JPS62195751A

JPS62195751A - テ−プ移送制御装置

Info

Publication number: JPS62195751A
Application number: JP61035191A
Authority: JP
Inventors: Fujio Tajima; 田島　富士雄; Toshiharu Kawamura; 川村　俊治; Munetake Kanna; 漢那　宗丈
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1986-02-21
Filing date: 1986-02-21
Publication date: 1987-08-28

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明はテープ移送制御装置に関し、更に具体的に言え
ば、バッファの無いリール間直接テープ移送装置におい
て、磁気テープを一方のリールから他方のリールへ移送
するためのテープ移送制御装置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来のこの種の装置は、例えば特開昭５２−６２００４
号公報に記載のように、テープ速度タコメータの信号を
用いた閉ループ速度制御系であるが、テープ始動直後よ
り所定速度に至るまでの加速時間での速度目標値は一定
であり、速度誤差の大きい加速途中は、誤差抑圧回路か
ら最大加速度を発生する構成となっていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

この結果、速度のフィードバック補償が有効なのは所定
速度を中心とする前後の狭い範囲に限定されており、モ
ータなど装置を構成する部品などのばらつき誤差の影響
が大きく表オ〕れる加速途中に起因する性能低化につい
ては配慮されていなかった。さらに、技術ポイントを明
確にするために第７図〜第９図にて説明する。第７図で
は、−例としてテープ速度の目標値（実線）と実テープ
の速度（破線）を示す。加速時間において、テープ速度
の目標値は一定であるため、テープ速度誤差（実線）は
第８図のごとく、テープ始動時に最大となる。この速度
誤差信号は、テープ速度を一定に制御するためのモータ
操作信号に変換されるが、従来技術では、千−夕に与え
る最大加速度を所定の値以下に抑える配慮から抑圧回路
が使われた。

第９図は抑圧回路通過後のテープ速度誤差（実線）を示
したものである。なお、第９図において、破線は抑圧回
路通過前のテープ速度誤差を示す。干−タ操作信号はこ
の抑圧回路の出力に比例して決めるため、この抑圧回路
の出力信号からモータ操作信号を推定することが可能で
ある。すなわり、速度誤差が抑圧レベルＶ＋、以上の場
合には、値の一定な最大加速信号を設定することになり
、速度フィードバック補償が無効となる。この結果より
、加速時間における速度フィードバック補償が有効とな
る範囲が狭に載囲に限定されることが判る。

本発明の目的は、リール間直接テープ移送装置であって
、装置を構成する部品などのばらつき誤差があるような
場合にも良好に動作し得ろテープ移送装置を提供するこ
とである。

〔問題点を解決するための手段〕

上記の目的は、テープ速度の目標値を、テープ速度が所
定速度に至るまでの加速途中で、テープ速度の増加に合
わせて切換えるようにし、加速途中での速度誤差を小さ
くすることに本番）達成されろ。

〔作用〕

このようにすると抑圧回路を必要とせず、この結果、速
度フィードバック補償が、加速途中においても有効とな
番）、装置を構成する部品などのばらつき誤差の補償が
可能となる。

［実施例］テープ移送装置は、リール間直接テープ移送装置であっ
て、各リール軸の１回転中のテープ移送量を測定するた
めに、テープ移送路に速度タコメータを用いている。各
リールに巻かれたテープ半径は、各リール軸の回転毎に
生ずる速度タコメータの出力パルス数を計数して求める
ことができ、旧つテープの移送につれて遂次修正できる
ようになっている。テープ半径は対応する慣性値に変換
できる。そして、テープの所望の始動及び停止操作を行
い■つテープの張力及び速度を一定に維持するように、
慣性値に基づいて各リールモータの駆動電流の値を計算
できる。

以下１本発明の一実施例を第１図により説明する。磁気
テープ５は、供給リール４及び巻取リリール３に巻かれ
ており、途中張力センサ９．磁気ヘツド６、及び速度タ
コメータ８を経て一方のリールから他方のリールへ移送
する。両リール３゜４は各モータ１，２の軸に結合され
ており、それぞれにはり−ルタコメータ（図示せず）が
結合されている。テープの運動制御のために必要なリー
ル半径は、このリールタコメータと速度タコメータとか
ら計測する。検出器１０．ＩＩ、１．２は各タコメータ
からパルス信号を発生するためのものである。一方、検
出器１３は張力センサ９の張力出力を電気信号に変換す
るものである。これら各センサからの信号１７，１８，
１９，２０を使い制御器１６はテープの運動制御を行う
。また、電力増幅器１４，１．５は制御器１６のモータ
操作信号をモータ駆動信号に変換する。

次に本発明の詳細な説明するために、制御器１６内のテ
ープ速度制御に関する部分をぬき出しく６）て第２図にその構成を示す。テープ速度の検１１冒よ、
速度タコメータからのパルス信号１７の周期時間を計数
する方法が用いられる。また、この周期時間は通常時間
間隔が一定なりロックパルスの個数として表現される。

速度誤差検出器２５はカウンタ回路で構成されており、
速度タコメータからのパルス信号１７の周期時間に通過
するクロックパルス３１を計数する。ここで、速度目標
値２３は、このクロックパルスの個数として、速度目標
発生器２８から速度誤差検出器２５ヘプリセツトできる
。検出した速度誤差は速度アンプ２６．２７で別々に両
モータの操作信号２１．．２２として変換する。

