスタンモータが完全に停止するまで
の間のキャプスタンモータのFG信号のパルス数をカウ
ントする。さらに、磁気テープの起動操作時は、カウン
タのカウント値とメモリに格納された時間データとから
遅延時間を算出し、HSW信号が所定位相に到達してか
ら遅延時間の経過後にキャプスタンモータを起動して、
速度制御及び位相制御を行う。
【0021】また、本発明の磁気記録再生装置は、上記
した構成により、磁気テープの停止操作時は、キャプス
タンモータに停止信号を送出して、磁気テープに記録さ
れたCTL信号の基準エッジが到来してから停止操作が
行われるまでの所要時間を時間データとしてメモリに格
納し、同時に停止信号の送出からキャプスタンモータが
完全に停止するまでの間のキャプスタンモータのFG信
号のパルス数をカウントする。さらに、磁気テープの起
動操作時は、HSW信号の基準エッジが到来してから起
動操作が行われるまでの所要時間を計測し、この計測時
間とカウンタのカウント値とメモリに格納された時間デ
ータとから遅延時間を算出して、起動操作が行われてか
ら遅延時間だけ遅らせたタイミングでキャプスタンモー
タを起動して速度制御及び位相制御を行う。
【0022】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例について、図面
を参照しながら説明する。
【0023】図1は本発明の第1の実施例における磁気
記録再生装置のブロック図である。図1において、磁気
テープ1はピンチローラ4によってキャプスタンモータ
2のキャプスタン軸に圧接され、キャプスタンモータ2
が回転することにより走行する。FG信号出力器3はキ
ャプスタンモータ2のFG信号を発生する回路であり、
FG信号をキャプスタンモータ制御回路11、カウンタ
5、停止検出回路26に供給する。HSW信号出力器8
はシリンダモータ7のHSW信号を発生する回路であ
り、このHSW信号をシリンダモータ制御回路9、キャ
プスタンモータ制御回路11、及び時間データ出力回路
12に供給する。
【0024】キャプスタンモータ制御回路11は磁気テ
ープ1の駆動走行を制御する回路であり、キャプスタン
モータ制御信号をキャプスタンモータ2に供給する。
【0025】シリンダモータ制御回路9はシリンダモー
タ7の回転を制御する回路であり、シリンダモータ制御
信号をシリンダモータ7に供給する。
【0026】時間データ出力回路12は、HSW信号の
基準エッジが到来してから起動指令信号が供給されるま
での間の所要時間を計測し、時間データとして出力する
回路で、この時間データを遅延時間演算回路13に供給
する。
【0027】CTLヘッド10は、テープ1に記録され
たCTL信号を検出して、キャプスタンモータ制御回路
11と停止制御回路14とに供給する。
【0028】操作スイッチ16は、磁気テープ1の停止
指令信号と起動指令信号を出力するスイッチであって、
停止指令信号を停止制御回路14に供給し、起動指令信
号を起動制御回路15、時間データ作成回路12に供給
する。
【0029】停止制御回路14は、停止指令信号が供給
されたときにCTL信号に同期させて停止制御信号を出
力する回路であり、この停止制御信号をキャプスタンモ
ータ制御回路11、及びカウンタ5に供給する。カウン
タ5は、FG信号出力器3から供給されるFG信号のパ
ルス数をカウントするカウンタであって、このカウント
データを遅延時間演算回路13に供給する。停止検出回
路26はキャプスタンモータ2が停止したときに停止検
出信号を出力する回路であり、停止検出信号をカウンタ
5に供給する。
【0030】遅延時間演算回路13は、カウンタ5から
供給されるカウントデータと時間データ出力回路12か
ら供給される時間データとから遅延時間を演算する回路
であり、この遅延時間を遅延時間データとして起動制御
回路15に供給する。
【0031】起動制御回路15は、起動指令信号が供給
されたときに遅延時間が経過すると起動制御信号を出力
する回路であり、この起動制御信号をキャプスタンモー
タ制御回路11に供給する。
【0032】図2は第1の実施例における磁気記録再生
装置の停止動作と起動動作の説明図である。
【0033】図2において、(a)は磁気テープの走行
停止時及び走行開始時における磁気テープの移動量を面
積で表したものであり、(b)はCTLヘッド10が検
出するCTL信号を、(c)はHSW信号出力器8が出
力するHSW信号を、(a)と同じ時間軸でそれぞれ表
したものである。
【0034】図2(a)において、時刻t1は操作スイ
ッチ16による停止指令信号の送出後最初にCTL信号
のリーディングエッジが到来する時刻、時刻t2はキャ
プスタンモータ2が実際に停止する時刻、時刻t3は起
動指令信号の送出前で最後にHSW信号のリーディング
エッジが到来する時刻、時刻t4はキャプスタンモータ
2が実際に起動する時刻、時刻t5はキャプスタンモー
タ2の速度が整定する時刻、時刻t6はキャプスタンモ
ータ2の速度が整定してから最初にHSW信号のリーデ
ィングエッジが到来する時刻である。
【0035】また、Vはキャプスタンモータ2の速度が
整定した時のテープ移動速度であり、面積S1 は時刻t
1から時刻t2までの間のテープ移動量、面積S2 は時
刻t4から時刻t5までの間のテープ移動量、面積S3
は時刻t5から時刻t6までの間のテープ移動量をそれ
ぞれ表している。
【0036】また、図2(b)のCTL信号の破線部分
は、説明のための仮想CTL信号であり、実際はキャプ
スタンモータ2が回転していないため出力されない。
【0037】さらに、図2(c)において、TはHSW
信号の周期、Xは遅延時間演算回路13で演算する遅延
時間、Rは時刻t3から操作スイッチ16によって起動
操作が行われるまでの間の所要時間、Zはキャプスタン
モータ2が起動してから速度がVに整定するまでの間の
所要時間である。なお、時刻t1以前と時刻t6以降
は、HSW信号とCTL信号の位相は整定しているもの
