JPH0619532Y2 - 鎮痛鎮痒剤用エアゾ−ル装置 - Google Patents

鎮痛鎮痒剤用エアゾ−ル装置

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JPH0619532Y2
JPH0619532Y2 JP1987183148U JP18314887U JPH0619532Y2 JP H0619532 Y2 JPH0619532 Y2 JP H0619532Y2 JP 1987183148 U JP1987183148 U JP 1987183148U JP 18314887 U JP18314887 U JP 18314887U JP H0619532 Y2 JPH0619532 Y2 JP H0619532Y2
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JP
Japan
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analgesic
antipruritic
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aerosol
injection port
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Application number
JP1987183148U
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JPH0187744U (ja
Inventor
聡 目加多
Original Assignee
大阪エヤゾ−ル工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は鎮痛鎮痒剤用エアゾール装置に関する。さらに
詳しくは、虫などに噛まれて痒くなったところに鎮痛鎮
痒剤を噴霧するためのエアゾール装置に関する。
〔従来の技術〕
従来は鎮痛鎮痒剤用エアゾール装置にも一般的な構造の
エアゾール容器が用いられている。すなわち、第7図に
示されるように、上端部に噴射ボタン(52)が取りつられ
た小形のエアゾール容器(51)が用いられている。そし
て、このエアゾール容器(51)の内部には適宜の鎮痛鎮痒
剤が充填されている。
使用するときは、噴口(53)を虫などに噛まれて痒くなっ
た患部(D)に向け、鎮痛鎮痒剤を噴霧する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが従来のエアゾール装置では、鎮痛鎮痒剤がどう
しても広く飛散するので、患部(D)だけでなくその周囲
に広く鎮痛鎮痒剤が塗布され、そのため不快な感じがし
たり衣服が汚れたりする。またその割に患部(D)への塗
布量が少ないという問題がある。
一方、整髪剤や制汗剤を一定の範囲だけに噴霧させるこ
とを目的として、噴出口の周囲を囲む環状壁を備えたカ
ップ状の部材をステムに固着することが提案されている
(実開昭51-159012号公報参照)。このものはカップ状
の部材を目的部に押し当てて、環状壁内に噴霧空間を形
成することができる。
しかしこのものは頭髪など隙間が多い部位や背中など凹
凸のある硬い部位に押し当てるばあいはともかく、虫に
さされやすい腕や脚など比較的柔軟で平坦な部位に対し
ては所望の効果を発揮しえない。すなわちカップ部材を
押し当てるとその内部が気密になり、圧力が上昇して適
切な霧化作用が妨げられると共に、噴霧ガスがカップ部
材と目的部とのわずかな隙間から高速で散逸するので、
薬剤も噴射ガスと一緒に飛散してしまうという問題があ
る。
本考案はかかる事情に鑑み、痒みのある患部だけに鎮痛
鎮痒剤を塗布するのに好適なエアゾール装置を提供する
ことを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の鎮痛鎮痒剤用エアゾール装置は、鎮痛鎮痒剤が
充填されたエアゾール容器と、該エアゾール容器の上端
部に取りつけられたバルブアッセンブリのステムに取り
つけられたカバー部材とからなり、前記カバー部材が前
記ステムの延長方向に鎮痛鎮痒剤が噴出するように向け
られた噴口と、その上端が前記噴口より所定距離だけ離
れるように噴口を囲んで立ち上がる防壁とを備えてお
り、前記防壁の上端に、防壁で囲まれた内部空間と外部
とを連通する横向きの通路が形成されていることを特徴
としている。
〔作用〕
本考案では鎮痛鎮痒剤を噴霧するとカバー部材の防壁で
鎮痛鎮痒剤の飛散が防止される。さらに柔らかい患部に
対してカバー部材を押し当てても、防壁の上端の横向き
の通路から噴射ガスが逃げるので、防壁の内部空間の内
圧が上昇しない。
そのため通路から逃げる噴射ガスの速度も低いので、通
路からは噴射ガスのみが逃げ、薬液の微粒子はまっすぐ
患部まで到達する。さらに患部と噴口の距離は常時適切
に維持されるそのため患部にのみ鎮痛鎮痒剤を塗布する
ことができる。
〔実施例〕 つぎに本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案の一実施例にかかわるエアゾール装置の
斜視図、第2図は第1図に示されたエアゾール装置の使
用状態における要部断面図、第3図および第4図は他の
実施例におけるカバー部材の斜視図および断面図、第5
図および第6図はさらに他の実施例におけるカバー部材
の斜視図および断面図である。
第1〜2図において、(1)はエアゾール容器であり、こ
の内部にはジフェンヒドラミン、d−メートール、カ
ンフル、サリチル酸メチルなどのアルコール性水溶液な
どの鎮痛鎮痒剤が入れられている。エアゾール容器(1)
の大きさは任意であるが、一般に片手で軽く握れる程度
の小形のものが好ましい。このエアゾール容器(1)の上
端の口部(2)には円筒状の合成樹脂製肩部材(3)が嵌着さ
れている。前記口部(2)の内部にはバルブアッセンブリ
(4)が固定されており、そのステム(5)が口部(2)より突
出している。
図中に示された符号(6)はカバー部材である。本実施例
のカバー部材(6)は上端が開口された有底筒状の部材で
あり、底部(7)および側壁(8)を有している。底部(7)お
よび側壁(8)は実用新案登録請求の範囲に記載する防壁
を構成している。前記底部(7)の中央には噴口(9)が開口
しており、これはステム(5)に連通し、かつステム(5)の
延長方向に噴射するように向けられている。また側壁
(8)の上端縁には数個の切り欠き(11)が形成されてい
る。
本実施例では、第2図に示されるように手や足などの人
体(B)が虫などに噛まれて痒くなったとき、患部(D)にカ
バー部材(6)の開口端を押し当て、軽くエアゾール容器
(1)を押し込むと、ステム(5)がバルブアッセンブリ(4)
内に押し込まれてバルブが開き、鎮痛鎮痒剤が噴口(9)
から噴霧される。噴霧された鎮痛鎮痒剤は側壁(8)によ
って飛散を防止され、ほとんど全量が患部(D)にのみ噴
霧される。なお、切り欠き(11)から噴射ガスが低速で逃
げるので、鎮痛鎮痒剤の薬液は噴射ガスと共に外部に逃
げることなく患部(D)にまっすぐに向うことになる。ま
た防壁内の圧力が上昇しないので、鎮痛鎮痒剤を持続し
て噴霧しつづけることもでき、それにより患部(D)に充
分な量の鎮痛鎮痒剤を塗布することができる。
つぎに他の実施例を第3図〜4図に基づき説明する。こ
の実施例では、カバー部材(16)が図示のごとく、底部
(7)より噴射筒(17)が延び、その上端に噴射口(9)が開口
している。その余の構成は先の実施例と異なることはな
い。
この実施例においても先の実施例と同様に鎮痛鎮痒剤を
患部(D)だけに噴霧することができる。
さらに他の実施例を第5〜6図に基づき説明する。この
実施例では、カバー部材(26)がドーム状の形状であり、
その頂部にスリット状の切り込み(27)が形成されてい
る。この切り込み(27)の両側の立壁が実用新案登録請求
の範囲にいう防壁であり、切り込み(27)の前後の開口が
通路である。切り込み(27)の底部には噴口(9)が開口し
ている。
この実施例においても、鎮痛鎮痒剤の飛散が立壁(28)に
より防止され、患部(D)のみへの鎮痛鎮痒剤の塗布が可
能である。
以上に本考案の各実施例を説明したが、本考案はこれら
の実施例に限られることなくその要旨を逸脱しない範囲
で種々の変更例を採用することができる。
〔考案の効果〕
本考案によれば患部にのみ鎮痛鎮痒剤を塗布することが
でき、その周囲に鎮痛鎮痒剤を飛散、塗布させないで、
不快感を感じることなく、衣服を汚すこともない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例にかかわるエアゾール装置の
斜視図、第2図は第1図に示されたエアゾール装置の使
用状態における要部断面図、第3図および第4図は他の
実施例におけるカバー部材の斜視図および断面図、第5
図および第6図はさらに他の実施例におけるカバー部材
の斜視図および断面図、第7図は従来のエアゾール装置
の斜視図である。 (図面の主要符号) (1):エアゾール容器 (4):バルブアッセンブリ (5):ステム (6)、(16)、(26):カバー部材 (8):側壁 (9):開口 (11):切り欠き
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65D 83/36