本発明の特徴点を明確にするため、第４図、第５図にて
説明する。第４図はテープ速度目標値の一例（実線）で
あり、実テープ速度（破線）との速度誤差が常に最小に
なるよう工夫してて決められる。この結果、第５図に示
すように、速度誤差（実線）は、抑圧ＶベルＶＬ以下に
することができ、モータ操作信号２１．２２に変換する
際に、抑圧回路なしでモータに与える最大加速度を所定
値以下に抑えることが可能となる。ただし、速度目標値
の設定には、速度アンプ２６．２７のゲイン定数とモー
タ負荷の値を同時に考えることにより実現できる。この
結果、速度フィードバック補償が有効となる領域をテー
プ加速時間の全域に拡大することができる。以下第５図
にて説明したことを実現するための具体的構成を第２図
及び第３図を用いて説明する。第３図は本発明の特徴と
する速度目標値発生器２８の詳細図である。この回路は
カウンタ３０メモリ回路２９９時間間隔の一定なりロッ
クパルス３１及びこれらを制御する回路などから構成さ
れる。

ますカウンタ３０とクロックパルス３１とから加速時間
に相当する時間軸が計数される。この引数された時間軸
をアドレスとしてメモリ回路２９にあらかじめ書き込ま
れであるデータが参照される。ここで、メモリ回路２９
内の速度目標値２３は、速度タコメータ８からのパルス
信号１７に同期して、誤差検出器２５ヘプリセツトでき
る。

加速時間に設定する速度目標値は、速度目標値発生器２
８がメ干り回路２９を用いる構成のため、任意の値に設
定することができる。第６図にその例を示す。実線ａは
テープ速動時と所定速度突入時における速度目標値の変
化割合を小さくしたことに特徴がある。速度の変化割合
は物理的には加速度と同じ意味を持つから、テープ始動
時○印Ａ部と所定速度突入時Ｏ印Ｂ部におけるテープ加
速度を小さく駆動することができ、テープ起動、停止１
１時における振動発生の低減を可能とする。また。

破線すは速度目標値の変化割合を一定にしたことに特徴
がある。これは物理的には一定加速度でテープを駆動す
る意味を持つ。

〔発明の効果〕

以上説明した装置によれば、テープの加速及び減速途中
においても、速度フィードバック補償を有効に行うこと
が可能となる。テープの加速及び減速途中は特に大きな
モータ電流を必要とし、テープ移送装置を構成する部品
のばらつきの影響が表われやすく、テープ走行性能を低
下する要因となっていた従来技術の問題点を解消するこ
とができた。別の視点から見ると、従来技術ではテープ
走行性能を確保する必要から構成部品公差を厳しく選別
することが行われており、装置の製造コストを引上げる
原因となっていたが、本発明により装置の製造コスト低
下を可能にした。また、ばらつき誤差の影響を吸収する
ため個別に調整する作業を必要としたが、本発明により
無調整化可能となり製造コストの低下につながった。

また、本発明によれば、テープの運動における始動して
から停止するまでの間において、速度誤差値の変化率を
小さくするようにテープ速度の目標値が設定されるので
、従来技術で必要としていた抑圧回路を使うことなく、
モータに与える最大加速度を所定値以下に抑えることが
できる。この結果、テープに必要以上の加速度を付加す
ることなくテープ速度のフィードバック制御が可能とな
る。因に、テープの運動に伴なって付附的に発生するテ
ープ振動の振幅はテープに付加される加速度に比例する
ことが知られており、テープ振動の抑圧においても効果
がある。

〔発明の効果〕

以１―説明したように、本発明によれば、装置を槽成す
る部品などのばらつき誤差があるような場合いもテープ
移送を良好に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の全体構成図、第２図は第１
図における制御器内の速度制御器の構成図、第３図は第
２図におけろ速度目標（Ｍ″ｊ十発生器の詳細図、第４
図〜第６図はテープ速度の目標値及び誤差の時間応答を
示す図、第７図〜第９図は従来技術を説明するためのテ
ープ速Ｊ「の目標値及び誤差の時間応答を示す図である
。３・・・巻取リリール、４・・・供給リール、５・・・
磁気テープ、６・・・磁気ヘッド、８・・・速度タコメ
ータ、９・・・途中張力センサ、１３・・・検出器、１
６・・・制御器、２５・・・速度誤差検出器、２８・・
・速度■ｗ信号発生器、３４・・・カウンタ、３３・・
・読出専用記憶回路。

Claims

【特許請求の範囲】１、それぞれ別個のモータによって、リールを駆動し、
一方のリールから読み書きヘッドのところを通って他方
のリールまでバッファなしにテープを移送し、その際、
読み書きヘッドのところにおいてテープの適切な移送状
態を維持するリール間直接テープ移送制御装置において
、前記テープの加速及び減速時間におけるテープ速度の
目標値を、実テープ速度の増加または減少具合に合わせ
て切換えるようにした事を特徴とするテープ移送制御装
置。２、テープ速度の目標値と、上記テープ移送装置におけ
る実テープ速度とを比較した速度誤差値を、テープの運
動における始動してから停止するまでの間において、速
度誤差値の変化率を小さくするように上記テープ速度の
目標値を設定した事を特徴とする特許請求の範囲第１項
記載のテープ移送制御装置。３、テープの加速及び減速時間におけるテープ速度の目
標値を、テープの加速及び減速時間に渡って、上記目標
値の変化割合を一定とした事を特徴とする特許請求の範
囲第１項記載のテープ移送制御装置。４、テープの加速及び減速時間におけるテープ速度の目
標値を、テープ始動時と所定速度になる直前の時点で、
上記テープ速度の目標値の変化割合を小さくしたことを
特徴とする特許請求の範囲第１項記載のテープ移送制御
装置。