とする。
【0038】以上のように構成された本実施例の磁気記
録再生装置について説明する。磁気記録再生装置が再生
状態の場合、停止制御回路14は、操作スイッチ16か
ら停止指令信号が供給されると、時刻t1においてキャ
プスタンモータ制御回路11とカウンタ5とに停止制御
信号を供給する。
【0039】キャプスタンモータ制御回路11は、停止
制御信号の供給によりキャプスタンモータ2に停止信号
を供給する。停止信号が供給されることにより、キャプ
スタンモータ2の回転速度は急激に減速するが、慣性力
等の影響で瞬時に停止することはできず、実際は停止信
号が送出されてから若干進んだ位置である時刻t2で停
止する。すなわち、停止信号送出時のテープ位置と実際
にキャプスタンモータ2が停止したときのテープ停止位
置とにずれ(以下停止誤差量と記述する)が生じる。こ
の停止誤差量は図2(a)の面積S1 に相当する。ま
た、停止検出回路26は、時刻t2においてキャプスタ
ンモータが停止したことを検出し、カウンタ5に停止検
出信号を供給する。
【0040】一方、カウンタ5は停止制御信号が供給さ
れると、カウンタの値を0に初期化してからFG信号の
パルス数のカウント動作を開始し、停止検出回路26か
ら停止検出信号が供給されるとカウント動作を停止す
る。この結果、カウンタ5には時刻t1から時刻t2ま
での間のFG信号のパルス数が格納される。時刻t2に
おいてキャプスタンモータ2のキャプスタン軸にはピン
チローラ4が圧接されたままなので、実際の磁気テープ
停止位置と格納されたカウントデータとは1対1に対応
しており、このカウントデータから停止誤差量を算出す
ることができる。
【0041】次に起動操作が行われると、操作スイッチ
16は起動指令信号を時間データ出力回路12と起動制
御回路15とに供給する。
【0042】時間データ出力回路12は、起動指令信号
の供給により時間データRを計測して時間データとして
遅延時間演算回路13に供給し、遅延時間演算回路13
は、時間データRとカウントデータとから遅延時間Xを
演算する。
【0043】起動制御回路15は遅延時間Xの経過後で
ある時刻t4においてキャプスタンモータ制御回路11
に起動制御信号を供給する。キャプスタンモータ制御回
路11は起動制御信号の供給によりキャプスタンモータ
2を起動し、速度制御及び位相制御を行う。ここで、遅
延時間Xは(数4)に示す関係式より算出する。
【0044】
【数4】
【0045】ただし、Xは遅延時間(s)、nは任意の
自然数、TはHSW信号の周期(s)、Vはキャプスタ
ンモータの速度が整定している時の磁気テープ移動速度
(m/s)、S1はカウンタ5のカウントデータから算
出する磁気テープ移動量(m)、S2はキャプスタンモ
ータ2が起動してから速度がVに整定するまでの磁気テ
ープ移動量(m)、Zはキャプスタンモータ2が起動し
てから速度がVに整定するまでの所要時間(s)、Rは
時刻t3から操作スイッチ16によって起動操作が行わ
れるまでの間の所要時間(s)である。
【0046】以下に(数4)に示す関係式について説明
する。図2に示すように、キャプスタンモータ2の起動
後、時刻t6でHSW信号とCTL信号の位相が整定し
ていれば、キャプスタンモータの位相整定時間を短縮す
ると共に一定にすることができる。
【0047】このような条件、即ち時刻t6でHSW信
号とCTL信号の位相が整定するための条件は、時刻t
1から時刻t6までの間の磁気テープ移動量が、キャプ
スタンモータの速度が整定している場合にHSW信号1
周期間に移動する磁気テープ移動量の整数倍になること
である。
【0048】時刻t1から時刻t6までの間の磁気テー
プ移動量は、面積S1、面積S2 及び面積S3 の総和に
等しいので、上記した条件を関係式にまとめると、
【0049】
【数5】
【0050】(ただし、n1は任意の自然数)となる。
ここで、図2において時刻t3を表わす点から時刻t6
を表わす点までを底辺とし、高さがVであるような長方
形の面積を考える。時刻t3から時刻t6までの所要時
間はHSW信号の周期Tの整数倍であるから、この長方
形の面積は、図2より周期Tと速度Vとの積で表される
面積を整数倍したものに等しい。一方この面積は、面積
3 と、時刻t3を表わす点から時刻t5を表わす点ま
でを底辺とし、高さがVであるような長方形の面積との
和にも等しいので、これらの関係を数式に整理し、面積
3 について解くと、
【0051】
【数6】
【0052】(ただし、n2は任意の自然数)のように
なる。従って(数6)を(数5)に代入して面積S3
消去し、n1 とn2 とは任意の自然数であることに注意
しながら遅延時間Xについて解くと、(数4)に示す関
係式を導くことができる。
【0053】(数4)において、面積S2 と時間Zとは
キャプスタンモータ2の起動特性に依存し、常にほぼ一
定値をとると考えられるので、遅延時間Xは面積S1
時間データRの関数になる。ここで、面積S1 はカウン
タ5のカウントデータから算出できるので、遅延時間X
はカウントデータと時間データRとから容易に算出する
ことができる。なお整数nは、遅延時間Xが負にならな
いという条件下で最小のものを選べばよい。
【0054】このように、キャプスタンモータ2の起動
タイミングを、磁気テープ1の停止位置と起動操作を行
った時刻とに応じて変化させることにより、速度整定後
の位相整定時間を短縮すると共にほぼ一定にすることが
できる。また、停止誤差量にばらつきが生じても常に同
一の位相整定時間を維持することができる。
【0055】以上のように第1の実施例によれば、磁気
テープを駆動走行させるキャプスタンモータ(キャプス
タンモータ2)と、磁気テープの停止指令信号と起動指
令信号を出力する操作手段(操作スイッチ16)と、キ
ャプスタンモータの回転速度に比例した周波数を持つ第
1のパルス信号を出力する第1の信号出力手段(FG信