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】鎮痛鎮痒剤が充填されたエアゾール容器
    と、該エアゾール容器の上端部に取りつけられたバルブ
    アッセンブリのステムに取りつけられたカバー部材とか
    らなり、前記カバー部材が前記ステムの延長方向に噴射
    するように向けられた噴口と、その上端が前記噴口より
    所定距離だけ離れるように噴口を囲んで立ち上がる防壁
    とを備えており、前記防壁の上端に、防壁で囲まれた内
    部空間と外部とを連通する横向きの通路が形成されてな
    る鎮痛鎮痒剤用エアゾール装置。
  2. 【請求項2】前記カバー部材が、上端が開口された有底
    筒状部材であり、前記横向きの通路が該筒状部材の上端
    に形成された切欠きであり、底部に噴口が開口している
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の鎮痛鎮痒剤用エア
    ゾール装置。
  3. 【請求項3】前記カバー部材が、ドーム状部材の頂部に
    スリット状の内部空間が形成されたものである実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の鎮痛鎮痒剤用エアゾール装
    置。
JP1987183148U 1987-11-30 1987-11-30 鎮痛鎮痒剤用エアゾ−ル装置 Expired - Lifetime JPH0619532Y2 (ja)

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JPH0187744U JPH0187744U (ja) 1989-06-09
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001139492A (ja) * 1999-11-11 2001-05-22 Toyo Aerosol Ind Co Ltd 消炎鎮痛剤含有エアゾール組成物およびエアゾール製品
JP2013010757A (ja) * 2011-06-03 2013-01-17 Daizo:Kk エアゾール組成物およびエアゾール製品

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