号出力器3)と、第1のパルス信号のパルス数をカウン
トするカウンタ(カウンタ5)と、回転ヘッドの回転位
置に応じた第2のパルス信号を出力する第2の信号出力
手段(HSW信号出力器8)と、第2のパルス信号が到
来してから起動指令信号が出力されるまでの所要時間を
時間データとして出力する時間データ出力手段(時間デ
ータ出力回路12)と、磁気テープに記録された第3の
パルス信号を再生して出力する第3の信号出力手段(C
TLヘッド10)と、停止指令信号が供給されると、第
3のパルス信号に同期してキャプスタンモータを停止さ
せ、カウンタのカウント動作を開始させる停止制御手段
(停止制御回路14)と、カウンタのカウントデータと
時間データとに基づき遅延時間を算出する演算手段(遅
延時間演算回路13)と、起動指令信号が供給される
と、遅延時間の経過後にキャプスタンモータを起動する
起動制御手段(起動制御回路15)とを設けることによ
り、簡単な構成で位相整定時間を短縮し、同時に一定に
することができる。
【0056】以下、本発明の第2の実施例について、図
面を参照しながら説明する。図3は本発明の第2の実施
例における磁気記録再生装置のブロック図である。図3
において、磁気テープ1はピンチローラ4によってキャ
プスタンモータ2のキャプスタン軸に圧接され、キャプ
スタンモータ2が回転することにより走行する。FG信
号出力器3はキャプスタンモータ2のFG信号を発生す
る回路であり、FG信号をキャプスタンモータ制御回路
11、カウンタ5、停止検出回路26に供給する。HS
W信号出力器8は、シリンダモータ7のHSW信号を発
生する回路であり、HSW信号をシリンダモータ制御回
路9、キャプスタンモータ制御回路11、及び起動制御
回路20に供給する。
【0057】キャプスタンモータ制御回路11は磁気テ
ープ1の駆動走行を制御する回路であり、キャプスタン
モータ制御信号をキャプスタンモータ2に供給する。
【0058】シリンダモータ制御回路9はシリンダモー
タ7の回転を制御する回路であり、シリンダモータ制御
信号をシリンダモータ7に供給する。
【0059】操作スイッチ16は、磁気テープ1の停止
指令信号と起動指令信号を出力するスイッチであって、
停止指令信号を停止制御回路19に、起動指令信号を起
動制御回路20にそれぞれ供給する。
【0060】停止制御回路19は、停止指令信号が供給
されたときに停止制御信号を送出する回路であり、この
停止制御信号を、カウンタ5、時間データ出力回路2
1、及びキャプスタンモータ制御回路11に供給する。
【0061】カウンタ5は、FG信号出力器3から供給
されるFG信号のパルス数をカウントするカウンタであ
って、そのカウントデータを遅延時間演算回路22に供
給する。遅延時間演算回路22は、カウンタ5が供給す
るカウントデータとメモリ25が供給する時間データと
から遅延時間を演算する回路であり、この遅延時間を時
間データとして起動制御回路20に供給する。
【0062】CTLヘッド10は、テープ1に記録され
たCTL信号を検出して、キャプスタンモータ制御回路
11と時間データ出力回路21とに供給する。
【0063】時間データ出力回路21は、CTL信号の
基準エッジが到来してから停止制御信号が供給されるま
での間の時間を時間データとして出力する回路であり、
この時間データをメモリ25に供給する。メモリ25は
供給された時間データを記憶し、この時間データを遅延
時間演算回路22へ供給する。
【0064】起動制御回路20は、起動指令信号が供給
されたときにHSW信号の基準エッジが到来してから遅
延時間の経過後に起動制御信号を出力する回路であり、
この起動制御信号をキャプスタンモータ制御回路11に
供給する。
【0065】図4は第2の実施例における磁気記録再生
装置の停止動作と起動動作の説明図である。
【0066】図4において、(a)は磁気テープの走行
停止時及び走行開始時における磁気テープの移動量を面
積で表したものであり、(b)はCTLヘッド10が検
出するCTL信号を、(c)はHSW信号出力器8が出
力するHSW信号を、(a)と同じ時間軸でそれぞれ表
したものである。
【0067】図4(a)において、時刻t2は停止指令
信号が送出された時刻、時刻t1は時刻t2以前で最後
にCTL信号のリーディングエッジが到来した時刻、時
刻t3はキャプスタンモータ2が完全に停止する時刻、
時刻t4は起動指令信号が送出されてから最初にHSW
信号のリーディングエッジが到来する時刻、時刻t5は
キャプスタンモータ2が実際に起動する時刻、時刻t6
はキャプスタンモータ2の速度が整定する時刻、時刻t
7はキャプスタンモータ2の速度が整定してから最初に
HSW信号のリーディングエッジが到来する時刻であ
る。
【0068】また、Vはキャプスタンモータ2の速度が
整定した時のテープ移動速度であり、面積S1 は時刻t
2から時刻t3までの間のテープ移動量、面積S2 は時
刻t5から時刻t6までの間のテープ移動量、面積S3
は時刻t6から時刻t7までの間のテープ移動量をそれ
ぞれ表している。
【0069】また、図4(b)のCTL信号の破線部分
は、説明のための仮想CTL信号であり、実際はキャプ
スタンモータ2が回転していないため出力されない。
【0070】さらに図4(c)において、TはHSW信
号の周期、Xは遅延時間演算回路22で演算する遅延時
間、Pは時刻t1から時刻t2までの間の所要時間、Z
はキャプスタンモータ2が起動してから速度がVに整定
するまでの所要時間である。なお、時刻t1以前と時刻
t7以降は、HSW信号とCTL信号の位相は整定して
いるものとする。
【0071】以上のように構成された本実施例の磁気記
録再生装置について説明する。磁気記録再生装置が再生
状態の場合、停止操作を行うと、操作スイッチ16は停
止制御回路19に停止指令信号を供給する。停止信号の
供給により停止制御回路19は、キャプスタンモータ制
御回路11、時間データ出力回路21、カウンタ5に停
止制御信号を送出する。
【0072】キャプスタンモータ制御回路11は、停止
制御信号の供給によりキャプスタンモータ2に停止信号
を供給する。停止信号が供給されることにより、キャプ
スタンモータ2の回転速度は急激に減速するが、慣性力
等の影響で瞬時に停止することはできず、実際は停止信
号が送出されてから若干進んだ位置である時刻t3で停
止する。すなわち、停止信号送出時のテープ位置と実際
にキャプスタンモータ2が停止したときのテープ停止位
置とにずれ(以下停止誤差量と記述する)が生じる。こ
の停止誤差量は図4(a)の面積S1 に相当する。ま
た、停止検出回路26は、時刻t3でキャプスタンモー
タが停止したことを検出し、カウンタ5に停止検出信号
を供給する。
【0073】一方、時間データ出力回路21は、停止制
御信号が供給されると時間データPを計測し、この時間
データをメモリ25に供給する。
【0074】さらに、カウンタ5は停止制御信号が供給
されると、カウンタの値を0に初期化してからFG信号
のパルス数のカウント動作を開始し、停止検出回路26
から停止検出信号が供給されるとカウント動作を停止す
る。この結果、カウンタ5には時刻t2から時刻t3ま
での間のFG信号のパルス数が格納される。時刻t3に
おいてキャプスタンモータ2のキャプスタン軸にはピン
チローラ4が圧接されたままなので、実際の磁気テープ
停止位置と格納されたカウントデータとは1対1に対応
しており、このカウントデータから停止誤差量を算出す
ることができる。
【0075】次に起動操作が行われると、操作スイッチ
16は起動指令信号を起動制御回路20に供給する。こ
のとき遅延時間演算回路22は、時間データPとカウン
トデータとから遅延時間Xを演算する。
【0076】起動制御回路20は、時刻t4から遅延時
間Xの経過後である時刻t5において、キャプスタンモ
ータ制御回路11に起動制御信号を供給する。キャプス
タンモータ制御回路11は起動制御信号の供給によりキ
ャプスタンモータ2を起動し、速度制御及び位相制御を
行う。ここで、遅延時間Xは(数4)に示す関係式より
算出する。
【0077】次に、操作スイッチ16によって起動指令
信号が送出されると、起動制御回路20は、時刻t4か
ら遅延時間Xの経過後である時刻t5においてキャプス
タンモータ制御回路11へ起動制御信号を供給する。キ
ャプスタンモータ制御回路11は起動制御信号の供給に
よりキャプスタンモータ2を起動し、速度制御及び位相
制御を行う。
【0078】ここで、遅延時間Xは(数7)に示す関係
式より算出する。
【0079】
【数7】
【0080】ただし、Xは遅延時間(s)、nは任意の
自然数、TはHSW信号の周期(s)、Vはキャプスタ
ンモータの速度が整定している時の磁気テープ移動速度
(m/s)、S1はカウンタ5のカウントデータから算
出する磁気テープ移動量(m)、S2はキャプスタンモ
ータ2が起動してから速度がVに整定するまでの磁気テ
ープ移動量(m)、Zはキャプスタンモータ2が起動し
てから速度がVに整定するまでの所要時間(s)、Pは
時刻t1から時刻t2までの間の所要時間(s)であ
る。
【0081】以下に(数7)に示す関係式について説明
する。図4に示すように、キャプスタンモータ2の起動
後、時刻t7でHSW信号とCTL信号の位相が整定し
ていれば、キャプスタンモータの位相整定時間を短縮す
ると共に一定にすることができる。
【0082】このような条件、即ち時刻t7でHSW信
号とCTL信号の位相が整定するための条件は、時刻t
1から時刻t7までの間の磁気テープ移動量が、キャプ
スタンモータの速度が整定している場合にHSW信号1
周期間に移動する磁気テープ移動量の整数倍になること
である。
【0083】時刻t1から時刻t7までの間の磁気テー
プ移動量は、面積S1、面積S2、面積S3 及び時間デー
タPと速度Vの積で表される面積の総和に等しいので、
上記した条件を関係式にまとめると、
【0084】
【数8】
【0085】(ただし、n1は任意の自然数)となる。
ここで、図4において時刻t1を表わす点から時刻t7
を表わす点までを底辺とし、高さがVであるような長方
形の面積を考える。時刻t1から時刻t7までの所要時
間はHSW信号の周期Tの整数倍であるので、この長方
形の面積は、図4より周期Tと速度Vとの積で表される
面積を整数倍したものに等しい。一方この面積は、面積
3 と、時刻t1を表わす点から時刻t6を表わす点ま
でを底辺とし、高さがVであるような長方形の面積との
和にも等しいので、これらの関係を数式に整理し、面積
3 について解くと、
【0086】
【数9】
【0087】(ただし、n2は任意の自然数)のように
なる。従って(数9)を(数8)に代入して面積S3
消去し、n1 とn2 とは任意の自然数であることに注意
しながら遅延時間Xについて解くと、(数7)に示す関
係式を導くことができる。
【0088】(数7)において、面積S2 と時間Zとは
キャプスタンモータ2の起動特性に依存し、常にほぼ一
定値をとると考えられるので、遅延時間Xは面積S1
時間データPの関数になる。ここで、面積S1 はカウン
タ5のカウントデータから算出できるので、遅延時間X
はカウントデータと時間データPとから容易に算出する
ことができる。なお整数nは、遅延時間Xが負にならな
いという条件下で最小のものを選べばよい。
【0089】このように、キャプスタンモータ2の起動
タイミングを、磁気テープ1の停止位置と停止操作を行
った時刻とに応じて変化させることにより、速度整定後
の位相整定時間を短縮すると共にほぼ一定にすることが
できる。また、停止誤差量にばらつきが生じても常に同
一の位相整定時間を維持することができる。以上のよう
に第2の実施例によれば、磁気テープを駆動走行させる
キャプスタンモータ(キャプスタンモータ2)と、磁気
テープの停止指令信号と起動指令信号を出力する操作手
段(操作スイッチ16)と、キャプスタンモータの回転
速度に比例した周波数を持つ第1のパルス信号を出力す
る第1の信号出力手段(FG信号出力器3)と、第1の
パルス信号のパルス数をカウントするカウンタ(カウン
タ5)と、回転ヘッドの回転位置に応じた第2のパルス
信号を出力する第2の信号出力手段(HSW信号出力器
8)と、磁気テープに記録された第3のパルス信号を再
生して出力する第3の信号出力手段(CTLヘッド1
0)と、第3のパルス信号が到来してから停止指令信号
が出力されるまでの所要時間を時間データとして出力す
る時間データ出力手段(時間データ出力回路21)と、
時間データを格納するメモリ手段(メモリ25)と、停
止指令信号が供給されると、キャプスタンモータを停止
させ、時間データをメモリ手段に格納し、カウンタのカ
ウント動作を開始させる停止制御手段(停止制御回路1
9)と、カウンタのカウントデータとメモリ手段に格納
された時間データとに基づき遅延時間を算出する演算手
段(遅延時間演算回路22)と、起動指令信号が供給さ
れると、第2のパルス信号が所定位相に到達してから遅
延時間の経過後にキャプスタンモータを起動する起動制
御手段(起動制御回路20)とを設けることにより、簡
単な構成で位相整定時間を短縮し、同時に一定にするこ
とができる。
【0090】以下、本発明の第3の実施例について、図
面を参照しながら説明する。図5は本発明の第3の実施
例における磁気記録再生装置のブロック図である。図5
において、磁気テープ1はピンチローラ4によってキャ
プスタンモータ2のキャプスタン軸に圧接され、キャプ
スタンモータ2が回転することにより走行する。FG信
号出力器3はキャプスタンモータ2のFG信号を発生す
る回路であり、FG信号をキャプスタンモータ制御回路
11、カウンタ5、停止検出回路26に供給する。HS
W信号出力器8は、シリンダモータ7のHSW信号を発
生する回路であり、HSW信号をシリンダモータ制御回
路9、キャプスタンモータ制御回路11、及び時間デー
タ出力回路24に供給する。
【0091】シリンダモータ制御回路9はシリンダモー
タ7の回転を制御する回路であり、シリンダモータ制御
信号をシリンダモータ7に供給する。
【0092】キャプスタンモータ制御回路11は磁気テ
ープ1の駆動走行を制御する回路であり、キャプスタン
モータ制御信号をキャプスタンモータ2に供給する。
【0093】時間データ出力回路24は、HSW信号の
基準エッジが到来してから起動指令信号が供給されるま
での間の所要時間を計測し、時間データとして出力する
回路であり、この時間データを遅延時間演算回路23に
供給する。
【0094】CTLヘッド10は、テープ1に記録され
たCTL信号を検出して、キャプスタンモータ制御回路
11と時間データ出力回路21とに供給する。
【0095】操作スイッチ16は、磁気テープ1の停止
指令信号と起動指令信号を出力するスイッチであって、
停止指令信号を停止制御回路19に供給し、起動指令信
号を起動制御回路15、時間データ出力回路24に供給
する。
【0096】停止制御回路19は、停止指令信号が供給
されたときに停止制御信号を送出する回路であり、この
停止制御信号を、カウンタ5、時間データ出力回路2
1、及びキャプスタンモータ制御回路11に供給する。
【0097】カウンタ5は、FG信号出力器3から供給
されるFG信号のパルス数をカウントするカウンタであ
って、そのカウントデータを遅延時間演算回路23に供
給する。
【0098】時間データ出力回路21は、CTL信号の
基準エッジが到来してから停止制御信号が供給されるま
での間の時間を時間データとして出力する回路であり、
この時間データをメモリ25に供給する。メモリ25は
供給された時間データを記憶し、この時間データを遅延
時間演算回路23へ供給する。
【0099】遅延時間演算回路23は、カウンタ5が供
給するカウントデータと、時間データ出力回路24が供
給する第1の時間データと、メモリ25が供給する第2
の時間データとから遅延時間を演算する回路であり、こ
の遅延時間を時間データとして起動制御回路15に供給
する。
【0100】起動制御回路15は、起動指令信号が供給
されたときに遅延時間が経過すると起動制御信号を出力
する回路であり、この起動制御信号をキャプスタンモー
タ制御回路11に供給する。
【0101】図6は第3の実施例における磁気記録再生
装置の停止動作と起動動作の説明図である。
【0102】図6において、(a)は磁気テープの走行
停止時及び走行開始時における磁気テープの移動量を面
積で表したものであり、(b)はCTLヘッド10が検
出するCTL信号を、(c)はHSW信号出力器8が出
力するHSW信号を、(a)と同じ時間軸でそれぞれ表
したものである。
【0103】図6(a)において、時刻t2は停止指令
信号が送出された時刻、時刻t1は時刻t2以前で最後
にCTL信号のリーディングエッジが到来した時刻、時
刻t3はキャプスタンモータ2が完全に停止する時刻、
時刻t5は起動指令信号が送出された時刻、時刻t4は
起動指令信号の送出前で最後にHSW信号のリーディン
グエッジが到来した時刻、時刻t5はキャプスタンモー
タ2が実際に起動する時刻、時刻t6はキャプスタンモ
ータ2の速度が整定する時刻、時刻t7はキャプスタン
モータ2の速度が整定してから最初にHSW信号のリー
ディングエッジが到来する時刻である。
【0104】また、Vはキャプスタンモータ2の速度が
整定した時のテープ移動速度であり、面積S1 は時刻t
2から時刻t3までの間のテープ移動量、面積S2 は時
刻t5から時刻t6までの間のテープ移動量、面積S3
は時刻t6から時刻t7までの間のテープ移動量をそれ
ぞれ表している。
【0105】また、図6(b)のCTL信号の破線部分
は、説明のための仮想CTL信号であり、実際はキャプ
スタンモータ2が回転していないため出力されない。
【0106】さらに図6(c)において、TはHSW信
号の周期、Xは遅延時間演算回路22で演算する遅延時
間、Pは時刻t1から時刻t2までの間の所要時間、R
は時刻t3から操作スイッチ16によって起動操作が行
われるまでの間の所要時間、Zはキャプスタンモータ2
が起動してから速度がVに整定するまでの所要時間であ
る。なお、時刻t1以前と時刻t7以降は、HSW信号
とCTL信号の位相は整定しているものとする。
【0107】以上のように構成された本実施例の磁気記
録再生装置について説明する。磁気記録再生装置が再生
状態の場合、停止操作を行うと、操作スイッチ16は停
止制御回路19に停止指令信号を供給する。停止信号の
供給により停止制御回路19は、キャプスタンモータ制
御回路11、時間データ出力回路21、カウンタ5に停
止制御信号を送出する。
【0108】キャプスタンモータ制御回路11は、停止
制御信号の供給によりキャプスタンモータ2に停止信号
を供給する。停止信号が供給されることにより、キャプ
スタンモータ2の回転速度は急激に減速するが、慣性力
等の影響で瞬時に停止することはできず、実際は停止信
号が送出されてから若干進んだ位置である時刻t3で停
止する。すなわち、停止信号送出時のテープ位置と実際
にキャプスタンモータ2が停止したときのテープ停止位
置とにずれ(以下停止誤差量と記述する)が生じる。こ
の停止誤差量は図6(a)の面積S1 に相当する。ま
た、停止検出回路26は、時刻t3でキャプスタンモー
タが停止したことを検出し、カウンタ5に停止検出信号
を供給する。
【0109】一方、時間データ出力回路21は、停止制
御信号が供給されると時間データPを計測し、この時間
データをメモリ25に供給する。
【0110】さらに、カウンタ5は停止制御信号が供給
されると、カウンタの値を0に初期化してからFG信号
のパルス数のカウント動作を開始し、停止検出回路26
から停止検出信号が供給されるとカウント動作を停止す
る。この結果、カウンタ5には時刻t2から時刻t3ま
での間のFG信号のパルス数が格納される。時刻t3に
おいてキャプスタンモータ2のキャプスタン軸にはピン
チローラ4が圧接されたままなので、実際の磁気テープ
停止位置と格納されたカウントデータとは1対1に対応
しており、このカウントデータから停止誤差量を算出す
ることができる。
【0111】次に起動操作が行われると、操作スイッチ
16は起動指令信号を時間データ出力回路24と起動制
御回路15とに供給する。
【0112】時間データ出力回路24は、起動指令信号
の供給により時間データRを計測して時間データとして
遅延時間演算回路23に供給し、遅延時間演算回路23
は、時間データRとカウントデータとから遅延時間Xを
演算する。
【0113】起動制御回路15は遅延時間Xの経過後で
ある時刻t5においてキャプスタンモータ制御回路11
に起動制御信号を供給する。キャプスタンモータ制御回
路11は起動制御信号の供給によりキャプスタンモータ
2を起動し、速度制御及び位相制御を行う。ここで、遅
延時間Xは(数10)に示す関係式より算出する。
【0114】
【数10】
【0115】ただし、Xは遅延時間(s)、nは任意の
自然数、TはHSW信号の周期(s)、Vはキャプスタ
ンモータの速度が整定している時の磁気テープ移動速度
(m/s)、S1はカウンタ5のカウントデータから算
出する磁気テープ移動量(m)、S2はキャプスタンモ
ータ2が起動してから速度がVに整定するまでの磁気テ
ープ移動量(m)、Zはキャプスタンモータ2が起動し
てから速度がVに整定するまでの所要時間(s)、Pは
時刻t1から時刻t2までの間の所要時間(s)、Rは
時刻t4から操作スイッチ16によって起動操作が行わ
れるまでの間の所要時間(s)である。
【0116】以下に(数10)に示す関係式について説
明する。図6に示すように、キャプスタンモータ2の起
動後、時刻t7でHSW信号とCTL信号の位相が整定
していれば、キャプスタンモータの位相整定時間を短縮
すると共に一定にすることができる。
【0117】このような条件、即ち時刻t7でHSW信
号とCTL信号の位相が整定するための条件は、時刻t
1から時刻t7までの間の磁気テープ移動量が、キャプ
スタンモータの速度が整定している場合にHSW信号1
周期間に移動する磁気テープ移動量の整数倍になること
である。
【0118】時刻t1から時刻t7までの間の磁気テー
プ移動量は、面積S1、面積S2、面積S3 及び時間デー
タPと速度Vの積で表される面積の総和に等しいので、
上記した条件を関係式にまとめると、
【0119】
【数11】
【0120】(ただし、n1は任意の自然数)となる。
ここで、図6において時刻t1を表わす点から時刻t7
を表わす点までを底辺とし、高さがVであるような長方
形の面積を考える。時刻t1から時刻t7までの所要時
間はHSW信号の周期Tの整数倍であるから、この長方
形の面積は、図6より周期Tと速度Vとの積で表される
面積を整数倍したものに等しい。一方この面積は、面積
3 と、時刻t1を表わす点から時刻t6を表わす点ま
でを底辺とし、高さがVであるような長方形の面積との
和にも等しいので、これらの関係を数式に整理し、面積
3 について解くと、
【0121】
【数12】
【0122】(ただし、n2は任意の自然数)のように
なる。従って、(数12)を(数11)に代入して面積
3 を消去し、n1 とn2 とは任意の自然数であること
に注意しながら遅延時間Xについて解くと、(数10)
に示す関係式を導くことができる。
【0123】(数10)において、面積S2 と時間Zと
はキャプスタンモータ2の起動特性に依存し、常にほぼ
一定値をとると考えられるので、遅延時間Xは面積S1
と時間データP,Rの関数になる。ここで、面積S1
カウンタ5のカウントデータから算出できるので、遅延
時間Xはカウントデータと時間データP,Rとから容易
に算出することができる。なお整数nは、遅延時間Xが
負にならないという条件下で最小のものを選べばよい。
【0124】このように、キャプスタンモータ2の起動
タイミングを、磁気テープ1の停止位置と、停止操作を
行った時刻と、起動操作を行った時刻とに応じて変化さ
せることにより、速度整定後の位相整定時間を短縮する
と共にほぼ一定にすることができる。また、停止誤差量
にばらつきが生じても、常に同一の位相整定時間を維持
することができる。
【0125】以上のように第3の実施例によれば、磁気
テープを駆動走行させるキャプスタンモータ(キャプス
タンモータ2)と、磁気テープの停止指令信号と起動指
令信号を出力する操作手段(操作スイッチ16)と、キ
ャプスタンモータの回転速度に比例した周波数を持つ第
1のパルス信号を出力する第1の信号出力手段(FG検
出器3)と、第1のパルス信号のパルス数をカウントす
るカウンタ(カウンタ5)と、回転ヘッドの回転位置に
応じた第2のパルス信号を出力する第2の信号出力手段
(HSW信号出力器8)と、第2のパルス信号が到来し
てから起動指令信号が出力されるまでの所要時間を第1
の時間データとして出力する第1の時間データ出力手段
(時間データ出力回路24)と、磁気テープに記録され
た第3のパルス信号を再生して出力する第3の信号出力
手段(CTLヘッド10)と、第3のパルス信号が到来
してから停止指令信号が出力されるまでの所要時間を第
2の時間データとして出力する第2の時間データ出力手
段(時間データ出力回路21)と、第2の時間データを
格納するメモリ手段(メモリ25)と、停止指令信号が
供給されるとキャプスタンモータを停止させ、第2の時
間データをメモリ手段に格納し、カウンタのカウント動
作を開始させる停止制御手段(停止制御回路19)と、
カウンタのカウントデータと、第1の時間データと、メ
モリ手段に格納された第2の時間データとに基づき遅延
時間を算出する演算手段(遅延時間演算回路23)と、
起動指令信号が供給されると、遅延時間の経過後にキャ
プスタンモータを起動する起動制御手段(起動制御回路
15)とを設けることにより、簡単な構成で位相整定時
間を短縮し、同時に一定にすることができる。
【0126】
【発明の効果】以上のように、本発明は、キャプスタン
モータのFG信号のパルス数をカウントして得たカウン
トデータと、HSW信号の基準エッジが到来してから起
動指令信号が出力されるまでの所要時間を表す時間デー
タとに基づき遅延時間を算出することにより、簡単な構
成で位相整定時間を短縮するとともに一定にすることが
できる。また、テープ巻き径や温度特性等による外部の
環境変化に対しても同一の位相整定時間を維持すること
ができ、その実用効果はきわめて大きい。
【0127】また、本発明は、キャプスタンモータのF
G信号のパルス数をカウントして得たカウントデータ
と、磁気テープに記録されたCTL信号の基準エッジが
到来してから停止指令信号が出力されるまでの所要時間
をあらわす時間データとに基づき遅延時間を算出するこ
とにより、簡単な構成で位相整定時間を短縮するととも
に一定にすることができる。また、テープ巻き径や温度
特性等による外部の環境変化に対しても同一の位相整定
時間を維持することができ、その実用効果はきわめて大
きい。
【0128】また、本発明は、キャプスタンモータのF
G信号のパルス数をカウントして得たカウントデータ
と、HSW信号の基準エッジが到来してから起動指令信
号が出力されるまでの所要時間を表す第1の時間データ
と、磁気テープに記録されたCTL信号の基準エッジが
到来してから停止指令信号が出力されるまでの所要時間
をを表す第2の時間データとに基づき遅延時間を算出す
ることにより、簡単な構成で位相整定時間を短縮すると
ともに一定にすることができる。また、テープ巻き径や
温度特性等による外部の環境変化に対しても同一の位相
整定時間を維持することができ、その実用効果はきわめ
て大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における磁気記録再生装
置の構成を示すブロック図
【図2】同第1の実施例における磁気記録再生装置の停
止動作と起動動作を説明するための説明図
【図3】本発明の第2の実施例における磁気記録再生装
置の構成を示すブロック図
【図4】同第2の実施例における磁気記録再生装置の停
止動作と起動動作を説明するための説明図
【図5】本発明の第3の実施例における磁気記録再生装
置の構成を示すブロック図
【図6】同第3の実施例における磁気記録再生装置の停
止動作と起動動作を説明するための説明図
【図7】従来例における磁気記録再生装置の構成を示す
ブロック図
【符号の説明】
1 磁気テープ 2 キャプスタンモータ 3 第1の信号出力手段 4 ピンチローラ 5 カウンタ 7 シリンダモータ 8 第2の信号出力手段 10 第3の信号出力手段 12 時間データ出力手段 13,22,23 演算手段 14,19 停止制御手段 15,20 起動制御手段 21 第2の時間データ出力手段 24 第1の時間データ出力手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープを駆動走行させるキャプスタ
    ンモータと、 前記磁気テープの停止指令信号と起動指令信号を出力す
    る操作手段と、 前記キャプスタンモータの回転速度に比例した周波数を
    持つ第1のパルス信号を出力する第1の信号出力手段
    と、 前記第1のパルス信号のパルス数をカウントするカウン
    タと、 回転ヘッドの回転位置に応じた第2のパルス信号を出力
    する第2の信号出力手段と、 前記第2のパルス信号が到来してから前記起動指令信号
    が出力されるまでの所要時間を時間データとして出力す
    る時間データ出力手段と、 前記磁気テープに記録された第3のパルス信号を再生し
    て出力する第3の信号出力手段と、 前記停止指令信号が供給されると、前記第3のパルス信
    号に同期して前記キャプスタンモータを停止させ、前記
    カウンタのカウント動作を開始させる停止制御手段と、 前記カウンタのカウントデータと前記時間データとに基
    づき遅延時間を算出する演算手段と、 前記起動指令信号が供給されると、前記遅延時間の経過
    後に前記キャプスタンモータを起動する起動制御手段と
    を備えたことを特徴とする磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】 演算手段は、(数1)により遅延時間を
    算出する請求項1記載の磁気記録再生装置。 【数1】 ただし、Xは遅延時間(s)、nは任意の自然数、Tは
    第2のパルス信号の周期(s)、Vはキャプスタンモー
    タの速度が整定している時の磁気テープ移動速度(m/
    s)、S1はカウンタのカウントデータから算出する磁
    気テープ移動量(m)、S2はキャプスタンモータが起
    動してから速度がVに整定するまでの磁気テープ移動量
    (m)、Zはキャプスタンモータが起動してから速度が
    Vに整定するまでの所要時間(s)、Rは時間データ出
    力手段が出力する時間データ(s)である。
  3. 【請求項3】 磁気テープを駆動走行させるキャプスタ
    ンモータと、 前記磁気テープの停止指令信号と起動指令信号を出力す
    る操作手段と、 前記キャプスタンモータの回転速度に比例した周波数を
    持つ第1のパルス信号を出力する第1の信号出力手段
    と、 前記第1のパルス信号のパルス数をカウントするカウン
    タと、 回転ヘッドの回転位置に応じた第2のパルス信号を出力
    する第2の信号出力手段と、 前記磁気テープに記録された第3のパルス信号を再生し
    て出力する第3の信号出力手段と、 前記第3のパルス信号が到来してから前記停止指令信号
    が出力されるまでの所要時間を時間データとして出力す
    る時間データ出力手段と、 前記時間データを格納するメモリ手段と、 前記停止指令信号が供給されると、前記キャプスタンモ
    ータを停止させ、前記時間データを前記メモリ手段に格
    納し、前記カウンタのカウント動作を開始させる停止制
    御手段と、 前記カウンタのカウントデータと前記メモリ手段に格納
    された時間データとに基づき遅延時間を算出する演算手
    段と、 前記起動指令信号が供給されると、前記第2のパルス信
    号が所定位相に到達してから前記遅延時間の経過後に前
    記キャプスタンモータを起動する起動制御手段とを備え
    たことを特徴とする磁気記録再生装置。
  4. 【請求項4】 演算手段は、(数2)により遅延時間を
    算出する請求項3記載の磁気記録再生装置。 【数2】 ただし、Xは遅延時間(s)、nは任意の自然数、Tは
    第2のパルス信号の周期(s)、Vはキャプスタンモー
    タの速度が整定している時の磁気テープ移動速度(m/
    s)、S1はカウンタのカウントデータから算出する磁
    気テープ移動量(m)、S2はキャプスタンモータが起
    動してから速度がVに整定するまでの磁気テープ移動量
    (m)、Zはキャプスタンモータが起動してから速度が
    Vに整定するまでの所要時間(s)、Pは時間データ出
    力手段が出力する時間データ(s)である。
  5. 【請求項5】 磁気テープを駆動走行させるキャプスタ
    ンモータと、 前記磁気テープの停止指令信号と起動指令信号を出力す
    る操作手段と、 前記キャプスタンモータの回転速度に比例した周波数を
    持つ第1のパルス信号を出力する第1の信号出力手段
    と、 前記第1のパルス信号のパルス数をカウントするカウン
    タと、 回転ヘッドの回転位置に応じた第2のパルス信号を出力
    する第2の信号出力手段と、 前記第2のパルス信号が到来してから前記起動指令信号
    が出力されるまでの所要時間を第1の時間データとして
    出力する第1の時間データ出力手段と、 前記磁気テープに記録された第3のパルス信号を再生し
    て出力する第3の信号出力手段と、 前記第3のパルス信号が到来してから前記停止指令信号
    が出力されるまでの所要時間を第2の時間データとして
    出力する第2の時間データ出力手段と、 前記第2の時間データを格納するメモリ手段と、 前記停止指令信号が供給されると前記キャプスタンモー
    タを停止させ、前記第2の時間データを前記メモリ手段
    に格納し、前記カウンタのカウント動作を開始させる停
    止制御手段と、 前記カウンタのカウントデータと、前記第1の時間デー
    タと、前記メモリ手段に格納された前記第2の時間デー
    タとに基づき遅延時間を算出する演算手段と、前記起動
    指令信号が供給されると、前記遅延時間の経過後に前記
    キャプスタンモータを起動する起動制御手段とを備えた
    ことを特徴とする磁気記録再生装置。
  6. 【請求項6】 演算手段は、(数3)により遅延時間を
    算出する請求項5記載の磁気記録再生装置。 【数3】 ただし、Xは遅延時間(s)、nは任意の自然数、Tは
    第2のパルス信号の周期(s)、Vはキャプスタンモー
    タの速度が整定している時の磁気テープ移動速度(m/
    s)、S1はカウンタのカウントデータから算出する磁
    気テープ移動量(m)、S2はキャプスタンモータが起
    動してから速度がVに整定するまでの磁気テープ移動量
    (m)、Zはキャプスタンモータが起動してから速度が
    Vに整定するまでの所要時間(s)、Rは第1の時間デ
    ータ(s)、Pは第2の時間データ(s)である。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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